JP2813442B2 - 搬送用電車の集電装置 - Google Patents

搬送用電車の集電装置

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JP2813442B2 JP2244768A JP24476890A JP2813442B2 JP 2813442 B2 JP2813442 B2 JP 2813442B2 JP 2244768 A JP2244768 A JP 2244768A JP 24476890 A JP24476890 A JP 24476890A JP 2813442 B2 JP2813442 B2 JP 2813442B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、ガイドレールに移動可能に支持された搬送
用電車の集電装置に関するものである。
(従来の技術及びその問題点) この種の搬送用電車には、ガイドレールに側面に配設
された給電レールに対し摺接する集電子を備えた集電装
置が取り付けられるが、前記集電子は定期的に点検し
て、摩耗の程度に応じて適宜取り替える必要がある。
一方、このような集電装置では、集電子が平行リンク
機構などにより給電レールに対する遠近方向移動可能に
電車機枠に取り付けられ、そしてスプリングにより給電
レール側に付勢されているので、集電子の点検時には、
前記スプリングの付勢力に抗して集電子を給電レールか
ら引き離すように或る程度は移動させることはできる
が、点検や取り替え作業を容易に行おうとすれば、集電
装置全体を電車機枠から取り外さなければならないの
で、手間と時間がかかり、作業を能率良く行うことがで
きなかった。
(課題を解決するための手段) 本発明は上記のような従来の問題点を解消し得る搬送
用電車の集電装置を提供することを目的とするものであ
って、その手段を後述する実施例の参照符号を付して示
すと、搬送用電車6に、当該搬送用電車6を案内するガ
イドレール1の側面に配設された給電レール5に対し適
当間隔を隔てて対面する集電子取付け用ブラケット12A
を当該電車6の走行方向と平行に片持ち状に突設し、こ
のブラケット12Aの前記給電レール5側に支持手段35を
介して集電子34を取り付けた搬送用電車の集電装置であ
って、前記支持手段35には、前記ブラケット12Aに対す
る取付け用基板32を設け、この基板32の電車走行方向の
外端には前記ブラケット12Aの遊端垂直面12aに当接する
折曲板部32bを連設するとともに、当該折曲板32bと前記
ブラケット12Aの遊端垂直面12aとを止めねじ33により着
脱自在に止着し、前記基板32の電車走行方向の内端は、
前記ブラケット12Aに対し電車走行方向と平行な方向に
一定範囲内で移動可能な垂直支軸31の周りに揺動可能に
枢着し、前記止めねじ33による止着を解くことにより、
前記集電子34を、支持手段35及び取付け用基板32ととも
に前記ブラケット12Aと給電レール5との間から外側へ
電車走行方向に引き出した後、前記垂直支軸31の周りに
ガイドレール1から遠ざかる方向に揺動させ得る構成と
なっている。
(実施例) 以下に本発明の一実施例を添付の例示図に基づいて説
明する。
第1図及び第2図において、1は天井側に架設された
断面略Cの字形のガイドレールであって、第4図に示す
ように下側の支持用水平レール部2と、上下一対の左右
横方向振れ止め用垂直レール部3a,3bとを備え、垂直壁
部4の内側には、給電レール5が敷設されている。6は
搬送用電車であって、その電車機枠7の中央部に、前記
ガイドレール1に遊嵌して前記支持用水平レール部2上
に乗る駆動車輪8が軸支され、前記電車機枠7の前後両
端張り出し部7a,7bに、前記駆動車輪8の前後両側で下
側の前記振れ止め用垂直レール部3aを左右両側から挟む
左右一対の振れ止め用垂直軸ローラ9,10と、前記駆動車
輪8の前後片側で上側の前記振れ止め用垂直レール部3b
を左右両側から挟む左右一対の振れ止め用垂直軸ローラ
11とが軸支されると共に、前後一対の集電子取付け用ブ
ラケット12A,12Bが当該電車6の走行方向と平行に片持
ち状に突設されている。
第3図に示すように、前記駆動車輪8は、ダイレクト
ドライブモーター(以下、DDモーターと略称する)13の
中央を貫通し且つ内端近傍部が電車機枠7に軸受14aを
介して支承された水平駆動軸14の内端に取り付けられ、
当該水平駆動軸14の外た近傍箇所に形成されたスプライ
ン軸部14bにスプライン嵌合させた回転盤15が前記DDモ
ーター13における外側ロータ16の外端に固着され、前記
DDモーター13の筒状内側ステータ17の内端が前記電車機
枠7に固着され、更に前記DDモーター13の上下両側部及
び外端部を覆うコの字形のカバー18が前記電車機枠7に
取り付けられ、このカバー18から突出する前記水平駆動
軸14の外端と前記カバー18との間に電磁ブレーキ19が介
装されている。
第1図及び第2図に示すように、前記ガイドレール1
の下側に張り出す電車機枠7の下端部7cには、前記駆動
車輪8の真下位置から前後方向になど距離だけ離れた箇
所で、前記ガイドレール1における下側の支持用水平レ
ール部2の下側面に近接するバックアップ用水平軸ロー
ラー20a,20bが軸支されている。また、前記電車機枠7
の下端部7cには、左右一対のブラケット21を介して、被
搬送物支持装置22が吊り下げられている。この被搬送物
支持装置22は、3本の吊下用平ベルト23a〜23cの巻き上
げ繰り出し用回転体24a〜24cと、これら回転体24a〜24c
を正逆回転させるモーター25とを備えた昇降駆動手段2
6、及び前記3本の吊下用平ベルト23a〜23cで昇降可能
に吊り下げられたハンガーユニット27から構成されてい
る。尚、前記昇降駆動手段26は、左右一対の同心支軸28
を介して前後揺動可能に前記ブラケット21に吊り下げら
れている。
なお、第2図及び第3図中、29は前記電車機枠7の下
端部7cに、ガイドレール1を挟んで前記駆動車輪8及び
DDモーター13のある側とは反対側に位置するように取り
付けられた制御ボックスである。
第4図〜第6図に詳細を示すように、前記前後一対の
集電子取り付けブラケット12A,12Bは矩形枠状のもの
で、その上下両側壁部には、夫々電車走行方向と平行な
長孔30が形成され、この上下一対の長孔30を貫通する垂
直支軸31の両端に、前記集電子取付け用ブラケット12A,
12Bの内側(給電レール5のある側)に配置された集電
子取付け用基板32の内端に形成されている上下一対の折
曲板32aを、当該基板32が給電レール5に対する遠近方
向に揺動可能に枢着すると共に、前記基板32の外端中央
部に形成されている折曲板部32bを、前記ブラケット12
A,12Bの遊端垂直面12aに当接させて1本の止めねじ33に
より着脱自在に止着している。
前記各集電子取り付け用基板32の内側には、給電レー
ル5の各給電線5a(実施例では第6図に示すように3本
の給電線5a)に対応させて、上下方向複数個の集電子34
が各々支持手段35を介して取り付けられている。各支持
手段35は、基板32に固着突設された水平支軸36、当該水
平支軸36に回転可能に遊嵌された回転体37、集電子34の
後側中央部に内端部を垂直支軸38により揺動可能に枢着
した水平支軸39、当該水平支軸39に回転可能に遊嵌され
た回転体40、当該回転体40が前記回転体37に対し平行な
姿勢で給電レール5に対し遠近方向に揺動し得るように
両回転体37,40を連結する平行リンク41,42、及び前記平
行リング41,42を介して回転体40を給電レール5の側へ
付勢するスプリング(図示省略)から構成されている。
上記の支持手段35によって支持された各集電子34は、
第6図に示すように給電レール5の各溝内に嵌合して給
電線5aに圧接されるが、ガイドレール1の水平カーブ及
び垂直カーブに応じて前記給電レール5がカーブする箇
所においても、給電レール5の各溝内に嵌合している各
集電子34が当該給電レール5のカーブに円滑に追従し得
ることは、前記支持手段35の構造から容易に理解し得る
であろう。
以上のように構成された搬送用電車6は、給電レール
5から各給電線1本当り前後2個の集電子34及び制御ボ
ックス29内の制御装置を介してDDモーター13に給電し、
以て当該DDモーター13の外側ロータ16を回転させ、当該
外側モータ16の回転を回転盤15及び水平駆動軸14を介し
て駆動車輪8に伝達して、当該駆動車輪8を正逆任意の
方向に回転駆動させることにより、ガイドレール1に沿
って前進走行または後進走行させることができる。ま
た、同様に、被搬送物支持装置22の昇降駆動手段26にお
けるモーター25に給電し、3つの巻き上げ繰り出し用回
転体24a〜24cを同一速度で繰り出し方向または巻き上げ
方向に連動回転させて、3本の吊下用平ベルト23a〜23c
を繰り出すかまたは巻き上げることにより、これら吊下
用平ベルト23a〜23cによって吊り下げられたハンガーユ
ニット27を搬送用電車6に対し下降または上昇させるこ
とができる。
しかして、集電子34を点検したり交換するような場合
には、第4図〜第6図に示す止めねじ33を外して、垂直
支軸31をブラケット12A,12Bの長孔30に沿って移動させ
るように基板32を電車走行方向に引っ張り出し、そして
垂直支軸31が長孔30の外端に達したとことで、第4図に
仮想線で示すように基板32を当該垂直支軸31を中心に手
前に回動させることにより、当該基板32の内側に支持手
段35を介して取り付けられている集電子34を、ガイドレ
ール1(給電レール5)から大きく離間させると共に、
向きも外向きに変えることができる。集電子34を再び元
の位置にセットするときは、前記とは逆方向に基板32を
移動させて、外端折曲板部32をブラケット12A,12Bの遊
端垂直面12aに当接させ、止めねじ33により前記外端折
曲板部32をブラケット遊端垂直面12aに止着すれば良
い。
なお、基板32をブラケット12A,12Bの内側所定位置に
固定したときに垂直支軸31は長孔30の内端部に位置する
が、このとき、基板内端折曲板部32aとブラケット12A,1
2Bとの間に遊びを無くして、基板32ががたつかないよう
にするため、第4図に示すように長孔30の内端部30aの
巾を垂直支軸31に摺接する程度に狭くすると共に、第5
図に示すように長孔30の内端部30a位置でのブラケット1
2A,12Bの巾を上下両折曲板部32aの内面に圧接し得る程
度に広げることができる。
(発明の作用及び効果) 以上のように本発明の集電装置によれば、集電子を点
検や交換作業などのために給電レールから引き離す場
合、支持手段を介して当該集電子を内側に取り付けてい
る取付け用基板の外端折曲板部を電車側のブラケットの
遊端垂直面に止着している止めねじを外した後、当該基
板を前記ブラケットとガイドレールとの間から電車走行
方向に引き出し、当該基板の内端部を枢着している垂直
支軸が移動範囲の外端に達したところで前記取付け用基
板を、前記垂直支軸を中心にガイドレールから離れる方
向に回動させることにより、前記集電子を給電レールか
ら大きく引き離すと共に向きを外向きに変えることがで
きる。
即ち、集電子を使用する状況では、当該集電子を電車
側の集電子取付け用ブラケットとガイドレールとの間に
配置して、当該集電子及び当該集電子を支持する支持手
段を前記電車側のブラケットで完全に覆い隠して保護す
る状態としながら、前記基板の外端部を止着している止
めねじを外すだけで、集電子を簡単に給電レールから大
きく引き離すと共に向きを外向きに変えて、点検や交換
などの作業を簡単且つ容易に行うことができるのであ
る。また、集電子を元の位置にセットすることも簡単容
易に行える。
さらに、集電子側の取付け用基板と電車側の集電子取
付け用ブラケットとの結合構造が、移動可能な垂直支軸
と止めねじを使用するだけの極めて簡単でコンパクトに
構成し得るものであり、安価に実施することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は側面図、第2図はガイドレールを縦断面で表す
正面図、第3図は搬送用電車のみを示す一部横断平面
図、第4図は集電子取り付け構造を示す要部の平面図、
第5図は第4図の一部切り欠き縦断面図、第6図は給電
レールを縦断面で示す要部の正面図である。 1……ガイドレール、5……給電レール、5a……給電
線、6……搬送用電車、7……電車機枠、8……駆動車
輪、12A,12B……集電子取付け用ブラケット、12a……遊
端垂直面、13……ダイレクトドライブモーター(DDモー
ター)、30……長孔、31……垂直支軸、32……集電子取
付け用基板、32a,32b……折曲板部、33……止めねじ、3
4……集電子、35……支持手段。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】搬送用電車に、当該搬送用電車を案内する
    ガイドレールの側面に配設された給電レールに対し適当
    間隔を隔てて対面する集電子取付け用ブラケットを当該
    電車の走行方向と平行に片持ち状に突設し、このブラケ
    ットの前記給電レール側に支持手段を介して集電子を取
    り付けた搬送用電車の集電装置であって、 前記支持手段には、前記ブラケットに対する取付け用基
    板を設け、この基板の電車走行方向の外端には前記ブラ
    ケットの遊端垂直面に当接する折曲板部を連設するとと
    もに、当該折曲板部と前記ブラケットの遊端垂直面とを
    止めねじにより着脱自在に止着し、前記基板の電車走行
    方向の内端は、前記ブラケットに対し電車走行方向と平
    行な方向に一定範囲内で移動可能な垂直支軸の周りに揺
    動可能に枢着し、 前記止めねじによる止着を解くことにより、前記集電子
    を、支持手段及び取付け用基板とともに前記ブラケット
    と給電レールとの間から外側へ電車走行方向に引き出し
    た後、前記垂直支軸の周りにガイドレールから遠ざかる
    方向に揺動させ得るようにした、 搬送用電車の集電装置。
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JPS5919355Y2 (ja) * 1979-02-28 1984-06-04 日立電線株式会社 トロリ−バスダクトの集電装置

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