JP2745078B2 - 搬送用電車 - Google Patents
搬送用電車Info
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- JP2745078B2 JP2745078B2 JP2244767A JP24476790A JP2745078B2 JP 2745078 B2 JP2745078 B2 JP 2745078B2 JP 2244767 A JP2244767 A JP 2244767A JP 24476790 A JP24476790 A JP 24476790A JP 2745078 B2 JP2745078 B2 JP 2745078B2
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Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、1本のガイドレールの支持用レール部上を
転動する駆動車輪と、前記ガイドレールの左右横方向振
れ止め用レール部に係合する振れ止め用垂直軸ローラー
とを備えた搬送用電車に関するものである。
転動する駆動車輪と、前記ガイドレールの左右横方向振
れ止め用レール部に係合する振れ止め用垂直軸ローラー
とを備えた搬送用電車に関するものである。
(従来の技術及びその問題点) この種の搬送用電車、特に、ダイレクトドライブモー
ターで駆動される1つの駆動用車輪だけで搬送用電車全
体を支持するようにした搬送用電車としては、例えば特
開平1-266057号公報に記載されたように、1本のガイド
レールの横側方に配置された電車機枠の上端にダイレク
トドライブモーターを水平横向きに配設し、当該モータ
ーからガイドレールの上方へ突出する出力軸の外端に前
記ガイドレールの支持用レール部上を転動する駆動用車
輪を取り付けたものが知られている。
ターで駆動される1つの駆動用車輪だけで搬送用電車全
体を支持するようにした搬送用電車としては、例えば特
開平1-266057号公報に記載されたように、1本のガイド
レールの横側方に配置された電車機枠の上端にダイレク
トドライブモーターを水平横向きに配設し、当該モータ
ーからガイドレールの上方へ突出する出力軸の外端に前
記ガイドレールの支持用レール部上を転動する駆動用車
輪を取り付けたものが知られている。
しかしながら、前記公報に記載された従来の構成で
は、電車全体の電車走行方向のバランスは良いが、ガイ
ドレールに対し前記ダイレクトドライブモーターと同一
側に制御ボックスが配置されていることも相まって、左
右横方向に関しては電車全体のバランスが悪く、低回転
で高トルク駆動が可能で減速機が不要なダイレクトドラ
イブモーターの使用によるメリットが十分に活かされて
いない。
は、電車全体の電車走行方向のバランスは良いが、ガイ
ドレールに対し前記ダイレクトドライブモーターと同一
側に制御ボックスが配置されていることも相まって、左
右横方向に関しては電車全体のバランスが悪く、低回転
で高トルク駆動が可能で減速機が不要なダイレクトドラ
イブモーターの使用によるメリットが十分に活かされて
いない。
(課題を解決するための手段) 本発明は上記のような従来の問題点を解消し得る搬送
用電車を提供することを目的とするものであって、その
手段を後述する実施例の参照符号を付して示すと、断面
略Cの字形の1本のガイドレール1内で当該ガイドレー
ル1の下側支持用レール部2上に乗る駆動車輪8と、ダ
イレクトドライブモーター13と、制御ボックス29と、前
記ガイドレール1の上下一対の相対向垂直レール部3a,3
bに係合する振れ止め用垂直軸ローラー9〜11とを備
え、前記駆動車輪8は水平駆動軸14の内端に取り付けら
れ、当該水平駆動軸14は、前記ガイドレール1の上下一
対の相対向垂直レール部3a,3bの外側に隣接配置された
電車機枠7に、当該ガイドレール1内に入り込むように
配置された軸受け14aを介して左右水平向きに支承さ
れ、前記ダイレクトドライブモーター13は、その内側筒
状ステータ17が前記水平駆動軸14に外嵌する状態で前記
電車機枠7の外側に取り付けられるととも外側ロータ16
が前記水平駆動軸14に連結され、前記制御ボックス29
は、前記ガイドレール1に対し前記ダイレクトドライブ
モーター13のある側とは反対側に配置された構成となっ
ている。
用電車を提供することを目的とするものであって、その
手段を後述する実施例の参照符号を付して示すと、断面
略Cの字形の1本のガイドレール1内で当該ガイドレー
ル1の下側支持用レール部2上に乗る駆動車輪8と、ダ
イレクトドライブモーター13と、制御ボックス29と、前
記ガイドレール1の上下一対の相対向垂直レール部3a,3
bに係合する振れ止め用垂直軸ローラー9〜11とを備
え、前記駆動車輪8は水平駆動軸14の内端に取り付けら
れ、当該水平駆動軸14は、前記ガイドレール1の上下一
対の相対向垂直レール部3a,3bの外側に隣接配置された
電車機枠7に、当該ガイドレール1内に入り込むように
配置された軸受け14aを介して左右水平向きに支承さ
れ、前記ダイレクトドライブモーター13は、その内側筒
状ステータ17が前記水平駆動軸14に外嵌する状態で前記
電車機枠7の外側に取り付けられるととも外側ロータ16
が前記水平駆動軸14に連結され、前記制御ボックス29
は、前記ガイドレール1に対し前記ダイレクトドライブ
モーター13のある側とは反対側に配置された構成となっ
ている。
なお、上記構成の本発明の搬送用電車を実施するに際
し、前記電車機枠7には前記駆動車輪8以外に支持用水
平軸車輪を設けないで、前記駆動車輪8の真下位置で前
記電車機枠7に被搬送物支持装置22を前記揺動自在に吊
り下げることができるし、前記駆動車輪8の真下位置に
対する前後両側に、前記ガイドレール1の下側支持用レ
ール部2の下側面に近接するバックアップ用水平軸ロー
ラー20a,20bを軸支することができる。
し、前記電車機枠7には前記駆動車輪8以外に支持用水
平軸車輪を設けないで、前記駆動車輪8の真下位置で前
記電車機枠7に被搬送物支持装置22を前記揺動自在に吊
り下げることができるし、前記駆動車輪8の真下位置に
対する前後両側に、前記ガイドレール1の下側支持用レ
ール部2の下側面に近接するバックアップ用水平軸ロー
ラー20a,20bを軸支することができる。
(実施例) 以下に本発明の一実施例を添付の例示図に基づいて説
明する。
明する。
第1図及び第2図において、1は天井側に架設された
1本の断面略Cの字形のガイドレールであって、第4図
に詳細を示すように下側の支持用水平レール部2と、上
下一対の相対向垂直レール部3a,3bとを備え、垂直壁部
4の内側には、給電レール5が敷設されている。6は搬
送用電車であって、前記ガイドレール1の上下一対の相
対向垂直レール部3a,3bの外側に隣接配置された電車機
枠7の中央部に、前記ガイドレール1内に遊嵌して前記
下側支持用水平レール部2上に乗る駆動車輪8が軸支さ
れ、前記電車機枠7の前後両端張り出し部7a,7bに、前
記駆動車輪8の前後両側で下側の前記垂直レール部3aを
左右両側から挟む左右一対の振れ止め用垂直軸ローラー
9,10と、前記駆動車輪8の前後何れか片側で上側の前記
垂直レール部3bを左右両側から挟む左右一対の振れ止め
用垂直軸ローラー11とが軸支されると共に、前後一対の
集電ユニット12A,12Bが取り付けられている。
1本の断面略Cの字形のガイドレールであって、第4図
に詳細を示すように下側の支持用水平レール部2と、上
下一対の相対向垂直レール部3a,3bとを備え、垂直壁部
4の内側には、給電レール5が敷設されている。6は搬
送用電車であって、前記ガイドレール1の上下一対の相
対向垂直レール部3a,3bの外側に隣接配置された電車機
枠7の中央部に、前記ガイドレール1内に遊嵌して前記
下側支持用水平レール部2上に乗る駆動車輪8が軸支さ
れ、前記電車機枠7の前後両端張り出し部7a,7bに、前
記駆動車輪8の前後両側で下側の前記垂直レール部3aを
左右両側から挟む左右一対の振れ止め用垂直軸ローラー
9,10と、前記駆動車輪8の前後何れか片側で上側の前記
垂直レール部3bを左右両側から挟む左右一対の振れ止め
用垂直軸ローラー11とが軸支されると共に、前後一対の
集電ユニット12A,12Bが取り付けられている。
第3図及び第4図に示すように、前記駆動車輪8は、
ダイレクトドライブモーター(以下、DDモーターと略称
する)13の内側筒状ステータ17内を同心状に貫通し且つ
内端近傍部を電車機枠7に軸受け14aを介して支承され
た水平駆動軸14の内端に取り付けられている。しかし
て、第4図に示すように前記電車機枠7の水平駆動軸14
を支承する部分はガイドレール1内に入り込むように突
出して、当該部分で前記軸受け14aを介して水平駆動軸1
4を支承している。換言すれば、前記軸受け14aはガイド
レール1内に入り込むように配置されており、駆動用車
輪8は前記電車機枠7の軸受け14aを支持する突出部分
に外嵌するように構成されている。
ダイレクトドライブモーター(以下、DDモーターと略称
する)13の内側筒状ステータ17内を同心状に貫通し且つ
内端近傍部を電車機枠7に軸受け14aを介して支承され
た水平駆動軸14の内端に取り付けられている。しかし
て、第4図に示すように前記電車機枠7の水平駆動軸14
を支承する部分はガイドレール1内に入り込むように突
出して、当該部分で前記軸受け14aを介して水平駆動軸1
4を支承している。換言すれば、前記軸受け14aはガイド
レール1内に入り込むように配置されており、駆動用車
輪8は前記電車機枠7の軸受け14aを支持する突出部分
に外嵌するように構成されている。
上記のように電車機枠7に支承された左右水平向きの
水平駆動軸14の外端近傍箇所にスプライン軸部14bが形
成され、当該スプライン軸部14bにスプライン嵌合させ
た回転盤15が前記DDモーター13における外側ロータ16の
外端に固着され、前記DDモーター13の内側筒状ステータ
17の内端が前記電車機枠7に固着され、更に前記DDモー
ター13の上下両側部と外端部を覆うコの字形のカバー18
が前記電車機枠7に取り付けられ、このカバー18から突
出する前記水平駆動軸14の外端と前記カバー18との間に
電磁ブレーキ19が介装されている。
水平駆動軸14の外端近傍箇所にスプライン軸部14bが形
成され、当該スプライン軸部14bにスプライン嵌合させ
た回転盤15が前記DDモーター13における外側ロータ16の
外端に固着され、前記DDモーター13の内側筒状ステータ
17の内端が前記電車機枠7に固着され、更に前記DDモー
ター13の上下両側部と外端部を覆うコの字形のカバー18
が前記電車機枠7に取り付けられ、このカバー18から突
出する前記水平駆動軸14の外端と前記カバー18との間に
電磁ブレーキ19が介装されている。
第1図及び第2図に示すように、前記ガイドレール1
の下側に張り出す電車機枠7の下端部7cには、前記駆動
車輪8の真下位置から前後方向に等距離だけ離れた箇所
で、前記ガイドレール1における下側の支持用水平レー
ル部2の下側面に近接するバックアップ用水平軸ローラ
ー20a,20bが軸支されている。また、前記電車機枠7の
下端部7cには、左右一対のブラケット21を介して、被搬
送物支持装置22が吊り下げられている。この被搬送物支
持装置22は、3本の吊下用平ベルト23a〜23cの巻き上げ
繰り出し用回転体24a〜24cと、これら回転体24a〜24cを
正逆回転させるモーター25とを備えた昇降駆動手段26、
及び前記3本の吊下用平ベルト23a〜23cで昇降可能に吊
り下げられたハンガーユニット27から構成されている。
の下側に張り出す電車機枠7の下端部7cには、前記駆動
車輪8の真下位置から前後方向に等距離だけ離れた箇所
で、前記ガイドレール1における下側の支持用水平レー
ル部2の下側面に近接するバックアップ用水平軸ローラ
ー20a,20bが軸支されている。また、前記電車機枠7の
下端部7cには、左右一対のブラケット21を介して、被搬
送物支持装置22が吊り下げられている。この被搬送物支
持装置22は、3本の吊下用平ベルト23a〜23cの巻き上げ
繰り出し用回転体24a〜24cと、これら回転体24a〜24cを
正逆回転させるモーター25とを備えた昇降駆動手段26、
及び前記3本の吊下用平ベルト23a〜23cで昇降可能に吊
り下げられたハンガーユニット27から構成されている。
なお、前記昇降駆動手段26は、左右一対の同心支軸28
を介して前後揺動可能に前記ブラケット21に吊り下げら
れている。また、第2図〜第4図中、29は前記電車機枠
7の下端部7cに、ガイドレール1を挟んで前記駆動車輪
8及びDDモーター13のある側とは反対側に位置するよう
に取り付けられた制御ボックスである。
を介して前後揺動可能に前記ブラケット21に吊り下げら
れている。また、第2図〜第4図中、29は前記電車機枠
7の下端部7cに、ガイドレール1を挟んで前記駆動車輪
8及びDDモーター13のある側とは反対側に位置するよう
に取り付けられた制御ボックスである。
以上のように構成された搬送用電車6は、給電レール
5から集電ユニット12A,12B及び制御ボックス29内の制
御装置を介してDDモーター13に給電し、以て当該DDモー
ター13の外側ロータ16を回転させ、当該外側ロータ16の
回転を回転盤15及び水平駆動軸14を介して駆動車輪8に
伝達して、当該駆動車輪8を正逆任意の方向に回転駆動
させることにより、ガイドレール1に沿って前進走行ま
たは後進走行させることができる。このとき、振れ止め
用垂直軸ローラー9〜11がガイドレール1の上下一対の
垂直レール部3a,3bを左右両側から挟んでいるので、搬
送用電車6は左右横方向に振れることなく走行し得る。
また、起動時や停止時に搬送用電車6が駆動車輪8を中
心に前後に回倒することは、バックアップ用水平軸ロー
ラー20aまたは20bがガイドレール1の支持用水平レール
部2の下側面に当接して防止する。そして停止時には、
DDモーター13に対する通電を絶つと共に電磁ブレーキ19
を作動させて水平駆動軸14を制動させて駆動車輪8を固
定することにより、搬送用電車6を所定位置に停止固定
することができる。
5から集電ユニット12A,12B及び制御ボックス29内の制
御装置を介してDDモーター13に給電し、以て当該DDモー
ター13の外側ロータ16を回転させ、当該外側ロータ16の
回転を回転盤15及び水平駆動軸14を介して駆動車輪8に
伝達して、当該駆動車輪8を正逆任意の方向に回転駆動
させることにより、ガイドレール1に沿って前進走行ま
たは後進走行させることができる。このとき、振れ止め
用垂直軸ローラー9〜11がガイドレール1の上下一対の
垂直レール部3a,3bを左右両側から挟んでいるので、搬
送用電車6は左右横方向に振れることなく走行し得る。
また、起動時や停止時に搬送用電車6が駆動車輪8を中
心に前後に回倒することは、バックアップ用水平軸ロー
ラー20aまたは20bがガイドレール1の支持用水平レール
部2の下側面に当接して防止する。そして停止時には、
DDモーター13に対する通電を絶つと共に電磁ブレーキ19
を作動させて水平駆動軸14を制動させて駆動車輪8を固
定することにより、搬送用電車6を所定位置に停止固定
することができる。
上記のように搬送用電車6を走行させることにより、
被搬送物支持装置22のハンガーユニット27に保持させた
被搬送物(図示省略)を搬送することができるのである
が、当該ハンガーユニット27は、被搬送物の積み卸し時
に昇降させることができる。即ち、前記給電レール5か
ら集電ユニット12A,12B及び制御ボックス29内の制御装
置を介して昇降駆動手段26のモーター25に給電し、3つ
の巻き上げ繰り出し用回転体24a〜24cを同一速度で繰り
出し方向または巻き上げ方向に連動回転させて、3本の
吊下用平ベルト23a〜23cを繰り出すかまたは巻き上げる
ことにより、これら吊下用平ベルト23a〜23cによって吊
り下げられたハンガーユニット27を搬送用電車6に対し
下降または上昇させることができる。
被搬送物支持装置22のハンガーユニット27に保持させた
被搬送物(図示省略)を搬送することができるのである
が、当該ハンガーユニット27は、被搬送物の積み卸し時
に昇降させることができる。即ち、前記給電レール5か
ら集電ユニット12A,12B及び制御ボックス29内の制御装
置を介して昇降駆動手段26のモーター25に給電し、3つ
の巻き上げ繰り出し用回転体24a〜24cを同一速度で繰り
出し方向または巻き上げ方向に連動回転させて、3本の
吊下用平ベルト23a〜23cを繰り出すかまたは巻き上げる
ことにより、これら吊下用平ベルト23a〜23cによって吊
り下げられたハンガーユニット27を搬送用電車6に対し
下降または上昇させることができる。
前記被搬送物支持装置22は、搬送用電車6の中央下端
部に支軸28の周りで前後に揺動可能に吊り下げられてい
るので、搬送用電車6が登り勾配部または下り勾配部を
走行するときも、重力により垂直に垂下している。しか
して、搬送用電車6が登り勾配部または下り勾配部を走
行するときは、被搬送物支持装置22を軸支している搬送
用電車6の中央下端部に斜め下向きに重力が作用するの
で、前後一対のバックアップ用水平軸ローラー20a,20b
の内、傾斜下方に位置するローラー20aまたは20bがガイ
ドレール1の下側支持用水平レール部2の下側面に圧接
し、その反力で駆動車輪8が前記ガイドレール1の支持
用水平レール部2上に押し付けられることになり、従っ
て、前記ガイドレール1の支持用水平レール部2に対す
る駆動車輪8の摩擦力が増大し、駆動車輪8がスリップ
するのを防止することになる。この結果、搬送用電車6
は登り勾配部または下り勾配部でも所定の速度で安定的
に走行し得る。
部に支軸28の周りで前後に揺動可能に吊り下げられてい
るので、搬送用電車6が登り勾配部または下り勾配部を
走行するときも、重力により垂直に垂下している。しか
して、搬送用電車6が登り勾配部または下り勾配部を走
行するときは、被搬送物支持装置22を軸支している搬送
用電車6の中央下端部に斜め下向きに重力が作用するの
で、前後一対のバックアップ用水平軸ローラー20a,20b
の内、傾斜下方に位置するローラー20aまたは20bがガイ
ドレール1の下側支持用水平レール部2の下側面に圧接
し、その反力で駆動車輪8が前記ガイドレール1の支持
用水平レール部2上に押し付けられることになり、従っ
て、前記ガイドレール1の支持用水平レール部2に対す
る駆動車輪8の摩擦力が増大し、駆動車輪8がスリップ
するのを防止することになる。この結果、搬送用電車6
は登り勾配部または下り勾配部でも所定の速度で安定的
に走行し得る。
なお、バックアップ用水平軸ローラー20a,20bは本発
明に必須のものではなく、例えば搬送用電車6の走行経
路中に勾配部がなければ、省くことも可能である。
明に必須のものではなく、例えば搬送用電車6の走行経
路中に勾配部がなければ、省くことも可能である。
(発明の作用及び効果) 以上のように本発明の搬送用電車によれば、駆動車輪
を内端部に取り付けた水平駆動軸にDDモーター(ダイレ
クトドライブモーター)の内側筒状ステータを外嵌さ
せ、このモーターの外側ロータと前記水平駆動軸とを連
結すると共に、当該モーターの前記内側筒状ステータと
電車機枠とを連結して、前記駆動車輪を、当該駆動車輪
と同心状に直結されたDDモーターにより低回転、高トル
ク駆動し得るように構成したので、従来のようにモータ
ーと駆動車輪との間に減速機を介在させる必要がなくな
り、減速機付きモーターを駆動用車輪の真横に同心状に
配置する場合と比較してモーター部の横側方への出っ張
りを少なくし得るのであるが、特に本発明の構成によれ
ば、前記駆動車輪を内端に取り付けた水平駆動軸は、前
記ガイドレールの上下一対の相対向垂直レール部の外側
に隣接配置された電車機枠に、当該ガイドレール内に入
り込むように配置された軸受けを介して支承したので、
前記ダイレクトドライブモーター及び電車機枠を前記ガ
イドレールに十分に接近配置させることができる。
を内端部に取り付けた水平駆動軸にDDモーター(ダイレ
クトドライブモーター)の内側筒状ステータを外嵌さ
せ、このモーターの外側ロータと前記水平駆動軸とを連
結すると共に、当該モーターの前記内側筒状ステータと
電車機枠とを連結して、前記駆動車輪を、当該駆動車輪
と同心状に直結されたDDモーターにより低回転、高トル
ク駆動し得るように構成したので、従来のようにモータ
ーと駆動車輪との間に減速機を介在させる必要がなくな
り、減速機付きモーターを駆動用車輪の真横に同心状に
配置する場合と比較してモーター部の横側方への出っ張
りを少なくし得るのであるが、特に本発明の構成によれ
ば、前記駆動車輪を内端に取り付けた水平駆動軸は、前
記ガイドレールの上下一対の相対向垂直レール部の外側
に隣接配置された電車機枠に、当該ガイドレール内に入
り込むように配置された軸受けを介して支承したので、
前記ダイレクトドライブモーター及び電車機枠を前記ガ
イドレールに十分に接近配置させることができる。
従って、前記ダイレクトドライブモーター部の横側方
への出っ張り量を十分に小さくすることができる。この
ことと、前記制御ボックスを前記ガイドレールに対し前
記ダイレクトドライブモーターのある側とは反対側に配
置したこととによって、電車全体の左右横方向のバラン
スが非常に良くなり、断面略Cの字形の上下一対の垂直
レール部、即ち、板厚だけの巾の非常に狭い垂直レール
部を挟む振れ止め用垂直軸ローラーであっても、十分に
電車の振れ止め効果を発揮させることができ、ダイレク
トドライブモーターを使用したことによるメリットを十
分に発揮させて、電車をして安定的に走行させ得るに至
ったのである。
への出っ張り量を十分に小さくすることができる。この
ことと、前記制御ボックスを前記ガイドレールに対し前
記ダイレクトドライブモーターのある側とは反対側に配
置したこととによって、電車全体の左右横方向のバラン
スが非常に良くなり、断面略Cの字形の上下一対の垂直
レール部、即ち、板厚だけの巾の非常に狭い垂直レール
部を挟む振れ止め用垂直軸ローラーであっても、十分に
電車の振れ止め効果を発揮させることができ、ダイレク
トドライブモーターを使用したことによるメリットを十
分に発揮させて、電車をして安定的に走行させ得るに至
ったのである。
なお、請求項2に記載のように、前記電車機枠には前
記駆動車輪以外に支持用水平軸車輪を設けないで、前記
駆動車輪の真下位置で前記電車機枠に被搬送物支持装置
を前記揺動自在に吊り下げるときは、被搬送物支持装置
を含む搬送用電車全体の全長を大幅に短縮させ得るにも
かかわらず、被搬送物支持装置を安定的に吊り下げるこ
とができる。
記駆動車輪以外に支持用水平軸車輪を設けないで、前記
駆動車輪の真下位置で前記電車機枠に被搬送物支持装置
を前記揺動自在に吊り下げるときは、被搬送物支持装置
を含む搬送用電車全体の全長を大幅に短縮させ得るにも
かかわらず、被搬送物支持装置を安定的に吊り下げるこ
とができる。
また、請求項3に記載のように、電車機枠には前記駆
動車輪以外に支持用水平軸車輪を設けないで、前記駆動
車輪の真下位置に対する前後両側に、前記ガイドレール
の下側支持用レール部の下側面に近接するバックアップ
用水平軸ローラーを軸支するときは、ガイドレールに上
り勾配部や下り勾配部のある搬送経路においても、搬送
用電車をして確実に走行させることができる。
動車輪以外に支持用水平軸車輪を設けないで、前記駆動
車輪の真下位置に対する前後両側に、前記ガイドレール
の下側支持用レール部の下側面に近接するバックアップ
用水平軸ローラーを軸支するときは、ガイドレールに上
り勾配部や下り勾配部のある搬送経路においても、搬送
用電車をして確実に走行させることができる。
第1図は側面図、第2図はガイドレールを縦断面で表す
正面図、第3図は搬送用電車のみを示す一部横断平面
図、第4図は搬送用電車とガイドレールとを示す縦断正
面図である。 1……ガイドレール、2……下側支持用水平レール部、
3a,3b……上下一対の垂直レール部、5……給電レー
ル、6……搬送用電車、7……電車機枠、8……駆動車
輪、9〜11……振れ止め用垂直軸ローラー、12A,12B…
…集電ユニット、13……ダイレクトドライブモーター
(DDモーター)、14……水平駆動軸、15……回転盤、16
……DDモーターの外側ロータ、17……DDモーターの内側
筒状ステータ、18……カバー、19……電磁ブレーキ、20
a,20b……バックアップ用水平軸ローラー、22……被搬
送物支持装置、26……昇降駆動手段、27……ハンガーユ
ニット。
正面図、第3図は搬送用電車のみを示す一部横断平面
図、第4図は搬送用電車とガイドレールとを示す縦断正
面図である。 1……ガイドレール、2……下側支持用水平レール部、
3a,3b……上下一対の垂直レール部、5……給電レー
ル、6……搬送用電車、7……電車機枠、8……駆動車
輪、9〜11……振れ止め用垂直軸ローラー、12A,12B…
…集電ユニット、13……ダイレクトドライブモーター
(DDモーター)、14……水平駆動軸、15……回転盤、16
……DDモーターの外側ロータ、17……DDモーターの内側
筒状ステータ、18……カバー、19……電磁ブレーキ、20
a,20b……バックアップ用水平軸ローラー、22……被搬
送物支持装置、26……昇降駆動手段、27……ハンガーユ
ニット。
Claims (3)
- 【請求項1】断面略Cの字形の1本のガイドレール内で
当該ガイドレールの下側支持用レール部上に乗る駆動車
輪と、ダイレクトドライブモーターと、制御ボックス
と、前記ガイドレールの上下一対の相対向垂直レール部
に係合する振れ止め用垂直軸ローラーとを備え、前記駆
動車輪は水平駆動軸の内端に取り付けられ、当該水平駆
動軸は、前記ガイドレールの上下一対の相対向垂直レー
ル部の外側に隣接配置された電車機枠に、当該ガイドレ
ール内に入り込むように配置された軸受けを介して左右
水平向きに支承され、前記ダイレクトドライブモーター
は、その内側筒状ステータが前記水平駆動軸に外嵌する
状態で前記電車機枠の外側に取り付けられるととも外側
ロータが前記水平駆動軸に連結され、前記制御ボックス
は、前記ガイドレールに対し前記ダイレクトドライブモ
ーターのある側とは反対側に配置されている搬送用電
車。 - 【請求項2】前記電車機枠には前記駆動車輪以外に支持
用水平軸車輪を設けないで、前記駆動車輪の真下位置で
前記電車機枠に被搬送物支持装置を前後揺動自在に吊り
下げて成る請求項(1)に記載の搬送用電車。 - 【請求項3】電車機枠には前記駆動車輪以外に支持用水
平軸車輪を設けないで、前記駆動車輪の真下位置に対す
る前後両側に、前記ガイドレールの下側支持用レール部
の下側面に近接するバックアップ用水平軸ローラーを軸
支して成る請求項(1)または(2)に記載の搬送用電
車。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2244767A JP2745078B2 (ja) | 1990-09-14 | 1990-09-14 | 搬送用電車 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2244767A JP2745078B2 (ja) | 1990-09-14 | 1990-09-14 | 搬送用電車 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04123970A JPH04123970A (ja) | 1992-04-23 |
JP2745078B2 true JP2745078B2 (ja) | 1998-04-28 |
Family
ID=17123602
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2244767A Expired - Fee Related JP2745078B2 (ja) | 1990-09-14 | 1990-09-14 | 搬送用電車 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2745078B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN108099921A (zh) * | 2017-12-28 | 2018-06-01 | 梁玉芬 | 一种城市高空吊挂公交运输系统 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN106114525B (zh) * | 2016-08-29 | 2018-06-19 | 西南交通大学 | 悬挂式独轨列车的内转子直接驱动式结构 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2764400B2 (ja) * | 1988-04-19 | 1998-06-11 | ヤマハ発動機株式会社 | モノレール走行装置 |
-
1990
- 1990-09-14 JP JP2244767A patent/JP2745078B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN108099921A (zh) * | 2017-12-28 | 2018-06-01 | 梁玉芬 | 一种城市高空吊挂公交运输系统 |
CN108099921B (zh) * | 2017-12-28 | 2020-04-10 | 梁玉芬 | 一种城市高空吊挂公交运输系统 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04123970A (ja) | 1992-04-23 |
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