JP2813354B2 - 気体および水溶液中に含有される揮発性有機ハロゲン化化合物の分解 - Google Patents

気体および水溶液中に含有される揮発性有機ハロゲン化化合物の分解

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JP2813354B2 JP63267972A JP26797288A JP2813354B2 JP 2813354 B2 JP2813354 B2 JP 2813354B2 JP 63267972 A JP63267972 A JP 63267972A JP 26797288 A JP26797288 A JP 26797288A JP 2813354 B2 JP2813354 B2 JP 2813354B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、シリカゲルを紫外線および/またはオゾン
と組み合わせて用いて,汚染された気体および水溶液中
に含有される揮発性有機化合物を分解する方法および装
置に関する。
(従来の技術) 紫外線が気体に含有される揮発性有機ハロゲン化化合
物を分解することは良く知られている(米国特許第4,14
4,152号および第4,210,503号を参照されたい)。しかし
ながら、これらの化合物に急速に流動する水溶液から揮
発させ,次いで紫外線で処理するシステムを使用した場
合,これらの化合物の分解率が不充分であることが示さ
れている。このようなシステムで紫外線を用いて分解を
行なう場合,紫外線が連続的に流動するハロゲン化化合
物を充分に分解するだけの時間がない。
これらの毒性があり,望ましくない化合物を含有する
流動水溶液系は様々な場合に見られる。例えば,井戸水
は,これらの化合物を含むことが多いため,使用する前
に浄化しなければならない。さらに,多様な工業廃液
も,これらの化合物を含んでいる。その一例として,ハ
ロゲン化溶媒で汚染された廃水が挙げられる。
これらの化合物は有毒であるため,除去しなければな
らない。従来の有毒物質分解システムは,一般的には流
動する溶液からハロゲン化化合物を空気中へ揮発させる
ものでり,この汚染された空気は,次いで大気中へ放出
される。それ故,有害な大気汚染を招くことになる。
(発明の要旨) 本発明は,気体および水溶液中に含有される揮発性の
有機ハロゲン化化合物を分解する方法および装置を提供
する。
本発明のある局面においては、気体に含有される揮発
性有機ハロゲン化化合物を分解する装置であって、a)
気体供給口、気体排出口及び該気体供給口と該気体排出
口との間に気体流動経路を有するハウジング;b)該気体
流動経路中に位置し、気体状態のオゾン及び揮発性有機
ハロゲン化化合物を吸着する多孔質吸着層;並びに、
c)該気体中の該揮発性有機ハロゲン化化合物の酸化を
促進するのに効果的な距離をおいて該多孔質吸着層の周
囲に配置されている、該多孔質吸着層に紫外線を照射す
る手段;を有する装置が提供される。本発明において、
前記多孔質吸着層をオゾンに曝す手段を更に有すること
が好ましい。
上記照射手段としては、紫外線ランプを使用すること
ができ,石英管内に内設してもよい。また,上記多孔質
吸着層は,好ましくはシリカゲルであり,吸着層を加熱
する手段を包含し得る。
本発明の他の局面においては、気体に含有される揮発
性有機ハロゲン化化合物を分解する装置であって、a)
気体供給口、気体排出口及び該気体供給口と該気体排出
口との間に気体流動経路を有するハウジング;b)該気体
流動経路中に位置し、かつ、該気体中の該揮発性有機ハ
ロゲン化化合物を酸化するのに効果的な時間にわたっ
て、気体状態のオゾン及び揮発性有機ハロゲン化化合物
を吸着する多孔質吸着層;並びに、c)該多孔質吸着層
に流体的に接続するオゾン源;を有する装置が提供され
る。
本発明のさらに他の局面においては、気体中の揮発性
有機ハロゲン化化合物を分解する方法であって、該揮発
性有機ハロゲン化化合物を含有する気合を、シリカゲル
を含む多孔質吸着層に通過させる際に、該気体中の揮発
性有機ハロゲン化化合物を酸化するのに効果的な時間に
わたって、該多孔質吸着層に紫外線を照射しながら、お
よび/または該多孔質吸着層をオゾンに曝しながら通過
させる工程を有する方法が提供される。
本発明において、気体および水溶液中に含有される有
機ハロゲン化化合物を分解する装置であって、a)汚染
された水溶液をオゾンに曝すと同時に該水溶液中の有機
ハロゲン化化合物に紫外線を照射して酸化し、該水溶液
中から有機ハロゲン化化合物を揮発させる反応槽であっ
て、該水溶液を注入する少なくとも一つの注入口と、該
水溶液を排出する少なくとも一つの排出口と、該注入口
に近接して配置された、該反応槽内の汚染された該水溶
液にオゾンを導入する少なくとも一つの気体拡散管と、
紫外線照射手段とを有する反応槽;b)空気からオゾンを
生成させてオゾン−空気混合物を調製し、該オゾン−空
気混合物を、汚染された水溶液と反応するように該反応
槽に導入する、少なくとも一つの気体拡散管に連結され
たオゾン生成手段;並びに、c)該反応槽に連結され、
気体中に含有される揮発した有機ハロゲン化化合物を分
解する有害物質分解ユニットであって、揮発した有機ハ
ロゲン化化合物を照射する複数の照射手段と、オゾンお
よび有機ハロゲン化化合物を吸着する多孔質吸着層とを
有し、該多孔質吸着層が該照射手段の周囲に該気体中の
該揮発性有機ハロゲン化化合物を促進するのに効果的な
距離をおいて配置された有毒物質分解ユニットを有する
装置を用いて実施されることが好ましい。
本発明のさらに他の局面においては、水溶液中に含有
される揮発性有機ハロゲン化化合物を分解する方法であ
って、a)該水溶液中にキャリアーガスを通過させるこ
とにより、汚染された水溶液から揮発性有機ハロゲン化
化合物を該キャリアーガス中へ揮発させる工程、およ
び、b)該揮発性有機ハロゲン化化合物を含有する該キ
ャリアーガスを、シリカゲルを含む多孔質吸着層に通過
させる際に、該気体中の揮発性有機ハロゲン化化合物を
酸化するのに効果的な時間にわたって、該多孔質吸着層
に紫外線を照射しながら、および/または該多孔質吸着
層をオゾンに曝しながら通過させる工程を有する方法が
提供される。
本発明の上記方法においては,水溶液を連続的に流動
させることが可能であり、連続的に流動している該水溶
液に前記キャリアーガスを戻して揮発性有機ハロゲン化
化合物を揮発させることにより,かつ多孔質吸着層に紫
外線を照射しながら,および/または該多孔質吸着層を
オゾンに曝しながら,戻された該キャリアーガスを該多
孔質吸着層に通過させることにより,該キャリアーガス
を再利用して揮発性有機ハロゲン化化合物をさらに揮発
させることをさらに包含する。
従って,本発明の目的は,揮発性有機ハロゲン化化合
物を充分に分解し得る方法および装置を提供することで
あり,これにより,流動する溶液から揮発した,あるい
は流動する気体系に含有される揮発性有機ハロゲン化化
合物は,完全にまたは実質的に分解され得る。
本発明の他の特徴および利点に関しては,本発明の原
理を実施例を挙げて詳細に説明する,以下の記述から明
らかになる。
(発明の構成) 第1図には,15〜40ppbの濃度のトリクロロエチレンを
含む給水の浄化に適したシステム10が示されている。シ
ステム10は,典型的には1分間に75〜113リットル(20
〜30ガロン)の水を注入することが可能な水注入口12,
一連のバッフル16を有する反応層14,および水排出口18
を備えている。トリクロロエチレンで汚染された水は,
注入口12から注入され,バッフル16を通って排出口18か
ら排出される。バッフル16は,反応層14の幅全体には伸
びておらず,バッフル16の側面を回って水が流動するよ
うに,反応層14内に配設されている。バッフルをこのよ
うに設計することにより,汚染された水が逆流して,浄
化された水と混合することが防止されると共に,反応層
14内の水全体へのオゾン拡散がより促進され得る。
反応層14には,185〜254nmの数種の波長を含む電磁放
射線を供給する30個の40w紫外線ランプ20が備えられて
いる。反応層14の注入口12付近には,2個の拡散管の導入
口22が設けられている。該導入口は,オゾン生成装置24
により生成されたオゾン−空気混合物を反応層14へ注入
すると共に,この混合物を反応層14内の溶液全体に拡散
させる機能を有する。反応層14内のオゾン−空気混合物
は,紫外線ランプ20から出射された紫外線浮の既知の分
解作用と共に作用し,溶液中の大部分のトリクロロエチ
レンを酸化させる。
コンプレッサー26はオゾン生成装置24に空気を供給す
る。コンプレッサー26とオゾン生成装置24との間には乾
燥器28が設けられ,供給される空気中に水分が存在する
ことによりオゾン生成装置の効率が低下しないようにな
っている。
オゾンおよび紫外線で水を処理した後,オゾン−空気
混合物により揮発したトリクロロエチレンおよび他の揮
発性化合物は,コンプレッサー30によって有毒物質分解
ユニット29に送り込まれる。有毒物質分解ユニット29
は,実質的には多孔質のシリカゲルを含むカラム(石英
片も本発明に使用し得る)からなる。該カラムには,そ
れを照射するための6個の40w紫外線ランプ31が配置さ
れている。以下で考察するように,揮発性有機ハロゲン
化化合物(例えば,トリクロロエチレン)を含む気体を
シリカゲルまたは石英片の層に通過させ,該層に紫外線
を照射させることにより,これらの化合物の分解率は実
質的に向上する。このように,有毒物質分解ユニット29
は,反応層14内における紫外線およびオゾンの作用で分
解されなかったトリクロロエチレンを分解する。有毒な
トリクロロエチレンは,ほぼ完全に分解されることにな
る。
有毒物質分解ユニット29で処理した後,オゾンをある
程度含む処理済の気体は,コンプレッサー30により脱気
装置32へ送り込まれる。脱気装置32には,実質的に有毒
物質が除去された水(揮発性有機ハロゲン化化合物が揮
発し,さらに反応層14内でオゾンおよび紫外線により処
理された水)が,反応層14の排出端部から注入される。
脱気装置32には,残存しているオゾンを分解する紫外線
を供給するために,6個の紫外線ランプが備えられてい
る。また,脱気装置32には,システム内に補給用空気を
加えるための空気導入口36が設けられている。
脱気装置32にはレベル計37が接続されており,脱気装
置32が有毒物質除去後の水で満たされると,レベル計37
と遠心ポンプ38との間のフィードバックシステムが働い
てポンプ38を駆動し,水を脱気装置32の底部から反応槽
14へ送り返す。ポンプで送り返された水は未揮発または
未分解のハロゲン化化合物を含有していることがある。
従って,これらの化合物は,システムに戻され,さらに
処理され,そして酸化される。
脱気装置32によりオゾンが除去された空気は,コンプ
レッサー26に戻され,この再利用される空気は補給用空
気と混合される。コンプレッサー26は,この混合気体を
空気乾燥器28に送り込み,空気乾燥器は乾燥空気をオゾ
ン生成装置24に送り込む。従って,気体または揮発性有
効物質は決して大気中に放出されることはない。
このように,飲料水中のほぼ全ての有毒なトリクロロ
エチレンを分解する経済効率の高いシステムが提供され
る。有毒物質分解ユニット29は、例えば以下の記載の他
の揮発性有機ハロゲン化化合物をも分解することができ
る。従って,この同様のシステムは以下のいかなる化合
物で汚染された水の浄化にも使用し得る:四塩化炭素,
テトラクロロエチレン,塩化ビニル,二臭化エチレン,
塩化メチレン,1,1,1−トリクロロエチレン,クロロベン
ゼン,ヘキサクロロエタン,1,1−ジクロロエタン,1,1,2
−トリクロロエチレン,1,1,2,2−テトラクロロエタン,
ビス{(クロロメチル)エーテル,ビス(2−クロロエ
チル)エーテル,2−クロロエチルビニルエチル(混
合),クロロホルム,1,2−ジクロロベンゼン,1,3−ジク
ロロベンゼン,1,4−ジクロロベンゼン,1,1−ジクロロエ
チレン,1,2−トランスジクロロエチレン,1,2−ジクロロ
プロパン,1,2−ジクロロプロピレン,ビス(2−クロロ
イソプロピル)エーテル,ビス(2−クロロエトキシ)
メタン,塩化メチル,臭化メチル,プロモホルム,ジク
ロロブロモメタン,トリクロロブロモメタン,トリクロ
ロフルオロメタン,ジクロロフルオロメタン,クロロジ
ブロモメタン。
第2図には,塗料の剥離作業の際に生ずる典型的な副
産物である化合物,すなわち塩化メチレンおよびフェノ
ールを廃水から除去するのに適したシステム100が示さ
れている。4,000ppmまでの塩化メチレンで汚染され,さ
らにフェノールで汚染された廃水は,1分間に11.4〜15.1
リットル(3〜4ガロン)の割合で,ポンプ110によっ
て槽112から送り出される。この廃水は熱交換器116を通
り、次いでヒーター118によって約75〜80℃に予め加熱
される。その後,反応槽114へ流入する。反応槽114に
は,一連の内部ヒーター120が配設されており,廃水の
反応温度が一定に保たれる。反応温度を一定に保つこと
により,フェノールの酸化が促進され,塩化メチレンの
気化率および分解率も増加され得る。
反応槽114は不透過性の壁122を有し,第1部分124と
第2部分126とに分割される。第1部分124内には,内部
ヒーター120および4つのバッフル128が配設されてい
る。バッフル128は,水が逆流して混ざり合うのを防止
するために,槽114の片方の端にのみ達するように設計
されている。この設計により,一組の気体拡散管140を
介して槽114に導入された気体の拡散が促進され得る。
また,槽114は,このシステムに補強用空気を供給する
ための空気導入口130を有する。槽114には,槽内の水位
を示すレベル計131を配設し得る。
コンプレッサー132は,気体拡散管140を介して導入さ
れた気体によって揮発した塩化メチレンを含有する空気
を,槽114の上部から有毒物質分解ユニット134へ送り込
む。有毒物質分解ユニット134は,有毒物質分解ユニッ
ト29と実質的に同様のものである。有毒物質分解ユニッ
ト134は,揮発した塩化メチレンを分解するように設計
されており,実質的には多孔質のシリカゲル層(または
石英片)である。この多孔質のシリカゲル層(または石
英片)は,紫外線を発する8個の40w紫外線ランプ135に
より照射される。該紫外線は185〜254nmのいくつかの波
長のものを含んでいる。有毒物質分解ユニット134が有
毒物質分解ユニット29と同様であることから,システム
100はシステム10が分解し得る全く同じ揮発性有機ハロ
ゲン化化合物分解することができる。
第2図に示されているように,廃水には,層114に注
入される前に,H2O2およびFeSO4の溶液(隔壁ポンプ138
により槽136から送り込まれる)が添加される。この溶
液はフェノールを酸化する作用を有し,上で考察したよ
うに,廃水が加熱される場合に最も効率的に働く。
塗料の剥離作業に伴う廃水が,典型的に,以下の元素
の痕跡量を含むことに注目すべきである。元素 濃度(ppm) クロム 51.0 亜鉛 10.0 銅 0.05 ニッケル 0.06 カドミウム 0.02 鉛 0.2 フェノールに対する酸化触媒として作用するFeSO
4は,廃水中に既に存在するこれら元素のうち1種また
はそれ以上の元素がフェノール酸化触媒として働く場合
には,必ずしも添加する必要はない。
有毒物質分解ユニット134における処理の後,コンプ
レッサー132は気体をユニット134の上部から送り出し,
一連の気体拡散管140に通過させる。気体拡散管は,こ
れら気体を槽114の第1部分124に気泡を形成させながら
注入する。このように処理された気体は,塩化メチレン
がほぼ完全に除去されている。なお,塩化メチレンは分
解されて主としてギ酸となっている。第2図に示すよう
に,これら気体はコンプレッサー132によって第1部分1
24の中央部付近から送り出される。廃水が4つのバッフ
ル128のうちの最初の2つを通過し,第1部分の中央部
付近に位置するころには,廃水から大部分のハロゲン化
化合物が揮発している。従って,壁122付近の水は実質
的に浄化されている。ユニット134で処理された気体
は,第1部分124の全部分に戻されるが,これらの気体
は解毒されたものであるため,壁122付近の水の有毒性
を高めることはない。
壁122付近の浄化された水は遠心ポンプ142によって槽
114の第2部分126へ送り込まれる。また,オゾン生成装
置146によって生成されたオゾンは,一組の気体拡散管1
44を介して第2部分126に送り込まれる。浄化された水
およびオゾンは第2部分126内で混合され,フェノール
の酸化により生じるう中間体の脂肪酸を酸化する。そし
て,オゾンは第2部分126の上部からオゾン分解装置152
へ送られる。オゾン分解装置152では酸素が生成し,大
気中へ放出される。
オゾン生成装置146に送り込まれる空気は,まずエア
フィルター148および空気乾燥器150を通過する。エアフ
ィルター148は送り込まれた空気を濾過し,空気乾燥器
はこの空気を乾燥させる。オゾン生成装置146を冷却す
るために,該オゾン生成装置146へ水がポンプで送り込
まれる。
第2部分126は,一般的には,ほとんど水で満たされ
ており(第1部分124の水量は,通常約半分であり,水
面には泡の層が存在する),水は排出口154を介して第
2部分126の上部付近からポンプで送り出される。従っ
て,排水は,フェノール,塩化メチレン,およびギ酸が
完全に(あるいは,ほぼ完全に)除去されており,環境
へ放出しても安全である。
第2部分126から排出される水は,その流動経路にお
ける数個所で加熱されるため,温度が高い。熱交換器11
6は,この排水の熱を利用して,注入水が層114に送り込
まれる前に,この注入水を予め加熱し,エネルギーの節
約を図っている。あるいは,第2部分126から排出され
る水を,バイパス156に通過させることもできる。この
バイパス156は,熱交換器116を迂回しており,再浄化の
ために排水を槽114に送り込む。
第2部分126は,さらにレベル計155を有することがで
きる。また,システム100には,いずれの個所において
も,流量計および水温計(図示していない)を設けるこ
とができる。コンプレッサー132には,流量を調節する
ために,バイパス158を設けることができる。このバイ
パス158は,有毒物質分解ユニット134から排出される気
体を,コンプレッサー132に通過させずに迂回させる。
システム100を使用して,揮発性有機ハロゲン化化合
物を含むが,フェノールは含まない廃水の浄化を行なう
こともできる。フェノールを含まない廃水を処理する場
合には,この廃水にH2O2およびFeSO4を添加する必要は
全くない。
有毒物質分解ユニットの説明 第4図にはシステム306が示されている。システム306
は,有毒空気供給口310および典型的な有毒物質分解ユ
ニット308を包含する。該システム306は,さらに,電気
的制御パネル314,電源316,および電線318,320,321を包
含する。有毒物質分解ユニット308,電気的制御パネル31
4,および有毒な空気または気体を有毒物質分解ユニット
308に送り込むコンプレッサー322は,すべて台326上に
設置されている。
有毒物質分解ユニット308は,システム306の他の部分
と共に,システム10またはシステム100のいずれの有毒
物質分解ユニット部分としても使用され得る。
第5図には,有毒物質分解ユニット308の線5−5に
沿った断面図が示されている。有毒物質分解ユニット30
8は,キャップ330および332をそれぞれ上端および下端
に備えたハウジング328を有する。ハウジング388は6〜
16メッシュの多孔性シリカゲル層334(あるいは、石英
片の多孔質層を使用し得る)の周辺、および複数の40W
低圧高強度紫外線ランプ336の周辺を、ハーメチックシ
ールしている。有毒な気体は,空気供給口310を介して
流入し,シリカゲル層334を通って,排出口312により流
出する。紫外線ランプ336から出射される紫外線は,シ
リカゲル層334に照射され,気体中の揮発性有機ハロゲ
ン化化合物の分解を促進する働きをする。開口部342お
よび344にそれぞれ位置するランプのリード線338および
340は,電線321および320からの電力を紫外線ランプ336
に供給する。
第6図は,有毒物質分解ユニット308の線6−6に沿
った断面図を示す。第6図には,48個の紫外線ランプ336
が示されているが,本発明の他の装置においては,ラン
プ数が増減することができる。
(実施例) 実施例1 有毒物質分解ユニットの効率 システム10およびシステム100は,両者とも工業的用
途に適しているが,これらのシステムを開発する前に,
本発明の発明者らは,揮発性有機ハロゲン化化合物を分
解する効率を測定するために,原型の有毒物質分解ユニ
ットを用いて実験を行なった。
一連の実験(結果は表Aに示す)において,揮発性有
機ハロゲン化化合物を含む気体を,紫外線が照射された
シリカゲル層に通過させることにより,該化合物を分解
する効率が実証された。
表Aに結果が示された実験においては,第3図に示さ
れている直径2インチの有毒物質分解ユニットと,直径
以外のすべての点で同様の直径1インチの有毒物質分解
ユニットが使用された,53ppmの塩化ビニルを含有する圧
縮空気の入ったボンベから,圧縮混合気体が有毒物質分
解ユニットに4/minの割合で15分間送り込まれた。そ
の後,処理済の気体は活性炭層に通過させた。活性炭が
塩化ビニルを吸着することは知られている。従って未分
解の塩化ビニルは活性炭層に残存することになる。未分
解の塩化ビニルの量を測定するために,活性炭でガスク
ロマトグラフィーを行なった。この測定により,分解率
を容易に知ることができる。
このように,実験番号4(シリカゲルを使用しない)
における残存率を,実験番号2(シリカゲル層に紫外線
を照射する)の残存率と比較すると,塩化ビニルの分解
率は,シリカゲル層に紫外線を照射した方が,はるかに
高いことがわかる。
有機ハロゲン化化合物を含む空気を,紫外線が照射さ
れているシリカゲル層に通過させる別の一連の実験を行
った。その結果を表1に示す。
第3図には,本質的に表1でまとめられた実験に使用
された装置である基本的な触媒分解テスト装置210が示
されている。槽216およびボトル218には揮発性有機ハロ
ゲン化化合物を含む水溶液が入っており,これらの化合
物を含む空気は,槽216あるいはボトル218より揮発した
ものである。
テスト装置210の多様な具体例が使用された。バルブ
A〜Hは,これらの化合物を含む空気がテスト装置210
の種々の具体例に通される場合の,種々の空気流路を図
示している。表1において,第1,第3および第5の実験
グループでは,空気流動が「開放」と記載されている。
これは空気が有毒物質分解ユニット212の底部から流路2
19を通り,撹拌ボトル214に流入することを意味してい
る。ボトル214は分解されなかった有機ハロゲン化化合
物を捕捉する。これらの実験グループにおいては,ユニ
ット212からの空気は,槽216またはボトル218には流入
していない。これはバルブAおよびBを閉じ,バルブH
を開くことによって可能となる。
第2および第4の実験グループにおいては,空気流が
「循環」と記載されている。これは,空気がコンプレッ
サー225によって送り出され,流路223あるいは221を通
って槽216あるいはボトル218に戻されることを示してい
る。これはバルブAおよびBを開き,バルブHを閉じる
ことによって可能となる。
有毒物質分解ユニット212は,本質的には,その中央
を貫通する紫外線ランプ220を有し,そして,加熱テー
プ224に囲まれた粒状シリカゲル層を備えた密閉円筒形
ハウジングである。シリカゲル層222を加熱する加熱テ
ープ224は,各実験の合い間に作動させ,同時に窒素ガ
スをシリカゲル層に通した。この加熱/窒素処理は一時
的に有毒物質分解ユニットの効果を高めるが,この処理
を行わない場合も結果は良好であった。
表1にまとめられた多様な実験において,層216ある
いはボトル218から流出した空気は,有毒物質分解ユニ
ット212の上部に流入し,シリカゲル層222を通り,有毒
物質分解ユニット212の下部から流出する。これらの実
験では,有毒物質分解ユニット212のいくつかの異なる
具体例が使用された。第3図に示されているユニット21
2は直径5.1cmのハウジングを有しているが,有毒物質分
解ユニットの他の例では,表1に示されているように種
々の直径を有するハウジングを備えていた。補給用空気
導入口230が示されているが,これはシステム内で失わ
れた空気を補うために使用され得る。
バルブGを閉じるとボトル218を使用しない状態が可
能となり,このことは,気体が経路221には通されず,
槽216から該ユニットへの気体の供給は開放経路223を介
して行われることを示す。
槽216およびボトル218は同等の機能を有するため,種
々の実験においてそのいずれを使用するかは重要な問題
ではない。したがって,実際にいずれが使用されたのか
は表1に記載されていない。
バルブCおよびF,そしてDおよびEについては,ユニ
ット212においてさらに異なる2つの実施態様が可能で
あることが図示されている。そのうちのひとつの実施態
様においては,ユニット212の側方より空気が出入りし
(バルブCおよびEを開くことによることが図示されて
いる),そして他の実施態様においては,ユニット212
の上端および下端より空気が出入りする(バルブFおよ
びDを開くことによることが図示されている)。実際に
使用されたユニット212の実施態様がいずれであるか
は,実験結果において重要でない。したがって表1には
記載されていない。
バルブIおよびJ,そしてKおよびLにおいては,表1
に示されるように,水は流動経路229および231の一方を
通って流れるか,あるいはバッチ処理されることが図示
されている。
塩化ビニル(CH2=CHCl)の場合には,該化合物は槽2
16またはボトル218の溶液から揮発したものではなく,
空気と塩化ビニルとの混合物を含む圧縮シリンダーから
放出されたものであった。該混合物は有毒物質分解ユニ
ット212に通された後,ボトル214ではなく活性炭カラム
トラップ(図示しない)に通された。
表1の「分解率(%)」の欄に示されているように,
有毒物質分解ユニット212は,テストされたすべての有
機ハロゲン化化合物を効果的に分解した。テスト装置21
0によって最初に行われた一連の実験では,ハロゲン化
化合物の分解率がある点で降下傾向を示した。さらに他
の実験が行われた後に,窒素ガスが層に通され,窒素ガ
スが該層の分解作用を完全に再生できるか否が判定され
た。分解率は約98%にまで回復し,実際に再生降下があ
ったことが示された。
表1および表Aにまとめられた実験結果に基づいて,
シリカゲル層がハロゲン化化合物を分解するのを補助す
る次の2つの機能があるという仮説がたてられる: (1)層が化合物を吸収し,その広い表面領域に濃縮す
ることにより,該利用しやすい,濃縮された化合物の紫
外線による分解が促進される。
(2)層は,紫外線による分解を促進するような触媒効
果を有すると思われる。
このように紫外線および/またはオゾンにさらすこと
を包含しシリカゲルを利用した典型的な有毒物質分解ユ
ニットは,その形を改変した多様なシステムにおいて利
用可能であり.種々の揮発性有機ハロゲン化化合物が分
解される。紫外線および/またはオゾンにより分解され
得,さらに水溶液から揮発し得る有機ハロゲン化化合物
のいずれもが,有毒物質分解ユニットにより分解可能で
あると考えられる。そのような揮発性有機ハロゲン化化
合物には,次の化合物が包含されるがこれらに限定され
ない: テトラクロロエチレン:塩化ビニル:四塩化炭素;エチ
レンジブロマイド:メチレンクロライド;1,1,1−トリク
ロロエタン;クロロベンゼン;ヘキサクロロエタン;1,1
ジクロロエタン;1,1,2−トリクロロエタン;1,1,2,2−テ
トラクロロエタン;クロロエタン;ビス(クロロメチ
ル)エーテル;ビス(2−クロロエチル)エーテル;2−
クロロエチルビニルエーテル(混合);クロロホルム;
1,2−ジクロロベンゼン;1,3−ジクロロベンゼン;1,4−
ジクロロベンゼン;1,1−ジクロロエチレン;1,2−トラン
スジクロロエチレン;1,2−ジクロロプロパン;1,2−ジク
ロロプロピレン;ビス(2−クロロイソプロピル)エー
テル;ビス(2−クロロエトキシ)メタン;メチルクロ
ライド;メチルプロマイド;ブロモホルム;ジクロロブ
ロモメタン;トリクロロブロモメタン;トリクロロフル
オロメタン;ジクロロフルオロメタン;クロロジブロモ
メタン;および1,2,ジブロモ−3−クロロプロパン。
実施例2 石英チップ層を用いた有毒物質分解ユニット シリカゲル層が,紫外線と組み合わせると,トリクロ
ロエチレンの分解を高めると判定されたため,従来の向
流空気ストリッピングタワーと類似の機能を備え,わず
かに改変が加えられた装置が製作された。この改変され
た装置(図示しない)においては,水が下向きにアルミ
ニウムチップ層を通って通過し,そして空気が層を通っ
て上向きに通過する。次に,その空気は,直径2.54cmの
有毒物質分解ユニットに流入する。そのユニットは,紫
外線照射されたシリカゲル層または多孔性石英チップを
備え,そして,第3図に示されている直径5.1cmの有毒
物質分解ユニット212と直径以外のすべての点で同等で
ある。
この装置を用いることにより,石英チップ層もまた,
トリクロロエチレンの分解率を高めることが実証された
が,シリカゲル層を使用した場合ほど高レベルにはなら
なかった。
向流空気流によってアルミニウムチップ層内で水から
ハロゲン化化合物をストリッピングするこれらの実験結
果と,表1および表Aにまとめられた実験結果とを総合
して判断すると,本発明の有毒物質分解ユニットは,従
来の向流水/空気ストリッピングタワーからの汚染空気
を受け入れ,浄化することができるということがわか
る。通常,水/空気ストリッピングタワーから流出する
汚染空気は,単に大気中に排出される。
他の実験によってもまた,本発明の有毒物質分解ユニ
ットが,乾燥空気,湿気を含む空気,あるいは水分飽和
状態の空気のいずれに含ませる揮発性有機ハロゲン化化
合物も分解できるということが実証された。
実施例3 185nm波長光 これらすべての実験に使用される場合には,紫外線は
185から254nmの波長のいくらかを含む複数の波長が含ま
れていた。報告されない一連の実験では,紫外線の波長
がハロゲン化化合物の分解率に影響を与えるか否かとい
う判定が行われた。これらの実験では,以下にその詳細
が説明されるが,有機ハロゲン化化合物の溶液にオゾン
が加えられ,さらにその溶液に紫外線が照射された。
有機ハロゲン化化合物の水溶液は,1個の40ワット紫外
線ランプが中央に備えられた反応槽に導入された。ま
た,槽の底からオゾン/酸素,またはオゾン/空気,あ
るいはオゾン/窒素の混合物が供給された。
これらの実験では,2種類の異なった40ワットの紫外線
ランプが使用された。これらのランプの双方とも254nm
でそのエネルギーの大部分を放出した。これら2種のラ
ンプのうち1種は,185nmでそのエネルギーの一部を放出
したが,その量は総エネルギー量の1%未満であった。
185nm成分を有するランプを使用することにより,1,2−
ジブロモ−3−クロロプロパン,種々のPCB,リンデンお
よびヘキサクロロベンゼンの分解率は,185nm成分を持た
ないランプによる分解率の3倍に増大した。このよう
に,これらのハロゲン化化合物の酸化率は,185nmのエネ
ルギーの割合を増加させると高くなる。これらの結果は
論理的に推定可能であり,そして,他のハロゲン化化合
物の分解率もまた,そのエネルギーの1%を超える量を
185nmで放射するランプを用いることにより増大するで
あろうことが理解され得る。しかし,ペンタクロロフェ
ノールの紫外線照射−オゾン処理用に,エネルギーの幾
分かを185nmにおいて放出するランプ,あるいは全くこ
れを放出しないランプのいずれを用いても,紫外線を用
いずにオゾンを使用した場合に比べて,酸化率がわずか
に10%増加しただけであった。
実施例4 溶液を高温にする 表2にまとめられた一連の実験において,H2O2を加え
た後に紫外線照射した場合に,水溶液中のある種の有機
化合物の酸化率は,該溶液の温度を80℃に上げることに
よって増大することが実証された。
室温で行われたテストと80℃で行われたテストとを比
べると,反応温度が高くなれば表2に記載されたすべて
の化合物の酸化率が高くなることが理解され得る。報告
されていない一連の実験において,反応温度を80℃に上
げると,以下に記載する化合物の溶液の(酸化のために
紫外線およびH2O2を利用したシステムにおける)酸化率
もまた増大することが示された。
c)ホルムアルドヒドおよびギ酸 d)クエン酸およびシュウ酸 e)フェノールおよびメチレンクロライド f)フェノールおよびイソプロピルアルコール ある種の長鎖アルコールの酸化率は,紫外線およびH2
O2を使用した時に,温度を上げても増大しないことが観
察された。
他の一連の実験において,水溶液に紫外線照射およぴ
オゾン添加を行う場合の該水溶液中のある種の化合物の
酸化率は,該溶液の温度を80℃に上げることによって,
増大することが示された。その結果を表3にまとめて示
す。
室温で行なわれたテストと80℃で行われたテストとを
比較すると,温度を上げると酸化率が増大することがわ
かる。報告されていない一連の実験においては,酸化の
ために紫外線およびオゾンを用いたときの酸化率は,But
achlorおよびEDTAの両者について,温度を80℃に上げる
ことにより増大した。
このシステムを使用した場合にはまた,長鎖アルコー
ルの酸化率は温度を上げても増加しないことが観察され
た。
実施例5 紫外線および/またはオゾンにさらすことにより揮発
性ハロゲン化化合物を有毒物質分解ユニットが分解する
効果を実証するために,さらに付加的な実験が典型的な
ユニットを使用して行われた。この一例の実験におい
て,第3図に示された有毒物質分解ユニット212に類似
した直径1.3インチの有毒物質分解ユニットであって,
次のように改変されたユニットが使用された。この有毒
物質分解ユニットは,粒状シリカゲルのカラムを包含
し,該シリカゲルの所定の位置に保持するために両端に
クラスウールプラグを備えたガラスの円筒形ハウジン
グ,および該円筒形ハウジングを密閉するために上端と
下端にシリコーンゴムストッパーが備えられている。ス
トッパーには気体流入口および排出口が設けられてい
る。シリカゲル層の温度は,第3図に示されるように,
円筒形ハウジングの外側を包んでいる加熱テープ224に
よって調節される。上端が閉じられたガラスシリンダー
(容量2リットル)もまた使用され,トリクロロエチレ
ン(TCE)を包含する1800mlの水が満たされた。空気ポ
ンプからの圧縮空気が,ガラスシリンダー中のTCE溶液
を選択された流速で通され,そして排出管を介してガラ
スシリンダーから排出され,有毒物質分解ユニットの底
部へと送り込まれた。ガラスシリンダーからの排出用の
排出管には,オゾンを導入するためのオゾン流入口が設
けられた。TEC溶液を含むガラスシリンダーから排出さ
れた気体は,このように,有毒物質分解ユニットに送り
込まれ,シリカゲル層を通って,ユニットの上端から排
出された。
有毒物質分解ユニットから排出される気体中にTCEお
よび他の揮発性化合物が残存している場合には,それら
を捕捉するために,ヘキサントラップが設けられた。こ
のトラップは,200mlのヘキサンが入った気体洗浄ボトル
(VWR Scientific Inc.,Cerritos,CA)である。有機物
質分解ユニットから排出された気体のうちの全部あるい
は1部がこのトラップに通された。
このテスト装置により,TCEを含む溶液の一回分をテス
トする手段が提供された。追加のテストにおいて,溶液
にTCEを補充するために,所定の間隔をおいてガラスシ
リンダー内の溶液にTCEが追加された。紫外線照射を利
用した実験では,円筒形ハウジングには,該シリンダー
の中央部を貫通する40ワットの紫外線ランプ220(長さ7
4cm)が含まれていた。オゾンに対する暴露を行う実験
では,紫外線ランプは取り外されていた。上記テープの
温度は,Variac自動変圧器3PN1010型(Staco Energy Pro
ducts Co.,Dayton,OH)によって調節された。シリンダ
ーの上部には,温度計(VWR Scientific Inc.)が備え
られ,その際には,該温度計の球状部がシリカゲル層に
挿入され,そのガラス管部が垂直になるように取りつけ
られた。
最初の一連の実験(その結果は表4にまとめられてい
る)では,溶液中の揮発性有機化合物の除去効果が最終
的に実証された。その実験においては,圧縮空気が利用
され,モデル化合物としてTCEが使用され,そして,空
気がシリカゲル層を通過し,オゾンのみにさらされた,
つまり,紫外線照射が行われなかった。
表4にまとめられた実験では,種々の濃度(ppm)のT
CEを含有する水から,空気によってTECガストリッピン
グされ,その除去されたTCEを含有する空気は,有毒物
質分解ユニットに送り込まれ,1リットル/分(/m)の
割合で同様のシリカゲル層に8分間通された。圧縮空気
は,種々の流速で空気ポンプより供給された。オゾンの
流入量および温度は一定に保たれた。テスト番号1から
7の実験は,TCEの濃度350ppb,酸素中のオゾンの流入量
0.3/分,そして,シリカゲルの温度40℃の条件で行
われた。テスト番号1から4の実験では,圧縮空気流入
量は2.3/mであった。
表4に示されるように,有毒物質分解ユニットを通過
したTCEは1%未満であった。この場合の空間速度は920
hr-1であった。テスト番号5から7の実験においては,
水中のTCE濃度は350ppbに維持されたが,気体の流速は
6.3/mに増大させた。表に示されるように,有毒物質
分解ユニットを通過するTCE量が,8.9%(2520hr-1)に
始まり,大きく増加した。表4のテスト番号8から16の
実験では,TCE量が350ppbから50ppbひ引き下げられた。
他の全てのパラメータは一定に維持された。
有毒物質分解ユニットを通過したTCEの容量は3%か
ら80%まで多様であった。テスト番号17から20までの実
験では,温度が5度上げられたが,システムにおけるTC
E除去作用は特に影響は見られなかった。
同様のシリカゲルの飽和状態が起こり,そしてTCEの
除去が制限されるらしいため,窒素が85℃にて約1/m
の割合で2時間にわたりシリカゲルに通されることによ
り,まずシリカゲルの部分的な再生が行われ,そして上
記の有毒物質分解ユニットを使用してテストが続けられ
た。
表5は,シリカゲルを部分的に再生した後に行われた
テストを示す。このテストでもまた,TCEの最初の濃度50
ppbが水溶液から除去された。空気流量は6.3/mに,そ
してオゾン流入量は0.3/mに維持された。温度は50℃
にまで上げられ,そして表5に示されているように,有
毒物質分解ユニットを通過したTCEの量は,テスト番号3
0に至るまで検出可能量を下回っていた。その後,再びT
CEの通過が見られ,シリカゲルが飽和したという結論を
下すに至った。シリカゲルは再び,85℃で2時間,1/m
の割合で窒素が通されることにより,部分的に再生され
た。
表6には,温度を60℃に上げた場合のテストの結果が
示されている。他のすべての変数値は表5と同等の値に
維持された。この一連の実験における19回のテストで
は,有毒物質分解ユニットへのTCE通過はなかった。表
6に示された操作条件において,均衡を保ち,さらにそ
のシリカゲル中をTCEがそのまま通過してしまうのを防
止するためには,温度60℃が必要であるいう結論に至っ
た。
表7にまとめられているように,さらに他のテストが
行われた。テスト番号57から60においては,水中のTCE
濃度は700ppbに上げられ他の全ての条件は表6のテスト
の場合と同等に維持された。この場合には,22から26%
のTCEが,同様のシリカゲル中をそのまま通過した。テ
スト番号61から64では,温度が70℃まで上げられ,その
結果,シリカゲルを通過したTCEの割合がわずかに増大
した。テスト番号65から70においては,温度は60℃にま
で下げられ,またオゾン流入量は0.5/mへとわずかに
引き上げられた。これらの2点の条件変更もまた,シリ
カゲル中のTCE除去に有意な影響を与えなかった。テス
ト番号71から78においては,シリカゲル中に流入させる
圧縮空気の流量が,5.5/mから4.5/mへ,そして次に
3.5/mへと段階的に減少するようにされ,空間速度は1
400hr-1を示すようにされた。
表8に示されたテストにおいては,TCE吸着にシリカゲ
ルのメッシュサイズが影響するか否かを判定するため
に,これまでのテストで使用されていた6〜16メッシュ
のシリカゲルの代わりに3〜9メッシュのシリカゲルが
使用された。3〜8メッシュのシリカゲルの重量は147
グラムであり,これはシリンダーに使用されていた6〜
16メッシュのシリカゲルの重量に等しい。粗いシリカゲ
ルは,2インチのNPTステンレススチールパイプに詰めら
れた。粗いシリカゲルのみかけの容量は190ccである一
方,6〜16メッシュのものは150mlである。表8に示され
たすべてのテストにおいて,700ppbのTCEが水から除去さ
れた。また,オゾン流量は0.3/mに,そして温度は60
℃に維持された。シリカゲル中を通過する空間速度は,1
042hr-1から3253hr-1にまで変化した。表8のテスト番
号99から103と,表7のテスト番号57から60とを比べる
と,より粗いメッシュのシリカゲルを使用した場合は,
より細かいメッシュのシリカゲルを使用した場合より
も,シリカゲルをそのまま通過するTCE量を約1%を下
まわる量にまで減少させるように思われる。この一連の
実験では同様のシリカゲルが使用された。
これらの一連のテストから,以下のような結論が導か
れ得る: 1.紫外線照射なしでオゾン処理が行われると,次の条件
下において90%またはそれ以上のTCEが飽和状態の空気
流から除去され得る。つまり,シリカゲルの温度が60
℃,オゾン流入量が,酸素に対する重量比2%の状態で
0.3/m,水中のTCE濃度が50ppb,そして,空間速度が約2
500hr-1に保たれた条件下において上記の割合のTCEが除
去され得る。水中により高濃度のTCEが存在する場合に
は,TCE濃度に比例して空間速度を減少させなければなら
ない。
2.TCE除去に影響を与える他の変数には,シリカゲルの
メッシュおよびオゾン流入量がある。シリカゲルに含ま
れる水の量は,吸収され得る,従ってオゾンによる酸化
され得るTCEの量に影響を与えるようである。
紫外線のみにより,空間速度2400hr-1の範囲で,TCEの
うち80%またはそれ以上が除去される。紫外線照射にオ
ゾン処理を加えることにより,TCEの酸化率は増大し得
る。
他の応用 有機ハロゲン化化合物の典型的な有毒物質分解ユニッ
ト(シリカゲルまたは石英チップの層と,紫外線照射お
よび/またはオゾンへの暴露と,を利用したもの)は,
さらに,前記の適用例の他に,種々の産業上の適用が可
能である。これらのハロゲン化化合物は,ドライクリー
ニング,廃ガスとしてこれらの化合物を生成する焼却
炉,化学廃液を伴う多くの化学プロセス,および化学薬
品保存槽において使用され,および/または生産され
る。本ユニットは,これらのシステムのいずれにおいて
も有毒物質を除去するために使用され得る。また,より
細かいメッシュのシリカゲル層は,細菌を含有する水の
浄化システムに使用され得る。紫外線が細菌を殺すこと
は知られており,また有毒物質分解ユニットにバクテリ
アで汚染された水を通すと,細菌の破壊率が増大し得る
と考えられる。
紫外線より短い波長を有する電磁放射線もまた,これ
らの化合物の気体の混合物がシリカゲル層あるいは石英
チップ層に通されるようなシステム内で,該層に対して
照射された場合には,上記の揮発性有機ハロゲン化化合
物を効果的に分解し得る。さらに,シリカゲルあるいは
石英チップ以外でも,揮発性有機ハロゲン化化合物を吸
収し濃縮することのできる物質であれば,本発明の有毒
物質分解ユニットに使用され得る。
本発明の他の修飾および改変が本発明の精神から逸脱
することなく行われ得る。従って,本発明は特許請求の
範囲によってのみ限定される。
【図面の簡単な説明】
第1図は飲料水から揮発性有機ハロゲン化化合物を除去
するシステムを示す図,第2図は塗料の剥離作業に伴う
廃水からフェノールおよび揮発性有機ハロゲン化化合物
を除去するシステムを示す図,第3図は本発明の方法の
効率を試験するのに使用された装置を示す図,第4図は
第1図および第2図のシステムに使用される有毒物質分
解ユニットを示す図,第5図は第4図の線5−5に沿っ
た有毒物質分解ユニットの断面図,第6図は第4図の線
6−6に沿った有毒物質分解ユニットの断面図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C02F 1/78 ZAB B01D 53/34 134E (56)参考文献 特開 昭51−10174(JP,A) 特開 昭63−190620(JP,A) 特開 昭62−163730(JP,A) 特開 昭61−200836(JP,A) 特開 昭59−39386(JP,A) 特開 昭61−249589(JP,A) 実開 昭61−171594(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C02F 1/72 - 1/78 C02F 1/32 C02F 1/28 B01D 53/34

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】気体に含有される揮発性有機ハロゲン化化
    合物を分解する装置であって、 a)気体供給口、気体排出口及び該気体供給口と該気体
    排出口との間に気体流動経路を有するハウジング; b)該ハウジング中の、該気体流動経路中に位置し、気
    体状態のオゾン及び揮発性有機ハロゲン化化合物を吸着
    する多孔質吸着層;並びに、 c)該気体中の揮発性有機ハロゲン化化合物の参加を促
    進するのに効果的な距離をおいて該多孔質吸着層の周囲
    に配置されている、該多孔質吸着層に紫外線を照射する
    手段; を有する装置。
  2. 【請求項2】前記多孔質吸着層をオゾンに曝す手段を更
    に有する、請求項1に記載の装置。
  3. 【請求項3】気体に含有される揮発性有機ハロゲン化化
    合物を分解する装置であって、 a)気体供給口、気体排出口及び該気体供給口と該気体
    排出口との間に気体流動経路を有するハウジング; b)該ハウジング中の、該気体流動経路中に位置し、か
    つ、気体状態のオゾン及び揮発性有機ハロゲン化化合物
    を吸着して、該気体中の該揮発性有機ハロゲン化化合物
    を酸化する多孔質吸着層;並びに、 c)該多孔質吸着層を、該気体に含有される該揮発性有
    機化合物の酸化を促進するオゾンに曝す手段; を有する装置。
  4. 【請求項4】気体中の揮発性有機ハロゲン化化合物を分
    解する方法であって、 該揮発性有機ハロゲン化化合物を含有する気体を、シリ
    カゲルを含む多孔質吸着層に通過させる際に、該気体中
    の揮発性有機ハロゲン化化合物を酸化するのに効果的な
    時間にわたって、該多孔質吸着層に紫外線を照射しなが
    ら、および/または該多孔質吸着層をオゾンに曝しなが
    ら通過させる工程を有する方法。
  5. 【請求項5】前記揮発性有機ハロゲン化化合物を含有す
    る前記気体を前記多孔質吸着層に通過させる前に、該気
    体にオゾンを酸化する、請求項4に記載の方法。
  6. 【請求項6】前記揮発性有機ハロゲン化化合物の酸化を
    促進するために、前記多孔質吸着層の温度を50℃から70
    ℃に調節する、請求項4又は5に記載の方法。
  7. 【請求項7】前記気体が、乾燥空気、湿気を含む気体及
    び水分で飽和した気体のうちのいずれかである、請求項
    4、5又は6に記載の方法。
  8. 【請求項8】気体に含有される揮発性有機ハロゲン化化
    合物を分解する装置であって、 a)気体供給口、気体排出口及び該気体供給口との該気
    体排出口との間に気体流動経路を有するハウジング; b)該ハウジング中の、該気体流動経路中に位置し、か
    つ、気体状態のオゾン及び揮発性有機ハロゲン化化合物
    を吸着して、該気体中の該揮発性有機ハロゲン化化合物
    を酸化する多孔質吸着層;並びに、 c)該気体中の該揮発性有機ハロゲン化化合物の酸化を
    促進するのに効果的な距離をおいて該多孔質吸着層の周
    囲に配置されている、該多孔質吸着層に紫外線を照射す
    る手段、及び/又は、該気体中の該揮発性有機ハロゲン
    化化合物の酸化を促進させるために、該多孔質吸着層を
    オゾンに曝す手段、 を有する装置を用いて実施される、請求項4ないし7の
    いずれか1項に記載の方法。
  9. 【請求項9】気体及び水溶液中に含有される有機ハロゲ
    ン化化合物を分解する装置であって、 a)汚染された水溶液をオゾンに曝すと同時に該水溶液
    中の有機ハロゲン化化合物に紫外線を照射して酸化し、
    該水溶液中から有機ハロゲン化化合物を揮発させる反応
    槽であって、該水溶液を注入する少なくとも一つの注入
    口と、該水溶液を排出する少なくとも一つの排出口と、
    該注入口に近接して配置された、該反応槽内の汚染され
    た該水溶液にオゾンを導入する少なくとも一つの気体拡
    散管と、紫外線照射手段とを有する反応槽; b)空気からオゾンを生成させてオゾン−空気混合物を
    調製し、該オゾン−空気混合物を、汚染された水溶液と
    反応するように該反応槽に導入する、少なくとも一つの
    気体拡散管に連結されたオゾン生成手段;並びに、 c)該反応槽に連結され、気体中に含有される揮発した
    有機ハロゲン化化合物を分解する有害物質分解ユニット
    であって、揮発した有機ハロゲン化化合物を照射する複
    数の照射手段と、オゾンおよび有機ハロゲン化化合物を
    吸着する多孔質吸着層とを有し、該多孔質吸着層が該照
    射手段の周囲に該気体中の該揮発性有機ハロゲン化化合
    物を促進するのに効果的な距離をおいて配置された有害
    物質分解ユニット を有する装置を用いて実施される、請求項4ないし7の
    いずれか1項に記載の方法。
  10. 【請求項10】水溶液中に含有される揮発性有機ハロゲ
    ン化化合物を分解する方法であって、 a)該水溶液中にキャリアーガスを通過させることによ
    り、汚染された水溶液から揮発性有機ハロゲン化化合物
    を該キャリアーガス中へ揮発させる工程、および、 b)該揮発性有機ハロゲン化化合物を含有する該キャリ
    アーガスを、シリカゲルを含む多孔質吸着層に通過させ
    る際に、該気体中の揮発性有機ハロゲン化化合物を酸化
    するのに効果的な時間にわたって、該多孔質吸着層に紫
    外線を照射しながら、および/または該多孔質吸着層を
    オゾンに曝しながら通過させる工程を有する方法。
  11. 【請求項11】気体および水溶液中に含有される有機ハ
    ロゲン化化合物を分解する装置であって、 a)汚染された水溶液をオゾンに曝すと同時に該水溶液
    中の有機ハロゲン化化合物に紫外線を照射して酸化し、
    該水溶液から有機ハロゲン化化合物を揮発させる反応槽
    であって、該水溶液を注入する少なくとも一つの注入口
    と、該水溶液を排出する少なくとも一つの排出口と、該
    注入口に近接して配置された、該反応槽内の汚染された
    該水溶液にオゾンを導入する少なくとも一つの気体拡散
    管と、紫外線照射手段を有する反応槽; b)該反応槽に連結され、気体中に含有される揮発した
    有機ハロゲン化化合物を分解する有害物質分解ユニット
    であって、揮発した有機ハロゲン化化合物を照射する複
    数の照射手段と、オゾンおよび有機ハロゲン化化合物を
    吸着する多孔質吸着層とを有し、が歌孔質吸着層が該照
    射手段の周囲に該気体中の該揮発性有機ハロゲン化化合
    物の酸化を促進するのに効果的な距離をおいて配置され
    た有毒物質分解ユニット を有する装置を用いて実施される、請求項10に記載の方
    法。
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