JP2813133B2 - 施工機のロッド清掃装置 - Google Patents

施工機のロッド清掃装置

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JP2813133B2
JP2813133B2 JP6120221A JP12022194A JP2813133B2 JP 2813133 B2 JP2813133 B2 JP 2813133B2 JP 6120221 A JP6120221 A JP 6120221A JP 12022194 A JP12022194 A JP 12022194A JP 2813133 B2 JP2813133 B2 JP 2813133B2
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rod
construction machine
cleaning plate
cleaning
cleaning device
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徳夫 村手
隆典 山崎
庸公 冨田
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Nippon Sharyo Ltd
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Nippon Sharyo Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、建設関係の基礎工事等
に用いられる施工機のロッド清掃装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、施工機本体に立設したリーダ
に沿って昇降可能に設けられた回転駆動機構によりロッ
ドを回転駆動して、ロッドの先端に取り付けられた掘削
ビットにより掘削しながらコンクリートミルク、泥水、
安定液等を注入して、掘削する施工機が用いられてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、こうし
た従来のものでは、コンクリートミルク、泥水、安定液
等を用いると、ロッドを引き上げる際に、ロッドに付着
したコンクリートミルク等が風等により飛散し、特に、
民家が密集した狭い場所で施工する場合には、飛散した
コンクリートミルク等が隣接する民家の壁等に付着する
場合があるという問題があった。
【0004】そこで本発明は上記の課題を解決すること
を目的とし、ロッドに付着したコンクリートミルク等の
飛散を防止する施工機のロッド清掃装置を提供すること
にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成すべ
く、本発明は課題を解決するための手段として次の構成
を取った。即ち、施工機本体に立設したリーダに沿って
昇降可能に設けられた回転駆動機構により先端に掘削ビ
ットが取り付けられた断面円形のロッドを回転駆動する
と共に、前記回転駆動機構よりも下側の前記リーダに設
けられた振れ止め機構により前記ロッドを回転可能に支
持する施工機の該振れ止め機構に、弾性を有する清掃板
を、該清掃板の縁部を前記ロッドの外周にその軸方向に
沿って接触させて設けると共に、前記清掃板の両端には
前記縁部を突き出した突出部を形成したことを特徴とす
る施工機のロッド清掃装置がそれである。
【0006】また、前記振れ止め機構は、前記ロッドと
平行な支点軸の廻りに揺動可能な一組の開閉ガイドを備
え、該開閉ガイドの閉状態で前記ロッドを回転可能に支
持するガイド孔が形成され、前記一組の開閉ガイドの間
に前記清掃板を前記ガイド孔に突き出して設け、かつ、
前記清掃板の両端の前記突出部はその間に前記開閉ガイ
ドが入り込む間隔に形成した構成としてもよい。
【0007】更に、幅の狭い介装板を間に挟んだ2枚の
前記清掃板を配置した構成としてもよい。
【0008】
【作用】前記構成を有する施工機のロッド清掃装置は、
回転駆動機構がロッドを回転駆動し、振れ止め機構がロ
ッドの振れを止めながら、掘削ビットにより掘削を行
う。そして、清掃板がロッドの外周に接触して、ロッド
に付着したコンクリートミルク、泥水、安定液等を掻き
落とし、ロッドを引き上げた際のコンクリートミルク、
泥水、安定液等の飛散を防止する。また、ロッドの外周
に溝がある場合には、突出部がその内部に入り込み、溝
内の泥水や安定液等を掻き落とす。
【0009】また、清掃板を一組の開閉ガイドの間にガ
イド孔に突き出して設けると共に、清掃板の両端の突出
部がその間に開閉ガイドが入り込む間隔で形成する構成
とすると、装置全体の大きさを小さくできる。更に、幅
の狭い介装板を挟んだ2枚の清掃板を配置すると、2枚
の清掃板がロッドに付着したコンクリートミルク、泥
水、安定液等を掻き落とす。
【0010】
【実施例】以下本発明の実施例を図面に基づいて詳細に
説明する。図4に示すように、1は自走式の施工機本体
で、その前側にはリーダ2が立設されており、リーダ2
にはその長手方向に沿って1組のレール4(一方のみ図
示する)が敷設されている。そして、レール4には、移
動台6が摺動可能に係合されており、移動台6には、リ
ーダ2の上下両端に回転可能に支持された1組のスプロ
ケット8(一方のみ図示する)に張設されたチェーン1
0の両端が連結されている。チェーン10は図示しない
回転駆動源により駆動されて、移動台6をレール4に沿
って上下動させることができるように構成されている。
【0011】移動台6には、回転駆動機構12が載置さ
れており、回転駆動機構12は、回転駆動機構12に挿
入された長尺状のロッド14の上端に形成された断面六
角形の軸部を介して、ロッド14が掘削モータ16によ
り回転されると共に、移動台6の上下動と共に上下動す
るように構成されている。
【0012】また、ロッド14は、リーダ2の下側に設
けられた振れ止め機構18に挿入され、振れ止め機構1
8から下方に突き出されたロッド14の下端には、攪拌
翼20及び掘削ビット22が取り付けられている。ロッ
ド14は中空に形成されており、ロッド14の上端に
は、コンクリートミルク、泥水、安定液等の流体を流通
させるスイベルジョイント24を介して供給ホース26
が接続され、供給されるコンクリートミルク、泥水、安
定液等をロッド14の先端から吐出できるように構成さ
れている。
【0013】振れ止め機構18は、図1〜3に示すよう
に、リーダ2に取り付けられたブラケット28を備え、
ブラケット28には、一組の開閉ガイド30,32の一
端が、ロッド14と平行に、かつロッド14を中心にし
てその両側に挿入された一組の支点軸34,36により
回転可能に支持されている。
【0014】開閉ガイド30,32の他端には、それぞ
れ貫通孔38(一方のみ図示する)が形成されており、
この貫通孔38にはリング状の取手39が取り付けられ
たピン40が着脱可能に挿入されている。そして、この
ピン40が挿入された状態のときに、一組の開閉ガイド
30,32には、ロッド14と同軸上にロッド14をガ
イドするガイド孔42が形成されるように、それぞれ略
半円弧状のガイド部材44,46が取り付けられてい
る。
【0015】また、ピン40が挿入されたときに、両支
点軸34,36の中間に隙間48が形成されるように両
開閉ガイド30,32が形成されている。この隙間48
には、幅の狭い介装板50を間に挟んだ略長方形状の2
枚の清掃板52,54が、ロッド14と平行に立てられ
ると共に、清掃板52,54の縁部52a,54aがロ
ッド14の外周に対向して配置されている。
【0016】そして、清掃板52,54は、L字状の一
組の固定部材56,58により挟持され、固定部材5
6,58に複数のボルト59により固定されると共に、
固定部材56,58が複数のボルト55によりブラケッ
ト28に固定されている。清掃板52,54は、弾性を
有する材料、本実施例ではゴムで形成されているが、こ
れに限らず、ばね鋼等であってもよい。また、清掃板5
2,54には、その縁部52a,54aからロッド14
の軸方向と直交する方向に複数の切欠52b,54bが
形成されると共に、清掃板52,54の両端の縁部52
a,54aはロッド14側に突き出されて、突出部52
c,54cが形成されている。
【0017】また、突出部52c,54cは、その間に
開閉ガイド30,32のガイド部材44,46が入り込
む間隔に形成されている。そして、清掃板52,54
は、ガイド孔42内に縁部52a,54aが突き出され
ると共に、縁部52a,54aがガイド孔42内のロッ
ド14の外周に接触するように配置されている。尚、本
実施例では、清掃板52,54は2枚配置されている
が、1枚であっても実施可能であり、また、3枚以上で
あってもよい。
【0018】次に、前述した本実施例の施工機のロッド
清掃装置の作動について説明する。まず、回転駆動機構
12にロッド14の先端が装着されると共に、開閉ガイ
ド30,32が支点軸34,36を中心に揺動されて、
ロッド14をガイド孔42内に収納して閉じられ、ピン
40が貫通孔38に挿入される。これにより、ロッド1
4の外周に、清掃板52,54が外周の形状に応じて弾
性変形して、その弾性力により押し付けられるようにし
て、縁部52a,54aが接触する。
【0019】掘削モータ16が駆動されてロッド14が
回転駆動されると共に、振れ止め機構18が、ガイド孔
42によりロッド14の振れを防止する。また、移動台
6がレール4に沿って降下され、掘削ビット22により
掘削が行われる。掘削中には、供給ホース26からスイ
ベルジョイント24、ロッド14を介して掘削孔内に泥
水、あるいは安定液等が供給されて、孔壁の崩壊等が防
止される。
【0020】そして、掘削の終了、ロッド14の延長、
あるいは掘削ビット22の交換等の際には、ロッド14
を回転させながら移動台6を上昇させて、ロッド14を
引き上げる。その際、ロッド14の外周には、泥水や安
定液等が付着している。ロッド14が回転しながら引き
上げられると、ロッド14の外周に接触している清掃板
52,54が、その縁部52a,54aによりロッド1
4の外周に付着している泥水や安定液等を掻き落とす。
これにより、ロッド14が引き上げられても、ロッド1
4には泥水や安定液等が付着していないので、風等によ
り泥水や安定液等が飛散することがない。尚、泥水や安
定液に代えて、地盤改良のためにコンクリートミルクが
用いられた場合も同様である。
【0021】また、清掃板52,54は、開閉ガイド3
0,32の間の振れ止め機構18内に設けられているの
で、清掃板52,54を設ける特別のスペースを確保す
る必要がなく、装置が大型になることもない。よって、
スペース的に余裕がない小型の施工機であっても、容易
に清掃板52,54を設けることができる。
【0022】更に、清掃板52、54には、複数の切欠
52b,54bが形成されているので、ロッド14に段
部があっても、縁部52a,54aがその段部の形状に
応じて弾性変形して、段部に付着した泥水や安定液等を
掻き落とすことができる。また、両突出部52c,54
cが、ロッド14に溝等がある場合には、その内部にま
で入り込み、溝内の泥水や安定液等を掻き落とす。
【0023】以上本発明はこの様な実施例に何等限定さ
れるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲にお
いて種々なる態様で実施し得る。
【0024】
【発明の効果】以上詳述したように本発明の施工機のロ
ッド清掃装置は、ロッドの外周に接触した清掃板の縁部
がロッドの外周に付着しているコンクリートミルク、泥
水、安定液等を掻き落とし、また、突出部が、ロッドに
溝等がある場合には、その内部にまで入り込み、溝内の
泥水や安定液等を掻き落とし、風等により泥水等が飛散
するのを防止するという効果を奏する。また、清掃板を
開閉ガイドの間の振れ止め機構に設けると共に、清掃板
の両端の突出部がその間に開閉ガイドが入り込む間隔で
形成する構成とすると、清掃板を設ける特別のスペース
を確保する必要がなく、装置が大型になることもなく、
スペース的に余裕がない小型の施工機であっても、容易
に設けることができる。更に、幅の狭い介装板を挟んだ
2枚の清掃板を配置すると、2枚の清掃板がロッドに付
着したコンクリートミルク、泥水、安定液等を掻き落と
す。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例としての施工機のロッド清掃
装置の要部斜視図である。
【図2】本実施例の施工機のロッド清掃装置の側面図で
ある。
【図3】本実施例の施工機のロッド清掃装置の平面図で
ある。
【図4】本実施例の施工機の全体側面図である。
【符号の説明】
1…施工機本体 2…リーダ
6…移動台 12…回転駆動機構 14…ロッド 1
6…掘削モータ 18…振れ止め機構 22…掘削ビット
26…供給ホース 30,32…開閉ガイド 52,54…清掃板
52a,54a…縁部
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E21B 12/06

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 施工機本体に立設したリーダに沿って昇
    降可能に設けられた回転駆動機構により先端に掘削ビッ
    トが取り付けられた断面円形のロッドを回転駆動すると
    共に、前記回転駆動機構よりも下側の前記リーダに設け
    られた振れ止め機構により前記ロッドを回転可能に支持
    する施工機の該振れ止め機構に、弾性を有する清掃板
    を、該清掃板の縁部を前記ロッドの外周にその軸方向に
    沿って接触させて設けると共に、前記清掃板の両端には
    前記縁部を突き出した突出部を形成したことを特徴とす
    る施工機のロッド清掃装置。
  2. 【請求項2】 前記振れ止め機構は、前記ロッドと平行
    な支点軸の廻りに揺動可能な一組の開閉ガイドを備え、
    該開閉ガイドの閉状態で前記ロッドを回転可能に支持す
    るガイド孔が形成され、前記一組の開閉ガイドの間に前
    記清掃板を前記ガイド孔に突き出して設け、かつ、前記
    清掃板の両端の前記突出部はその間に前記開閉ガイドが
    入り込む間隔に形成されたことを特徴とする請求項1記
    載の施工機のロッド清掃装置。
  3. 【請求項3】 幅の狭い介装板を間に挟んだ2枚の前記
    清掃板を配置したことを特徴とする請求項1又は請求項
    2記載の施工機のロッド清掃装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS60169386U (ja) * 1984-04-19 1985-11-09 株式会社 長谷川工務店 ア−スオ−ガの付着土砂排除装置

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