JP2812480B2 - 光ディスク用媒体の作成方法 - Google Patents

光ディスク用媒体の作成方法

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JP2812480B2 JP1078395A JP7839589A JP2812480B2 JP 2812480 B2 JP2812480 B2 JP 2812480B2 JP 1078395 A JP1078395 A JP 1078395A JP 7839589 A JP7839589 A JP 7839589A JP 2812480 B2 JP2812480 B2 JP 2812480B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、光ディスク用媒体(以下、媒体と略す
る。)の作成方法に関するものである。
〔従来の技術及び発明が解決しようとする課題〕
従来、光ディスク用基板(以下、基板と略する。)を
貼り合わせて、媒体を作成すると、相対する基板の力学
的相互作用により、貼り合わせた媒体に変形を与える。
特に、基板の形状が経時的に変動することや、接着剤が
収縮すること等により貼り合わせた媒体の相対する基板
の力学的均衡が乱され、貼り合わせた媒体の形状に変動
を与えていた。その結果、光ディスクの機械的精度を低
下せしめ、光ディスクの記録・再生用光学系の追従性に
影響を与えていた。
そこで、本発明は2枚の基板を相対させたとき、互い
の貼り合わせ面から見た面振れの凸部または凹部のピー
ク点どうしが近似的に対称(逆位相)となるように貼り
合わせることにより、貼り合わせた媒体の力学的対称性
をつくり、形状の変動の小さい媒体の作成方法を提供す
るものである。
〔課題を解決するための手段及び作用〕
本発明者らは、基板を用いて、その貼り合わせ方を鋭
意検討した結果、媒体の形状の変動の小さい貼り合わせ
方を見出し、本発明を完成させるに至った。
すなわち、基板を貼り合わせて媒体を作成する方法に
おいて、相対する基板の互いの貼り合わせ面から見た面
振れの凸部または凹部のピーク点どうしが近似的に対称
となるように貼り合わせることを特徴とする媒体の作成
方法である。
本発明での基板とは、円板状に成形されたもので、そ
の片面に集束レーザー光に対する案内溝等が付与されて
いるものをいう。これに記録膜を付与することにより、
集束レーザー光による信号の記録・再生ができるもので
ある。
基板の材料としては、例えば、アクリル系、ポリカー
ボネート系、ポリエステル系、ポリアミド系、塩化ビニ
ル系、ポリビニルエステル系、ポリオレフィン系、ポリ
スチレン系、ポリフェニレンオキシド系樹脂等や、これ
らの混合樹脂またはガラス等が挙げられる。
本発明の基板の面振れとは、基板面を円周方向に軌跡
したとき、基板面の垂直方向の振れ状態をいう。
相対する基板の互いの貼り合わせ面から見た面振れの
凸部または凹部のピーク点どうしが近似的に対称(逆位
相)となるようにと言っていることは、それぞれの面振
れの凸部同志、あるいは凹部同志が相対するような組み
合わせをいう。また、逆に非対称(正位相)とは凸部と
凹部同志が相対するような組み合わせをいう。
しかしながら、実際は凸部あるいは凹部のピーク点同
志を正確に相対させることは困難である。本発明者らの
検討の結果、相対するピーク点のずれが90度を越えると
経時変化の確率が高くなることが判明した。
したがって、近似的に相対させることの範囲としてピ
ーク点のずれが90度以内であることとする。また、相対
させるピーク点は、面触れの最大ピーク点を選べば良
い。
基板の貼り合わせに際しては、2枚の基板の間にスペ
ーサーを挟み、エアーサンドウィッチ構造としてもよい
し、そのまま貼り合わせてもよい。
また、それらを貼り合わせるためには、接着剤を用い
るか、または、粘着剤付きフィルムを用いてもよい。
接着剤の成分としては、基板や記録膜を侵さず、十分
な接着強度を有するものであればよい。例えば、エポキ
シ系、ウレタン系、アクリル系、シアノアクリル系、ウ
レタン変性エポキシ系、ウレタン変性アクリル系、アク
リル変性エポキシ系、フェノール系及びシリコーン系等
を用いることによって接着強度、耐久性、媒体の変形等
の影響から最適なものを選ぶことができる。
前述の基板と接着剤または粘着剤付きフィルム、さら
に、必要に応じスペーサーを用いて相対する基板の面振
れ位相が近似的に対称(逆位相)となるように貼り合わ
せることにより媒体の形状の変動を小さくすることがで
きる。
この作用は、相対する基板の互いの貼り合わせ面から
見た面振れの凸部または凹部のピーク点どうしを近似的
に対称(逆位相)にすることにより、貼り合わせた媒体
の形状的対称性が作られ、2枚の基板の面振れの形状が
独立に経時的に変動しようとする力が発生した時に、貼
り合わせた媒体が形状的対称性にあるために力学的均衡
が保たれるものと考えられる。この作用は基板の初期的
な変形量が大きい程顕著である。
〔実施例〕
以下、本発明を実施例により具体的に説明する。ただ
し、実施例によって本発明はなんら制限をうけるもので
はない。
なお、機械的特性の測定には、光ディスク機械特性検
査装置(MICRON SURFER:(株)東芝製)を用いた。基板
の面振れは、回転数600rpmで回転する基板の面に追従し
た光ピックアップレンズの位置を1周分を1024点に分割
し、サンプリングした。
この1024点のデータを4点毎に平滑化し、各点での円
周方向傾斜角(m rad)を算出した。また、1024点のデ
ータを16点毎に平滑化し、微分を2回したものを面振れ
瞬時加速度(m/sec2)とした。また、以下の実施例およ
び比較例において、貼り合わせた媒体の任意の一面のA
面、別の一面をB面として表現する。
実施例1 半径645mm、厚み1.2mmの光ディスク用ポリカーボネー
ト基板で、半径60mmの位置での面振れ振幅が約100μm
の基板を2枚用意した。
これらの面振れの凸部のピーク点が相当する(ずれが
0度)ように組み合わせ、スペーサーと紫外線硬化型接
着剤を用いて貼り合わせた。
スペーサーは厚み0.5mmで基板の内周部と外周部に相
当するリング状の2枚である。接着剤は、このスペーサ
ー部に塗布した。また、貼り合わせ時に圧締し接着時に
露光し硬化させた。
この貼り合わせた媒体の機械的特性を測定した後、温
度60℃、湿度90%の環境下で、2000時間の加速試験をし
た。結果を第1表に示したように加速試験後も媒体のA
面、B面ともに、貼り合わせ後の状態を維持していた。
実施例2 実施例1において、基板の面振れ振幅が約50μmのも
のを用いた以外は、実施例1と同様に行った。結果は第
1表に示す。
実施例3 実施例1において、基板の面振れ振幅が約30μmのも
のを用いた以外は、実施例1と同様に行った。結果は第
1表に示す。
実施例4 実施例1において、凸部のピーク点のずれを45度とし
た以外は、実施例1と同様に行った。結果は第1表に示
す。
実施例5 実施例1において、凸部のピーク点のずれを90度とし
た以外は、実施例1と同様に行った。結果は第1表に示
す。
比較例1 実施例1において、凸部のピーク点のずれが135度と
した以外は、実施例1と同様に行った。結果は第2表に
示す。
〔発明の効果〕 本発明の方法は、相対する2枚の基板の互いの貼り合
わせ面から見た面振れの凸部または凹部のピーク点どう
しのずれが90度以内となるように組み合わせて貼り合わ
せることにより、従来の貼り合わせた媒体の機械的特性
が経時的に変動することを防止できるようになり、安定
した貼り合わせ媒体を提供できる、優れた貼り合わせ方
法による媒体の作成方法である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−197041(JP,A) 特開 昭61−126648(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G11B 7/26 531

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光ディスク用基板を貼り合わせて光ディス
    ク用媒体を作成する方法において、相対する光ディスク
    用基板の、互いの貼り合わせ面から見た周方向の面振れ
    の凸部または凹部のピーク点どうしのずれが90度以内と
    なるように貼り合わせることを特徴とする光ディスク用
    媒体の作成方法。
JP1078395A 1989-03-31 1989-03-31 光ディスク用媒体の作成方法 Expired - Fee Related JP2812480B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS61126648A (ja) * 1984-11-26 1986-06-14 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> デイスク張り合せ装置及びその方法

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