JP2811983B2 - プログラマブル・コントローラ - Google Patents
プログラマブル・コントローラInfo
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Description
現するプログラマブル・コントローラに関する。
ラ(以下、PCと記載する)は、例えば作業現場等にお
いて発生する複数の物量的情報、或いは論理的情報に対
応して所定の出力制御(シーケンス制御)を行うように
プログラミングできるようになっている。通常、工程の
進行状況、作業手順等の現場の態様は流動的なものであ
る。このため、作業現場のシーケンス制御の手順につい
ては、元来、仕様がなかなか決らない、また、決っても
すぐ変る、さらには、PCの試運転中であれ実際の運転
中であれ、変更や改造が絶えず発生する等のことがあっ
た。そして、これらの変化に容易に対処できるようにす
るために、上記プログラミングの記述方法については種
々のものが考えられてきた。いずれの場合においても、
従来ハードウエアの面でもソフトウエアの面でもコンピ
ュータに関しては無縁であった現場の人々でも、PCを
用いて容易に制御手順を構築できるようにするという当
初からの目的に基づいて、通常、PCのプログラミング
はコンピュータプログラミングとは全く異なる記述形式
を伴うものである。
cial Function Chart )という国際規格(IEC SC65
A/WG6)の記述形式が知られている。これは、図3に示
すように、制御対象となる各工程をステップ31と呼ば
れるもので記述し、そのステップ31の中に、その工程
で行うべき仕事の内容(制御)をアクション33という
形でプログラムする。この、アクション33の記述(ア
クションプログラム34)は、概ね従来の、PC化以前
に現場で用いられていた接点やコイルのシンボルマーク
による展開接続図(リレー回路図)と同様のものであ
る。また、個々のステップ31は、トラジション32で
区切られている。そして、アクション33のタイプは制
御方式の種類に応じて9種類に分類され、これはアクシ
ョンクォリファイと呼ばれている。そして、アクション
33は、ステップ31の活性(対応する工程が制御対象
となっているか否か)と、アクションクォリファイとに
より、実行/非実行が決定される。
主要部は図4に示すような構成となっている。そして、
プログラミングの記述方法の違いに係わらず、そのプロ
グラム(ワード単位で機械語に翻訳されたビット情報)
はプログラム格納メモリ42にアドレス順に順次書き込
まれ、クロック信号でカウントされるアドレスカウンタ
によりそのアドレス順に逐次読み出されるようになって
いる。読み出されたプログラムデータはデコーダで解析
された後、解析された信号に基づいてデータメモリ43
から対応するデータが読み出されて論理演算が行われ
る、ということが繰り返されて1個の出力信号が決定さ
れる。その出力信号はデータメモリ43の出力データ領
域に書き込まれた後、出力部に読み出されてシーケンス
制御の出力信号となる。すなわち、これが従来のリレー
回路の最終出力と同じものとなる。そして、PCでは、
次のプログラムが読み出され、次の入力信号の解析がな
され、上記動作が繰り返される。
にプログラム格納メモリ42に書き込まれたのち、逐次
的に読み出される。したがって、プログラム実行時にお
いて非実行が決定されたステップのプログラムは、その
ステップのアクションの終点まで、単にプログラムメモ
リから順次読み出されるだけで、演算処理は行われない
ようになっていた。
にプログラムメモリから順次読み出されるだけで、演算
処理そのものは行われないというようにするには、図5
のフローチャートに示すような処理を、アクションプロ
グラム毎に繰り返していく必要があった。
ョンプログラムを読み出す(ロードする)(処理S50
1)。これは、上述したように、順次カウントアップさ
れるアドレスカウンタの値に応じて、プログラムメモリ
から逐次読み出されるものである。
ータをメモリから読み出し(処理S502)、続いて、
その判定用データがNOP(No Operation)処理を示す
データか否かを判定する(処理S503)。すなわち、
上記ロードしたアクションプログラムがNOP(No Ope
ration)処理中のものであるか否か、換言すれば、当該
ステップが、非実行のステップと決定されたものである
か否かを判定する。このステップ非実行(NOP処理)
については、制御手順設定の際、NOP命令が書き込ま
れているメモリアドレスを示すプログラム記述を設定す
る等して予め定めておくものである。
算が実行されるが(処理S506)、NOP処理中であ
れば処理S506の演算処理へは進まず、同じアクショ
ン内の命令指示アドレス(当該命令が書き込まれている
メモリアドレス)を読み込み(処理S504)、加算処
理を行って次のアクションの先頭プログラムアドレスを
算出する(処理S505)。そして、上記処理S501
のアクションプログラムロードの処理に戻る、という処
理動作を実行する必要があった。
に、ステップがNOP処理中である場合には、図5に示
す一連の判定処理及びその後に続くアクションプログラ
ムの先頭アドレス算出処理(処理S502〜S505)
が繰り返し必要とされる。そして、これに要する処理時
間は演算処理に比して極めて長時間となり、時間の無駄
が多いという問題があった。例えば、同図の各処理に対
応して括弧内に示す数値は、内部バス16ビット、外部
ポート8ビットの標準的な汎用マイクロプロセッサを用
いた場合の各処理時間をクロック数で示したものである
が、処理S502〜S505の合計処理時間は33クロ
ックとなる。これに対してマイクロプロセッサの命令実
行最少時間は1クロックであり、1個のアクション内の
論理演算に33クロックも要することはなく、極めて短
時間である。
る判定処理時間の分だけ、次に実行が決定されているス
テップのアクションの演算実行が遅れるという問題点を
有していた。
するプログラマブル・コントローラを提供することを目
的とする。
ク図である。本発明は、演算結果が書き込まれる記憶手
段101と、該記憶手段101に書き込まれる演算結果
を演算により算出する演算手段102と、該演算手段に
より算出された演算結果を前記記憶手段に書き込む書込
手段103を有するプログラマブル・コントローラに適
用される。
る時は書込手段103による上記演算結果の書き込みを
禁止する。同手段は例えばフリップフロップ等からな
る。
禁止手段104により演算結果の書き込みが禁止され
る。
れても算出された演算結果が記憶装置等に書き込まれな
い。したがって、NOP処理中には演算を行うか否かの
判定を行う必要がなくなるのでNOP処理中の処理時間
を短縮することができる。
ついて詳細に述べる。本発明では、NOP処理中でもプ
ログラムに基づいて演算を実行し、ただしその演算の結
果がメモリには書き込まれないようにするところに大き
な特徴がある。
図である。演算プロセッサ201には、アドレスバス2
07、データバス208及び読み出し信号線209−1
を介してデータメモリ202が接続されている。また、
アドレスバス207には、アドレスデコーダ203がそ
の入力側で接続されている。また、データバス208に
は、フリップフロップ205がそのセット端子で接続さ
れている。さらに、演算プロセッサ201には、書き込
み信号線209−2を介して、負論理オアゲート(以
下、単にオアゲートと記載)204及びオアゲート20
6が、それぞれの一方の入力端子で接続されている。そ
して、オアゲート204の他方の端子はアドレスデコー
ダ203の出力側端子(信号線)209−4に接続され
ており、出力側はフリップフロップ205の入力端子に
接続されている。また、オアゲート206の他方の端子
はフリップフロップ205の出力端子に接続されてお
り、出力側は書き込み信号線209−3を介してデータ
メモリ202に接続されている。また、アドレスデコー
ダ203の出力側は、上記信号線209−4の他、信号
線209−5等も有しており、その信号線209−5に
はデータメモリ202のチップセレクタ端子に接続され
ている。
いプログラムメモリからプログラムを読み出して、その
読み出したプログラムにより指示されるアドレスデータ
Aをアドレスバス207に出力し、同時に信号線209
−1にデータ読み出し信号「−R」を出力することによ
り、データバス208を介してデータメモリ202から
データDを読み出す。そして、読み出したデータDを用
いて演算を行なう。そして、その演算が途中の演算であ
れば特には図示しない内蔵のアキュムレータに結果を保
持し、再び上記のようにプログラム読み出し、アドレス
データ送出、データ読み出し、及びそのデータとアキュ
ムレータにある上記結果データとによる演算とを繰り返
す。また、その演算が最終演算であれば、結果をデータ
メモリ202の出力データエリアに書き込むために、最
終算出データDをデータバス208に、その書き込むべ
きアドレスデータAをアドレスバス207に、そして、
アクティブな“L”レベルの書き込み信号「−W」を信
号線209−2に出力する。
クションプログラムの先頭で読み出したデータが、その
アクションがNOP処理であることを示している場合に
は、データD(「0」)をデータバス208に出力し、
フリップフロップ205のアドレスデータAをアドレス
バス207に出力する。さらに、“L”レベルの書き込
み信号「−W」を信号線209−2へ出力する。
タAをデコードして、データメモリ202のアドレスが
指定されていれば、信号線209−5に“L”レベルの
信号「−CS」を出力するが、上記のようにオアゲート
204をアドレス指定するものであれば、“L”レベル
の信号cを信号線209−4を介してオアゲート204
の一方の入力端子に出力する。
演算プロセッサ201から出力された“L”レベルの信
号「−W」が入力する。オアゲート204は、このよう
に両入力端子に“L”レベルが入力したときのみ、その
出力端子から“L”レベルの信号を出力する。このオア
ゲート204の“L”レベルの出力信号はデータ取り込
み指令信号としてフリップフロップ205に入力する。
フリップフロップ205は、このデータ取り込み指令信
号に基づいて、上記演算プロセッサ201からデータバ
ス208に出力されているデータD(「0」)を自らの
セット端子に取り込むことによりセットされ、“H”レ
ベルの信号hを、オアゲート206に出力する。
レベルが入力した時のみ、その出力端子の出力信号「−
W」がアクティブな“L”レベルとなる。そして、信号
線209−3を介してデータメモリ202にアクティブ
な書き込み指令信号となって入力する。しかし、いずれ
か一方の又は双方の入力端子に“H”レベルが入力する
と、その出力端子の出力は“H”レベルとなる。したが
って、上記のように、オアゲート206の一方の入力端
子に入力するフリップフロップ205からの信号hが
“H”レベルとなったときは、他方の入力端子に信号線
209−2を介して入力する演算プロセッサ201から
の書き込み信号「−W」がロー/ハイいずれのレベルで
あれ、その出力端子の出力が“H”レベルとなる。
1からの書き込み信号「−W」がアクティブな“L”レ
ベルであっても、オアゲート206からの出力「−W」
は“H”レベルとなってデータメモリ202に入力する
ので、書き込み指令信号とはならず、例えデータバス2
08へデータメモリ202に対するデータが出力されて
いてもデータの書き込みは行われない。
が、アクションプログラムの先頭で、そのアクションが
NOP処理であることを示すデータを読み出したとき
は、オアゲート206からの出力が常に“H”レベルに
設定される。そして、以後フリップフロップ204がリ
セットされるまでは、出力が“H”レベルの状態とな
る。従って、演算プロセッサ201がNOP処理中のプ
ログラムによる演算を行って、それに伴い、演算結果の
書き込み指令を出力しても、その演算されたデータが、
データメモリ202に書き込まれることはない。すなわ
ち、シーケンス制御用出力信号が生成されることがな
い。
制御信号の非出力動作が得られる。そして、動作時間は
短縮される。
グラムに基づいて演算の実行を続け、その演算の結果を
メモリに書き込むことだけを非実行とするので、迅速な
NOP処理を実現することが可能となる。特にSFC記
述に基づいて動作する場合にはNOP処理の迅速性は顕
著なものとなる。
ーチャートである。
Claims (1)
- 【請求項1】 演算結果が書き込まれる記憶手段(10
1)と、該記憶手段(101)に書き込まれる演算結果
を演算により算出する演算手段(102)と、該演算手
段(102)により算出された演算結果を前記記憶手段
(101)に書き込む書込手段(103)を有するプロ
グラマブル・コントローラにおいて、NOP処理中であ
る時は前記書込手段(103)による前記記憶手段(1
01)に対する前記演算手段(102)により算出され
た演算結果の書き込みを禁止する書込禁止手段(10
4)と、を具備することを特徴とするプログララマブル
・コントローラ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4835391A JP2811983B2 (ja) | 1991-03-13 | 1991-03-13 | プログラマブル・コントローラ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4835391A JP2811983B2 (ja) | 1991-03-13 | 1991-03-13 | プログラマブル・コントローラ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04283804A JPH04283804A (ja) | 1992-10-08 |
JP2811983B2 true JP2811983B2 (ja) | 1998-10-15 |
Family
ID=12801009
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4835391A Expired - Fee Related JP2811983B2 (ja) | 1991-03-13 | 1991-03-13 | プログラマブル・コントローラ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2811983B2 (ja) |
-
1991
- 1991-03-13 JP JP4835391A patent/JP2811983B2/ja not_active Expired - Fee Related
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---|---|
JPH04283804A (ja) | 1992-10-08 |
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