JP2811704B2 - Ccd出力回路 - Google Patents
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- 238000005070 sampling Methods 0.000 claims description 16
- 230000035945 sensitivity Effects 0.000 description 7
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 5
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 4
- 230000002411 adverse Effects 0.000 description 3
- 230000006866 deterioration Effects 0.000 description 1
- 238000003384 imaging method Methods 0.000 description 1
- 230000001360 synchronised effect Effects 0.000 description 1
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、例えばCCD(チャージ・カップルド・デバ
イス)を用いた固体撮像装置等に用いて好適なCCD出力
回路に関する。
イス)を用いた固体撮像装置等に用いて好適なCCD出力
回路に関する。
本発明にかかるCCD出力回路は、CCD出力信号をコンデ
ンサを介してサンプルホールド回路に入力し、このサン
プルホールド回路からの出力信号の出力電圧と基準電圧
とを比較し、上記CCD出力信号のクロック周期より十分
に長い周期で比較し、この比較出力をコンデンサと上記
サンプルホールド回路との接続点に帰還することによ
り、該サンプルホールド回路のオフセットによる悪影響
を低減することができ、S/N,周波数特性,感度の向上を
はかることができる。
ンサを介してサンプルホールド回路に入力し、このサン
プルホールド回路からの出力信号の出力電圧と基準電圧
とを比較し、上記CCD出力信号のクロック周期より十分
に長い周期で比較し、この比較出力をコンデンサと上記
サンプルホールド回路との接続点に帰還することによ
り、該サンプルホールド回路のオフセットによる悪影響
を低減することができ、S/N,周波数特性,感度の向上を
はかることができる。
従来、一般に第4図または、第5図に示すようなCCD
出力回路が用いられていた。
出力回路が用いられていた。
先ず、第4図のCCD出力回路において、第3図(a)
に示すような少なくとも基準レベル部RCと信号部RDとが
クロック周期TAで繰り返すようなCCD固体撮像素子等か
らの出力信号が入力端子31を介して入力される。
に示すような少なくとも基準レベル部RCと信号部RDとが
クロック周期TAで繰り返すようなCCD固体撮像素子等か
らの出力信号が入力端子31を介して入力される。
なお、同図(a)に示すRBはプリチャージパルス部で
ある。
ある。
このようなCCD出力信号は、コンデンサ32を介すこと
により直流分がカットされ、さらに、端子33より電源供
給のされている抵抗34及び片端が接地されている抵抗35
から成る分圧抵抗の分電圧により直流電圧が決定され、
サンプルホールド回路36,37に入力される。
により直流分がカットされ、さらに、端子33より電源供
給のされている抵抗34及び片端が接地されている抵抗35
から成る分圧抵抗の分電圧により直流電圧が決定され、
サンプルホールド回路36,37に入力される。
サンプルホールド回路36では、CCD出力信号の基準レ
ベル部RCを該CCD出力信号のクロック周期TAに同期し
た、第3図(b)に示すサンプリングパルスSHPでサン
プリングしホールドして、この出力信号をサンプルホー
ルド回路38に出力する。
ベル部RCを該CCD出力信号のクロック周期TAに同期し
た、第3図(b)に示すサンプリングパルスSHPでサン
プリングしホールドして、この出力信号をサンプルホー
ルド回路38に出力する。
サンプルホールド回路37では、CCD出力信号の信号部R
Dを第3図(c)に示すサンプリングパルスSHDを用いサ
ンプリングしホールドし、この出力信号を差動増幅器39
の反転入力端子39bに入力する。
Dを第3図(c)に示すサンプリングパルスSHDを用いサ
ンプリングしホールドし、この出力信号を差動増幅器39
の反転入力端子39bに入力する。
差動増幅器39では、反転入力端子39bに入力されるCCD
出力信号の信号部をサンプルホールドした信号と、非反
転入力端子39aに入力される該CCD出力信号の基準レベル
部をサンプルホールドした信号とを比較して、その差分
を増幅して出力するため、非反転入力端子39aに入力さ
れる基準レベル信号は、サンプルホールド回路38におい
て、サンプルホールド回路37と同じサンプリングパルス
SHDにより、同じタイミングでサンプリングされホール
ドされる。
出力信号の信号部をサンプルホールドした信号と、非反
転入力端子39aに入力される該CCD出力信号の基準レベル
部をサンプルホールドした信号とを比較して、その差分
を増幅して出力するため、非反転入力端子39aに入力さ
れる基準レベル信号は、サンプルホールド回路38におい
て、サンプルホールド回路37と同じサンプリングパルス
SHDにより、同じタイミングでサンプリングされホール
ドされる。
差動増幅器39の出力信号は出力端子40を介して取り出
される。
される。
次に第4図のCCD出力回路において、入力端子41より
入力された第3図(a)に示すようなCCD出力信号は、
コンデンサ42を介することにより直流成分がカットされ
る。コンデンサ42と後に説明するサンプルホールド回路
43の接続点には、接地との間にスイッチ44及び基準電圧
の表れている定電圧源45から成るクランプ回路46が接続
されている。上記CCD出力信号は、このクランプ回路46
のスイッチ44が第3図(b)に示すサンプリングパルス
SHPのタイミングでオン動作するため、電源45の電圧に
基準レベル部RCがクランプされサンプルホールド回路43
に入力される。サンプルホールド回路43では、CCD出力
信号の信号部RDが第3図(c)に示すサンプリングパル
スSHDによりサンプリングされホールドされ増幅器47に
よって増幅され、出力端子48を介して出力される。
入力された第3図(a)に示すようなCCD出力信号は、
コンデンサ42を介することにより直流成分がカットされ
る。コンデンサ42と後に説明するサンプルホールド回路
43の接続点には、接地との間にスイッチ44及び基準電圧
の表れている定電圧源45から成るクランプ回路46が接続
されている。上記CCD出力信号は、このクランプ回路46
のスイッチ44が第3図(b)に示すサンプリングパルス
SHPのタイミングでオン動作するため、電源45の電圧に
基準レベル部RCがクランプされサンプルホールド回路43
に入力される。サンプルホールド回路43では、CCD出力
信号の信号部RDが第3図(c)に示すサンプリングパル
スSHDによりサンプリングされホールドされ増幅器47に
よって増幅され、出力端子48を介して出力される。
ところが上述した第4図に示す従来のCCD出力回路
は、端子33から分圧抵抗に一定の電流を供給し、入力さ
れるCCD出力信号の平均的な直流レベルを決定してお
り、該CCD出力信号の基準レベル部の変動〔APL(アベレ
ージ・ピクチャー・レベル)変動〕の影響を受けるた
め、入力CCD出力信号のダイナミックレンジを大きくす
る必要がある。このため、低電圧化が困難であり、例え
ば電池駆動タイプのような低電圧で駆動する小型機器等
への対応がとりにくかった。
は、端子33から分圧抵抗に一定の電流を供給し、入力さ
れるCCD出力信号の平均的な直流レベルを決定してお
り、該CCD出力信号の基準レベル部の変動〔APL(アベレ
ージ・ピクチャー・レベル)変動〕の影響を受けるた
め、入力CCD出力信号のダイナミックレンジを大きくす
る必要がある。このため、低電圧化が困難であり、例え
ば電池駆動タイプのような低電圧で駆動する小型機器等
への対応がとりにくかった。
また、サンプルホールド回路37,38のオフセットのば
らつきによるオフセット差がそのまま増幅され、出力さ
れる信号にはレベル誤差が生じる。このため、差動増幅
器39のアンプゲインを上げることができず、高感度化が
難しかった。
らつきによるオフセット差がそのまま増幅され、出力さ
れる信号にはレベル誤差が生じる。このため、差動増幅
器39のアンプゲインを上げることができず、高感度化が
難しかった。
第5図に示す従来のCCD出力回路は、クランプ回路46
でCCD出力信号の基準レベル部を高速クランプするた
め、スイッチ44のスイッチング動作等によるクランプノ
イズがでてしまったり、サンプルホールド回路43の出力
信号に表れるヒゲノイズやドループ等がそのまま増幅さ
れてしまうため、やはり増幅器47のアンプゲインを上げ
難く、また、クランプする速度が高速(画素毎)のため
精度を出し難く、増幅器47に入力する出力信号の直流レ
ベルの誤差が問題となるため入力ダイナミックレンジの
設定が困難であり、やはり高感度化が難しかった。
でCCD出力信号の基準レベル部を高速クランプするた
め、スイッチ44のスイッチング動作等によるクランプノ
イズがでてしまったり、サンプルホールド回路43の出力
信号に表れるヒゲノイズやドループ等がそのまま増幅さ
れてしまうため、やはり増幅器47のアンプゲインを上げ
難く、また、クランプする速度が高速(画素毎)のため
精度を出し難く、増幅器47に入力する出力信号の直流レ
ベルの誤差が問題となるため入力ダイナミックレンジの
設定が困難であり、やはり高感度化が難しかった。
そこで、このような問題を解決するため第6図及び第
7図に示すようなCCD出力回路が知られている。
7図に示すようなCCD出力回路が知られている。
すなわち、第6図に示すCCD出力回路において、入力
端子51よりコンデンサ52を介して入力された第3図
(a)に示すようなCCD出力信号は、スイッチ53と基準
電圧の表れている電源手段54とを直列接続したクランプ
回路55によって、例えば一水平走査期間毎の低速でクラ
ンプされサンプルホールド回路36及び37に入力される。
端子51よりコンデンサ52を介して入力された第3図
(a)に示すようなCCD出力信号は、スイッチ53と基準
電圧の表れている電源手段54とを直列接続したクランプ
回路55によって、例えば一水平走査期間毎の低速でクラ
ンプされサンプルホールド回路36及び37に入力される。
サンプルホールド回路36の出力信号は、サンプルホー
ルド回路38に入力される。
ルド回路38に入力される。
これらのサンプルホールド回路36,37,38は、第4図の
各回路36,37,38と同じような動作を行うものである。
各回路36,37,38と同じような動作を行うものである。
サンプルホールド回路37の出力信号は差動増幅器56の
反転入力端子56bに、サンプルホールド回路38の出力信
号はDCシフト回路57に入力される。このDCシフト回路57
にはサンプルホールド回路37の出力電圧と該DCシフト回
路57の出力電圧とを比較する比較器58からの比較信号が
供給されており、該DCシフト回路57は、この比較信号に
応じて内部抵抗を可変し出力信号の電圧制御をし、出力
信号を差動増幅器56の非反転入力端子56aに入力してい
る。そして、比較増幅器56では非反転入力端子56aに入
力された出力信号と反転入力端子56bに入力された出力
信号とを比較してその差分を増幅し出力端子59を介して
出力している。
反転入力端子56bに、サンプルホールド回路38の出力信
号はDCシフト回路57に入力される。このDCシフト回路57
にはサンプルホールド回路37の出力電圧と該DCシフト回
路57の出力電圧とを比較する比較器58からの比較信号が
供給されており、該DCシフト回路57は、この比較信号に
応じて内部抵抗を可変し出力信号の電圧制御をし、出力
信号を差動増幅器56の非反転入力端子56aに入力してい
る。そして、比較増幅器56では非反転入力端子56aに入
力された出力信号と反転入力端子56bに入力された出力
信号とを比較してその差分を増幅し出力端子59を介して
出力している。
次に第7図の従来例においては、上述した第6図のCC
D出力回路のDCシフト回路57を、サンプルホールド回路3
6とサンプルホールド回路38との間に移動し接続したも
のである。この第7図の従来例の他の構成は第6図と同
様であるため、対応する部分には第6図と同じ符号を付
すことで説明を省略する。
D出力回路のDCシフト回路57を、サンプルホールド回路3
6とサンプルホールド回路38との間に移動し接続したも
のである。この第7図の従来例の他の構成は第6図と同
様であるため、対応する部分には第6図と同じ符号を付
すことで説明を省略する。
しかしながら、これらの第6図及び第7図に示す従来
のCCD出力回路においては、DCシフト回路57は可変抵抗
等によって電圧制御が行われるため、DCシフト回路57で
周波数特性が劣化したり、S/Nの悪化があった。また、
上記第4図及び第5図に示すCCD出力回路よりも回路規
模が大きくサンプルホールド回路37,38の出力信号に重
畳しているヒゲノイズやドループ等をそのまま増幅して
しまっていた。
のCCD出力回路においては、DCシフト回路57は可変抵抗
等によって電圧制御が行われるため、DCシフト回路57で
周波数特性が劣化したり、S/Nの悪化があった。また、
上記第4図及び第5図に示すCCD出力回路よりも回路規
模が大きくサンプルホールド回路37,38の出力信号に重
畳しているヒゲノイズやドループ等をそのまま増幅して
しまっていた。
さらに、第7図に示す従来のCCD出力回路において
は、上記第6図に示すCCD出力回路よりもDCシフト回路5
7でのS/Nの悪化が大きく、また、該DCシフト回路57で発
生したノイズがサンプルホールド回路38に供給されるこ
とにより、所謂折り返しノイズが発生してしまってい
た。
は、上記第6図に示すCCD出力回路よりもDCシフト回路5
7でのS/Nの悪化が大きく、また、該DCシフト回路57で発
生したノイズがサンプルホールド回路38に供給されるこ
とにより、所謂折り返しノイズが発生してしまってい
た。
本発明は上述のような課題に鑑みなされたものであ
り、簡単な回路構成で達成でき、S/N,周波数特性の劣化
が起こらず高感度化が可能なCCD出力回路の提供を目的
とする。
り、簡単な回路構成で達成でき、S/N,周波数特性の劣化
が起こらず高感度化が可能なCCD出力回路の提供を目的
とする。
本発明にかかるCCD出力回路は上述の課題を解決する
ために、CCD出力信号をコンデンサを介してサンプルホ
ールド回路に入力し、該CCD出力信号の画像信号部をサ
ンプリングして出力するようなCCD出力回路において、
上記サンプルホード回路の出力電圧と基準電圧とを、上
記CCD出力信号のクロック周期よりも長い周期で比較す
る比較手段と、この比較手段から得られた比較出力を上
記コンデンサと上記サンプルホールド回路との接続点に
帰還する帰還手段とを有することを特徴としている。
ために、CCD出力信号をコンデンサを介してサンプルホ
ールド回路に入力し、該CCD出力信号の画像信号部をサ
ンプリングして出力するようなCCD出力回路において、
上記サンプルホード回路の出力電圧と基準電圧とを、上
記CCD出力信号のクロック周期よりも長い周期で比較す
る比較手段と、この比較手段から得られた比較出力を上
記コンデンサと上記サンプルホールド回路との接続点に
帰還する帰還手段とを有することを特徴としている。
本発明にかかるCCD出力回路は、コンデンサを介して
入力されるCCD出力信号をサンプルホールド回路に入力
し、このサンプルホールド回路からの出力電圧と基準電
圧とを上記CCD出力信号のクロック周期より長い周期で
比較し、比較出力を上記コンデンサとサンプルホールド
回路との接続点に帰還することにより、DCシフト回路を
不要としながらサンプルホールド回路のオフセット差に
よる悪影響をなくすことができ、S/N,周波数特性及び感
度の向上をはかることができる。
入力されるCCD出力信号をサンプルホールド回路に入力
し、このサンプルホールド回路からの出力電圧と基準電
圧とを上記CCD出力信号のクロック周期より長い周期で
比較し、比較出力を上記コンデンサとサンプルホールド
回路との接続点に帰還することにより、DCシフト回路を
不要としながらサンプルホールド回路のオフセット差に
よる悪影響をなくすことができ、S/N,周波数特性及び感
度の向上をはかることができる。
以下、本発明にかかるCCD出力回路の実施例について
図面を参照しながら説明する。
図面を参照しながら説明する。
第1図は本発明にかかるCCD出力回路の第1の実施例
となる概略的なブロック図である。
となる概略的なブロック図である。
この第1図において、入力端子1を介し第3図(a)
に示すような少なくとも基準レベル部RCと信号部RDとが
一定の周期TAで繰り返すようなCCD(固体撮像素子)か
らの出力信号が入力されている。このCCD出力信号はコ
ンデンサ2,3によって直流成分がカットされ、それぞれ
のサンプルホールド回路4,5に入力される。
に示すような少なくとも基準レベル部RCと信号部RDとが
一定の周期TAで繰り返すようなCCD(固体撮像素子)か
らの出力信号が入力されている。このCCD出力信号はコ
ンデンサ2,3によって直流成分がカットされ、それぞれ
のサンプルホールド回路4,5に入力される。
サンプルホールド回路4では、上記CCD出力信号の基
準レベル部RCを第3図(b)に示すサンプリングパルス
SHPでサンプリングしホールドして出力信号VP1を出力す
る。この出力信号VP1はサンプルホールド回路6に入力
される。
準レベル部RCを第3図(b)に示すサンプリングパルス
SHPでサンプリングしホールドして出力信号VP1を出力す
る。この出力信号VP1はサンプルホールド回路6に入力
される。
サンプルホールド回路5では、入力されるCCD出力信
号の信号部RDを第3図(c)に示すサンプリングパルス
SHDを用いてサンプリングしホールドして出力信号VD1を
出力する。この出力信号VD1は、差動増幅器7の反転入
力端子7bに入力される。
号の信号部RDを第3図(c)に示すサンプリングパルス
SHDを用いてサンプリングしホールドして出力信号VD1を
出力する。この出力信号VD1は、差動増幅器7の反転入
力端子7bに入力される。
サンプルホールド回路6では、差動増幅器7の一対の
入力端子に入力する出力信号レベルの差を少なくしたい
ため、上記サンプルホールド回路5のサンプリングパル
スSHDを用い同じタイミングでサンプリングが行われ
る。すなわち、サンプルホールド回路6では、上記入力
された出力信号VP1をサンプリングパルスSHDでサンプリ
ングしホールドして出力信号VP2を出力する。この出力
信号VP2は、差動増幅器7の非反転入力端子7aに入力さ
れる。
入力端子に入力する出力信号レベルの差を少なくしたい
ため、上記サンプルホールド回路5のサンプリングパル
スSHDを用い同じタイミングでサンプリングが行われ
る。すなわち、サンプルホールド回路6では、上記入力
された出力信号VP1をサンプリングパルスSHDでサンプリ
ングしホールドして出力信号VP2を出力する。この出力
信号VP2は、差動増幅器7の非反転入力端子7aに入力さ
れる。
しかし、サンプルホールド回路4,5,6にはオフセット
レベルにばらつきがあるため、サンプルホールド回路5,
6の出力レベルに誤差が生じる。このレベル誤差を補正
するために電流出力型の比較器8,9が設けられている。
レベルにばらつきがあるため、サンプルホールド回路5,
6の出力レベルに誤差が生じる。このレベル誤差を補正
するために電流出力型の比較器8,9が設けられている。
この電流出力型の比較器8,9は、それぞれ出力信号
VP2,VD1の出力電圧を反転入力端子8a,9aに入力し、定電
圧源10からの基準電圧Vrefを非反転入力端子8b,9bに入
力し、上記CCD出力信号のクロック周期よりも十分長い
周期、例えば一水平走査期間で比較して、該出力電圧と
基準電圧との差分を電流出力として上記コンデンサ2と
サンプルホールド回路4との接続点及びコンデンサ3と
サンプルホールド回路5との接続点に帰還する。これに
より、サンプルホールド回路5,6の各出力信号の直流レ
ベルが上記基準電圧Vrefに制御されるように、サンプル
ホールド回路4,5の各入力信号の直流レベルを上記帰還
信号によりクランプ制御することができ、オフセット差
のない出力信号VP2,VD1を差動増幅器7に入力すること
ができる。
VP2,VD1の出力電圧を反転入力端子8a,9aに入力し、定電
圧源10からの基準電圧Vrefを非反転入力端子8b,9bに入
力し、上記CCD出力信号のクロック周期よりも十分長い
周期、例えば一水平走査期間で比較して、該出力電圧と
基準電圧との差分を電流出力として上記コンデンサ2と
サンプルホールド回路4との接続点及びコンデンサ3と
サンプルホールド回路5との接続点に帰還する。これに
より、サンプルホールド回路5,6の各出力信号の直流レ
ベルが上記基準電圧Vrefに制御されるように、サンプル
ホールド回路4,5の各入力信号の直流レベルを上記帰還
信号によりクランプ制御することができ、オフセット差
のない出力信号VP2,VD1を差動増幅器7に入力すること
ができる。
差動増幅器7では、入力された出力信号VP2,VD1を比
較し、その差分を増幅して出力信号VOUTを出力端子11を
介して出力している。
較し、その差分を増幅して出力信号VOUTを出力端子11を
介して出力している。
以上の説明から明らかなように、本発明の第1の実施
例にかかるCCD出力回路は、従来のようにオフセットレ
ベルの誤差を、DCシフト回路の抵抗分を可変し電圧制御
して補正することではなく、各サンプルホールド回路5,
6の出力信号VD1,VP1を基準電圧Vrefと比較しそれぞれの
差分を帰還することによりオフセット差の補正をするこ
とができ、S/N,周波数特性が向上し、また、APL変動を
受けないため高感度化が可能となる。
例にかかるCCD出力回路は、従来のようにオフセットレ
ベルの誤差を、DCシフト回路の抵抗分を可変し電圧制御
して補正することではなく、各サンプルホールド回路5,
6の出力信号VD1,VP1を基準電圧Vrefと比較しそれぞれの
差分を帰還することによりオフセット差の補正をするこ
とができ、S/N,周波数特性が向上し、また、APL変動を
受けないため高感度化が可能となる。
次に第2図を用いて本発明の第2の実施例にかかるCC
D出力回路の説明をする。
D出力回路の説明をする。
この第2図において、入力端子21よりコンデンサ22を
介してサンプルホールド回路23にCCD出力信号が入力さ
れている。
介してサンプルホールド回路23にCCD出力信号が入力さ
れている。
コンデンサ22とサンプルホールド回路23の接続点に
は、後に説明する比較器24からの比較信号に応じた電圧
を出力する可変電圧源25及びスイッチ26とからなるクラ
ンプ回路27が挿入接続されている。
は、後に説明する比較器24からの比較信号に応じた電圧
を出力する可変電圧源25及びスイッチ26とからなるクラ
ンプ回路27が挿入接続されている。
サンプルホールド回路23は、入力されるCCD出力信号
の信号部を第3図(c)に示すサンプリングパルスSHD
でサンプリングしホールドして出力信号VD2を出力す
る。
の信号部を第3図(c)に示すサンプリングパルスSHD
でサンプリングしホールドして出力信号VD2を出力す
る。
比較器24は、反転入力端子24aに入力される上記出力
信号VD2の出力電圧と、非反転入力端子24bに入力される
定電圧源29からの基準電圧VKとをCCD出力信号のクロッ
ク周期よりも長い周期、例えば一水平周期で比較し、こ
の誤差分を比較信号としてクランプ回路27の可変電圧源
25に入力する。このクランプ回路27は、第3図(b)に
示すサンプリングパルス(クランプパルス)SHPの周期
(高速)でオン動作するスイッチ26のスイッチング動作
により、上記可変電圧源25に入力された比較器24からの
比較信号に応じたレベルにCCD出力信号の基準レベル部
を確実にクランプすることができる。
信号VD2の出力電圧と、非反転入力端子24bに入力される
定電圧源29からの基準電圧VKとをCCD出力信号のクロッ
ク周期よりも長い周期、例えば一水平周期で比較し、こ
の誤差分を比較信号としてクランプ回路27の可変電圧源
25に入力する。このクランプ回路27は、第3図(b)に
示すサンプリングパルス(クランプパルス)SHPの周期
(高速)でオン動作するスイッチ26のスイッチング動作
により、上記可変電圧源25に入力された比較器24からの
比較信号に応じたレベルにCCD出力信号の基準レベル部
を確実にクランプすることができる。
このような上記サンプルホールド回路23からの出力信
号VD2は、増幅器28により増幅され出力端子30を介して
出力される。
号VD2は、増幅器28により増幅され出力端子30を介して
出力される。
以上の説明から明らかなように、本発明の第2の実施
例にかかるCCD出力回路は、サンプルホールド回路23の
出力信号VD2の電圧と、基準電圧とを、例えば一水平走
査期間周期毎に比較して、この比較信号を帰還すること
により、CCD出力信号の基準レベル部を該比較信号に応
じたレベルにクランプするクランプ精度が向上し、APL
変動に対応することができ、また、サンプルホールド回
路のドループ等の問題がなく高速度化が可能となる。
例にかかるCCD出力回路は、サンプルホールド回路23の
出力信号VD2の電圧と、基準電圧とを、例えば一水平走
査期間周期毎に比較して、この比較信号を帰還すること
により、CCD出力信号の基準レベル部を該比較信号に応
じたレベルにクランプするクランプ精度が向上し、APL
変動に対応することができ、また、サンプルホールド回
路のドループ等の問題がなく高速度化が可能となる。
また、回路構成が簡単なため低価格機への対応ができ
る。
る。
本発明にかかるCCD出力回路によれば、CCD出力信号を
コンデンサを介してサンプルホールド回路に入力し、該
CCD出力信号の画像信号部をサンプリングして出力する
ようなCCD出力回路において、上記サンプルホード回路
の出力電圧と基準電圧とを、上記CCD出力信号のクロッ
ク周期よりも長い周期で比較して、上記出力電圧と基準
電圧との差分を電流出力として出力する比較手段と、こ
の比較手段から得られた比較出力を上記コンデンサと上
記サンプルホールド回路との接続点に帰還する帰還手段
とを有することにより、上記サンプルホールド回路のオ
フセットによる悪影響を補正することができるのみなら
ず、出力電圧と基準電圧との差分を電流出力として、コ
ンデンサとサンプルホールド回路との接続点にそれぞれ
帰還しているため、コンデンサがクランプコンデンサと
しても使用でき、回路構成が簡略化できる。従って、簡
単な回路構成にも拘わらず、S/N、周波数特性、感度の
向上をはかることができる。
コンデンサを介してサンプルホールド回路に入力し、該
CCD出力信号の画像信号部をサンプリングして出力する
ようなCCD出力回路において、上記サンプルホード回路
の出力電圧と基準電圧とを、上記CCD出力信号のクロッ
ク周期よりも長い周期で比較して、上記出力電圧と基準
電圧との差分を電流出力として出力する比較手段と、こ
の比較手段から得られた比較出力を上記コンデンサと上
記サンプルホールド回路との接続点に帰還する帰還手段
とを有することにより、上記サンプルホールド回路のオ
フセットによる悪影響を補正することができるのみなら
ず、出力電圧と基準電圧との差分を電流出力として、コ
ンデンサとサンプルホールド回路との接続点にそれぞれ
帰還しているため、コンデンサがクランプコンデンサと
しても使用でき、回路構成が簡略化できる。従って、簡
単な回路構成にも拘わらず、S/N、周波数特性、感度の
向上をはかることができる。
第1図は本発明にかかるCCD出力回路の第1の実施例の
概略的なブロック図、第2図は本発明にかかるCCD出力
回路の第2の実施例の概略的なブロック図である。 第3図はCCD出力信号及びサンプリングパルスのタイム
チャート、第4図乃至第7図は従来のCCD出力回路の概
略的なブロック図である。 1,21……入力端子 2,3,22……コンデンサ 4,5,6,23……サンプルホールド回路 7……差動増幅器 8,9……電流出力型比較器 10,29……定電圧源 24……比較器 25……可変電圧源 28……増幅器 11,30……出力端子
概略的なブロック図、第2図は本発明にかかるCCD出力
回路の第2の実施例の概略的なブロック図である。 第3図はCCD出力信号及びサンプリングパルスのタイム
チャート、第4図乃至第7図は従来のCCD出力回路の概
略的なブロック図である。 1,21……入力端子 2,3,22……コンデンサ 4,5,6,23……サンプルホールド回路 7……差動増幅器 8,9……電流出力型比較器 10,29……定電圧源 24……比較器 25……可変電圧源 28……増幅器 11,30……出力端子
Claims (1)
- 【請求項1】CCD出力信号をコンデンサを介してサンプ
ルホールド回路に入力し、該CCD出力信号の画像信号部
をサンプリングして出力するようなCCD出力回路におい
て、 上記サンプルホールド回路の出力電圧と基準電圧とを、
上記CCD出力信号のクロック周期よりも長い周期で比較
して、上記出力電圧と基準電圧との差分を電流出力とし
て出力する比較手段と、 この比較手段から得られた比較出力を上記コンデンサと
上記サンプルホールド回路との接続点に帰還する帰還手
段と を有することを特徴とするCCD出力回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1018220A JP2811704B2 (ja) | 1989-01-27 | 1989-01-27 | Ccd出力回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1018220A JP2811704B2 (ja) | 1989-01-27 | 1989-01-27 | Ccd出力回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02199974A JPH02199974A (ja) | 1990-08-08 |
JP2811704B2 true JP2811704B2 (ja) | 1998-10-15 |
Family
ID=11965561
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1018220A Expired - Fee Related JP2811704B2 (ja) | 1989-01-27 | 1989-01-27 | Ccd出力回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2811704B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11215686A (ja) * | 1998-01-23 | 1999-08-06 | Mitsubishi Electric Corp | 給電装置 |
JP3389949B2 (ja) | 1999-03-16 | 2003-03-24 | 日本電気株式会社 | 固体撮像素子用雑音除去回路 |
KR100656666B1 (ko) * | 2004-09-08 | 2006-12-11 | 매그나칩 반도체 유한회사 | 이미지 센서 |
JP5161676B2 (ja) * | 2008-07-07 | 2013-03-13 | キヤノン株式会社 | 撮像装置及び撮像システム |
-
1989
- 1989-01-27 JP JP1018220A patent/JP2811704B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02199974A (ja) | 1990-08-08 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |