JP2811193B2 - 押出し塗布方法 - Google Patents

押出し塗布方法

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JP2811193B2 JP1049369A JP4936989A JP2811193B2 JP 2811193 B2 JP2811193 B2 JP 2811193B2 JP 1049369 A JP1049369 A JP 1049369A JP 4936989 A JP4936989 A JP 4936989A JP 2811193 B2 JP2811193 B2 JP 2811193B2
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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、磁性塗料などをウェブに対して塗布する押
出し方法に関する。
〔従来の技術〕
磁気記録媒体を製造する際の磁性塗料の塗布、写真感
光材料液の塗布、感熱記録材料液の塗布などに際して、
塗布ヘッドから塗布液を押し出しながらウェブに対して
塗布する押出し塗布方法(エクストルージョンコード
法)が知られている。
かかる押出し塗布方法は、ロールコート法、グラビア
コート法、スライドビードコート法、あるいはドクター
コート法を付加した方法などに対して膜厚制御性に優れ
るなどの利点がある。
押出し塗布方法において、しばしば問題になるのは、
押出し開始時と押出し終了時における膜厚の乱れであ
る。
この観点とは若干異なって、押出し開始および終了時
における問題に着目したものとして、特開昭62−95169
号において、塗布開始時は塗布ヘッドをウェブに接触さ
せたのちスロットから塗布液を押し出し、塗布終了時に
はスロットから塗布液の押し出しを停止したのち塗布ヘ
ッドをウェブから離間させる技術が提案されている。
〔発明が解決しようとする課題〕
前記公報技術によれば、静電気発生を防止でき、ウェ
ブの破断や削りを防止できる。
また、この技術では、塗布ヘッドのウェブに対する所
望膜厚を得るべき所定離間間隔を保っている定常状態の
直前および直後においても塗布液をスロットから押し出
しウェブに塗布することは積極的に排除されている。
この理由として、塗布開始時において塗布ヘッドの先
端の塗布液による汚れにより、スジ故障、厚膜化を招く
こと、塗布終了時において液残り長が長くなり、かつ厚
膜化が生じることが挙げられている。
確かにこのような現象が生じるとしても、前記公報技
術を採る限り、塗布液の押出し開始時においてスロット
から塗布液の吐出圧力がウェブに瞬間的に作用するた
め、ウェブが塗布ヘッドから瞬間的に後退し、先頭部に
おいて塗布膜厚が厚くなることを避けることができず、
また塗布終了時において、塗布ヘッドを離間させる前
に、塗布液の吐出を停止したとしても、塗布液が完全に
スロットからなくなるまでの時間が相当長くかつこの部
分は膜厚不均一であり廃棄せねばならないので、ロスが
大きく歩留りの低下となる。
それにもまして、根本的な問題が残っている。すなわ
ち、塗布が終了したのち、塗布液を塗布ヘッドに残して
おくと、磁性塗料のように固体分散系塗料であると、塗
布ヘッド内において、塗布液が凝集したり、沈澱を生
じ、特に極めて狭いスロット(1mm以下)においてそれ
が付着し、幅方向の均一吐出性を阻害し、あるいは凝集
物が突然スロットから吐出しスジ故障を招く。
そこで、本発明の主たる目的は、塗膜の膜厚化を防止
でき、しかも塗布ヘッド内における塗布液の凝集などを
防止し、故障のない良好な塗布性を得ることができる押
出し塗布方法を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記課題を解決するための第1の手段は、塗布ヘッド
のスロットから塗布液を押し出しながらウェブに対して
塗布する方法において; 塗布開始に際して、その開始前に前記スロットから塗
布液を押し出しながら塗布ヘッドをウェブに対して接触
させ、主にこの塗布開始過程において塗布位置より下流
にあって膜厚を規制することを特徴とするものである。
また、第2の手段は、塗布ヘッドのスロットから塗布
液を押し出しながらウェブに対して塗布する方法におい
て; 塗布開始に際しては、その開始前に前記スロットから
塗布液を押し出しながら塗布ヘッドをウェブに対して接
触させ、主にこの塗布開始過程において塗布位置より下
流にあって膜厚を規制し、 塗布終了に際しては、ウェブに対して塗布ヘッドを相
対的に離間させ、その後塗布液の押し出しを停止し、こ
の塗布終了過程において塗布位置より下流にあって膜厚
を規制することを特徴とするものである。
〔作用〕
本発明によれば、塗布ヘッドからの塗布液の吐出を停
止するものではないので、塗布ヘッド内における塗布液
の凝集などが防止され、もってスロットの詰まりや塗布
スジ故障などが防止できる。また、ウェブに対して塗布
ヘッドを接触させるときおよび離間させるとき、厚膜化
を生じるけれども、これは塗布ヘッドにより下流に設け
た膜厚規制手段によって防止できるので、問題が残るこ
とはない。
〔発明の具体的構成〕
以下本発明をさらに詳説する。
本発明は、塗布ヘッドのスロットから塗布液を押し出
しながらウェブに対して塗布するに当たり、 塗布開始に際しては、その開始前に前記スロットから
塗布液を押し出しながら塗布ヘッドをウェブに対して接
触させ、主にこの塗布開始過程において塗布位置より下
流にあって膜厚を規制し、 塗布終了に際しては、ウェブに対して塗布ヘッドを相
対的に離間させ、その後塗布液の押し出しを停止し、こ
の塗布終了過程において塗布位置より下流にあって膜厚
を規制することを主要点としている。
これを図面によって説明すれば、ウェブ1はガイドロ
ール2A、サポートロール3,4、およびガイドロール2Bを
通り、後工程たとえば乾燥工程に導かれる。サポートロ
ール3,4間の下方には、押出し塗布ヘッド5がウェブ1
に対して接離自在に設けられている。塗布ヘッド5は、
フロントエッジ5Aおよびバックエッジ5Bを有し、これら
の間に液溜め部6およびこれに連通し幅が狭い上向きス
ロット7を有し、塗布液はポンプ(図示せず)により液
溜め部6に圧送され、スロット7を通ってウェブ1に対
して塗布されるようになっている。
また、塗布ヘッド5の下流位置たとえばサポートロー
ル4とガイドロール2Bとの間にはスムーザー8がウェブ
1に対して接離自在に設けられている。スムーザー8
は、横断面の一部が除去された円形柱状をなしたバー8A
と、これを支持するアーム8Bと、アーム8Bを揺動させる
モータ8Cなどからなるバー8Aをウェブ1に対して接離す
る接離手段とを備えている。
一方、塗布ヘッド5は、ガイド9に沿って昇降自在に
案内され、ウェブ1に対して接離するための昇降駆動手
段10、たとえばモータ10Aおよびその出力軸に連結され
たスクリュー軸10Bにより昇降するようになっている。
かかる装置の下で、塗布開始に際しては、その開始前
に前記スロット7から塗布液を押し出し状態とし、かつ
塗布開始直前にスムーザー8のバー8Aをウェブ1に接触
させる。次いで、ウェブ1から離間していた塗布ヘッド
5を、モータ10Aを起動させでウェブ1に接触させる
(ただし実際は塗膜厚のみ離間している)。
塗布液に最初にウェブ1に接触した時点から塗布ヘッ
ド5が所望膜厚を保つべく所定離間間隔を保持したとき
の塗布液がスムーザー8を越えるまでの期間、スムーザ
ー8はウェブ1に対して接近し、厚膜部分を所望膜厚に
規制し均一化し、レベリングを行う。その後スムーザー
8はウェブ1から離れて、定常状態に入る。
塗布終了に際しては、ウェブ1から塗布ヘッド5を離
間させ、その後塗布液の押し出しを停止するとともに、
塗布ヘッド5の離間直後速やかにスムーザー8をウェブ
1に接近させ、塗布液がウェブ1に残存しなくなった時
点でスムーザー8をウェブ1から離間させる。
上記例において、塗布ヘッド5の昇降手段としては、
シリンダなどによってもよい。スムーザー8のウェブ1
に対する接離手段についても同様である。塗布ヘッドの
昇降手段と、スムーザーのウェブに対する接離手段は、
それらのコントローラをタイミング的に制御するタイミ
ング制御装置によって制御するのが好ましい。塗布ヘッ
ドは、塗布を行わない間も、塗布ヘッド内において塗布
液中の粒子の沈澱や凝集を防止するために、少量ながら
スロットから塗布液を流出させる関係上、ウェブへの垂
れ落ち防止のため、スロットが上向きであるのが好まし
いけれども、横や下向きであることを妨げない。
他方、ウェブと塗布ヘッドとは相対的に接離すればよ
く、したがってウェブを塗布ヘッドに接近させる、たと
えばサポートロールを塗布ヘッドがわに降下させること
で接近させるようにしてもよい。上記例では、膜厚規制
手段としてスムーザーを用いたが、ワイヤーブレード、
板ブレードなどを用いてもよい。
本発明は、磁気記録媒体製造用磁性塗料、すなわち磁
性粉が分散した塗料の塗布に最適であるが、写真感光材
料や感熱材料などの塗布にも適用できる。ウェブとして
は、支持体そのものでなく、支持体にすでに下層が塗布
されたものでもよい。
〔実施例〕
次に実施例によって本発明の効果を明らかにする。
500mm幅のPETベースに磁性塗料を乾燥膜厚14μm、塗
布幅450mmで約5000mにわたって塗布した。
その際、上記実施例そのままの場合(実施例1)、膜
厚規制に作業員が不織布で拭き取った場合(実施例
2)、膜厚規制を行わないほかは上記実施例と同一とし
た場合(比較例1)、特開昭62−95169号に従う場合
(比較例2)において、それぞれ塗布未乾部発生数およ
びハジキによる塗布故障発生数を調べた。その結果、第
1表に示す結果が得られた。
また、比較例1では、次の数回の塗布の際、多くの凝
集物による塗布故障がみられた。
なお、塗布未乾部とは、塗布開始時あるいは終了時に
おいて、膜厚規制手段を採らない場合、スロットより吐
出してウェブに塗着する所望の膜厚以上の厚い膜厚部
(例えばウェット膜厚を20μmとした時にはその3倍以
上の膜厚)が塗布面上に残り、乾燥ゾーンに入っても未
乾となって、巻取られる時にできるものである。
また、ハジキによる塗布故障とは、上記塗布未乾部の
発生に伴ない、未乾部分が乾燥ゾーンを出てライン中を
引き回されて巻取り部に来るまでに、サポートロール、
ガイドロール等に未乾部が付着し、付着したロールを後
方からくる塗布面(乾燥済み)が接触すると触れた部分
にシミヌキを行ったような跡が付着する故障を言う。
〔発明の効果〕
以上のとおり、本発明によれば、塗膜の厚膜化を防止
でき、しかも塗布ヘッド内における塗布液の凝集などを
防止し、故障のない良好な塗布性をを得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る塗布装置の概要図、第2図はスム
ーザーの斜視図である。 1……ウェブ、3,4……サポートロール 5……塗布ヘッド、6……液溜め部 7……スロット、8……スムーザー 10……昇降手段(接離手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 双木 武政 東京都日野市さくら町1番地 コニカ株 式会社内 (72)発明者 川邊 茂寿 東京都日野市さくら町1番地 コニカ株 式会社内 (56)参考文献 特開 昭60−216864(JP,A)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】塗布ヘッドのスロットから塗布液を押し出
    しながらウェブに対して塗布する方法において; 塗布開始に際して、その開始前に前記スロットから塗布
    液を押し出しながら塗布ヘッドをウェブに対して接触さ
    せ、主にこの塗布開始過程において塗布位置より下流に
    あって膜厚を規制することを特徴とする押出し方法。
  2. 【請求項2】塗布ヘッドのスロットから塗布液を押し出
    しながらウェブに対して塗布する方法において; 塗布開始に際しては、その開始前に前記スロットから塗
    布液を押し出しながら塗布ヘッドをウェブに対して接触
    させ、主にこの塗布開始過程において塗布位置より下流
    にあって膜厚を規制し、 塗布終了に際しては、ウェブに対して塗布ヘッドを相対
    的に離間させ、その後塗布液の押し出しを停止し、この
    塗布終了過程において塗布位置より下流にあって膜厚を
    規制することを特徴とする押出し方法。
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