JP2810774B2 - 携帯端末装置のデータ送信方式、及び携帯端末装置 - Google Patents

携帯端末装置のデータ送信方式、及び携帯端末装置

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JP2810774B2 JP2212144A JP21214490A JP2810774B2 JP 2810774 B2 JP2810774 B2 JP 2810774B2 JP 2212144 A JP2212144 A JP 2212144A JP 21214490 A JP21214490 A JP 21214490A JP 2810774 B2 JP2810774 B2 JP 2810774B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔目次〕 概要 産業上の利用分野 従来の技術 発明が解決しようとする課題 課題を解決するための手段（第１図） 作用 実施例（第２図、第３図） 発明の効果 〔概要〕 携帯端末装置のデータ送信方式に関し、 携帯端末装置内に格納してあるデータを、ホストに送
信する際、該携帯端末装置をアダプタにセットするだけ
で、自動的にデータ送信処理ができるようにすることを
目的とし、 携帯端末装置と、アダプタとを備え、アダプタには、
マグネットと、スイッチと、光／電気変換部とを設け、
携帯端末装置には、磁気センサと、データ制御部と、デ
ータ格納部と電気／光変換部とを設け、 携帯端末装置をアダプタから取り出した状態では、入
力データをデータ格納部に格納しておき、携帯端末装置
がアダプタ上にセットしたことを検出した際、携帯端末
装置では、データ格納部のデータを取り出して光信号に
変換した後、アダプタへ送信し、アダプタでは、受信し
た光信号を電気信号に変換した後、ホストへのデータ送
信を行うように構成する。
また、携帯端末装置を、各種のデータ入力が可能であ
り、外部装置に対して入力されたデータを送信する携帯
端末装置において、該携帯端末装置が外部装置にセット
されたことを検出する検出部と、装置の動作を制御する
制御部と、前記外部装置との間のデータの入出力制御を
行うデータ制御部とを備え、前記検出部により該携帯端
末装置が外部装置にセットされたことが検出された場
合、前記制御部は、前記データ制御部に対し入力された
データの送信を指示し、前記データ制御部は、前記制御
部からの指示に基づいて、外部装置へのデータ送信を開
始するように構成する。
〔産業上の利用分野〕 本発明は携帯端末装置のデータ送信方式に関し、更に
詳しくいえば、バーコードを読み取ったデータや、キー
ボード等から入力したデータをメモリに格納しておき、
これらのデータを、通信回線を介してホストへ送信でき
るようにした携帯端末装置に用いられ、特に、データ送
信処理を改善した携帯端末装置のデータ送信方式に関す
る。
〔従来の技術〕
従来、バーコードの読み取りデータや、キーボードか
ら入力したデータをメモリに格納しておき、これらのデ
ータを、通信回線（公衆電話回線等）を介してホストへ
送信できるようにした携帯端末装置が知られていた。
このような装置において、データをホストに送信する
場合、該装置を通信回線に接続した後、例えば、表示画
面に操作メニューを表示させ、「送信」のメニュー選択
してデータ送信を行うか、あるいは、キーボード上の
「送信キー」を操作してデータ送信を行っていた。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記のような従来のものにおいては次のような欠点が
あった。
（１） 蓄積したデータをホストへ送信するのに、メニ
ュー選択や、送信キーの操作などを必要とするため、操
作が面倒であった。
（２） データの送信忘れも発生することがある。
（３） 携帯端末装置の操作性が悪かった。
本発明は、このような従来の欠点を解消し、携帯端末
装置内に格納してあるデータを、ホストに送信する際、
該携帯端末装置をアダプタにセットするだけで、自動的
にデータ送信処理ができるようにすることを目的とす
る。
〔課題を解決するための手段〕
第１図は本発明の原理図であり、図中、１は携帯端末
装置、２はアダプタ、３はデータ制御部、４は読取りデ
ータ格納部、５はセンサ出力検出部、６は磁気センサ、
７は電気／光変換部、８は光／電気変換部、９はスイッ
チ、10はマグネット、11はスイッチ出力検出部を示す。
本発明は、上記の目的を達成するため、 各種のデータ入力が可能な携帯端末装置１と、該携帯
端末装置１を載せてセットするアダプタ２とを備え、 該アダプタ２には、マグネット10と、携帯端末装置１
がアダプタ２上にセットされたことを検出するスイッチ
９と、受信した光信号を電気信号に変換する光／電気変
換部８とを設け、 携帯端末装置１には、上記マグネット10の磁界を検出
することにより、携帯端末装置１がアダプタ２上にセッ
トされたことを検出する磁気センサ６と、入出力データ
の制御を行うデータ制御部３と、入力データを格納する
データ格納部４と電気信号を光信号に変換する電気／光
変換部７とを設け、 携帯端末装置１をアダプタ２から取り出した状態で
は、データ制御部３により、入力データをデータ格納部
４に格納しておき、 磁気センサ６及びスイッチ９により携帯端末装置１が
アダプタ２上にセットされたことを検出した際、携帯端
末装置１では、データ制御部３により、データ格納部４
のデータを取り出して光信号に変換した後、アダプタ２
へ送信し、アダプタ２では、光／電気変換部８を起動し
て、受信した光信号を電気信号に変換した後、ホストへ
のデータ送信を行うようにしたものである。
また、各種のデータ入力が可能であり、外部装置（ア
ダプタ２）に対して入力されたデータを送信する携帯端
末装置１において、該携帯端末装置１が外部装置にセッ
トされたことを検出する検出部と、装置の動作を制御す
る制御部と、前記外部装置との間のデータの入出力制御
を行うデータ制御部３とを備え、前記検出部により該携
帯端末装置１が外部装置にセットされたことが検出され
た場合、前記制御部は、前記データ制御部に対し入力さ
れたデータの送信を指示し、前記データ制御部３は、前
記制御部からの指示に基づいて、外部装置へのデータ送
信を開始するように構成したものである。
〔作用〕
本発明は上記のように構成したので、次のような作用
がある。
携帯端末装置１をアダプタ２から取り出すと、携帯端
末装置１では、磁気センサ６がこの状態を検出し、アダ
プタ２では、スイッチ９がこの状態を検出する。この検
出信号により、アダプタ２では、光／電気変換部８をオ
フにして動作を停止させ、携帯端末装置１では、データ
制御部３により、入力データをデータ格納部４に格納す
る。
次に、携帯端末装置１をアダプタ２上にセットする
と、磁気センサ６がマグネット10の磁界を検出してその
出力を変化させると共に、スイッチ９が動作してオン状
態となる。
磁気センサ６の出力の変化は、センサ出力検出部５に
よって検出され、これにより、携帯端末装置１がアダプ
タ２上にセットされたことが検出されると、直ちにデー
タ制御部３へ検出信号を送る。また、スイッチ９がオン
になったことは、スイッチ出力検出部11によって検出さ
れ、該検出信号が光／電気変換部８に送られる。
その後、データ制御部３では、データ格納部４からデ
ータの読み出しを行い、電気／光変換部７によって光信
号に変換し、アダプタ２へ送信する。アダプタ２では、
光／電気変換部８を起動し、受信した光信号を電気信号
に変換した後、ホストへデータ送信を行う。
このようにすれば、携帯端末装置を手に持った状態で
データ入力を行った後、該携帯端末装置をアダプタ上に
セットするだけで、ホストに対して自動的にデータ送信
を行うことができる。
〔実施例〕 以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第２図は、本発明の１実施例における携帯端末装置と
アダプタの外観図、第３図は、携帯端末装置とアダプタ
の構成図である。
図中、第１図と同符号は、同一のものを示す。
また、12は入出力部、13、19は通信制御部、14、18は
光インターフェイス、15は２次電池、16、17は二次電池
側のコネクタ、20は充電器、21、22は充電器側のコネク
タ、3AはCPU、4AはRAM、6Aはホール素子、9Aはメカスイ
ッチ（機械的なスイッチ）、23はメカスイッチの押片、
24は突起部、25はバーコードリーダ部、26は表示部、27
はテンキー、28は光インターフェイス／充電コネクタ
部、29は携帯端末装置のセット部を示す。
この実施例では、第１図に示した磁気センサ６とし
て、ホール素子を用い、データ格納部４としてRAM4Aを
用い、スイッチ９としてメカスイッチ、例えばマイクロ
スイッチ9Aを用いる。
また、第３図に示したCPU3Aは、第１図のデータ制御
部３とセンサ出力検出部５を含んでおり、通信制御部13
は、第１図に示した電気／光変換部７を含んでいる。
更に、第３図の通信制御部19には、光／電気変換部８
とスイッチ出力検出部11を含んでいる。
携帯端末装置１及びアダプタ２の外観は第２図のよう
になっている。携帯端末装置１には、バーコードリーダ
部25、テンキー27、表示部26、突起部24、光インターフ
ェイス／充電コネクタ部28等を備えている。
また、アダプタ２には、携帯端末装置１のセット部
（載せてセットする凹部）29が設けられており、その一
部に、メカスイッチの押片23が設けられている。このア
ダプタ２では、２つの携帯端末装置を載せられるよう
に、２つのセット部29が設けてある。
携帯端末装置１を、このセット部29にセットした場合
には、携帯端末装置１の突起部24により、メカスイッチ
の押片23が押されると共に、光インターフェイス／充電
コネクタ部28が、アダプタ２側の所定部分と結合するよ
うになっている。
上記アダプタ２は、交流電源に接続されると共に、通
信回線（公衆電話回線等）を介してホストと接続できる
ようになっている。
携帯端末装置及びアダプタの構成は、第３図のように
なっている。
携帯端末装置１には、ホール素子6A、CPU3A、RAM4A、
２次電池15、コネクタ16、17、入出力部12、通信制御部
13、光インターフェイス14を設け、アダプタ２には、マ
グネット10、メカスイッチ9A、充電器20、コネクタ21、
22、通信制御部19、光インターフェイス18を設ける。
そして、携帯端末装置１をアダプタ２に載せてセット
した場合、コネクタ16と21、17と22が接触すると共に、
光インターフェイス14、16が対向するように配置し、ホ
ール素子6Aとマグネット10とが対向するように位置決め
して配置する。また、メカスイッチの押片23が、突起部
24によって押されるようにする。
二次電池15は、携帯端末装置の各部に電力を供給する
ものであり、アダプタ２にセットされた時充電されるよ
うになっている。
上記構成の携帯端末装置１をアダプタ２から取り出す
と、この状態は、ホール素子6Aによって検出されると共
に、アダプタ２内のメカスイッチ9Aにより検出される。
通信制御部19では、直ちに光インターフェイス18の動
作を停止し、更に光／電気変換部の動作を停止させ、外
乱光による誤動作を防止する。
携帯端末装置１では、入出力部12によりデータ入力を
行う。このデータは、CPU3Aにより取り込まれてRAM4Aに
格納される。このようにして、データ入力を行ってRAM4
Aへのデータ蓄積を行う。またこの時、入出力部12によ
り、表示部26への表示を行う。
次に、携帯端末装置１がアダプタ２にセットされる
と、充電器20は、電流が流れたことを検出し、充電の制
御（時間監視、電圧監視等）に入り、満充電を検出する
と、充電を停止する。
また、アダプタ２では、メカスイッチ9Aにより、携帯
端末装置１がセットされたことを検出すると、通信制御
部19により、光インターフェイス18を通信可能状態と
し、光／電気変換部も動作状態にする。
また、携帯端末装置１では、ホール素子6Aによってマ
グネット10の磁界を検出し、CPU3Aに通知する（例えば
割り込み処理）。
これにより、CPU3Aは、携帯端末装置１がアダプタ２
にセットされたことを検出し、RAM4Aに蓄積してあった
データを読み出し、通信制御部13に指示を出す。通信制
御部13では、CPU3Aから受け取ったデータを光信号に変
換した後、光インターフェイス14から光信号の送信を行
う。
アダプタ２では、光インターフェイス18が該光信号を
受信すると、通信制御部19により、電気信号に変換した
後、通信回線を介してホストへデータ送信を行う。
以上実施例について説明したが、本発明は次のように
しても実施可能である。
（１） 携帯端末装置に、主電池として二次電池のNi−
Cd電池を使用し、副電池として一次電池のリチウム電池
を使用してもよい。
この場合、主電池により装置を動作させ、主電池と副
電池によりRAM4A等のメモリをバックアップする。
（２） 光インターフェイスとしては、シリアルインタ
ーフェイス（RS232C相当）を使用してもよい。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明によれば次のような効果
がある。
（１） 携帯端末装置をアダプタに載せてセットするだ
けで、自動的に蓄積データの送信ができる。
（２） 携帯端末装置を使用する際、蓄積データの送信
を意識しなくてもよいから、操作が簡単で、データ送信
を忘れることもない。
（３）携帯端末装置は、通常時（ホストへのデータ転送
をしない時）、磁気センサ（例えば、ホール素子）から
の信号を受けることができる程度に動作していれば良
く、アダプタへの装着状態が確認された後に通信可能な
状態に移行すれば十分となる。すなわち、本発明の携帯
端末装置は、常時通信可能な状態に維持しなくて良いの
で、その分、消費電力も少なくできる。
（４）：本発明では、マグネットと磁気センサとを組み
合わせることで、機械的なスイッチを携帯端末装置に取
り付ける必要が無くなる。磁気センサであれば、携帯端
末装置の内部に、該装置から露出することなく設けるこ
とができる。携帯端末装置は様々な場所に携帯されるた
め、防塵性、防水性が求められるケースが非常に多くな
ってきている。そのため、可能な限り、隙間ができない
ようにする必要がある。従って、機械的なスイッチを用
いることなく、磁気センサを用いることで、携帯端末装
置の防塵性、防水性の向上を可能にする。
【図面の簡単な説明】
第１図は本発明の原理図、 第２図は本発明の１実施例における携帯端末装置とアダ
プタの外観図、 第３図は携帯端末装置とアダプタの構成図である。 １……携帯端末装置 ２……アダプタ ３……データ制御部 ４……データ格納部 ５……センサ出力検出部 ６……磁気センサ ７……電気／光変換部 ８……光／電気変換部 ９……スイッチ 10……マグネット 11……スイッチ出力検出部

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】各種のデータ入力が可能な携帯端末装置
    と、該携帯端末装置を載せてセットするアダプタとを備
    え、 該アダプタには、マグネットと、携帯端末装置がアダプ
    タ上にセットされたことを検出するスイッチと、前記携
    帯端末装置から受信した光信号を電気信号に変換する光
    ／電気変換部とを設け、 携帯端末装置には、前記マグネットの磁界を検出するこ
    とにより、携帯端末装置がアダプタ上にセットされたこ
    とを検出する磁気センサと、入出力データの制御を行う
    データ制御部と、入力データを格納するデータ格納部
    と、電気信号を光信号に変換する電気／光変換部とを設
    け、 前記アダプタが前記スイッチにより携帯端末装置がセッ
    トされたことを検出し、かつ、前記携帯端末装置が前記
    磁気センサによりアダプタ上にセットされたことを検出
    した際、 前記携帯端末装置では、データ制御部により、データ格
    納部のデータを取り出して光信号に変換した後、アダプ
    タへ送信し、 前記アダプタでは、光／電気変換部を起動して、受信し
    た光信号を電気信号に変換することを特徴とした携帯端
    末装置のデータ送信方式。
  2. 【請求項２】前記アダプタは、前記スイッチにより携帯
    端末装置がアダプタから取り出されたことを検出した場
    合、前記光／電気変換部の動作を停止させることを特徴
    とした請求項１記載の携帯端末装置のデータ送信方式。
  3. 【請求項３】各種のデータ入力が可能であり、外部装置
    に対して入力されたデータを送信する携帯端末装置にお
    いて、 該携帯端末装置が外部装置にセットされたことを検出す
    る磁気センサを有する検出部と、装置の動作を制御する
    制御部と、前記外部装置との間のデータの入出力制御を
    行うデータ制御部とを備え、 前記検出部の磁気センサにより該携帯端末装置が外部装
    置にセットされたことが検出された場合、前記制御部
    は、前記データ制御部に対し入力されたデータの送信を
    指示し、前記データ制御部は、前記制御部からの指示に
    基づいて、外部装置へのデータ送信を開始することを特
    徴とする携帯端末装置。
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