JP2810578B2 - プログラマブルコントローラ - Google Patents
プログラマブルコントローラInfo
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- JP2810578B2 JP2810578B2 JP4016735A JP1673592A JP2810578B2 JP 2810578 B2 JP2810578 B2 JP 2810578B2 JP 4016735 A JP4016735 A JP 4016735A JP 1673592 A JP1673592 A JP 1673592A JP 2810578 B2 JP2810578 B2 JP 2810578B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、たとえば工場内の生産
ラインなどに用いられ、押しボタンスイッチやリミット
スイッチなどの外部入力機器の状態に基づいて、モー
タ、ソレノイドなどの外部出力機器の制御を行うプログ
ラマブルコントローラに関する。
ラインなどに用いられ、押しボタンスイッチやリミット
スイッチなどの外部入力機器の状態に基づいて、モー
タ、ソレノイドなどの外部出力機器の制御を行うプログ
ラマブルコントローラに関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、プログラマブルコントローラ
において用いられているタイマ命令は、図8に示すラダ
ー図で表され、対応するプログラムは図9に示されてい
る。図8および図9に示されるプログラムを実行した場
合、接点番号「00200」のたとえば押しボタンスイ
ッチのオン状態が検出されると、タイマ番号「01」の
タイマ回路の計時動作が開始され、計時動作が終了した
時点で接点番号「00600」に対応する外部出力機器
がオン状態とされる。
において用いられているタイマ命令は、図8に示すラダ
ー図で表され、対応するプログラムは図9に示されてい
る。図8および図9に示されるプログラムを実行した場
合、接点番号「00200」のたとえば押しボタンスイ
ッチのオン状態が検出されると、タイマ番号「01」の
タイマ回路の計時動作が開始され、計時動作が終了した
時点で接点番号「00600」に対応する外部出力機器
がオン状態とされる。
【0003】計時動作は、設定値「0100」から1ず
つ減算して「0」に達した時点で終了するようにしても
よいし、「0」から1ずつ加算して設定値「0100」
に達した時点で終了するようにしてもよい。なお、タイ
マ回路は、外部にハードウエアとして実際に構成しても
よいし、内部でソフトウエア的に構成してもよい。
つ減算して「0」に達した時点で終了するようにしても
よいし、「0」から1ずつ加算して設定値「0100」
に達した時点で終了するようにしてもよい。なお、タイ
マ回路は、外部にハードウエアとして実際に構成しても
よいし、内部でソフトウエア的に構成してもよい。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】図2は、プログラマブ
ルコントローラに用いられるメモリの構成を示す図であ
り、図2(2)はデータ用メモリの一部の構成を示す図
である。前記図9に示されるプログラムのタイマ番号を
有するタイマ回路の動作状態は、図2(2)に示される
データメモリ内のアドレス「コ1600」〜「コ177
7」(アドレスは、8進数で表す)が与えられているT
/C(タイマ/カウンタ)接点領域内に格納されてお
り、対応するタイマ回路の現在値はデータメモリ内のア
ドレス「b0000」〜「b1777」が与えられてい
る領域に格納されている。またタイマ回路の初期値であ
る設定値は、図9に示すようにプログラム内、すなわち
プログラムメモリ内に格納されている。
ルコントローラに用いられるメモリの構成を示す図であ
り、図2(2)はデータ用メモリの一部の構成を示す図
である。前記図9に示されるプログラムのタイマ番号を
有するタイマ回路の動作状態は、図2(2)に示される
データメモリ内のアドレス「コ1600」〜「コ177
7」(アドレスは、8進数で表す)が与えられているT
/C(タイマ/カウンタ)接点領域内に格納されてお
り、対応するタイマ回路の現在値はデータメモリ内のア
ドレス「b0000」〜「b1777」が与えられてい
る領域に格納されている。またタイマ回路の初期値であ
る設定値は、図9に示すようにプログラム内、すなわち
プログラムメモリ内に格納されている。
【0005】したがって、データメモリのメモリ空間内
でタイマ命令に利用できる領域が限定されているため、
使用できるタイマ点数に制限がある。さらに、前述した
ように命令の構成要素であるタイマ番号やタイマの現在
値などはデータメモリ内の予め定められた領域に割当て
られているため、プログラマブルコントローラのユーザ
ーが任意に変更することが不可能である。
でタイマ命令に利用できる領域が限定されているため、
使用できるタイマ点数に制限がある。さらに、前述した
ように命令の構成要素であるタイマ番号やタイマの現在
値などはデータメモリ内の予め定められた領域に割当て
られているため、プログラマブルコントローラのユーザ
ーが任意に変更することが不可能である。
【0006】本発明の目的は、タイマ命令の使用点数を
増やすことができるプログラマブルコントローラを提供
することである。
増やすことができるプログラマブルコントローラを提供
することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、(a)外部入
力機器および外部出力機器に、相互に異なる接点番号が
それぞれ割当てられ、 (b)プログラム用メモリであって、予め定める基本命
令語と該基本命令語の実行対象を示す接点番号とで構成
される複数の命令と、計時動作を指示するタイマ命令語
と計時動作の設定値を格納するデータ用メモリの設定値
アドレスと計時動作の現在値を格納するデータ用メモリ
の現在値アドレスと計時動作後に動作させる実行対象の
接点番号を格納するデータ用メモリの接点アドレスとで
構成されるタイマ用応用命令とからなるプログラムをス
トアするプログラム用メモリと、 (c)前記接点番号毎に前記外部入力機器および外部出
力機器を含む実行対象の動作状態と、計時動作の設定値
と、計時動作の現在値と、計時動作後に動作させる実行
対象の接点番号とをストアするデータ用メモリと、 (d)前記プログラム用メモリから前記命令を順番に読
出す読出し手段と、 (e)時間の経過を計測するハードウエア手段と、 (f)外部入力機器および外部出力機器が接続され、読
出し手段の出力に基づいて、読出した命令を解析し、命
令に対応する演算を実行する処理手段であって、ハード
ウエア手段の出力に応答して、予め定める時間毎に、タ
イマフラグの初期化動作とタイマフラグを立てる動作と
を繰返し、読出し手段によってタイマ命令語が読出され
たとき、タイマ用応用命令の処理を行うサブルーチンを
実行し、このタイマ用応用命令のサブルーチンを実行す
るときは、データ用メモリの設定値から前記タイマフラ
グの前記各動作の状態に対応して計時動作を行って現在
値を書換え、現在値が予め定める値に到達して計時動作
を終了した後に、前記接点番号の動作状態を書換える処
理手段とを含むことを特徴とするプログラマブルコント
ローラである。
力機器および外部出力機器に、相互に異なる接点番号が
それぞれ割当てられ、 (b)プログラム用メモリであって、予め定める基本命
令語と該基本命令語の実行対象を示す接点番号とで構成
される複数の命令と、計時動作を指示するタイマ命令語
と計時動作の設定値を格納するデータ用メモリの設定値
アドレスと計時動作の現在値を格納するデータ用メモリ
の現在値アドレスと計時動作後に動作させる実行対象の
接点番号を格納するデータ用メモリの接点アドレスとで
構成されるタイマ用応用命令とからなるプログラムをス
トアするプログラム用メモリと、 (c)前記接点番号毎に前記外部入力機器および外部出
力機器を含む実行対象の動作状態と、計時動作の設定値
と、計時動作の現在値と、計時動作後に動作させる実行
対象の接点番号とをストアするデータ用メモリと、 (d)前記プログラム用メモリから前記命令を順番に読
出す読出し手段と、 (e)時間の経過を計測するハードウエア手段と、 (f)外部入力機器および外部出力機器が接続され、読
出し手段の出力に基づいて、読出した命令を解析し、命
令に対応する演算を実行する処理手段であって、ハード
ウエア手段の出力に応答して、予め定める時間毎に、タ
イマフラグの初期化動作とタイマフラグを立てる動作と
を繰返し、読出し手段によってタイマ命令語が読出され
たとき、タイマ用応用命令の処理を行うサブルーチンを
実行し、このタイマ用応用命令のサブルーチンを実行す
るときは、データ用メモリの設定値から前記タイマフラ
グの前記各動作の状態に対応して計時動作を行って現在
値を書換え、現在値が予め定める値に到達して計時動作
を終了した後に、前記接点番号の動作状態を書換える処
理手段とを含むことを特徴とするプログラマブルコント
ローラである。
【0008】
【作用】本発明に従えば、複数の外部入力機器および複
数の外部出力機器にはそれぞれ異なる接点番号が与えら
れており、データ用メモリには接点番号をアドレスとし
て前記複数の外部機器の動作状態がストアされ、プログ
ラム用メモリにストアされるプログラムに基づいて外部
入力機器の動作状態を検出し、その検出状態に応じて外
部出力機器を制御する。すなわち、読出し手段によって
プログラム用メモリから命令が順番に読出されて処理手
段に与えられる。処理手段は、命令を構成する基本命令
語と該基本命令語の実行対象の接点番号とを解析し、そ
の解析結果に基づいて、命令に対応する演算を実行す
る。演算とは、たとえば基本命令が入力命令であればそ
の命令内の接点番号に対応する外部入力機器の動作状態
をデータ用メモリから読出し、また出力命令であればそ
の命令内の接点番号に対応する外部出力機器の動作状態
を前記データ用メモリ上において書換える。
数の外部出力機器にはそれぞれ異なる接点番号が与えら
れており、データ用メモリには接点番号をアドレスとし
て前記複数の外部機器の動作状態がストアされ、プログ
ラム用メモリにストアされるプログラムに基づいて外部
入力機器の動作状態を検出し、その検出状態に応じて外
部出力機器を制御する。すなわち、読出し手段によって
プログラム用メモリから命令が順番に読出されて処理手
段に与えられる。処理手段は、命令を構成する基本命令
語と該基本命令語の実行対象の接点番号とを解析し、そ
の解析結果に基づいて、命令に対応する演算を実行す
る。演算とは、たとえば基本命令が入力命令であればそ
の命令内の接点番号に対応する外部入力機器の動作状態
をデータ用メモリから読出し、また出力命令であればそ
の命令内の接点番号に対応する外部出力機器の動作状態
を前記データ用メモリ上において書換える。
【0009】本発明のプログラマブルコントローラで
は、プログラム用メモリに、新たにタイマ用応用命令が
設定される。タイマ用応用命令は、計時動作を指示する
タイマ命令語と、計時動作の設定値を格納するデータ用
メモリの設定値アドレスと、計時動作の現在値を格納す
るデータ用メモリの現在値アドレスと、計時動作後に動
作させる実行対象の接点番号を格納するデータ用メモリ
の接点アドレスとからなる。また前記データ用メモリに
は、前記タイマ用応用命令実行時に読出される設定値、
現在値、接点番号をストアする領域が確保される。この
領域を広く確保することによって、タイマ用応用命令の
使用点数を増やすことができる。
は、プログラム用メモリに、新たにタイマ用応用命令が
設定される。タイマ用応用命令は、計時動作を指示する
タイマ命令語と、計時動作の設定値を格納するデータ用
メモリの設定値アドレスと、計時動作の現在値を格納す
るデータ用メモリの現在値アドレスと、計時動作後に動
作させる実行対象の接点番号を格納するデータ用メモリ
の接点アドレスとからなる。また前記データ用メモリに
は、前記タイマ用応用命令実行時に読出される設定値、
現在値、接点番号をストアする領域が確保される。この
領域を広く確保することによって、タイマ用応用命令の
使用点数を増やすことができる。
【0010】実行手段は、タイマ用応用命令を実行する
ときは、その命令によって指定されるデータ用メモリの
領域を利用して計時動作を行い、計時動作終了後に前記
命令によって指定される接点番号のデータ用メモリの動
作状態を、たとえばオン状態に書換える。
ときは、その命令によって指定されるデータ用メモリの
領域を利用して計時動作を行い、計時動作終了後に前記
命令によって指定される接点番号のデータ用メモリの動
作状態を、たとえばオン状態に書換える。
【0011】このように、新たなタイマ用応用命令を設
定し、かつその応用命令の実行に必要な領域をデータ用
メモリに確保しているので、予め設定される基本タイマ
命令と同様に演算によって計時動作を実行することがで
きる。また、前述したようにタイマ用応用命令の実行に
必要な設定値や現在値などの数値はデータ用メモリ内の
任意の領域に確保されるので、データ用メモリの容量が
許す限り、タイマ用応用命令の使用点数を増やすことが
できる。タイマ用応用命令は、プログラム用メモリに後
述のようにストアされ、このタイマ用応用命令は、タイ
マ命令後と設定値アドレスと現在値アドレスと接点アド
レスとから成り、したがってこのようなタイマ用応用命
令のストアのために必要なプログラム用メモリの容量は
それ程大きくする必要がない。ハードウエア手段によっ
て時間の経過を計測し、処理手段は、このハードウエア
手段の出力によって、予め定める時間(たとえば0.1
sec)毎に、タイマフラグT FLAGを初期化した
り立てたりする各動作を繰返し、したがってサブルーチ
ンが増加しても、このハードウエア手段を共用し、その
タイマフラグTFLAGを共用することができる。タイ
マ用応用命令RTMRのサブルーチンが、処理手段によ
って実行され、このタイマ用応用命令のサブルーチンの
実行時に、前記タイマフラグの前記各動作、すなわち初
期化動作とタイマフラグを立てる動作との状態に対応し
て、たとえば後述のように設定値から1ずつ減算し、こ
のようにして時間経過を判断する構成が実現される。こ
れによってたとえば現在値アドレスを複数設定して複数
種類のタイマを構成することが容易に可能である。
定し、かつその応用命令の実行に必要な領域をデータ用
メモリに確保しているので、予め設定される基本タイマ
命令と同様に演算によって計時動作を実行することがで
きる。また、前述したようにタイマ用応用命令の実行に
必要な設定値や現在値などの数値はデータ用メモリ内の
任意の領域に確保されるので、データ用メモリの容量が
許す限り、タイマ用応用命令の使用点数を増やすことが
できる。タイマ用応用命令は、プログラム用メモリに後
述のようにストアされ、このタイマ用応用命令は、タイ
マ命令後と設定値アドレスと現在値アドレスと接点アド
レスとから成り、したがってこのようなタイマ用応用命
令のストアのために必要なプログラム用メモリの容量は
それ程大きくする必要がない。ハードウエア手段によっ
て時間の経過を計測し、処理手段は、このハードウエア
手段の出力によって、予め定める時間(たとえば0.1
sec)毎に、タイマフラグT FLAGを初期化した
り立てたりする各動作を繰返し、したがってサブルーチ
ンが増加しても、このハードウエア手段を共用し、その
タイマフラグTFLAGを共用することができる。タイ
マ用応用命令RTMRのサブルーチンが、処理手段によ
って実行され、このタイマ用応用命令のサブルーチンの
実行時に、前記タイマフラグの前記各動作、すなわち初
期化動作とタイマフラグを立てる動作との状態に対応し
て、たとえば後述のように設定値から1ずつ減算し、こ
のようにして時間経過を判断する構成が実現される。こ
れによってたとえば現在値アドレスを複数設定して複数
種類のタイマを構成することが容易に可能である。
【0012】
【実施例】図1は、本発明の一実施例であるプログラマ
ブルコントローラ1の基本的構成を示すブロック図であ
る。プログラマブルコントローラ1は、装置全体を制御
するCPU(中央演算処理装置)2と、プログラムを格
納するプログラム用メモリ3と、後述する外部機器の動
作状態をストアする領域や、前記プログラム実行時に使
用されるワークエリアなどが設定されるデータ用メモリ
4と、外部入力機器7が接続され、外部入力機器7から
の入力信号をCPU2に与える入力回路5と、外部出力
機器8が接続され、CPU2からの出力信号を外部出力
機器8に与える出力回路6とを含んで構成される。前記
外部入力機器7は、押しボタンスイッチ、リミットスイ
ッチ、圧力スイッチ、近接スイッチなどで実現される。
前記外部出力機器8は、ソレノイド、ランプ、モータな
どで実現される。
ブルコントローラ1の基本的構成を示すブロック図であ
る。プログラマブルコントローラ1は、装置全体を制御
するCPU(中央演算処理装置)2と、プログラムを格
納するプログラム用メモリ3と、後述する外部機器の動
作状態をストアする領域や、前記プログラム実行時に使
用されるワークエリアなどが設定されるデータ用メモリ
4と、外部入力機器7が接続され、外部入力機器7から
の入力信号をCPU2に与える入力回路5と、外部出力
機器8が接続され、CPU2からの出力信号を外部出力
機器8に与える出力回路6とを含んで構成される。前記
外部入力機器7は、押しボタンスイッチ、リミットスイ
ッチ、圧力スイッチ、近接スイッチなどで実現される。
前記外部出力機器8は、ソレノイド、ランプ、モータな
どで実現される。
【0013】図2は、図1に示すプログラマブルコント
ローラ1が備えるメモリの構成を示す図である。メモリ
は、16KBまたは64KB(キロバイト)を1ファイ
ルとし、16ファイルで構成される。図1に示すプログ
ラム用メモリ3は、図2(1)に示されるファイル番号
「#8」〜「#9」の2つのファイルで構成される。ま
たデータ用メモリ4は、図2(1)に示されるファイル
番号「#0」〜「#7」,「#C」〜「#F」の12個
のファイルで構成される。
ローラ1が備えるメモリの構成を示す図である。メモリ
は、16KBまたは64KB(キロバイト)を1ファイ
ルとし、16ファイルで構成される。図1に示すプログ
ラム用メモリ3は、図2(1)に示されるファイル番号
「#8」〜「#9」の2つのファイルで構成される。ま
たデータ用メモリ4は、図2(1)に示されるファイル
番号「#0」〜「#7」,「#C」〜「#F」の12個
のファイルで構成される。
【0014】データ用メモリ4を構成する16KBのフ
ァイル番号「#0」のメモリの具体的な構成が図2
(2)に示されている。ファイル番号「#0」のデータ
メモリは、I/O(入出力)リレーの動作状態、すなわ
ちオン状態であるかオフ状態であるかを格納する256
B(バイト)のI/Oリレー領域と、補助リレーの動作
状態をストアする192Bの補助リレー領域と、キープ
リレーの動作状態をストアする64Bのキープリレー領
域と、汎用リレーの動作状態をストアする384Bの汎
用リレー領域と、T/C(タイマ/カウンタ)接点の動
作状態をストアする128BのT/C接点領域と、T/
Cの現在値をストアする1024BのT/C現在値領域
と、レジスタのレジスタ値をストアする6144Bのレ
ジスタ領域と、8192Bのワーキングエリア、システ
ムメモリ、およびその他のシステム予約領域とで構成さ
れる。
ァイル番号「#0」のメモリの具体的な構成が図2
(2)に示されている。ファイル番号「#0」のデータ
メモリは、I/O(入出力)リレーの動作状態、すなわ
ちオン状態であるかオフ状態であるかを格納する256
B(バイト)のI/Oリレー領域と、補助リレーの動作
状態をストアする192Bの補助リレー領域と、キープ
リレーの動作状態をストアする64Bのキープリレー領
域と、汎用リレーの動作状態をストアする384Bの汎
用リレー領域と、T/C(タイマ/カウンタ)接点の動
作状態をストアする128BのT/C接点領域と、T/
Cの現在値をストアする1024BのT/C現在値領域
と、レジスタのレジスタ値をストアする6144Bのレ
ジスタ領域と、8192Bのワーキングエリア、システ
ムメモリ、およびその他のシステム予約領域とで構成さ
れる。
【0015】ファイル番号「#C」〜「#E」のメモリ
はコメントメモリとして用いられる。またファイル番号
「#F」のメモリは、2つのCPUから相互にアクセス
可能な2−ポートRAMである。
はコメントメモリとして用いられる。またファイル番号
「#F」のメモリは、2つのCPUから相互にアクセス
可能な2−ポートRAMである。
【0016】プログラマブルコントローラ1には、複数
の外部入力機器7および複数の外部出力機器8が接続さ
れ、各外部機器にはそれぞれ異なる接点番号が与えられ
ており、データ用メモリ4には接点番号をアドレスとし
て、前記外部入力機器7および外部出力機器8の動作状
態がストアされ、プログラム用メモリ3にストアされる
プログラムに基づいて外部入力機器7の動作状態を検出
し、その検出状態に応じて外部出力機器8を制御する。
の外部入力機器7および複数の外部出力機器8が接続さ
れ、各外部機器にはそれぞれ異なる接点番号が与えられ
ており、データ用メモリ4には接点番号をアドレスとし
て、前記外部入力機器7および外部出力機器8の動作状
態がストアされ、プログラム用メモリ3にストアされる
プログラムに基づいて外部入力機器7の動作状態を検出
し、その検出状態に応じて外部出力機器8を制御する。
【0017】すなわち、読出し手段であるCPU2によ
ってプログラム用メモリ3から命令が順番に読出され、
解析手段であるCPU2は命令を構成する基本命令語と
該基本命令語の実行対象であるたとえば外部機器の接点
番号とを解析し、実行手段であるCPU2はその解析結
果に基づいて命令に対応する演算を実行する。演算と
は、たとえば基本命令語が入力命令「STR」であれ
ば、その命令内の接点番号に対応する外部入力機器7の
動作状態をデータ用メモリ4から読出し、また出力命令
「OUT」であれば、その命令内の接点番号に対応する
外部出力機器8の動作状態をデータ用メモリ4上におい
て書換える。
ってプログラム用メモリ3から命令が順番に読出され、
解析手段であるCPU2は命令を構成する基本命令語と
該基本命令語の実行対象であるたとえば外部機器の接点
番号とを解析し、実行手段であるCPU2はその解析結
果に基づいて命令に対応する演算を実行する。演算と
は、たとえば基本命令語が入力命令「STR」であれ
ば、その命令内の接点番号に対応する外部入力機器7の
動作状態をデータ用メモリ4から読出し、また出力命令
「OUT」であれば、その命令内の接点番号に対応する
外部出力機器8の動作状態をデータ用メモリ4上におい
て書換える。
【0018】プログラマブルコントローラ1には、基本
命令語として計時動作を指示するタイマ命令が設定され
ている。このタイマ命令は、たとえば外部入力機器7の
1つである押しボタンスイッチがオン状態となってから
予め定める時間経過後に外部出力機器8の1つであるモ
ータを駆動させる場合などに用いられる。
命令語として計時動作を指示するタイマ命令が設定され
ている。このタイマ命令は、たとえば外部入力機器7の
1つである押しボタンスイッチがオン状態となってから
予め定める時間経過後に外部出力機器8の1つであるモ
ータを駆動させる場合などに用いられる。
【0019】しかしながら、このタイマ命令に使用され
る領域は、前述の従来の技術において説明したのと同様
に、図2(2)に示されるファイル番号「#0」のデー
タメモリ内のアドレス「コ1600」〜「b1777」
の領域に限定されており、プログラム中におけるタイマ
命令の使用点数には限度がある。したがって、本発明の
プログラマブルコントローラ1では、計時動作を指示す
るための新たなタイマ用応用命令を設定している。
る領域は、前述の従来の技術において説明したのと同様
に、図2(2)に示されるファイル番号「#0」のデー
タメモリ内のアドレス「コ1600」〜「b1777」
の領域に限定されており、プログラム中におけるタイマ
命令の使用点数には限度がある。したがって、本発明の
プログラマブルコントローラ1では、計時動作を指示す
るための新たなタイマ用応用命令を設定している。
【0020】図3は、本発明において新たに設定された
タイマ用応用命令を用いたラダー図であり、図4は図3
に示すラダー図に対応するプログラムを格納したプログ
ラム用メモリ3の内容を示す図である。本発明における
タイマ用応用命令は、命令語「RTMR」と、設定値ア
ドレスと、現在値アドレスと、接点アドレスとで構成さ
れる。設定値アドレスとは、該タイマ用応用命令の計時
動作の初期値である設定値が格納されるデータ用メモリ
4のアドレスを示す。現在値アドレスとは、該タイマ用
応用命令の実行時における計時動作の現在値が格納され
るデータ用メモリ4のアドレスを示す。接点アドレスと
は、該タイマ用応用命令の計時動作終了後にオン状態と
される接点(実行対象)の接点番号が格納されるデータ
用メモリ4のアドレスを示す。
タイマ用応用命令を用いたラダー図であり、図4は図3
に示すラダー図に対応するプログラムを格納したプログ
ラム用メモリ3の内容を示す図である。本発明における
タイマ用応用命令は、命令語「RTMR」と、設定値ア
ドレスと、現在値アドレスと、接点アドレスとで構成さ
れる。設定値アドレスとは、該タイマ用応用命令の計時
動作の初期値である設定値が格納されるデータ用メモリ
4のアドレスを示す。現在値アドレスとは、該タイマ用
応用命令の実行時における計時動作の現在値が格納され
るデータ用メモリ4のアドレスを示す。接点アドレスと
は、該タイマ用応用命令の計時動作終了後にオン状態と
される接点(実行対象)の接点番号が格納されるデータ
用メモリ4のアドレスを示す。
【0021】図5は、前記タイマ用応用命令に関連する
設定値、現在値、接点番号が格納されるデータ用メモリ
4の内容を示す図である。前記図3および図4に示すタ
イマ用応用命令においては、設定値アドレスは「091
00」であり、図5に示すように設定値として「150
0」が格納されている。また現在値アドレスは「191
00」であり、図5に示すように現在値として「132
1」が格納されている。さらに同様に接点アドレスは
「29100」であり、接点番号として「06000」
が格納されている。
設定値、現在値、接点番号が格納されるデータ用メモリ
4の内容を示す図である。前記図3および図4に示すタ
イマ用応用命令においては、設定値アドレスは「091
00」であり、図5に示すように設定値として「150
0」が格納されている。また現在値アドレスは「191
00」であり、図5に示すように現在値として「132
1」が格納されている。さらに同様に接点アドレスは
「29100」であり、接点番号として「06000」
が格納されている。
【0022】前述の図3および図4に示されるプログラ
ムを実行した場合、接点番号「00200」のたとえば
押しボタンスイッチがオン状態とされると、タイマ用応
用命令「RTMR」に基づく計時動作が開始され、設定
値アドレスに格納される設定値に基づく計時動作が終了
すると、接点アドレスに格納される接点番号「0600
0」の動作状態がオン状態に書換えられ、その後、接点
番号「06000」がオン状態であることが検出される
と接点番号「00500」の外部出力機器8のたとえば
モータが駆動される。
ムを実行した場合、接点番号「00200」のたとえば
押しボタンスイッチがオン状態とされると、タイマ用応
用命令「RTMR」に基づく計時動作が開始され、設定
値アドレスに格納される設定値に基づく計時動作が終了
すると、接点アドレスに格納される接点番号「0600
0」の動作状態がオン状態に書換えられ、その後、接点
番号「06000」がオン状態であることが検出される
と接点番号「00500」の外部出力機器8のたとえば
モータが駆動される。
【0023】図6および図7は、プログラマブルコント
ローラ1の動作を説明するフローチャートである。ステ
ップa1においてCPU2はプログラム用メモリ3から
命令を読出す。ステップa2では読出した命令がタイマ
用応用命令「RTMR」であるかどうかを判断し、判断
が肯定の場合はステップa3において後述する図7に示
される応用命令「RTMR」の処理を行うサブルーチン
を呼出す。ステップa2において判断が否定の場合は、
そのままステップa4に進む。
ローラ1の動作を説明するフローチャートである。ステ
ップa1においてCPU2はプログラム用メモリ3から
命令を読出す。ステップa2では読出した命令がタイマ
用応用命令「RTMR」であるかどうかを判断し、判断
が肯定の場合はステップa3において後述する図7に示
される応用命令「RTMR」の処理を行うサブルーチン
を呼出す。ステップa2において判断が否定の場合は、
そのままステップa4に進む。
【0024】ステップa4ではCPU2内に設定される
タイマフラグTFLAGの初期化(「0」に設定)が行
われ、ステップa5では前記タイマフラグTFLAGの
初期化から0.1sec経過したかどうかが判断され
る。0.1secが経過した場合は、ステップa6にお
いてCPU2はタイマフラグTFLAGを立てる
(「1」に設定)。ステップa5において0.1sec
経過していない場合はステップa7に進み、読出した命
令に対応する処理を実行する。
タイマフラグTFLAGの初期化(「0」に設定)が行
われ、ステップa5では前記タイマフラグTFLAGの
初期化から0.1sec経過したかどうかが判断され
る。0.1secが経過した場合は、ステップa6にお
いてCPU2はタイマフラグTFLAGを立てる
(「1」に設定)。ステップa5において0.1sec
経過していない場合はステップa7に進み、読出した命
令に対応する処理を実行する。
【0025】ここで、前記タイマフラグTFLAGは、
計時動作の最小単位時間である0.1secが経過した
かどうかを表すフラグであり、時間の経過はハードウエ
アの方で一定時間毎にパルスを送出して計測するものと
する。
計時動作の最小単位時間である0.1secが経過した
かどうかを表すフラグであり、時間の経過はハードウエ
アの方で一定時間毎にパルスを送出して計測するものと
する。
【0026】続いて図7を参照して、図6のステップa
3において呼出されるサブルーチンを説明する。ステッ
プb1では、設定値アドレスによって示されるデータ用
メモリ4の内容を設定値としてCPU2内の設定値バッ
ファに格納する。すなわち、前述の図3〜図5に示すプ
ログラムでは設定値アドレス「09100」によって示
されるデータ用メモリ4の内容「1500」を設定値と
して格納する。
3において呼出されるサブルーチンを説明する。ステッ
プb1では、設定値アドレスによって示されるデータ用
メモリ4の内容を設定値としてCPU2内の設定値バッ
ファに格納する。すなわち、前述の図3〜図5に示すプ
ログラムでは設定値アドレス「09100」によって示
されるデータ用メモリ4の内容「1500」を設定値と
して格納する。
【0027】ステップb2では、現在値アドレスによっ
て示されるデータ用メモリの内容をCPU2内に設定さ
れる現在値バッファに現在値として格納する。すなわち
現在値アドレス「19100」によって示されるデータ
用メモリ4の内容「1321」を現在値として格納す
る。
て示されるデータ用メモリの内容をCPU2内に設定さ
れる現在値バッファに現在値として格納する。すなわち
現在値アドレス「19100」によって示されるデータ
用メモリ4の内容「1321」を現在値として格納す
る。
【0028】ステップb3では、接点アドレスによって
示されるデータ用メモリ4の内容をCPU2内に設定さ
れる接点バッファに接点番号として格納する。すなわ
ち、接点アドレス「29100」によって示されるデー
タ用メモリの内容「06000」を接点番号として格納
する。
示されるデータ用メモリ4の内容をCPU2内に設定さ
れる接点バッファに接点番号として格納する。すなわ
ち、接点アドレス「29100」によって示されるデー
タ用メモリの内容「06000」を接点番号として格納
する。
【0029】ステップb4では、スタート入力、ここで
は接点番号「00200」がオン状態であるかどうかを
判定する。判断が肯定の場合は計時動作中であるので、
ステップb5において格納した現在値が「0」であるか
どうかが判断される。現在値が「0」の場合は計時動作
が終了したときであり、ステップb6に進み、前述のス
テップb3において格納した接点番号に対応する接点を
データ用メモリ4においてオン状態とし、サブルーチン
を終了する。
は接点番号「00200」がオン状態であるかどうかを
判定する。判断が肯定の場合は計時動作中であるので、
ステップb5において格納した現在値が「0」であるか
どうかが判断される。現在値が「0」の場合は計時動作
が終了したときであり、ステップb6に進み、前述のス
テップb3において格納した接点番号に対応する接点を
データ用メモリ4においてオン状態とし、サブルーチン
を終了する。
【0030】ステップb4において判断が否定の場合は
計時動作が開始されていないときであり、ステップb7
に進み、ステップb1において格納した設定値を現在値
バッファに代入する。続いてステップb8では、接点バ
ッファに格納した接点番号に対応する接点をデータ用メ
モリ4においてオフ状態とし、サブルーチンを終了す
る。
計時動作が開始されていないときであり、ステップb7
に進み、ステップb1において格納した設定値を現在値
バッファに代入する。続いてステップb8では、接点バ
ッファに格納した接点番号に対応する接点をデータ用メ
モリ4においてオフ状態とし、サブルーチンを終了す
る。
【0031】ステップb5において判断が否定の場合、
すなわち前述の図5に示すように、現在値がたとえば
「1321」である場合は計時動作中であり、ステップ
b9において、前記タイマフラブTFLAGが立ってい
るかどうかを判断する。タイマフラブTFLAGが立っ
ていない場合はサブルーチンを終了し、立っている場合
はステップb10において現在値バッファに格納されて
いる現在値から「1」を減算し、その減算結果を現在値
アドレスによって示されるデータ用メモリ4の領域に書
込む。すなわち「1321」から「1」が減算され、そ
の結果、現在値として「1320」が新たに現在値アド
レス「19100」で示されるデータ用メモリ4に現在
値として格納される。
すなわち前述の図5に示すように、現在値がたとえば
「1321」である場合は計時動作中であり、ステップ
b9において、前記タイマフラブTFLAGが立ってい
るかどうかを判断する。タイマフラブTFLAGが立っ
ていない場合はサブルーチンを終了し、立っている場合
はステップb10において現在値バッファに格納されて
いる現在値から「1」を減算し、その減算結果を現在値
アドレスによって示されるデータ用メモリ4の領域に書
込む。すなわち「1321」から「1」が減算され、そ
の結果、現在値として「1320」が新たに現在値アド
レス「19100」で示されるデータ用メモリ4に現在
値として格納される。
【0032】以上のように本実施例によれば、新たなタ
イマ用応用命令「RTMR」を設定し、かつ前記タイマ
用応用命令の実行に必要な設定値、現在値、接点番号な
どのデータをデータ用メモリ4に確保したので、従来か
ら用いられている基本タイマ命令と同様に演算によって
計時動作を実行することができる。また、前記タイマ用
応用命令に必要とされるデータをデータ用メモリ4に新
たに確保するようにしたので、データ用メモリ4の容量
が許す限り、1プログラム内におけるタイマ命令の使用
点数を増やすことができる。
イマ用応用命令「RTMR」を設定し、かつ前記タイマ
用応用命令の実行に必要な設定値、現在値、接点番号な
どのデータをデータ用メモリ4に確保したので、従来か
ら用いられている基本タイマ命令と同様に演算によって
計時動作を実行することができる。また、前記タイマ用
応用命令に必要とされるデータをデータ用メモリ4に新
たに確保するようにしたので、データ用メモリ4の容量
が許す限り、1プログラム内におけるタイマ命令の使用
点数を増やすことができる。
【0033】また、たとえば単にタイマ命令に使用され
る現在値などを格納しているデータ用メモリ4のT/C
接点領域やT/C現在値領域を拡大することによって、
タイマ命令の使用可能点数を増加させると、領域の拡大
前に用いていたプログラムとの互換性がとれなくなる
が、本発明のプログラマブルコントローラ1においては
従来から用いられていたプログラムをそのまま用いるこ
とができ、互換性が保持される。
る現在値などを格納しているデータ用メモリ4のT/C
接点領域やT/C現在値領域を拡大することによって、
タイマ命令の使用可能点数を増加させると、領域の拡大
前に用いていたプログラムとの互換性がとれなくなる
が、本発明のプログラマブルコントローラ1においては
従来から用いられていたプログラムをそのまま用いるこ
とができ、互換性が保持される。
【0034】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、プログラ
ム用メモリに、新たなタイマ用応用命令を設定し、かつ
そのタイマ用応用命令の実行に必要な領域をデータ用メ
モリに確保しているので、従来から用いられている予め
設定された基本タイマ命令と同様に演算によって計時動
作を実行することができる。また、前述したようにタイ
マ用応用命令の実行に必要な設定値や現在値などの数値
はデータ用メモリ内の任意の領域に確保されるので、デ
ータ用メモリの容量が許す限り、タイマ用応用命令の使
用点数を増やすことができる。本発明では、タイマ用応
用命令がプログラム用メモリにストアされており、この
タイマ用応用命令は、タイマ命令語と計時動作の設定値
と計時動作の現在値と計時動作後に動作させる実行対象
の接点番号とから成り、したがってプログラム用メモリ
の容量をそれ程大きくする必要がない。処理手段は、ハ
ードウエア手段の時間経過を計測する出力に応答して、
予め定める時間(たとえば前述のように0.1sec)
毎に、タイマフラグT FLAGを初期化しまたはタイ
マフラグを立てる各動作を繰返し、このタイマフラグを
利用してタイマ用応用命令のサブルーチンの実行を行う
ので、タイマフラグTFLAGをサブルーチンに共用す
ることができる。また現在値アドレスを複数設定して、
複数種類のタイマを実現することが容易に可能である。
ム用メモリに、新たなタイマ用応用命令を設定し、かつ
そのタイマ用応用命令の実行に必要な領域をデータ用メ
モリに確保しているので、従来から用いられている予め
設定された基本タイマ命令と同様に演算によって計時動
作を実行することができる。また、前述したようにタイ
マ用応用命令の実行に必要な設定値や現在値などの数値
はデータ用メモリ内の任意の領域に確保されるので、デ
ータ用メモリの容量が許す限り、タイマ用応用命令の使
用点数を増やすことができる。本発明では、タイマ用応
用命令がプログラム用メモリにストアされており、この
タイマ用応用命令は、タイマ命令語と計時動作の設定値
と計時動作の現在値と計時動作後に動作させる実行対象
の接点番号とから成り、したがってプログラム用メモリ
の容量をそれ程大きくする必要がない。処理手段は、ハ
ードウエア手段の時間経過を計測する出力に応答して、
予め定める時間(たとえば前述のように0.1sec)
毎に、タイマフラグT FLAGを初期化しまたはタイ
マフラグを立てる各動作を繰返し、このタイマフラグを
利用してタイマ用応用命令のサブルーチンの実行を行う
ので、タイマフラグTFLAGをサブルーチンに共用す
ることができる。また現在値アドレスを複数設定して、
複数種類のタイマを実現することが容易に可能である。
【図1】本発明の一実施例であるプログラマブルコント
ローラ1の基本的構成を示すブロック図である。
ローラ1の基本的構成を示すブロック図である。
【図2】プログラマブルコントローラ1に備えられるメ
モリの構成を示す図である。
モリの構成を示す図である。
【図3】本発明において新たに設定したタイマ用応用命
令を用いたラダー図である。
令を用いたラダー図である。
【図4】図3に示すラダー図に対応するプログラムを格
納したプログラム用メモリ3の内容を示す図である。
納したプログラム用メモリ3の内容を示す図である。
【図5】本発明におけるタイマ用応用命令に用いられる
データ用メモリ4の構成を示す図である。
データ用メモリ4の構成を示す図である。
【図6】プログラマブルコントローラ1の動作を説明す
るフローチャートである。
るフローチャートである。
【図7】図6のステップa3において呼出されるサブル
ーチンプログラムを説明するフローチャートである。
ーチンプログラムを説明するフローチャートである。
【図8】従来のプログラマブルコントローラにおけるタ
イマ命令に基づくラダー図である。
イマ命令に基づくラダー図である。
【図9】図8に示すラダー図に基づくプログラムを格納
したプログラム用メモリの内容を示す図である。
したプログラム用メモリの内容を示す図である。
1 プログラマブルコントローラ 2 CPU 3 プログラム用メモリ 4 データ用メモリ 5 入力回路 6 出力回路 7 外部入力機器 8 外部出力機器
Claims (1)
- 【請求項1】 (a)外部入力機器および外部出力機器
に、相互に異なる接点番号がそれぞれ割当てられ、 (b)プログラム用メモリであって、 予め定める基本命令語と該基本命令語の実行対象を示す
接点番号とで構成される複数の命令と、 計時動作を指示するタイマ命令語と計時動作の設定値を
格納するデータ用メモリの設定値アドレスと計時動作の
現在値を格納するデータ用メモリの現在値アドレスと計
時動作後に動作させる実行対象の接点番号を格納するデ
ータ用メモリの接点アドレスとで構成されるタイマ用応
用命令とからなるプログラムをストアするプログラム用
メモリと、 (c)前記接点番号毎に前記外部入力機器および外部出
力機器を含む実行対象の動作状態と、計時動作の設定値
と、計時動作の現在値と、計時動作後に動作させる実行
対象の接点番号とをストアするデータ用メモリと、 (d)前記プログラム用メモリから前記命令を順番に読
出す読出し手段と、 (e)時間の経過を計測するハードウエア手段と、 (f)外部入力機器および外部出力機器が接続され、読
出し手段の出力に基づいて、読出した命令を解析し、命
令に対応する演算を実行する処理手段であって、 ハードウエア手段の出力に応答して、予め定める時間毎
に、タイマフラグの初期化動作とタイマフラグを立てる
動作とを繰返し、 読出し手段によってタイマ命令語が読出されたとき、タ
イマ用応用命令の処理を行うサブルーチンを実行し、こ
のタイマ用応用命令のサブルーチンを実行するときは、
データ用メモリの設定値から前記タイマフラグの前記各
動作の状態に対応して計時動作を行って現在値を書換
え、現在値が予め定める値に到達して計時動作を終了し
た後に、前記接点番号の動作状態を書換える処理手段と
を含むことを特徴とするプログラマブルコントローラ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4016735A JP2810578B2 (ja) | 1992-01-31 | 1992-01-31 | プログラマブルコントローラ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4016735A JP2810578B2 (ja) | 1992-01-31 | 1992-01-31 | プログラマブルコントローラ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05210404A JPH05210404A (ja) | 1993-08-20 |
JP2810578B2 true JP2810578B2 (ja) | 1998-10-15 |
Family
ID=11924530
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4016735A Expired - Fee Related JP2810578B2 (ja) | 1992-01-31 | 1992-01-31 | プログラマブルコントローラ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2810578B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN100368987C (zh) * | 1999-08-31 | 2008-02-13 | 迪吉多电子股份有限公司 | 编辑装置 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH03139703A (ja) * | 1989-10-26 | 1991-06-13 | Matsushita Electric Works Ltd | プログラマブルコントローラのタイマ命令処理方式 |
JPH03246603A (ja) * | 1990-02-23 | 1991-11-05 | Matsushita Electric Works Ltd | 高速カウンタ |
-
1992
- 1992-01-31 JP JP4016735A patent/JP2810578B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05210404A (ja) | 1993-08-20 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |