JP2809057B2 - 搬送装置の走行機構 - Google Patents

搬送装置の走行機構

Info

Publication number
JP2809057B2
JP2809057B2 JP21209693A JP21209693A JP2809057B2 JP 2809057 B2 JP2809057 B2 JP 2809057B2 JP 21209693 A JP21209693 A JP 21209693A JP 21209693 A JP21209693 A JP 21209693A JP 2809057 B2 JP2809057 B2 JP 2809057B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
roller
track
rolling
inclined surface
transport
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP21209693A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0748030A (ja
Inventor
孝 河合
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shinko Electric Co Ltd
Original Assignee
Shinko Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shinko Electric Co Ltd filed Critical Shinko Electric Co Ltd
Priority to JP21209693A priority Critical patent/JP2809057B2/ja
Priority to US08/281,347 priority patent/US5492066A/en
Priority to EP94401756A priority patent/EP0636561B1/en
Priority to DE69413474T priority patent/DE69413474T2/de
Publication of JPH0748030A publication Critical patent/JPH0748030A/ja
Priority to US08/555,850 priority patent/US5582107A/en
Priority to US08/559,759 priority patent/US5626082A/en
Application granted granted Critical
Publication of JP2809057B2 publication Critical patent/JP2809057B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Non-Mechanical Conveyors (AREA)
  • Linear Motors (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は,所定の搬送経路に沿
って架設した立体構造の軌道に保持され,所定の駆動機
能によって走行する搬送台車を備えた搬送装置の走行機
構に係り,特に,搬送路に垂直部や水平部を有する搬送
装置において,簡易な構成で調整なしに安定な走行を可
能にすることができる搬送装置の走行機構に関する。
【0002】
【従来の技術】本発明を適用する搬送装置の搬送路例を
図4に示している。図4において,1は図示しない指令
装置や制御装置によって制御される所定の駆動機能によ
って自走する搬送台車である。2は搬送台車1が走行す
る所定の搬送経路に沿って架設した搬送路を構成する軌
道の一部を示している。搬送装置には搬送路が立体形状
に構成されるシステムがある。即ち,図4において,2
Hは水平に架設された水平軌道,2Vは垂直に架設され
た垂直軌道であって,2Cは水平軌道2Hから垂直軌道
2Vに接続する搬送台車が矢印のように内回りする曲線
軌道,2C′は垂直軌道2Vから水平軌道2Hに接続す
る搬送台車が矢印のように外回りする曲線軌道である。
図示しないが,その他,傾斜軌道や,水平面を旋回する
曲線軌道等が搬送経路の条件に対応して設けられる。
【0003】搬送台車がリニアモ−タによって駆動され
るシステムにおける軌道の配設例を図5に示している。
図5は水平軌道の断面部を示している。図5において,
45は構築物の天井構造体であって,天井構造体45か
らは複数のロッド45aによって所定のピッチでフレ−
ム46が懸垂され,フレ−ム46に固定したアングル4
7によって軌道41が適切に固定されている。図5に示
す48は,地上側に所定間隔で配設したリニアモ−タの
駆動制御を実行する地上側制御機能等を備えた制御装置
を示し,2点鎖線で示す1は軌道41に沿って走行する
搬送台車を示している。搬送台車1に設けた走行ロ−ラ
等走行機能の図示は省略している。軌道はその搬送路の
条件に対応して,その他各種の保持手段を講じている。
例えば,地上からフレ−ムを建てて保持を行う場合もあ
る。
【0004】図6に,上述した搬送台車1がリニアモ−
タによって駆動されるシステムにおける軌道41と搬送
台車1との機構関係を軌道41の断面で示す。図6にお
いて,軌道41には所定のピッチでリニアモ−タの1次
側巻線等を形成したリニアモ−タの1次側ユニット(L
IM1次側と記す)42が配設されている。軌道41の
上部には左右対象に水平面に対して45度の傾斜を形成
した第1の傾斜面41U1と第2の傾斜面41U2とが形
成され,下部には左右対象に水平面に対して45度の傾
斜を形成した第3の傾斜面41D1と第4の傾斜面41
2とが形成されている。30は回転機構31で搬送台
車の本体機構(図示せず)に所定の角度範囲で旋回自在
に装着されたフレ−ムである。また,12は図示しない
搬送台車の本体機構に固定された前述したLIM1次側
に対応して構成されたリニアモ−タの2次側(LIM2
次側と記す)に設けた導体,例えば,アルミニウムプレ
−ト,12aはLIM2次側の磁気回路を構成する磁性
体のプレ−ト,例えば所定性能を備えた鉄板である。3
3はフレ−ム30の上端機構であって,上端機構33に
は,第1のロ−ラ34U1が第1の回転軸35U1によっ
て,また第2のロ−ラ34U2が第2の回転軸35U2
よって,それぞれ水平面に対して45度の角度で回転自
在に装着されている。第1のロ−ラ34U1は軌道41
の第1の傾斜面41U1上を転動し,また第2のロ−ラ
34U2は軌道41の第2の傾斜面41U2を転動するよ
うに構成されている。37はフレ−ム31の下端機構で
あって,下端機構37には,調整ねじ38の回転によっ
て上下に位置を調整できる軸受機構39が装着されてい
る。この軸受機構39には,第3のロ−ラ34D1が第
3の回転軸35D1によって,また第4のロ−ラ34D2
が第4の回転軸35D2によって,それぞれ水平面に対
して45度の角度で回転自在に装着されている。第3の
ロ−ラ34D1は軌道41の第3の傾斜面41D1上に沿
って転動し,また第4のロ−ラ34D2は軌道41の第
4の傾斜面41D2を転動するように構成されている。
【0005】軌道41がほぼ水平に形成されている搬送
経路(図4に示した2H)においては,搬送台車の重量
が第1のロ−ラ34U1と第2のロ−ラ34U2によって
保持され,調整ねじ38の調整によって,第3のロ−ラ
34D1と第3の傾斜面41D1との間には隙間d1を生
じ,第4のロ−ラ34D2と第4の傾斜面41D2との間
には隙間d2を生じている。隙間d1,d2は,それぞ
れ軌道の加工精度,温度条件,軌道の直線軌道と曲線軌
道の成型条件の違い等によって変動する。また,軌道4
1が垂直に形成されている搬送経路区間(図4に示した
2V)においては,第1のロ−ラ34U1と第1の傾斜
面41U1の間,第2のロ−ラ34U2と軌道41の第2
の傾斜面41U2との間の間隔は,ゼロから調整ねじで
調整された状況に対応する最大値までの間変動する。ま
た,同様に軌道41が垂直に形成されている搬送経路区
間(図4に示した2V)においては,第3のロ−ラ34
1と第3の傾斜面41D1の間,第4のロ−ラ34D2
と軌道41の第4の傾斜面41D2との間の間隔は,ゼ
ロから調整ねじ38で調整された状況に対応する最大値
までの間変動する。即ち,調整ねじ38によって隙間d
1,d2が搬送路の条件に対応して搬送台車が安定に走
行するに適切な値になるように,システム据え付け時に
調整する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで,上述したよ
うな搬送装置の走行機構においては,搬送台車を搬送路
の垂直部でも水平部でも安定に走行できるようにするた
め,図6に示したように軌道をロ−ラが挟み込む形状と
し,端部を傾斜させた軌道をそれぞれ傾斜させて装着し
たロ−ラが転動するように構成させ,また,軌道寸法の
変動等に対応させるために適切に間隙を設けている。そ
のために,次のような問題点があった。 LIM1次側に電力を供給すると,LIM2次側に構
成したバックプレ−ト(図6に示した12a)がLIM
1次側に向けて吸引される。そのために,搬送台車側は
軌道とロ−ラとの間に設けた隙間d1相当分移動する。
そのため,例えば搬送経路の曲線部等においては,LI
M1次側表面とLIM2次側表面とが接触する危険性を
生じる。従って,LIM1次側表面とLIM2次側表面
との隙間を大きくするよう隙間d1を大きくすると,下
記に記すように蛇行が大きくなる等走行が不安定にな
り,また,走行条件によっては推力が減衰するという問
題点があった。 搬送経路の,水平部,垂直部,水平曲線部,垂直の曲
線部および軌道の加工精度,その他温度特性等の条件に
よって変動する軌道41の寸法の偏差に対応する各ロ−
ラと軌道との距離関係の変動等に対応して安定に走行す
るために,調整ねじ38によって,上述した隙間d1,
d2をそれぞれ適切に微調整する必要がある。即ち,例
えば,間隙d1,d2をそれぞれ0.15mmを目標に
調整すると,間隙d1,d2は,それぞれ0.1mmな
いし0.2mmの間に仕上がる。しかしながら,複雑で
重量のある構造体を作業条件の整わない据え付け現場で
0.1mm程度の寸法に調整するのは困難な作業であ
り,場所によって軌道の加工精度が異なると,何回か調
整し直す必要を生じる場合がある。 調整に時間がかかる。 隙間d1,d2は上述したように,LIM1次側とL
IM2次側との間の吸引力によって変動する。 各ロ−ラは相互に傾斜して装着し,隙間d1,d2が
あるために,各ロ−ラはミスアライメントを生じて搬送
台車が蛇行する恐れがあった。 搬送台車の蛇行等によって隙間d1,d2が変動する
と,LIM1次側とLIM2次側との間の間隙が変動す
るために駆動力が変動する。 搬送台車の蛇行,隙間d1,d2の変動等によって騒
音,振動が発生する。 上述したような搬送システムにおいては,各ロ−ラと
軌道との位置関係をどのような搬送経路でも安定に走行
できるようにするには,上述のような調整構造が必要で
あって,そのために,図6に示すように多くの部品が必
要であり,複雑な構造にならざるを得なかった。 従って,材料費とともに加工費も低減することは困難
であった。 本発明は従来のものの上記課題(問題点)を解決し,調
整箇所を無くすとともに構造を簡単にして部品点数を減
らしながら,搬送台車と軌道との位置関係を常時,安定
にして走行できるようにした経済性と安定性を高めた搬
送装置の走行機構を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に,本発明に基づく搬送装置の走行機構においては,軌
道の上下部に各垂直面と,上下各垂直面に対応する傾斜
面とを設け,台車の上下部に,垂直面を転動するロ−ラ
と傾斜面を転動するロ−ラとをそれぞれ対にして設けて
構成した。上述した台車の上部に設けた垂直面を転動す
るロ−ラと傾斜面を転動するロ−ラは垂直軸を中心に首
振り自在に設けられ,下部に設けた垂直面を転動するロ
−ラは搬送台車に固定され,下部に設けた傾斜面を転動
するロ−ラは,所定点に設けた支点を中心にして揺動可
能に構成し,このロ−ラの転動面を弾性手段によって軌
道面に押圧するようにするのが望ましい。また,上記揺
動可能範囲を,所定の揺動範囲に規制する構造にするの
が望ましい。
【0008】
【作用】本発明は,上述のような機構にしたので,次の
作用を生じる。 軌道の上下部における垂直面でそれぞれロ−ラを水平
方向に対して保持するので,LIM1次側とLIM2次
側との間に吸引力が働く等の問題があっても,水平方向
に対する位置変動が発生しない。 搬送台車の水平方向の位置が変動しないので,LIM
1次側とLIM2次側とが接触する恐れがない。 搬送台車の水平方向の位置が変動しないので,LIM
1次側とLIM2次側との間の間隙が変動せず,従っ
て,リニアモ−タの駆動力は変動しない。 上部の垂直面を転動するロ−ラと傾斜面を転動するロ
−ラは,垂直軸を中心に首振り自在に設けられ,下部に
設けた垂直面を転動するロ−ラを,搬送台車に固定し,
下部に設けた傾斜面を転動するロ−ラを所定の支点を中
心にして揺動可能に装着し,このロ−ラをスプリング等
の弾性手段によって軌道面に押圧するようにすると,調
整なしに,ロ−ラと軌道(特に,曲線軌道)との間の位
置関係の変動がなくなる。 搬送台車の走行が安定になって,騒音や振動が減少す
る。 調整構造がなくなったので,簡単な構造となる。 従って,材料費,加工費ともに低減できる。 上記した揺動可能範囲を所定の揺動範囲に規制する構
造にする場合は,傾斜面を転動するロ−ラが大きく動い
て軌道を構成する機構等に干渉する恐れがない。
【0009】
【実施例】本発明に基づく搬送装置の走行機構を,駆動
機構を垂直搬送路を備えたリニアモ−タによって搬送台
車を駆動する搬送システムに適用した例を図1乃至図3
によって詳細に説明する。図1は搬送路の断面を示して
いて,搬送台車が走行する軌道の断面と搬送装置の走行
機構を記している。図1には,本発明の説明に直接関係
しない搬送台車の検出機能,各要素機能の装着機構等の
図示は省略している。図1において,10は,回転機構
11によって,図5に示した搬送台車1の本体機構(図
示せず)に所定の角度範囲で旋回自在に装着されたフレ
−ムである。12は,図示しない搬送台車(図5に示す
1)の本体機構(図示せず)に固定されたリニアモ−タ
の2次側(LIM2次側と称す)導体である例えばアル
ミニウムプレ−ト,12aはLIM2次側の磁気回路を
構成する磁性体プレ−ト,例えば,鉄板である。フレ−
ム10の上部には一対の上部軸受構造体13が図1乃至
図3に示すように垂直軸13V1,13V2を中心に首振
り自在に設けられ,これらの上部軸受構造体13には垂
直に第1のロ−ラ14U1の回転軸15U1が回転自在に
軸支され,上部軸受構造体13にはさらに,第1のロ−
ラ14U1に対して所定角度,例えば,135度で対向
する方向に第2のロ−ラ14U2が回転軸15U2によっ
て回転自在に軸支されている。このように上部軸受構造
体13を首振り自在としたのは,軌道21が直線軌道か
ら曲線軌道へ移行するときの軌道との装着をよくするた
めである。フレ−ム10の下部には,垂直に第3のロ−
ラ14D1の回転軸15D1が回転自在に軸支されてい
る。また,フレ−ム10の下部には,下部軸受構造体1
6が,支点17で揺動自在に軸支されている。支点17
は第3のロ−ラ14D1の回転軸15D1の延長上に位置
している。
【0010】下部軸受構造体16の端部には,第3のロ
−ラ14D1に対して所定角度,例えば,135度で対
向する方向に第4のロ−ラ14D2が回転軸15D2によ
って回転自在に軸支されている。下部軸受構造体16に
おける第4のロ−ラ14D2を装着する反対側は,例え
ば,第3の回転軸15D1に対して直向する方向に延長
してスプリング等の弾性手段18を嵌合する開孔16a
が第3の回転軸15D1に対して平行に設けられてい
る。フレ−ム10と下部軸受構造体16の間には間隙d
を設けていて,間隙dを圧し広げるように弾性手段18
が機能している。従って,弾性手段18のばね圧によっ
て第4のロ−ラ14D2を後述する軌道の下部傾斜面2
1D2面に対して直向方向から押圧している。上述した
間隙dは,第4のロ−ラ14D2が支点17を中心にし
て大きく動いても軌道側との間で干渉しない寸法に設定
する。
【0011】また,図1に示す21は,この搬送システ
ムの搬送経路に配設し,前述した4個のロ−ラを保持転
動させて搬送台車を走行させる軌道である。軌道21の
上部には垂直に形成して前述した第1のロ−ラ14U1
を接触させ転動させる上部垂直面21U1と,第2のロ
−ラ14U2を表面に接触して転動させる上部垂直面2
1U1に対して所定角度,即ち,第1のロ−ラ14U1
第2のロ−ラ14U2とがなす角度に対応した角度,本
実施例においては45度の傾斜を形成させた上部傾斜面
21U2が設けられている。また,軌道21の下部には
垂直に形成して前述した第3のロ−ラ14D1を接触さ
せ転動させる下部垂直面21D1と,第4のロ−ラ14
2を表面に接触して転動させる下部垂直面21D1に対
して所定角度,即ち,第3のロ−ラ14D1と第4のロ
−ラ14D2とがなす角度に対応した角度,本実施例に
おいては45度の傾斜を形成させた下部傾斜面21D2
が設けられている。図1に示す22は,搬送台車の駆動
力を与えるリニアモ−タの1次側巻線類を設けた駆動機
構(LIM1次側と称す)を示している。
【0012】図1に示した搬送台車1を底部から見た図
を図2,又,上部から見た上面図を図3に示している。
図2及び図3において,12はLIM2次側であって,
搬送台車1の上部に設けられた第1のロ−ラ14U1
第2のロ−ラ14U2の組は,それぞれ2個が組になっ
て搬送台車1の前後に垂直軸13V1,13V2を中心に
矢印で示すように首振り自在に装着され,搬送台車1の
重量を軌道21(本図には図示せず)によって支える。
搬送台車1の下部に設けられた第3のロ−ラ14D1
第4のロ−ラ14D2の組は,搬送台車1の前後に計2
組装着され,搬送台車1の姿勢を軌道21(本図には図
示せず)によって支えている。
【0013】上述の構造において,搬送台車1がLIM
1次側に与えられる駆動力によって駆動した場合,第4
のロ−ラ14D2は常に弾性手段18の力によって下部
傾斜面21D2に密着して走行するので,搬送台車1は
軌道21の寸法条件が変動しても,各ロ−ラが常に軌道
に密着して走行する。また,図1に示した第1のロ−ラ
14U1は上部垂直面21U1によって,第3のロ−ラ1
4D1は下部垂直面21D1によって水平方向位置を保持
しているので,LIM1次側22による吸引力が,LI
M2次側12の磁気回路を構成する磁性体のプレ−ト1
2aに働いても,LIM2次側12とLIM1次側22
との間の間隔は変動しない。
【0014】上述の説明は,本発明の技術思想を実現す
るための基本構成を示したものであって,種々応用改変
することができることは当然である。例えば,実施例の
説明では,下部に設けた傾斜面を転動するロ−ラは所定
点に設けた支点を中心にして下部軸受構造体の傾斜面を
転動するロ−ラの反対側にスプリング等の弾性手段を設
けてこのロ−ラを軌道面に押圧するようにし,弾性手段
装着部に所定間隔の間隙を設けるように説明したが,弾
性手段の構造や装着場所を移動させる等,その他の構造
方式によって各ロ−ラが軌道面を安定に押圧し転動する
ようにしても良いことは当然である。上述した弾性手段
装着部の間隙は必要でなければ,任意の寸法に設定して
も良いことは当然である。また,上述の説明は搬送台車
がリニアモ−タによって駆動されるシステムの場合につ
いて説明したが,その他の駆動方式による搬送システム
に対しても同様に適用できることは当然である。
【0015】
【発明の効果】本発明は上述したように構成したので,
次のような優れた効果を有する。 (1)搬送台車がリニアモ−タによって駆動される場合,
リニアモ−タの1次側と2次側との間で発生する吸引力
によってリニアモ−タの1次側と2次側との間に設けた
間隙は変動するのを防止できる。 (2)リニアモ−タの1次側と2次側との間に設けた間隙
が変動しないので,安定な駆動力が得られる。 (3)搬送台車の下部ロ−ラと軌道下部との関係位置を適
切に維持するための機能部品が少くなくて済む。 (4)軌道のロ−ラ転動面の寸法精度を極度に高める必要
がない。 (5)スプリング等の弾性手段によって搬送台車の下部ロ
−ラと軌道面との間の押圧機能を得るようにした場合
は,間隙調整の必要はなく,又ミスアライメントを生じ
る恐れがなく,所望する走行機能が得られる。 (6)上記弾性手段によって搬送台車の下部ロ−ラと軌道
面との間の押圧機能を得るようにした場合は,搬送台車
とロ−ラとの間に間隙部がなくなり,適正な荷重でロ−
ラを軌道表面に接触させることができるので,騒音,振
動等を大幅に低減できる。 (7)調整構造がなくなったので簡単な構造となり,搬送
台車のロ−ラ装着機構の組み立てが簡単にできる。 (8)搬送台車の走行が安定になり,材料費,加工費とも
に低減できる。 (9)上記した揺動可能範囲を所定の揺動範囲に規制する
構造にする場合は,傾斜面を転動するロ−ラが大きく動
いて軌道を構成する機構等に干渉する恐れがなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に基づく搬送装置の走行機構の実施例の
機構構成を説明する搬送路の断面を示す搬送台車の走行
機構を記した軌道の断面図である。
【図2】本発明に基づく搬送装置の走行機構の機構構成
を説明する搬送台車の底面図である。
【図3】本発明に基づく搬送装置の走行機構の機構構成
を説明する搬送台車の上面図である。
【図4】本発明を適用する搬送装置の搬送路例を説明す
る搬送経路図である。
【図5】本発明を適用する搬送台車がリニアモ−タによ
って駆動されるシステムにおける軌道と搬送台車との機
構関係を示す軌道の断面図である。
【図6】従来の搬送装置の走行機構を説明する搬送路の
断面例を示す搬送台車の走行機構を記した軌道の断面図
である。
【符号の説明】
1:搬送台車 2:搬送路 10:フレ−ム 11:回転機構 12:LIM2次側(リニアモ−タの2次側)を構成す
る導体(アルミニウムプレ−ト) 12a:LIM2次側(リニアモ−タの2次側)を構成
する磁性体プレ−ト(鉄板) 13:上部軸受構造体 13V1,13V2:垂直軸 14U1,14U2,14D1,14D2:ロ−ラ 16:下部軸受構造体 17:支点 18:弾性手段(スプリング) 21:軌道 22:LIM1次側(リニアモ−タの1次側を構成する
巻線類を設けた駆動機構)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 立体構造の軌道を挟んで所定の駆動機能
    を設けた搬送台車を保持し転動するロ−ラを設けた搬送
    装置の走行機構において,上記軌道の上下部に各垂直面
    と,該上下各垂直面に対応する傾斜面とを設け,上記搬
    送台車の上下各部に,前記垂直面を転動するロ−ラと前
    記傾斜面を転動するロ−ラとをそれぞれ対にして設けた
    ことを特徴とする搬送装置の走行機構。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の搬送台車の上部に設けた
    垂直面を転動するロ−ラと傾斜面を転動するロ−ラは垂
    直軸を中心にして首振り自在に設けられ,下部に設けた
    垂直面を転動するロ−ラは当該搬送台車に固定され,下
    部に設けた傾斜面を転動するロ−ラは所定点に設けた支
    点を中心にして揺動可能に構成し,かつ,該ロ−ラの転
    動面を弾性手段によって軌道面に押圧するようにした搬
    送装置の走行機構。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の下部に設けた傾斜面を転
    動するロ−ラを所定点に設けた支点を中心にして揺動可
    能に構成し,該揺動可能範囲を所定の揺動範囲に規制す
    る構造にした搬送装置の走行機構。
JP21209693A 1993-07-30 1993-08-05 搬送装置の走行機構 Expired - Fee Related JP2809057B2 (ja)

Priority Applications (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21209693A JP2809057B2 (ja) 1993-08-05 1993-08-05 搬送装置の走行機構
US08/281,347 US5492066A (en) 1993-07-30 1994-07-27 Transport system
EP94401756A EP0636561B1 (en) 1993-07-30 1994-07-29 Transport system
DE69413474T DE69413474T2 (de) 1993-07-30 1994-07-29 Transportsystem
US08/555,850 US5582107A (en) 1993-07-30 1995-11-13 Weighing device for linear motor driven transport system
US08/559,759 US5626082A (en) 1993-07-30 1995-11-13 Emergency braking device for linear motor driven transport system

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21209693A JP2809057B2 (ja) 1993-08-05 1993-08-05 搬送装置の走行機構

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0748030A JPH0748030A (ja) 1995-02-21
JP2809057B2 true JP2809057B2 (ja) 1998-10-08

Family

ID=16616818

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP21209693A Expired - Fee Related JP2809057B2 (ja) 1993-07-30 1993-08-05 搬送装置の走行機構

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2809057B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7042990B1 (ja) * 2021-06-17 2022-03-28 三菱電機株式会社 リニア搬送装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7042990B1 (ja) * 2021-06-17 2022-03-28 三菱電機株式会社 リニア搬送装置
WO2022264371A1 (ja) * 2021-06-17 2022-12-22 三菱電機株式会社 リニア搬送装置
US11926492B2 (en) 2021-06-17 2024-03-12 Mitsubishi Electric Corporation Linear transport apparatus

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0748030A (ja) 1995-02-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS6253673B2 (ja)
CN116031190B (zh) 一种搬运系统
US5720010A (en) Control system for a linear actuator including magnetic bearings for levitating a robot arm
JP2809057B2 (ja) 搬送装置の走行機構
US6305294B1 (en) Apparatus traveling on closed track on wall surface
US5078221A (en) Steering roller arrangement for a three-wheeled vehicle
JP3091073B2 (ja) ストリップの蛇行修正用ピンチロール、蛇行修正装置および蛇行修正方法
CN116553074A (zh) 带纠偏功能的带式输送机和输送带纠偏方法
US5119737A (en) Apparatus and method for driving a large traveling crane
JPS61285129A (ja) 全方向移動車
JP3785763B2 (ja) 搬送装置の走行機構
US5080021A (en) Apparatus and method for correcting skew of a traveling crane
JP2772928B2 (ja) 台車使用の搬送設備
JPH07156794A (ja) 搬送装置
JP2766440B2 (ja) 軌条走行車両
US3203536A (en) Cornering roller for belts
US20210269068A1 (en) Rail wheel set and car
JPH0641903U (ja) ストリップの蛇行矯正装置
JPH06171502A (ja) 軌条走行車両
KR102516177B1 (ko) 건식 전극용 전고체용 롤 밀
JP2610475B2 (ja) リニアモーター駆動の搬送装置
JPS6261472B2 (ja)
JPH043588Y2 (ja)
JPH0478656A (ja) レール走行台車
JP2614131B2 (ja) 搬送装置

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080731

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080731

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090731

Year of fee payment: 11

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees