JP2808920B2 - 吸気装置 - Google Patents

吸気装置

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JP2808920B2
JP2808920B2 JP11462591A JP11462591A JP2808920B2 JP 2808920 B2 JP2808920 B2 JP 2808920B2 JP 11462591 A JP11462591 A JP 11462591A JP 11462591 A JP11462591 A JP 11462591A JP 2808920 B2 JP2808920 B2 JP 2808920B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば内燃機関の吸気
通路を形成する吸気装置に関し、特に吸気通路が形成さ
れる吸気管又はシリンダヘッドに燃料噴射弁(インジェ
クタ)を挿入固定する吸気装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば内燃機関の吸気ポートに接続され
る吸気管や、シリンダヘッド内に燃料噴射弁を挿入し、
これより吸気通路に向けて燃料を噴射するような吸気装
置においては、噴射された燃料が吸気通路内壁に多く付
着するようなことがあると、特定な運転条件下(例えば
加速時)において、これら付着燃料が一気に燃焼室に吸
入され、機関の空燃比が乱れることがある。
【0003】このため、従来の吸気装置では噴霧の壁面
付着を防止するために、燃料噴射弁の燃料噴射口(以
下、これを噴口部と呼ぶ)の前方に形成され燃料噴射弁
と吸気通路とを連通する噴口部空間を、その容積が大き
くなるように加工或は粗材によって形成されている(例
えば実開平2−12008 号公報参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで一般に燃料噴
射弁の前方に位置する噴口部空間は、例えば図5に示す
ように噴口部空間14の長手軸線が燃料噴射弁13の軸線13
Aにほぼ一致するように、ドリル加工や粗材成形の際の
型抜きによって形成されるのが通常であり、従ってこの
噴口部空間14の吸気通路11への開口部形状は、吸気通路
上壁11aを下方から見た場合、図6のような形状になる
のが殆どである。
【0005】しかしながら、このような開口部形状を以
て噴口部空間14が吸気通路11に開口すると、吸気上流側
から下流側にかけて通路断面積が極めて緩慢に減少する
ように形成されている吸気通路11が、この開口部の位置
で急増することとなり、この部分で吸気流線が乱れ通気
抵抗が増加したり、また燃料噴射弁13からの燃料噴霧が
噴口部空間14内に発生した吸気乱流によって乱され吸気
通路上壁11aに多く付着したりする問題が生じる。
【0006】本発明はかかる問題に鑑み、燃料噴射弁の
噴口部空間内の乱流を最小限度にするような開口部形状
を有する吸気装置を提供することを目的とするものであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明によれば、機関燃焼室への吸気通路を形成するシ
リンダヘッド又は吸気管に、燃料噴射弁を挿入し、該燃
料噴射弁噴口部より上記吸気通路に向けて燃料噴射する
吸気装置において、燃料噴射弁の噴口部前方に形成され
る噴口部空間を、該噴口部空間の吸気通路への開口部交
線が吸気上流側から下流側にかけて末広がりとなるよう
に形成したことを特徴とする吸気装置が提供される。
【0008】
【作用】噴口部空間の吸気通路への開口部交線を末広が
りとしたため、噴口部空間が吸気通路の体積を徐々に変
化させることになり、噴口部空間内に発生する乱流の大
きさを最小限度に抑えることができる。
【0009】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。図1は本発明の一実施例として、図示しないエン
ジンのシリンダヘッドに装着される吸気装置を示す吸気
管縦断面を示しており、図において1は吸気管(スロッ
トルボデーの一部)2によって形成される吸気通路、3
は吸気管2に挿入される燃料噴射弁である。
【0010】この燃料噴射弁3の先端には噴口部3aが
設けられており、その燃料噴射方向前方には、吸気管製
造の時点で型抜き形成される矩形断面の燃料噴霧逃がし
部2aが設けられている。尚、図において1Aは吸気通
路の長手軸線、3Aは燃料噴射弁3の軸線、矢印はこの
吸気通路1内を流れる吸気流れ方向を示しており、本実
施例では吸気通路1の断面積は図中、右側となる吸気上
流側から左側となる吸気下流側にかけて除々に減少して
いる。
【0011】以上のように構成される吸気装置にあっ
て、本実施例によれば燃料噴射弁3の噴口部3aの前方
には、例えばドリル加工によって噴口部空間4が形成さ
れる。
【0012】この噴口部空間4は図からも明らかなよう
に、燃料噴射弁軸線3Aに対してドリル加工軸4Aを所
定角度θ分だけずらせて形成されており、この結果、噴
口部空間4と吸気通路上壁1aとの交線c(図2)の
形、即ち換言すれば噴口部空間3の吸気通路1への開口
部は、図1のII−II線に沿った図2に示すように、吸気
上流側から吸気下流側にかけて開口部幅Wが徐々に増加
する、所謂、末広がり形となる。
【0013】図3は図1の III−III 線に沿った吸気管
断面図である。本図から明らかなように、本実施例にお
ける吸気通路上壁1aの外観は、燃料噴射弁軸線3Aに
対してドリル加工軸4Aをずらせることで(図1参
照)、従来の吸気通路上壁と異なり、図中、2点鎖線で
囲まれる上壁部分がそのまま残留した形となる。このた
め、この噴口部空間4形成に伴う吸気通路体積(又は通
路断面積)の変化度合は従来よりも小さく、吸気通路体
積は開口部幅Wの増加と共に(吸気上流側から吸気下流
側にかけて)徐々に増加することになる。
【0014】即ち、本実施例による吸気装置は、噴口部
空間4の吸気通路1開口部位においても吸気通路体積を
比較的緩慢に変化させることになり、噴口部空間4内及
びこの近傍の乱流発生を最小限度に抑えることができる
のである。また、本実施例では、図3の2点鎖線部分を
残留したことにより、吸気通路上壁1aに沿う吸気の流
線は、2点鎖線部分を切り欠いた従来の吸気管に比べて
下向き(吸気通路長手軸線1A側)となるため、燃料噴
霧の吸気通路上壁1aや噴口部空間上壁への付着量を低
減することができる。
【0015】図4は図3の矢印IV方向より吸気管端部を
見た外観図である。本図においても2点鎖線で示す部分
は、従来の吸気装置において噴口部空間を提供するべく
切り欠かれる吸気管部分を示している。尚、本実施例で
は燃料噴霧の左右方向への広がりによる噴口部空間側壁
への付着は、前出の燃料噴霧逃がし部2aの形成により
充分防止されている。
【0016】以上、本発明による吸気装置の噴口部空間
を、燃料噴射弁軸線に対してドリル加工軸をずらせるこ
とによって形成した実施例を例にとり説明したが、本発
明による末広がり形の開口部は、この形成法によっての
み提供され得るものではなく、例えば吸気管鋳造時点で
型抜きにより形成するようにしても良い。
【0017】又、本実施例ではエンジンのシリンダヘッ
ドに装着される吸気管に燃料噴射弁を挿入する場合を例
にとったが、シリンダヘッドに直接燃料噴射弁を挿入す
る吸気装置においても、シリンダヘッドに形成される噴
口部空間は、その吸気通路への開口部交線が同様に吸気
下流側にかけて末広がりになるように形成され、この部
分での吸気通路体積変化を緩やかにすべきである。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、噴
口部空間の吸気通路への開口部交線を末広がりとしたた
め、噴口部空間が吸気通路の断面積を徐々に変化させる
ことになり、噴口部空間内に発生する乱流の大きさを最
小限度に抑えることができ、通気抵抗の増大を従来に比
べて低く抑えることができると共に、燃料噴霧の吸気通
路壁面への付着量を増加させることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による吸気装置の縦断面図である。
【図2】図1のII−II線に沿った吸気管の部分的断面図
である。
【図3】図1の III−III 線の沿った吸気管断面図であ
る。
【図4】図3の矢印IV方向より見た吸気管端面外観図で
ある。
【図5】従来の吸気装置を示すシリンダヘッド断面図で
ある。
【図6】図5の矢印VI方向より見た吸気通路上壁外観図
である。
【符号の説明】
1…吸気通路 2…吸気管 3…燃料噴射弁 4…噴口部空間 c…交線
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F02M 69/00 F02M 69/04

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機関燃焼室への吸気通路を形成するシリ
    ンダヘッド又は吸気管に、燃料噴射弁を挿入し、該燃料
    噴射弁噴口部より上記吸気通路に向けて燃料噴射する吸
    気装置において、燃料噴射弁の噴口部前方に形成される
    噴口部空間を、該噴口部空間の吸気通路への開口部交線
    が吸気上流側から下流側にかけて末広がりとなるように
    形成したことを特徴とする吸気装置。
JP11462591A 1991-05-20 1991-05-20 吸気装置 Expired - Fee Related JP2808920B2 (ja)

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JPH04342871A JPH04342871A (ja) 1992-11-30
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7370845B2 (en) 2005-06-07 2008-05-13 Keihin Corporation Throttle body for two-wheeled vehicle

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7370845B2 (en) 2005-06-07 2008-05-13 Keihin Corporation Throttle body for two-wheeled vehicle

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