JP2548945Y2 - 燃料噴射装置 - Google Patents
燃料噴射装置Info
- Publication number
- JP2548945Y2 JP2548945Y2 JP1988087313U JP8731388U JP2548945Y2 JP 2548945 Y2 JP2548945 Y2 JP 2548945Y2 JP 1988087313 U JP1988087313 U JP 1988087313U JP 8731388 U JP8731388 U JP 8731388U JP 2548945 Y2 JP2548945 Y2 JP 2548945Y2
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- Japan
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- throttle
- throttle valve
- fuel
- valve
- injector
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- Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 <産業上の利用分野> この考案は、一般にシングルポイントインジェクタ
(SPI)と称されている形式の燃料噴射装置であって、
とくにインジェクタが装着されているスロットルボデー
をインテークマニホールドに対して横方向から組付けた
形式の燃料噴射装置に関するものである。
(SPI)と称されている形式の燃料噴射装置であって、
とくにインジェクタが装着されているスロットルボデー
をインテークマニホールドに対して横方向から組付けた
形式の燃料噴射装置に関するものである。
<従来の技術> この種の燃料噴射装置として本出願人は第4図で示す
構成のものを既に提案している。この第4図においてス
ロットルボデー120は、吸気通路124を備えたアッパボデ
ー122と、スロットルボア通路128を備えたロアボデー12
6とを相互に結合することで構成されている。そして、
アッパボデー122にはインジェクタ140が装着され、ロア
ボデー126のスロットルボア通路128内にはスロットルバ
ルブ150が組込まれている。
構成のものを既に提案している。この第4図においてス
ロットルボデー120は、吸気通路124を備えたアッパボデ
ー122と、スロットルボア通路128を備えたロアボデー12
6とを相互に結合することで構成されている。そして、
アッパボデー122にはインジェクタ140が装着され、ロア
ボデー126のスロットルボア通路128内にはスロットルバ
ルブ150が組込まれている。
また、燃料は前記のインジェクタ140からスロットル
バルブ150のスロットルシャフト152に向けて噴射される
ように設定され、これによって燃料の霧化を図ってい
る。
バルブ150のスロットルシャフト152に向けて噴射される
ように設定され、これによって燃料の霧化を図ってい
る。
<考案が解決しようとする課題> 上記の構成においてスロットルバルブ150が第4図で
示すような低開度域にあるとき、インジェクタ140から
噴射された燃料がスロットルシャフト152に当ってバル
ブ150から遠く離れた位置まで跳返る現象が生じる。こ
の跳返った燃料は、スロットルボア通路128内の下面に
沿ってインテークマニホールドに流れ込むこととなる。
このことは、空燃比の変動が生じ易く、過渡特性の悪化
を招く原因となる。
示すような低開度域にあるとき、インジェクタ140から
噴射された燃料がスロットルシャフト152に当ってバル
ブ150から遠く離れた位置まで跳返る現象が生じる。こ
の跳返った燃料は、スロットルボア通路128内の下面に
沿ってインテークマニホールドに流れ込むこととなる。
このことは、空燃比の変動が生じ易く、過渡特性の悪化
を招く原因となる。
<課題を解決するための手段> 前記課題を解決するために、本考案の燃料噴射装置は
つぎのように構成されている。
つぎのように構成されている。
すなわちインジェクタが装着されたスロットルボデー
はインテークマニホールドに対して横方向から組付けら
れ、かつこのインテークマニホールドに通じるスロット
ルボア通路内にスロットルバルブが組込まれているとと
もに、前記のインジェクタからスロットルバルブに向け
て燃料を噴射する形式の燃料噴射装置であって、前記イ
ンジェクタは前記スロットルバルブの上流側においてこ
のスロットルバルブのほぼ中心に向けて燃料を噴射する
ように配置され、前記スロットルボア通路は前記インテ
ークマニホールドに向かって低くなるように傾斜させて
いるとともに、前記スロットルシャフトはスロットルバ
ルブが閉じている状態での下流側においてのみ、このス
ロットルバルブのバルブ面から突出する半割形状に形成
されているとともに、前記スロットルバルブがその低開
度域から高開度域に回動したときに、前記スロットルシ
ャフトが前記インジェクタからの噴射燃料を受ける側に
位置するように構成されていることを特徴とする。
はインテークマニホールドに対して横方向から組付けら
れ、かつこのインテークマニホールドに通じるスロット
ルボア通路内にスロットルバルブが組込まれているとと
もに、前記のインジェクタからスロットルバルブに向け
て燃料を噴射する形式の燃料噴射装置であって、前記イ
ンジェクタは前記スロットルバルブの上流側においてこ
のスロットルバルブのほぼ中心に向けて燃料を噴射する
ように配置され、前記スロットルボア通路は前記インテ
ークマニホールドに向かって低くなるように傾斜させて
いるとともに、前記スロットルシャフトはスロットルバ
ルブが閉じている状態での下流側においてのみ、このス
ロットルバルブのバルブ面から突出する半割形状に形成
されているとともに、前記スロットルバルブがその低開
度域から高開度域に回動したときに、前記スロットルシ
ャフトが前記インジェクタからの噴射燃料を受ける側に
位置するように構成されていることを特徴とする。
<作用> 上記の構成によれば、スロットルバルブの低開度域に
おいてインジェクタから噴射された燃料は、スロットル
バルブのバルブ面に衝突し、このバルブ面全体に広がる
とともに、このバルブ面に沿って流れ落ちる。したがっ
て、スロットルボデー内で燃料がスロットルバルブから
遠く離れた位置まで跳ね返り、スロットルボア通路内の
下面に沿ってインテークマニホールドへ流れ込むといっ
た現象が防止され、燃料は最短距離でインテークマニホ
ールドへ供給される。
おいてインジェクタから噴射された燃料は、スロットル
バルブのバルブ面に衝突し、このバルブ面全体に広がる
とともに、このバルブ面に沿って流れ落ちる。したがっ
て、スロットルボデー内で燃料がスロットルバルブから
遠く離れた位置まで跳ね返り、スロットルボア通路内の
下面に沿ってインテークマニホールドへ流れ込むといっ
た現象が防止され、燃料は最短距離でインテークマニホ
ールドへ供給される。
このことは、スロットルバルブが低開度域にある低速
走行時あるいはアイドリング時において、燃料の供給遅
れが防止される。
走行時あるいはアイドリング時において、燃料の供給遅
れが防止される。
また、スロットルバルブの高開度域においては、イン
ジェクタから噴射された燃料はスロットルシャフトに衝
突して広く飛散し、スロットルボア通路内を流れる吸気
エヤに乗りやすくなる。
ジェクタから噴射された燃料はスロットルシャフトに衝
突して広く飛散し、スロットルボア通路内を流れる吸気
エヤに乗りやすくなる。
これらのことから、燃料噴射装置の過渡特性ならびに
各シリンダへの燃料の分配特性が良好となる。
各シリンダへの燃料の分配特性が良好となる。
<実施例> 次に本考案の一実施例を第1図〜第3図によって説明
する。
する。
実施例1 まず、シングルポイントインジェクタ形式の燃料噴射
装置を採用したエンジン吸気系のシステムを表した第2
図において、スロットルボデー20は車両搭載の関係上、
エンジン10のインテークマニホールド12に対して横方向
から組付けられている。そして、このスロットルボデー
20にはインジェクタ40が装着されている。このインジェ
クタ40から噴射される燃料と、エアクリーナ14から吸入
されるエアとが、スロットルボデー20の内部で混合さ
れ、エンジン10の各シリンダ内に供給されるのは周知の
とおりである。
装置を採用したエンジン吸気系のシステムを表した第2
図において、スロットルボデー20は車両搭載の関係上、
エンジン10のインテークマニホールド12に対して横方向
から組付けられている。そして、このスロットルボデー
20にはインジェクタ40が装着されている。このインジェ
クタ40から噴射される燃料と、エアクリーナ14から吸入
されるエアとが、スロットルボデー20の内部で混合さ
れ、エンジン10の各シリンダ内に供給されるのは周知の
とおりである。
前記のスロットルボデー20を拡大断面で表した第1図
及び第3図から明らかなように、このスロットルボデー
20は、前記のエアクリーナ14側に配置され、かつ内部に
吸気通路24を有するアッパボデー22と、前記のインテー
クマニホールド12に直接組付けられ、かつ内部にスロッ
トルボア通路28を有するロアボディー26とに分割されて
いる。そして、これらアッパボデー22とロアボデー26と
は、相互間に気密保持のためのガスケット30を介在して
ボルト等によって結合されている。
及び第3図から明らかなように、このスロットルボデー
20は、前記のエアクリーナ14側に配置され、かつ内部に
吸気通路24を有するアッパボデー22と、前記のインテー
クマニホールド12に直接組付けられ、かつ内部にスロッ
トルボア通路28を有するロアボディー26とに分割されて
いる。そして、これらアッパボデー22とロアボデー26と
は、相互間に気密保持のためのガスケット30を介在して
ボルト等によって結合されている。
なお、前記スロットルボデー20がインテークマニホー
ルド12に組付けられたとき、アッパボデー22の吸気通路
24はほぼ水平に保たれる。これに対しロアボデー26のス
ロットルボア通路は、前記インテークマニホールド12に
向って徐々に低くなるような傾斜角をもたせている。
ルド12に組付けられたとき、アッパボデー22の吸気通路
24はほぼ水平に保たれる。これに対しロアボデー26のス
ロットルボア通路は、前記インテークマニホールド12に
向って徐々に低くなるような傾斜角をもたせている。
さて、ロアボデー26のスロットルボア通路28内には、
スロットルバルブ50がそのスロットルシャフト52の軸芯
回りに回動操作されるように組付けられている。つま
り、スロットルバルブ50はアクセルペダル(図示しな
い)の踏込み操作に連動して第1図の仮想線で示す全閉
位置から第3図で示す全開位置まで前記スロットルシャ
フト52を軸芯として図面の反時計回り方向へ回動操作さ
れるのである。
スロットルバルブ50がそのスロットルシャフト52の軸芯
回りに回動操作されるように組付けられている。つま
り、スロットルバルブ50はアクセルペダル(図示しな
い)の踏込み操作に連動して第1図の仮想線で示す全閉
位置から第3図で示す全開位置まで前記スロットルシャ
フト52を軸芯として図面の反時計回り方向へ回動操作さ
れるのである。
前記スロットルシャフト52は、スロットルバルブ50が
例えば第1図の仮想線あるいは実線で示されているよう
に低開度域(θ1≦θ0)にあるとき、このスロットル
バルブ50の下流側においてのみ、そのバルブ面から突出
する半割形状に形成されている。
例えば第1図の仮想線あるいは実線で示されているよう
に低開度域(θ1≦θ0)にあるとき、このスロットル
バルブ50の下流側においてのみ、そのバルブ面から突出
する半割形状に形成されている。
前記インジェクタ40はアッパボデー22に装着されてお
り、このインジェクタ40においてスロットルボデー20の
外部に位置している端部には、燃料チューブ42が連結管
44及び連結プラグ46によって接続されている。また、イ
ンジェクタ40においてスロットルボデー20の内部に位置
するノズル側の端部は、前記スロットルバルブ50のほぼ
中心に向けて燃料を噴射する向きに設定されている。
り、このインジェクタ40においてスロットルボデー20の
外部に位置している端部には、燃料チューブ42が連結管
44及び連結プラグ46によって接続されている。また、イ
ンジェクタ40においてスロットルボデー20の内部に位置
するノズル側の端部は、前記スロットルバルブ50のほぼ
中心に向けて燃料を噴射する向きに設定されている。
前記スロットルバルブ50の開度が低開度域(θ1≦θ
0)にあるとき、前記インジェクタ40から噴射される燃
料は、もっぱらスロットルバルブ50のバルブ面に衝突
し、このバルブ面に沿って流れることとなる(第1図参
照)。これに対し、スロットルバルブ50が高開度域(θ
2>θ0)になったときのインジェクタ40から噴射され
る燃料は、スロットルバルブ50のバルブ面から突出して
いるスロットルシャフト52に衝突し、これによって燃料
は広く飛散することとなる(第3図参照)。
0)にあるとき、前記インジェクタ40から噴射される燃
料は、もっぱらスロットルバルブ50のバルブ面に衝突
し、このバルブ面に沿って流れることとなる(第1図参
照)。これに対し、スロットルバルブ50が高開度域(θ
2>θ0)になったときのインジェクタ40から噴射され
る燃料は、スロットルバルブ50のバルブ面から突出して
いるスロットルシャフト52に衝突し、これによって燃料
は広く飛散することとなる(第3図参照)。
なお、前記インジェクタ40のアッパボデー22に対する
組付けは、車両搭載上コンパクトな設計となり、かつア
ッパボデー22の吸気通路24を流れるエアへの抵抗が増大
しないように配慮されている。
組付けは、車両搭載上コンパクトな設計となり、かつア
ッパボデー22の吸気通路24を流れるエアへの抵抗が増大
しないように配慮されている。
また、前記ロアボデー26には一般にアイドリング制御
エア通路32が形成されている。このアイドリング制御エ
ア通路32を流れるエアは、調整スクリュー34によってそ
の流量調整が行なわれるようになっている。そして、こ
のアイドリング制御エア通路32は、前記インジェクタ40
から噴射される燃料の侵入を避けるための最適位置に形
成されている。つまり、アイドリング制御エア通路32の
入口側の開口位置は、インジェクタ40の外周部に接近さ
せており、かつ出口側の開口は前記スロットルボア通路
28内で常にスロットルバルブ50の下流側となる位置に設
定されている。
エア通路32が形成されている。このアイドリング制御エ
ア通路32を流れるエアは、調整スクリュー34によってそ
の流量調整が行なわれるようになっている。そして、こ
のアイドリング制御エア通路32は、前記インジェクタ40
から噴射される燃料の侵入を避けるための最適位置に形
成されている。つまり、アイドリング制御エア通路32の
入口側の開口位置は、インジェクタ40の外周部に接近さ
せており、かつ出口側の開口は前記スロットルボア通路
28内で常にスロットルバルブ50の下流側となる位置に設
定されている。
上記のように構成した燃料噴射装置において、第1図
で示すようにスロットルバルブ50が低開度域(θ1≦θ
0)にある低速走行時あるいはアイドリング時には、前
記インジェクタ40から噴射される燃料は、すでに説明し
たようにスロットルバルブ50のバルブ面に衝突する。こ
のため、燃料はスロットルバルブ50から遠く離れた位置
まで跳返ることなく、バルブ面の全体に広がって流れ落
ち、スロットルボア通路28を流れる吸気エアにより、最
短距離でインテークマニホールド12からエンジン10の各
シリンダへ供給される。
で示すようにスロットルバルブ50が低開度域(θ1≦θ
0)にある低速走行時あるいはアイドリング時には、前
記インジェクタ40から噴射される燃料は、すでに説明し
たようにスロットルバルブ50のバルブ面に衝突する。こ
のため、燃料はスロットルバルブ50から遠く離れた位置
まで跳返ることなく、バルブ面の全体に広がって流れ落
ち、スロットルボア通路28を流れる吸気エアにより、最
短距離でインテークマニホールド12からエンジン10の各
シリンダへ供給される。
また、前記スロットルバルブ50が第3図で示すように
高開度域(θ2>θ0)にある高速走行時等において、
前記インジェクタ40から噴射された燃料はスロットルシ
ャフト52に衝突してスロットルボア通路28内に広く飛散
する。この飛散した燃料はスロットルボア通路28を流れ
る吸気エアに乗り易く、エアと適正に混合されてインテ
ークマニホールド12からエンジン10の各シリンダに供給
される。
高開度域(θ2>θ0)にある高速走行時等において、
前記インジェクタ40から噴射された燃料はスロットルシ
ャフト52に衝突してスロットルボア通路28内に広く飛散
する。この飛散した燃料はスロットルボア通路28を流れ
る吸気エアに乗り易く、エアと適正に混合されてインテ
ークマニホールド12からエンジン10の各シリンダに供給
される。
これにより、スロットルバルブ50の低開度域あるいは
高開度域いずれの場合においても空燃比の変動が少な
く、過渡特性が良好に維持されるとともに、インテーク
マニホールド12から各シリンダへの分配特性も良好に維
持される。
高開度域いずれの場合においても空燃比の変動が少な
く、過渡特性が良好に維持されるとともに、インテーク
マニホールド12から各シリンダへの分配特性も良好に維
持される。
実施例2 スロットルバルブ50が第1図で示すように低開度域に
ある状態において、このスロットルバルブ50の上流側に
おけるスロットルボア通路28の下部内面、つまりロアボ
デー26の下壁に温水通路60を形成してもよい。この温水
通路60内には、例えばエンジン冷却水の一部を循環させ
ておく。
ある状態において、このスロットルバルブ50の上流側に
おけるスロットルボア通路28の下部内面、つまりロアボ
デー26の下壁に温水通路60を形成してもよい。この温水
通路60内には、例えばエンジン冷却水の一部を循環させ
ておく。
前記スロットルバルブ50が低開度域にあるとき、イン
ジェクタ40から噴射された燃料は前述したように、スロ
ットルバルブ50のバルブ面に衝突したのち、このバルブ
面を伝ってスロットルボア通路28の下面に向って流れ落
ちる。そして、この流れ落ちた燃料の一部がスロットル
ボア通路28の下部内面に付着する場合がある。
ジェクタ40から噴射された燃料は前述したように、スロ
ットルバルブ50のバルブ面に衝突したのち、このバルブ
面を伝ってスロットルボア通路28の下面に向って流れ落
ちる。そして、この流れ落ちた燃料の一部がスロットル
ボア通路28の下部内面に付着する場合がある。
このようにスロットルボア通路28の下部内面に付着し
た燃料は、前記温水通路60を流れる温水によって加熱さ
れ、その霧化が促進される。これによってスロットルバ
ルブ50が低開度域にあるときのアイドリング状態などが
安定し、かつ過渡特性ならびに各シリンダへの分配特性
もより良好となる。
た燃料は、前記温水通路60を流れる温水によって加熱さ
れ、その霧化が促進される。これによってスロットルバ
ルブ50が低開度域にあるときのアイドリング状態などが
安定し、かつ過渡特性ならびに各シリンダへの分配特性
もより良好となる。
<考案の効果> 本考案によれば、インテークマニホールドに向かって
低くなるように傾斜したスロットルボア通路内のスロッ
トルバルブの上流側に配置されたインジェクタからスロ
ットルバルブのほぼ中心に向け、かつ前記スロットルボ
ア通路内の吸気エアの流れ方向と同方向へ燃料を噴射で
き、しかもスロットルシャフトはスロットルバルブが閉
じている状態での下流側においてのみバルブ面から突出
するように設定されていることから、スロットルバルブ
の低開度域では前記インジェクタから噴射される燃料が
スロットルバルブの平らなバルブ面に衝突し、このバル
ブ面に対する燃料の付着が少なく、しかもスロットルボ
ア通路内においてもその傾斜によって燃料が付着するこ
となく、吸入エアの流れに乗ってインテークマニホール
ド側に供給される。またスロットルバルブの高開度域で
は前記スロットルシャフトが前記インジェクタからの噴
射燃料を受ける側に位置するため、噴射燃料がこのスロ
ットルシャフトに衝突して広範囲に反射・飛散し、スロ
ットルボア通路内を流れる吸気エアに乗ってインテーク
マニホールド側へ効率よく供給される。この結果、スロ
ットルバルブの高開度域あるいは低開度域いずれにおい
ても空燃比の変動を小さくでき、適正な過渡特性と分配
特性との両立が可能となる。
低くなるように傾斜したスロットルボア通路内のスロッ
トルバルブの上流側に配置されたインジェクタからスロ
ットルバルブのほぼ中心に向け、かつ前記スロットルボ
ア通路内の吸気エアの流れ方向と同方向へ燃料を噴射で
き、しかもスロットルシャフトはスロットルバルブが閉
じている状態での下流側においてのみバルブ面から突出
するように設定されていることから、スロットルバルブ
の低開度域では前記インジェクタから噴射される燃料が
スロットルバルブの平らなバルブ面に衝突し、このバル
ブ面に対する燃料の付着が少なく、しかもスロットルボ
ア通路内においてもその傾斜によって燃料が付着するこ
となく、吸入エアの流れに乗ってインテークマニホール
ド側に供給される。またスロットルバルブの高開度域で
は前記スロットルシャフトが前記インジェクタからの噴
射燃料を受ける側に位置するため、噴射燃料がこのスロ
ットルシャフトに衝突して広範囲に反射・飛散し、スロ
ットルボア通路内を流れる吸気エアに乗ってインテーク
マニホールド側へ効率よく供給される。この結果、スロ
ットルバルブの高開度域あるいは低開度域いずれにおい
ても空燃比の変動を小さくでき、適正な過渡特性と分配
特性との両立が可能となる。
第1図〜第3図は本考案の一実施例を示し、第1図はシ
ングルポイントインジェクタ形式の燃料噴射装置の縦断
面図、第2図は第1図の燃料噴射装置を採用した吸気系
のシステムを概略的に表した構成図、第3図は同じく燃
料噴射装置においてそのスロットルバルブの全開状態を
第1図との対応によって表した縦断面図である。第4図
は従来の燃料噴射装置を第1図と対応させて表した縦断
面図である。 12……インテークマニホールド 20……スロットルボデー 28……スロットルボア通路 40……インジェクタ 50……スロットルバルブ 52……スロットルシャフト
ングルポイントインジェクタ形式の燃料噴射装置の縦断
面図、第2図は第1図の燃料噴射装置を採用した吸気系
のシステムを概略的に表した構成図、第3図は同じく燃
料噴射装置においてそのスロットルバルブの全開状態を
第1図との対応によって表した縦断面図である。第4図
は従来の燃料噴射装置を第1図と対応させて表した縦断
面図である。 12……インテークマニホールド 20……スロットルボデー 28……スロットルボア通路 40……インジェクタ 50……スロットルバルブ 52……スロットルシャフト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F02M 69/00 350R (56)参考文献 特開 昭62−60977(JP,A) 実開 昭63−164563(JP,U) 実開 昭57−132070(JP,U) 実開 昭58−142335(JP,U) 実開 昭63−138473(JP,U) 特公 昭60−53783(JP,B2)
Claims (1)
- 【請求項1】インジェクタが装着されたスロットルボデ
ーはインテークマニホールドに対して横方向から組付け
られ、かつこのインテークマニホールドに通じるスロッ
トルボア通路内にスロットルバルブが組込まれていると
ともに、前記のインジェクタからスロットルバルブに向
けて燃料を噴射する形式の燃料噴射装置であって、 前記インジェクタは前記スロットルバルブの上流側にお
いてこのスロットルバルブのほぼ中心に向け、かつ前記
スロットルボア通路内の吸気エアの流れ方向と同方向へ
燃料を噴射するように配置され、しかもこのスロットル
ボア通路は前記インテークマニホールドに向かって低く
なるように傾斜させ、前記スロットルシャフトはスロッ
トルバルブが閉じている状態での下流側においてのみ、
このスロットルバルブのバルブ面から突出する半割形状
に形成されているとともに、前記スロットルバルブがそ
の低開度域から高開度域に回動したときに、前記スロッ
トルシャフトが前記インジェクタからの噴射燃料を受け
る側に位置するように構成されていることを特徴とした
燃料噴射装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988087313U JP2548945Y2 (ja) | 1988-06-30 | 1988-06-30 | 燃料噴射装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988087313U JP2548945Y2 (ja) | 1988-06-30 | 1988-06-30 | 燃料噴射装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0213149U JPH0213149U (ja) | 1990-01-26 |
JP2548945Y2 true JP2548945Y2 (ja) | 1997-09-24 |
Family
ID=31311929
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1988087313U Expired - Fee Related JP2548945Y2 (ja) | 1988-06-30 | 1988-06-30 | 燃料噴射装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2548945Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS50117382U (ja) * | 1974-03-09 | 1975-09-25 | ||
JPS50115938U (ja) * | 1974-03-09 | 1975-09-22 |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS57132070U (ja) * | 1981-02-12 | 1982-08-17 | ||
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1988
- 1988-06-30 JP JP1988087313U patent/JP2548945Y2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH0213149U (ja) | 1990-01-26 |
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