JP2807985B2 - 移動間仕切パネルの密閉装置 - Google Patents
移動間仕切パネルの密閉装置Info
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Description
した際、間仕切パネル同士あるいは壁面との間に生ずる
間隙を、容易かつ確実に閉塞する装置に関する。
公昭55−30234号公報に開示されているようなも
のがある。
る複数の間仕切パネルのうち、最側端のものに、側壁に
向かって進退しうる閉塞パネル(側部摺動部材)の中間
部を吊支板により吊支し、その間仕切パネル内に設けた
駆動手段により、閉塞パネルを側壁に向かって押し出し
たとき、閉塞パネルが側壁面に倣って若干傾動して、側
壁面と閉塞パネルとの間に楔状の間隙が形成されないよ
うになっている。
段により、閉塞パネルを側壁に当接するまで押し出した
後、駆動手段の駆動力が、間仕切パネルの上下部に設け
た上部移動部材及び下部移動部材を上下に押し出すよう
に作用し、それによって、間仕切パネルと天井との間
隙、及び間仕切パネルと床との間隙を閉塞しうるように
なっている。
置においては、間仕切パネルを使用状態としている間
中、閉塞パネルは側壁に押しつけられ、その反力が複数
の間仕切パネルの相互間に作用しているため、例えばい
ずれかの間仕切パネルに、下端が開放する下向きコ字状
のドア枠を設け、そのドア枠内にドアを開閉自在に装着
すると、上記の反力がドア枠の下端を内向きに押し縮め
るように作用し、ドアの開閉が不円滑になる。また、ド
アを設けない場合でも、上記の反力が間仕切パネルの変
形や破損の原因となることがある。
ような問題点に鑑み、間仕切パネルの使用状態のとき、
閉塞パネルを側壁に押しつけることによる反力が間仕切
パネル相互間に掛ることがほとんどなく、しかも最終の
間仕切パネルと側壁との間に、楔状等の間隙が形成され
ることがないようにした、移動間仕切パネルの密閉装置
を提供することを目的としている。
題は、移動間仕切パネルの側端のU字溝状の縦枠杆内
に、間仕切パネル内の駆動装置により側方移動する閉塞
パネルを設け、縦枠杆の内側板の上下2個所に、水平を
なして閉塞パネルの内側板を遊通する支持筒を固着し、
該支持筒を摺動自在に貫通する支持杆の内端に、支持筒
の内端に当接して外側方への移動量を制限するストッパ
を設け、かつ支持杆の外端部に形成したねじ部を、閉塞
パネル内の外側部寄りに設けたナットに螺合し、該ナッ
トに対して支持杆を回転させることにより、閉塞パネル
の外側方への最大移動量を調節しうるようにすることに
よって解決される。
もので、図6において、(1)は床、(2)は天井、(3)は
左右の側壁で、両側壁(3)間は、右端の本発明を適用し
た間仕切パネル(4)と通常の複数の間仕切パネル(5)と
により仕切られている。(6)はドアである。
開始前の要部を示すもので、(7)は間仕切パネル(4)の
前後両面のパネル板、(8)はパネル板(7)を支持する方
形枠の右方のU字溝状をなす縦枠杆、(9)は同じく左方
の縦枠杆、(10)は上下1対の横枠杆である。
緩衝材(11)を備えた短幅の閉塞パネル(12)が側方移動自
在に嵌合し、また上下の横枠杆(10)には、短幅の閉塞部
材(13)が上下方向に出没自在に嵌合されている。
いて説明するが、下半部はそれとほぼ上下対称の構成と
なっているので、詳細な説明は省略する。
水平をなす支持筒(14)には、それより著しく長寸の支持
杆(15)が、軸線方向に摺動自在かつ回転自在に挿通さ
れ、その内端には、円板状の大径のストッパ(16)が設け
られ、また同じく外端部には、ねじ部(15a)が切設され
ている。
具(17)に固着した調節ナット(18)へ螺合して固定ナット
(19)により固定されている。ねじ部(15a)の先端には、
ドライバ等の工具係合用のすり割り(15b)が切設され、
また閉塞パネル(12)の外側板(12a)における上記ねじ部
(15a)の延長線上には、操作孔(20)が穿設されている。
持杆(15)の上方には、下方より順に、内方を向く押出リ
ンク(21)と第1リンク(22)が枢設されている。
第2リンク(23)の上端は、閉塞部材(13)の水平板(13a)
に止着され、第2リンク(23)は、その下端と横枠杆(10)
の底板(10a)との間に縮設された圧縮コイルばね(24)に
より、下方に向けて付勢されている。
を向く取付杆(25)には、内部にウォームとウォームホイ
ールとからなる減速機構(図示略)を備え、かつ間仕切
パネル(4)の表面に開口する差し込み孔(26)に手動回転
ハンドル(図示略)の軸端を差し込んで正逆回転するこ
とにより、上下方向に突出する出力軸(27)が正逆回転さ
せられるようにした駆動手段(28)が設けられている。
ジョイント(29)を介して、螺杆(30)に連結されている。
螺杆(30)は、筒状の駆動リンク(31)の下端に固着したナ
ット(32)に螺合され、ナット(32)に対して相対的に回転
することにより、駆動リンク(31)からの進退量が変化す
るようになっている。
(4)の内上部に位置する三角形のリンク板(33)の図1右
角部に枢着され、リンク板(33)の左角部と上角部には、
それぞれ上記押出リンク(21)の左端と第1リンク(22)の
左端および第2リンク(23)の下端が枢着され、リンク板
(33)は、パネル板(7)とほぼ平行に支持されている。
半部とほぼ上下対称に構成されているので、同様の各部
材には同一の符号を付して、説明を省略する。
パネル(5)とともに、天井(2)の下面に敷設したレール
(図示省略)に、吊支ローラ(34)により走行自在に吊支
されている。
間を全間仕切パネル(4)(5)で閉じた後、手動操作ハン
ドル(図示省略)を差し込み孔(26)に差し込んで、所定
方向に回転すれば、出力軸(27)とともに、螺杆(30)が回
転し、回転不能の上下の駆動リンク(31)は、それぞれ図
1の矢印で示すようにほぼ上下方向に延出し、上下のリ
ンク板(33)は矢印方向に回動し、上下の両押出リンク(2
1)がそれぞれ矢印方向に右進し、閉塞パネル(12)は支持
筒(14)と支持杆(15)とに案内されて右進し、ストッパ(1
6)が支持筒(14)の内端に当接すると停止する。
に当接したとき、閉塞パネル(12)の外側端に設けた緩衝
材(11)が、対向する側壁(3)に密接するように、閉塞パ
ネル(12)の最大移動量を予め調節しておく。
で、ドライバ等の工具の先端をすり割り(15b)に係合し
て、支持杆(15)を回転させ、調節ナット(18)からストッ
パ(16)までの有効長を変化させることによって行なうこ
とができる。
(12)の端面と側壁(3)とが平行とならない場合の調節
も、上下の有効長を異ならせることにより同時に行なう
ことができる。
下のストッパ(16)が支持筒(14)の内端に当接したとき、
閉塞パネル(12)と側壁(3)との間に間隙が形成されるこ
とがないようにすることができ、しかも後述するよう
に、圧縮コイルばね(24)の付勢力が、側壁(3)に直接作
用しないようにすることができる。
2)が停止した後、手動操作ハンドルの回転をさらに続け
ると、駆動リンク(31)の延出により、リンク板(33)、第
2リンク(23)及び閉塞部材(13)が、圧縮コイルばね(24)
の付勢力に抗して、上下外向きに移動させられ、このと
きの上方の閉塞部材(13)の上昇により、天井(2)と間仕
切パネル(4)の上端との間が閉塞され、また下方の閉塞
部材(13)の下降により、床(1)と間仕切パネル(4)の下
端との間が閉塞される。
力が、閉塞パネル(12)を押し出す方向に作用している
が、閉塞パネル(12)は、ストッパ(16)が支持筒(14)の内
端に当接して停止させられているので、上記付勢力によ
って、閉塞パネル(12)が側壁(3)に押しつけられること
はなく、したがって、そのような押しつけ時の反力が間
仕切パネル(4)(5)相互間に作用することがなく、従来
のようなドアの開閉の障害等の問題が生じることはな
い。
が間仕切パネル(4)(5)相互間に作用するが、緩衝材(1
1)をスポンジ状の柔らかいものとしておけば、上述のよ
うな障害は完全になくすことができる。
させれば、上述と逆の作用で、まず上下の閉塞部材(13)
が互いに内方に引き寄せられ、次いで閉塞パネル(12)が
間仕切パネル(4)内に没入させられる。
に対して回転させて、ストッパとナットとの距離を変化
させることにより、閉塞パネルの外側方への最大移動
量、及び最大移動時における閉塞パネルの端面の間仕切
パネルの側端面に対する傾斜角度を自由に調節して、間
仕切時に最も外側の間仕切パネルと側壁との間に楔状の
間隙が形成されるのを防止することができる。
が最大に移動して、ストッパが支持筒に当接したとき
に、開閉パネルが側壁に密着するようにしておくことに
よって、閉塞パネルの押し出し力が直接側壁に作用する
ことがなく、したがってその反力が間仕切相互間に掛る
ことがないようにすることができ、その結果、従来のよ
うに、いずれかの間仕切パネルにドアを設けた場合に、
上記反力の影響により、ドアの開閉が不円滑となるとい
った問題を解決することができる。
図である。
に相当する断面図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 移動間仕切パネルの側端のU字溝状の縦
枠杆内に、間仕切パネル内の駆動装置により側方移動す
る閉塞パネルを設け、縦枠杆の内側板の上下2個所に、
水平をなして閉塞パネルの内側板を遊通する支持筒を固
着し、該支持筒を摺動自在に貫通する支持杆の内端に、
支持筒の内端に当接して外側方への移動量を制限するス
トッパを設け、かつ支持杆の外端部に形成したねじ部
を、閉塞パネル内の外側部寄りに設けたナットに螺合
し、該ナットに対して支持杆を回転させることにより、
閉塞パネルの外側方への最大移動量を調節しうるように
したことを特徴とする移動間仕切パネルの密閉装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP16403896A JP2807985B2 (ja) | 1996-06-25 | 1996-06-25 | 移動間仕切パネルの密閉装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP16403896A JP2807985B2 (ja) | 1996-06-25 | 1996-06-25 | 移動間仕切パネルの密閉装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2807985B2 true JP2807985B2 (ja) | 1998-10-08 |
Family
ID=15785627
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP16403896A Expired - Fee Related JP2807985B2 (ja) | 1996-06-25 | 1996-06-25 | 移動間仕切パネルの密閉装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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-
1996
- 1996-06-25 JP JP16403896A patent/JP2807985B2/ja not_active Expired - Fee Related
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