JP2807942B2 - ミルモータの起動時の回転制御方法 - Google Patents

ミルモータの起動時の回転制御方法

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JP2807942B2
JP2807942B2 JP3307523A JP30752391A JP2807942B2 JP 2807942 B2 JP2807942 B2 JP 2807942B2 JP 3307523 A JP3307523 A JP 3307523A JP 30752391 A JP30752391 A JP 30752391A JP 2807942 B2 JP2807942 B2 JP 2807942B2
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昌輝 本田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、コーヒー豆を挽くた
めに使用されるミルのモータ(ミルモータ)の起動時の
回転制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】この種のミルモータには、通常、単相交
流モータが使用される。また、ミルにおいては、細挽き
(レギュラー)用の高速運転と荒挽き(マイルド)用の
低速運転選択できるようにするのが望ましい。このよ
うなミルにおいて、高速運転と低速運転の切替えはミル
モータの印加電圧を変えることによって行なわれ、ミル
モータの印加電圧の制御はたとえば次のように行なわれ
る。すなわち、ミルモータとトライアックが100V単
相交流電源に直列に接続され、トライアック駆動信号に
よってトライアックのゲート電圧のオン・オフ周期を制
御する位相制御が行なわれ、これにより、高速回転時に
は印加電圧が高く、低速回転時には印加電圧が低くなる
ように、ミルモータの印加電圧が制御される。たとえ
ば、高速運転時には、トライアック駆動信号(ゲート電
圧)が常時オンであるスタティック出力を行ない、モー
タの印加電圧を100Vにする。そして、低速運転時に
は、交流電源電圧の1周期ごとにトライアック駆動信号
(ゲート電圧)を所定時間ずつオン・オフさせる位相制
御を行ない、モータの印加電圧を60Vにする。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記のよう
な従来のミルモータの回転制御方法では、荒挽き用の低
速運転を選択した場合に、起動時からモータの回転数が
低くなっているため、駆動トルクが不足し、ミルに入れ
た豆の状態によっては、負荷が大きくなって、回転不良
が生じ、極端な場合にはロック状態になって回転ができ
なくなることがある。
【0004】この発明の目的は、上記の問題を解決し、
細挽き用の高速運転と荒挽き用の低速運転とを使用者の
好みによって選択することができ、しかも低速運転の起
動時の高負荷によるモータの回転不良を防止できるミル
モータの起動時の回転制御方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明によるミルモー
タの起動時の回転制御方法は、コーヒー豆を細挽きする
ための細挽き用の印加電圧による高速運転と、前記細挽
用の印加電圧より低くコーヒー豆を荒挽きするための
荒挽き用の印加電圧による低速運転とが選択スイッチで
選択できるミルモータの起動時の回転制御方法であっ
て、前記低速運転が選択された場合の起動時に、所定時
間だけ前記荒挽き用の印加電圧より高い印加電圧を印加
してミルモータを前記低速運転時より高い回転数で回転
させたのち、荒挽き用の印加電圧を印加して低速運転時
の回転数で回転させることを特徴とするものである。
【0006】
【作用】使用者が選択スイッチを操作することにより、
細挽き用の高速運転と荒挽き用の低速運転を選択するこ
とができる。そして、低速運転が選択された場合の起動
時に、所定時間だけ荒挽き用の印加電圧より高い印加電
圧を印加してミルモータを低速運転時より高い回転数で
回転させるので、負荷が大きくても、回転不良が生じる
ことがない。
【0007】
【実施例】以下、図面を参照して、この発明の実施例に
ついて説明する。
【0008】図1はミルモータ(1) とその制御装置の電
気的構成を示し、図2はその各部の信号波形を示してい
る。
【0009】図1において、100V単相交流電源(2)
に、ミルモータ(1) とトライアック(3) が直列に接続さ
れるとともに、トランス(4) の1次巻線(4a)が接続され
ている。トランス(4) の2次巻線(4b)はブリッジ全波整
流回路(5) を介して安定化回路(6) の入力端子に接続さ
れ、安定化回路(6) の出力端子が制御回路(7) の電源端
子に接続されている。制御回路(7) はマイクロプロセッ
サなどを備えており、後述のようにモータ(1) を制御す
る。制御回路(7) はトランス(4) の2次巻線(4b)の一方
の端子に接続され、図2(a) の交流電源電圧信号から同
図(b) のような電源同期信号を生成する。制御回路(7)
はトライアック(3) のゲートに接続され、ゲート駆動信
号を出力してゲート電圧を制御することによりトライア
ック(3)をオン・オフ駆動する。そして、トライアック
駆動信号(ゲート電圧)がオンになっている間だけ、ト
ライアック(3) がオンになって、モータ(1) に電源(2)
からの交流電源電圧が印加される。また、制御回路(7)
には、細挽きのための高速回転用のスイッチ(高速スイ
ッチ)(8) と荒挽きのための低速回転用のスイッチ(低
速スイッチ)(9) が接続されている。
【0010】図2において、(c) は、2つのスイッチ
(8)(9)からの入力信号を示している。(d) および(e) は
高速運転時のトライアック駆動信号およびモータ(1) の
印加電圧を、(f) および(g) は低速運転時のトライアッ
ク駆動信号およびモータ(1) の印加電圧をそれぞれ示し
ている。
【0011】図3は、制御回路(7) によるモータ(1) の
回転制御処理の1例を示すフローチャートである。
【0012】次に、図2および図3を参照して、モータ
(1) の回転制御方法の1例について説明する。
【0013】図3のフローチャートにおいて、スイッチ
(8)(9)のいずれかが操作されて制御回路(7) にスイッチ
入力信号が入力すると、ステップ1で、操作されたスイ
ッチ(8)(9)の種類が調べられる。そして、高速スイッチ
(8) が操作された場合は、ステップ2に進み、トライア
ック駆動信号を常時オンにするスタティック出力を行な
う。これにより、モータ(1) の印加電圧が高速回転用の
印加電圧である100Vになり、モータ(1) が高速で回
転して、細挽き用の高速運転が行なわれる。ステップ1
において低速スイッチ(9) が操作された場合は、ステッ
プ3に進み、予め設定された一定時間たとえば約5秒間
だけトライアック駆動信号をオンにするスタティック出
力を行なう。これにより、約5秒間、モータ(1) の印加
電圧が100Vになり、モータ(1) が高速で回転する。
5秒間が経過すると、ステップ4に進み、交流電源電圧
の1周期ごとにトライアック駆動信号を所定時間ずつオ
ン・オフさせる位相制御を行なう。これにより、交流電
源電圧の1周期のうちのある位相角の間だけモータ(1)
の端子に交流電源電圧が印加され、モータ(1) の印加電
圧が低速回転用の印加電圧である60Vになり、モータ
(1) が低速で回転して、荒挽き用の低速運転が行なわれ
る。
【0014】図2において、時点t1に高速スイッチ(8)
が操作されて、スイッチ入力信号が入力すると、図2
(d) に示すように、次の電源同期信号と同期して、時点
t2においてトライアック駆動信号がオンになり、オンの
状態に保持される。これにより、図2(e) に示すよう
に、交流電源電圧がそのままモータ(1) に印加され、モ
ータ(1) の印加電圧が100Vになる。
【0015】図2において、時点t1に低速スイッチ(9)
が操作されて、スイッチ入力信号が入力すると、図2
(f) に示すように、次の電源同期信号と同期して、時点
t2においてトライアック駆動信号がオンになり、時点t3
まで約5秒間だけオンの状態に保持される。これによ
り、時点t2から時点t3までの約5秒間だけ交流電源電圧
がそのままモータ(1) に印加され、モータ(1) の印加電
圧が100Vになる。そして、時点t3以降は、交流電源
電圧の1周期Tのうちの一定の時間(位相角)T1だけト
ライアック駆動信号がオンになる。これにより、トライ
アック駆動信号がオンになっている間だけ、モータ(1)
に交流電源電圧が印加されて、位相制御が行なわれ、モ
ータ(1) の印加電圧が60Vになる。
【0016】ミルモータ(1) の制御装置の各部の構成お
よび回転制御方法は、上記実施例のものに限定されず、
この発明の範囲内において適宜変更可能である。たとえ
ば、上記実施例では、低速運転時の起動時に、約5秒
間、印加電圧を高速運転と同じ100Vにしているが、
このときの印加電圧は低速運転より高くて高速運転より
低い値たとえば90Vなどにしてもよい。
【0017】
【発明の効果】この発明のミルモータの起動時の回転制
御方法によれば、上述のように、コーヒー豆を細挽きす
るための細挽き用の印加電圧より低くコーヒー豆を荒挽
きするための荒挽き用の印加電圧による低速運転が選択
された場合の起動時に、負荷が大きくても、ミルモータ
の回転不良が生じることがなく、ミルモータが高負荷の
ためにロック状態になって回転できなくなることを確実
防止できる。しかも、コーヒー豆を細挽きするための
細挽き用の印加電圧による高速運転と、細挽き用の印加
電圧より低くコーヒー豆を荒挽きするための荒挽き用の
印加電圧による低速運転とを使用者が選択して運転する
ことができ、コーヒー抽出時のコーヒーの味を使用者の
好みの味とするコーヒー粉をミルモータがロック状態と
なることなく確実に挽くことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例を示すミルモータの回転制御
装置の電気ブロック図である。
【図2】図1の回転制御装置の各部の信号波形を示すタ
イムチャートである。
【図3】図1の制御回路の回転制御処理の1例を示すフ
ローチャートである。
【符号の説明】
(1) ミルモータ (2) 100V単相交流電源 (3) トライアック (7) 制御回路 (8) 高速スイッチ (9) 低速スイッチ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】コーヒー豆を細挽きするための細挽き用の
    印加電圧による高速運転と、前記細挽き用の印加電圧よ
    り低くコーヒー豆を荒挽きするための荒挽き用の印加電
    圧による低速運転とが選択スイッチで選択できるミルモ
    ータの起動時の回転制御方法であって、前記 低速運転が選択された場合の起動時に、所定時間だ
    前記荒挽き用の印加電圧より高い印加電圧を印加して
    ミルモータを前記低速運転時より高い回転数で回転させ
    たのち、荒挽き用の印加電圧を印加して低速運転時の回
    転数で回転させることを特徴とするミルモータの起動時
    の回転制御方法。
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JPS583137U (ja) * 1981-06-30 1983-01-10 東芝テック株式会社 調理器
JPS60242815A (ja) * 1984-05-17 1985-12-02 松下電器産業株式会社 電動調理器
JPS63154116A (ja) * 1986-12-19 1988-06-27 松下電器産業株式会社 電気コ−ヒ−沸し器
JPH062626Y2 (ja) * 1987-07-27 1994-01-26 シャープ株式会社 カッタ−式コ−ヒ−ミル

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