JP2807258B2 - 梁の連結部構造 - Google Patents
梁の連結部構造Info
- Publication number
- JP2807258B2 JP2807258B2 JP9363689A JP9363689A JP2807258B2 JP 2807258 B2 JP2807258 B2 JP 2807258B2 JP 9363689 A JP9363689 A JP 9363689A JP 9363689 A JP9363689 A JP 9363689A JP 2807258 B2 JP2807258 B2 JP 2807258B2
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- Building Environments (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、住宅等における梁の連結部構造に関する
ものである。
ものである。
従来、2階のバルコニーは、建物本体より片持ち梁を
突設して支持している。片持ち梁は、連結板を介して建
物本体の梁に固定している。
突設して支持している。片持ち梁は、連結板を介して建
物本体の梁に固定している。
バルコニーを支持している片持ち梁は、連結板を介し
て建物本体に固定されているが、連結板を片持ち梁に固
定する際に固定用のボルトが連結板の上面に突出してし
まう。このため、突出したボルトがじゃまになってモル
タルを塗布することができず、片持ち梁の連結部分の防
水性が悪くなるという問題があった。
て建物本体に固定されているが、連結板を片持ち梁に固
定する際に固定用のボルトが連結板の上面に突出してし
まう。このため、突出したボルトがじゃまになってモル
タルを塗布することができず、片持ち梁の連結部分の防
水性が悪くなるという問題があった。
したがって、この発明の目的は、梁の連結部分の防水
性が向上した梁の連結部構造を提供することである。
性が向上した梁の連結部構造を提供することである。
この発明の梁の連結部構造は、上端に水平片を有した
梁を設け、前記水平片に連結板を重ね、一部が前記連結
板の上面に突出したボルトで前記連結板を前記水平片に
固定し、前記連結板のボルト止め部分に前記ボルトの上
端より上方に位置した支持部とこの支持部を支持し前記
連結板上に載置した脚部とを有した下地部材を設け、前
記支持部に載置した覆い板で前記ボルトを覆ったもので
ある。
梁を設け、前記水平片に連結板を重ね、一部が前記連結
板の上面に突出したボルトで前記連結板を前記水平片に
固定し、前記連結板のボルト止め部分に前記ボルトの上
端より上方に位置した支持部とこの支持部を支持し前記
連結板上に載置した脚部とを有した下地部材を設け、前
記支持部に載置した覆い板で前記ボルトを覆ったもので
ある。
この発明の梁の連結部構造は、梁にボルト止めした連
結板のボルト止め部分を、下地部材を介して覆い板で覆
ったので、梁の連結部材の防水性が向上する。
結板のボルト止め部分を、下地部材を介して覆い板で覆
ったので、梁の連結部材の防水性が向上する。
この発明の第1の実施例を第1図ないし第3図に基づ
いて説明する。
いて説明する。
第1図は2階バルコニーの建物本体との連結部分の断
面図を示しており、第2図はその平面図を示している。
図において、10はバルコニーを支持する片持ち梁であ
り、断面I形に形成されている。また、11は同じく断面
I形鋼からなる建物本体の梁であり、12は梁11に沿って
延びるALC製の外壁である。梁10は連結板13にて梁11に
連結されている。すなわち、梁10の上端の水平片14に等
しい幅を有した連結板13を水平片14に重ねると共に、梁
11の上片15にも重ねる。そして、水平片14の下方から計
6個のボルト16を挿通しナット17を締結して梁10と連結
板13を連結する。同様にして梁11と連結板13も連結す
る。そして、連結板13の上面から突出したボルト16部分
に下地部材18を設ける。下地部材18は、第3図に示すよ
うに、Z形片19の下面に十字状の脚部20を設けたもので
ある。下地部材18は、脚部20をボルト16の間において連
結板13の上面に載置してZ形片19を水平片14に載置固定
する。すると、Z形片19の上片はボルト16の上方に位置
することとなり、この上片が支持部21となる。次に、下
地部材18の側方にモルタルを打設して防水下地面22を形
成する。そして、下地部材18の支持部21に覆い板23を載
置して、覆い板23で下地部材18を覆い、覆い板23は外壁
12ならびに支持部21にタッピングビスにて固定する。な
お、梁10と梁11の両下片どうしも連結板24(第1図)に
て連結されており、上下の連結板13,24の屋内側端部は
梁10と平行に延びる梁(図示せず)等に連結されてい
る。また、第2図中の25,26は外壁12に沿って延びるバ
ルコニーの梁である。
面図を示しており、第2図はその平面図を示している。
図において、10はバルコニーを支持する片持ち梁であ
り、断面I形に形成されている。また、11は同じく断面
I形鋼からなる建物本体の梁であり、12は梁11に沿って
延びるALC製の外壁である。梁10は連結板13にて梁11に
連結されている。すなわち、梁10の上端の水平片14に等
しい幅を有した連結板13を水平片14に重ねると共に、梁
11の上片15にも重ねる。そして、水平片14の下方から計
6個のボルト16を挿通しナット17を締結して梁10と連結
板13を連結する。同様にして梁11と連結板13も連結す
る。そして、連結板13の上面から突出したボルト16部分
に下地部材18を設ける。下地部材18は、第3図に示すよ
うに、Z形片19の下面に十字状の脚部20を設けたもので
ある。下地部材18は、脚部20をボルト16の間において連
結板13の上面に載置してZ形片19を水平片14に載置固定
する。すると、Z形片19の上片はボルト16の上方に位置
することとなり、この上片が支持部21となる。次に、下
地部材18の側方にモルタルを打設して防水下地面22を形
成する。そして、下地部材18の支持部21に覆い板23を載
置して、覆い板23で下地部材18を覆い、覆い板23は外壁
12ならびに支持部21にタッピングビスにて固定する。な
お、梁10と梁11の両下片どうしも連結板24(第1図)に
て連結されており、上下の連結板13,24の屋内側端部は
梁10と平行に延びる梁(図示せず)等に連結されてい
る。また、第2図中の25,26は外壁12に沿って延びるバ
ルコニーの梁である。
このように構成された梁の連結部構造によると、梁10
と連結板13とを連結したボルト16を、下地部材18を介し
て覆い板23で覆ったので、梁10の連結部分の防水性が向
上する。
と連結板13とを連結したボルト16を、下地部材18を介し
て覆い板23で覆ったので、梁10の連結部分の防水性が向
上する。
また、連結板13に載置する脚部20を下地部材18に設け
たので、支持部21の水平度を確保でき、納まりも良い。
たので、支持部21の水平度を確保でき、納まりも良い。
この発明の第2の実施例を第4図ないし第6図に示
す。なお、第1の実施例と同一部分は同一符号を付して
その説明を省略する。すなわち、この実施例は、第6図
に示す下地部材30を介してボルト16を覆うものである。
下地部材30はL形片31と、L形片31の下面に設けた平行
に延びる一対の脚部32とから成る。下地部材30は、脚部
32を連結板13の上面に載置し、L形片31の端部の立上り
片34を外壁12の内面に固定して設けられる。なお、L形
片31の水平片部はボルト16より上方に位置し支持部33と
なる。そして、この支持部33に覆い板35を載置し、外壁
12と支持部33に固定してボルト16を覆う。
す。なお、第1の実施例と同一部分は同一符号を付して
その説明を省略する。すなわち、この実施例は、第6図
に示す下地部材30を介してボルト16を覆うものである。
下地部材30はL形片31と、L形片31の下面に設けた平行
に延びる一対の脚部32とから成る。下地部材30は、脚部
32を連結板13の上面に載置し、L形片31の端部の立上り
片34を外壁12の内面に固定して設けられる。なお、L形
片31の水平片部はボルト16より上方に位置し支持部33と
なる。そして、この支持部33に覆い板35を載置し、外壁
12と支持部33に固定してボルト16を覆う。
このように構成された梁の連結部構造においても、第
1の実施例と同様の効果が得られる。
1の実施例と同様の効果が得られる。
この発明の第3の実施例を第7図ないし第9図に示
す。第9図は、この実施例における下地部材40を示して
いる。下地部材40は、両側片41,42の一端にアングル片4
3を掛け渡すと共に、他端に立上り片44を掛け渡して成
る。下地部材40は、側片41,42ならびにアングル片43か
らなる脚部47を連結板13の上面に載置して立上り片44を
外壁12の外面に固定して設けられる。なお、側片41,42
ならびにアングル片43の上片はボルト16より上方に位置
し支持部45となる。そして、支持部45に覆い板46を載置
し、外壁12とアングル片43に固定してボルト16を覆う。
す。第9図は、この実施例における下地部材40を示して
いる。下地部材40は、両側片41,42の一端にアングル片4
3を掛け渡すと共に、他端に立上り片44を掛け渡して成
る。下地部材40は、側片41,42ならびにアングル片43か
らなる脚部47を連結板13の上面に載置して立上り片44を
外壁12の外面に固定して設けられる。なお、側片41,42
ならびにアングル片43の上片はボルト16より上方に位置
し支持部45となる。そして、支持部45に覆い板46を載置
し、外壁12とアングル片43に固定してボルト16を覆う。
このように構成された梁の連結部構造においても、第
1の実施例と同様の効果が得られる。
1の実施例と同様の効果が得られる。
この発明の第4の実施例を第10図ないし第12図に示
す。なお、前記実施例と同一部分は同一符号を付してそ
の説明を省略する。すなわち、この実施例は、第12図に
示す下地部材50を介してボルト16を覆う。下地部材50
は、下向き溝形に形成され、一方のフランジの下片に内
向きに折曲してなる引掛片51を有し、他方のフランジ片
の下片に外向きに折曲してなるモルタル受片52を有して
いる。また、上片には4個の穴53が明いており、上片の
下面には一対のL字形の脚部54,55(第11図参照)が穴5
3どうしの間に固設されている。下地部材50は、引掛片5
1を梁10の水平片14の下面に引っ掛け、脚部54,55を連結
板13の上面に載置して設けられている。すると、連結板
13の上面から突出したボルト16の上端は下地部材50の穴
53に嵌まり込み、ボルト16の上端より上方に位置した下
地部材50の上片が支持部56となる。次に、モルタル受片
52に防水下地面22を打設し、支持部56に覆い板57を載置
してボルト16を覆う。
す。なお、前記実施例と同一部分は同一符号を付してそ
の説明を省略する。すなわち、この実施例は、第12図に
示す下地部材50を介してボルト16を覆う。下地部材50
は、下向き溝形に形成され、一方のフランジの下片に内
向きに折曲してなる引掛片51を有し、他方のフランジ片
の下片に外向きに折曲してなるモルタル受片52を有して
いる。また、上片には4個の穴53が明いており、上片の
下面には一対のL字形の脚部54,55(第11図参照)が穴5
3どうしの間に固設されている。下地部材50は、引掛片5
1を梁10の水平片14の下面に引っ掛け、脚部54,55を連結
板13の上面に載置して設けられている。すると、連結板
13の上面から突出したボルト16の上端は下地部材50の穴
53に嵌まり込み、ボルト16の上端より上方に位置した下
地部材50の上片が支持部56となる。次に、モルタル受片
52に防水下地面22を打設し、支持部56に覆い板57を載置
してボルト16を覆う。
このように構成された梁の連結部構造においても、第
1の実施例と同様の効果が得られる。
1の実施例と同様の効果が得られる。
この発明の梁の連結部構造は、梁にボルト止めした連
結板のボルト止め部分を、下地部材を介して覆い板で覆
ったので、梁の連結部分の防水性が向上するという効果
が得られる。
結板のボルト止め部分を、下地部材を介して覆い板で覆
ったので、梁の連結部分の防水性が向上するという効果
が得られる。
第1図はこの発明の第1の実施例の断面図、第2図はそ
の平面図、第3図はそ下地部材の斜視図、第4図はこの
発明の第2の実施例の断面図、第5図はその平面図、第
6図はその下地部材の斜視図、第7図はこの発明の第3
の実施例の断面図、第8図はその平面図、第9図はその
下地部材の斜視図、第10図はこの発明の第4の実施例の
断面図、第11図はその平面図、第12図はその下地部材の
斜視図である。 10……梁、13……連結板、14……水平片、16……ボル
ト、18,30,40,50……下地部材、20,32,47,54,55……脚
部、21,33,45,56……支持部、23,35,46,57……覆い板
の平面図、第3図はそ下地部材の斜視図、第4図はこの
発明の第2の実施例の断面図、第5図はその平面図、第
6図はその下地部材の斜視図、第7図はこの発明の第3
の実施例の断面図、第8図はその平面図、第9図はその
下地部材の斜視図、第10図はこの発明の第4の実施例の
断面図、第11図はその平面図、第12図はその下地部材の
斜視図である。 10……梁、13……連結板、14……水平片、16……ボル
ト、18,30,40,50……下地部材、20,32,47,54,55……脚
部、21,33,45,56……支持部、23,35,46,57……覆い板
Claims (1)
- 【請求項1】上端に水平片を有した梁と、前記水平片に
重ねた連結板と、一部を前記連結板の上面に突出して前
記連結板を前記水平片に固定したボルトと、前記連結板
のボルト止め部分に設けられ前記ボルトの上端より上方
に位置した支持部とこの支持部を支持し前記連結板上に
載置した脚部とを有した下地部材と、前記支持部に載置
して前記ボルトを覆った覆い板とを備えた梁の連結部構
造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9363689A JP2807258B2 (ja) | 1989-04-13 | 1989-04-13 | 梁の連結部構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9363689A JP2807258B2 (ja) | 1989-04-13 | 1989-04-13 | 梁の連結部構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02272127A JPH02272127A (ja) | 1990-11-06 |
JP2807258B2 true JP2807258B2 (ja) | 1998-10-08 |
Family
ID=14087830
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9363689A Expired - Lifetime JP2807258B2 (ja) | 1989-04-13 | 1989-04-13 | 梁の連結部構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2807258B2 (ja) |
-
1989
- 1989-04-13 JP JP9363689A patent/JP2807258B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02272127A (ja) | 1990-11-06 |
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