JP2807119B2 - 磁気テープ装置のカセット検出装置 - Google Patents

磁気テープ装置のカセット検出装置

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JP2807119B2
JP2807119B2 JP4062474A JP6247492A JP2807119B2 JP 2807119 B2 JP2807119 B2 JP 2807119B2 JP 4062474 A JP4062474 A JP 4062474A JP 6247492 A JP6247492 A JP 6247492A JP 2807119 B2 JP2807119 B2 JP 2807119B2
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浩二 中川
雅文 蔵田
秀夫 吉田
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    • G11B15/17Control of operating function, e.g. switching from recording to reproducing by sensing presence, absence or position of record carrier or container of container

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、アナログ信号にて記録
再生されるアナログコンパクトカセットテープとディジ
タル信号にて記録再生されるディジタルコンパクトカセ
ットテープとの両方を取り扱うことのできる磁気テープ
装置のカセット検出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】最近、アナログ信号にて記録再生される
アナログコンパクトカセットテープ(以下「Cカセ」と
称する)とディジタル信号にて記録再生されるディジタ
ルコンパクトカセットテープ(以下「Dカセ」と称す
る)との両方を取り扱うことのできるテープレコーダが
提案されている。
【0003】このようなテープレコーダに使用されるC
カセ及びDカセの形状は以下に示される。すなわち、C
カセ1は、本発明の説明図である図2(a)(b)に示
すように、テープサイドとしての演奏サイドがA面のカ
セットハーフ(以下「A面2」と称する)、演奏サイド
がB面のカセットハーフ(以下「B面3」と称する)及
び図示しない磁気テープから構成されている。
【0004】A面2には、後述する凸面10の中央部に
設けられたビス穴6が設けられており、ビス7によって
A面2とB面3とが組み付けられている。このビス7
は、図3に示すように、B面3の表面には貫通しないよ
うになっている。また、Cカセ1は、図4(a)(b)
に示すように、上下面の前部分に断面ほぼ台形に突出し
て形成された凸面10・11を有している。なお、Cカ
セ1のA面2及びB面3とも非導電材の樹脂から成形さ
れている。
【0005】Cカセ1の磁気テープ8には、上下2つの
トラックが形成されるようになっており、テープレコー
ダにA面2が使用者に見えるようにして載置されると、
フォワード(Forward) モードでは下側のトラックが記録
・再生されるようになっている一方、リバース(Revers
e) モードでは上側のトラックが記録・再生されるよう
になっている。
【0006】一方、Dカセ15は、図6(a)(b)に
示すように、非導電部材からなるカセットシェル12を
有している。カセットシェル12の表面16には後方部
に紙からなるラベル17が貼られており、必ずラベル1
7面が使用者に見えるように装着されるので、Dカセ1
5は一般にA面、B面の区別をしていない。したがっ
て、上下反対に装着された場合には、誤装着ということ
になる。
【0007】さらに、Dカセ15がCカセ1と異なる点
は、金属材料からなり、Dカセ15の前面部を矢印C−
D方向に往復移動して摺動するスライダ18を有するこ
とである。このスライダ18は、図7(a)(b)に示
すように、上側折曲部18a、スライダ前面部18b及
び下側折曲部18cからなり、ほぼコの字状に形成され
ている。上側折曲部18aの奥行き寸法L2は下側折曲
部18cの奥行き寸法L3よりも短くなっている。な
お、Dカセ15のカセットシェル12には取付け穴及び
取付けビスが設けられていない。
【0008】磁気テープ8のトラックは、Cカセ1と同
じく上下2トラックからなるが、Cカセ1とは逆に表面
16に近い方がフォワード(Forward) モードのトラック
となっており、遠い方がリバース(Reverse) モードのト
ラックとなっている。したがって、Dカセ15の場合に
は、誤装着ということがない限り、使用者がフォワード
(Forward) モードを指定すれば、フォワード(Forward)
モードのトラックが記録・再生され、リバース(Revers
e) モードの場合にはリバース(Reverse) モードのトラ
ックが記録・再生される。
【0009】このような、磁気テープ装置では、Cカセ
1をオートリバースで記録又は再生する場合において、
A面2が見えるように装着された際に、A面2に対しフ
ォワード用、リバース用の所定のトラックが記録又は再
生されるが、B面3が見えるように装着された際にも、
B面3に対しフォワード用、リバース用の所定のトラッ
クが記録又は再生される。このため、A面2のフォワー
ドトラックとB面3のリバーストラックとが一致し、ま
た、A面2のリバーストラックとB面3のフォワードト
ラックとが一致する。したがって、使用者は、Cカセ1
をいずれの演奏サイドで装着したかを確認しながら操作
しないと、混乱を起こし兼ねない。ところが、カー用テ
ープレコーダや携帯用テープレコーダでは、いずれの演
奏サイドで装着されたかが確認できないものが多い。
【0010】上記の問題を解決するために、例えば、特
公平3−55896号公報には、Cカセ1におけるA面
2のビス穴6又はビス7を検出する手段を設けることに
よって、いずれの演奏サイドかを判別し、その判別結果
に基づいて操作させようとするものが開示されている。
【0011】次に、Dカセ15については、一般的に
は、誤装着されないようにテープレコーダ本体側で対応
するようになっている。すなわち、もしDカセ15が誤
装着された場合には、所定の位置にスライダ開閉のため
の凹部がないので、スライダ18を開閉する部材が正規
の動作をすることできなくなり、誤装着であることがわ
かるようになっている。
【0012】また、Cカセ1とDカセ15とのいずれが
装着されたかの検出については、Cカセ1にはDカセ1
5のスライダ開閉のための凹部がないので、スライダ1
8を開閉する部材の移動距離が異なることを利用してカ
セットの種類を検出するか、又は他のCカセ1とDカセ
15との形状の異なるところをスイッチ等により検出し
ている。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、Cカ
セ1とDカセ15との両方が記録又は再生可能なテープ
レコーダにおいて、次の問題点を解決する手段が要求さ
れる。
【0014】 Cカセ1とDカセ15とのいずれが装
着されたかの検出 Cカセ1をオートリバースで記録又は再生する際
に、いずれの演奏サイドにて装着されているかの判別 Dカセ15の誤装着の防止、又は誤装着されたこと
の検出 しかしながら、このような要求に対して、従来の磁気テ
ープ装置のカセット検出装置では、個々に解決する手段
は設けられているが、これらの全てをまとめて簡単な手
段で行うことができないという問題点を有している。
【0015】すなわち、例えば、及びをスライダ1
8を開閉する部材にて同時に行うことは極めて困難であ
り、これを解決するためには、複雑な構造にならざるを
得なかった。
【0016】また、の全てを電気回路にて行おう
とすると、それぞれに対応するスイッチ等を個別に設け
なければならず、そのための配線も複雑にならざるを得
なかった。
【0017】本発明は、上記従来の問題点に鑑みなされ
たものであって、その目的は、構造が複雑となることを
回避して、Cカセ1とDカセ15とのいずれが装着さ
れたかの検出、Cカセ1をオートリバースで記録又は
再生する際に、いずれの演奏サイドにて装着されている
かの判別、Dカセ15が誤装着されたことの検出の全
てを満たし得る磁気テープ装置のカセット検出装置を提
供することにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明の磁
気テープ装置のカセット検出装置は、上記課題を解決す
るために、上下のカセットハーフの一方の面に取付け穴
が形成され、これら上下のカセットハーフの上下面前部
の中央部分においてそれぞれ上下に突出する凸面を有す
る第1カセットと、直方体のカセットシェルの前面部に
往復移動可能でありカセットシェルとは異なる材質から
なる断面コの字状のスライダが設けられ、かつ、このス
ライダにおける上面部の後方への長さは、下面部の後方
への長さよりも短く形成されると共に、第1カセットの
取付け穴における、第1カセットの前端からの距離より
も長く形成され、かつ、第1カセットの凸面における前
端から後端までの距離よりも短く形成された第2カセッ
トとを記録又は再生可能であり、かつ、上記第1カセッ
ト及び第2カセットは第1カセットの凸面と第2カセッ
トのカセットシェルとの検出面側の高さ位置がそれぞれ
異なるように装着される磁気テープ装置に備えられ、装
着された第1カセットの取付け穴の有無により第1カセ
ットのテープサイドを検出する第1カセット検出手段を
有する磁気テープ装置のカセット検出装置において、上
記第1カセット検出手段は、第1カセットにおける取付
け穴の同軸上を直交する基準面からの距離の違いにより
取付け穴の有無を検知する一方、凸面の平面領域内、か
つスライダの上面部を含む平面上の上面部以外の平面領
域で、上記基準面からの距離の違いにより第1カセット
と第2カセットとのいずれであるかを検出すると共に検
出面側における第2カセットのカセットシェルとスライ
ダとの材質の違いを検出する距離材質検出手段が設けら
れていることを特徴としている。
【0019】請求項2記載の発明の磁気テープ装置のカ
セット検出装置は、上記課題を解決するために、請求項
1の磁気テープ装置のカセット検出装置において、上記
カセットハーフ及びカセットシェルは非導電部材からな
り、スライダは導電部材からなる一方、上記距離材質検
出手段は、第1カセットの取付け穴の同軸上にて第1カ
セット又は第2カセットに当接可能に設けられた第1カ
セット検出手段の第1当接部材と、凸面の平面領域内、
かつスライダの上面部を含む平面上の上面部以外の平面
領域で、第1カセット又は第2カセットに当接可能に設
けられた第2当接部材とから構成され、これら第1当接
部材と第2当接部材との間に導通があるか否かにより、
当接面が導電部材か非導電部材かを判断することを特徴
としている。
【0020】
【作用】請求項1の構成によれば、第1カセット検出手
段は、第1カセットにおける取付け穴の同軸上を直交す
る基準面からの距離の違いにより取付け穴の有無を検知
して第1カセットの演奏サイドを検出する。このとき、
第1カセット及び第2カセットは第1カセットの凸面と
第2カセットのカセットシェルとの検出面側の高さ位置
がそれぞれ異なるように装着されているので、第1カセ
ット検出手段は、表1に示すように、第1カセットがA
面下で装着された場合と同じ検出値(穴有)を示す。
【0021】一方、第2カセットは、スライダにおける
上面部の後方への長さが、下面部の後方への長さよりも
短く形成されると共に、第1カセットの取付け穴におけ
る、第1カセットの前端からの距離よりも長く形成さ
れ、かつ、第1カセットの凸面における前端から後端ま
での距離よりも短く形成されているので、距離材質検出
手段が、凸面の平面領域内、かつスライダの上面部を含
む平面上の上面部以外の平面領域で、上記基準面からの
距離の違いにより第1カセットと第2カセットとのいず
れであるかを検出する。すなわち、表1に示すように、
距離検出値として第1カセットと第2カセットとを判別
する。
【0022】また、距離材質検出手段は、凸面の平面領
域内、かつスライダの上面部を含む平面上の上面部以外
の平面領域で、検出面側における第2カセットのカセッ
トシェルとスライダとの材質の違いを検出するので、材
質が同じか異なっているかにより、第2カセットの装着
状態を検出することができる。
【0023】この結果、表1に示すように、3種類の検
出結果により、4つの装着状態を分別することができ、
構造が複雑となることを回避して、第1カセットと第
2カセットとのいずれが装着されたかの検出、第1カ
セットをオートリバースで記録又は再生する際に、いず
れの演奏サイドにて装着されているかの判別、第2カ
セットが誤装着されたことの検出の全てを満たすことが
できる。
【0024】
【表1】
【0025】また、請求項2の構成によれば、距離材質
検出手段は、第1カセットの取付け穴の同軸上にて第1
カセット又は第2カセットに当接可能に設けられた第1
カセット検出手段の第1当接部材と、凸面の平面領域
内、かつスライダの上面部を含む平面上の上面部以外の
平面領域で、第1カセット又は第2カセットに当接可能
に設けられた第2当接部材とから構成され、これら第1
当接部材と第2当接部材との間に導通があるか否かによ
り、当接面が導電部材か非導電部材かを判断する。
【0026】このため、第1カセット検出手段を活用す
ることができ、かつ、構造が簡単な例えば、アクチュエ
ータ等の押圧部材にて、検出面側における第2カセット
のカセットシェルとスライダとの材質の違いを検出して
第2カセットの装着状態を検出することができる。
【0027】
【実施例】本発明の一実施例を図1ないし図11に基づ
いて説明すれば、以下の通りである。本実施例の磁気テ
ープ装置としてのオートリバース装置付カセットテープ
レコーダ(以下、「テープレコーダ」と称する)は、ア
ナログ信号にて記録再生される第1カセットとしてのア
ナログコンパクトカセットテープ(以下「Cカセ」と称
する)とディジタル信号にて記録再生される第2カセッ
トとしてのディジタルコンパクトカセットテープ(以下
「Dカセ」と称する)との両方を取り扱うことができる
ようになっている。
【0028】上記のCカセとDカセのカセット形状につ
いて以下に説明する。まず、Cカセ1は、ほぼ直方体に
形成されており、図2(a)(b)に示すように、テー
プサイドとしての演奏サイドがA面のカセットハーフ
(以下「A面2」と称する)、演奏サイドがB面のカセ
ットハーフ(以下「B面3」と称する)及び図示しない
磁気テープから構成されている。
【0029】A面2には、4角に木ねじ穴4…と後述す
る取付け穴としての凸面10の中央部に設けられたビス
穴6とが設けられており、木ねじ5…及びビス7によっ
てA面2とB面3とが組み付けられている。このビス7
は、図3に示すように、B面3の表面には貫通しないよ
うになっていると共に、ビス7の頭部先端は、A面2の
最外表面より必ず凹んだ位置に設けられ、凹み寸法L1
を有している。
【0030】上記Cカセ1には、図4(a)(b)に示
すように、磁気テープ8を露出すべく開口部9が設けら
れており、図示しない磁気ヘッドが挿入し得るようにな
っている。また開口部9が設けられたCカセ1における
A面2及びB面3の平面部の前部分は、断面ほぼ台形に
突出して形成された凸面10・11となっている。上記
Cカセ1のA面2及びB面3は、共に非導電材の樹脂か
ら成形されている。
【0031】Cカセ1の磁気テープ8には、上下2つの
トラックが形成されるようになっており、テープレコー
ダにA面2が使用者に見えるようにして載置されると、
フォワード(Forward) モードでは下側のトラックが記録
・再生されるようになっている一方、リバース(Revers
e) モードでは上側のトラックが記録・再生されるよう
になっている。なお、片道走行のテープレコーダでは、
テープレコーダにA面2が使用者に見えるようにして載
置されると、A面2に対応する下側のトラックが記録・
再生されるようになっている。
【0032】一方、Dカセ15は、図6に示すように、
直方体に形成されたカセットシェル12を有しており、
幅及び奥行きについても規格上のセンター値がCカセ1
と一致するようになっている。しかし、厚さに関して
は、Cカセ1よりも厚く形成され、かつ、Cカセ1の凸
面10・11の上下方向の厚さよりも薄く形成されてい
る。
【0033】上記Dカセ15は、図6(a)(b)に示
すように、カセットシェル12の表面16にのみ後方部
に紙等のラベル17が貼られており、一般にA面、B面
の区別をしていない。この理由は、Dカセ15において
は、必ずラベル17が貼られた表面16が使用者に見え
るように装着されるようになっている(以下「正装着」
という)ためであり、上下反対に装着された場合には、
誤装着ということになる。
【0034】さらに、Dカセ15がCカセ1と異なる点
は、導電部材としての金属材料からなるスライダ18を
有することである。このスライダ18は、図7(a)
(b)に示すように、上面部としての上側折曲部18
a、スライダ前面部18b及び下面部としての下側折曲
部18cからなり、ほぼコの字状に形成されている。上
記上側折曲部18aの奥行き寸法L2と下側折曲部18
cの奥行き寸法L3との関係は、L2>>L3であり、
下側折曲部18cが長くなっている。
【0035】なお、上記上側折曲部18aにおける、C
カセ1の各部材との位置関係においては、奥行き寸法L
2は、図1(b)に示すように、Cカセ1のビス穴6に
おける、Cカセ1の前端からの距離L6よりも長くなっ
ている。また、奥行き寸法L2は、図1(a)に示すよ
うに、Cカセ1の凸面10・11における前端から後端
までの距離L7よりも短くなっている。
【0036】また、スライダ18は、Dカセ15の前面
を矢印C−D方向に往復移動して摺動可能になってい
る。そして、スライダ18のスライダ前面部18bには
スライダ開口部19が設けられており、図示しないスラ
イダ開閉部材がスライダ前面部18bの端部に設けられ
た孔に挿入することによって、スライダ18がC方向に
移動し、図8(a)(b)に示すように、Dカセ15の
前面部15aに設けられたDカセ開口部15bとスライ
ダ開口部19とが対向し、磁気テープ8が露出し、図示
しない磁気ヘッドが挿入可能となる。
【0037】なお、Dカセ15はスライダ18を除いて
非導電部材としての樹脂にて形成されており、紙等のラ
ベルを含めて非導電性となっている。また、Dカセ15
のカセットシェル12には取付け穴及び取付けビスが設
けられていない。
【0038】磁気テープ8のトラックは、Cカセ1と同
じく上下2トラックからなるが、Cカセ1とは逆に表面
16に近い方がフォワード(Forward) モードのトラック
となっており、遠い方がリバース(Reverse) モードのト
ラックとなっている。したがって、Dカセ15の場合に
は、誤挿入ということがない限り、使用者がフォワード
(Forward) モードを指定すれば、フォワード(Forward)
モードのトラックが記録・再生され、リバース(Revers
e) モードの場合にはリバース(Reverse) モードのトラ
ックが記録・再生される。
【0039】次いで、テープレコーダにCカセ1又はD
カセ15が装着されるときの動作について説明する。
【0040】図4(a)(b)、及び図8(a)(b)
に示すように、Cカセ1又はDカセ15は、共にテープ
レコーダの記録再生可能位置に設けられ、Cカセ1の凸
面10・11に嵌合する嵌合受け面としての凹部20a
が形成されたカセット受部20に向かって、矢印F方向
に装着される。そして、Cカセ1はカセット受部20に
嵌合される一方、Dカセ15は、直方体のカセットシェ
ル12となっているので凹部20aにおいては、上下方
向に間隙を有して装着されることになる。なお、本実施
例ではCカセ1及びDカセ15は、共にカセット受部2
0に向かって、矢印F方向に装着されるようになってい
るが、必ずしもこれに限らず、例えば、矢印H方向とす
ることも可能である。また、カセット受部20は、テー
プレコーダの記録再生可能位置に設けられているが、必
ずしもこれに限らず、例えば、Cカセ1又はDカセ15
を保持してカセット装着可能位置から記録再生可能位置
へと案内させるカセットホルダー上に設けることも可能
である。さらに、本実施例ではカセット受部20によっ
て、Cカセ1の位置決めをしているが、必ずしもこれに
限らず、例えば、カセットホルダーやメインシャーシに
て位置決めすることも可能である。
【0041】上記カセット受部20には2つの孔21・
22が設けられており、後述する2つの第1スイッチ2
3・第2スイッチ24におけるアクチュエータ23a・
24aが、図5(a)(b)及び図9(a)(b)にも
示すように、矢印E−F方向に上下移動可能になってい
る。
【0042】上記第1カセット検出手段及び距離材質検
出手段としての第1スイッチ23並びに距離材質検出手
段としての第2スイッチ24は、図示しないカセットホ
ルダー又はメインシャーシ上に設けられている。
【0043】第1スイッチ23の第1当接部材としての
アクチュエータ23aは、Cカセ1が装着されたときの
A面2のビス7の同軸上に位置して設けられている。
【0044】また、第2スイッチ24の第2当接部材と
してのアクチュエータ24aは、Cカセ1が装着された
ときの凸面の10・11の平面領域内に対向する位置で
あると共に、Dカセ15が装着されたときのスライダ1
8の上側折曲部18aの平面上における上側折曲部18
a以外の平面領域に対向する位置に設けられている。
【0045】次に、第1スイッチ23及び第2スイッチ
24について詳細に説明する。
【0046】第1スイッチ23は、図10(a)(b)
に示すように、第1当接部材としてのアクチュエータ2
3aと本体23bとから構成されるマイクロスイッチで
なっている。
【0047】上記アクチュエータ23aは、導電性部材
からなっており、図11に示すように、端子23cに接
続されている。なお、アクチュエータ23aは、表面を
導電性のメッキを施すことにより導電性とすることも可
能である。
【0048】また、アクチュエータ23aには、絶縁物
23dを介して可動接点23eが一体に設けられてお
り、この可動接点23eが移動する対向位置には、距離
L4を有して固定接点23f・23gが設けられてお
り、この距離L4を保持した状態がスイッチ23におけ
るOFFの初期状態となっている。なお、この固定接点
23f・23gの水平面が検出動作における基準面とな
っている。これら固定接点23f・23gは、それぞれ
端子23i・23hに接続され、上記23cを含めて図
示しない検出回路に接続されるようになっている。な
お、第2スイッチ24は、本実施例では同じ機能を有す
るものを使用しているので、その説明を省略する。
【0049】上記検知回路では、アクチュエータ23a
の端子23i・23h間、第2当接部材としてのアクチ
ュエータ24aの端子24i・24h間、及びアクチュ
エータ23aの端子23c・アクチュエータ24aの端
子24c間に直列に電圧源が接続されており、各端子2
3i・23h、24i・24h、23c・24cが導通
して電流が流れることにより検知信号が発生されるよう
になっている。
【0050】次に、第1スイッチ23における距離L4
及び第2スイッチ24における距離L5について詳細に
説明する。まず、第1スイッチ23における距離L4
は、Cカセ1が装着された際のアクチュエータ23aが
Cカセ1の凸面11と当接することによるアクチュエー
タ23aの変位量よりも小さく設定されている一方、D
カセ15が装着された際のアクチュエータ23aがDカ
セ15と当接することによるアクチュエータ23aの変
位量よりも大きく設定されている。このため、Cカセ1
がA面2が見える方向に装着されると第1スイッチ23
はONとなる一方、Dカセ15が装着された際には、第
1スイッチ23はONとならない。また、Cカセ1がB
面3が見える方向に装着されると第1スイッチ23は、
アクチュエータ23aの移動が図示しないストッパーに
て制限されているのでアクチュエータ23aは動かず、
ONにならない。
【0051】また、第2スイッチ24における距離L5
は、上記距離L4と同じ値を有していると共に、Cカセ
1が装着された際のアクチュエータ24aがCカセ1の
凸面10・11と当接することによるアクチュエータ2
4aの変位量よりも小さく設定されている一方、Dカセ
15が装着された際のアクチュエータ24aがDカセ1
5の下側折曲部18cと当接することによるアクチュエ
ータ23aの変位量よりも大きく設定されている。この
ため、Cカセ1が装着されると第2スイッチ24はON
となる一方、Dカセ15が装着された際には、第1スイ
ッチ23はONとならない。
【0052】上記の構成を有する本実施例のカセット検
出装置の検出動作について以下に説明する。まず、Cカ
セ1のA面2が見えるように載置された場合(B面3が
検出面側にあることをいう)には、図1(a)に示すよ
うに、Cカセ1の凸面11がアクチュエータ23a・2
4aと当接する。このとき、アクチュエータ23a・ア
クチュエータ24aは距離L4・L5よりも大きく変位
するので、第1・第2スイッチ23・24がONとな
る。また、Cカセ1の凸面11は、非導電部材にて形成
されているので、アクチュエータ23a・24aの端子
23c・24c間は非導通となり、これら3つの信号に
てCカセ1が、A面2が見えるように載置されたことが
検出される。
【0053】また、Cカセ1のB面3が見えるように載
置された場合には、図1(b)に示すように、ビス穴6
を有する凸面10が検出面側となる。このとき、第1ス
イッチ23は距離L4を維持し、第1スイッチ23はO
FFのままである。また、第2スイッチ24のアクチュ
エータ24aは、凸面10に当接し、距離L5よりも大
きく変位するので、第2スイッチ24がONとなる。さ
らに、Cカセ1の凸面10は、非導電部材にて形成され
ているので、アクチュエータ23a・24aの端子23
c・24c間は非導通となり、これら3つの信号にてC
カセ1が、B面3が見えるように載置されたことが検出
される。そして、この検出結果に基づいて、A面2又は
B面3のいずれが装着されているかを表示するようにな
っている。
【0054】一方、Dカセ15が正装着された場合に
は、図1(c)に示すように、スライダ18の下側折曲
部18c側が検出面側となり、下側折曲部18cがアク
チュエータ23a・24aと当接する。このとき、アク
チュエータ23a・アクチュエータ24aは、Cカセ1
の場合とは異なり、距離L4・L5よりも小さく変位す
るのみであるので、第1・第2スイッチ23・24はO
FFのままとなる。また、Dカセ15の下側折曲部18
cは、導電部材にて形成されているので、アクチュエー
タ23a・24aの端子23c・24c間が導通され、
これら3つの信号にてDカセ15が正装着されたことが
検出される。
【0055】また、Dカセ15が誤装着された場合に
は、図1(d)に示すように、スライダ18の上側折曲
部18a側が検出面側となる。このとき、第1スイッチ
23のアクチュエータ23aは、上側折曲部18aに当
接し、距離L4よりも小さく変位するので、第1スイッ
チ23はOFFとなる。また、第2スイッチ24は距離
L5を維持し、OFFのままである。また、この検出位
置におけるカセットシェル12及びラベルは、非導電部
材にて形成されているので、アクチュエータ23a・2
4aの端子23c・24c間は非導通となり、これら3
つの信号にてDカセ15が誤装着されたことが検出され
る。そして、誤装着の表示がされるようになっている。
【0056】これらをまとめると、表2に示すように、
これらの3つの信号の組み合わせは装着状態においてそ
れぞれ異なり、4パターンについて判別されることが明
らかになった。
【0057】
【表2】
【0058】ここで、特殊な場合について以下に説明す
る。まず、Cカセ1及びDカセ15の両方共が未装着の
場合がある。この場合には、Dカセ15の誤装着と同じ
信号が発信される。すなわち、未装着の場合には、Dカ
セ15の誤装着と同様に、テープレコーダとして作動す
る必要がないので、共通の信号として使用できる。な
お、Dカセ15の誤装着の場合に、使用者に警報信号を
送るようにするためには、例えば、別途にスイッチを設
けて、Cカセ1又はDカセ15の何れかのカセットが装
着されたときに、スイッチを作動させることによって、
誤装着と未装着との判別が可能となり、警報信号の発信
が可能となる。
【0059】次に、本実施例のカセット検出装置におい
ては、Dカセ15の検出は、スライダ18が開いた状態
にて行われるが、スライダ18が閉じた状態にて行うこ
とも可能である。この場合には、スイッチ24の位置
が、スライダ18の下側折曲部18cから外れないよう
に留意する必要がある。なお、図8(a)においては既
にスライダ18が開いた状態となっているが、この時点
では必ずしも開いている必要はない。
【0060】また、本実施例のスライダ18は導電部材
にて形成されているが、例えば、万が一絶縁物でコーテ
ィングされている場合には、本実施例のカセット検出装
置では、Dカセ15が正装着されても誤装着されたと検
出される。したがって、この事態にも対処できる方法と
して、例えば、マニュアルスイッチを設けておき、正装
着されたとする信号に切り換えるようにしておけばよ
い。
【0061】さらに、本実施例のカセット検出装置にお
いては、Dカセ15の誤装着は、上下方向の誤装着を対
象としているが、極めて特殊な場合として、前後方向の
誤装着、前後方向かつ上下方向の誤装着も考えられる。
しかし、この場合においても本実施例のカセット検出装
置は、全て誤装着の信号が発信されるので対処可能であ
る。
【0062】このように、本実施例の磁気テープ装置の
カセット検出装置は、スイッチ23は、Cカセ1のビス
穴6の同軸上を直交する基準面からの距離の違いにより
ビス穴6の有無を検知してCカセ1の演奏サイドを検出
する。このとき、Cカセ1及びDカセ15はCカセ1の
凸面10・11とDカセ15のカセットシェルとの検出
面側の高さ位置がそれぞれ異なるように装着されている
ので、スイッチ23は、Cカセ1がA面下で装着された
場合と同じ検出値(OFF)を示す。
【0063】一方、Dカセ15は、スライダ18におけ
る上側折曲部18aの後方への長さL2が、下側折曲部
18cの後方への長さよりも短く形成されると共に、C
カセ1のビス穴6における、Cカセ1の前端からの距離
L6よりも長く形成され、かつ、Cカセ1の凸面10・
11における前端から後端までの距離よりも短く形成さ
れているので、スイッチ24が、凸面10・11の平面
領域内、かつスライダ18の上側折曲部18aを含む平
面上の上側折曲部18a以外の平面領域で、上記基準面
からの距離の違いによりCカセ1とDカセ15とのいず
れであるかを検出する。すなわち、距離検出値としてC
カセ1に対してON、Dカセ15に対してOFF信号を
発信してCカセ1かDカセ15かの判別をする。
【0064】また、スイッチ23・24は、凸面10・
11の平面領域内、かつスライダ18の上側折曲部18
aを含む平面上の上側折曲部18a以外の平面領域で、
検出面側におけるDカセ15のカセットシェル12とス
ライダ18との導通、非導通の違いを検出するので、導
通の有無により、導通、非導通の信号を発信し、Dカセ
15の装着状態を検出することができる。
【0065】この結果、わずか2つスイッチ23・24
による3種類の検出信号により、4つの装着状態を分別
することができ、配線処理も簡単で基板に直接スイッチ
23・24を設けて組み立てることができるので、構造
が複雑となることを回避して、Cカセ1とDカセ15
とのいずれが装着されたかの検出、Cカセ1をオート
リバースで記録又は再生する際に、いずれの演奏サイド
にて装着されているかの判別、Dカセ15が誤装着さ
れたことの検出の全てを満たすことができる。
【0066】また、スイッチ23・24は、Cカセ1の
ビス穴6の同軸上にてCカセ1又はDカセ15に当接可
能に設けられたアクチュエータ23aと、凸面10・1
1の平面領域内、かつスライダ18の上側折曲部18a
を含む平面上の上側折曲部18a以外の平面領域で、C
カセ1又はDカセ15に当接可能に設けられたアクチュ
エータ24aとから構成され、これらアクチュエータ2
3aとアクチュエータ24aとの間に導通があるか否か
により、当接面が導電部材か非導電部材かを判断する。
【0067】このため、構造が簡単なアクチュエータに
て、検出面側におけるDカセ15ののカセットシェル1
2とスライダ18との材質の違いを検出してDカセ15
の装着状態を検出することができる。
【0068】なお、本実施例のカセット検出装置が適用
されているのは、オートリバース付のテープレコーダで
あるが、必ずしもこれに限定されず、例えば、オートリ
バース機構のないものでも適用可能である。
【0069】また、本実施例のカセット検出装置は、基
準面からの距離の違いを検出する方法として、Cカセ1
又はDカセ15に当接可能なマイクロスイッチのアクチ
ュエータ23a・24aを使用して、その移動量(変位
量)で検出しているが、必ずしもこれに限らず、例え
ば、レーザピックアップを使用し、出射光の出射時間と
反射光の到達時間との時間差により検出することが可能
である。
【0070】さらに、スイッチ23・24におけるCカ
セ1又はDカセ15の材質の検出においては、導電性を
利用しているが、必ずしもこれに限らず、例えば、出射
光と反射光との光量差を検出して行うことも可能であ
る。
【0071】さらに、上記の他、基準面からの距離の違
いを検出する方法及び材質の検出においては、音波、電
波及び磁気等の方法によることが可能である。
【0072】
【発明の効果】請求項1記載の発明の磁気テープ装置の
カセット検出装置は、以上のように、第1カセット検出
手段は、第1カセットにおける取付け穴の同軸上を直交
する基準面からの距離の違いにより取付け穴の有無を検
知する一方、凸面の平面領域内、かつスライダの上面部
を含む平面上の上面部以外の平面領域で、上記基準面か
らの距離の違いにより第1カセットと第2カセットとの
いずれであるかを検出すると共に検出面側における第2
カセットのカセットシェルとスライダとの材質の違いを
検出する距離材質検出手段が設けられている構成であ
る。
【0073】これにより、第1カセット検出手段は、第
1カセットにおける取付け穴の同軸上を直交する基準面
からの距離の違いにより取付け穴の有無を検知して第1
カセットの演奏サイドを検出する。一方、距離材質検出
手段が、凸面の平面領域内、かつスライダの上面部を含
む平面上の上面部以外の平面領域で、上記基準面からの
距離の違いにより第1カセットと第2カセットとのいず
れであるかを検出する。また、距離材質検出手段は、凸
面の平面領域内、かつスライダの上面部を含む平面上の
上面部以外の平面領域で、検出面側における第2カセッ
トのカセットシェルとスライダとの材質の違いを検出す
るので、材質が同じか異なっているかにより、第2カセ
ットの装着状態を検出することができる。
【0074】この結果、3種類の検出結果により、4つ
の装着状態を分別することができ、構造が複雑となるこ
とを回避して、第1カセットと第2カセットとのいず
れが装着されたかの検出、第1カセットをオートリバ
ースで記録又は再生する際に、いずれの演奏サイドにて
装着されているかの判別、第2カセットが誤装着され
たことの検出の全てを満たすことができる。
【0075】請求項2記載の発明の磁気テープ装置のカ
セット検出装置は、以上のように、請求項1の磁気テー
プ装置のカセット検出装置において、上記カセットハー
フ及びカセットシェルは非導電部材からなり、スライダ
は導電部材からなる一方、上記距離材質検出手段は、第
1カセットの取付け穴の同軸上にて第1カセット又は第
2カセットに当接可能に設けられた第1カセット検出手
段の第1当接部材と、凸面の平面領域内、かつスライダ
の上面部を含む平面上の上面部以外の平面領域で、第1
カセット又は第2カセットに当接可能に設けられた第2
当接部材とから構成され、これら第1当接部材と第2当
接部材との間に導通があるか否かにより、当接面が導電
部材か非導電部材かを判断する構成である。
【0076】これにより、請求項1記載の発明の効果に
加えて、構造が簡単な例えば、アクチュエータ等の押圧
部材にて、検出面側における第2カセットのカセットシ
ェルとスライダとの材質の違いを検出することができ、
第2カセットの装着状態を検出することができるという
効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のテープレコーダのカセット
検出装置を示すものであり、(a)はアナログ用コンパ
クトカセット(Cカセ)がB面下となるように装着され
た状態を示す側面断面図、(b)はCカセがA面下とな
るように装着された状態を示す側面断面図、(c)はデ
ィジタル用コンパクトカセット(Dカセ)が正装着され
た状態を示す側面断面図、(d)はDカセが誤装着され
た状態を示す側面断面図である。
【図2】上記テープレコーダに装着されるCカセを示す
ものであり、(a)は平面図、(b)は底面図である。
【図3】上記CカセのA面に設けられたビス穴を示す縦
断面図である。
【図4】上記Cカセがテープレコーダに装着される状態
を示すものであり、(a)は正面図、(b)は左側面図
である。
【図5】図4を拡大した状態を示すものであり、(a)
は正面図、(b)は左側面図である。
【図6】上記テープレコーダに装着されるDカセを示す
ものであり、(a)は平面図、(b)は底面図である。
【図7】上記Dカセのスライダ1が閉じた状態を示すも
のであり、(a)は正面図、(b)は左側面図である。
【図8】スライダ1の開かれたDカセがテープレコーダ
に装着される状態を示すものであり、(a)は正面図、
(b)は左側面図である。
【図9】図8を拡大した状態を示すものであり、(a)
は正面図、(b)は左側面図でである。
【図10】上記カセット検出装置に使用されるスイッチ
を示すものであり、(a)は側面図、(b)は回路図で
ある。
【図11】上記カセット検出装置に使用されるスイッチ
を示す構造図である。
【符号の説明】
1 アナログ用コンパクトカセット〔Cカセ〕(第1
カセット) 2 A面 3 B面 6 ビス穴(取付け穴) 10・11 凸面 12 カセットシェル 15 ディジタル用コンパクトカセット〔Dカセ〕
(第2カセット) 18 スライダ 18a 上側折曲部(上面部) 18c 下側折曲部(下面部) 20a 凹部 23 スイッチ(第1カセット検出手段、第2カセッ
ト検出手段) 23a アクチュエータ(第1当接部) 24 スイッチ(第2カセット検出手段) 24a アクチュエータ(第2当接部)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G11B 15/02 - 15/093 G11B 15/17

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】上下のカセットハーフの一方の面に取付け
    穴が形成され、これら上下のカセットハーフの上下面前
    部の中央部分においてそれぞれ上下に突出する凸面を有
    する第1カセットと、直方体のカセットシェルの前面部
    に往復移動可能でありカセットシェルとは異なる材質か
    らなる断面コの字状のスライダが設けられ、かつ、この
    スライダにおける上面部の後方への長さは、下面部の後
    方への長さよりも短く形成されると共に、第1カセット
    の取付け穴における、第1カセットの前端からの距離よ
    りも長く形成され、かつ、第1カセットの凸面における
    前端から後端までの距離よりも短く形成された第2カセ
    ットとを記録又は再生可能であり、かつ、上記第1カセ
    ット及び第2カセットは第1カセットの凸面と第2カセ
    ットのカセットシェルとの検出面側の高さ位置がそれぞ
    れ異なるように装着される磁気テープ装置に備えられ、
    装着された第1カセットの取付け穴の有無により第1カ
    セットのテープサイドを検出する第1カセット検出手段
    を有する磁気テープ装置のカセット検出装置において、 上記第1カセット検出手段は、第1カセットにおける取
    付け穴の同軸上を直交する基準面からの距離の違いによ
    り取付け穴の有無を検知する一方、凸面の平面領域内、
    かつスライダの上面部を含む平面上の上面部以外の平面
    領域で、上記基準面からの距離の違いにより第1カセッ
    トと第2カセットとのいずれであるかを検出すると共に
    検出面側における第2カセットのカセットシェルとスラ
    イダとの材質の違いを検出する距離材質検出手段が設け
    られていることを特徴とする磁気テープ装置のカセット
    検出装置。
  2. 【請求項2】上記カセットハーフ及びカセットシェルは
    非導電部材からなり、スライダは導電部材からなる一
    方、上記距離材質検出手段は、第1カセットの取付け穴
    の同軸上にて第1カセット又は第2カセットに当接可能
    に設けられた第1カセット検出手段の第1当接部材と、
    凸面の平面領域内、かつスライダの上面部を含む平面上
    の上面部以外の平面領域で、第1カセット又は第2カセ
    ットに当接可能に設けられた第2当接部材とから構成さ
    れ、これら第1当接部材と第2当接部材との間に導通が
    あるか否かにより、当接面が導電部材か非導電部材かを
    判断することを特徴とする請求項1記載の磁気テープ装
    置のカセット検出装置。
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