JPH06290579A

JPH06290579A - ディスク装置

Info

Publication number: JPH06290579A
Application number: JP5098626A
Authority: JP
Inventors: Hiroshi Sakashita; 広志坂下; Eiji Arasaki; 栄司荒崎
Original assignee: Sankyo Seiki Manufacturing Co Ltd
Current assignee: Nidec Sankyo Corp
Priority date: 1993-04-01
Filing date: 1993-04-01
Publication date: 1994-10-18
Also published as: US5488526A

Abstract

(57)【要約】【目的】部品点数が少なく、構造が簡単で安価であり、
小型化を可能にしたディスク装置を得る。【構成】スピンドルモータ１４とヘッドキャリッジ部３
がディスクカセット装着エリア１１側に配置され、ヘッ
ドキャリッジ部３のガイド機構３ａがスピンドルモータ
１４の側方に配置されたディスク装置。スピンドルモー
タ１４とヘッドキャリッジ部３がディスクカセット装着
エリア１１側に集約され、目的が達成される。スピンド
ルモータ１４とヘッドキャリッジ部３を同一の回路基板
２上に配置すれば、より効果的である。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、磁気ディスク、光ディ
スク等に情報信号を記録し再生するためのディスク装置
に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来の磁気ディスク、光ディスク等に情
報信号を記録し再生するためのディスク装置は、スピン
ドルモータとヘッドキャリッジ部がそれぞれ別個に組み
立てられ、ディスク装置組立工程で上記スピンドルモー
タとヘッドキャリッジ部が組み込まれる。図９はこのよ
うな従来の３．５インチ型フロッピーディスク装置の例
を示す。図９において、ディスク装置の本体をなすシャ
ーシ４１は右端側にディスク挿入窓があり、矢印で示す
向きにディスクカセットが挿入され装着されるようにな
っている。シャーシ４１のディスクカセット挿入方向手
前側、すなわち図において右側がディスクカセット装着
部となっていて、このディスクカセット装着部にはモー
タ駆動回路基板４２が固定され、シャーシ４１のディス
クカセット挿入方向奥側にはディスク装置制御回路基板
５５が固定されている。

【０００３】上記モータ駆動回路基板４２にスピンドル
モータ５４が取付けられ、周知のとおり、スピンドルモ
ータ５４に設けられたハブ台にディスクカセット内のデ
ィスクハブが載せられ、ディスクが回転駆動されるよう
になっている。シャーシ４１には上記ディスク装置制御
回路基板５５と重なる位置にヘッドキャリッジ部４３が
取付けられている。ヘッドキャリッジ部４３は、周知の
とおり、ステッピングモータ４５で回転駆動される送り
ねじ４６、ガイドバー５０、このガイドバー５０でガイ
ドされかつ上記送りねじ４６の回転により直線移動する
移動ベース５７、移動ベース５７と一体のヘッドキャリ
ッジ４８、ヘッドキャリッジ４８に取付けられたヘッド
４９を有してなる。上記ディスク装置制御回路基板５５
の後端部には外部回路と接続するためのコネクタ５３が
設けられている。

【０００４】このように、従来のディスク装置は、ディ
スク挿入窓側から、スピンドルモータ５４、ヘッドキャ
リッジ部４３の順に互いに重なりあうことなく直列的に
配置されている。そして、ヘッドキャリッジ部４３はデ
ィスク装置制御回路基板５５の上に重なりあう配置とな
っていて、このディスク装置制御回路基板５５とモータ
駆動回路基板４２とがそれぞれシャーシ４１に固定され
ている。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】従来のディスク装置に
よれば、上に述べたとおり、スピンドルモータ、ヘッド
キャリッジ部をそれぞれの回路基板を介して別々にシャ
ーシに取付ける構造になっているため、部品点数が多
く、部品コスト、組立コストが高くなるという難点があ
る。また、ヘッドキャリッジ部の構成部品がディスク装
置制御回路基板の上方に存在するため、ディスク装置制
御回路基板の上方にヘッドキャリッジ部の構成部品を配
置するためのスペースを確保する必要があり、ディスク
装置の小型化の障害となっていた。

【０００６】本発明このような従来技術の問題点を解消
するためになされたもので、部品点数が少なく、構造が
簡単で安価であり、また、小型化を可能にしたディスク
装置を提供することを目的とする。

【０００７】

【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、スピンドルモータとヘッドキャリッジ部を
ディスクカセット装着エリア側に配置し、ヘッドキャリ
ッジ部のガイド機構をスピンドルモータの側方に配置し
た。スピンドルモータとヘッドキャリッジ部を同一の回
路基板上に配置すればなおよい。

【０００８】

【作用】ヘッドキャリッジ部のガイド機構がスピンドル
モータの側方に配置されることにより、スピンドルモー
タとヘッドキャリッジ部が集約されてディスクカセット
装着エリア側に配置される。同一の回路基板上にスピン
ドルモータとヘッドキャリッジ部を配置すれば、ディス
ク装置の奥行き寸法を小さくすることができる。

【０００９】

【実施例】以下、図面を参照しながら本発明にかかるデ
ィスク装置の実施例について説明する。図示の実施例は
３．５インチ型フロッピーディスク装置の例である。図
１において、符号２０は３．５インチ型フロッピーディ
スクカセットを示す。フロッピーディスクカセット２０
は、周知のとおり内部にフレキシブルディスクを回転可
能に収納したもので、ヘッド挿入窓２８を有するシャッ
ター２１がディスクカセット２０の前端縁（図において
左端縁）に沿ってスライド可能に設けられており、ディ
スクカセット２０の後端縁両側部にはディスク判別用孔
２９とライトプロテクト孔３０が設けられている。

【００１０】図１〜図３において、ディスク装置の本体
をなすシャーシ１は右端側にディスク挿入窓を有し、矢
印で示す向きにディスクカセットが挿入され装着される
ようになっている。シャーシ１のディスクカセット挿入
方向手前側、すなわち図において右側がディスクカセッ
ト装着エリア１１となっていて、このディスクカセット
装着エリア１１にはヘッドキャリッジ部３の取付基板を
兼ねたモータ駆動回路基板２が固定され、シャーシ１の
ディスクカセット挿入方向奥側にはディスク装置制御回
路基板１２が固定されている。ディスク装置制御回路基
板５５の後端部には外部回路と接続するためのコネクタ
５３が設けられている。ただし、ディスク装置制御回路
は上記モータ駆動回路基板２に形成して、ディスク装置
制御回路基板１２を省略してもよい。

【００１１】上記モータ駆動回路基板２にスピンドルモ
ータ１４が取付けられ、周知のとおり、スピンドルモー
タ１４に設けられたハブ台１５にディスクカセット２０
内のディスクハブが載せられ、ディスクが回転駆動され
るようになっている。上記ヘッドキャリッジ部３は、前
記従来例と同様に、ステッピングモータ５で回転駆動さ
れる送りねじ６、ガイドバー１０、このガイドバー１０
でガイドされかつ上記送りねじ６の回転により直線移動
する移動ベース７、移動ベース７と一体のヘッドキャリ
ッジ８、ヘッドキャリッジ８に取付けられたヘッド９を
有してなる。このような各構成部品からなるヘッドキャ
リッジ部３は、ディスクカセット装着エリア１１に固定
されたモータ駆動回路基板２にスピンドルモータ１４と
ともに配置されているため、スピンドルモータ１４とヘ
ッドキャリッジ部３はディスクカセット装着エリア１１
に配置されていることになる。

【００１２】上記ヘッドキャリッジ部３は、ガイドバー
１０、送りねじ６、移動ベース７などからなるガイド機
構３ａを有していて、このガイド機構３ａは、ディスク
カセット２０の挿入方向から見てスピンドルモータ１４
の側方に配置されている。ガイドバー１０、送りねじ６
はディスクカセット２０の挿入方向に延びているのに対
し、移動ベース７と一体のヘッドキャリッジ８はディス
クカセット２０の挿入方向に直角方向に延び出て、ヘッ
ドキャリッジ８の先端部に取付けられたヘッド９がスピ
ンドルモータ１４の後方に位置している。前記シャーシ
１の前端部両側には、ディスクカセット２０のディスク
判別用孔２９およびライトプロテクト孔３０を検出する
ためのプッシュスイッチ３１，３２がそれぞれ取付けら
れている。

【００１３】上記ガイドバー１０の取付構造を図４、図
５に示す。モータ駆動回路基板２は鉄板等の金属板をベ
ースにしてこれに絶縁層が形成され、さらに適宜の回路
パターンが印刷により形成されているが、ガイドバー１
０の配置部分には回路パターンはない。上記回路基板２
はガイドバー１０の両端部の両側方において裏面側から
表面側に向かって押し出されることにより平坦な凸部１
６，１６が形成されている。なお、符号１６ａは、突部
１６，１６を押し出し成形するときに形成される穴を示
す。ガイドバー１０は断面形状が略円形で、上記回路基
板２の上に直接載せられているが、回路基板２との当接
面は平坦面をなすように円形の一部が削られている。ガ
イドバー１０は、その両端部の両側方が上記凸部１６，
１６で挾み込まれるように配置され、さらに、回路基板
２に螺入された皿ねじ１８の顎部で斜め上方から押圧さ
れることにより、回路基板２上に固定されている。凸部
１６，１６はガイドバー１０の両端部のほかにガイドバ
ー１０の長さ方向中間部に付加してもよいし、ガイドバ
ー１０の長さ方向全体に形成してもよい。

【００１４】ガイドバー１０に沿ってガイドされる移動
ベース７は、図５に示すように、ガイドバー１０が嵌ま
るガイド孔７ａを有している。ガイド孔７ａは回路基板
２との干渉を避けるために移動ベース７の下端部に、か
つ、移動ベース７の下端面でガイド孔７ａの一部がカッ
トされて部分円弧状に、従ってガイド孔７ａが移動ベー
ス７の下端面で開口した形に形成され、移動ベース７の
下端面が回路基板２の面から適宜の間隙をおいて浮いて
いる。ただし、ガイド孔７ａの開口幅Ｌはガイドバー１
０の直径よりも小さくなるようにして、移動ベース７が
ガイドバー１０から脱落することのないようにしてあ
る。移動ベース７は、金属、樹脂、セラミックなど適宜
の材料で作ることができる。

【００１５】従来のディスク装置では、シャーシの一部
を切り起こしてガイドバーを支持するとともに、適宜の
固定手段を用い、このガイドバーを移動ベースのガイド
孔に挿入していた。そのため、シャーシの上面から移動
ベースの上面までの寸法が大きくなってディスク装置の
薄型化の障害になっていたが、上記のように、回路基板
２の上面に密着させたガイドバー１０に移動ベース７の
部分円弧状ガイド孔を嵌めることによって、回路基板２
の上面から移動ベース７の上面までの寸法を小さくする
ことができ、ディスク装置の薄型化を図ることができる
し、ガイドバー１０の固定構造が簡単なため、部品点数
を少なくすることができる利点もある。

【００１６】次に上記実施例の動作を説明する。図１に
示すように、ディスクカセット２０を挿入窓から挿入し
て所定位置に装填すると、ディスクカセット２０は回路
基板２上に位置決めされ、ディスクハブがハブ台１５上
に装着される。ディスクハブはハブ台上のチャッキング
マグネットによりハブ台に吸着され、図６（ａ）に示す
ようにディスクハブ２５のスピンドル係合孔２６にモー
タ１４のスピンドル２３が係合する。ハブ台１５が時計
方向に回転駆動されて、図６（ｂ）に示すようにハブ台
１５に設けられた駆動ピン２４とディスクハブ２５の係
合孔２７とが一致すると、駆動ピン２４が係合孔２７に
突入する。ハブ台１５がさらに回転すると、図６（ｃ）
に示すようにスピンドル２３と係合孔２６、駆動ピン２
４と係合孔２７がそれぞれ所定の位置で係合、圧接し、
周知のとおりハブ台１５にディスクハブ２５が位置決め
されて回転駆動される。

【００１７】ディスクに情報信号を記録し再生するとき
は、ディスクカセット２０のシャッタ２１のヘッド挿入
窓２８からヘッド９を挿入してディスク面に対向させ
る。ステッピングモータ５の回転駆動により送りねじ６
が回転駆動され、移動ベース７がガイドバー１０にガイ
ドされて直線移動し、ガイドバー１０と一体のヘッドキ
ャリッジ８に取付けられたヘッド９がディスクの半径方
向に前後に移動し、ヘッドがディスクの所定のトラック
と対向した位置で記録、再生が行われる。

【００１８】以上説明した実施例によれば、ディスクカ
セット装着エリア１１側にモータ駆動回路基板２を固定
し、このモータ駆動回路基板２にスピンドルモータ１４
とヘッドキャリッジ部３を配置し、ヘッドキャリッジ部
３のガイド機構３ａをスピンドルモータ１４の側方に配
置したため、従来のようにスピンドルモータとヘッドキ
ャリッジ部とを別々にシャーシに取付ける必要がなく、
部品点数の削減が可能になるとともに、ハブ台１５を有
するスピンドルモータとヘッド９とが共通の回路基板２
をベースにして取付けられているため、ヘッド９とハブ
台１５との相対位置の調整が容易になり、組立作業の簡
素化によるコストダウンが可能になる。また、ヘッドキ
ャリッジ部３のガイド機構３ａをスピンドルモータ１４
の側方に配置したため、上記モータ駆動回路基板２にデ
ィスク装置制御回路も集約させることができ、モータ駆
動回路基板２とは別にディスク装置制御回路基板を設け
る必要がなく、ディスク装置の小型化を図ることができ
る。仮に、図１の例のように、モータ駆動回路基板２と
は別にディスク装置制御回路基板１２を設けたとして
も、ディスク装置制御回路基板１２にヘッドキャリッジ
部３が重なるものではないので、回路基板１２の面を有
効に利用して回路部品を配置することによりディスク装
置制御回路基板１２の面積を小さくすることが可能であ
り、もって、ディスク装置の小型化を図ることができ
る。

【００１９】次に、図７、図８に示す別の実施例につい
て説明する。この実施例は、前述の実施例と基本的に同
じあり、スピンドルモータ１４はモータ駆動回路基板３
４に、ヘッドキャリッジ３はシャーシ１に、というよう
に、スピンドルモータ１４とヘッドキャリッジ３をそれ
ぞれ別の基板に設け、また、モータ駆動回路基板３４に
ディスク装置制御回路基板を集約させた点が前述の実施
例と異なっている。ただし、スピンドルモータ１４とヘ
ッドキャリッジ３は前述の実施例と同様にディスクカセ
ット装着エリア１１側に配置されている。なお、図７に
おいて符号３１はディスクカセット２０に形成されたヘ
ッド挿入窓を示しており、ディスクカセット２０のシャ
ッター２１がスライドしてそのヘッド挿入窓２８と上記
ヘッド挿入窓３１とが重なった状態で、これらのヘッド
挿入窓２１，２８を通じてヘッド９をカセット２０内の
ディスクに摺接させることができる。そのほかの構成は
前述の実施例と同じであるから、同じ構成部分には共通
の符号を付して説明を省略する。この実施例も、前述の
実施例と同様の効果を奏する。

【００２０】

【発明の効果】本発明によれば、ディスクカセット装着
エリア側にモータ駆動回路基板を固定し、ヘッドキャリ
ッジ部のガイド機構をスピンドルモータの側方に配置し
たため、一つの回路基板にモータ駆動回路とディスク装
置制御回路を集約させることができ、モータ駆動回路基
板のほかにディスク装置制御回路基板を設ける必要がな
く、ディスク装置の小型化を図ることができるととも
に、部品点数の削減が可能になる。仮に、モータ駆動回
路基板とは別にディスク装置制御回路基板を設けたとし
ても、ディスクカセット装着エリア外にディスク装置制
御回路基板を設けることができるため、小さな面積のデ
ィスク装置制御回路基板の全面を有効に利用して回路部
品を配置することにより、ディスク装置制御回路基板の
面積を小さくすることが可能であり、もって、ディスク
装置の小型化を図ることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明にかかるディスク装置の実施例を示す平
面図。

【図２】同上実施例の側面図。

【図３】同上実施例の要部を示す斜視図。

【図４】上記実施例中のガイドバー取付構造を示す正面
図。

【図５】同上ガイドバーと移動ベースとの関係を示す正
面図。

【図６】上記実施例によるディスクハブのチャッキング
動作を順に示す平面図。

【図７】本発明にかかるディスク装置の別の実施例を示
す平面図。

【図８】同上側面図。

【図９】従来のディスク装置の例を示す平面図。

【符号の説明】

２回路基板３ヘッドキャリッジ部３ａガイド機構１１ディスクカセット装着エリア１４スピンドルモータ２０ディスクカセット３４回路基板

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】スピンドルモータとヘッドキャリッジ部
がディスクカセット装着エリア側に配置され、ヘッドキ
ャリッジ部のガイド機構がスピンドルモータの側方に配
置されていることを特徴とするディスク装置。
【請求項２】スピンドルモータとヘッドキャリッジ部
が同一の回路基板上に配置された請求項１記載のディス
ク装置。