JP3702980B2 - ディスク駆動装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ディスク駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、CD−ROMドライブのようなディスク駆動装置は、CD−ROMに記録された情報を読み出すための光ピックアップを備えており、この光ピックアップを介して、ディスク上に螺旋状に形成された多数のピットにより記憶された情報を読み出して再生するようになっている。また、CD−Rドライブでは、前記再生動作に加えて、前記光ピックアップを介して、CDに新たな情報を書き込めるようになっている。
【0003】
このようなディスク駆動装置は、ディスクが載置されモータで回転駆動されるターンテーブルと、ターンテーブルに載置されたディスクに記録された信号を読みだすための光ピックアップ(以下、「ピックアップ」とする)と、このピックアップをディスクの半径方向に移動させるためのスライド送り機構などを有しており、これらが装置本体のシャーシに設けられている。このシャーシの下側には、ピックアップが読み出した信号を処理したりピックアップの各種サーボ制御を行うための電気回路や素子が配置されたプリント回路基板が設けられている。そして、ピックアップとこのプリント回路基板とは、前記シャーシに設けられた開口を介してフレキシブルプリント基板により接続されている。
【0004】
このフレキシブルプリント基板には、ピックアップにより再生された信号の他にフォーカスサーボやトラッキングサーボなどの各種制御信号の供給をするために、複数の導体が配設されており、比較的幅の広い構造となっている。そして、このフレキシブルプリント基板の端部は、プリント基板に設けられた所定のコネクタに接続され、そこからそれぞれの信号を処理する電気回路や素子に接続されている。
【0005】
ところで、ピックアップは、ディスク駆動装置の始動時やシーク動作のトラックジャンプなどでディスクの半径方向に大きく移動するが、この移動の際にフレキシブルプリント基板がシャーシ内で動き回り、光ディスクの記録面に当たったりすると、光ディスクを傷つけることになる。また、このフレキシブルプリント基板が他の部材に引っかかったりすると、ピックアップの移動ができなくなったりフレキシブルプリント基板が損傷したりすることがある。また、このピックアップの移動により、フレキシブルプリント基板とピックアップの接続個所に負荷がかかり、接続不良の原因となることもある。さらに、ピックアップがディスクの中心方向に移動する場合には、フレキシブルプリント基板が引っ張られることになるが、そのような引っ張り力がプリント基板側の接続部に伝わるとコネクタの緩みや接続不良などの原因となることがある。
【0006】
また、ピックアップは、ディスクの再生動作中は非常に正確な精度でディスクの半径方向に移動することが要求されるため、フレキシブルプリント基板は、そのようなピックアップの移動精度に影響を与えるものであってはならない。
【0007】
そのために、従来のディスク駆動装置においては、フレシキブルプリント基板のシャーシの上側に延出した部分の長さを一定に保つとともに、ピックアップの移動により生じる引っ張り力がプリント基板のコネクタ側に伝わらないようにするために、フレキシブルプリント基板の所定部分にビニールテープなどを巻き付けて、シャーシに対して位置決めをしている。
【0008】
しかしながら、このようなテープを巻き付ける方法では、長期にわたって使用すると、ピックアップの移動により生じる引っ張り力により、テープの位置がずれたり、テープが剥がれたりすることがある。
【0009】
また、上述した従来の構造では、シャーシに設けた開口から塵やほこりなどが下側に設けたプリント回路基板側に侵入し、電気回路の誤動作などの原因となることがある。
【0010】
さらに、このテープにより固定する方法では、依然としてピックアップの移動によりピックアップとフレキシブルプリント基板との接続個所に負荷がかかることになる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上述した従来のディスク駆動装置の問題点に鑑みなされたものであり、ピックアップの移動によりフレキシブルプリント基板とピックアップの接続個所に負荷がかからないようにするとともに、フレキシブルプリント基板にピックアップの移動の支障とならないような理想的な湾曲形状を与えることができるようにすることを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明に係るディスク駆動装置は、ディスクが載置されるようになっており、モータで回転駆動されるターンテーブルと、少なくとも前記ターンテーブルに載置されるディスクに記録された情報を再生するために、該ディスクの半径方向に移動自在に設けられたピックアップと、前記ターンテーブルと前記ピックアップとを備えたシャーシと、前記シャーシの下側に配置され、前記ピックアップに対する信号の入出力を行う電気回路などを備えた回路基板と、前記回路基板と前記ピックアップとを接続するフレキシブルプリント基板と、を備えたディスク駆動装置において、前記フレキシブルプリント基板と前記ピックアップとの接続個所に、前記フレキシブルプリント基板の前記ピックアップからの延出方向を規制し、所望の湾曲形状を与えるための押さえ部材を設け、該押さえ部材は、前記フレキシブルプリント基板の幅よりも若干広い幅の金属板から形成され、前記ピックアップの上面に固定された平板部と該平板部から斜め下側に延びる傾斜部とを有していることを特徴とする。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明のディスク駆動装置におけるピックアップ用フレキシブルプリント基板の取付構造の好適実施形態について、添付図面に基づいて説明する。
【0019】
図1は、本発明に係るピックアップ用フレキシブルプリント基板の取付構造が適用されるディスク駆動装置の全体構成を示す斜視図であり、図2は、このディスク駆動装置の分解斜視図であり、図3は、ディスク駆動装置本体からケーシングを取り除いた平面図であり、機構ユニットが下降位置(下側位置)にある状態を示しており、また図4は、同実施例の別の平面図であり、機構ユニットが上昇位置(上側位置)にある状態を示している。
【0020】
図1に示すように、ディスク駆動装置1は、光ディスク3を再生又は記録・再生するCD−ROMドライブやCD−Rドライブなどの装置であって、装置本体2と、該装置本体2に対し前後方向(水平方向)に移動する光ディスク3の搬送用のディスクトレイ5とから構成されている。
【0021】
図2に示すように、この装置本体2は、概略、プリント回路基板11と、該プリント回路基板11の上に設けられた機構組立体13とを有しており、それらがケーシング10に収容されている。このケーシング10は、プリント回路基板11の下側に設けられた底板10aと、前記機構組立体13の周囲を覆う前面及び下面が開放された筺形の上ケース10bとから構成されており、それぞれ薄い金属板などから形成され、機構組立体13にネジなどで固定されている。また、このケーシング10の前方部分には、開口15aを有するフロントベゼル15が取り付けられている。
【0022】
図2に示すように、プリント回路基板11には、コンピュータ本体と接続するためのインターフェイスコネクタや、マイクロプロセッサ、メモリ、モータドライバなどの各種ICや、抵抗やコンデンサやスイッチなどの各種電子部品が実装されている。そして、これらを介して、後述するスピンドルモータ、ローディングモータ、スレッドモータや光ピックアップ等の制御を行うようになっている。
【0023】
図2ないし図4に示すように、前記ケーシング10に内蔵されている機構組立体13は、硬質樹脂等で形成されたシャーシ40を有している。このシャーシ40は、ほぼ長方形の開口41が形成された底部40aと、該底部40aの左右及び後方縁部に沿ってコの字状に立設された壁部40bとから構成されている。
【0024】
このシャーシ40の前方側には、壁部は形成されておらず、開放された状態になっている。そして、機構組立体13がケーシング10内に組み込まれた際に、このシャーシ40の開放部分がケーシング10に取り付けられたフロントベゼル15の開口15aと整合し、前記開口15aを介してディスクトレイ5が出し入れされるようになっている。
【0025】
このディスクトレイ5は、図1及び図2に示すように、浅い凹状のディスク載置部5aを有しており、光ディスク3は、このディスクトレイ5のディスク載置部5a上に載置され、所定位置に位置規制された状態でディスク装填位置(ディスク再生位置)まで搬送される。また、このディスクトレイのディスク載置部5aのほぼ中央から後方に向かって略長方形の開口20が形成されており、この開口を通じて後述するターンテーブルが上昇するとともに、光ピックアップによる走査が行われるようになっている。
【0026】
図5に示すように、ディスクトレイ5の裏面の左右両側には、シャーシ40の底部40aの左右に突設されたガイド部材40g(図3及び図4参照)とそれぞれ係合するガイド溝5L、5Rが前後方向に形成されている。
【0027】
また、このディスクトレイ5の裏面には、さらに、一方のガイド溝5Lに沿ってディスクトレイ5の前後方向に伸びる直線状の第1のラック6aと、この第1のラック6aの前方端部(ディスクトレイ5の前方側(図5中下側))に連続するように形成された約90度の角度の円弧状の第2のラック6bとを有するラックギヤ6が形成されている。
【0028】
さらに、図5に示すように、ディスクトレイ5の裏面の前記第1のラック6aの反対側には、ガイド溝5Rに沿ってカム部材移動規制溝7が設けられている。このカム部材移動規制溝7は、前記第1のラック6aと平行に伸びる第1の移動規制溝7aと、第1の移動規制溝7aに対してほぼ45度の角度で傾斜する第2の移動規制溝7bと、該第2の移動規制溝7bに対してほぼ45度の角度で傾斜する第3の移動規制溝7cとから構成されている。従って、第1の移動規制溝7aに対して第3の移動規制溝7cは、直角をなすように設けられている。
【0029】
なお、図中符号5cで示すリブ(突起部)は、後述するカム部材55に形成したディスクトレイロック部55dと係合して、ディスクトレイ5の水平方向(前後方向)の移動を規制するためのものである。
【0030】
図2ないし図4に示すように、前記シャーシ40には、光ディスク3を載置するターンテーブル46と、ディスク3を再生又は記録・再生するための光ピックアップ47などが設けられた機構ユニット42が設けられている。
【0031】
この機構ユニット42は、シャーシ40の底部40aに形成されたほぼ長方形の開口41内に収まるように配置されており、機構ユニット42の前方部が前記ターンテーブル46上に光ディスク3が支持される上昇位置(上側位置/図4)と該上昇位置より下方の下降位置(下側位置/図3)との間で変位できるように後方部が前記シャーシ40に回動可能に支持されている。
【0032】
より詳しくは、図2ないし図4に示すように、機構ユニット42は、好ましくは硬質樹脂で構成されたベースフレーム43と、該ベースフレーム43に対し弾性部材(インシュレータ)441を介して支持された保持部材44とを有している。
【0033】
ベースフレーム43は、前方部及び後方部を有するほぼ四角形の枠状に形成されている。このベースフレーム43は、長方形の外枠部43aと、外枠部43aの内側に位置し、外枠部43aより一回り小さいサイズを有し角部が円弧状に形成された略長方形状の内枠部43bと、それらの外枠部43aと内枠部43bとを高さ方向の略中間位置で一体に連結する連結部43cと、連結部43c上に全周にわたって所定の間隔を置いて一体に設けられた複数の補強リブ43dとを有しており、その結果このベースフレームは外枠部43aと内枠部43bの間に凹部と補強部が交互に位置するいわゆるラダーフレームとして構成されている。
【0034】
このベースフレーム43を、単に肉厚の硬質樹脂により形成すると、成形後の冷却時に変形が生じることがあるが、このようなラダーフレームとして構成することにより、そのような変形を避けることができ、樹脂成形により軽量で高強度のフレームを提供できる。
【0035】
このベースフレーム43の後方(装置本体2の奥部)の左右両側部には、それぞれ、機構ユニット42のシャーシ40に対する回動支持部としての軸431、432が突出形成されている。これらの軸431、432は、それぞれ、シャーシ40側に形成された軸孔433、434に挿入されている。これにより、機構ユニット42は、その後方部がシャーシ40に対し回動可能に軸支されている。そして、機構ユニット42(ベースフレーム43)が軸431、432を中心に回動すると、機構ユニット42の前方部がシャーシ40に対し、図3に示す下降位置と図4に示す上昇位置との間で上下に変位するようになっている。
【0036】
このベースフレーム43の前方には、一対のガイドピン430a、430bが突設されている(図15及び図16参照)。これらのガイドピン430a、430bは、シャーシ40の開口41を規定する前方壁にそれぞれのガイドピンに対応して形成された一対の垂直方向のガイドスロット(図示せず)を通って、後述するカム機構51のカム部材55のカム溝58a、58bと係合し、該カム部材55の変位によりベースフレーム43の前方部を上下方向に案内するようになっている。
【0037】
以上のように構成されたベースフレーム43と開口41を規定するシャーシ40の間には、所定の間隙41Gが形成されている。この間隙41Gは、ベースフレーム43のほぼ全周にわたって形成され、その幅は、シャーシ40が最大限変形してもベースフレーム43の回動が阻害されない程度に設定されている。
【0038】
前記保持部材44は、ほぼ四角形の底部44aとその周囲に形成された壁部44bとから構成されている。この壁部44bは、ベースフレーム43の枠内に所定の間隙43Gを介して収まるように、ベースフレーム43の内枠部43bよりも一回り小さいサイズに形成されている。この保持部材44は、ベースフレーム43の内枠部43bの後方部ほぼ中央に内向きに突出形成されたタブ43Tと、ベースフレーム43の内枠部43bの前方部左右角部に形成されたタブ43Tとにそれぞれ設けられた弾性部材(インシュレータ)441を介してベースフレーム43に支持されている。すなわち、保持部材44は、ほぼ二等辺三角形をなす3点において、弾性部材441を介してベースフレーム43に支持されている。
【0039】
各弾性部材441は、図6に示すように、軸方向の中心孔441aを有するほぼ円筒状の形状を有しており、ゴムなどの弾性材料から形成されている。また、その外周には円周方向に凹溝441bが形成されている。そして、その中心孔441aを前記ベースフレーム43のそれぞれのタブ43Tに設けられた軸に挿通させるとともに、保持部材44の対応する位置に形成された切り欠きを前記凹溝441bに嵌合させることにより、保持部材44をベースフレーム43上に支持している。これにより、後述するスピンドルモータの回転により発生する振動がシャーシに伝わらないようにしている。
【0040】
また、この保持部材44には、図2ないし図4に示すように、ターンテーブル回転用のスピンドルモータ(図示せず)と、該スピンドルモータの回転軸45aに固定されたターンテーブル46と、光ピックアップ47と、該光ピックアップ47を光ディスク3の半径方向に移動するスライド送り機構としての光ピックアップ移動機構48とが設けられている。
【0041】
このスピンドルモータは、保持部材44に固定された金属の板状のモータ支持部45bに取り付けられている。このスピンドルモータは、高速回転可能なものであり、例えば光ディスク3を180〜3000rpm 程度で回転することができるものである。また、このスピンドルモータからは、その制御用信号を入出力するためのフラットケーブル45cが延出している。このフラットケーブル45cは、図2に示すように、プリント回路基板11に形成した開口11aを通って、該回路基板11の下面に設けた所定のコネクタ45dに接続されている。
【0042】
前記ターンテーブル46は、円盤状の部材であって、その中心部には、リング状突部よりなるセンターハブ46aが突出形成されている。このセンターハブ46aは、光ディスク3の中心孔3aに嵌合するものであり、嵌合の際の位置ズレを吸収するために、先端部から基端部にかけてテーパーが形成され、また内部にバネが入っており、センターハブ46が上下に動くようになっている。また、このセンターハブ46aの内側であって前記スピンドルモータの回転軸45aの周囲には、後述するディスククランパを吸着するためのリング状の永久磁石46bが設けられている。
【0043】
また、ターンテーブル46の上面側(ディスク3を挟持する側)のセンターハブ46aの周囲の部分には、リング状のパッド46cが接着されている。このパッド46cは、各種ゴム、軟質樹脂、多孔質材料(発泡体)のような、弾性を有し、摩擦係数の比較的大きな材料で構成されており、これにより、光ディスク3を挟持して回転させる際に、光ディスク3の滑りを防止する機能を有する。
【0044】
前記保持部材44には、さらに、光ディスク3からデータを読み出しあるいは光ディスク3にデータを書き込むための光ピックアップ47を光ディスク3の半径方向に移動させるスライド送り機構として構成された光ピックアップ移動機構48が設けられている。
【0045】
この光ピックアップ移動機構48は、図7に詳しく示されているように、正転/逆転可能なDCモータ(以下、「スレッドモータ」とする)480と、スレッドモータ480の回転軸480aに固定され左ネジ状の歯が形成されたウォーム(以下、「リードスクリュー」とする)481と、このリードスクリュー481と噛合するウォームホイール482aと、ウォームホイール482aの下面に同軸上に一体に形成された小径のピニオンギヤ482bと、ピニオンギヤ482bと噛合するラックギヤ483と、ラックギヤ483が固定された被駆動手段としてのスライダ484と、スライダ484の移動方向を案内するガイドロッド485と、スライダ484に取り付けられた光ピックアップ47が設けられたヘッド支持台486とで構成されている。
【0046】
これらのリードスクリュー481、ウォームホイール482a及びピニオンギヤ482b、ラックギヤ483は、それぞれプラスチックから形成されている。このラックギヤ483は、図7に示すように、両端を略コ字状のアームで支持する構造となっており、ガイドロッド485の方へ撓むことができるようになっている。また、前記リードスクリュー481及びガイドロッド485は、それぞれ、その長手方向がディスク駆動装置1Aの前後方向となるように平行に配置されている。
【0047】
これらのリードスクリュー481、ウォームホイール482a及びピニオンギヤ482b、ラックギヤ483の組合せにより、光ピックアップ移動機構(スライド送り機構)における減速ギヤ機構を構成し、スレッドモータ480の回転を減速した上で光ピックアップ47の直線運動に変換している。それにより、光ピックアップ47は、スレッドモータ480を正逆いずれかに回転させることにより、光ディスク3の半径方向に移動可能に構成されている。
【0048】
より詳しく説明すると、スレッドモータ480がその回転軸480aの先端側から見て時計回りに回転すると、左ネジ状の歯が形成されたリードスクリュー481を介してウォームホイル482aも軸方向上側から見て時計回りに回転し、ラックギヤ483が前方(ターンテーブルの方向)に送られる。その結果、光りピックアップ47は、ディスクの外周側から内周側に向かって移動する。一方、スレッドモータ480が逆向きに回転すると、光ピックアップ47は、ディスクの内周側から外周側に向かって移動する。なお、リードスクリュー481及びウォームホイール482aには、右ネジ状の歯が形成されたものを用いることもでき、その場合には、以上のピックアップ47の動きは逆になることに留意されたい。
【0049】
ところで、このスレッドモータ480の回転軸480aには、モータの回転をスムーズに行うために、軸方向に若干の遊びが設けられており、その遊びの範囲内で軸方向に僅かに変位するようになっている。そのため、スレッドモータ480が該モータのシャフト側(回転軸先端側)から見て反時計回り(光ピックアップ47がディスクの外周側に移動する方向)に回転すると、ウォームホイール482aの回転により、モータの回転軸480aが遊びの範囲内で先端側に引っ張られるように変位する。
【0050】
本実施形態では、スレッドモータ480の回転軸がリードスクリュー481の回転に伴い遊びの範囲内で先端方向に移動することを最小限にするために、回転軸480aの先端側に、該回転軸480aが軸方向に先端に向かって変位した場合に、該回転軸の先端が当接しそれ以上の移動を規制する回転軸移動規制手段487を設けている。
【0051】
この回転軸移動規制手段487は、図8(a)(b)に示すように、回転軸480aが遊びの範囲内で基端側に位置している状態で、該回転軸480aの先端から所定間隔dを置いて設けられたストッパ片487から構成されている。このストッパ片487は、保持部材44の底部44aから突出するように一体形成されており、リードスクリュー481の回転に伴って回転軸480aが先端側に移動した場合に、回転軸480aの先端が当接するようになっている。
【0052】
このため、前記所定間隔dは、回転軸480aの遊び以下の寸法になるように設定される。例えば、CD−Rドライブの光ピックアップ移動機構に用いられるような小型モータの場合には、所定間隔dは0.02mm〜0.05mm程度に設定される。
【0053】
このストッパ片487は、回転軸480aが当接すると押圧されるので、その強度を得るために補強手段を設けることができる。例えば、図8(b)に示すように、その後面(回転軸に面していない側の面)に補強手段としての補強リブ487aをストッパ片487と一体に形成することができる。なお、前面のリブ487bは、スレッドモータ480の回転軸480aが当接する部分を避けて設けられている。
【0054】
スレッドモータ480は、図9に示すように、保持部材44の底部44aに一体に形成された一対の支持部488によって下側から支持されており、さらに上側から金属板等で構成される固定板489によって固定されている。固定板489の一端は、保持部材44の壁部44bの形状に沿うようにコの字状に折曲げられており、この折曲部が壁部44bの下縁に係止されている。また、固定板489の他端は、底部44aの取付部44cにネジ等で止められている。
【0055】
このスレッドモータ480を取り付ける際には、まずスレッドモータ480の回転軸480a先端とストッパ片487との間に所定の厚さ(モータの回転軸の軸方向の遊び以下の寸法であって、例えば0.02mm〜0.05mmの厚さ)を有する金属片等を挟んだ状態で、モータ480を位置決めする。次に、固定板489を用いてモータ480を固定し、最後に回転軸480aの先端とストッパ片487との間に挟んでおいた金属片を抜き取る。このようにして回転軸480aの先端とストッパ片487との間隔は、所定間隔dに正確に設定される。
【0056】
また、このスレッドモータ480のリードスクリュー481とウォームホイール482aとは、一般に、図10(a)に示すように、相互の軸が直交するように配置される。また、光ピックアップ47の光ディスク3の半径方向の移動を正確に高い精度で行うために、リードスクリュー481とウォームホイール482aは、歯のモジュールが小さくかつリードアングル(進み角)が小さく設定されている。しかしながら、このようなリードスクリュー481とウォームホイール482aを用いると、ラックの構造によっては、リードスクリュー481とウォームホイール482aとがロックして、モータを逆転しただけでは、復帰できない事態が生じることがある。
【0057】
このようなリードスクリュー481とウォームホイール482aとの間のロックは、前述したようにラックギヤ483をガイドロッド485の方へ撓み可能に構成することにより解消することができるが、その他にも、図10(b)に示すように、ウォームホイール482aのリードアングル(γ1)をスレッドモータ480のリードスクリュー481のリードアングル(γ2)より大きく設定するとともに、スレッドモータ480のリードスクリュー481がウォームホイール482aに噛み合うようにモータの回転軸480aを水平に対して角度θだけ上向きに傾けてスレッドモータ480を取り付けてもよい。なお、このリードスクリュー481には、前述したように、左ネジ状の歯が形成されている。
【0058】
以上のように回転軸480aが傾くようにスレッドモータ480を取り付けることにより、図10(a)と同じリードスクリュー481を用いているにもかかわらず、ウォームホイール482aのリードアングルを図10(a)の場合に比べて大きくすることができる。それにより、リードスクリュー481の見掛け上のリードアングルを大きくすることができ、リードスクリューとウォームホイールのかみ合いの際のすべりが減少し、リードスクリューとウォームホイールとがロックする事態を簡単な構成により効果的に防止できる。
【0059】
また、リードスクリュー481は図10(a)の場合と同じであり、またウォームホイールの歯数も変わらないので、スレッドモータ480の回転軸480aの一回転あたりの光ピックアップ47の移動量を変えることもない。
【0060】
さらに、この実施形態によれば、図10(b)に示すように、スレッドモータ480の後部を下げることができるので、その分だけスレッドモータ480の後部上方にスペースができ、設計上の自由度も広がる。
【0061】
なお、上記実施形態では、リードスクリュー481に左ネジ状の歯が形成されている場合について説明したが、リードスクリュー481は右ネジ状の歯が形成されたものでもよく、その場合には、図10(c)に示すように、スレッドモータ480の回転軸480aが下向きに傾くように取り付ければよい。
【0062】
以上の光ピックアップ移動機構48により、スライダ484に載置された光ピックアップ47が光ディスク3の半径方向に移動する。この光ピックアップ47は、光ディスク3からの反射光をミラー(又はプリズム)等でほぼ直角に屈曲して受光素子へ導く構成の横型の光ピックアップであり、対物レンズ47a及びアクチュエータ(図示せず)を有している。
【0063】
図2、図3、図4及び図11に示されているように、この光ピックアップ47には、光ディスク3が読み出された信号の他にフォーカスサーボやトラッキングサーボなどの各種制御信号の入出力を行うためのフレキシブルプリント基板470が接続されている。このフレキシブルプリント基板470には、上記各種信号が供給される複数の導体が配設されており、比較的幅の広い構造となっている。本実施形態では、この光ピックアップ47とフレキシブルプリント基板47とで、光ピックアップ組立体をなす。
【0064】
図2、図11及び図12に示すように、このフレキシブルプリント基板470の先端部には、コネクタ470aが形成されており、保持部材44の底部44aに形成された開口445及びプリント回路基板11に形成した開口11bを通ってプリント回路基板11の下面に設けられた相手方コネクタ472に接続されるようになっている。
【0065】
また、図11及び図12に示すように、このフレキシブルプリント基板470のほぼ中央部の左右両側には、一対の係合部474が形成されており、それぞれ凹状の突出部として形成されている。この係合部474の位置は、フレキシブルプリント基板470のほぼ中央であり、そこから光ピックアップ47までのフレキシブルプリント基板の部分に図11に示すような湾曲形状を与えることができるように設定される。フレキシブルプリント基板470にこのような湾曲形状を与えることにより、光ピックアップ47の移動の際に負荷を与えることなくその動きに追従することができ、また光ピックアップ47の移動に伴い一定の変形を繰り返すだけなので、ディスクの記録面に当たったり、他の部材に引っかかったりすることもない。
【0066】
このフレキシブルプリント基板470が挿通する保持部材44の開口445は、図7及び図11に示すように、保持部材44の底部44aに形成された凹部447に形成されている。この開口445は、細長いスリット状に形成されており、フレキシブルプリント基板470の横幅より若干大きな幅を有している。この開口445のピックアップ47とは反対側の近傍には、前記凹部447を規定する左右の壁部に、図7及び図11に示すように、一対の突起448が一体に形成されている。そして、これらの突起448に、前述したフレキシブルプリント基板470の左右両側に形成した係合部474がそれぞれ係合するようになっている。
【0067】
また、この開口445には、図2及び図11に示すような開口遮蔽部材476が着脱自在に装着されるようになっている。この開口遮蔽部材476は、図13(a)ないし(c)に示すように、前記保持部材44の底部44aの凹部447に嵌合する板状部材476aと該板状部材476aの左右両側から下方に向けて突出するように一体に形成された一対の脚部476bから形成されている。これらの脚部476bは、相互に接近する方向に弾性変形可能になっており、その先端部には、係止突起が形成されている。
【0068】
そして、フレキシブルプリント基板470の左右の係合部474を上記凹部447の左右の壁部の一対の突起448に係合させて開口445にフレキシブルプリント基板470が挿通した状態で、開口遮蔽部材476の一対の脚部476bをそれぞれフレキシブルプリント基板470の両側で開口445に挿入することにより、この開口遮蔽部材476が開口445に着脱自在に装着できるようになっている。
【0069】
その結果、フレキシブルプリント基板470は、前記係合部474が前記突起484と係合することにより、シャーシ(保持部材)に対して正確に位置決めされる。その結果、ピックアップ47が移動しても長手方向の位置ズレが生じることはなく、図11及び図14(a)(b)に示すような湾曲形状が維持できる。また、ピックアップ47の光ディスク3の内周側への移動によりフレキシブルプリント基板470が引っ張られても、プリント回路基板11側まで伝わることはなく、そのためコネクタ470aが外れるような事態を防止できる。さらに、開口445が開口遮蔽部材476の板状部材476aによりふさがれるので、回路基板11の側から前記開口の部分を通じてに塵や埃が進入することを防止できる。
【0070】
また、このフレキシブルプリント基板470とピックアップ47との接続個所には、フレキシブルプリント基板470の延出方向を規制し、所定の湾曲した形状を与えるための押さえ部材479が設けられている。この押さえ部材479は、フレキシブルプリント基板470の幅よりも若干ひろい幅の金属板から形成され、ピックアップ47の上面に固定された平板部と該平板部から斜め下側に延びる傾斜部とを有しており、該傾斜部の先端は略水平に折り曲げられている。
【0071】
この押さえ部材479がフレキシブルプリント基板470を上側から押さえつけているので、フレキシブルプリント基板470は、光ピックアップ47との接続個所からやや下側に向いて延出することになり、さらに傾斜部の先端部で押さえられる。それにより、光ピックアップ47が図14(a)に示す内周側位置から図14(b)に示す外周側位置に移動しても、常にフレキシブルプリント基板470を理想的な湾曲形状に保つことができ、フレキシブルプリント基板470が光ディスクの記録面に当たったりすることを防止できる。また、光ピックアップ47の移動によりフレキシブルプリント基板470にかかる負荷も押さえ部材479で緩和され、フレキシブルプリント基板470にかかる負荷が直接ピックアップとの接続部に及ぶことはない。
【0072】
なお、上述した光ピックアップの移動機構48のスレッドモータ480は、スピンドルモータ及び後述するローディングモータ61と合わせて、プリント回路基板11に設けられた制御手段(CPU)により制御される。
【0073】
この場合、このスレッドモータ480は、始動時に小さな電圧で駆動できるように、コイルに所定間隔で正又は負のパルス電圧を加えて、回転軸480aを微小に振動させておくように制御することが望ましい。このようにすれば、モータの始動時に大きな電圧を加える必要がなく、特に光ピックアップ47による読み出し又は書き込み時において微少送りが必要とされる場合に効果的である。本実施例のCD−Rドライブの光ピックアップ移動機構に用いられるような小型モータの場合には、約40Hzのパルス電圧が加えられる。
【0074】
図3及び図4に示すように、前記機構ユニット42の前方には、機構ユニット42を下降位置(図3)と上昇位置(図4)との間で変位させるとともに、ディスクトレイ5を装填位置と排出位置との間で移動させるためのローディング機構50が設けられている。このローディング機構50は、前記機構ユニット42と連動するように設けられ、第1位置(図3)と第2位置(図4)との間で移動可能に構成されたカム機構51と、ディスクトレイ5及びカム機構51を駆動するための駆動機構60とを有している。
【0075】
カム機構51は、図3に示す第1位置では、機構ユニット42を下降位置に位置せしめ、図3に示す第2位置では機構ユニット42を上昇位置に位置せしめるように動作するものであり、より詳しく説明すると、図15及び図16に示すように、シャーシ40に対し、横方向(ディスクトレイ5の移動方向と直交する方向)に第1位置(図15)と第2位置(図16)との間でスライド可能に設置されたカム部材55を有している。このカム部材55は、概略、板状の水平部55aと該水平部55aの下面の後縁寄り(機構ユニット側)に直角に一体に形成された板状の垂直部55bとを有しており、断面がほぼT字型をなす部材から構成されている。このような形状により、樹脂材料で成形した際の冷却時における反りが防止できる。
【0076】
このカム部材55の水平部55aには、シャーシ40の前方部上面に突設された一対の突起52a、52bにそれぞれ係合する横方向の案内溝56a、56bが形成されており、カム部材55を前記第1位置と第2位置との間で案内している。また、この水平部55aの裏面には、シャーシ40の前方部上面に形成された横方向の長孔に挿入される係合ピン(図示せず)が設けられている。この係合ピンは、後述するエマージェンシー排出機構90と連動するものである。
【0077】
また、このカム部材55の水平部55aには、第1位置から第2位置へ移動した際に、前記ディスクトレイ5の裏面に形成したリブ5cと係合して、ディスクトレイ5の移動を規制するディスクトレイロック部55dが形成されている。
【0078】
また、カム部材55の垂直部55bは、シャーシ40の開口41を規定する前方壁に対向して位置するものである。この垂直部55bには、一対の同形状のカム溝58a、58bが形成されている。両カム溝58a、58bは、それぞれ水平方向に延びる上溝581及び下溝583と、上溝581と下溝583とを接続する傾斜溝582とで構成されている。
【0079】
これらのカム溝58a、58bには、前述した機構ユニット42のベースフレーム43の前面に設けられたガイドピン(従動部材)430a、430bがそれぞれ挿入されている。これらのガイドピン430a、430bは、カム部材55が第1位置と第2位置との間で移動するとカム溝58a、58bに沿って摺動し、上下方向に移動する。
【0080】
すなわち、カム部材55が第1位置に位置する場合、ガイドピン430a、430bは下溝583と係合しており(図15)、機構ユニット42の前方部は図3に示す下降位置にある。カム部材55が第1位置から第2位置に向かって移動すると、ガイドピン430a、430bは、傾斜溝582に沿って上昇し、それに伴い機構ユニット42の前方部も下降位置から上昇位置へ向けて持ち上げられる。そして、カム部材55が第2位置に達すると、ガイドピン430a、430bは上溝581に係合し(図16)、機構ユニット42の前方部は図4に示す上昇位置に変位する。
【0081】
また、前記カム部材55の水平部55aの端部には、前記ディスクトレイ5の裏面に形成したカム部材移動規制溝7に係合する突起59が一体に形成されている。そのため、このカム部材55は、前記突起59がディスクトレイ5の第1の移動規制溝7aに係合している間は、横方向の移動が規制され、第1位置に保持される。そして、ディスクトレイ5の移動に伴い、この突起59が第1の移動規制溝内7aを摺動して第2の移動規制溝7bまで達すると、突起59は第2の移動規制溝7bの傾斜溝に沿って移動し、カム部材55をカム溝58a、58bの下溝583の範囲で変位させる。そして、突起59が第3の移動規制溝7cの位置まで達すると、カム部材55が第2位置へ移動できるように構成されている。
【0082】
なお、カム部材55がこの第2位置に移動すると、前述したように、カム部材55の水平部55aに形成したディスクトレイロック部55dがディスクトレイ5の裏面に形成したリブ5cに係合し、ディスクトレイ5の水平方向の移動を規制してロックする。
【0083】
また、ローディング機構50の駆動機構60は、図15及び図16に示すように、シャーシ40の前方部裏面に設けられた正転/逆転可能な直流(DC)モータからなるローディングモータ61と、該ローディングモータ61の回転軸61aに取り付けられたピニオンギヤ62と、ピニオンギヤ62と噛合する中径の第2ギヤ63と、第2ギヤ63の下部に同軸で固定された小ギヤ(図示せず)と噛合する大径の第3ギヤ64とを有している。この第3ギヤ64の上部には小径の円筒部が同軸上に一体に形成されており、その円筒部の上部には小ギヤ64aが同軸上に一体に形成されている。この第3ギヤ64の小ギヤ64aには、ディスクトレイ5の第1及び第2のラック6a、6bと噛合する作動ギヤ65が噛合している。この作動ギヤ65は、前記第3ギヤ64の小ギヤ64aと噛合する下側ギヤ65aと、該下側ギヤ65aと同軸上に一体に形成されディスクトレイ5のラックと噛合する上側ギヤ65bとから構成されている。
【0084】
本実施形態では、これらの各ギヤ62〜65は、いずれも平歯車で構成されており、これらのギヤの組合せにより、ローディング機構50におけるローディングモータ61の減速機構を構成している。
【0085】
前記作動ギヤ65は、第3ギヤ64の回転軸64bに回動可能に取り付けられた遊星アーム66に設けられた回転軸67に回転可能に設けられている。この遊星アーム66は、前記第3ギヤ64の円筒部に回転可能に嵌合する回転部66aと、該回転部66aから伸びる第1のアーム66bと第2のアーム66cとを有し、全体としてほぼくの字状に形成されている。
【0086】
この遊星アーム66の第1のアーム66bの一端に前記回転軸67が突設されており、この回転軸67に作動ギヤ65が回動自在に取り付けられている。すなわち、この作動ギヤ65は、第3ギヤ64の回転軸64bを公転軸とし、第1のアーム66bの回転軸67を自転軸とし、第2のラック6bに沿って転動する遊星ギヤとして構成されており、第3ギヤ64の小ギヤ64aが太陽ギヤとして機能するようになっている。また、この遊星アーム66の第2のアーム66cの先端には下向きにピン68が突設され、前記カム部材55に形成された係合部55cに嵌合している。
【0087】
なお、前記遊星アーム66の回転部66aの一部は、図15及び図16に示すように、部分的に切り欠かれており、第3ギヤ64の小ギヤ64aがその切り欠き部から露出し、その部分で作動ギヤ65の下側ギヤ65aと噛合するようになっている。
【0088】
以上のような構成を有することから、この作動ギヤ65は、ディスクトレイ5の第1のラック6aと係合する場合は、所定位置に保持された状態でディスクトレイ5をディスク排出位置とディスク装填位置との間で移動させる第1動作を行い、ディスクトレイ5の第2のラック6bと係合する場合は、カム部材55を前記第1位置と第2位置との間で移動させる第2動作を行うようになっている。
【0089】
より詳しく説明すると、前述したように、カム部材55は、該カム部材55の水平部55aの上面に設けた突起59がディスクトレイ5の裏面の第1の移動規制溝7aに係合している間は、第1位置から第2位置への移動が規制される。従って、その間、すなわちディスクトレイ5が排出位置と装填位置との間で移動する間は、遊星アーム66の第2のアーム66cのピン68がカム部材55の係合部55cと係合しているので、遊星アーム66は回転できない状態にある。そのため、作動ギヤ65は、カム部材55の突起59がディスクトレイ5の第1の移動規制溝7aに係合している間は、所定位置に保持された状態にある。そして、その状態では、作動ギヤ65は、図3に点線で示すように、ディスクトレイ5の第1の直線状ラック6aと係合しており、ローディングモータ61の回転により、ディスクトレイ5をディスク排出位置とディスク装填位置との間で移動させるディスクトレイ5の駆動ギヤとして機能する。
【0090】
一方、ディスクトレイ5がディスク装填位置直前まで移動すると、前記カム部材55の突起59はディスクトレイ5の第1の移動規制溝7aから第2の移動規制溝7bに移動し、カム部材55を横方向(第2位置側)にわずかに変位させる。そして、ディスクトレイ5がさらに移動すると、前記突起59は第3の移動規制溝7cに達し、カム部材55は第2位置への移動が可能となる。この状態においては、図4に点線で示すように、作動ギヤ65は第2の円弧状ラック6bと係合しており、またカム部材55が第2位置へ移動可能な状態にあり遊星アーム66が回転できることから、作動ギヤ65はローディングモータ61の回転に伴い第2の円弧状ラック6bに沿って移動し、遊星ギヤとして機能する。
【0091】
この作動ギヤ65の移動に伴い、遊星アーム66は公転軸64bを中心に図15に示す位置から図16に示す位置まで時計方向に回転し、それにより遊星アーム66の第2のアーム66cも同様に回転する。この第2のアーム66cの回転に伴い、カム部材55は係合部55cに連結されたピン68を介して駆動され、図15に示す第1位置から図16に示す第2位置に向かって移動する。このカム部材55の第1位置から第2位置への移動に伴い、機構ユニット42のベースフレーム43前方のガイドピン430a、430bは、傾斜溝582、582に沿って上昇し、機構ユニット42の前方部は図3に示す下降位置から図4に示す上昇位置に変位する。
【0092】
シャーシ40の上部には、ディスククランパ80が設置されている。このディスククランパ80は、図17に示すように、中央部に開口81aが形成された板状の支持部材81に回転可能に支持されている。
【0093】
詳しくは、支持部材81は、その両端をそれぞれシャーシ40の取付部40cにボス(又はリベット)で止めることにより、シャーシ40の上部に横方向に架設されている。一方、ディスククランパ80は、支持部材81の開口81aに挿嵌される有底の扁平なドラム状の本体部80aと、本体部80aの上部外周に形成され支持部材81の上面に係止されるフランジ部80bとから形成されている。この本体部80aの内部には、円形状の鉄製の被吸着部材が配設されており、ターンテーブル46に埋設された永久磁石46bに吸着されるようになっている。
【0094】
なお、図2ないし図4で符号90で示す部材は、ディスクトレイのエマージェンシー排出機構であり、ディスクトレイが再生位置にある状態で停電などにより、ローディングモータ61が作動しなくなった場合に、装置本体から治具を挿入してこのカムを回動させることにより、カム部材55を第2位置から第1位置へ移動させ、それによりディスクトレイ5の先端を装置本体2内部から外側に排出させるものである。
【0095】
次に、ディスク駆動装置1Aの動作について説明する。
ディスク駆動装置1Aの非使用時には、空のディスクトレイ5は、ケーシング10内(装置本体2内)に収納された状態(ディスク装填位置/ディスク再生位置)にある。この状態では、図4に示すように、機構ユニット42は上昇位置にあり、またカム部材55は図15に示す第2位置にあり、カム部材55の水平面55aの突起59は第3の移動規制溝7cに位置する。さらに、駆動機構60の作動ギヤ65は、図4に点線で示すように、ディスクトレイ5裏面の第2のラック6bの第1のラック6aと反対側の端部にて、該ラック6bと係合した状態にある。
【0096】
この状態でイジェクト操作を行うと、ローディングモータ61が所定方向に回転し、減速機構を介して作動ギア65が図4中時計方向に回転する。この状態では、作動ギヤ65は軸64bを公転軸とする遊星ギヤとして機能し、その回転に伴い第2のラック6bに沿って第1のラック6aの方へ移動する。この作動ギヤ65の移動に伴い、遊星アーム66は公転軸64bを中心として反時計方向に回動する。この遊星アーム66の回動に従い、第2のアーム66cはピン68を介してカム部材55を図4(図16)に示す第2位置から図3(図15)に示す第1位置へ移動させ、それにより機構ユニット42も上昇位置から下降位置へ移動する。このカム部材55の第2位置から第1位置への移動の間は、カム部材55の水平部55a上面の突起59は第3の移動規制溝7cに沿って摺動し、第2の移動規制溝7bを経て第1の移動規制溝7aに達する。
【0097】
その時点では、作動ギヤ65は第2の円弧状ラック6bから第1の直線状ラック6aに移動しており、またカム部材55の突起59も第2の移動規制溝7bから第1の移動規制溝7aに移動している。このカム部材55の突起59が第1の移動規制溝7aに移動すると、カム部材55は横方向の移動が規制され、それに伴い遊星アーム66も回転できない状態となり、作動ギヤ65はその位置でディスクトレイ5の駆動ギヤとして作動する。そのため、作動ギヤ65は、図3に点線で示すように、ディスクトレイ5の第1のラック6aと係合し、ディスクトレイ5を装填位置から排出位置(着脱位置)へ移動させる。この状態では、機構ユニット42は既に下降位置に変位しており、ディスククランパ80から所定距離離間している。そのため、ディスククランパ80やターンテーブル46がディスクトレイ5の排出動作を妨げることはない。
【0098】
フロントベゼル15の開口15aから引き出されたディスクトレイ5のディスク載置部5aに光ディスク3を載置し、ローディング操作を行うと、ローディングモータ61が前記と逆方向に回転し、減速機構を介して作動ギヤ65が図3中反時計方向に回転(逆回転)する。これに伴い、ディスクトレイ5が後方(ディスク駆動装置の奥側)へ移動し、開口15aを通過して、前記ディスク装填位置まで移動する。これにより、ディスクトレイ5上に位置決めされた状態で載置された光ディスク3も、装置本体2内のディスク装填位置(ディスク再生位置)へ搬送される。
【0099】
ディスクトレイ5のローディング中、すなわち後方への移動中は、作動ギヤ65はディスクトレイ5裏面の第1のラック6aと係合しており、またカム部材上部の突起59は第1移動規制溝7aに沿って案内される。従って、カム部材55は、第1位置に保持され、第2位置の方へ移動することができない。その結果、遊星アーム66も回転することができずに所定位置に保持され、作動ギヤ65はその所定位置において回転し、ディスクトレイ5の駆動ギヤとして機能する。そして、機構ユニット42は、その前方部が下降位置にある状態を維持する。
【0100】
ディスクトレイ5がディスク装填位置に接近すると、カム部材55に形成された突起59が第1の移動規制溝7aから第2の移動規制溝7bに移動し、カム部材55はわずかに横方向にシフトされる。そして、ディスクトレイ5がディスク装填位置まで到達すると、カム部材55の突起59は第2の移動規制溝7bを経て第3の移動規制溝7cへ移動しており、カム部材55は第1位置から第2位置への移動が可能な状態となり、遊星アーム66も回転できる状態になる。また、この状態では、作動ギヤ65は第1のラック6aから第2のラック6bへの移行点に位置している。
【0101】
そのため、この状態では、ディスクトレイ5の移動が規制されている一方、遊星アーム66の回転が可能なことから、ローディングモータ61の回転により作動ギヤ65が回転すると、作動ギヤ65は第2の円弧状ラック6bに沿って回転しながら移動し、遊星ギヤとして機能することになる。
【0102】
この作動ギヤ65が遊星ギヤとして機能して第2の円弧状ラック6bに沿って移動すると、作動ギヤ65の移動に伴って遊星アーム66が公転軸64bを中心として、図3中時計方向に回転する。遊星アーム66がそのように回転すると、遊星アーム66の第2のアーム66cも同様に時計方向に回転し、それによりカム部材55は第1位置から第2位置に移動する。
【0103】
このカム部材55の移動に伴って、機構ユニット42のベースフレーム43先端のガイドピン430a、430bがカム溝58a、58bの傾斜溝582に沿って上溝581まで押し上げられる。それによって、機構ユニット42は下降位置から上昇位置に変位し、ディスクトレイ5上に載置されてディスク装填位置まで搬送されてきた光ディスク3の中心孔3aにターンテーブル46のセンターハブ46aが係合する。そして、ディスククランパ80がターンテーブル46の永久磁石46bに吸着され、それらの間に光ディスク3を挟持する。
【0104】
この状態で再生スイッチなどが操作されると、スピンドルモータ45の回転とともにターンテーブル46も回転する。その回転に伴って光りディスク3も回転し、光ディスクの再生又は光ディスクへの書き込みが行われる。また、光ディスク3の再生が終了しまたは中止して光ディスクを取り出す場合には、所定のスイッチなどを操作して、光ディスクのアンローディング(イジェクト)が行われる。このアンローディングの際には、以上の動作が逆に行われる。
【0105】
次に、上記光ディスクの再生あるいは書き込み時における本発明のフレキシブルプリント基板の取付構造を適用した光ピックアップ移動機構48の作用について説明する。
【0106】
まず、光ピックアップを移動させるためにスレッドモータ480が駆動すると、回転軸480aの回転に伴ってリードスクリュー481も回転する。この場合、前述したように、スレッドモータ480のコイルに約40Hzのパルス電圧を加えて、回転軸480aを微小に振動させているので、大きな電圧を加えなくてもモータの始動が可能となる。
【0107】
リードスクリュー481が回転軸480aの方向から見て反時計回り(図8(a)中A方向)に回転し始めると、それに伴い回転軸480aも先端方向に移動するが、所定距離dだけ変位すると回転軸480aの先端はストッパ片487に当接し、それ以上の移動が規制される。これにより、モータの内部のカラーやスラストワッシャーがモータの軸受けに接触し、モータの回転負荷が増すという事態を回避することができ、またモータ回転に対するピックアップの始動の遅れを最小限にすることもできる。
【0108】
また、板バネなどで回転軸480aが基端側に押圧されることにより抵抗が加わることがないので、スレッドモータ480の回転がスムーズになり、大きなトルクを必要としない。そのため、光ピックアップ移動機構48をスムーズに動作させることが可能になる。これにより、光ピックアップ移動機構48の動作時において光ピックアップ47の対物レンズ47をアクチュエータの中央に正確に保つことができ、CD−Rドライブの書き込み特性の悪化を防止することができる。
【0109】
また、スレッドモータ480の回転に大きなトルクを要しないために、小型のモータを使用することができ、消費電力を減少させることが可能になり、またディスク駆動装置内のスペースを有効に使用したり、ディスク駆動装置の小型化を図ることが可能になる。
【0110】
上述したスレッドモータ480の駆動によりリードスクリュー481が図8(a)中の矢印A方向に回転すると、その回転がウォームホイール482a及びピニオンギヤ482b、ラックギヤ483を介して減速されて伝達され、スライダ484がガイド棒485に沿ってターンテーブル46に近づく方向に移動する。一方、リードスクリュー481が図8(a)中の矢印Aと反対方向に回転すると、モータの回転が以上とは逆に伝達されて、スライダ484はターンテーブル46から遠ざかる方向に移動する。このようにして、ヘッド支持台486に固定された光ピックアップ47が、ディスクトレイ5上に載置された光ディスク3の半径方向に移動する。
【0111】
この場合、光ピックアップ47の可動範囲は、ディスクの内周側と外周側で制限されており、それ以上は物理的に移動できないようになっている。そのため、光ピックアップ47がそのような地点まで移動すると、ウォームホイール482が回転できない状態となる。その状態でスレッドモータ480が回転し、その回転軸480aに取り付けられたリードスクリュー481を無理に回転させようとすると、リードスクリュー481とウォームホイール482aとがロックする場合があるが、本実施形態では、ウォームホイール482aの歯のリードアングルを大きく設定するとともに、リードスクリュー481とウォームホイール482aのリードアングルの角度差だけスレッドモータ480を斜めに傾けて取り付けてあるので、リードスクリュー481のリードアングルが見掛け上大きくなり、このようなロックが生じることを防止することができる。また、ウォームホイールの歯の歯数やピッチは変えていないので、スレッドモータ480の1回転当たりの光ピックアップ47の移動量には影響しない。
【0112】
また、始動時のイニシャライズやトラックジャンプなどで光ピックアップ47がディスクの半径方向に大きく移動しても、フレキシブルプリント基板470は、図14(a)(b)に示すように、保持部材44の上側で光ピックアップ47の移動の支障とならない理想的な湾曲形状を保ったままで変形するので、動き回って他の部材に引っかかったり、ディスクに当たってディスクを損傷させたりすることはない。
【0113】
この場合、フレキシブルプリント基板470の一対の係合部474が保持部材44に形成した突起部448に係合しているので、ピックアップ47の移動による引っ張り力がプリント回路基板11のコネクタ472側に伝達することはない。また、開口445は開口遮蔽部材476によりふさがれているので、プリント回路基板11側から塵や埃が進入することはない。さらに、フレキシブルプリント基板470と光ピックアップ47との接続個所は、押さえ部材479で押さえられているので、光ピックアップ47が移動しても接続箇所に負荷がかかることはない。また、この押さえ部材479によりフレキシブルプリント基板470はピックアップ47から斜め下向きに延出しているので、ピックアップ47の移動中もフレキシブルプリント基板470に、図14(a)(b)に示すような理想的な湾曲形状を維持することができる。
【0114】
以上、本発明のフレキシブルプリント基板の取付構造を図示の実施例について説明したが、本発明は、以上の実施例に限定されるものではなく、種々の改良や改変が可能である。また、本発明は、CD−Rドライブに限らず、CD−ROMドライブなど他のディスク駆動装置に応用できることは言うまでもない。また、光ディスクの駆動装置以外にも、例えばFDDなどにも応用可能である。
【0116】
【発明の効果】
上述した本発明のディスク駆動装置によれば、フレキシブルプリント基板と光ピックアップとの接続個所は、押さえ部材で押さえられているので、光ピックアップ47が移動しても接続箇所に負荷がかかることはない。また、この押さえ部材によりフレキシブルプリント基板はピックアップから斜め下向きに延出しているので、ピックアップの移動中もフレキシブルプリント基板に、理想的な湾曲形状を維持することができるので、フレキシブルプリント基板が動き回って他の部材に引っかかったり、ディスクに当たってディスクを損傷させたりすることはない。さらに、フレキシブルプリント基板とディスクとの間の距離を気にする必要がなくなるので、フレキシブルプリント基板のパターン設計の自由度が増す。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のフレキシブルプリント基板の取付構造が適用されたディスク駆動装置の外観構成を示す斜視図である。
【図2】図1に示すディスク駆動装置の分解斜視図である。
【図3】図1に示すディスク駆動装置におけるハウジングを取り除いた装置本体の平面図であって、機構ユニットが下降位置にある状態を示している。
【図4】図1に示すディスク駆動装置におけるハウジングを取り除いた装置本体の平面図であって、機構ユニットが上昇位置にある状態を示している。
【図5】図1に示すディスク駆動装置のディスクトレイの裏面の構成を示す底面図である。
【図6】図1に示すディスク駆動装置における弾性部材の構成を示す斜視図である。
【図7】図1に示すディスク駆動装置における保持部材(光ピックアップ移動機構48)の構成を示す平面図である。
【図8】図8(a)は、上記スライド送り機構におけるスレッドモータを示す平面図であり、また図8(b)はスレッドモータの回転軸先端とストッパ片との間隔を示す一部拡大図である。
【図9】上記スレッドモータの取付状態を示す正面図である。
【図10】図10(a)(b)(c)は、それぞれ、上記スライド送り機構におけるリードスクリューとウォームホイールとのかみ合い状態を示す図である。
【図11】本発明のフレキシブルプリント基板の取付構造を示す斜視図である。
【図12】上記フレキシブルプリント基板の平面図である。
【図13】図13(a)(b)(C)は、それぞれ開口遮蔽部材の平面図、側面図及び底面図である。
【図14】図14(a)(b)は、ピックアップの移動に伴うフレキシブルプリント基板の変形状態を示す説明図である。
【図15】図1に示すディスク駆動装置におけるカム機構の構成を示す斜視図であって、カム部材が第1位置にある状態を示している。
【図16】図1に示すディスク駆動装置におけるカム機構の構成を示す斜視図であって、カム部材が第2位置にある状態を示している。
【図17】図1に示すディスク駆動装置におけるディスククランパの構成を示す斜視図である。
【符号の説明】
1A ディスク駆動装置
2 装置本体
3 光ディスク(ディスク)
3a 中心孔
5 ディスクトレイ
5a ディスク載置部
5c リブ(突起部)
5L,5R ガイド溝
6 ラックギヤ
6a 第1のラック
6b 第2のラック
7 カム部材移動規制溝
7a 第1の移動規制溝
7b 第2の移動規制溝
7c 第3の移動規制溝
10 ケーシング
11 プリント回路基板
11a 開口
11b 開口
13 機構組立体
15 フロントベゼル
15a 開口
20 ディスクトレイ開口
40 シャーシ
40a 底部
40b 壁部
40g ガイド部材
40c 取付部
41 開口
41G 間隙
42 機構ユニット
43 ベースフレーム
43a 外枠部
43b 内枠部
43c 連結部
43d 補強部
43G 間隙
43T タブ
430a、430b ガイドピン
431、432 軸
433、434 軸孔
44 保持部材
44a 底部
44b 壁部
44c 取付部
441 弾性部材(インシュレータ)
441a 中心孔
441b 凹溝
445 開口
447 凹部
448 突起
45a スピンドルモータの回転軸
45b モータ支持部(金属板)
45c フラットケーブル
46 ターンテーブル
46a センターハブ
46b 永久磁石
46c パッド
47 光ピックアップ(ピックアップ)
47a 対物レンズ
470 フレキシブルプリント基板
470a コネクタ
474 係合部(凹部)
476 開口遮蔽部材
476a 板状部材
476b 脚部
479 押さえ部材
48 光ピックアップ移動機構/スライド送り機構
480 スレッドモータ(DCモータ)
480a モータの回転軸
481 リードスクリュー
482a ウォームホイール
482b ピニオン
483 ラックギヤ
484 スライダ(移動手段)
485 ガイド棒
486 ヘッド支持台
487 ストッパ片(回転軸移動規制手段)
487a、487b 補強リブ(補強手段)
488 支持部材
489 固定板
50 ローディング機構
51 カム機構
52a、52b 突起
55 カム部材
55a 水平部
55b 垂直部
55c 係合部
55d ディスクトレイロック部
56a、56b 案内溝
58a、58b カム溝
581 上溝
582 傾斜溝
583 下溝
59 突起
60 駆動機構
61 ローディングモータ
61a 回転軸
62 ピニオンギヤ
63 第2ギヤ
64 第3ギヤ
64a 小ギヤ(太陽ギヤ)
64b 回転軸(公転軸)
65 作動ギヤ
65a 下側ギヤ
65b 上側ギヤ
66 遊星アーム
66a 回転部
66b 第1のアーム
66c 第2のアーム
67 回転軸(自転軸)
68 ピン
80 ディスククランパ
80a 本体部
80b フランジ部
81 支持部材
81a 開口
90 エマージェンシー排出機構

Claims (2)

  1. ディスクが載置されるようになっており、モータで回転駆動されるターンテーブルと、
    少なくとも前記ターンテーブルに載置されるディスクに記録された情報を再生するために、該ディスクの半径方向に移動自在に設けられたピックアップと、
    前記ターンテーブルと前記ピックアップとを備えたシャーシと、
    前記シャーシの下側に配置され、前記ピックアップに対する信号の入出力を行う電気回路などを備えた回路基板と、
    前記回路基板と前記ピックアップとを接続するフレキシブルプリント基板と、を備えたディスク駆動装置において、
    前記フレキシブルプリント基板と前記ピックアップとの接続個所に、前記フレキシブルプリント基板の前記ピックアップからの延出方向を規制し、所望の湾曲形状を与えるための押さえ部材を設け、該押さえ部材は、前記フレキシブルプリント基板の幅よりも若干広い幅の金属板から形成され、前記ピックアップの上面に固定された平板部と該平板部から斜め下側に延びる傾斜部とを有していることを特徴とするディスク駆動装置。
  2. 前記押さえ部材の前記傾斜部の先端は、略水平に折り曲げられていることを特徴とする請求項1記載のディスク駆動装置。
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