JPH0561852U - ローディング機構 - Google Patents

ローディング機構

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JPH0561852U
JPH0561852U JP818892U JP818892U JPH0561852U JP H0561852 U JPH0561852 U JP H0561852U JP 818892 U JP818892 U JP 818892U JP 818892 U JP818892 U JP 818892U JP H0561852 U JPH0561852 U JP H0561852U
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loading
base
pin
loading plate
pick base
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Application number
JP818892U
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English (en)
Inventor
範明 松島
Original Assignee
京セラ株式会社
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Publication of JPH0561852U publication Critical patent/JPH0561852U/ja
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  • Feeding And Guiding Record Carriers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 それが用いられる装置の組立性や操作応答性
を向上させることができるローディング機構を提供す
る。 【構成】 記録媒体の読取り等を行なうピックアップを
上下方向に移動させる第2移動手段が、前記ピックアッ
プを有しピンが設けられたピックベース32と、前記ピ
ンが嵌合して摺動する上下溝が形成され静止して設けら
れるフィードシャーシ31と、ピックベース32とフィ
ードシャーシ31との間に摺動自在に設けられ前記ピン
が嵌合して摺動する傾斜溝が形成され水平方向に移動す
ることによりピックベース32を上下移動させるローデ
ィングプレート37とを有し、前記ローディングプレー
ト37を、金属と接触して滑らかに摺動する材料により
形成すること。 【効果】 ローディングプレートとピックベースやフィ
ードシャーシとの間の摺動を円滑にすることができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は光ディスク装置、光磁気ディスク装置等の記録再生装置に関し、特に その記録媒体である光ディスクや光磁気ディスクを装置内にセットしたり装置外 に吐出したりするローディング機構に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のローディング機構としては、たとえば特公平3−8028号公報に記載 されたものがある。この従来のローディング機構は図10に示すように、記録媒 体であるディスクを収容するハウジング18を装置内にセットする場合は、ハウ ジング18のスタッド16を直立板12のL字形の溝14に沿ってまず水平方向 に移動させ、その後その溝14に沿って上下方向に降下するよう移動してから所 定位置にセットするよう構成されている。このような動作の駆動は、スタッド1 6が傾斜溝24に嵌合する可動板22が矢印方向に移動することにより行われる 。またハウジング18内のディスクを装置外に吐出する場合は、スタッド16が L字形の溝14を逆方向に、すなわち上下方向に上昇してから水平方向に移動す ることによりハウジング18を元の位置に戻してディスクが吐出される。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来のローディング機構においては、上述のように ハウジング18が水平方向と上下方向の二方向の移動の組合せにより装置へのセ ットと吐出が行われる構成となっているため、装置の組立て時の各部材の位置決 めが難しい他、ハウジング18を上下動させるためにハウジング18の中の記録 媒体重量や材質の違いにより負荷に差が発生し、その負荷が大きい場合はセット 時間や吐出時間が長くなって操作応答性を低下させるという問題があった。また 、各部材が金属により形成されることにより、各部材間の摺動部において摩擦が 大きくなって各部材間の円滑な摺動を阻害すると共に、前記摩擦が大きいことに より摩耗粉が生じてその円滑な摺動をさらに阻害するおそれや装置寿命を著しく 縮めるおそれがある。また前記摩擦により耳ざわりな騒音が発生するという問題 がある。さらに、このような問題を解決するためにスタッド16と板部材との間 にベアリングや樹脂製のワッシャ等を設けると、部品点数が増加してコストアッ プを招くことや作業工数を増やすという問題がある。そこで本考案は、上記問題 点を解決することを課題とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本考案によるローディング機構は、記録媒体を水 平方向に移動させる第1移動手段と、前記記録媒体の読取り等を行なうピックア ップを上下方向に移動させる第2移動手段とを備え、前記第2移動手段が、前記 ピックアップを有しピンが設けられたピックベースと、前記ピンが嵌合して摺動 する上下溝が形成され静止して設けられるフィードシャーシと、前記ピックベー スとフィードシャーシとの間に摺動自在に設けられ前記ピンが嵌合して摺動する 傾斜溝が形成され水平方向に移動することにより前記ピックベースを上下移動さ せるローディングプレートとを有し、前記ローディングプレートを、金属と接触 して滑らかに摺動する材料により形成することを構成とするものである。
【0005】
【作用】
このような構成のローディング機構は、記録媒体の読取り等を行うピックアッ プが第2移動手段により上下方向に移動するため、記録媒体は第1移動手段によ り水平方向に移動するだけでそのセットを完了させることができる。このため、 従来のローディング機構よりも組立て時の各部材の位置決めが容易であると共に 、記録媒体を上下動させる必要がないために、記録媒体の重量や材質の違いによ る負荷の差により、セット時間や吐出時間が長くなって操作応答性が低下するこ とも防止することができる。またローディングプレートを、金属と接触して滑ら かに摺動する材料により形成するため、ピックベースやフィードシャーシを金属 により形成しても、ローディングプレートとピックベースやフィードシャーシと の間の摺動部の摩擦が小さくなり、それらの間の摺動を円滑にすることができる と共に、前記摩擦が小さいことにより摩耗粉が生じることを防止することができ 、それにより寿命を向上できる。また前記摩擦により耳ざわりな騒音が発生する こともない。さらに、ベアリングや樹脂製のワッシャ等を設けることなく従来の 問題を解決できるため、それらを用いることによるコストアップ及び工数増を防 止することができる。
【0006】
【実施例】
以下、本考案の実施例について図面に基づいて説明する。図1〜図9は本考案 によるローディング機構の一実施例を示す図である。図1において、符号30は 光ディスク等の記録媒体が支持されたディスクトレイを収納するケースであり、 このケース30はフィードシャーシ31の上側で水平方向に移動する。符号32 は記録媒体の読取り、書込み又は消去を行うピックアップが設けられたピックベ ースであり、このピックベース32はフィードシャーシ31の下側で上下方向に 移動する。
【0007】 図2に示すように、ピックベース32には上述のようなピックアップ33が設 けられると共に、光ディスク等の記録媒体を回転駆動するスピンドルモータ34 が設けられている。ピックベース32の両側部にはピン36が設けられており、 このピン36は合成樹脂により形成されたローディングプレート37の溝37a に嵌合している。フィードシャーシ31はピックベース32及びローディングプ レート37を包み込むようにしてそれらの周囲に装着される。フィードシャーシ 31の両側の窓31aからはローディングプレート37の中央上面部が露出して おり、この中央上面部にはローディングベース38の両側部がビス39により係 止されている。
【0008】 図3に示すように、ピン36はローディングプレート37に傾斜して形成され た溝37aに嵌合すると共に、フィードシャーシ31に上下方向に形成された溝 31bにも嵌合している。このため、ローディングプレート37が図中左方に移 動しているときはピン36は傾斜している溝37aに押し下げられて図中下側に 位置するが(同図(a)参照)、ローディングプレート37が図中右方に移動し ているときは傾斜している溝37aに押し上げられて図中上側に位置するように なっている(同図(b)参照)。
【0009】 図4に示すように、ローディングプレート37はフィードシャーシ31の上下 方向の面と水平方向の面の2つの面に接触し、ピックベース32の上下方向の面 に接触して摺動するようになっている。前述したようにローディングプレート3 7は合成樹脂により形成されているため、フィードシャーシ31やピックベース 32が金属により形成されていてもそれらに接触して滑らかに摺動することがで きる。また図5に示すように、ピックベース32が上昇することによりピン41 がケース30内のディスクトレイ42を押上げ、ディスクトレイ42に支持され た光ディスクをスプリング43に押付けることにより、光ディスクとピックアッ プ33との間の距離を所定値に保つことができる。
【0010】 図6に示すように、フィードシャーシ31には表裏両面にカム溝が形成された カム車45が回転支持されて設けられ、このカム車45はギヤ45aを介してモ ータ(図示せず)により回転を駆動される。フィードシャーシ31にはカム車4 5と共に、ケース駆動レバー46及びローディングベース駆動レバー47がピン 48及び49の周りに回動自在に支持されている。ケース駆動レバー46にはカ ム車45の一方の面に形成されたカム溝51(図8参照)に嵌合するピン53が 設けられ、ローディングベース駆動レバー47にはカム車45の他方の面に形成 されたカム溝52(図9参照)に嵌合するピン54が設けられている。
【0011】 ケース駆動レバー46及びローディングベース駆動レバー47は、それらに設 けられたピン53及び54がカム車45のカム溝51及び52に沿って摺動する ことにより、それらのピン53及び54を介して回動する。ケース駆動レバー4 6の回動先端部46a(図7参照)にはケース30が連結され、ローディングベ ース駆動レバー47の回動先端部47a(図7参照)にはローディングベース3 8が連結される。このため、ケース駆動レバー46が回動するとケース30が直 線的に移動し、ローディングベース駆動レバー47が回動するとローディングベ ース38が直線的に移動する。ケース駆動レバー46およびケース30は第1移 動手段を構成し、ローディングベース駆動レバー47、ローディングベース38 、ローディングプレート37の傾斜している溝37a、フィードシャーシ31の 上下方向に形成された溝31bおよびピックベース32は第2移動手段を構成し ている。
【0012】 図8に示すようにカム車45のカム溝51は、半径が大きい範囲においてらせ ん形状を有し、半径が小さい範囲において単なる円形状を有しているのに対し、 図9に示すようにカム車45の裏側に形成されたカム溝52は、半径が大きい範 囲において円形状を有し、半径が小さい範囲においてらせん形状を有している。 このため、ピン53及び54がカム溝51及び52の半径外側部に初期位置を有 すると、カム車45の回転当初はケース駆動レバー46が回動を始め、この間は ローディングベース駆動レバー47は回動を停止している。そしてケース駆動レ バー46の回動が終了すると、ローディングベース駆動レバー47が回動を始め るようになっている。このため、ケース30とピックベース32の動作を時差を もって確実に行なうことができる。
【0013】 このような実施例においては、光ディスク等を載置したディスクトレイ42を ケース30内に装填してモータが回転すると、カム車45が回転してカム溝51 に沿って摺動するピン53を介してケース駆動レバー46が回動することにより 、ケース30はフィードシャーシ31上を水平方向に移動する。ケース30の移 動すなわちケース駆動レバー46の回動が終了すると今度は、カム溝52に沿っ て摺動するピン54を介してローディングベース駆動レバー47が回動すること により、ローディングベース38がやはり水平方向に移動する。ローディングベ ース38の移動によりローディングプレート37も一体的に水平方向に移動する が、このローディングプレート37の移動によりその溝37aが移動することに より、たとえば図3(a)に示すように移動前は下方にあったピン36が、溝3 7aにより押上げられて図3(b)に示すように上昇する。このことによりピン 36を有するピックベース32も上昇して、図5に示すようにそのピン41がデ ィスクトレイ42をスプリング43に押付けて、ピックベース32のピックアッ プ33と光ディスクとの距離を所定値に保つ。そしてこの状態でスピンドルモー タ34が光ディスクを回転させて、ピックアップ33により光ディスクに記録さ れるデータの読取り、書き込み又は消去を行う。ケース30内のディスクトレイ 42を装置外へ吐出するときは、カム車45を逆回転させることによりピックベ ース32を下降させた後、ケース30を水平方向の初期位置に後退させることに より行なわれる。
【0014】 なお上記実施例においては、ローディングプレート37を合成樹脂により形成 したが、金属と接触して滑らかに摺動する材料であれば、セラミックス等、他の どのような材料を用いてもよい。
【0015】
【考案の効果】
以上説明したように本考案によれば、記録媒体の読取り等を行うピックアップ が第2移動手段により上下方向に移動するため、記録媒体は第1移動手段により 水平方向に移動するだけでそのセットを完了させることができる。このため、従 来のローディング機構よりも組立て時の各部材の位置決めが容易であると共に、 記録媒体を上下動させる必要がないために、記録媒体の重量や材質の違いによる 負荷の差により、セット時間や吐出時間が長くなって操作応答性が低下すること も防止することができる。またローディングプレートを、金属と接触して滑らか に摺動する材料により形成するため、ピックベースやフィードシャーシを金属に より形成しても、ローディングプレートとピックベースやフィードシャーシとの 間の摺動部の摩擦が小さくなり、それらの間の摺動を円滑にすることができると 共に、前記摩擦が小さいことにより摩耗粉が生じることを防止することができる 。また前記摩擦により耳ざわりな騒音が発生することもない。さらに、ベアリン グや樹脂製のワッシャ等を設けることなく従来の問題を解決できるため、それら を用いることによるコストアップを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案によるローディング機構の一実施例を示
す概略図である。
【図2】ローディング機構のローディングベース38か
らピックベース32迄の構成を示す分解斜視図である。
【図3】ローディングベース38及びローディングプレ
ート37の動作を説明する図である。
【図4】図3におけるIV−IV断面図である。
【図5】ピックベース32が上昇したときのケース30
の断面図である。
【図6】ケース30およびローディングベース38を駆
動する駆動機構を示す断面図である。
【図7】図6に示す駆動機構のフィードシャーシ31を
除く分解斜視図である。
【図8】カム車45のカム溝51を示す平面図である。
【図9】カム車45のカム溝52を示す平面図である。
【図10】従来のローディング機構を示す分解斜視図で
ある。
【符号の説明】
30 ケース 31 フィードシャーシ 31a 窓 32 ピックベース 33 ピックアップ 34 スピンドルモータ 36 ピン 37 ローディングプレート 37a 溝 38 ローディングベース 39 ビス 41 ピン 42 ディスクトレイ 43 スプリング 45 カム車 45a ギヤ 46 ケース駆動レバー 47 ローディングベース駆動レバー 48,49 ピン 51,52 カム溝 53,54 ピン

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体を水平方向に移動させる第1移
    動手段と、前記記録媒体の読取り等を行なうピックアッ
    プを上下方向に移動させる第2移動手段とを備え、前記
    第2移動手段が、前記ピックアップを有しピンが設けら
    れたピックベースと、前記ピンが嵌合して摺動する上下
    溝が形成され静止して設けられるフィードシャーシと、
    前記ピックベースとフィードシャーシとの間に摺動自在
    に設けられ前記ピンが嵌合して摺動する傾斜溝が形成さ
    れ水平方向に移動することにより前記ピックベースを上
    下移動させるローディングプレートとを有し、前記ロー
    ディングプレートを、金属と接触して滑らかに摺動する
    材料により形成することを特徴とするローディング機
    構。
JP818892U 1992-01-28 1992-01-28 ローディング機構 Pending JPH0561852U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP818892U JPH0561852U (ja) 1992-01-28 1992-01-28 ローディング機構

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP818892U JPH0561852U (ja) 1992-01-28 1992-01-28 ローディング機構

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JPH0561852U true JPH0561852U (ja) 1993-08-13

Family

ID=11686330

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JP818892U Pending JPH0561852U (ja) 1992-01-28 1992-01-28 ローディング機構

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