JP2001118207A - 磁気ヘッド装置 - Google Patents

磁気ヘッド装置

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JP2001118207A
JP2001118207A JP29237599A JP29237599A JP2001118207A JP 2001118207 A JP2001118207 A JP 2001118207A JP 29237599 A JP29237599 A JP 29237599A JP 29237599 A JP29237599 A JP 29237599A JP 2001118207 A JP2001118207 A JP 2001118207A
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Toru Akiyama
透 秋山
Masaru Sakurai
勝 桜井
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Alps Alpine Co Ltd
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Alps Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の磁気ヘッドでは、コア半体をホルダで
保持し、ホルダおよびコア半体を接合し、その組立体を
ケース内に挿入していたので、コアの位置決め工程が煩
雑であり、また高精度な位置決めが困難であった。 【解決手段】 ホルダ10に複数の位置決め部23,5
1と、この位置決め部に対向する弾性押圧部24,52
が一体に形成されている。複数の磁気機能部材12,1
3,14のコア41,56を、前記位置決め部23,5
1と、弾性押圧部24,52との間に挿入することで、
各コア41,56を前記位置決め部23,51に正確に
位置決めできる。その結果、共通のホルダ10に対し複
数のコアの磁気ギャップを高精度に位置決めできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁気テープに対し
て磁気信号の記録および/または再生を行う磁気ヘッド
装置に係り、特にコアとコイルとから成る磁気機能部材
をホルダに簡単で且つ確実に位置決めできる磁気ヘッド
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の磁気テープ用の磁気ヘッド装置
は、コア半体を保持するホルダどうしを組み合わせて、
前記コア半体どうしの対向面で磁気ギャップを形成し、
このホルダどうしを板ばねなどで固定して、シールドケ
ースに収め樹脂により固定したものが主であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記従来の構
造の磁気ヘッド装置には以下に示す問題点がある。
【0004】(1)組立作業としての手順が、コア半体
をホルダに取付ける工程、ホルダを接合して板ばねで保
持する工程、ホルダをシールドケースに挿入する工程、
が必要になり、組立作業が煩雑である。さらに複数のコ
アおよびコイルを有するコンビネーションヘッドの場合
には、その組立作業がさらに煩雑になる。
【0005】(2)2つのホルダを合わせることでコア
半体を接合し、さらにこのホルダをシールドケースに組
み込んでいるため、コア半体の接合部に形成される磁気
ギャップを磁気ヘッド装置に位置決めする際の位置決め
精度を高くできない。特に、シールド内でのコアの位置
決めを、トラック幅方向、ギャップ長方向、ギャップデ
プス方向の全ての方向へ高精度に行うのが困難である。
【0006】(3)コア半体で形成される磁気ギャップ
とホルダとの相対位置を決めることはできるが、シール
ドケースに対する磁気ギャップの位置を高精度に決める
のは困難である。すなわち、コアおよびホルダをシール
ドケース内に挿入して位置決めしたときに、シールドケ
ースに対する磁気ギャップの位置決めに関してホルダな
どの部材の公差が累積することになる。特にシールドケ
ース内に複数のコアが収納されているコンビネーション
ヘッドでは、複数のコアで形成される磁気ギャップのそ
れぞれをシールドケースに対して高精度に位置決めする
のが困難である。
【0007】本発明は上記従来の課題を解決するもので
あり、ホルダに磁気機能部材を装着するだけで、ホルダ
に対してコアの位置決めを簡単で且つ高精度に行え、複
数の磁気機能部材を有する場合にもそれぞれのコアの位
置決めを確実にできる磁気ヘッド装置を提供することを
目的としている。
【0008】またホルダにケースを装着したときに、こ
のケースに対して磁気ギャップの位置を高精度に決める
ことができ、例えば複数の磁気ギャップが形成されるも
のである場合に、各磁気ギャップのそれぞれをケースに
対して高精度に決めることができる磁気ヘッド装置を提
供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、磁気ギャップ
を有するコアおよび前記コアに磁界を誘導しおよび/ま
たはコア内の磁界を検出するコイルを有する磁気機能部
材と、前記磁気機能部材が装着されるホルダと、前記磁
気機能部材を覆う状態で前記ホルダに固定され且つ前記
磁気ギャップを露出させる窓が形成されたケースとを有
する磁気ヘッド装置において、前記ホルダには、前記コ
アを位置決めする位置決め部と、弾性押圧部が設けら
れ、前記磁気機能部材が前記ホルダに装着されたとき
に、前記コアが前記弾性押圧部によって前記位置決め部
に弾圧されて位置決め可能とされていることを特徴とす
るものである。
【0010】このように、ホルダに位置決め部と弾性押
圧部が設けられ、磁気機能部材を構成するコアが前記位
置決め部材に押圧されて位置決め可能とされているた
め、磁気機能部材をホルダに挿入する簡単な作業で、ホ
ルダに対するコアの相対位置を高精度に決めることがで
きる。なお、本発明でのケースは、シールド機能を有す
るケースの場合もあるしシールド機能を有しない場合も
ある。例えば記録・再生用の磁気機能部材を覆うケース
の場合にはシールド機能を有することが好ましいが、消
去用の磁気機能部材を覆うケースの場合には特にシール
ド機能を必要としない場合がある。
【0011】また、前記ホルダが樹脂製であり、前記弾
性押圧部が前記ホルダと一体に成型されているものとす
ることが可能である。ホルダと弾性押圧部を樹脂で一体
に成型することで、ホルダと弾性押圧部材を一体の部品
として取り扱うことが可能である。
【0012】この場合、前記ホルダの前記磁気機能部材
が装着される側を前方としたときに、前記弾性押圧部は
前記ホルダの後部から前方へ向って延び、且つ前記弾性
押圧部の前記位置決め部に対向する対向部が、ホルダの
後部から前方へ向って前記位置決め部に接近する方向へ
傾斜して形成されており、前記ホルダには、前記傾斜し
た対向部からホルダの後部方向へ抜ける型抜き穴が形成
されているものとすることが好ましい。
【0013】弾性押圧部が前方に向って位置決め部側へ
傾斜していることにより、前記弾性押圧部によってコア
の前端側すなわち磁気ギャップに近い部分を位置決め部
に押圧することができ、位置決め部に対して磁気ギャッ
プを高精度に位置決めできる。また前記型抜き穴を設け
ることにより、前方へ傾斜する形状の前記弾性押圧部を
ホルダと一体に型で形成することが可能になる。
【0014】あるいは、前記ホルダが樹脂製であり、前
記弾性押圧部は金属の板ばね材料で形成されて、この弾
性押圧部が前記ホルダにインサート成型されて一体化さ
れているものであってもよい。
【0015】さらに、前記弾性押圧部には、コアを押圧
する対向部と、この対向部から枝別れした第2の対向部
が形成されており、前記ケースが前記第2の対向部によ
り弾圧された状態で前記ホルダに固定されているものと
することができる。
【0016】このように枝別れした弾性押圧部を用いる
と、この弾性押圧部により、コアの位置決めとケースの
保持の双方を可能にできる。
【0017】また、前記コイルはボビンに巻かれ、前記
ボビンが前記コアに装着されており、前記1個の磁気機
能部材の前記コアを弾圧する弾性押圧部は磁気ギャップ
のギャップ長方向に間隔を開けて一対設けられており、
前記ボビンは前記一対の弾性押圧部の間に隙間を介して
位置しあるいは一対の弾性部材で挟持されて、ボビンの
前記ギャップ長方向への動きが規制されているものとす
ることができる。
【0018】このように弾性押圧部によってボビンの動
きを規制することにより、コアに対するコイルの位置ず
れを防止でき、また特にコアに対してボビンが傾くのを
防止できるようになるため、磁気機能部材から発せられ
る記録磁界や磁気機能部材で検出可能な磁界の指向性に
傾きが発生するのを回避できる。
【0019】さらに、前記ケースがホルダに固定された
状態で、前記ケースの窓の縁部が前記コアの位置決め部
よりもわずかに弾性押圧部側に位置し、前記ケースが取
付けられた状態で、前記コアが前記弾性押圧部によって
前記窓の縁部に弾圧されてコアが位置決めされてもよ
い。
【0020】すなわち、本発明では、ホルダに位置決め
部と弾性押圧部が設けられていることにより、ホルダに
磁気機能部材を装着した時点で、コアとホルダとの位置
決めが可能であるが、さらに前記ホルダにケースを装着
したときに、コアがケースの窓の縁部で位置決めできる
ようになっている。よってケースに対してコアの磁気ギ
ャップを高精度に位置決めすることが可能になる。な
お、本発明では、コアがケースの窓の縁部で位置決めさ
れるのではなく、ホルダの前記位置決め部で位置決めさ
れたままの状態で、この位置決めされたコアがケースの
窓から露出するように構成してもよい。
【0021】また、前記ホルダには、コアを磁気ギャッ
プのギャップ長方向へ位置決めする横方向位置決め部
と、コアを前記横方向位置決め部に弾圧する横方向弾性
押圧部が設けられていることが好ましく、この場合に、
前記横方向弾性押圧部が、樹脂製のホルダと一体に成型
されているものであってもよいし、前記横方向弾性押圧
部が金属の板ばね材料で形成されており、この横方向弾
性押圧部が樹脂製のホルダにインサート成型されている
ものであってもよい。
【0022】さらに、前記ホルダには、前記コアを磁気
ギャップのギャップデプス方向へ位置決めする縦方向位
置決め部が設けられていることが好ましい。
【0023】このようにホルダに対してコアを2次元方
向さらには3次元方向へ位置決めすることが可能であ
る。
【0024】また、前記ホルダには、第1の磁気機能部
材と第2の磁気機能部材が、磁気ギャップがほぼ同一線
上に位置するように設置され、前記第1の磁気機能部材
のコアと第2の磁気機能部材のコアは、両コアの対向す
る側の面が前記位置決め部に当てられ、それぞれのコア
が前記弾性押圧部によって前記位置決め部に弾圧可能と
されているものであってもよい。
【0025】さらに、前記ホルダには、前記第1の磁気
機能部材の横に並ぶ第3の磁気機能部材が設置され、こ
の第3の磁気機能部材のコアも、前記ホルダに設けられ
た前記位置決め部および弾性押圧部により位置決めされ
ているものであってもよい。
【0026】このように複数の磁気機能部材を有するコ
ンビネーションヘッドの場合に、それぞれの磁気機能部
材のコアをホルダまたはケースに対して高精度に位置決
めすることも可能である。また第1の磁気機能部材のコ
アと第2の磁気機能部材のコアを、両コアの対向側を基
準として位置決めすることにより、2つの磁気ギャップ
の磁気テープに対する位置決め、および両磁気ギャップ
のアジマス角度のばらつきを最小限に抑えやすくなる。
【0027】
【発明の実施の形態】図1は本発明の磁気ヘッド装置の
一例としてVTR用のコンビネーションヘッドを示す分
解斜視図、図2はケースを除去した状態を示す正面図、
図3は図2の3−3線の断面図、図4は図2の4−4線
の断面図、図5はベース基板に位置決めされた状態を示
す斜視図、図6はベース基板に位置決めされた状態を示
す正面図、図7はその側面図、図8はホルダを形成する
型の一例を示す部分断面図、図9は本発明の他の実施の
形態を示す縦断面図である。
【0028】この磁気ヘッド装置は、合成樹脂製のホル
ダ10に対し、音声の記録・再生用の第1の磁気機能部
材12、コントロール信号の記録・再生用の第2の磁気
機能部材13および、消去用の第3の磁気機能部材14
が、全て同一方向から装着される。さらに、前記磁気機
能部材12,13,14がホルダ10に装着された後
に、前方から前記第1の磁気機能部材12および第2の
磁気機能部材13を覆うケース15と、前記第3の磁気
機能部材14を覆うケース16が装着される。
【0029】前記第1の磁気機能部材12と第2の磁気
機能部材13を覆うケース15はシールド機能を有する
ものが好ましい。ただし消去用の第3の磁気機能部材1
4を覆う前記ケース16は、シールド機能を有しないも
のであってもよい。
【0030】そして、前記磁気ヘッド装置は、ベース基
板17上において前記ホルダ10を基準として固定され
る。
【0031】前記ホルダ10は全体が合成樹脂製であ
る。図1および図2に示すように、前記ホルダ10は、
正面から見て右半分が、前記第1の磁気機能部材12と
第2の磁気機能部材13が装着される第1の装着領域2
1であり、左半分が前記第3の磁気機能部材14が装着
される第2の装着領域22である。
【0032】前記第1の装着領域21の上部には、横方
向(Y1−Y2方向;前記磁気テープの走行方向;磁気
ギャップのギャップ長方向)へ間隔を開けて一対の支持
壁31と32が一体に形成されている。この支持壁3
1,32の図示上部に位置決め部23,23が形成され
ている。また位置決め部23,23に対向する部分には
一対の弾性押圧部24,24がホルダ10と一体に形成
されている。前記弾性押圧部24,24は、前記位置決
め部23,23に対向する弾性変形可能な対向部24
a,24aと、この対向部24a,24aから枝別れし
た第2の対向部24b,24bを有している。
【0033】図3に示すように、前記弾性押圧部24,
24の対向部24a,24aは、ホルダ10のX2側の
後部から、第1の磁気機能部材12が装着される前方
(X1方向)に向けて延び、且つ前記前方(X1方向)
に行くにしたがって位置決め部23,23に近づくよう
に傾斜して形成されている。また図3に示すように、前
記ホルダ10には、前記の傾斜している対向部24a,
24aから後方へ抜ける型抜き穴10aが形成されてい
る。
【0034】対向部24a,24aが前方へいくにした
がって位置決め部23,23の方向へ傾斜していること
により、ホルダ10に装着されたコア41の前端側すな
わち磁気ギャップG1を形成する部分に近い部分を前記
対向部24a,24aによって弾圧することができる。
よって第1の磁気機能部材12の磁気ギャップ形成部分
を位置決め部23,23で高精度に位置決めできる。
【0035】図8は、前記ホルダ10をインジェクショ
ン成型する際に用いられる金型の一部分を断面図で示し
ている。第1の金型25には、前記型抜き穴10aおよ
び前記傾斜した対向面24a,24aを形成するための
入子25aが一体に形成されている。また第1の金型2
5と第2の金型26の合わせ部にはホルダ10を成型す
るためのキャビティ10Aが形成されるが、前記第2の
金型26には前記の枝別れした弾性押圧部24を形成す
るためのキャビティ24Aが形成されている。
【0036】前記キャビティ10A、24Aに樹脂が射
出された後に、第2の金型26がガイド金型27に沿っ
てX1方向へ離れることにより、第1の金型25と第2
の金型26がX1−X2方向へ型離れできる。前記入子
25aが設けられ、図3に示すように後端方向へ抜ける
型抜き穴10aが形成されることにより、前記のように
前方に行くにしたがって位置決め部23に向けて傾斜す
る対向部24a,24aを樹脂成型することが可能にな
る。
【0037】図1と図2に示すように、一方の前記支持
壁31には前記位置決め部23よりも図示上方に延びる
横方向位置決め部33が形成されており、他方の前記支
持壁32には、前記横方向位置決め部33に横方向(Y
方向)から対向する弾性変形可能な横方向弾性押圧部3
4が分離して形成されている。この実施の形態では、横
方向弾性押圧部34がホルダ10と一体に樹脂成型され
ているが、前記横方向弾性押圧部34が金属の板ばね材
料で形成されて、この横方向弾性押圧部34がホルダ1
0にインサート成型されて一体化されていてもよい。
【0038】さらに、図4にも示すように、前記横方向
位置決め部33と横方向弾性押圧部34との対向する部
分の内側には一対の縦方向位置決め部35,35が形成
されている。
【0039】前記第1の磁気機能部材12は、コア半体
41aと41aとが接合されて第1の磁気ギャップG1
が形成されたコア41と、このコア41に装着されたボ
ビン42と、前記ボビン42に巻かれたコイル43とか
ら構成されている。また前記ボビン42には後方(X2
方向)に延びる一対の端子44,44が設けられ、この
両端子44,44に、前記コイル43の巻線の両端部が
接続されている。また前記コア半体41aと41aは金
属の板ばね材料で形成された弾性クリップ45により弾
性的に保持されている。
【0040】図2、図3および図4は、ホルダ10に前
記第1の磁気機能部材12が取付けられた状態を示して
いる。前記第1の磁気機能部材12は、ホルダ10の前
方から後方(X2方向)へ挿入するだけで3次元方向へ
の位置決めが可能である。まず第1の磁気機能部材12
のコア41を、ホルダ10の位置決め部23,23と弾
性押圧部24,24との間に挿入する。このときコア4
1が縦方向位置決め部35,35に当たるまで第1の磁
気機能部材12を押し込むことにより、コア41のギャ
ップデプス方向(縦方向:X2方向)の位置を決めるこ
とができる。
【0041】また、コア41は、弾性押圧部24,24
の対向部24a,24aの弾性力によってZ1方向へ押
され、位置決め部23,23に弾圧するように押し付け
られる。その結果、コア41がトラック幅方向(Z1方
向)に位置決めされる。さらに、コア41は横方向弾性
押圧部34によりY2方向へ押され、コア41の側面が
横方向位置決め部33に弾圧されて、コア41が横方向
(ギャップ長方向)へ位置決めされる。
【0042】このようにして、第1の磁気機能部材12
のコア41は、位置決め部23,33および35により
3次元方向へ正確に位置決めされる。ここで、前記コア
41のコア半体41aとコア半体41aを保持している
弾性クリップ45による弾性保持力は、前記弾性押圧部
24,24の対向部24a,24aによる押圧力および
横方向弾性押圧部34による押圧力よりも十分に大きく
設定されている。したがって、コア41が前記対向部2
4a,24aおよび横方向弾性押圧部34の弾性押圧力
を受けても、コア半体41aとコア半体41aはクリッ
プ45により強固に保持されている。したがって、コア
半体41aとコア半体41aとがZ方向へ位置ずれした
り、あるいはコア半体41aとコア半体41aとが磁気
ギャップG1を境として互いにZ方向へ折れるように倒
れるなどの問題が生じない。
【0043】また図2に示すように、第1の磁気機能部
材12のボビン42は、前記一対の弾性押圧部24,2
4によって横方向(Y方向)の両側から挟まれて横方向
への動きが規制されている。前記一対の弾性押圧部2
4,24とボビン42の両側部との間に若干の隙間が形
成されていてもよいが、好ましくは、前記ボビン42は
前記弾性押圧部24と弾性押圧部24とでY方向の両側
方から弱い弾性力で保持される。よって、第1の磁気機
能部材12では、ボビン42およびコイル43が横方向
へ不要に動くことがなく、また傾くことがない。ボビン
42がZ線に対して傾くのを防止できることにより、コ
ア41に与える記録用磁界の指向性が傾いたり、または
コイル43によってコア41内の磁界を検出するときの
検出強度の指向性が傾くことを防止できる。
【0044】さらに、図3に示すように、第1の磁気機
能部材12のボビン42から後方へ延びる一対の端子4
4,44は、ホルダ10の後部に開口する小孔10b内
に挿入されてホルダ10の後方へ突出している。前記コ
ア41が位置決め部23,23に弾圧されてコア41の
Z1方向の位置が決められた状態で、前記端子44は、
前記小孔10bのZ1側(前記位置決め部23,23に
よる位置決め方向と逆の側)の縁部10b1に当たって
いる。またこの状態で、ボビン42の穴42a内に挿入
されている前記コア41は、前記穴42aのZ2側の縁
部42a1に当たっている。よって、第1の磁気機能部
材12では、コア41に対してボビン42がZ方向へが
たつくのを防止できる。
【0045】前記第2の磁気機能部材13は、第1の磁
気機能部材12とほぼ同じ構造である。すなわち第2の
磁気機能部材13も、コア半体41aとコア半体41a
との接合により第2の磁気ギャップG2が形成される。
またホルダ10の第1の装着領域21では、第1の磁気
機能部材12と第2の磁気機能部材13とがZ方向に対
称な向きで装着される。
【0046】ホルダ10の前記第1の装着領域21の下
部には、第2の磁気機能部材13を位置決めする機構
が、前記第1の磁気機能部材12を位置決めする機構と
上下に対称に形成されている。そして、第2の磁気機能
部材13は第1の磁気機能部材12と同じようにして位
置決めされる。すなわち、ホルダ10の第1の装着領域
21の下部には、前記第1の磁気機能部材12を位置決
めしたのと同様の、位置決め部23およびこれに対向す
る弾性押圧部24、横方向位置決め部33とこれに対向
する横方向弾性押圧部34、および縦方向位置決め部3
5が設けられている。
【0047】前記のように、上下対称に設けられた位置
決め機構により、第1の磁気機能部材12のコア41
は、位置決め部23にZ1方向へ押し付けられて位置決
めされ、第2の磁気機能部材13のコア41は、位置決
め部23にZ2方向へ押し付けられて位置決めされる。
すなわち第1の磁気機能部材12のコア41と第2の磁
気機能部材13のコア41は、互いに対向する側の側面
が位置決め基準として互いに位置決めされている。
【0048】よって、第1の磁気機能部材12のコア4
1により形成される第1の磁気ギャップG1と第2の磁
気機能部材13のコア41により形成される第2の磁気
ギャップG2は、トラック幅方向(Z方向)への相対位
置を互いに高精度に決めることが可能になっている。ま
たホルダ10において上下に位置する位置決め部23と
23を互いに平行になるように成型しておくことによ
り、磁気ギャップG1と磁気ギャップG2とのアジマス
角度のずれを最小限に抑えることができる。
【0049】また、第1の磁気機能部材12のコア41
と第2の磁気機能部材13のコア41は、共にY2方向
に位置する横方向位置決め部33,33に押し当てられ
て横方向に位置決めされている。よって、第1の磁気機
能部材12のコア41により形成される第1の磁気ギャ
ップG1と第2の磁気機能部材13のコア41により形
成される第2の磁気ギャップG2は、Y方向に互いに位
置ずれすることなく、両磁気ギャップG1とG2をほぼ
同一線上に一致させることが可能である。
【0050】さらに第1の磁気機能部材12のコア41
と、第2の磁気機能部材13のコアは、同じホルダ10
に形成された縦方向位置決め部35,35により、共に
ギャップデプス方向の相対位置を高精度に決めることが
可能である。
【0051】次に、ホルダ10の第2の装着領域22の
上部には、前記第3の磁気機能部材14を位置決めする
ための機構が設けられている。この位置決め機構は、第
1の磁気機能部材12および第2の磁気機能部材13を
位置決めする機構とほぼ同じである。
【0052】第2の装着領域22の上部には、Y方向に
間隔を開けた一対の位置決め部51,51、この位置決
め部51,51に対向する弾性押圧部52,52が一体
に形成されている。この弾性押圧部52,52は、コア
を押圧する対向部52a,52aと、この対向部52
a,52aから枝別れされた第2の対向部52b,52
bとが一体に成型されたものである。
【0053】また、位置決め部51の上方でY2側には
横方向位置決め部53が形成され、Y1側には、前記横
方向位置決め部53に対向する弾性変形可能な横方向弾
性押圧部54が設けられている。また図5に示すよう
に、前記横方向位置決め部53と横方向弾性押圧部54
との間では、ホルダ10の後部側に縦方向位置決め部5
5,55が形成されている。
【0054】前記第3の磁気機能部材14は消去用磁気
ヘッドであり、コア56は、センタコアピース56a
と、一対のサイドコアピース56b,56bが接合され
たものであり、2箇所に消去用の第3の磁気ギャップG
3が形成されている。またコア56にはボビン58が装
着されて、このボビン58に消去磁界を与えるためのコ
イル59が巻かれている。またボビン58から後方へ一
対の端子61,61が延びている。
【0055】この第3の磁気機能部材14もホルダ10
へ前方から装着することにより位置決めされる。すなわ
ち第3の磁気機能部材14のコア56は、弾性押圧部5
2の対向部52a,52aによって位置決め部51,5
1に押し付けられてZ1方向への位置決めがなされる。
またコア56が横方向弾性押圧部54によって横方向位
置決め部53に押し付けられて横方向(Y方向)の位置
決めがなされる。また図4に示す縦方向位置決め部5
5,55にコア56が押し付けられることにより、コア
56がギャップデプス方向へ位置決めされる。
【0056】また図2に示すように、第3の磁気機能部
材14のボビン58は、前記一対の弾性押圧部52,5
2の対向部52a,52aに挟まれ、ボビン58がコア
56に対して横方向(Y方向)へ動くのが防止され、ま
たボビン58が傾くのが防止されている。
【0057】上記のように、ホルダ10に対して、各磁
気機能部材12,13,14を前方から挿入するだけ
で、各磁気機能部材12,13,14のコアを3次元方
向へ位置決めすることができる。
【0058】図3ないし図7に示すように、ホルダ10
の第1の装着領域21にはケース15が被せられる。ケ
ース15はシールド機能を有するものが好ましく、例え
ばステンレススチール/パーマロイなどの磁性材料/ス
テンレススチールの3層構造、または表面(テープとの
摺動面)がステンレススチール、内面がパーマロイなど
の磁性材料の2層構造のものが使用される。図4に示す
ように、ケース15の裾部は、ホルダ10の前記支持壁
31と32の外側の基部に形成された溝部10c,10
d内に嵌着される。このとき、図3に示すように、ホル
ダ10の第1の装着領域21の上下に設けられた前記弾
性押圧部24の第2の対向部24bによってケース15
の上下壁が内面から弾圧され、これによりケース15が
上下方向(Z方向)へ動くことなく位置決めされてホルダ
10に強固に固定される。
【0059】ケース15の前面のテープ摺動面15Aに
は、第1の磁気機能部材12のコア41および第1の磁
気ギャップG1が露出する窓15aおよび、第2の磁気
機能部材13のコア41および磁気ギャップG2が露出
する窓15bが形成されている。
【0060】図3および図6に示すように、ケース15
がホルダ10に装着された状態で、ケース15の上側の
窓15aの下縁15a1が、ホルダ10の上側の位置決
め部23よりもややZ2側に位置し、下側の窓15bの
上縁15b1が、ホルダ10の下側の位置決め部23よ
りもややZ1側に位置している。よってケース15が装
着されると、第1の磁気機能部材12のコア41は、弾
性押圧部24の対向部24aによって上側の窓15aの
下縁15a1に押し付けられて位置決めされる。また、
第2の磁気機能部材13のコア41は、弾性押圧部24
の対向部24aによって下側の窓15bの上縁15b1
に押し付けられて位置決めされる。
【0061】このように、ケース15が装着される以前
では、第1磁気機能部材12と第2の磁気機能部材13
のコア41は、ホルダ10の位置決め部23によって位
置決めされているが、ケース15が装着された時点で
は、第1の磁気機能部材12のコア41と第2の磁気機
能部材13のコア41は、各窓15aと15bの対向側
の縁部15a1と15b1に押圧されて位置決めされ
る。よって、第1の磁気機能部材12のコア41で形成
される磁気ギャップG1と第2の磁気機能部材13のコ
ア41で形成される磁気ギャップG2は、ケース15に
対して高精度に位置決めされることになり、また両磁気
ギャップG1とG2の高さ方向(Z方向)の相対位置を
高精度に決めることができる。
【0062】また、ホルダ10の第2の装着領域22に
は、ケース16が装着される。このケース16はシール
ド機能を有していてもよいし、シールド機能を有しない
ステンレススチールで形成されていてもよい。ケース1
6の上下両面には突出片16aが形成されており、この
突出片16aがホルダ10の上下両面に弾圧されること
により、ホルダ10に対して前記ケース16が固定され
る。ケース16の上面側に突出する前記突出片16a
は、ホルダ10の上面から突出する突起10eと10e
との間に介入し、ホルダ10のY方向の位置決めがなさ
れている。
【0063】そしてケース16の上部には窓16bが形
成されており、ケース16がホルダ10に固定された状
態で、第3の磁気機能部材14のコア56および磁気ギ
ャップG3,G3が前記窓16bから露出する。
【0064】図5、図6および図7に示すように、ケー
ス15とケース16の上面にはシールド板62が取付け
られる。シールド板62の上面には開口部62aが形成
されており、前記ホルダ10の上面から突出する一対の
突起10e,10eが前記開口部62aの内縁に係止さ
れる。
【0065】また、シールド板62に側部折曲片63に
は一対の突起63a,63aが凹形成されており、シー
ルド板62の後部には後部折曲片64が設けられてい
る。図7に示すように、シールド板62が装着された状
態では、ホルダ10の側端部が、前記後部折曲片64と
前記突起63a,63aとで挟持され、シールド板62
が前後方向(X方向)へ位置決めされる。
【0066】前記のように、ホルダ10に各磁気機能部
材12,13および14が装着され、且つケース15と
16およびシールド板62が取付けられた磁気ヘッド装
置の組立体は、ベース基板17上に取付けられる。図2
に示すように、ホルダ10の下面には、ベース位置決め
部10f,10fが形成されており、このベース位置決
め部10f,10fが前記ベース基板17の上面に当接
してホルダ10が位置決めされる。このとき、前記ベー
ス位置決め部10f,10f以外の部分のホルダおよび
ケース15,16はベース基板17に当たらない。すな
わち、ベース基板17上において磁気ヘッド装置の組立
体は、ホルダ10を基準として位置決めされている。
【0067】よって、各磁気機能部材12,13,14
の磁気ギャップG1,G2,G3は、ベース基板17に
対し、ホルダ10の寸法精度にのみ依存した公差のみで
高精度に位置決めできる。
【0068】前記ベース基板17は金属板で形成されて
おり、この金属板のベース基板17から一対の保持片7
1,71が折り曲げ形成されている。この保持片71,
71によりケース15が弾性的に保持されているが、図
7に示すように、前記保持片71が、ホルダ10の段差
10gに当てられている。これによりホルダ10がベー
ス基板17に対して前後方向(X方向)へ位置決めされ
ている。
【0069】この磁気ヘッド装置は、前記ベース基板1
7が機器本体に取付けられる。前記のようにベース基板
17上にホルダ10が直接に位置決めされ、このホルダ
10に各磁気機能部材12,13,14の磁気ギャップ
G1,G2,G3が位置決めされているので、各磁気ギ
ャップG1,G2,G3は、機器本体に対して高精度に
位置決めされる。
【0070】図9は本発明の第2の実施の形態を示して
いる。この実施の形態では、弾性押圧部24B,24B
が金属板ばね材料により形成されている。この弾性押圧
部24B,24Bは樹脂製のホルダ10にインサート成
型されている。この弾性押圧部材24B,24Bには、
コア41を位置決め部23に対して押圧する対向部24
Baと、ケース15を押圧する第2の対向部23Bbが
折り曲げ形成されている。
【0071】なお、前記実施の形態では、例えば第1の
磁気機能部材12のコア半体41aと41aがトラック
幅方向(Z方向)へ同じ幅寸法であるが、両コア半体の
幅寸法が互いに相違していてもよい。この場合には、Y
方向に間隔を開けて配置された前記位置決め部23,2
3をZ方向に前記幅寸法の相違に応じて段差を付けて形
成すればよい。
【0072】
【発明の効果】以上のように本発明では、磁気機能部材
をホルダに挿入するだけで、各磁気機能部材のコアを位
置決めすることができる。また複数の全てのコアをホル
ダに共通に位置決めできる。さらにコアをケースの窓に
押圧することにより、ケースに対して、各コアの磁気ギ
ャップを高精度に位置決めすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の磁気ヘッド装置の一例としてVTR用
のコンビネーションヘッドを示す分解斜視図、
【図2】ケースが取付けられていない状態の正面図、
【図3】図2の3−3線の断面図、
【図4】図2の4−4線の断面図、
【図5】ケースおよびシールド板を取付け、且つベース
基板上に設置した状態の斜視図、
【図6】ケースおよびシールド板を取付け、ベース基板
上に設置した状態の正面図、
【図7】ケースおよびシールド板を取付け、ベース基板
上に設置した状態の側面図、
【図8】ホルダおよび弾性押圧部材を成型する金型の一
例を示す部分断面図、
【図9】他の実施の形態を示す縦断面図、
【符号の説明】
10 ホルダ 10a 型抜き穴 10e 突起 10f ベース位置決め部 12 第1の磁気機能部材 13 第2の磁気機能部材 14 第3の磁気機能部材 15 ケース 15a,15b 窓 15a1 下縁 15b1 上縁 16 ケース 16b 窓 17 ベース基板 21 第1の装着領域 22 第2の装着領域 23,51 位置決め部 24,52 弾性押圧部 24a,52a 対向部 24b,52b 第2の対向部 31,32 支持壁 33,53 横方向位置決め部 34,54 横方向弾性押圧部 35,55 縦方向位置決め部 41,56 コア 42,58 ボビン 43,59 コイル 44,61 端子 G1,G2,G3 磁気ギャップ 62 シールド板 71 保持片
フロントページの続き Fターム(参考) 5D032 DA04 DB05 DC02 DC12 FA02 5D054 AA01 BA44 BB08 BB24 BB25 BB31 BB35 5D093 AA01 AC12 AE01 EA09

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁気ギャップを有するコアおよび前記コ
    アに磁界を誘導しおよび/またはコア内の磁界を検出す
    るコイルを有する磁気機能部材と、前記磁気機能部材が
    装着されるホルダと、前記磁気機能部材を覆う状態で前
    記ホルダに固定され且つ前記磁気ギャップを露出させる
    窓が形成されたケースとを有する磁気ヘッド装置におい
    て、 前記ホルダには、前記コアを位置決めする位置決め部
    と、弾性押圧部が設けられ、前記磁気機能部材が前記ホ
    ルダに装着されたときに、前記コアが前記弾性押圧部に
    よって前記位置決め部に弾圧されて位置決め可能とされ
    ていることを特徴とする磁気ヘッド装置。
  2. 【請求項2】 前記ホルダが樹脂製であり、前記弾性押
    圧部が前記ホルダと一体に成型されている請求項1記載
    の磁気ヘッド装置。
  3. 【請求項3】 前記ホルダの前記磁気機能部材が装着さ
    れる側を前方としたときに、前記弾性押圧部は前記ホル
    ダの後部から前方へ向って延び、且つ前記弾性押圧部の
    前記位置決め部に対向する対向部が、ホルダの後部から
    前方へ向って前記位置決め部に接近する方向へ傾斜して
    形成されており、前記ホルダには、前記傾斜した対向部
    からホルダの後部方向へ抜ける型抜き穴が形成されてい
    る請求項2記載の磁気ヘッド装置。
  4. 【請求項4】 前記ホルダが樹脂製であり、前記弾性押
    圧部は金属の板ばね材料で形成されて、この弾性押圧部
    が前記ホルダにインサート成型されて一体化されている
    請求項1記載の磁気ヘッド装置。
  5. 【請求項5】 前記弾性押圧部には、コアを押圧する対
    向部と、この対向部から枝別れした第2の対向部が形成
    されており、前記ケースが前記第2の対向部により弾圧
    された状態で前記ホルダに固定されている請求項1ない
    し4のいずれかに記載の磁気ヘッド装置。
  6. 【請求項6】 前記コイルはボビンに巻かれ、前記ボビ
    ンが前記コアに装着されており、前記1個の磁気機能部
    材の前記コアを弾圧する弾性押圧部は磁気ギャップのギ
    ャップ長方向に間隔を開けて一対設けられており、前記
    ボビンは前記一対の弾性押圧部の間に隙間を介して位置
    しあるいは一対の弾性部材で挟持されて、ボビンの前記
    ギャップ長方向への動きが規制されている請求項1ない
    し5のいずれかに記載の磁気ヘッド装置。
  7. 【請求項7】 前記ケースがホルダに固定された状態
    で、前記ケースの窓の縁部が前記コアの位置決め部より
    もわずかに弾性押圧部側に位置し、前記ケースが取付け
    られた状態で、前記コアが前記弾性押圧部によって前記
    窓の縁部に弾圧されてコアが位置決めされる請求項1な
    いし6のいずれかに記載の磁気ヘッド装置。
  8. 【請求項8】 前記ホルダには、コアを磁気ギャップの
    ギャップ長方向へ位置決めする横方向位置決め部と、コ
    アを前記横方向位置決め部に弾圧する横方向弾性押圧部
    が設けられている請求項1ないし7のいずれかに記載の
    磁気ヘッド装置。
  9. 【請求項9】 前記横方向弾性押圧部が、樹脂製のホル
    ダと一体に成型されている請求項8記載の磁気ヘッド装
    置。
  10. 【請求項10】 前記横方向弾性押圧部が金属の板ばね
    材料で形成されており、この横方向弾性押圧部が樹脂製
    のホルダにインサート成型されている請求項8記載の磁
    気ヘッド装置。
  11. 【請求項11】 前記ホルダには、前記コアを磁気ギャ
    ップのギャップデプス方向へ位置決めする縦方向位置決
    め部が設けられている請求項1ないし10のいずれかに
    記載の磁気ヘッド装置。
  12. 【請求項12】 前記ホルダには、第1の磁気機能部材
    と第2の磁気機能部材が、磁気ギャップがほぼ同一線上
    に位置するように設置され、前記第1の磁気機能部材の
    コアと第2の磁気機能部材のコアは、両コアの対向する
    側の面が前記位置決め部に当てられ、それぞれのコアが
    前記弾性押圧部によって前記位置決め部に弾圧可能とさ
    れている請求項1ないし11のいずれかに記載の磁気ヘ
    ッド装置。
  13. 【請求項13】 前記ホルダには、前記第1の磁気機能
    部材の横に並ぶ第3の磁気機能部材が設置され、この第
    3の磁気機能部材のコアも、前記ホルダに設けられた前
    記位置決め部および弾性押圧部により位置決めされてい
    る請求項12記載の磁気ヘッド装置。
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