JP2806721B2 - 液晶表示装置およびその製法 - Google Patents

液晶表示装置およびその製法

Info

Publication number
JP2806721B2
JP2806721B2 JP4338579A JP33857992A JP2806721B2 JP 2806721 B2 JP2806721 B2 JP 2806721B2 JP 4338579 A JP4338579 A JP 4338579A JP 33857992 A JP33857992 A JP 33857992A JP 2806721 B2 JP2806721 B2 JP 2806721B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
liquid crystal
film
alignment
display device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP4338579A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH06186515A (ja
Inventor
聡 今井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Rohm Co Ltd
Original Assignee
Rohm Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Rohm Co Ltd filed Critical Rohm Co Ltd
Priority to JP4338579A priority Critical patent/JP2806721B2/ja
Publication of JPH06186515A publication Critical patent/JPH06186515A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2806721B2 publication Critical patent/JP2806721B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Liquid Crystal (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は液晶表示装置およびその
製法に関する。さらに詳しくは、配向膜などの印刷によ
り設けられる印刷層の位置決めマークが該印刷層の近辺
に設けられている液晶表示装置およびその製法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】図3に従来の液晶表示装置の配向膜やシ
ール剤層などが設けられた透明基板の平面図を示す。図
3において、たとえば透明なガラス基板21の表面にIT
O膜などにより電極膜(図示せず)が設けられ、その端
部がガラス基板21の端部に電極端子22として導出され、
電極膜上には液晶の分子の配向を定めるたとえばポリイ
ミドなどからなる配向膜23が印刷により設けられ、さら
にその周囲には同様に印刷によりシール剤層24が設けら
れている。そののち、2枚の透明基板がシール剤層24に
より接着され、切断線26により切断されて外側の部分は
廃棄されることにより、表示パネルが形成され、その間
隙に液晶材料が充填される。この配向膜23やシール剤層
24の印刷はガラス基板21の端部、すなわち表示パネルの
切断線26より外部に電極膜と同時に設けられたITO膜
または金属膜などからなるアライメントマーク25を基準
にして印刷版の位置合わせをして行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の液晶表示装置で
は、前述のように配向膜23やシール剤層24を印刷する際
に表示パネルより外の共通のアライメントマーク25を基
準にして印刷版の位置合わせを行うため、配向膜23やシ
ール剤層24と電極膜などとの相対的な位置関係が直接的
ではなく離れたアライメントマーク25を介して間接的に
決められ印刷されている。したがって印刷版の設計ミス
による寸法ミスや変形があっても、顕微鏡や投影器など
の精密な測定器を用い相互の位置関係を調べなければ配
向膜23やシール剤層24の電極膜などとの相対的な位置関
係が正しいか否かの判別ができない。また製造段階にお
いてアライメントマーク25が存在する部分が切り離され
てしまうため、製品検査の際の原因解析は困難である。
【0004】本発明はこのような状況に鑑み、印刷版の
位置合わせ作業および製品検査が簡易に、かつ、正確に
行なうことができる液晶表示装置およびその製法を提供
することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明による液晶表示装
置は、電極膜が設けられた2枚の透明基板のそれぞれの
前記電極膜側に配向膜が印刷され、かつ、2枚の透明基
板の一方にシール剤層が印刷され、前記2枚の透明基板
がスペーサを介して前記シール剤層により接着され、該
2枚の透明基板の間隙に液晶材料が充填されてなる液晶
表示装置であって、前記配向膜およびシール剤層が印刷
される前記透明基板の、前記シール剤層の印刷外周
の少なくとも一部に該シール剤層の位置決めマークが
設けられると共に、前記シール剤層の印刷部の内周部の
少なくとも一部に前記配向膜の位置決めマークが設けら
れてなることを特徴とする。
【0006】また本発明による液晶表示装置の製法は電
極膜、配向膜がそれぞれ設けられた2枚の透明基板が一
方の透明基板に設けられたシール剤層を介して接着さ
れ、その間隙に液晶材料が充填された液晶表示装置の製
法であって、前記配向膜およびシール剤層を印刷する前
のいずれかの工程で配向膜およびシール剤層の周縁部の
少なくとも一部で、かつ、表示パネル内に配向膜の位置
決めマークおよびシール剤層の位置決めマークを同時に
設け、該それぞれの位置決めマークを基準にして前記配
向膜およびシール剤層を設けることを特徴とするもので
ある。
【0007】
【作用】本発明によれば表示パネル内に加工位置を示す
位置決めマークがつけられているので、電極膜などとの
相対的な位置関係が正確に把握でき、印刷版の設計ミス
や変形なども直ちに判明できる。また、製造段階で表示
パネルの外周部が切り離されたのちでも、位置決めマー
クが残るため、製品完成後も加工位置の精度を検査する
ことができる。
【0008】
【実施例】図1は本発明の一実施例である液晶表示装置
の表示パネルの透明基板の角部分を示す説明図、図2は
本発明の液晶表示装置に用いられる位置決めマークの他
の例を示す説明図である。
【0009】図1において、ガラスまたはプラスチック
などからなる透明基板1に、たとえばITO膜などの透
明導電膜からなる電極膜のパターン(図示されていな
い)が形成され、さらにその上にたとえばポリイミド膜
などからなる配向膜3および配向膜3の周囲にたとえば
エポキシ樹脂などからなるシール剤層4が印刷により設
けられている。
【0010】配向膜3は両透明基板1間に充填された液
晶層の分子の方向を決めるもので、またシール剤層4は
表示パネルを構成する透明基板1の周縁部に沿って設け
られ、重ね合わされた透明基板1を接着する役割を果た
すもので、共に表示パネルひいては電極膜との相対的位
置関係が重要となる。本発明はこの配向膜3およびシー
ル剤層4の角部に、それぞれカギ形状の位置決めマーク
5a、5bが形成されている。これらの位置決めマーク
5a、5bはたとえば電極膜と同じITO膜などにより
電極膜と同時に形成されたり、薄膜トランジスタ(TF
T)などのメタル層、カラーマスクを設けるばあいのカ
ラーフィルター層、ブラックマスク層など、配向膜やシ
ール剤層を設ける工程の前に形成できるものであれば何
でもよい。この位置決めマークが設けられる場所は表示
パネルの有効表示領域ライン9の外側になるから、不透
明膜でも表示画像には影響しないからである。ただし、
電極膜を短絡しないように形成する必要がある。また、
この位置決めマークの形成は、電極膜やTFTなどを形
成する際に同時に同じ材料で設けることが、工程数が増
えないため好ましいが、別の材料で特別に設けてもよ
い。
【0011】さらに、図1の実施例では長方形の表示パ
ネルの1つの角部のみを示しているが、他の1〜3カ所
の角部またはそのあいだにも同様に設けることができ
る。このばあい位置決めマーク5a、5bがカギ形状の
ばあいは、他の3つの角部に位置決めマークが形成され
ていなくても位置合わせはできるが、加工精度を高める
ためには他の1〜3カ所にも位置決めマークが形成され
ているのが好ましい。
【0012】つぎに前述の表示パネルの製法について説
明する。
【0013】まずたとえばガラス基板からなる透明基板
1にたとえばITO膜からなる電極膜のパターンを形成
する。このITO膜のパターニングの際、配向膜の位置
決めマーク5aおよびシール剤層の位置決めマーク5b
を形成するようにITO膜を残す。つぎに配向膜の位置
決めマーク5aを基準として印刷版の位置合わせを行
い、たとえばポリイミドからなる配向膜3を電極膜のパ
ターンを覆うようにして透明基板1上に形成する。カラ
ーマスクやブラックマスクその他のオーバーコートなど
が配向膜3の前またはあとに設けられることもある。つ
ぎに、たとえばエポキシ樹脂からなるシール剤層4をシ
ール剤層の位置決めマーク5bを基準として印刷版の位
置合わせを行って形成する。2枚の透明基板1のうち、
他方の透明基板1にはシール剤層4は設けられなく、上
下透明基板1の電極膜を連結する銀点印刷がされるが、
この銀点の位置決めマークも同様にそれ以前の工程で形
成されるのが好ましい。このあと2枚の透明基板1をス
ペーサを介して電極膜形成部が対向するように重ね合わ
せてシール剤層4により接着したのち、表示パネルを切
り出し、2枚の透明基板1の間隙に液晶材料を封入す
る。
【0014】前述の製法ではシール剤層の位置決めマー
ク5bおよび配向膜の位置決めマーク5aの双方を同時
に電極膜形成時に電極膜と同じ材料で形成した。しかし
シール剤層の位置決めマーク5bを配向膜3形成時に配
向膜3と同じ材料で形成してもよい。すなわち、印刷層
の位置決めマークはその印刷層の加工工程以前の工程で
何らかの材料により形成されておればよいのである。
【0015】また前述の製法では印刷版の位置合わせを
行うばあいに表示パネル内の位置決めマーク5a、5b
のみを基準としたが、表示パネル外の透明基板1上に従
来例で示したようなアライメントマークを形成し、位置
決めマーク5a、5bとアライメントマークの双方を基
準として位置合わせを行ってもよい。
【0016】図1に示した実施例においては位置決めマ
ーク5a、5bはカギ形状である。しかし位置決めマー
クは印刷版の位置合わせの基準としての役割を果たせば
よいのであって、カギ形状に限定されない。図2にいろ
いろな形状の位置決めマーク7の例を示す。これはいず
れも印刷層8の隅の位置の基準となるものである。図2
(a)において位置決めマーク7は実施例と同じカギ形
状であるが、このばあい角部にRが施されている。この
ような形状にすることにより、静電気破壊に対し有利に
なるという利点がある。図2(b)に示された形状の位
置決めマーク7は互いに直交する2本の線分でありこれ
によって印刷層8の隅の位置が示されている。図2
(c)に示された形状の位置決めマーク7は破線からな
るカギ形状または長方形状である。位置決めマーク7が
電導膜で電極膜の短絡を避けるばあいに効果がある。こ
のばあい、長方形状に形成すれば、内部に印刷層8が収
まるように印刷版が位置決めされる。図2(d)に示さ
れた形状の位置決めマーク7は矢印形状であり矢印の先
端が印刷層8の隅を示す。図2(e)に示される形状の
位置決めマーク7は図1の実施例と同じカギ形状である
がこのばあい印刷層8の内側に位置決めマーク7が設け
られている。印刷層8が透けて位置決めマーク7を確認
できるばあいにはこの構造でもよい。
【0017】
【発明の効果】本発明によれば表示パネル内の印刷層を
設ける場所に位置決めマークがつけられているので、電
極膜などと印刷層との相対的位置関係が直ちに判定で
き、印刷版の位置合わせの精度および作業性が大幅に向
上する。また位置決めマークが製品完成後も表示パネル
内に残されるため、製品完成後の検査や不良解析の精度
および作業性も向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である液晶表示装置の透明基
板の角部を示す説明図である。
【図2】本発明の液晶表示装置に用いられる位置決めマ
ークの他の例を示す説明図である。
【図3】従来の液晶表示装置の透明基板の一例を示す説
明図である。
【符号の説明】
1 透明基板 3 配向膜 4 シール剤層 5a 配向膜の位置決めマーク 5b シール剤層の位置決めマーク 7 位置決めマーク 8 印刷層

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電極膜が設けられた2枚の透明基板のそ
    れぞれの前記電極膜側に配向膜が印刷され、かつ、2枚
    の透明基板の一方にシール剤層が印刷され、前記2枚の
    透明基板がスペーサを介して前記シール剤層により接着
    され、該2枚の透明基板の間隙に液晶材料が充填されて
    なる液晶表示装置であって、 前記配向膜およびシール剤層が印刷される前記透明基板
    の、前記シール剤層の印刷外周部の少なくとも一部
    該シール剤層の位置決めマークが設けられると共に、
    前記シール剤層の印刷部の内周部の少なくとも一部に前
    記配向膜の位置決めマークが設けられてなる液晶表示装
    置。
  2. 【請求項2】 電極膜、配向膜がそれぞれ設けられた2
    枚の透明基板が一方の透明基板に設けられたシール剤層
    を介して接着され、その間隙に液晶材料が充填された液
    晶表示装置の製法であって、 前記配向膜およびシール剤層を印刷する前のいずれかの
    工程で配向膜およびシール剤層の周縁部の少なくとも一
    で、かつ、表示パネル内に配向膜の位置決めマークお
    よびシール剤層の位置決めマークを同時に設け、該それ
    ぞれの位置決めマークを基準にして前記配向膜およびシ
    ール剤層を設けることを特徴とする液晶表示装置の製
    法。
JP4338579A 1992-12-18 1992-12-18 液晶表示装置およびその製法 Expired - Fee Related JP2806721B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4338579A JP2806721B2 (ja) 1992-12-18 1992-12-18 液晶表示装置およびその製法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4338579A JP2806721B2 (ja) 1992-12-18 1992-12-18 液晶表示装置およびその製法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06186515A JPH06186515A (ja) 1994-07-08
JP2806721B2 true JP2806721B2 (ja) 1998-09-30

Family

ID=18319506

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4338579A Expired - Fee Related JP2806721B2 (ja) 1992-12-18 1992-12-18 液晶表示装置およびその製法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2806721B2 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1222817C (zh) * 1999-03-08 2005-10-12 精工爱普生株式会社 液晶装置及其制造方法
JP5150000B2 (ja) * 2010-01-14 2013-02-20 シャープ株式会社 液晶表示パネル、液晶表示パネル用基板の検査方法
GB2510994B (en) * 2010-06-04 2014-12-31 Plastic Logic Ltd Edge detection
JP5705020B2 (ja) * 2011-05-13 2015-04-22 アルプス電気株式会社 入力装置及び入力装置の製造方法
CN103009776B (zh) * 2011-09-24 2017-09-22 宸鸿科技(厦门)有限公司 基板的贴合方法
JP2013219689A (ja) * 2012-04-11 2013-10-24 Sharp Corp 表示装置及びテレビジョン受信機

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5627112A (en) * 1979-08-10 1981-03-16 Omron Tateisi Electronics Co Production of optical display device
JPH04250416A (ja) * 1991-01-28 1992-09-07 Nec Corp 液晶素子の製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH06186515A (ja) 1994-07-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3022395B2 (ja) 液晶表示装置及びその製造方法
JPWO2008111214A1 (ja) 表示パネル、積層型表示素子及びその製造方法
US9606396B2 (en) Liquid crystal display apparatus and method of manufacturing the same
JP5278100B2 (ja) 電気光学装置及び電子機器
WO2014042062A1 (ja) 表示装置
JP3224421B2 (ja) アライメントマーク
JP2806721B2 (ja) 液晶表示装置およびその製法
KR100531590B1 (ko) 액정표시장치 및 액정표시장치의 제조방법
JP3899806B2 (ja) 電気光学装置の製造方法、電気光学装置および電子機器
JP2007121688A (ja) 液晶表示装置の製造方法
JPH1124079A (ja) 液晶表示装置
JP3538844B2 (ja) 液晶装置、液晶装置の製造方法及び電子機器
JP5017832B2 (ja) 電気光学装置、電気光学装置の製造方法及び電子機器
CN109637353B (zh) 显示基板及其制作方法、显示面板及其制作方法、装置
JP4474770B2 (ja) 電気光学装置および電子機器
JPH08184795A (ja) 印刷版及びそれを用いた液晶表示装置の製造方法
JPH11109656A (ja) アライメントマーク及びこれを用いた液晶素子とその製造方法
JP2530622B2 (ja) カラ−液晶表示装置
JP2002350888A (ja) 液晶パネルの製造方法
JP3733233B2 (ja) 液晶パネル、電子機器および液晶パネルの製造方法
JPH1138423A (ja) 液晶表示装置の製造方法および液晶表示装置
JP2006003561A (ja) 貼り合わせ基板
JP2002303843A (ja) 電気光学装置及びその製造方法、並びに電気光学装置を備える電子機器
JP3358484B2 (ja) 表示装置の製造方法及び製造装置、並びに表示素子のマーキング装置
JP4151340B2 (ja) スパッタ用メタルマスク

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees