JP2806414B2 - 電気機械変換アクチュエータおよび印字ヘッド - Google Patents
電気機械変換アクチュエータおよび印字ヘッドInfo
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- JP2806414B2 JP2806414B2 JP5200775A JP20077593A JP2806414B2 JP 2806414 B2 JP2806414 B2 JP 2806414B2 JP 5200775 A JP5200775 A JP 5200775A JP 20077593 A JP20077593 A JP 20077593A JP 2806414 B2 JP2806414 B2 JP 2806414B2
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Classifications
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41J—TYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
- B41J2/00—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
- B41J2/22—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of impact or pressure on a printing material or impression-transfer material
- B41J2/23—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of impact or pressure on a printing material or impression-transfer material using print wires
- B41J2/27—Actuators for print wires
- B41J2/295—Actuators for print wires using piezoelectric elements
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41J—TYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
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- B41J2/22—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of impact or pressure on a printing material or impression-transfer material
- B41J2/23—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of impact or pressure on a printing material or impression-transfer material using print wires
- B41J2/27—Actuators for print wires
- B41J2/28—Actuators for print wires of spring charge type, i.e. with mechanical power under electro-magnetic control
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- H—ELECTRICITY
- H02—GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
- H02N—ELECTRIC MACHINES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H02N2/00—Electric machines in general using piezoelectric effect, electrostriction or magnetostriction
- H02N2/02—Electric machines in general using piezoelectric effect, electrostriction or magnetostriction producing linear motion, e.g. actuators; Linear positioners ; Linear motors
- H02N2/04—Constructional details
- H02N2/043—Mechanical transmission means, e.g. for stroke amplification
-
- H—ELECTRICITY
- H10—SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H10N—ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H10N30/00—Piezoelectric or electrostrictive devices
- H10N30/50—Piezoelectric or electrostrictive devices having a stacked or multilayer structure
Landscapes
- Impact Printers (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ワイヤドットプリンタ
の印字ヘッドに用いる電気機械変換アクチュエータに関
し、また本発明は多数の印字ワイヤ要素の各々を電気機
械変換アクチュエータでもって駆動するようになった印
字ヘッドにも関する。
の印字ヘッドに用いる電気機械変換アクチュエータに関
し、また本発明は多数の印字ワイヤ要素の各々を電気機
械変換アクチュエータでもって駆動するようになった印
字ヘッドにも関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、ワイヤドットプリンタは
インパクプリンタの代表的なものであり、文字や記号等
が多数の印字ワイヤ要素を選択的に駆動することにより
ドットイメージとして形成されるものである。このよう
なワイヤドットプリンタはそのランニグコストが比較的
安いのでオフィスタイプのプリンタとして普及している
が、しかし印字速度が一層早くしかも作動寿命の長いワ
イヤドットプリンタに対する要望もある。
インパクプリンタの代表的なものであり、文字や記号等
が多数の印字ワイヤ要素を選択的に駆動することにより
ドットイメージとして形成されるものである。このよう
なワイヤドットプリンタはそのランニグコストが比較的
安いのでオフィスタイプのプリンタとして普及している
が、しかし印字速度が一層早くしかも作動寿命の長いワ
イヤドットプリンタに対する要望もある。
【0003】従来、印字ワイヤを駆動するアクチュエー
タとして、電磁駆動式のアクチュエータがワイヤドット
プリンタの印字ヘッドに使用されて来ているが、しかし
この種のアクチュエータは消費電力が大きく、またその
印字速度の更なる高速化の開発には限界がある。例え
ば、特開平1-110160 号公報および特開平1237156号公
報に開示されているように、印字ワイヤ要素を駆動する
別のアクチュエータとして、近年、圧電駆動式のアクチ
ュエータも開発されている。この種のアクチュエータは
多数の圧電素子をタイバンドでもって一体的に保持した
圧電素子積層体からなり、この圧電素子積層体は支持ブ
ロック部材に隣接して配置される。詳述すると、支持ブ
ロック部材は前方端および後方端を具備し、圧電素子積
層体は該前方端および該後方端からそれぞれ一体的に突
出した前方張出し部および後方張出し部の間に配置さ
れ、該圧電素子積層体の前方端は支持ブロック部材の前
方張出し部に傍らに位置させられ、また該圧電素子積層
体の後方端は支持ブロック部材の後方張出し部に固着さ
れる。圧電駆動式アクチュエータは更にアームレバーを
具備し、このアームレバーの一端は支持ブロック部材の
前方張出し部と圧電素子積層体の前方端とにそれぞれ固
着された2つの平行板ばね要素によって支持され、一方
該アームレバーの他端には印字ワイヤ要素が固定支持さ
れる。圧電素子積層体がその高さすなわち長さを増大す
るように電気的付勢されると、アームレバーと支持ブロ
ック部材の前方張出し部との間に延在する板ばね要素の
スパン長の中間点を中心として、該アームレバーが回動
させられ、これにより印字ワイヤ要素はドット記録を行
うべく前方ストロークで駆動され得る。圧電素子積層体
の電気的付勢が終了した後、印字ワイヤ要素は板バネ要
素の弾性力のために後方ストロークを行い、次いでその
初期位置に復帰する。以上のような配置構成によれば、
たとえ圧電素子積層体の高さすなわち長さの増分が非常
に小さいくとも(約10μm )、その増分はアームレバー
によって増幅され、印字ワイヤ要素はドット記録に必要
な数百ミクロンの前方ストロークを行うことができる。
タとして、電磁駆動式のアクチュエータがワイヤドット
プリンタの印字ヘッドに使用されて来ているが、しかし
この種のアクチュエータは消費電力が大きく、またその
印字速度の更なる高速化の開発には限界がある。例え
ば、特開平1-110160 号公報および特開平1237156号公
報に開示されているように、印字ワイヤ要素を駆動する
別のアクチュエータとして、近年、圧電駆動式のアクチ
ュエータも開発されている。この種のアクチュエータは
多数の圧電素子をタイバンドでもって一体的に保持した
圧電素子積層体からなり、この圧電素子積層体は支持ブ
ロック部材に隣接して配置される。詳述すると、支持ブ
ロック部材は前方端および後方端を具備し、圧電素子積
層体は該前方端および該後方端からそれぞれ一体的に突
出した前方張出し部および後方張出し部の間に配置さ
れ、該圧電素子積層体の前方端は支持ブロック部材の前
方張出し部に傍らに位置させられ、また該圧電素子積層
体の後方端は支持ブロック部材の後方張出し部に固着さ
れる。圧電駆動式アクチュエータは更にアームレバーを
具備し、このアームレバーの一端は支持ブロック部材の
前方張出し部と圧電素子積層体の前方端とにそれぞれ固
着された2つの平行板ばね要素によって支持され、一方
該アームレバーの他端には印字ワイヤ要素が固定支持さ
れる。圧電素子積層体がその高さすなわち長さを増大す
るように電気的付勢されると、アームレバーと支持ブロ
ック部材の前方張出し部との間に延在する板ばね要素の
スパン長の中間点を中心として、該アームレバーが回動
させられ、これにより印字ワイヤ要素はドット記録を行
うべく前方ストロークで駆動され得る。圧電素子積層体
の電気的付勢が終了した後、印字ワイヤ要素は板バネ要
素の弾性力のために後方ストロークを行い、次いでその
初期位置に復帰する。以上のような配置構成によれば、
たとえ圧電素子積層体の高さすなわち長さの増分が非常
に小さいくとも(約10μm )、その増分はアームレバー
によって増幅され、印字ワイヤ要素はドット記録に必要
な数百ミクロンの前方ストロークを行うことができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】圧電駆動式アクチュエ
ータの消費電力は電磁駆動式アクチュエータの消費電力
よりも小さく、また前者によって達成される印字速度も
後者によって達成される印字速度に比べて引けを取るこ
とはない。しかしながら、圧電駆動式アクチュエータに
は、それによって達成される印字速度を一層高めると
き、解決すべき問題が伴う。詳述すると、圧電駆動式ア
クチュエータにより印字速度を一層高めるためには、印
字ワイヤ要素の前方ストロークをその通常の前方ストロ
ークに比べて僅かに増大することが必要であるが、しか
しその僅かな前方ストロークの増大を得るためには圧電
駆動式アクチュエータに印加する電気エネルギを大巾に
増加しなければならない。この場合、印字ワイヤ要素は
電気エネルギの大巾な増加のためにシート紙等の印字媒
体を突き抜けて、該シート紙を損傷し得る。
ータの消費電力は電磁駆動式アクチュエータの消費電力
よりも小さく、また前者によって達成される印字速度も
後者によって達成される印字速度に比べて引けを取るこ
とはない。しかしながら、圧電駆動式アクチュエータに
は、それによって達成される印字速度を一層高めると
き、解決すべき問題が伴う。詳述すると、圧電駆動式ア
クチュエータにより印字速度を一層高めるためには、印
字ワイヤ要素の前方ストロークをその通常の前方ストロ
ークに比べて僅かに増大することが必要であるが、しか
しその僅かな前方ストロークの増大を得るためには圧電
駆動式アクチュエータに印加する電気エネルギを大巾に
増加しなければならない。この場合、印字ワイヤ要素は
電気エネルギの大巾な増加のためにシート紙等の印字媒
体を突き抜けて、該シート紙を損傷し得る。
【0005】また、圧電駆動式アクチュエータによって
印字の高速化が行われるとき、該圧電駆動式アクチュエ
ータに電気エネルギを印加する頻度が大きくなり、それ
に伴って印字ワイヤ要素の前方ストロークおよび後方ス
トロークも高速となる。この場合、印字ワイヤ要素の後
方ストロークも大きくなって、その初期位置を越えて後
方に移動することになる。その結果、アームレバーと支
持ブロックの前方張出し部との間に延在する板ばね要素
は引張り応力を受けるのに対して、アームレバーと圧電
素子積層体の前方端との間に延在する板ばね要素は圧縮
応力を受ける。かかる板ばね要素は引張り応力に対して
は強度を示すが、しかし圧縮応力に対しては破壊され易
い。このためアームレバーと圧電素子積層体の前方端と
の間に延在する板ばね要素の破壊が早めに起こることに
なる。
印字の高速化が行われるとき、該圧電駆動式アクチュエ
ータに電気エネルギを印加する頻度が大きくなり、それ
に伴って印字ワイヤ要素の前方ストロークおよび後方ス
トロークも高速となる。この場合、印字ワイヤ要素の後
方ストロークも大きくなって、その初期位置を越えて後
方に移動することになる。その結果、アームレバーと支
持ブロックの前方張出し部との間に延在する板ばね要素
は引張り応力を受けるのに対して、アームレバーと圧電
素子積層体の前方端との間に延在する板ばね要素は圧縮
応力を受ける。かかる板ばね要素は引張り応力に対して
は強度を示すが、しかし圧縮応力に対しては破壊され易
い。このためアームレバーと圧電素子積層体の前方端と
の間に延在する板ばね要素の破壊が早めに起こることに
なる。
【0006】更に、印字ワイヤ要素がその初期位置を越
えて後方に移動した際には、該印字ワイヤ要素はその振
動のために直ちに該初期位置に復帰され得ない。したが
って、印字ワイヤ要素がその初期位置に対して後方位置
にある状態で電気的に付勢されたとき、該印字ワイヤ要
素は充分な前方ストロークを行うことができず、この場
合には印字品質の低下を招くことになる。
えて後方に移動した際には、該印字ワイヤ要素はその振
動のために直ちに該初期位置に復帰され得ない。したが
って、印字ワイヤ要素がその初期位置に対して後方位置
にある状態で電気的に付勢されたとき、該印字ワイヤ要
素は充分な前方ストロークを行うことができず、この場
合には印字品質の低下を招くことになる。
【0007】したがって、本発明の第1の目的はワイヤ
ドットプリンタの印字ヘッドで用い得る電気機械変換ア
クチュエータであって、シート紙のような記録媒体に損
傷を与えることなく在来の圧電駆動式印字ヘッドに比べ
て更に印字速度を高め得るように構成された電気機械変
換アクチュエータを提供し、またそのような電気機械変
換アクチュエータを具備する印字ヘッドを提供すること
である。また、本発明の第2の目的はワイヤドットプリ
ンタの印字ヘッドで用い得る電気機械変換アクチュエー
タであって、その駆動機構を早期に破壊させることなく
印字速度を高速化し得る電気機械変換アクチュエータを
提供し、またそのような電気機械変換アクチュエータを
具備する印字ヘッドを提供することである。
ドットプリンタの印字ヘッドで用い得る電気機械変換ア
クチュエータであって、シート紙のような記録媒体に損
傷を与えることなく在来の圧電駆動式印字ヘッドに比べ
て更に印字速度を高め得るように構成された電気機械変
換アクチュエータを提供し、またそのような電気機械変
換アクチュエータを具備する印字ヘッドを提供すること
である。また、本発明の第2の目的はワイヤドットプリ
ンタの印字ヘッドで用い得る電気機械変換アクチュエー
タであって、その駆動機構を早期に破壊させることなく
印字速度を高速化し得る電気機械変換アクチュエータを
提供し、またそのような電気機械変換アクチュエータを
具備する印字ヘッドを提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の目的を達
成するために、本発明によるワイヤドットプリンタ用印
字ヘッドは、複数の電気機械変換アクチュエータを具備
し、各電気機械変換アクチュエータが電気機械変換素子
からなる積層体と、この積層体を2つのセクションに分
割すべく該積層体に介在させられる不活性要素とを包含
し、更に、前記電気機械変換アクチュエータの各々に組
み込まれた印字ワイヤ要素を具備し、この印字ワイヤ要
素が印字のために前記電気機械変換アクチュエータによ
って前方ストロークで駆動され、前記積層体の2つのセ
クションのうち、一方のセクションが前記印字ワイヤ要
素に比較的に大きな前方ストロークが加えられるように
ある時間から第1の時間(T1 )を越えて第2の時間
(T 2 )にわたって付勢され、他方のセクションが前記
印字ワイヤ要素に比較的に小さな前方ストロークが加え
られるように前記第1の時間(T 1 )から前記第2の時
間(T2 )にわたって付勢されるようにしたことを特徴
とする。
成するために、本発明によるワイヤドットプリンタ用印
字ヘッドは、複数の電気機械変換アクチュエータを具備
し、各電気機械変換アクチュエータが電気機械変換素子
からなる積層体と、この積層体を2つのセクションに分
割すべく該積層体に介在させられる不活性要素とを包含
し、更に、前記電気機械変換アクチュエータの各々に組
み込まれた印字ワイヤ要素を具備し、この印字ワイヤ要
素が印字のために前記電気機械変換アクチュエータによ
って前方ストロークで駆動され、前記積層体の2つのセ
クションのうち、一方のセクションが前記印字ワイヤ要
素に比較的に大きな前方ストロークが加えられるように
ある時間から第1の時間(T1 )を越えて第2の時間
(T 2 )にわたって付勢され、他方のセクションが前記
印字ワイヤ要素に比較的に小さな前方ストロークが加え
られるように前記第1の時間(T 1 )から前記第2の時
間(T2 )にわたって付勢されるようにしたことを特徴
とする。
【0009】本発明の第2の目的を達成するために、本
発明による電気機械変換アクチュエータは、支持ブロッ
クに沿って延び且つその一端部が該支持ブロックの一端
部に支持される電気機械変換素子からなる積層体と、該
支持ブロックの他端部及び該電気機械変換素子からなる
積層体の他端部にそれぞれ取りつけられた第1及び第2
の平行な板ばね要素と、該第1及び第2の平行な板ばね
要素の他端部に取りつけられ、該電気機械変換素子の電
気的付勢時に初期位置から作動位置に駆動され、該電気
機械変換手段の電気的滅勢時に前記作動位置から前記初
期位置に復帰するレバーアームと、前記作動位置から前
記初期位置に復帰する前記レバーアームを弾性的に規制
するための弾性的規制手段とを具備し、該弾性的規制手
段は、板ばね要素と、該板ばね要素の表裏に当接する当
接要素とを含み、前記板ばね要素の自由端側の前記当接
要素端部の位置を該板ばね要素の表裏で異なる位置とす
ることによって、前記レバーアームが前記作動位置から
前記初期位置に復帰する間は前記初期位置から前記作動
位置へ駆動される場合よりも前記レバーアームを一層強
力に規制することを特徴とする。さらに、本発明によれ
ば、かかる弾性的規制手段の代わりに、電気機械変換手
段の電気的滅勢時にレバーアームが印字位置から初期位
置に復帰する際に該レバーアームを初期位置で停止させ
るための一体型ストッパ手段を用いることもできる。こ
の場合、一体型ストッパ手段のストッパ面を保護するた
めの可撓性シートが設けられ、一体型ストッパ手段のス
トッパ面は可撓性シートに回転力を及ぼし得る歯付き面
として構成される。
発明による電気機械変換アクチュエータは、支持ブロッ
クに沿って延び且つその一端部が該支持ブロックの一端
部に支持される電気機械変換素子からなる積層体と、該
支持ブロックの他端部及び該電気機械変換素子からなる
積層体の他端部にそれぞれ取りつけられた第1及び第2
の平行な板ばね要素と、該第1及び第2の平行な板ばね
要素の他端部に取りつけられ、該電気機械変換素子の電
気的付勢時に初期位置から作動位置に駆動され、該電気
機械変換手段の電気的滅勢時に前記作動位置から前記初
期位置に復帰するレバーアームと、前記作動位置から前
記初期位置に復帰する前記レバーアームを弾性的に規制
するための弾性的規制手段とを具備し、該弾性的規制手
段は、板ばね要素と、該板ばね要素の表裏に当接する当
接要素とを含み、前記板ばね要素の自由端側の前記当接
要素端部の位置を該板ばね要素の表裏で異なる位置とす
ることによって、前記レバーアームが前記作動位置から
前記初期位置に復帰する間は前記初期位置から前記作動
位置へ駆動される場合よりも前記レバーアームを一層強
力に規制することを特徴とする。さらに、本発明によれ
ば、かかる弾性的規制手段の代わりに、電気機械変換手
段の電気的滅勢時にレバーアームが印字位置から初期位
置に復帰する際に該レバーアームを初期位置で停止させ
るための一体型ストッパ手段を用いることもできる。こ
の場合、一体型ストッパ手段のストッパ面を保護するた
めの可撓性シートが設けられ、一体型ストッパ手段のス
トッパ面は可撓性シートに回転力を及ぼし得る歯付き面
として構成される。
【0010】
【作用】以上の記載から明らかなように、本発明の第1
の目的を達成するための電気機械変換アクチュエータお
よびそれを用いるワイヤドットプリンタ用印字ヘッドに
あっては、多数の電気機械変換要素から構成される積層
体にはそれを2つのセクションに分割すべく不活性要素
が介在させられて、該2つのセクションが個別に電気的
に付勢され得るように構成される。したがって、積層体
の一方のセクションの電気的付勢によって得られる該積
層体の高さすなわち長さの増分に更に付加的な増分を与
える場合、その付加的な増分については該積層体の他方
のセクションに低電気エネルギを印加することにより得
られる。
の目的を達成するための電気機械変換アクチュエータお
よびそれを用いるワイヤドットプリンタ用印字ヘッドに
あっては、多数の電気機械変換要素から構成される積層
体にはそれを2つのセクションに分割すべく不活性要素
が介在させられて、該2つのセクションが個別に電気的
に付勢され得るように構成される。したがって、積層体
の一方のセクションの電気的付勢によって得られる該積
層体の高さすなわち長さの増分に更に付加的な増分を与
える場合、その付加的な増分については該積層体の他方
のセクションに低電気エネルギを印加することにより得
られる。
【0011】本発明の第2の目的を達成するための電気
機械変換アクチュエータ及びワイヤドットプリンタ用印
字ヘッドにあっては、レバーアームの後方ストローク時
に該印字ワイヤは弾性的規制手段あるいは一体型ストッ
パ手段によってその初期位置に規制あるいは停止される
ので、レバーアームの後方ストローク時に該レバーアー
ムがその初期位置を越えて後方に移動することが緩和あ
るいは阻止される。
機械変換アクチュエータ及びワイヤドットプリンタ用印
字ヘッドにあっては、レバーアームの後方ストローク時
に該印字ワイヤは弾性的規制手段あるいは一体型ストッ
パ手段によってその初期位置に規制あるいは停止される
ので、レバーアームの後方ストローク時に該レバーアー
ムがその初期位置を越えて後方に移動することが緩和あ
るいは阻止される。
【0012】
【実施例】図1にはワイヤドットプリンタの一部が概略
的に示され、このプリンタは本発明を実施し得る圧電駆
動式印字ヘッド10を具備する。印字ヘッド10はキャ
リヤ12に搭載支持され、このキャリヤ12はガイドバ
ー14上い摺動自在に装着される。ガイドバーはプリン
タの側方フレーム16間に延在しかつ該側方フレーム1
6によって支持される。プリンタの作動中、印字ヘッド
10を搭載したキャリヤ12はそこに連結された無端駆
動ベルト17によってガイドバー14に沿って移動させ
られる。ワイヤドットプリンタは双方の側方フレーム1
6によって回転自在に支持されかつガイドバー14と平
行に配置されたプラテン18と、双方側方フレーム間に
延在した支持部材上に着脱自在に搭載されたインクリボ
ンカセット20とを具備する。インクリボンカセット2
0内には無端インクリボンが収容され、そのインクリボ
ンの一部22は図1に示すようにインクリボンカセット
20から露出されかつ印字ヘッド10とプラテン18と
の間のスペースを走行させられる。プリンタの印字作動
時、図1で二点鎖線で示すシート紙がプラテン18とイ
ンクリボンの露出部分22との間を通過させられる。
的に示され、このプリンタは本発明を実施し得る圧電駆
動式印字ヘッド10を具備する。印字ヘッド10はキャ
リヤ12に搭載支持され、このキャリヤ12はガイドバ
ー14上い摺動自在に装着される。ガイドバーはプリン
タの側方フレーム16間に延在しかつ該側方フレーム1
6によって支持される。プリンタの作動中、印字ヘッド
10を搭載したキャリヤ12はそこに連結された無端駆
動ベルト17によってガイドバー14に沿って移動させ
られる。ワイヤドットプリンタは双方の側方フレーム1
6によって回転自在に支持されかつガイドバー14と平
行に配置されたプラテン18と、双方側方フレーム間に
延在した支持部材上に着脱自在に搭載されたインクリボ
ンカセット20とを具備する。インクリボンカセット2
0内には無端インクリボンが収容され、そのインクリボ
ンの一部22は図1に示すようにインクリボンカセット
20から露出されかつ印字ヘッド10とプラテン18と
の間のスペースを走行させられる。プリンタの印字作動
時、図1で二点鎖線で示すシート紙がプラテン18とイ
ンクリボンの露出部分22との間を通過させられる。
【0013】図2に詳細に示すように、印字ヘッド10
は適当な金属例えばスチールから形成された環状ハウジ
ング24を具備し、この環状ハウジング24はその外方
側壁から突出した放熱フィン26と、その前方側環状端
部の内側縁から内方に延びた内側フランジ28とを有す
る。また、印字ヘッド20はハウジング24の内側フラ
ンジ28に固着されたディスク状板30を具備し、この
ディスク状板30にはノーズ部材32が一体的に形成さ
れる。ハウジング24の他方の環状端部には印刷回路基
板24が固着され、その間には適当なゴムシート36が
介在させられる。
は適当な金属例えばスチールから形成された環状ハウジ
ング24を具備し、この環状ハウジング24はその外方
側壁から突出した放熱フィン26と、その前方側環状端
部の内側縁から内方に延びた内側フランジ28とを有す
る。また、印字ヘッド20はハウジング24の内側フラ
ンジ28に固着されたディスク状板30を具備し、この
ディスク状板30にはノーズ部材32が一体的に形成さ
れる。ハウジング24の他方の環状端部には印刷回路基
板24が固着され、その間には適当なゴムシート36が
介在させられる。
【0014】例えば,印字ヘッド10は24個の圧電駆
動式アクチュエータ38を包含し、これらアクチュエー
タはハウジング24内に収容され、しかもその内側壁面
に沿って等間隔に環状形に配置される。図3に詳細に示
すように、各圧電駆動式アクチュエータ38は圧電素子
積層体40からなり、この圧電素子積層体40はタイバ
ンド42でもって一体的に保持された多数の圧電素子か
ら形成される。圧電素子積層体40は支持ブロック部材
44に隣接して配置され、しかも該支持ブロック部材4
4によって部分的に支持される。詳述すると、支持ブロ
ック部材44は前方端および後方端を具備し、圧電素子
積層体40は該前方端および該後方端からそれぞれ一体
的に突出した前方張出し部44aおよび後方張出し部4
4bの間に配置される。このとき圧電素子積層体40の
前方端にはブロック片46が固着され、このブロック片
46は支持ブロック部材44の前方端44aの傍らに配
置される。一方、圧電素子積層体40の他端すなわち後
方端は支持ブロック部材44の後方張出し部44bに螺
着された螺子48の一端に固着される。図2に示すよう
に、支持ブロック部材44はハウジング24の内側フラ
ンジ28にリング部材50を介して固定支持される。
動式アクチュエータ38を包含し、これらアクチュエー
タはハウジング24内に収容され、しかもその内側壁面
に沿って等間隔に環状形に配置される。図3に詳細に示
すように、各圧電駆動式アクチュエータ38は圧電素子
積層体40からなり、この圧電素子積層体40はタイバ
ンド42でもって一体的に保持された多数の圧電素子か
ら形成される。圧電素子積層体40は支持ブロック部材
44に隣接して配置され、しかも該支持ブロック部材4
4によって部分的に支持される。詳述すると、支持ブロ
ック部材44は前方端および後方端を具備し、圧電素子
積層体40は該前方端および該後方端からそれぞれ一体
的に突出した前方張出し部44aおよび後方張出し部4
4bの間に配置される。このとき圧電素子積層体40の
前方端にはブロック片46が固着され、このブロック片
46は支持ブロック部材44の前方端44aの傍らに配
置される。一方、圧電素子積層体40の他端すなわち後
方端は支持ブロック部材44の後方張出し部44bに螺
着された螺子48の一端に固着される。図2に示すよう
に、支持ブロック部材44はハウジング24の内側フラ
ンジ28にリング部材50を介して固定支持される。
【0015】支持ブロック部材44の後方張出し部44
bにはコネクタ52が取り付けられ、このコネクタ52
は図2に示すように印刷回路基板34に挿通させられた
一対の連結ピン54を有する。一対の連結ピン54は一
対のリード線56を介して圧電素子積層体40の正負の
電極端子に電気的に接続される。また、図2に示すよう
に、印刷回路基板34にはマルチコネクタ58が搭載さ
れ、このマルチコネクタ58には多数の連結ピン60が
設けられる。マルチコネクタ58の多数の連結ピン60
は可撓性の平坦ケーブル(図示されない)を介してワイ
ヤドットプリンタの制御回路基板(図示されない)に電
気的に接続される。勿論、マルチコネクタ58の連結ピ
ン60のそれぞれは印刷回路基板34に形成された回路
パターンを介して24個のコネクタ52の連結ピン54
に接続され、これにより24個の圧電素子積層体40が
プリンタの制御回路基板に設けられた駆動電源回路によ
って選択的に付勢され得る。
bにはコネクタ52が取り付けられ、このコネクタ52
は図2に示すように印刷回路基板34に挿通させられた
一対の連結ピン54を有する。一対の連結ピン54は一
対のリード線56を介して圧電素子積層体40の正負の
電極端子に電気的に接続される。また、図2に示すよう
に、印刷回路基板34にはマルチコネクタ58が搭載さ
れ、このマルチコネクタ58には多数の連結ピン60が
設けられる。マルチコネクタ58の多数の連結ピン60
は可撓性の平坦ケーブル(図示されない)を介してワイ
ヤドットプリンタの制御回路基板(図示されない)に電
気的に接続される。勿論、マルチコネクタ58の連結ピ
ン60のそれぞれは印刷回路基板34に形成された回路
パターンを介して24個のコネクタ52の連結ピン54
に接続され、これにより24個の圧電素子積層体40が
プリンタの制御回路基板に設けられた駆動電源回路によ
って選択的に付勢され得る。
【0016】図3に最もよく図示するように、圧電駆動
式アクチュエータ38は更にアームレバー62を具備
し、このアームレバー62の外側端部はそこに固着され
た2つの平行板ばね要素64および66を介して支持ブ
ロック部材44および圧電素子積層体40によって支持
される。詳述すると、外側板ばね要素64の両端部はア
ームレバー62の外側端部と支持ブロック部材44の前
方張出し部44aとに固定連結され、また内側板ばね要
素64の両端部はアームレバー62の外側端部と圧電素
子積層体40のブロック片46とに固定連結される。ア
ームレバー62の内側端部には図3に示すように印字ワ
イヤ要素68が固定され、この印字ワイヤ要素68は図
2に示すようにディスク状板30およびノーズ部材32
を貫通して延在し、このとき該印字ワイヤ要素86の自
由端68aは図2に示すようにノーズ部材26の前方面
32aから突出する。
式アクチュエータ38は更にアームレバー62を具備
し、このアームレバー62の外側端部はそこに固着され
た2つの平行板ばね要素64および66を介して支持ブ
ロック部材44および圧電素子積層体40によって支持
される。詳述すると、外側板ばね要素64の両端部はア
ームレバー62の外側端部と支持ブロック部材44の前
方張出し部44aとに固定連結され、また内側板ばね要
素64の両端部はアームレバー62の外側端部と圧電素
子積層体40のブロック片46とに固定連結される。ア
ームレバー62の内側端部には図3に示すように印字ワ
イヤ要素68が固定され、この印字ワイヤ要素68は図
2に示すようにディスク状板30およびノーズ部材32
を貫通して延在し、このとき該印字ワイヤ要素86の自
由端68aは図2に示すようにノーズ部材26の前方面
32aから突出する。
【0017】圧電素子積層体40がその高さすなわち長
さを増大するように電気的付勢されると、アームレバー
62は外側板ばね要素64のスパン長の中間点を中心と
して図3の矢印Aの方向に回動させられ、これにより印
字ワイヤ要素68はドット記録を行うべく前方ストロー
クで駆動され得る。圧電素子積層体40の電気的付勢が
終了した後、印字ワイヤ要素68は板バネ要素64およ
び66の弾性力のために後方ストロークを行い、次いで
図3に示すような初期位置に復帰する。以上のような配
置構成によれば、たとえ圧電素子積層体の高さすなわち
長さの増分が非常に小さいくとも(約10μm )、その増
分はアームレバー62によって増幅され、印字ワイヤ要
素はドット記録に必要な数百ミクロンの前方ストローク
を行うことができる。
さを増大するように電気的付勢されると、アームレバー
62は外側板ばね要素64のスパン長の中間点を中心と
して図3の矢印Aの方向に回動させられ、これにより印
字ワイヤ要素68はドット記録を行うべく前方ストロー
クで駆動され得る。圧電素子積層体40の電気的付勢が
終了した後、印字ワイヤ要素68は板バネ要素64およ
び66の弾性力のために後方ストロークを行い、次いで
図3に示すような初期位置に復帰する。以上のような配
置構成によれば、たとえ圧電素子積層体の高さすなわち
長さの増分が非常に小さいくとも(約10μm )、その増
分はアームレバー62によって増幅され、印字ワイヤ要
素はドット記録に必要な数百ミクロンの前方ストローク
を行うことができる。
【0018】なお、24本の印字ワイヤ要素の自由端6
8aはノーズ部材32の前方面32aにおいて所定のピ
ッチで二列に平行に配列され、このとき一方の列に含ま
れる自由端68aは他方の列に含まれる自由端68aに
対して該ピッチの半分だけずらされる。すなわち、その
半ピッチは印字ヘッド10によってドットイメージ記録
を行う際のドットピッチとなる。
8aはノーズ部材32の前方面32aにおいて所定のピ
ッチで二列に平行に配列され、このとき一方の列に含ま
れる自由端68aは他方の列に含まれる自由端68aに
対して該ピッチの半分だけずらされる。すなわち、その
半ピッチは印字ヘッド10によってドットイメージ記録
を行う際のドットピッチとなる。
【0019】本発明の第1の局面は上述したような圧電
駆動式印字ヘッドにおいてシート紙等の記録媒体に損傷
を及ぼすことなく印字速度を更に高めることに向けれ
る。本発明の第1の局面によれば、図4および図5に示
すように、圧電素子積層体40はそこに介在する不活性
要素70によって2つのセクション40aおよび40b
に分割される。セクション40aの終端は最外端要素7
2とされ、不活性要素70と該最外端要素72との間に
は多数の圧電素子PEが含まれる。セクション40aは
互いに隣接した2つの圧電素子PE間に形成された電極
層を包含し、更に不活性要素70とそれに隣接する圧電
素子PEとの間にも、また最外端要素72とそれに隣接
する圧電素子PEとの間にも付加的な電極層が形成され
る。同様に、セクション40bの終端は最外端要素74
とされ、不活性要素70と該最外端要素74との間には
多数の圧電素子PEが含まれる。セクション40bは互
いに隣接した2つの圧電素子PE間に形成された電極層
を包含し、更に不活性要素70とそれに隣接する圧電素
子PEとの間にも、また最外端要素74とそれに隣接す
る圧電素子PEとの間にも付加的な電極層が形成され
る。図5に示すように、圧電素子積層体40の対向側面
の一方には多数のターミナル76aが形成され、またそ
の他方の側面にも多数のターミナル76bが形成され
る。ターミナル76aおよびターミナル76bのそれぞ
れは電極層に交互に電気的に接続される。ターミナル7
6aは単一の導体層78によって互いに電気的に接続さ
れ、該導体層78はリード線56に電気的に接続され
る。セクション40aに含まれるターミナル76bはそ
の該当側面上に形成された導体層80によって互いに電
気的に接続され、該導体層80はリード線56bに電気
的に接続される。同様に、セクション40bに含まれる
ターミナル76bはその該当側面上に形成された導体層
82によって互いに電気的に接続され、該導体層82は
付加的なリード線56cに電気的に接続される。
駆動式印字ヘッドにおいてシート紙等の記録媒体に損傷
を及ぼすことなく印字速度を更に高めることに向けれ
る。本発明の第1の局面によれば、図4および図5に示
すように、圧電素子積層体40はそこに介在する不活性
要素70によって2つのセクション40aおよび40b
に分割される。セクション40aの終端は最外端要素7
2とされ、不活性要素70と該最外端要素72との間に
は多数の圧電素子PEが含まれる。セクション40aは
互いに隣接した2つの圧電素子PE間に形成された電極
層を包含し、更に不活性要素70とそれに隣接する圧電
素子PEとの間にも、また最外端要素72とそれに隣接
する圧電素子PEとの間にも付加的な電極層が形成され
る。同様に、セクション40bの終端は最外端要素74
とされ、不活性要素70と該最外端要素74との間には
多数の圧電素子PEが含まれる。セクション40bは互
いに隣接した2つの圧電素子PE間に形成された電極層
を包含し、更に不活性要素70とそれに隣接する圧電素
子PEとの間にも、また最外端要素74とそれに隣接す
る圧電素子PEとの間にも付加的な電極層が形成され
る。図5に示すように、圧電素子積層体40の対向側面
の一方には多数のターミナル76aが形成され、またそ
の他方の側面にも多数のターミナル76bが形成され
る。ターミナル76aおよびターミナル76bのそれぞ
れは電極層に交互に電気的に接続される。ターミナル7
6aは単一の導体層78によって互いに電気的に接続さ
れ、該導体層78はリード線56に電気的に接続され
る。セクション40aに含まれるターミナル76bはそ
の該当側面上に形成された導体層80によって互いに電
気的に接続され、該導体層80はリード線56bに電気
的に接続される。同様に、セクション40bに含まれる
ターミナル76bはその該当側面上に形成された導体層
82によって互いに電気的に接続され、該導体層82は
付加的なリード線56cに電気的に接続される。
【0020】作動において、図6のグラフに示すよう
に、セクション40aおよび40bの一方だけが時間0
から時間T1 に亙って付勢され、これにより印字ワイヤ
要素68は通常の前方ストロークS1 で駆動される。そ
れから、このセクションは時間T 1 を越えて時間T 2 ま
で付勢され続け、他方のセクション40aまたは40b
が時間T 1 から時間T2 に亙って付勢され、これにより
通常の前方ストロークS1 にその増分(S 2 − S 1 )
が加えられる。したがって、圧電駆動式印字ヘッド10
の印字速度を一層高めることが可能であるが、しかし他
方のセクション40aまたは40bに初めて印加される
べき電気エネルギは非常に小さく、このためシート紙P
への印字ワイヤ要素68に突抜けは阻止され得る。
に、セクション40aおよび40bの一方だけが時間0
から時間T1 に亙って付勢され、これにより印字ワイヤ
要素68は通常の前方ストロークS1 で駆動される。そ
れから、このセクションは時間T 1 を越えて時間T 2 ま
で付勢され続け、他方のセクション40aまたは40b
が時間T 1 から時間T2 に亙って付勢され、これにより
通常の前方ストロークS1 にその増分(S 2 − S 1 )
が加えられる。したがって、圧電駆動式印字ヘッド10
の印字速度を一層高めることが可能であるが、しかし他
方のセクション40aまたは40bに初めて印加される
べき電気エネルギは非常に小さく、このためシート紙P
への印字ワイヤ要素68に突抜けは阻止され得る。
【0021】図7には図5に示した圧電素子積層体40
の変形実施例が示され、この変形実施例は図5の実施例
と以下の点を除けば同様なものである。すなわち、図7
の変形実施例では、セクション40aに含まれるターミ
ナル76aが圧電素子積層体40の該当側面に形成され
た導体層78aによって互いに接続され、またセクショ
ン40bに含まれるターミナル76aが圧電素子積層体
40の該当側面に形成された導体層78bによって互い
に接続される。なお、導体層78aおよび78bはそれ
ぞれリード線56a′および56a″に電気的に接続さ
れる。
の変形実施例が示され、この変形実施例は図5の実施例
と以下の点を除けば同様なものである。すなわち、図7
の変形実施例では、セクション40aに含まれるターミ
ナル76aが圧電素子積層体40の該当側面に形成され
た導体層78aによって互いに接続され、またセクショ
ン40bに含まれるターミナル76aが圧電素子積層体
40の該当側面に形成された導体層78bによって互い
に接続される。なお、導体層78aおよび78bはそれ
ぞれリード線56a′および56a″に電気的に接続さ
れる。
【0022】先に述べたように、図3に示すような圧電
駆動式アクチュエータ38によって印字速度を一層高め
るためには、圧電素子積層体40に比較的大きな電気エ
ネルギを印加して、印字ワイヤ要素68の前方ストロー
クを通常の前方ストロークよも僅かに大きくすることが
必要である。すなわち、圧電素子積層体40の高さすな
わち長さの増分δ(図8)は通常の印字速度で印字を行
う場合に比べて幾分大きくしなければならない。勿論、
この場合には、アームレバー38の回動運動、すなわち
図8で実線でもって示す初期位置から図8で破線でもっ
て示す回動位置に到る回動運動も通常の印字速度の場合
に比べて大きくなる。このため圧電素子積層体40への
電気的付勢が終了したとき、印字ワイヤ要素68の後方
ストロークも大きくなって、該印字要素68は図9で破
線でもって示すようにその初期位置を越えて後方側に移
動する。この場合、アームレバー62と支持ブロック4
4の前方張出し部44aとの間に延在する板ばね要素6
4は引張り応力を受けるのに対して、アームレバー62
と圧電素子積層体40のブロック片46との間に延在す
る板ばね要素66は圧縮応力を受ける。このような板ば
ね要素は引張り応力に対しては強度を示すが、しかし圧
縮応力に対しては破壊され易い。このため板ばね要素6
6の破壊が早めに起こることになる。
駆動式アクチュエータ38によって印字速度を一層高め
るためには、圧電素子積層体40に比較的大きな電気エ
ネルギを印加して、印字ワイヤ要素68の前方ストロー
クを通常の前方ストロークよも僅かに大きくすることが
必要である。すなわち、圧電素子積層体40の高さすな
わち長さの増分δ(図8)は通常の印字速度で印字を行
う場合に比べて幾分大きくしなければならない。勿論、
この場合には、アームレバー38の回動運動、すなわち
図8で実線でもって示す初期位置から図8で破線でもっ
て示す回動位置に到る回動運動も通常の印字速度の場合
に比べて大きくなる。このため圧電素子積層体40への
電気的付勢が終了したとき、印字ワイヤ要素68の後方
ストロークも大きくなって、該印字要素68は図9で破
線でもって示すようにその初期位置を越えて後方側に移
動する。この場合、アームレバー62と支持ブロック4
4の前方張出し部44aとの間に延在する板ばね要素6
4は引張り応力を受けるのに対して、アームレバー62
と圧電素子積層体40のブロック片46との間に延在す
る板ばね要素66は圧縮応力を受ける。このような板ば
ね要素は引張り応力に対しては強度を示すが、しかし圧
縮応力に対しては破壊され易い。このため板ばね要素6
6の破壊が早めに起こることになる。
【0023】本発明の第2の局面は圧電駆動式印字ヘッ
ドの駆動機構を早期に破壊させることなく該圧電駆動式
印字ヘッドで印字速度を一層高めることに向けられる。
本発明の第2の局面によれば、圧電駆動式アクチュエー
タは印字ワイヤ要素68の後方ストロークを弾性的に規
制するための弾性的規制手段を包含する。図10に示す
実施例では、弾性的規制手段はコイルばね要素84から
なり、このコイルばね84は圧電素子積層体40のブロ
ック片46とアームレバー62との間のスペース内に設
けられかつ板ばね要素66に対して内側に位置させられ
る。コイルばね要素84の両端はそれぞれブロック片4
6およびアームレバー62に固着される。このような構
成によれば、印字ワイヤ要素68の後方ストローク中、
アームレバー62の後方移動はコイルばね要素84によ
って弾性的に規制されて制動され、このため板ばね要素
66の早期の破壊が阻止され得る。また、アームレバー
62の振動も直ちに減衰され、このために印字ワイヤ要
素68は速やかにその初期位置に戻ることが可能であ
る。
ドの駆動機構を早期に破壊させることなく該圧電駆動式
印字ヘッドで印字速度を一層高めることに向けられる。
本発明の第2の局面によれば、圧電駆動式アクチュエー
タは印字ワイヤ要素68の後方ストロークを弾性的に規
制するための弾性的規制手段を包含する。図10に示す
実施例では、弾性的規制手段はコイルばね要素84から
なり、このコイルばね84は圧電素子積層体40のブロ
ック片46とアームレバー62との間のスペース内に設
けられかつ板ばね要素66に対して内側に位置させられ
る。コイルばね要素84の両端はそれぞれブロック片4
6およびアームレバー62に固着される。このような構
成によれば、印字ワイヤ要素68の後方ストローク中、
アームレバー62の後方移動はコイルばね要素84によ
って弾性的に規制されて制動され、このため板ばね要素
66の早期の破壊が阻止され得る。また、アームレバー
62の振動も直ちに減衰され、このために印字ワイヤ要
素68は速やかにその初期位置に戻ることが可能であ
る。
【0024】図11に示す別の実施例では、弾性的規制
手段はブロック片46の突起部46aによって片持ち梁
の態様で支持された板ばね要素86と、アームレバー6
2から突出しかつ該板ばね要素86の自由端に固定連結
されたワイヤ要素88とからなる。また、図12に示す
別の実施例では、弾性的規制手段はアームレバー62の
突起部62aによって片持ち梁の態様で支持された板ば
ね要素90と、ブロック片46から突出しかつ該板ばね
要素90の自由端に固定連結されたワイヤ要素92とか
らなる。図13に示す更に別の実施例では、弾性的規制
手段はブロック片46の角部に固着されたL字形板ばね
要素94と、アームレバー62から突出しかつ該L字形
板ばね要素94の自由端に固定連結されたワイヤ要素9
6とからなる。図13に示すように、ブロック片46の
前方面には凹部46bが形成され、L字形板ばね要素9
4を貫通して突出した該ワイヤ要素96の自由端が該凹
部46b内に収容される。
手段はブロック片46の突起部46aによって片持ち梁
の態様で支持された板ばね要素86と、アームレバー6
2から突出しかつ該板ばね要素86の自由端に固定連結
されたワイヤ要素88とからなる。また、図12に示す
別の実施例では、弾性的規制手段はアームレバー62の
突起部62aによって片持ち梁の態様で支持された板ば
ね要素90と、ブロック片46から突出しかつ該板ばね
要素90の自由端に固定連結されたワイヤ要素92とか
らなる。図13に示す更に別の実施例では、弾性的規制
手段はブロック片46の角部に固着されたL字形板ばね
要素94と、アームレバー62から突出しかつ該L字形
板ばね要素94の自由端に固定連結されたワイヤ要素9
6とからなる。図13に示すように、ブロック片46の
前方面には凹部46bが形成され、L字形板ばね要素9
4を貫通して突出した該ワイヤ要素96の自由端が該凹
部46b内に収容される。
【0025】図14に示す更に別の実施例では、弾性的
規制手段はブロック片46およびアームレバー62の間
に設けられかつそれらに固着された略U字形板ばね要素
98からなる。その変形実施例として、略U字形板ばね
要素98の代わりに、図15に示すように、楕円形板ば
ね要素98′が用いられてもよい。また、図16に示す
更に別の実施例では、弾性的規制手段はブロック片46
に形成されたボア46c内に収容されたコイルばね要素
100と、レバーアーム62から突出しかつ該コイルば
ね要素100に連結されたピン要素102とからなり、
コイルばね100に対するピン要素102の連結は該ピ
ン要素102の自由端に一体的に形成された小ディスク
板を介して行われる。
規制手段はブロック片46およびアームレバー62の間
に設けられかつそれらに固着された略U字形板ばね要素
98からなる。その変形実施例として、略U字形板ばね
要素98の代わりに、図15に示すように、楕円形板ば
ね要素98′が用いられてもよい。また、図16に示す
更に別の実施例では、弾性的規制手段はブロック片46
に形成されたボア46c内に収容されたコイルばね要素
100と、レバーアーム62から突出しかつ該コイルば
ね要素100に連結されたピン要素102とからなり、
コイルばね100に対するピン要素102の連結は該ピ
ン要素102の自由端に一体的に形成された小ディスク
板を介して行われる。
【0026】更に図17に示す実施例では、弾性的規制
手段はブロック部材44の突起44cによって片持ち梁
の態様で支持された板ばね要素104と、アームレバー
62から突出しかつ該板ばね要素104の自由端に固定
連結されたワイヤ要素106とからなる。図17に示す
ように、この弾性的規制手段はブロック部材44とアー
ムレバー62の最外方端部との間に設けられるが、しか
し上述した種々の実施例の場合と同様に印字ワイヤ要素
68の後方ストロークの際にアームレバー62の後方移
動を板ばね要素104によって規制して制動することが
できる。
手段はブロック部材44の突起44cによって片持ち梁
の態様で支持された板ばね要素104と、アームレバー
62から突出しかつ該板ばね要素104の自由端に固定
連結されたワイヤ要素106とからなる。図17に示す
ように、この弾性的規制手段はブロック部材44とアー
ムレバー62の最外方端部との間に設けられるが、しか
し上述した種々の実施例の場合と同様に印字ワイヤ要素
68の後方ストロークの際にアームレバー62の後方移
動を板ばね要素104によって規制して制動することが
できる。
【0027】図18から図20は本発明の第2の局面に
従って構成された好適実施例を示す図である。図18に
示された実施例は図11の実施例と類似したものであ
る。すなわち、弾性的規制手段はブロック片46の突起
部46a′によって片持ち梁の態様で支持された板ばね
要素86′と、アームレバー62から突出しかつ該板ば
ね要素86′の自由端に固定連結されたワイヤ要素8
8′とからなる。しかしながら、この実施例は図18に
示すように突起部材46a′に段部を形成した点を特徴
とし、これによりアームレバー62の後方移動は一層強
力に規制されかつ制動される。詳述すると、アームレバ
ー62の前方移動では、板ばね要素86′には突起部材
46a′の段部のために比較的長い撓み長が与えられる
が、しかしアームレバー62の後方移動時に突起部材4
6a′の段部によって許容され得る撓み長は短いものと
なる。
従って構成された好適実施例を示す図である。図18に
示された実施例は図11の実施例と類似したものであ
る。すなわち、弾性的規制手段はブロック片46の突起
部46a′によって片持ち梁の態様で支持された板ばね
要素86′と、アームレバー62から突出しかつ該板ば
ね要素86′の自由端に固定連結されたワイヤ要素8
8′とからなる。しかしながら、この実施例は図18に
示すように突起部材46a′に段部を形成した点を特徴
とし、これによりアームレバー62の後方移動は一層強
力に規制されかつ制動される。詳述すると、アームレバ
ー62の前方移動では、板ばね要素86′には突起部材
46a′の段部のために比較的長い撓み長が与えられる
が、しかしアームレバー62の後方移動時に突起部材4
6a′の段部によって許容され得る撓み長は短いものと
なる。
【0028】図19に示された実施例は図12の実施例
と類似したものである。すなわち、弾性的規制手段はア
ームレバー62の突起部62a′によって片持ち梁の態
様で支持された板ばね要素90′と、ブロック片46か
ら突出しかつ該板ばね要素90の自由端に固定連結され
たワイヤ要素92′とからなる。図18の実施例の場合
と同様に、この実施例も図19に示すように突起部材4
6a′に段部を形成した点を特徴とし、これによりアー
ムレバー62の後方移動は一層強力に規制されかつ制動
される。
と類似したものである。すなわち、弾性的規制手段はア
ームレバー62の突起部62a′によって片持ち梁の態
様で支持された板ばね要素90′と、ブロック片46か
ら突出しかつ該板ばね要素90の自由端に固定連結され
たワイヤ要素92′とからなる。図18の実施例の場合
と同様に、この実施例も図19に示すように突起部材4
6a′に段部を形成した点を特徴とし、これによりアー
ムレバー62の後方移動は一層強力に規制されかつ制動
される。
【0029】図20に示された実施例は図17の実施例
と類似したものである。すなわち、弾性的規制手段はブ
ロック部材44の突起44c′によって片持ち梁の態様
で支持された板ばね要素104′と、アームレバー62
から突出しかつ該板ばね要素104′の自由端に固定連
結されたワイヤ要素106′とからなる。図18の実施
例の場合と同様に、この実施例も図20に示すように突
起部材44c′に段部を形成した点を特徴とし、これに
よりアームレバー62の後方移動は一層強力に規制され
かつ制動される。
と類似したものである。すなわち、弾性的規制手段はブ
ロック部材44の突起44c′によって片持ち梁の態様
で支持された板ばね要素104′と、アームレバー62
から突出しかつ該板ばね要素104′の自由端に固定連
結されたワイヤ要素106′とからなる。図18の実施
例の場合と同様に、この実施例も図20に示すように突
起部材44c′に段部を形成した点を特徴とし、これに
よりアームレバー62の後方移動は一層強力に規制され
かつ制動される。
【0030】図21ないし図24には本発明の第3の局
面に従って構成された圧電駆動式印字ヘッドの別の実施
例が示される。参照符号108で全体的に示された圧電
駆動式印字ヘッドは二重壁環状部材110を具備し、こ
の二重壁環状部材110内には環状中空スペース112
が形成される。環状中空スペース112内には24個の
圧電駆動式アクチュエータ114が環状に配置され、各
圧電駆動式アクチュエータ114は上述の圧電素子積層
体40と実質的に同じ態様で構成された圧電素子積層体
116からなる。圧電素子積層体116はその前方端に
固着されたブロック片118と、その後方端に固着され
たベースブロック片120とを包含する。圧電素子積層
体116のベースブロック片120は二重壁環状部材1
10の底部に固着され、該ベースブロック片120には
圧電素子積層体116を電気的に付勢するための一対の
リード線124が設けられる。リード線124は二重壁
環状部材110の底部に形成された孔を通して延びて駆
動電源回路に接続され、該駆動電源回路はプリンタの制
御回路基板に設けらる。図21および図22から明らか
なように、24個のブロック片126が二重壁環状部材
110の前方環状フランジ110aに沿って環状に配置
され、このときブロック片126のそれぞれは圧電素子
積層体112のブロック片118に隣接して該前方環状
フランジ110aに対して固着される。各圧電駆動式ア
クチュエータ114はアームレバー128を具備し、こ
のアームレバー128の外側端は2つの平行板ばね要素
130および132を介して隣接ブロック片118およ
び126によって支持され、また該アームレバー128
の内側端にはそこに固定された印字ワイヤ要素134が
設けられる。以上に述べた構成は図2および図3のもの
と実質的には同じであるので、印字ワイヤ要素134は
上述した印字ワイヤ要素68と同様な態様で駆動され
る。
面に従って構成された圧電駆動式印字ヘッドの別の実施
例が示される。参照符号108で全体的に示された圧電
駆動式印字ヘッドは二重壁環状部材110を具備し、こ
の二重壁環状部材110内には環状中空スペース112
が形成される。環状中空スペース112内には24個の
圧電駆動式アクチュエータ114が環状に配置され、各
圧電駆動式アクチュエータ114は上述の圧電素子積層
体40と実質的に同じ態様で構成された圧電素子積層体
116からなる。圧電素子積層体116はその前方端に
固着されたブロック片118と、その後方端に固着され
たベースブロック片120とを包含する。圧電素子積層
体116のベースブロック片120は二重壁環状部材1
10の底部に固着され、該ベースブロック片120には
圧電素子積層体116を電気的に付勢するための一対の
リード線124が設けられる。リード線124は二重壁
環状部材110の底部に形成された孔を通して延びて駆
動電源回路に接続され、該駆動電源回路はプリンタの制
御回路基板に設けらる。図21および図22から明らか
なように、24個のブロック片126が二重壁環状部材
110の前方環状フランジ110aに沿って環状に配置
され、このときブロック片126のそれぞれは圧電素子
積層体112のブロック片118に隣接して該前方環状
フランジ110aに対して固着される。各圧電駆動式ア
クチュエータ114はアームレバー128を具備し、こ
のアームレバー128の外側端は2つの平行板ばね要素
130および132を介して隣接ブロック片118およ
び126によって支持され、また該アームレバー128
の内側端にはそこに固定された印字ワイヤ要素134が
設けられる。以上に述べた構成は図2および図3のもの
と実質的には同じであるので、印字ワイヤ要素134は
上述した印字ワイヤ要素68と同様な態様で駆動され
る。
【0031】本発明の第3の局面によれば、圧電駆動式
印字ヘッド108にはアームレバー128のすべてに共
通となった一体型ストッパ部材136が組み込まれ、こ
の一体型ストッパ部材136により各印字ワイヤ要素1
34はその後方ストローク中に初期位置を越えて後方に
移動し得ないようにされる。詳述すると、一体型ストッ
パ部材136は図23および24に示すように環状形に
形成され、環状形ベース部分138と、この環状形ベー
ス部分138から一体的に突出した24個の扇形突出体
140とを包含する。扇形突出体140は環状形ベース
部分138の内側環状縁に沿って配置され、その2つの
隣接した扇形突出体140間には半径方向スロットが形
成される。図22に最もよく図示するように、一体型ス
トッパ部材136は二重壁環状部材112の円形中央部
分110b上に螺子142でもって固着され、このとき
アームレバー128がそれぞれ一体型ストッパ部材13
6の半径方向スロット内に収容されるようになってい
る。ストッパ部材136の環状ベース部分138の寸法
形状については、各アームレバー128がその初期位置
で環状ベース部分138の前方面上に休止し得るように
される。すなわち、環状ベース部分138はアームレバ
ー128に対してストッパ面として機能する。したがっ
て、印字ワイヤ要素134の後方ストロークの間、アー
ムレバー128がその初期位置を越えて後方に移動され
得ない。
印字ヘッド108にはアームレバー128のすべてに共
通となった一体型ストッパ部材136が組み込まれ、こ
の一体型ストッパ部材136により各印字ワイヤ要素1
34はその後方ストローク中に初期位置を越えて後方に
移動し得ないようにされる。詳述すると、一体型ストッ
パ部材136は図23および24に示すように環状形に
形成され、環状形ベース部分138と、この環状形ベー
ス部分138から一体的に突出した24個の扇形突出体
140とを包含する。扇形突出体140は環状形ベース
部分138の内側環状縁に沿って配置され、その2つの
隣接した扇形突出体140間には半径方向スロットが形
成される。図22に最もよく図示するように、一体型ス
トッパ部材136は二重壁環状部材112の円形中央部
分110b上に螺子142でもって固着され、このとき
アームレバー128がそれぞれ一体型ストッパ部材13
6の半径方向スロット内に収容されるようになってい
る。ストッパ部材136の環状ベース部分138の寸法
形状については、各アームレバー128がその初期位置
で環状ベース部分138の前方面上に休止し得るように
される。すなわち、環状ベース部分138はアームレバ
ー128に対してストッパ面として機能する。したがっ
て、印字ワイヤ要素134の後方ストロークの間、アー
ムレバー128がその初期位置を越えて後方に移動され
得ない。
【0032】図25および図26に示すように、環状ベ
ース部分138のストッパ面を環状可撓性シート144
でもって覆ってもよく、この場合には該ストッパ面の磨
滅が防止され得る。可撓性シート144は好ましくは耐
磨耗性を示すポリイミド樹脂から形成され得る。環状ベ
ース部分138のストッパ面が可撓性シート144でも
って覆われる場合には、該ストッパ面に図27および図
28に示すような多数の半径方向歯146を形成するこ
とが好ましい。印字ヘッド108の作動時に可撓性シー
ト144がアームレバー128によって打撃を受ける
と、該可撓性シート144は環状ベース部分138の歯
付き面のために回転方向の力を受ける。すなわち、可撓
性シート144の回転のために、それが局所的に磨滅す
ることから阻止される。
ース部分138のストッパ面を環状可撓性シート144
でもって覆ってもよく、この場合には該ストッパ面の磨
滅が防止され得る。可撓性シート144は好ましくは耐
磨耗性を示すポリイミド樹脂から形成され得る。環状ベ
ース部分138のストッパ面が可撓性シート144でも
って覆われる場合には、該ストッパ面に図27および図
28に示すような多数の半径方向歯146を形成するこ
とが好ましい。印字ヘッド108の作動時に可撓性シー
ト144がアームレバー128によって打撃を受ける
と、該可撓性シート144は環状ベース部分138の歯
付き面のために回転方向の力を受ける。すなわち、可撓
性シート144の回転のために、それが局所的に磨滅す
ることから阻止される。
【0033】
【発明の効果】以上の記載から明らかなように、本発明
の第1の局面によれば、電気機械変換アクチュエータへ
の電気エネルギを大巾に増大させることなく印字速度を
高めることができるので、印字ワイヤ要素による記録媒
体の損傷なしに高速印字が可能となる。
の第1の局面によれば、電気機械変換アクチュエータへ
の電気エネルギを大巾に増大させることなく印字速度を
高めることができるので、印字ワイヤ要素による記録媒
体の損傷なしに高速印字が可能となる。
【0034】また、本発明による第2の局面によれば、
印字ワイヤ要素の後方ストローク時に該印字ワイヤがそ
の初期位置を越えて後方に移動することが緩和あるいは
阻止されるので、電気機械変換アクチュエータの駆動機
構を早期に破壊させることなく高速印字を行うことがで
きる。また、高速印字時に印字ワイヤ要素は速やかにそ
の初期位置に復帰し得るので、印字速度の高速化による
印字品質の低下も防止できる。
印字ワイヤ要素の後方ストローク時に該印字ワイヤがそ
の初期位置を越えて後方に移動することが緩和あるいは
阻止されるので、電気機械変換アクチュエータの駆動機
構を早期に破壊させることなく高速印字を行うことがで
きる。また、高速印字時に印字ワイヤ要素は速やかにそ
の初期位置に復帰し得るので、印字速度の高速化による
印字品質の低下も防止できる。
【図1】本発明を実施し得るワイヤドットプリンタの概
略平面図である。
略平面図である。
【図2】図1のワイヤドットプリンタの印字ヘッドを示
す縦断面図である。
す縦断面図である。
【図3】図2の印字ヘッドに組み込まれた圧電駆動式ア
クチュエータの拡大立面図である。
クチュエータの拡大立面図である。
【図4】図3と同様な立面図であって、本発明の第1の
局面に従って構成された圧電駆動式アクチュエータを示
す図である。
局面に従って構成された圧電駆動式アクチュエータを示
す図である。
【図5】図4の圧電駆動式アクチュエータの一部をなす
圧電素子積層体を示す斜視図である。
圧電素子積層体を示す斜視図である。
【図6】図4の圧電駆動式アクチュエータの作動特性を
示すグラフである。
示すグラフである。
【図7】図5に示した圧電素子積層体の変形実施例を示
す斜視図である。
す斜視図である。
【図8】従来の圧電駆動式アクチュエータの一部を示す
概略図である。
概略図である。
【図9】図8と同様な概略図であって、図8の圧電駆動
式アクチュエータを異なった作動段階で示す図である。
式アクチュエータを異なった作動段階で示す図である。
【図10】本発明の第2の局面に従って構成された圧電
駆動式アクチュエータの立面図である。
駆動式アクチュエータの立面図である。
【図11】図10に示した圧電駆動式アクチュエータの
変形実施例を示す部分概略図である。
変形実施例を示す部分概略図である。
【図12】図10に示した圧電駆動式アクチュエータの
別の変形例を示す部分概略図である。
別の変形例を示す部分概略図である。
【図13】図10に示した圧電駆動式アクチュエータの
更に別の変形例を示す部分概略図である。
更に別の変形例を示す部分概略図である。
【図14】図10に示した圧電駆動式アクチュエータの
更に別の変形例を示す部分概略図である。
更に別の変形例を示す部分概略図である。
【図15】図10に示した圧電駆動式アクチュエータの
更に別の変形例を示す部分概略図である。
更に別の変形例を示す部分概略図である。
【図16】図10に示した圧電駆動式アクチュエータの
更に別の変形例を示す部分概略図である。
更に別の変形例を示す部分概略図である。
【図17】図10に示した圧電駆動式アクチュエータの
更に別の変形例を示す部分概略図である。
更に別の変形例を示す部分概略図である。
【図18】図10に示した圧電駆動式アクチュエータの
更に別の変形例を示す部分概略図である。
更に別の変形例を示す部分概略図である。
【図19】図10に示した圧電駆動式アクチュエータの
更に別の変形例を示す部分概略図である。
更に別の変形例を示す部分概略図である。
【図20】図10に示した圧電駆動式アクチュエータの
更に別の変形例を示す部分概略図である。
更に別の変形例を示す部分概略図である。
【図21】本発明の第3の局面に従って構成された別の
タイプの圧電駆動式アクチュエータを持つワイヤドット
プリンタ用印字ヘッドの平面図である。
タイプの圧電駆動式アクチュエータを持つワイヤドット
プリンタ用印字ヘッドの平面図である。
【図22】図21のXXII−XXII線に沿う断面図である。
【図23】図21のワイヤドットプリンタ用印字ヘッド
に組み込まれた一体型ストッパ部材の平面図である。
に組み込まれた一体型ストッパ部材の平面図である。
【図24】図23のXXIV−XXIV線に沿う断面図である。
【図25】図23と同様な平面図であって、一体型スト
ッパ部材のストッパ面に可撓性シートを適用した状態を
示す図である。
ッパ部材のストッパ面に可撓性シートを適用した状態を
示す図である。
【図26】図25のXXVI−XXVI線に沿う断面図である。
【図27】図25と同様な平面図であって、図25に示
した一体型ストッパ部材の変形実施例を示す図である。
した一体型ストッパ部材の変形実施例を示す図である。
【図28】図27の立面図である。
10…圧電駆動式印字ヘッド 24…環状ハウジング 38…圧電駆動式アクチュエータ 40…圧電素子積層体 40a…分割セクション 40b…分割セクション 44…支持ブロック部材 44a…前方張出し部 44b…後方張出し部 46…ブロック片 62…アームレバー 64・66…板ばね要素 68…印字ワイヤ要素 70…不活性要素 PE…圧電素子 84…コイルばね要素 86・86′…板ばね要素 88・88′…ワイヤ要素 90・90′…板ばね要素 92・92′…ワイヤ要素 94…L字形板ばね要素 96…ワイヤ要素 98…略U字形板ばね要素 98′…楕円形板ばね要素 100…コイルばね要素 102…ピン要素 104・104′…板ばね要素 106・106′…ワイヤ要素 110…二重壁環状部材 114…圧電駆動式アクチュエータ 116…圧電素子積層体 128…アームレバー 130・132…板ばね要素 134…印字ワイヤ要素 136…一体型ストッパ部材 138…環状形ベース部分 140…扇形突出体 144…可撓性シート 146…半径方向歯
フロントページの続き (72)発明者 山木 秀一 東京都稲城市大字大丸1405番地 富士通 アイソテック株式会社内 (72)発明者 吉田 光宏 東京都稲城市大字大丸1405番地 富士通 アイソテック株式会社内 (72)発明者 森 光広 東京都稲城市大字大丸1405番地 富士通 アイソテック株式会社内 (72)発明者 近 信二 東京都稲城市大字大丸1405番地 富士通 アイソテック株式会社内 (72)発明者 矢野 昭雄 東京都稲城市大字大丸1405番地 富士通 アイソテック株式会社内 (56)参考文献 特開 昭61−233559(JP,A) 特開 平2−141272(JP,A) 特開 平4−82743(JP,A) 特開 平2−39948(JP,A) 特開 平1−120473(JP,A) 特開 平4−216959(JP,A) 特開 平3−281356(JP,A) 特開 平3−101973(JP,A) 特開 平2−137937(JP,A) 実開 平3−121843(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B41J 2/295 B41J 2/235 H01L 41/09
Claims (4)
- 【請求項1】 複数の電気機械変換アクチュエータを具
備し、各電気機械変換アクチュエータが電気機械変換素
子からなる積層体と、この積層体を2つのセクションに
分割すべく該積層体に介在させられる不活性要素とを包
含し、 更に、前記電気機械変換アクチュエータの各々に組み込
まれた印字ワイヤ要素を具備し、この印字ワイヤ要素が
印字のために前記電気機械変換アクチュエータによって
前方ストロークで駆動され、前記積層体の2つのセクシ
ョンのうち、一方のセクションが前記印字ワイヤ要素に
比較的に大きな前方ストロークが加えられるようにある
時間から第1の時間(T1 )を越えて第2の時間
(T 2 )にわたって付勢され、他方のセクションが前記
印字ワイヤ要素に比較的に小さな前方ストロークが加え
られるように前記第1の時間から前記第2の時間
(T2 )にわたって付勢されるようにしたワイヤドット
プリンタ用印字ヘッド。 - 【請求項2】 請求項1に記載のワイヤドットプリンタ
用印字ヘッドにおいて、前記電気機械変換素子が圧電素
子であることを特徴とするワイヤドットプリンタ用印字
ヘッド。 - 【請求項3】 支持ブロックに沿って延び且つその一端
部が該支持ブロックの一端部に支持される電気機械変換
素子からなる積層体と、 該支持ブロックの他端部及び該電気機械変換素子からな
る積層体の他端部にそれぞれ取りつけられた第1及び第
2の平行な板ばね要素と、 該第1及び第2の平行な板ばね要素の他端部に取りつけ
られ、該電気機械変換素子の電気的付勢時に初期位置か
ら作動位置に駆動され、該電気機械変換手段の電気的滅
勢時に前記作動位置から前記初期位置に復帰するレバー
アームと、 前記作動位置から前記初期位置に復帰する前記レバーア
ームを弾性的に規制するための弾性的規制手段とを具備
し、該弾性的規制手段は、板ばね要素と、該板ばね要素
の表裏に当接する当接要素とを含み、前記板ばね要素の
自由端側の前記当接要素端部の位置を該板ばね要素の表
裏で異なる位置とすることによって、前記レバーアーム
が前記作動位置から前記初期位置に復帰する間は前記初
期位置から前記作動位置へ駆動される場合よりも前記レ
バーアームを一層強力に規制する電気機械変換アクチュ
エータ。 - 【請求項4】 複数の電気機械変換アクチュエータを具
備し、各電気機械変換アクチュエータが、 支持ブロックに沿って延び且つその一端部が該支持ブロ
ックの一端部に支持される電気機械変換素子からなる積
層体と、 該支持ブロックの他端部及び該電気機械変換素子からな
る積層体の他端部にそれぞれ取りつけられた第1及び第
2の平行な板ばね要素と、 該第1及び第2の平行な板ばね要素の他端部に取りつけ
られ、その先端部に印字ワイヤ要素を有し、且つ、該電
気機械変換素子の電気的付勢時に初期位置から印字位置
に駆動され、該電気機械変換手段の電気的滅勢時に前記
印字位置から前記初期位置に復帰するレバーアームとか
らなり、 前記レバーアームが前記印字位置から前記初期位置に復
帰する際に該レバーアームを前記初期位置で停止させる
ための一体型ストッパ手段を具備し、前記一体型ストッ
パ手段がそのストッパ面を磨滅から保護するための可撓
性シートを具備し、前記一体型ストッパ手段のストッパ
面が歯付き面として形成され、この歯付き面が前記可撓
性シートを介して前記印字ワイヤ要素で打撃された際に
前記可撓性シートに回転力を及ぼし得るように構成され
るワイヤドットプリンタ用印字ヘッド。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5200775A JP2806414B2 (ja) | 1992-08-18 | 1993-08-12 | 電気機械変換アクチュエータおよび印字ヘッド |
DE4327326A DE4327326C2 (de) | 1992-08-18 | 1993-08-13 | Elektromechanische Betätigungseinrichtung für die Nadel eines Nadel-Matrixdruckers, sowie Druckkopf für einen Nadel-Matrixdrucker |
GB9606989A GB2298825B (en) | 1992-08-18 | 1993-08-18 | Printing head |
GB9317135A GB2270038B (en) | 1992-08-18 | 1993-08-18 | Electromechanical actuators for use in wire-dot printing heads |
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