JP2806339B2 - 位置情報収集システム - Google Patents

位置情報収集システム

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JP2806339B2
JP2806339B2 JP8011575A JP1157596A JP2806339B2 JP 2806339 B2 JP2806339 B2 JP 2806339B2 JP 8011575 A JP8011575 A JP 8011575A JP 1157596 A JP1157596 A JP 1157596A JP 2806339 B2 JP2806339 B2 JP 2806339B2
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英明 田代
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NEC Corp
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NEC Corp
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  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)
  • Position Fixing By Use Of Radio Waves (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はAVMシステム等に
おける多数の移動局の位置情報を収集するためのシステ
ムに関し、特にデジタルMCAシステムを用いた位置情
報収集システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の位置情報収集システムの
一例を図4に示す。複数の移動局、ここでは第1移動局
M1、第2移動局M2は制御局Cと無線接続されてお
り、制御局Cは指令局Sと無線接続されている。各移動
局M1,M2には自己の位置情報を検出するためのデー
タ端末101と、この位置情報と音声を送受するための
無線機102が装備されている。また、指令局Sには音
声通信を行うための音声用無線機201と、位置情報収
集を行うためのデータ用無線機202と、これらの無線
機を制御するためのコンピュータ203とが装備されて
いる。そして、移動局M1,M2から指令局Sに対して
音声通信を行う場合には、音声通信用の回線R1を使用
して制御局を介して通信を行う。また、各移動局M1,
M2から指令局Sに対して位置情報データを伝送する場
合は位置情報伝送回線R2を使用して同様に制御局を介
して通信を行っている。
【0003】ここで、音声通信用の回線R1と位置情報
伝送回線R2とを、異なる周波数の回線に設定したので
は、各局における無線機の構成が複雑化され、かつ周波
数回線の有効利用の点で好ましくない。そこで、従来で
は音声通信用回線R1と位置情報伝送回線R2とを時間
的に区分し、音声通信と位置情報伝送とをそれぞれ個別
に行うシステムがとられている。これにより、位置情報
伝送回線R2を利用すれば、位置情報の伝送をリアルタ
イムにより行うことが可能となる。なお、このような技
術としては、例えば、特開平5−300084号公報に
記載されたデータ収集制御方式がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図4に
示したように、音声通信と位置情報伝送とを時間的に分
離してそれぞれを独立したタイミングで行うシステムで
は、音声通信の頻度が高められたとき、例えばAVMシ
ステム等において指令局からの配車指示や道路状態の案
内等が多くなる時間帯では、音声通信が占める時間が長
くなり、位置情報伝送を行うための時間を確保すること
が困難になる。このため、指令局において全ての移動局
の位置情報の収集を行って各局の正確な現在位置を認識
することができなくなるという問題が生じる。この場
合、位置情報伝送を行うための時間を固定的に確保して
おくと、その分音声通信が制約を受けることになり、音
声通信に支障を生じることがある。
【0005】本発明の目的は、音声通信に要求される時
間の多寡にかかわらず移動局の位置情報収集を可能にし
た位置情報収集システムを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、複数の移動局
と、これらの移動局に無線接続される指令局との間で音
声通信と位置情報伝送が可能に構成され、かつ指令局に
おいて各移動局の位置情報を収集するようにしたデジタ
ルMCAシステムを用いた位置情報収集システムにおい
て、移動局と指令局との音声通信時に、1つの通信フレ
ーム内の特定のタイムスロットを音声チャンネルに設定
し、他の特定のタイムスロットを位置情報チャンネルに
設定し、前記移動局の位置情報信号を音声信号と時分割
多重して指令局に伝送することを特徴としている。
【0007】例えば、移動局は、GPS衛星を利用して
自局の位置を検出する手段と、検出した位置情報を音声
信号と時分割多重して送信する無線機とを備え、指令局
は、受信した信号から音声信号と位置情報とを時分割分
離する無線機と、分離された位置情報に基づいて所要の
演算を行って当該移動局の位置を認識する手段とを備え
ており、移動局から指令局に対して音声信号と位置情報
信号とを時分割多重により伝送す
【0008】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施形態を図面を
参照して説明する。図1は本発明のシステム構成図であ
り、ここでは、第1から第nまでのn個の移動局M1〜
Mnと、中継局Tと、指令局Sとで構成され、各移動局
M1〜Mnと指令局Sとは中継局Tを介して無線により
相互に音声通信と位置情報伝送が可能なデジタルMCA
システムによるAVMシステムに適用した例として構成
されている。また、各移動局M1〜MnはGPS衛星S
Aからの信号を受信し、そのGPS信号(測位用電波信
号)に基づいて自局の位置が検出できるように構成され
ている。
【0009】図2は図1の複数の移動局のうちの1つの
内部構成と、指令局Sの内部構成を示すブロック図であ
る。移動局Mには、GPS衛星からの信号を受信するア
ンテナ11と、受信したGPS信号から自局の位置を検
出するGPS受信機12と、音声の入出力を行うスピー
カマイク13と、GPS受信機12からの位置情報や音
声信号を送受信するための無線機14と、無線通信用ア
ンテナ15とで構成される。また、指令局Sは、位置情
報や音声信号を送受信する無線機21と、無線通信用ア
ンテナ22と、受信した位置情報に基づいて複数の移動
局の位置情報を算出し、かつこれをディスプレイ上に表
示するコンピュータ23と、スピーカマイク24とを備
えている。そして、前記移動局Mと指令局Sの各無線機
14,21は、TDMA(時分割多重)方式で信号の送
受を行う構成とされており、この実施形態では、図3に
示すように、6チャンネルTDAM方式として構成され
ている。
【0010】このようなシステム構成において、各移動
局M1〜Mnから指令局Sに対して位置情報伝送を行
い、指令局Sで位置情報を収集する動作を説明する。各
移動局M1〜MnはGPSアンテナ11及びGPS受信
機12で受信したGPS信号に基づいて自局の位置を検
出し、これを位置情報のデータとして無線機14に入力
する。無線機14では、この入力されたデータを内蔵メ
モリに記憶する。一方、移動局Mからあるいは指令局S
からの要求により、指令局Sとある移動局Mxとの回線
が接続されると、指令局Sは図3の6チャンネルTDM
A方式のうち、2つのスロットを指定する。ここでは、
チャンネル1とチャンネル4とを指定する。これによ
り、指令局Sと移動局Mxとはチャンネル1,4の2つ
のスロットによりTDMA通信が可能となる。
【0011】そして、移動局Mxからは、例えばチャン
ネル1のスロットを利用して音声を伝送し、チャンネル
4のスロットを利用して内蔵メモリに記憶している位置
情報のデータを伝送する。換言すれば、音声と位置情報
とを時分割多重して同時に送信し、この送信信号は中継
局Tを介して指令局Sに伝送される。指令局Sでは、受
信した信号を無線機21において時分割分離し、チャン
ネル1の信号を音声信号としてスピーカマイク24に出
力し、チャンネル4の信号を位置情報としてコンピュー
タ23に出力する。コンピュータ23においては、入力
された位置情報に基づいて演算を行い、この移動局の位
置を図外のディスプレイに表示する。したがって、移動
局Mxから指令局Sに対して音声を伝送するのと同期し
て自局の位置情報を伝送することが可能となる。
【0012】なお、この位置情報の伝送は、移動局Sと
指令局Mとの間の音声通信が行われるとき、換言すれば
移動局Mと指令局Sとの無線回線が接続されたときには
必ず行われため、仮に指令局Sにおいて特定の移動局M
xの位置情報を得ようとするときには、指令局Sから移
動局Mxを呼び出し、これに対してその移動局Mxが応
答を行えば、両局間の無線回線の接続と同時に、指令局
Sはその移動局Mxの位置情報を収集することが可能と
なる。
【0013】このように、音声通信と同時に位置情報の
伝送が行われるために音声を伝送するための通信とは別
に位置情報を伝送するための通信を独立して行う必要が
なくなり、特に音声通信が占める時間割合が多い時間帯
においても、位置情報の伝送を行うことが可能となり、
指令局においては全ての移動局の位置情報収集が可能と
なる。なお、このように音声の伝送と位置情報伝送とを
時分割多重しても、音声信号は信号間に時間空隙が存在
するため、この時間空隙を利用することで音声伝送の支
障になることは殆どない。
【0014】なお、前記実施形態は、6チャンネルTD
MAにおいて2つのスロットを利用して音声伝送と位置
情報伝送を行った例を示しているが、このフレーム構成
に限定されるものではなく、無線回線のチャンネル利用
状況に応じて任意に設定することが可能である。また、
前記実施形態はAVMシステムに適用した例を示してい
るが、他のシステムにおいても本発明を同様に適用でき
る。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、移動局と
指令局との音声通信時に、1つの通信フレーム内の特定
のタイムスロットを音声チャンネルに設定し、他の特定
のタイムスロットを位置情報チャンネルに設定し、その
移動局の位置情報信号を音声信号と時分割多重して指令
局に伝送しているので、音声通信時には必ず位置情報が
伝送されることになり、指令局における位置情報収集が
可能となる。したがって、無線回線に音声通信が占める
割合が高い場合においても位置情報収集が可能であり、
かつこの位置情報の伝送によっても音声通信を制約する
ことがなくなるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のシステム全体の構成を示すブロック図
である。
【図2】指令局と移動局の内部構成を示すブロック図で
ある。
【図3】フレーム構成を示す図である。
【図4】従来のMCAシステムの一例を示すブロック図
である。
【符号の説明】
S 指令局 T 中継局 M,M1〜Mn,Mx 移動局 SA GPS衛星 11 GPSアンテナ 12 GPS受信機 14 無線機 15 無線アンテナ 21 無線機 22 無線アンテナ 23 コンピュータ

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の移動局と、これらの移動局に無線
    接続される指令局との間で音声通信と位置情報伝送が可
    能に構成され、前記指令局において前記各移動局の位置
    情報を収集するようにしたデジタルMCAシステムを用
    いた位置情報収集システムにおいて、前記移動局と指令
    局との音声通信時に、1つの通信フレーム内の特定のタ
    イムスロットを音声チャンネルに設定し、他の特定のタ
    イムスロットを位置情報チャンネルに設定し、前記移動
    局の位置情報信号を音声信号と時分割多重して指令局に
    伝送することを特徴とする位置情報収集システム。
  2. 【請求項2】 前記移動局は、GPS衛星を利用して自
    局の位置を検出する手段と、検出した位置情報を音声信
    号と時分割多重して送信する無線機とを備え、前記指令
    局は、受信した信号から音声信号と位置情報とを時分割
    分離する無線機と、分離された位置情報に基づいて所要
    の演算を行って当該移動局の位置を認識する手段とを備
    える請求項1に記載の位置情報収集システム。
  3. 【請求項3】 n(nは正の偶数)チャンネル構成の通
    信フレームのうち、第1のチャンネルを音声チャンネル
    とし、第(n+2)/2のチャンネルを位置情報チャン
    ネルに設定する請求項1または2に記載の位置情報収集
    システム。
  4. 【請求項4】 AVMシステムに適用される請求項1な
    いしのいずれかに記載の位置情報収集システム。
JP8011575A 1996-01-26 1996-01-26 位置情報収集システム Expired - Lifetime JP2806339B2 (ja)

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JPH09205676A JPH09205676A (ja) 1997-08-05
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS636699A (ja) * 1986-06-27 1988-01-12 日産自動車株式会社 Avmシステム

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