JP2806072B2 - 電話機回路 - Google Patents

電話機回路

Info

Publication number
JP2806072B2
JP2806072B2 JP3104230A JP10423091A JP2806072B2 JP 2806072 B2 JP2806072 B2 JP 2806072B2 JP 3104230 A JP3104230 A JP 3104230A JP 10423091 A JP10423091 A JP 10423091A JP 2806072 B2 JP2806072 B2 JP 2806072B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
circuit
power supply
subscriber line
voltage
dial pulse
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP3104230A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH05344241A (ja
Inventor
勝正 倉田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP3104230A priority Critical patent/JP2806072B2/ja
Publication of JPH05344241A publication Critical patent/JPH05344241A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2806072B2 publication Critical patent/JP2806072B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Devices For Supply Of Signal Current (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、アナロク電話機用電話
機回路に関し、特に、周辺回路用電源を備えた通話回路
ICに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の通話回路ICを用いた電話機の回
路構成例を図3に示す。
【0003】図3において、着信回路3が加入者線接続
端子1(L1、L2)に接続され、また、通話回路IC
17が外付素子の抵抗(R1〜R3)やコンデンサ(C
1、C2)やバランスネットワーク(ZB )とともにス
イッチ5、ダイオードブリッジ2を介して加入者線接続
端子1(L1、L2)に接続されている。さらに着信回
路3にはサウンダ4が、通話回路IC17にはダイアラ
IC9とハンドセット8がそれぞれ接続されている。ま
た、さらにダイアラIC9にはキーボード10が接続さ
れている。
【0004】電話機の基本として着信、通話、発信の3
つの機能がある。着信機能は交換機から送られてくる着
信信号(16Hz、75Vrms)を受けて鳴音を発生
させて人に取らせる機能であり、これを着信回路3とサ
ウンダ4が担っている。通話機能は音声と電気の信号変
換、及び電気信号の同時送受信の機能であり、これをハ
ンドセット8と外付素子を伴った通話回路IC17が担
っている。発信機能は相手のダイアル番号をパルス又は
DTMF(Dual Tone MultiFregu
ency)信号に変換して加入者線に送出する機能であ
り、これをダイアラIC9とスイッチ5とスイッチ11
とキーボード10が担っている。
【0005】ここで、通話回路IC17についてもう少
し詳しく説明する。
【0006】この通話回路IC17は、電源回路71
と、受話前置増幅器72と、利得制御回路73とレシー
バ増幅器74と、送話前置増幅器75と、スイッチ76
と、利得制御回路77と、出力増幅器78とを有してい
る。電源回路71は加入者回線から電力を抽出してダイ
アラIC9へ電力を供給する。受話前置増幅器72と利
得制御回路71とレシーバ増幅器74は加入者線からの
受話音声信号を増幅してハンドセット8のレシーバ8b
を駆動する。送話前置増幅器75とスイッチ76と利得
制御回路77と出力増幅器78はハンドセット8のトラ
ンスミッタ8aからの送話音声信号又はダイアラIC9
からのDTMF信号を増幅して加入者回線に送出する。
送話音声信号とDTMF信号との切り換えはダイアラI
C9からの制御信号23によりスイッチ76で行われ
る。さにに通話回路は、電話機の直流抵抗を50〜30
0Ω(20mA〜1.20mAで)に納める役割と、イ
ンピーダンス(f=300〜3400Hzで)を約60
0Ωに見せる役割と、ハイブリッドの役割とを有してい
る。直流抵抗は通話回路の電圧−電流特性で決められ
る。インピーダンスは抵抗R1とコンデンサC1の直列
インピーダンスで決められる。ただし同時に抵抗R1と
コンデンサC1でローパスフィルタを構成して直流電源
を取り出し、通話回路IC17の電源としての役割もし
ているので抵抗R1は約600Ωとし、コンデンサC1
は数百μFの大きな容量を必要とする。ハイブリッドの
役割は、送話音声信号が受話側に廻わり込んでくる量を
抑えることであり、この例ではホイートストーンブリッ
ジの原理を利用している。つまり、抵抗R2、R3とバ
ランスネットワーク(ZB )6と加入者線側インピーダ
ンスZLでフリッジを構成している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このように従来の通話
回路は、直流抵抗は300Ω以下であるか交流インピー
ダンスは600Ω程度あった。従って、ダイアルパルス
を送出するためにスイッチ5をダイアラIC9から制御
してもダイアルパルスが鈍ってしまい(R1とC1の時
定数による)、正確なパルス波形が形成出来なかった。
そこで、スイッチ11を図3のように挿入してダイアル
パルスを送出するときにスイッチ11を閉じておくこと
により、正確なパルス波形が実現出来た。
【0008】このときの動作を図4(a)〜(c)のタ
イミングチャートに示す。図4(a)はスイッチ5とダ
イオードブリッジ2の接続点の波形、(b)は制御信号
22の波形、(c)は制御信号21の波形をそれぞれ表
している。ダイアルパルスを送出する場合、ダイアラI
C9から制御信号22と制御信号21が出力される。ダ
イアルパルスを送出する直前の状態は図4中区間Aの領
域である。制御信号21は高レベルであるので、スイッ
チ5は閉じ、制御信号22は低レベルであるのでスイッ
チ11は開いたままである。従って、通話回路は動作し
ており、スイッチ5での電圧は直流抵抗が50〜300
Ωを満足する様な電圧となっている(厳密にはダイオー
ドブリッジ2の電圧ドロップ分も考慮に入れなくてはな
らない)。次に区間Bの領域では制御信号22が高レベ
ルへ変化するのでスイッチ11が閉じ、その結果スイッ
チ5での電圧つまり通話回路にかかる電圧は0Vにな
る。この状態でダイアルパルス信号が制御信号21とし
てスイッチ5を開閉するので区間C、Dの様になる。
【0009】上述したように、ダイアルパルス送出時に
通話回路には全く電圧が印加されないので、ダイアラへ
の電力供給が出来ず、従って、ダイアラへの電力供給の
ために電池によるバックアップか別の電源回路を設ける
必要が生じた。
【0010】 本発明は従来の上記実情に鑑みてなされ
たものであり、従って本発明の目的は、従来の技術に内
在する上記課題を解決することを可能とした新規な電話
機回路を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する為
に、本発明に係る電話機回路は、加入者回線より電力を
抽出し周辺の回路へ電力を供給する電源回路と、加入者
回線電圧をクランプするクランプ回路と、前記電源回路
の出力を急速充電する急速充電回路と、加入者回線間を
“開”、“閉”してダイアルパルスを加入者回線に出力
するダイアルパルス発信回路とを備えて構成され、前記
“閉”の期間には、前記ダイアルパルス発信回路は、前
記電源回路、クランプ回路、急速充電回路を前記加入者
回線に接続し、前記クランプ回路により加入者回線電圧
を一定電圧にクランプすると共に、前記急速充電回路は
前記クランプされた電圧により前記電源回路の出力を急
速充電し、前記“開”の期間には前記ダイアルパルス発
信回路は、前記電源回路、クランプ回路、急速充電回路
を前記加入者回線から切り離すことを特徴としている。
【0012】
【実施例】次に本発明をその好ましい各実施例について
図面を参照して具体的に説明する。
【0013】図1は本発明による第1の実施例を示すブ
ロック構成図である。
【0014】図1は電話機の回路例であり図3に示され
た従来の回路と比較するとスイッチ11が無い点と、制
御信号22が通話回路IC7へ接続されている点が異な
るのみであり、その他は第3図と全く同じである。
【0015】図1を参照するに、通話回路IC7では、
クランプ回路80と、急速充電回路81が新たに追加さ
れただけであり、両者とも制御信号22で制御される様
に接続されている。さらに急速充電回路81の出力は電
源回路71の出力に接続されている。
【0016】次に本発明による第1の実施例の動作につ
いて図5を参照しながら説明する。
【0017】図5(a)〜(d)はダイアルパルスを送
出するときの各部の信号波形を示した図である。図5
(a)はスイッチ5とダイオードブリッジ2の接続点の
波形、(b)は制御信号22の波形、(c)は制御信号
21の波形、(d)は電源回路71の出力波形をそれぞ
れ表している。
【0018】ダイアルパルスを送出する場合には、ダイ
アラIC9から制御信号22と制御信号21が出力され
る。ダイアルパルスを送出する直前の状態は図5中区間
Aの領域である。制御信号21は高レベルであるのでス
イッチ5は閉じている。従って、通話回路は動作してお
り、スイッチ5での電圧は直流抵抗が50〜300Ωを
満足する様な電圧となっている。又、制御信号22は低
レベルであるのでクランプ回路80と急速充電回路81
は動作していないので、電源回路71の出力はある一定
の電圧が出力されている。次に区間Bの領域では、制御
信号22が高レベルに変化するので、クランプ回路80
と急速充電回路81が動作する。この結果、スイッチ5
での電圧はやや低下し、電源回路71の出力電圧は急速
充電回路81からの給電によりやや上昇する。さらに区
間Cの領域では、制御信号22は高レベルのままで、制
御信号21が低レベルに変化するので、スイッチ5が開
き、加入者線を通して給電されなくなる。従って、スイ
ッチ5とダイオードブリッジ2の接続点の電圧は交換機
の給電電圧約48Vまで上昇し、電源回路71の出力電
圧はダイアラIC9の消費電流とコンデンサC3の時定
数で放電するために図5(d)のように低下する。区間
Dの領域では再び区間Bと同じ状態が生じるので、スイ
ッチ5での電圧はクランプ回路80により一定電圧に保
たれ、電源回路71の出力は急速充電回路81からの給
電により急速に元の電圧まで充電される。
【0019】図2は本発明による第2の実施例を示すブ
ロック構成図である。図1に示された第1の実施例と比
較し、通話回路IC7の内部ブロック、キー入力確認信
号線がダイアラIC9と通話回路IC7で接続されてい
る点を除いては図1と全く同様である。
【0020】図2を参照するに、通話回路IC7は、第
1図のものと比べ、急速充電回路81の出力がもう1本
追加され、通話回路IC自体の電源端子に接続されてい
る点と、出力増幅器78に制御信号22が接続されてい
る点と、レシーバ増幅器74の入力側にスイッチ79が
追加され、制御信号23に接続されている点が異なる。
【0021】この第2の実施例の動作は図5と同じであ
るが、急速充電回路81により通話回路IC7自体の電
源(Vcc)にも充電されるので、電源Vccの電圧波
形も図5(d)と同様の波形となる。従って、ダイアル
パルス送出中もレシーバ増幅器74、スイッチ79を動
作させることができ、制御信号23でスイッチ79をキ
ー入力確認信号側に接続することにより、ダイアラIC
9からのキー入力確認信号音をレシーバ8bから送出す
ることができる。また、制御信号22で出力増幅器78
をカットオフさせることにより急速充電回路81による
充電をより強力にすることが可能となる。
【0022】また、従来図4中区間B′から区間A′に
変化するタイミングで図5(a)のタイミングチャート
に示すように、通話回路IC7の時定数(R1とC1に
よる)が大きいために、スパイク性のノイズを発生し、
交換機がダイアルパルスとして誤確認する危険をはらん
でいたが、第2の実施例では通話回路IC7がバイアス
された状態で区間B′から区間A′に切り換わるので、
に示すようにスパイク性ノイズを非常に小さく抑える
ことが出来るメリットもある。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
周辺の回路へ電力を供給するための電源回路を備えた通
話回路ICに加入者回線電圧をクランプする手段と電源
回路へ急速充電する手段とを備えたことにより、ダイア
ルパルス送出中に於いても周辺回路への給電が可能とな
り、部品点数が減るという効果が得られる。
【0024】さらに、本発明によれば、通話回路ICの
内部電源にも充電する手段も備えることにより、一連の
ダイアルパルス送出後の切り換わり時に発生するスパイ
ク性ノイズを抑制可能となるので、ダイアルパルス発信
動作をより確実にするという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による第1の実施例を示すブロック構成
図である。
【図2】本発明による第2の実施例を示すブロック構成
図である。
【図3】従来例のブロック構成図である。
【図4】従来例の動作を説明するためのタイミングチャ
ート図である。
【図5】本発明による実施例の動作を説明するためのタ
イミングチャート図である。
【符号の説明】
1…加入者線接続端子(L1、L2) 2…ダイオードブリッジ 3…着信回路 4…サウンダ 6…バランスネットワーク 7…通話回路IC 8…ハンドセット 9…ダイアルIC 10…キーボード 71…電源回路 72…受話前置増幅器 73、77…利得制御回路 74…レシーバ増幅器 75…送話前置増幅器 78…出力増幅器 80…クランプ回路 81…急速充電回路
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04M 19/00 - 19/08 H04M 1/00 H04M 1/24 H04M 1/58 - 1/62 H04M 1/66 - 1/78

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加入者回線より電力を抽出し周辺の回路
    へ電力を供給する電源回路と、加入者回線電圧をクラン
    プするクランプ回路と、前記電源回路の出力を急速充電
    する急速充電回路と、加入者回線間を“開”、“閉”し
    てダイアルパルスを加入者回線に出力するダイアルパル
    ス発信回路とを備え、前記“閉”の期間には、前記ダイアルパルス発信回路
    は、前記電源回路、クランプ回路、急速充電回路を前記
    加入者回線に接続し、 前記クランプ回路により加入者回
    線電圧を一定電圧にクランプすると共に、前記急速充電
    回路は前記クランプされた電圧により前記電源回路の出
    力を急速充電し、前記“開”の期間には前記ダイアルパ
    ルス発信回路は、前記電源回路、クランプ回路、急速充
    電回路を前記加入者回線から切り離すことを特徴とする
    電話機回路
JP3104230A 1991-05-09 1991-05-09 電話機回路 Expired - Lifetime JP2806072B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3104230A JP2806072B2 (ja) 1991-05-09 1991-05-09 電話機回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3104230A JP2806072B2 (ja) 1991-05-09 1991-05-09 電話機回路

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH05344241A JPH05344241A (ja) 1993-12-24
JP2806072B2 true JP2806072B2 (ja) 1998-09-30

Family

ID=14375165

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3104230A Expired - Lifetime JP2806072B2 (ja) 1991-05-09 1991-05-09 電話機回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2806072B2 (ja)

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6284250U (ja) * 1985-11-11 1987-05-29
JPH06101774B2 (ja) * 1988-02-16 1994-12-12 船井電機株式会社 電話機
JPH0810887B2 (ja) * 1988-10-13 1996-01-31 ローム株式会社 スピーチネットワーク

Also Published As

Publication number Publication date
JPH05344241A (ja) 1993-12-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0227800B1 (en) Telephone line interface circuitry for telecommunications equipment
US4472602A (en) Telephone set with transducer/ringer
CN1192591C (zh) 用于辅助设备的由电话线供电的电源及其操作方法
US3979563A (en) Communication systems of key telephone systems
US4167655A (en) Push button to rotary dial converter systems
JP2806072B2 (ja) 電話機回路
US4440979A (en) Current sink for DPT channel unit
EP0800302A3 (en) An electrical telephone speech network
US4293740A (en) Hands free answer intercom
US4178484A (en) Long line telephone system with an amplifying substation
US5373554A (en) Telephone having separate power circuit for supplying power to speech network
JP3061733B2 (ja) 同時通話インターホン装置
JPS6336757Y2 (ja)
KR810000706B1 (ko) 전전자식 전화기
JP3054987B2 (ja) 端末用網制御装置
US4314107A (en) Subscriber station networks
JPH09181812A (ja) トーン信号自動切替機能付電話機
KR890000057B1 (ko) 연산증폭기를 사용한 교환기의 가입자 회로
JPS60223284A (ja) 可聴音漏れ防止回路
KR830001580B1 (ko) 확성전화기의 음성용 트랜스레스 2선식 동시통화장치
KR890004366Y1 (ko) 온-후크 다이얼링 및 보류용 송출 전화기
KR890003187B1 (ko) 아웃펄스 및 톤 겸용 방식의 전화기 회로
JPH0311984Y2 (ja)
JPH01236846A (ja) 電話機
JPS63202164A (ja) 電話機