JP2805695B2 - カセッテ搬送設備及びその作動方法 - Google Patents

カセッテ搬送設備及びその作動方法

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JP2805695B2
JP2805695B2 JP18902394A JP18902394A JP2805695B2 JP 2805695 B2 JP2805695 B2 JP 2805695B2 JP 18902394 A JP18902394 A JP 18902394A JP 18902394 A JP18902394 A JP 18902394A JP 2805695 B2 JP2805695 B2 JP 2805695B2
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幸俊 宮崎
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、撮影室で撮影したフィ
ルムカセッテを撮影室から現像室へ送り、現像室で撮影
済みのフィルムを新しいフィルムに交換して撮影室へ送
り返すのに使用するカセッテ搬送設備及びその作動方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】病院等におけるX線撮影においては、複
数の撮影室で撮影されたフィルムカセッテを現像室へ送
り、そこで撮影済みのフィルムは現像に回し、一方新し
い未撮影のフィルムをカセッテに装填して撮影室へ戻す
という一連の処理が行われるが、病院の規模が大きくな
る程、取り扱うフィルムカセッテの数も多く、又種々の
大きさのカセッテを必要とし、その処理には多くの人手
を要することになる。この処理を自動化する方法とし
て、撮影室と現像室との間に搬送装置を配置することは
行われているが、一般に撮影室は多数存在するのに対し
現像は一つの室で処理するのが通常であり、そのため多
数の撮影室から集まってきたフィルムカセッテは現像室
に入る前にある時間待機しなければならない。しかもフ
ィルムカセッテの大きさには多くの種類があり、これら
のフィルムカセッテを待機状態から一つずつ分離して現
像室に送り込むためには、各フィルムカセッテの大きさ
を検出することが必要であり、搬送設備の構成は極めて
複雑とならざるを得ない。また撮影室から送られてきた
フィルムカセッテのフィルムを現像に回すと共に新しい
フィルムを充填して撮影室へ返送することを自動化でき
るような装置は従来存在しなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、撮影
室と現像室との領域で相互に取り扱われるフィルムカセ
ッテの処理を簡単に自動化し得るカセッテ搬送設備及び
その作動方法を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
め、本発明によれば、撮影室領域と現像室領域との間に
フィルムカセッテの搬送路を設け、撮影室領域と現像室
領域との間でフィルムカセッテを相互に自動搬送するカ
セッテ搬送設備において、搬送路として、撮影室領域か
ら現像室領域に向け順次カセッテ送信用搬送路、待機用
搬送路及び移載用搬送路、また現像室領域と撮影室領域
との間にカセッテ受信用搬送路をそれぞれ設け、待機用
搬送路の搬送速度をカセッテ送信用搬送路及び移載用搬
送路の搬送速度より小とし、待機用搬送路と移載用搬送
路との間に待機装置を設け、現像室領域に設けたフィル
ム自動交換機を、移載装置を介して移載用搬送路とカセ
ッテ受信用搬送路とに対向させる。
【0005】本発明のカセッテ搬送設備は、撮影室領域
より撮影済みのフィルムカセッテをカセッテ送信用搬送
路により送出して待機用搬送路上で順次蓄積待機させ、
待機装置の制御により待機用搬送路から移載用搬送路へ
先頭のカセッテを1個ずつ送り出し、この送り出された
カセッテを移載用搬送路から移載装置によりフィルム自
動交換機へ導き、フィルム自動交換機で撮影済みフィル
ムを未撮影フィルムと交換されたカセッテを再びフィル
ム自動交換機から移載装置によりカセッテ受信用搬送路
へ送り出し、カセッテ受信用搬送路へカセッテが送り出
された後、待機用搬送路上に待機している次のカセッテ
を移載用搬送路へ送り出すようにして作動せしめられ
る。
【0006】カセッテ送信用搬送路、移載用搬送路とし
てベルトコンベア、待機用搬送路、カセッテ受信用搬送
路としてチェーンコンベアを用いると有利である。又チ
ェーンコンベアとして特に倍速チェーンを用いるのが好
ましい。
【0007】
【作用】本発明においては、撮影室領域から現像室領域
に向かって順次カセッテ送信用搬送路、待機用搬送路、
移載用搬送路が設けられ、撮影室から撮影済みのカセッ
テが先ずカセッテ送信用搬送路に載せられて所定の搬送
速度で送出され、カセッテ送信用搬送路の終端部で待機
用搬送路に移される。待機用搬送路においては搬送速度
がカセッテ送信用搬送路のそれより低く設定されている
から、待機用搬送路上では送信されてきたカセッテ間の
間隔は縮小され、待機用搬送路の先端部に設けられた待
機装置が閉状態であればカセッテはそれ以上先へ進ま
ず、待機用搬送路上に連続して蓄積され待機状態とな
る。待機装置が開状態となると待機用搬送路上の先端の
カセッテが待機用搬送路上へ移るが、この際移載用搬送
路の搬送速度が待機用搬送路の搬送得度より大であるた
め、先端のカセッテは素早く移載用搬送路によって先へ
引き込まれ、その直後に待機装置を再び閉状態とするこ
とにより、後続のカセッテは待機装置により抑制され再
び待機用搬送路上で蓄積待機することとなる。一方移載
用搬送路上のカセッテは移載用搬送路の終端部に達し、
そこで移載装置へ移され、移載装置はフィルム自動交換
機にカセッテを送り込む。フィルム自動交換機において
撮影済みのフィルムを新しい未撮影のフィルムに交換さ
れたカセッテは、再びフィルム自動交換機から移載装置
へ移され、移載装置はこのカセッテをカセッテ受信用搬
送路の設置場所まで運び、カセッテ受信用搬送路に移
す。カセッテはカセッテ受信用搬送路によって撮影室領
域へ運ばれ、各撮影室に戻される。なお、本発明におい
ては、撮影室をベースとし、そこで扱うフィルムカセッ
テを一つの信号とみなし、撮影済みのフィルムを内蔵し
たカセッテを現像室領域へ送り出すことを送信、新しい
フィルムと交換されたカセッテを現像室領域から受け取
ることを受信と称するものである。
【0008】
【実施例】次に本発明のカセッテ搬送設備の実施例を図
面について説明する。
【0009】図1は本発明の実施例の全体構成図であ
る。1は撮影室領域で複数の撮影室を含み、2はカセッ
テのフィルムを交換し現像を行う種々の装置を含む現像
室領域である。なお実際の病院設備においては、撮影室
領域と現像室領域との間に明確な境界がなく、撮影室で
も現像室でもない例えば廊下のようなものを含む場合も
存在する。
【0010】撮影室領域1には、この実施例では2つの
撮影室3、4を有し、各撮影室3、4にはフィルムカセ
ッテ送信口5、6が設けられ、この送信口5、6に対し
共通にカセッテ送信用搬送路7が設けられ、駆動モータ
8により駆動される。このカセッテ送信用搬送路7には
例えばベルトコンベアが用いられる。カセッテ送信用搬
送路7に続いて待機用搬送路9、移載用搬送路10が現
像室領域2に股がって順次設けられ、待機用搬送路9と
移載用搬送路10との間には待機装置11が配置されて
いる。12は待機用搬送路9の駆動モータ、13は移載
用搬送路10の駆動モータである。待機用搬送路9とし
ては例えばチェーンコンベア、特に倍速チェーンを用い
るのが好ましく、移載用搬送路10としては例えばベル
トコンベアが用いられる。カセッテ送信用搬送路7と移
載用搬送路10との搬送速度は待機用搬送路9の搬送速
度より大で、例えばカセッテ送信用搬送路7と移載用搬
送路10との搬送速度は30m/min、待機用搬送路
9の搬送速度は10m/minである。待機装置11は
ゲート機構を有し、このゲート機構を閉じることにより
待機用搬送路9上のカセッテの移載用搬送路10への移
行を抑制するようになっており、例えば電磁式プランジ
ャの励磁、消磁によってゲート機構を開閉するような機
構を用いることができる。
【0011】移載用搬送路10の終端部に対向して軌条
14が設置され、この軌条14上にはそれに沿って動き
得る移載装置15が置かれている。軌条14に対向して
更に、現像室領域2内にフィルム自動交換機16、又現
像室領域2から撮影室領域1に向かって延びる2つのカ
セッテ受信用搬送路17、18の始端部が設けられてい
る。19はカセッテ受信用搬送路17、18の駆動モー
タである。移載装置15には、移載用搬送路10、フィ
ルム自動交換機16、カセッテ受信用搬送路17、18
に対するカセッテの受け渡し機構が組み込まれている。
カセッテ受信用搬送路17、18としては、蓄積、待機
機能が容易に得られる例えばチェーンコンベアを用いる
のが有利である。カセッテ受信用搬送路17、18の終
端部はそれぞれ撮影室3、4の受信口20、21に接続
され、新しいフィルムを充填されたカセッテを撮影室
3、4で受け取ることができるようになっている。
【0012】次にこのカセッテ搬送設備の作動方法につ
いて説明する。
【0013】撮影室3、4で撮影されたフィルムカセッ
テ22、23は、各撮影室の送信口5、6よりカセッテ
送信用搬送路7の上に縦方向に載せられ、現像室領域2
に向け送信される。カセッテ送信用搬送路7の終端でフ
ィルムカセッテ22、23は待機用搬送路9に移行し、
カセッテ送信用搬送路7における搬送速度より遅い搬送
速度で搬送されるから、待機用搬送路9上の相前後する
フィルムカセッテ22、23間の間隔は縮められ、待機
装置11が閉状態にある限りフィルムカセッテ22、2
3は待機用搬送路9上に順次連続して蓄積され待機する
ことになる。
【0014】今待機装置11を開状態に制御しそのゲー
ト機構を開くと、待機用搬送路9上にある先頭のフィル
ムカセッテ22が押し出され、その先端が移載用搬送路
10上に載ると、移載用搬送路10の搬送速度は待機用
搬送路9の搬送速度より大きく設定されているから、フ
ィルムカセッテ22は引き込まれるように急速に移載用
搬送路10上に移る。1つのフィルムカセッテ22が完
全に移載用搬送路10に移行したことが検出されたら同
時に待機装置11は再び閉状態に制御されそのゲート機
構を閉じるから、待機用搬送路9上にある次のフィルム
カセッテ23は待機用搬送路9上に留められる。この場
合、待機用搬送路9の搬送速度は移載用搬送路10の搬
送速度より遅いから、この2番目のフィルムカセッテ2
3が先頭のフィルムカセッテ22に連続して移載用搬送
路10に移ることはない。
【0015】移載用搬送路10に移された1つのフィル
ムカセッテ22はそのまま運ばれて移載用搬送路10の
終端部に達する。一方この終端部に対向するように移載
装置15が軌条14上を移動して停止しており、移載装
置15の移載機構が移載用搬送路10上のフィルムカセ
ッテ22を移載装置15上に移し、次いで移載装置15
は軌条14上を走行してフィルム自動交換機16に対向
するように破線151で示す位置で停止する。再び移載
装置15の移載機構が動作し、フィルムカセッテ22を
フィルム自動交換機16に送り込む。送り込まれたフィ
ルムカセッテ22はフィルム自動交換機16内で撮影済
みのフィルムを取り出され新しい未撮影のフィルムが充
填されフィルム自動交換機16の排出口に排出される。
再び移載装置15の移載機構が動作してそのフィルムカ
セッテ22を移載装置15上に移し、次いで移載装置1
5は軌条14上を走行してカセッテ受信用搬送路17の
始端部に対向する破線152で示す位置で停止する。な
おこの場合フィルム自動交換機16から取り出されたフ
ィルムカセッテが撮影室4に属するものであれば、移載
装置15はカセッテ受信用搬送路18の始端部に対向す
る位置に停止する。
【0016】そこで移載装置15の移載機構はフィルム
カセッテ22をカセッテ受信用搬送路17に移し、フィ
ルムカセッテ22はカセッテ受信用搬送路17により撮
影室3の受信口20まで運ばれ、新しいフィルムを充填
されたカセッテ22が撮影室3で受信されることにな
る。
【0017】移載装置15はフィルムカセッテ22のカ
セッテ受信用搬送路17への移送を完了するや、再び軌
条14上を走行して移載用搬送路10の終端部に対向す
る位置に達し、待機用搬送路9の上に待機している次の
フィルムカセッテ23のフィルム交換に備える。
【0018】図2は、図1に示す待機装置11の一例の
概略平面図である。待機装置11は待機用搬送路9の終
端部に配置され、電磁プランジャ110の摺動軸111
の先端112に2つの揺動レバー113、114の一端
がヒンジ結合され、揺動レバー113、114の他端に
はストップレバー115、116の一端がヒンジ結合さ
れ、ストップレバー115、116の他端117、11
8がゲートを形成している。電磁プランジャ110は通
常は消磁状態にあり、その際揺動レバー113、114
は実線位置方向に図示していないばねで付勢され、スト
ップレバー115、116の先端117、118は閉じ
られている。電磁プランジャ110が励磁されると、そ
の摺動軸111はばねに抗して破線矢印方向に引き込ま
れ、揺動レバー113、114は二点鎖線で示す位置に
動き、ストップレバー115、116のヒンジ端を内側
に引き寄せ、したがってストップレバー115、116
の先端117、118は二点鎖線で示す位置に開く。従
って電磁プランジャ110の消磁状態では待機用搬送路
9上の先頭のフィルムカセッテAはストップレバー11
5、116により止められて待機用搬送路9が動作して
いても待機用搬送路9上に留まり、電磁プランジャ11
0が励磁されるとフィルムカセッテAはストップレバー
115、116より釈放されて待機用搬送路9の搬送に
より前方へ押し出され、移載用搬送路10上に載り、待
機用搬送路9より大きい搬送速度で動作する移載用搬送
路10により速度を早めて送られる。なお上述の待機装
置は一例でありこれに限るものではなく、フィルムカセ
ッテの走行を制御し得るゲート機能を持っているもので
あれば任意のものを用いることができる。
【0019】図3は、図1に示す移載装置15の一例
の、aは移載用搬送路10からフィルム自動交換機16
に至るまでのフィルムカセッテの姿勢の変化を示す説明
図、bは構造の概略を示す斜視図である。移載用搬送路
10上を30で示すように縦方向に直立した姿勢で搬送
されてきたフィルムカセッテは、移載用搬送路10の終
端部において31で示すように縦方向の姿勢で移載装置
15に移り、移載装置15上で32で示すように縦方向
から横方向すなわち水平方向に移される。同時に移載装
置15はフィルム自動交換機に向かって軌条上を走行
し、フィルム自動交換機の前で停止し、その間フィルム
カセッテは33で示す横方向の姿勢のまま34で示すよ
うに上昇し、35で示すように横方向の姿勢でフィルム
自動交換機16のフィルムカセッテ出入り口161に挿
入される。
【0020】図3bにおいて、150は基台で車輪15
1により軌条の上を走行し得るようになっている。基台
150に枠体152が固定され、この枠体152と基台
150との間に昇降用ねじボルト153が取り付けら
れ、この昇降用ねじボルト153に噛み合うように移動
台154が設けられ、ボルト153を回転することによ
り移動台154は基台150上で昇降することができ
る。155はフィルムカセッテホルダーで、フィルムカ
セッテを挿入保持する溝156を有し、又溝156の底
部157には小型のコンベア158が組み込まれてい
る。フィルムカセッテホルダー155は回転レバー15
9によりモータ1510の回転軸1511に固定され、
モータ1510を回転させることによりフィルムカセッ
テホルダー155を図の位置から時計方向に90°の位
置、すなわち溝156が水平になる位置まで回転させる
ことができる。1512はチャックで直流ソレノイドを
有し、チャックの間にフィルムカセッテを挟んでソレノ
イドを励磁することによりフィルムカセッテを把持する
ことができる。チャック1512は枠体152に取り付
けられたプッシャ1513を有し、このプッシャ151
3を駆動することによりチャック1512は矢印方向、
すなわち基台150の走行方向と直角に前後進すること
ができる。
【0021】移載用搬送路からフィルムカセッテを移載
する場合、移載装置の各要素は図3bに示す状態から出
発する。移載用搬送路がフィルムカセッテホルダー15
5の正面に対向する位置で、移載用搬送路の駆動により
フィルムカセッテは移載用搬送路より押し出され、フィ
ルムカセッテホルダー155の溝156に進入する。こ
の際同時にフィルムカセッテホルダー155の底部に組
み込まれたコンベア158も駆動され、フィルムカセッ
テを引き込む。フィルムカセッテが溝156内の定位置
に停止したらモータ1510が駆動され、フィルムカセ
ッテホルダー155は回転してフィルムカセッテを横方
向にする。同時に基台150は軌条上を走行してフィル
ム自動交換機の前方で停止する。一方昇降用ねじボルト
153が回転して移動台154が上昇し、またチャック
1512が励磁されてフィルムカセッテの側辺を掴む。
次いでチャック1512のプッシャ1513が駆動さ
れ、フィルム自動交換機のフィルムカセッテ出入り口に
向かってフィルムカセッテを送り込み、チャック151
2を消磁することになり、フィルムカセッテはフィルム
自動交換機内に送り込まれる。フィルムを交換されたフ
ィルムカセッテは上述と全く逆の動作で移載装置に移さ
れ、フィルムカセッテ受信用搬送路の終端部に達し、こ
こでフィルムカセッテホルダー155の溝底部のコンベ
ア158によりフィルムカセッテ受信用搬送路上に送り
出される。フィルム自動交換機としては既存のもの、例
えば富士写真フィルム株式会社製のマルチオープナロー
ダー(商品名FEM430 MOL7)を用いることが
できる。
【0022】上述の例で待機用搬送路としてチェーンコ
ンベア、特に倍速チェーンを使用したのは、ここでフィ
ルムカセッテを蓄積、待機せしめるものであるから、ベ
ルトコンベアを用いるとフィルムカセッテとベルト面と
の間の摩擦が大きいため、コンベアの消耗が激しく経済
的でないからである。又カセッテ受信用搬送路としても
チェーンコンベアを使用する方が、ここで蓄積、待機さ
せることができるから、撮影室の受信口で手動でフィル
ムカセッテを受信するような場合に余裕ができ有利であ
る。又フィルムカセッテを縦方向にして搬送せしめる例
を示したが、これは搬送路の設置床面積を小とする上で
有利であるから用いたものであり、設置条件によっては
フィルムカセッテを横方向にして搬送せしめることも同
様の原理で実施することができる。又上述の例では各撮
影室に固有のカセッテ受信用搬送路を設けたものについ
て説明したが、カセッテ受信用搬送路を一つにして、そ
れから各撮影室の受信口へ分岐搬送せしめるようにして
もよい。
【0023】本発明によれば、種々の大きさのフィルム
カセッテを取り扱う場合であっても、カセッテ送信用搬
送路と移載用搬送路との間にこれら両者より搬送速度の
小さい待機用搬送路を挿入することによって、極めて簡
単にフィルムカセッテを蓄積して待機せしめることがで
きると共に、これらのフィルムカセッテを待機用搬送路
から移載用搬送路へ移すときにフィルムカセッテ間に隙
間を作り、待機用搬送路に待機しているフィルムカセッ
テの先頭の一つだけを移載用搬送路に移すことができ、
又移載装置を移載用搬送路、フィルム自動交換機、カセ
ッテ受信用搬送路間に配置することによって、撮影済み
のフィルムの新しいフィルムへの交換及びこの新しいフ
ィルムを充填されたフィルムカセッテのカセッテ受信用
搬送路への返送動作に人手を要せず、多種多量のフィル
ムカセッテの撮影室領域から現像室領域への回送、新フ
ィルムの充填、撮影室領域への返送といった一連の動作
をすべて自動化することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の構成配置図である。
【図2】本発明で使用する待機装置の一例の概略平面図
である。
【図3】本発明で使用する移載装置の一例の概略平面図
である。
【符号の説明】
1 撮影室領域 2 現像室領域 3、4 撮影室 5、6 現像室の送信口 7 カセッテ送信用搬送路 8 カセッテ送信用搬送路の駆動モータ 9 待機用搬送路 10 移載用搬送路 11 待機装置 12 待機用搬送路の駆動モータ 13 移載用搬送路の駆動モータ 14 軌条 15 移載装置 16 フィルム自動交換機 17,18 カセッテ受信用搬送路の駆動モータ 20、21 撮影室の受信口 22、23 フィルムカセッテ

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮影室領域(1)と現像室領域(2)
    の間にフィルムカセッテの搬送路を設け、撮影室領域
    (1)と現像室領域(2)との間でフィルムカセッテ
    (22;23)を相互に自動搬送するカセッテ搬送設備
    において、搬送路として、撮影室領域(1)から現像室
    領域(2)に向け順次カセッテ送信用搬送路(7)、待
    機用搬送路(9)び移載用搬送路(10)、また現像
    室領域(2)と撮影室領域(1)との間にカセッテ受信
    用搬送路(17;18)をそれぞれ設け、待機用搬送路
    (9)の搬送速度をカセッテ送信用搬送路(7)及び移
    載用搬送路(10)の搬送速度より小とし、待機用搬送
    (9)と移載用搬送路(10)との間に待機装置(1
    1)を設け、現像室領域(2)に設けたフィルム自動交
    換機(16)を、移載装置(15)を介して移載用搬送
    路(10)とカセッテ受信用搬送路(17;18)とに
    対向させたことを特徴とするカセッテ搬送設備。
  2. 【請求項2】 カセッテ送信用搬送路(7)、移載用搬
    送路(10)としてベルトコンベアを用い、待機用搬送
    (9)、カセッテ受信用搬送路(17;18)として
    チェーンコンベアを用いたことを特徴とする請求項1記
    載のカセッテ搬送設備。
  3. 【請求項3】 チェーンコンベアとして倍速チェーンを
    用いたことを特徴とする請求項2記載のカセッテ搬送設
    備。
  4. 【請求項4】 撮影室領域(1)より撮影済みのフィル
    ムカセッテ(22;23)をカセッテ送信用搬送路
    (7)により送出して待機用搬送路(9)上で順次蓄積
    待機させ、待機装置(11)の制御により待機用搬送路
    (9)から移載用搬送路(10)へ先頭のカセッテを1
    個ずつ送り出し、この送り出されたカセッテを移載用搬
    送路(10)から移載装置(15)によりフィルム自動
    交換機(16)へ導き、フィルム自動交換機(16)
    撮影済みフィルムを未撮影フィルムと交換されたカセッ
    テを再びフィルム自動交換機(16)から移載装置(1
    5)によりカセッテ受信用搬送路(17;18)へ送り
    出し、カセッテ受信用搬送路(17;18)へカセッテ
    が送り出された後、待機用搬送路(9)上に待機してい
    る次のカセッテを移載用搬送路(10)へ送り出すこと
    を特徴とする請求項1記載のカセッテ搬送設備の作動方
    法。
JP18902394A 1994-07-20 1994-07-20 カセッテ搬送設備及びその作動方法 Expired - Fee Related JP2805695B2 (ja)

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