JP2804832B2 - 入浴剤 - Google Patents

入浴剤

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誠司 松田
隆男 石田
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鐘紡株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、白濁性に優れ、しかも長期間保存しても使
用時に白濁性が低下しない安定な入浴剤に関する。
〔従来技術〕
従来より、入浴剤には、お湯に適当な色彩を与え、心
身共にリラックスした雰囲気にする工夫がなされている
(例えば特公昭52−21574号,特開昭63−57516号参
照)。中でもお湯を白濁状にする入浴剤は、天然硫黄泉
やミルク風呂のイメージがあり、近年市場で注目を集め
ている。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかし、現在市場にある白濁化入浴剤は、長期間保存
されると白濁性が低下するものが殆どで、白濁性の安定
した製品が望まれていた。
即ち本発明の目的は、長期保存においても高い白濁性
を維持することのできる入浴剤を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、アニオン界面活性剤で被覆処理された酸化
チタンと、合成ケイ酸アルミニウムを含有することを特
徴とする入浴剤である。
本発明に用いられる酸化チタンは、白色無臭の公知の
無機顔料である。
本発明に用いられる酸化チタンの粒径は、好ましくは
0.1〜1μm、更に好ましくは0.2〜0.7μmである。平
均粒径が0.1μm未満では、白濁性が不十分であり、ま
た、1μmをこえると、分散性が悪く短時間で浴槽の底
に沈殿し易く、好ましくない。
本発明に用いられるアニオン界面活性剤としては、一
般に化粧品に用いられているものでよく、例えば脂肪酸
セッケン,エーテルカルボン酸塩,N−アシルアミノ酸塩
等のカルボン酸塩,高級アルキルスルホン酸塩,α−オ
レフィンスルホン酸塩,高級脂肪酸エステルのスルホン
酸塩,ジアルキルスルホコハク酸塩,高級脂肪酸アミド
のスルホン酸塩,アルキルアリルスルホン酸塩等のスル
ホン酸塩,アルキル硫酸エステル塩,二級高級アルコー
ル硫酸エステル塩,アルキル及びアルキルアリルエーテ
ル硫酸エステル塩,高級脂肪酸エステルの硫酸エステル
塩,高級脂肪酸アルキロールアミドの硫酸エステル塩等
の硫酸エステル塩,ポリオキシエチレンアルキルエーテ
ルリン酸エステル塩等のリン酸エステル塩等が挙げられ
るが、これらに限定されるものではない。
本発明において、上記アニオン界面活性剤は、酸化チ
タンを被覆する為に用いられる。
アニオン界面活性剤を被覆に使わずに、単に酸化チタ
ン及び合成ケイ酸アルミニウムと共に混合したとして
も、高い白駒性は得られない。
尚、アニオン界面活性剤の使用割合は被覆処理酸化チ
タン全量を100重量%として、好ましくは1〜20重量
%、更に好ましくは10〜15重量%である。その使用割合
が1重量%未満では、入浴剤使用時、浴湯中での酸化チ
タンの分散安定性がやや劣り、20重量%をこえると浴湯
に泡立ちを生じ易く、あまり好ましくない。
本発明の入浴剤中の被覆処理酸化チタンの含有量は、
約3〜15重量%が好ましい。
本発明に用いられる合成ケイ酸アルミニウムは、ケイ
酸ナトリウム液に可溶性アルミニウム塩を加えて得た沈
殿を洗浄シャク熱してつくられる公知の化合物で、通常
香料吸着剤として化粧品等に使用されている。その粒径
はとくに規定されるものではないが、入浴剤に配合する
他の原料の粒径と同じくらいかそれ以下のものが、均一
に混合し易く、好ましい。
尚、合成ケイ酸アルミニウムの含有割合は被覆処理酸
化チタン100重量部に対して好ましくは5〜30重量部、
更に好ましくは10〜15重量部である。その配合割合が5
重量部未満では、本発明の効果が不十分である。30重量
部をこえると浴槽への投入時、入浴剤の舞い上がりがは
なはだしかったり、浴湯面に合成ケイ酸アルミニウムが
浮遊し、使用感を損なうため、あまり好ましくない。
本発明のアニオン界面活性剤被覆処理酸化チタンの使
用時における投入量は浴湯全量を100として0.0005〜0.0
02重量%ぐらいが適当である。
次に、本発明の入浴剤の製造方法を例示する。
精製水にアニオン界面活性剤を加え、20〜80℃で0.5
〜1時間撹拌して溶解させる。
これに酸化チタンを添加し、60〜80℃で、0.5〜1.0時
間撹拌し、分散させる。
この分散物を循環式箱型乾燥器に入れ、70〜150℃で2
0〜80時間乾燥する。
更に、これをアトマイザー等の粉砕機で80〜200メッ
シュに粉砕し、アニオン界面活性剤で被覆処理された酸
化チタンを製造する。
上記製造方法にて、得られたアニオン界面活性剤被覆
処理酸化チタンに、合成ケイ酸アルミニウムを加え、リ
ボンミキサー等の混合機で撹拌混合することによって、
本発明の入浴剤を製造することができる。
本発明の入浴剤には他に、例えば以下に示すような成
分を適宜配合することができる。
1) 無機塩類 無水硫酸ナトリウム,硫酸ナトリウム,チオ硫酸ナト
リウム,炭酸ナトリウム,炭酸水素ナトリウム,セスキ
炭酸ナトリウム,塩化ナトリウム,硝酸ナトリウム,硝
酸カリウム、ポリリン酸ナトリウム等。
2) 生薬類 チンピ,トウキ,センキュウ,ニンジン,シャクヤ
ク,ショウブ,オウゴン,ケイヒ,ヨモギ,アロエ,ユ
ズ,ローズマリー等。
3) 油類 スクワラン,流動パラフィン,オリーブ油,ホホバ
油,アボガド油,アーモンド油,パーム油,ラノリン
等。
4) 多価アルコール類 グリセリン,プロピレングリコール,ブチレンアルコ
ール,ソルビトール等。
さらに本発明の入浴剤には、上記した以外にも必要に
応じて、着色剤,着香剤,分散剤,金属封鎖剤,保湿剤
その他を配合することが出来る。
〔実施例〕
以下実施例をあげて本発明を具体的に説明するが、本
発明はこれらに限定されるものではない。
尚、入浴剤の性能評価は次のように行った。
浴湯の白濁安定性の評価方法 調製直後,室温6カ突保存後,30℃相対湿度(RH)100
%下4時間放置後の透過率を以下の方法で調べた。
41℃のお湯20に、入浴剤2.5gを投入し、よくかき混
ぜ、この透過率を日本電色工業株式会社製1001DPを用い
て測定し評価した。
透過率が低い程、白濁性に優れている。
尚、室温6カ月保存は入浴剤30gずつアルミパックに
分包・密封した状態で行い、30℃RH100%下4時間放置
では5gずつ小皿に入れた状態で行った。
実施例1〜2,比較例1〜4 (1) 組成 第1表に記載の組成にて、各々の実施例及び比較例の
入浴剤を調製した。次いで白濁性を評価した結果を第1
表に記載した。
(2) 調製方法 水100重量部にアニオン界面活性剤15重量部を溶解さ
せ、この中に酸化チタン(平均粒径0.5μm)85重量部
を添加し、0.5時間撹拌させる。この分散物を乾燥器に
入れ、80℃で20時間乾燥する。次いで乾燥物をアトマイ
ザーで200メッシュに粉砕して、被覆処理酸化チタンを
得た。
炭酸水素ナトリウム,無水硫酸ナトリウム及び香料を
リボンミキサーに順次投入し、均一になるまで混合す
る。次いで合成ケイ酸アルミニウムを投入し、均一にな
るまで混合する。更に、上述の被覆処理酸化チタンを投
入し、均一に撹拌混合して本発明の入浴剤を製造した。
第1表の如く、本発明の入浴剤は、低い透過率を保っ
ており、白濁の維持性において良好な結果を得た。
比較例1の酸化チタンは、表面処理していないので分
散性が悪く、また、浴湯中で凝集してしまい白濁性が不
十分であった。
比較例2は、合成ケイ酸アルミニウムを配合していな
い為に白濁性が不十分であった。
比較例3で、合成ケイ酸アルミニウムのかわりに無水
ケイ酸を用いたところ、調製直後の透過率は高いもの
の、保存による白濁度の安定性が悪かった。
比較例4 アニオン界面活性剤を被覆処理に用いずに単に配合し
たところ、白濁性は低かった。
実施例3 下記成分組成(重量%)の入浴剤を調製し、実施例1
と同様の評価を行った。
その結果、長期間保存後も、安定した白濁性をしめし
た。
炭酸水素ナトリウム 50.0 無水硫酸ナトリウム 31.0 塩化ナトリウム 10.0 被覆処理酸化チタン 6.0 合成ケイ酸アルミニウム 0.7 グリセリン 0.5 オリーブ油 0.5 チンピ 0.5 香 料 0.8 100.0 被覆処理酸化チタンとしては、酸化チタン93重量%と
ラウリル硫酸ナトリウム7重量%の造粒物を用いた。
〔発明の効果〕
上述の通り、本発明の入浴剤が、高い白濁性を有し、
しかも保存安定性に優れている為、長期保存後も期待通
りの濁り湯になり、使用者に快い気分を与えることは明
らかである。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】アニオン界面活性剤で被覆処理された酸化
    チタンと、合成ケイ酸アルミニウムを含有することを特
    徴とする入浴剤。
JP18014390A 1990-07-06 1990-07-06 入浴剤 Expired - Lifetime JP2804832B2 (ja)

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