JPH0469328A - 入浴剤 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、白濁性に優れ、しがも長期間保存しても使用
時に白濁性が低下しない安定な入浴剤に関する。

〔従来技術〕

従来より、入浴剤には、お湯に適当な色彩を与え、心身
共にリラックスした雰囲気にする工夫がなされている（
例えば特公昭５２−２１５７４号特開昭６３−５７５１
６号参照）、中でもお湯を白濁状にする入浴剤は、天然
硫黄泉やミルク風呂のイメージがあり、近年市場で征目
を集めている。

〔発明が解決しようとする課題〕

しかし、現在市場にある白濁化入浴剤は、長期間保存さ
れると白濁性が低下するものが殆どで、白濁性の安定し
た製品が望まれていた。

即ち本発明の目的は、長期保存においても高い白濁性を
維持することのできる入浴剤を堤供することにある。

〔課題を解決するための手段〕

本発明は、アニオン界面活性剤で被覆処理された酸化チ
タンと、合成ケイ酸アルミニウムを含有することを特徴
とする入浴剤である。

本発明に用いられる酸化チタンは、白色舞臭の公知の集
機顔料である。

本発明に用いられる酸化チタンの粒径は、好ましくは０
１〜１μｍ、更に好ましくは０．２〜０，７μｍである
。平均粒径がＯ，１μｍ未満では、白濁性が不十分であ
り、また、１μｍをこえると、分散性が悪く短時間で浴
槽の底に沈澱し易く、好ましくない。

本発明に用いられるアニオン界面活性剤としては、−Ｇ
に化粧品に用いられているものでよく、例えば脂肪酸セ
ッケン、エーテルカルボン酸塩Ｎ−アシルアミノ酸塩等
のカルボン酸塩、高級アルキルスルホン酸塩、α−オレ
フィンスルホン酸塩２高級脂肪酸エステルのスルホン酸
塩２　ジアルキルスルホコハク酸塩、高級脂肪酸アミド
のスルホン酸塩、アルキルアリルスルホン酸塩等のスル
ホン酸塩、アルキルｇ酸エステル塩、二級高級アルコー
ル硫酸エステル塩、アルキル及びアルキルアリルエーテ
ル硫酸エステル塩、高級脂肪酸エステルの硫酸エステル
塩、高級脂肪酸アルキロールアミドの硫酸エステル塩等
のｇ酸エステル塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテ
ルリン酸エステル塩等のリン酸エステル塩等が挙げられ
るが、これらに限定されるものではない。

本発明において、上記アニオン界面活性剤は、酸化チタ
ンを被覆する為に用いられる。

アニオン界面活性剤を被覆に使わずに、単に酸化チタン
及び合成ケイ酸アルミニウムと共に混合したとしても、
高い白濁性は得られない。

尚、アニオン界面活性剤の使用割合は被覆処理酸化チタ
ン全量を１００重量％として、好ましくは１〜２０重量
％、更に好ましくは１０〜１５重置％である。その使用
割合が１重置％未満では、入浴剤使用時、浴場中での酸
化チタンの分散安定性がやや劣り、２０重量％をこえる
と浴場に泡立ちを生し易く、あまり好ましくない。

本発明の入浴剤中の被覆処理酸化チタンの含有量は、約
３〜１５重量％が好ましい。

本発明に用いられる合成ケイ酸アルミニウムは、ケイ酸
ナトリウム液に可溶性アルミニウム塩を加えて得た沈殿
を洗浄シャク熱してつくられる公知の化合物で、通常香
料吸着側として化粧品等に使用されている。その粒径は
とくに規定されるものではないが、入浴剤に配合する他
の原料の粒径と同しくらいかそれ以下のものが、均一に
混合し易く、好ましい。

尚、合成ケイ酸アルミニウムの含有割合は被覆処理酸化
チタン１００重量部に対して好ましくは５〜３０重量部
、更に好ましくは１０〜１５重量部である。その配合割
合が５重量部未満では、本発明の効果が不十分である。

３０重量部をこえると浴槽への投入時、入浴剤の舞い上
がりがはなはだしかったり、浴場面に合成ケイ酸アルミ
ニウムが浮遊し、使用感を損なうため、あまり好ましく
ない。

本発明のアニオン界面活性剤被覆処理酸化チタンの使用
時における投入量は浴場全量を１００としてＯ，ＯＯ０
５〜Ｏ，ＯＯ２重量％くらいか適当である。

次に、本発明の入浴剤の製造方法を例示する。

精製水にアニオン界面活性剤を加え、２０〜８０°Ｃで
０．５〜１．０時間攪拌し熔解させる。

これに酸化チタンを添加し、６０〜８０゛Ｃで、０．５
〜１．０時間撹拌し、分散させる。

この分散物を循環式箱型乾燥器に入れ、７０〜１５０℃
で２０〜８０時間乾燥する。

更に、これをアトマイザ−等の粉砕機で８０〜２００メ
ツシユに粉砕し、アニオン界面活性剤で被覆処理された
酸化チタンを製造する。

上記製造方法にて、得られたアニオン界面活性剤被覆処
理酸化チタンムこ、合成ケイ酸アルミニウムを加え、リ
ボンミキサー等の混合機で撹拌混合するこきによって、
本発明の入浴剤を製造することができる。

本発明の入浴剤には他に、例えば以下に示すような成分
を適宜配合することができる。

ｌ）　無機塩類 無水硫酸ナトリウム、硫酸ナトリウム、チオ硫酸ナトリ
ウム、炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、セヌキ炭
酸ナトＪウム、塩化ナトリウム硝酸ナトリウム、硝酸カ
リウム、ポリリン酸ナトリウム等。

２）生薬類 チンピ、トウキ　センキュウ　ニンジン　ソヤクヤク、
ンヨウブ、オウゴン、ケイヒ、ヨモギアロエ、ユズ、ロ
ーズマリー等。

３）　油類 スクワラン、流動パラフィン、オリーブ油、ホホバ油、
アボガド油、アーモンド油、パーム油ラノリン等。

４）　多価アルコール類 グリセリン、プロピレングリコール、ブチレンアルコー
ル、ソルビトール等。

さらに本発明の入浴剤には、上記した以外にも必要に応
して、着色剤２着香剤１分散剤、金属封鎖則、保湿剤そ
の他を配合することが出来る。

〔実施例〕

以下実施例をあげて本発明を具体的に説明するが、本発
明はこれらに限定されるものではない。

尚、入浴剤の性能評価は次のように行った。

浴湯の白濁安定性の評価方法 調製直後、室温６力月保存後、３０°Ｃ相対湿度（ＲＨ
）１００％下４時間放置後の透過率を以下の方法で調べ
た。

４１°Ｃのお湯２ＯＮに、入浴剤２．５ｇを投入し、よ
くかき混ぜ、この透過率を日本電色工業株式会社製１０
０１ＤＰを用いて測定し評価した。

透過率が低い程（７０前後よりも小）、白濁性に優れて
いる。

尚、室温６力月保存は入浴１ｉｆｌｌ　３０　ｇずつア
ルミパックに分包・密封した状態で行い、３０°ＣＲＨ
１００％下４時間放置では５ｇずつ小皿に入れた状態で
行った。

実施例１〜２．比較例１〜４ （１）組成 第１表に記載の組成にて、各々の実施例及び比較例の入
浴剤を調製した。次いで白濁性を評価した結果を第１表
に記載した。

（２）　　調製方法 水１００重量部にアニオン界面活性剤１５重量部を熔解
させ、この中に酸化チタン８５重量部を添加し、０．５
時間攪拌させる。この分散物を乾燥器に入れ、８０°Ｃ
で２０時間乾燥する。次いで乾燥物をアトマイザ−で２
００メツシユに粉砕して、被覆処理酸化チタンを得た。

炭酸水素ナトリウム、無水ｇｆｌ＆ナトリウム及び香料
をリボンミキサーに順次投入し、均一になるまで混合す
る。次いで合成ケイ酸アルミニウムを投入し、均一にな
るまで混合する。更に、上述の被覆処理酸化チタンを投
入し、均一に攪拌混合し第１表の如く、本発明の入浴剤
は、低い１８過率を保っており、白濁の維持性において
良好な結果を得た。

比較例１の酸化チタンは、表面処理していないので分散
性が悪く、また、浴場中で凝集してしまい白濁性が不十
分であった。

比較例２は、合成ケイ酸アルミニウムを配合していない
為に白濁性が不十分であった。

比較例３で、合成ケイ酸アルミニウムのかわりに無水ケ
イ酸を用いたところ、調製直後の透過率は高いものの、
保存による白濁度の安定性が悪かった・ 比較例４ アニオン界面活性側を複層処理に用いずに単乙こ配合し
たところ、白濁性は低かった。

実施例３ 下記成分組成（重置％）の入浴剤を調製し、実施例１と
同様の評価を行った。

その結果、長期間保存後も、安定した白濁性をしめした
。

炭酸水素ナトリウム　　　　　　　５０，０無水硫酸す
１−リウム　　　　　　　３１，０塩化ナトリウム　　
　　　　　　　　ｌ０９０被覆処理酸化チタン　　　　
　　　　６．０合成ケイ酸アルミニウム　　　　　　０
．７グリセリン　　　　　　　　　　　　０．５オリー
ブ油　　　　　　　　　　　　　０．５チンピ　　　　
　　　　　　　　　　０．５被覆処理酸化チタンとして
は、酸化チタン９３重量％とラウリル硫酸ナトリウム７
重量％の造粒物を用いた。

〔発明の効果〕

上述の通り、本発明の入浴剤か、高い白濁性を有し、し
かも保存安定性に優れている為、長期保存後も期待通り
の濁り湯になり、使用者に快い気分を与えることは明ら
かである。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. アニオン界面活性剤で被覆処理された酸化チタンと、合
   成ケイ酸アルミニウムを含有することを特徴とする入浴
   剤。