JPS60193907A - 二層型の振盪ロ−シヨン - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は二層型の振盪ローシランに関する。更に詳しく
は、静置時には透明な水層（上層）と粉体層（下層）の
二層に明瞭に分離した美しい外観を呈しており、振盪使
用する時は前記二層が一体的に混和して均一に分散して
、均一な懸濁液を形成、保持し、肌にフィーリングの良
い感触（さっばり感、しっとり感、清涼感等）、収れん
感および日焼けした肌の炎症を鎮め肌を保護する効果を
与え、円滑迅速に塗布し得ると共に、使用後、静置する
と、粉体が沈降して水層と粉体層の二層に明瞭に分離し
得る、二層型の振盪ローシランに関する。従来の二層型
の振盪ローシランは、顔料が静置時に固く凝集（ケーキ
ング）したり、使用時均一に再分散できなくなるのを防
ぐために、軟凝集剤として塩化ナトリウム、塩化カルシ
ウム、塩化マグネシウム、硫酸マグネシウム、みょうば
ん等の水浴性塩類を配合していた。

しかしながら、この方法においても長期の保存によるｍ
ｈのケーキングが避けられず、更に静置時の粉体層の外
観が美しくなく、また顔料のかさする場合は、そのケー
キングが著しい。このような場合は、ケーキングした顔
料（酸化亜鉛）のために、塗ｉｈざらざらとした感触を
与えるという致命旧な欠点があった。

本発明者等は、従来技術の欠点を解消するために鋭慈研
兜した結果、後記不発明の構成によって各成分を配合す
る場合は、パラフェノールスルホン酸亜鉛とアルカリ金
属の炭酸塩が反応して、系中に水に不溶性のコロイド状
の塩基性炭酸亜鉛とパラフェノールスルホン酸アルカリ
金ＪｌｉＴを生成すると共に、コロイド状の塩基性炭酸
亜鉛が粉体（酸化亜鉛）のね子表面に吸着（析出）して
、粗性炭酸亜鉛が有する束縛沈降性（鎮状凝集によって
粒子が相互に束縛し合って共に沈降する性質）によって
、静置時には水層と粉体層（酸化亜鉛）した懸濁液を形
成し得る優れた二層型の振盪ローションが、工業的容易
に製造し得ることを見出し本発明を完成した。

本発明は、上述の如き従来技術の欠点を悉く改でおり、
振盪使用時には一体的に混和して何時も粉体粒子が均一
に分散した均質な懸濁液状を形成保持し、肌にフィーリ
ングの良い感触（さっばり感、しっとり感、清涼感）や
収れん感および日焼ｔすした肌の炎症を鎮め、肌を保護
する等の効果を与え、円滑迅速に塗布し得る二層型の振
盪ローションを提供することにある。

すなわち、本発明は主要成分として酸化亜鉛０．１〜５
重量％、パラフェノールヌル示ン酸亜鉛０１〜３重量％
、アルカリ金属の炭酸塩０．０２〜０６重量％および水
を配合してなる二層型の振盪ローションである。

本尤明の二層型の振盪ローションに使用する酸化亜鉛は
、日本薬局方に記載される局所収れん作用、保護作用お
よび軽度の防偽作用を有し、外用剤として反肩疾患の治
療に使用されているものである。

酸化亜鉛の使用量（配台凰）は、組成物（二層型の振盪
ローション）の重量に対してＯ１〜５重ｂ１％、好まし
くは１〜８重量％である。０．１重量％よりも少ないと
その効果が期待し難く、また、５重社％よりも多くなる
と酸化亜鉛が凝集しやすく、塗布する場合はのびが悪く
、粉っぽく仕上り、かつ肌がかさかさした感じになると
共にざらつく等好ましくない。

本発明に使用するパラフェノールスルホン酸亜鉛の使用
量は、組成物の重量に対して０．１〜８重魚％、好まし
くは１〜２重量％である。

０、　Ｉ　ＭＬ−ｍ％よりも少なくなると振盪、静置し
た時、透明な水層及び粉体層の二層に明瞭に分離せず、
更に顔料がケーキングし易い。３重量％よりも多くなる
と分離沈降した粉体層の外観が著しく悪くなる。

本発明に使用するアルカリ金属の炭酸塩とは、水に易溶
でかつ組成物中に配合した場合、パラフェノールスルホ
ン酸亜鉛と反応し塩基性炭酸亜鉛を生じせしめる化粧料
用のアルカリ金属の炭酸塩であって、例えば炭酸ナトリ
ウム、炭酸カリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カ
リウムが好ましい。これらは一種または二種以上組合わ
せて使用される。アルカリ金属の炭酸塩の使用量は、組
成物重量に対して０．０２〜０．６重量％、好才しくは
０．２〜０．４重量％である。０．０２重量％よりも少
なくなると振盪、静置した時に、透明な水層及び粉体層
の二層に明瞭に分離せず、更に顔料がケーキングし易い
。０．６ｆｆｉｉ％よりも多くなると分離沈降した粉体
層の外観が著しくわるくない。

本発明に使用する水の使用量は組成物重量に対して５０
〜９５重量％、好ましくは７０〜９８重量％である 本発明の二層型振盪ローションに配合（使用される）必
須ｂｙ分は上述の酸化亜鉛、パラフェノールスルポン酸
面鉛、アルカリ金属の炭酸塩および水であるが、必要に
応じて香料、防偽剤、保湿剤、色素等の周知慣用成分を
配合することができる。

アルコール等）や保湿剤としての液状の多価アル］　−
ル＜　例エバ、プロピレングリコ−７１／、１．３−ブ
チレングリコール、グリセリン、ポリグリセリン、ポリ
エチレングリコール等９等や後記の特定の顔料も配合す
ることができる。

ｆ’ＪＵＭの待疋の顔料としては、タルク、カオリン、
マイカ、ヤリザイト、二酸化チタン、無水ケイ酸アルミ
ニウム、無７Ｊ（ケイ酸アルミニウム、炭酸カルシウム
、≠、　７５４マグネシウム、赤酸化鉄（ベンガラ）、
黄酸化鉄、黒酸化鉄、含水酸化ケイ素、絹雲母、雲母チ
タンからなる群から選択された少なくとも一つが好まし
い。これらの特定の顔料の配合量は晶々１０ｆｉ量％、
好ましくは１〜８回息％である。

この特定の顔料を適量配合する場合は、二ｊ−型の振盪
ローションにおける粉体層の外観が更に美しくなり、か
つ水層と粉体層の界面がより明瞭になるので好ましい。

本発明の二ノー型の振盪ローションは、粉体粒子が沈積
した’Ｆ層の上に、透明な水層（上Ｊ鐘）が明瞭な界面
を画した二層構造の美しい外観を呈しており、これを振
盪、使用する時は、容易に二層が混和して粉体粒子が均
一に分散し、この状態を適当な時間保持し、肌にフィー
リングの良い感触（さっばり感、しっとり感、涌涼急、
収れん感等）を付与し得る。

さらに、使用後（静置後）は同時も適度な時間内に清澄
な水層と顔料層の二層構造に領元して、美麗な外観を保
持、観賞することができる。また長時間保存しても安定
でケーキングセす、前記使用時の顔料分散性、感触、効
果に同等異状を来たすことがない。

本発明の二層型の振盪ローションは、前述の如き特異か
つ顧著な作用効果を発現し得る二層型の振盪ローション
であって、例えば、二層型カラミンローション、二層型
消炎ローション、二層型コノティショニングローション
管として有用である。

以Ｆ、実施例について説明する。

実施例に示す都とは重鰍部を意味する。

実す小伝に示した二層型の振盪ローション（組成物）の
特性１１時の均一混和性、静置後の外観、反覆内規性、
使用時の感触）は専門検査員３人によってしらべた。そ
の試験方法は下記の通りである。

（１）　ｋ蕉時の均−混和性 試ト１組成物を透明ガラス瓶（直径４゜、烏さ１８０）
の１０ｃｍの高さまで容れて、手動で上下辺強く振盪し
て二層の成分が均一に混和するまでに要した振盪回数を
しらべた。

ぞの所要振盪回数が１〜５回の場合は極めて良好（４部
めて使用し易い。符号は＠）、６同〜１０回の場合は良
好（使用し易い。符号は○）、１１回〜２０回の場合は
やや不良（やや使用し難い。

符号は△）、２１回以上の場合は不良（使用し難い。符
号は×）とした。

尚、所要振盪同数が多い程振盪の手間がかかり使用し難
い。

（２）静置時の外観 試料組成物を、前記の（１）の場合と同様に透明ガラス
瓶に容れ、手動で上下に強く振盪して各層の成分を均一
に混和、分散せしめた後、１時間静置して、分離した各
層（例えば二層）およびそれらの界面の透明性、汚れの
有無等を肉眼観察によりしらへた。評価は、水層が実質
的に透明でかつ界面に汚れが無い場合は良好、水層が不
透明または界面に汚れがある場合は不良とした。

（３）反覆再現性 ！５〜４５℃の範囲内で逐時往復変化する恒温室の中で
、前記（１）における試料組成物を６ケ月間保存し、前
記特性の振盪時の均一混和性、静置時の外観をしらへ、
その結果と、製造直後の結果から経日による再現性の有
無を判断した。

尚、前記の特性のランクが実質的に低下してぃない場合
は、再現性良好（有）とし、前記特性のランクが低下し
ている場合には再現性不良（無）とした。

（４）使用時の感触 感触効果は５肌に塗布時の感触（さっばり感、しっとり
急、べたつき感、清涼感）、伸展性（伸び）、塗布後の
仕上り等を前記（８ンの６ケ月間室温で保存した試料組
成物についてしらべた。

実施例１（二層型消炎ローション） （１）処方　成分 ■酸化Ｑｉ　２．０部 ■パラフェノールスルホン酸、Ｂ１１１　鉛１２　ｍ■
炭酸ナトリウム　０．２部 ■メチルパラベン（ｌＦ［剤）　ｏ、　ｔｆｆｉ■精製
水　９６．５部 （２）製造法 上記成分の■の一部に成分の■および■を撹拌下に加え
、溶解、分散し、次いで成分の■の残部に成分の■およ
び■を溶解したものを攪拌下に徐々に加え、本発明の二
層型の消炎ローションを調製した。この消炎ローシロン
について前記のごとくその特性を調べた。

まず、振盪時の均一混和性を調べた結果、分離していた
前記二層は所要振盪回数８回にして一体的に混和し、水
中に粉体（酸化亜鉛）が均一に分散した懸濁液を生成し
た。この結果から、この二層型の消炎ローションは、振
盪によって容易に均−懸濁状の消炎ローションが生成し
、かつ適当時間安定に保持し得て、極めて使用し易い（
◎）ことを認めた。さらに静置り時間後、無色透明の水
層部と白色の粉体層部の二層に明瞭に分離した美しい外
観を呈した。

また、この二層型の消炎ローションを前記の如く６ケ月
間保存した後、反覆再現性を調べた結果、６ケ月後にお
ける振盪時の均一混和性（所要振盪回数は５回）は、製
造直後と実質的に同じであり、また静置後、復元した二
層構造の水層／粉体層界面は明瞭で、水層は清澄、透明
で製造直後と同様の美麗な外観を呈した。この二層型の
消炎ローションは、使用時にべたつき感がなく、良好な
感触を有していると共に、塗布後の仕上りも良好であっ
た。

比較例エ バラフェノールスルホン酸亜鉛を使用せず、かつ水を９
７．７部使用する他は、実施例１と同様に行なって、比
較の消炎ローションを調製した。その結果、得られた消
炎ローションは、明瞭に二層分離しておらず、振盪時の
混和性は所要振盪回数２！５回以上でも一体的に混和せ
ず、しかも酸化亜鉛の一部はケーキングを起した。実用
テストを行なった結果、塗布時にざらつき、感触が不良
で実用性に乏しかった。

比較例２ 炭酸ナトリウム亭無水→を使用せずかつ水を９６．７部
使用する他は未施例１と同様に行なった。

その結果、得られた消炎ローションは明瞭に二層分離し
・ているが、振盪時の混和性は所要振盪回数１６回（９
）＼不良片、そして酸化亜鉛の一部はケーキングを起こ
していた。実用テストを行なった結果、塗布時に若干ぎ
らつき、感触が不良であった。

実施例２ １と同様に調製して二層型消炎ローションを得た。

このローションは、静置すると無色透明な水層部と白色
の顔料層部の二層に明瞭に分離した美しい外観を呈した
。二層に分離した後、振盪すると振盪回数３回にして二
層は一体的に混和して均一に分散した。また、６ケ月保
存後の反復再現性を調べた結果、振盪時の均一混和性（
所要振盪回数４回）は極めて良好で、製造直後と同じで
あり、水層及び水層／粉体層界面は清澄及び明瞭で美麗
な外観を呈している。この消炎ローションは、清涼感及
びしっとり感を併有して、フィーリングの良い感触を与
えた。

これらの結果から、この消炎ローションは実施例ｌの良
好なそれと比較して、同様に極めて使い易く、より良好
な感触を与えることを認めた。

実施例８（二層型カラミンローション）第１表にもとづ
く処方で二層型カラミンローションを調製した。得られ
た二層型カラミンローションの特性を第２表に示す。こ
の結果からも明らかなように、パラフェノールスルホン
酸亜鉛の配合量は０．１〜８本量％（好ましくは１〜２
富鳳％）であり、アルカリ金屑炭酸塩の配合量は０．０
２〜０．６嵐斌％（好ましくは０．２〜０．４重量％）
である。

第２表 実ｍｌ’１１４（二層型コンディショニングローシラン
）篤３表にもとづく処方で二層型コンディジＷ二ングロ
ーシジンを調製した。得られた二層型コンディショニン
グローシランの特性を第４表に示す。

この結果から明らかなように、酸化亜鉛の配合量は０．
１〜５重ｉＡ、％（好ましくは１〜８Ｎ量％）で第３表 実ｍ例５（二層型コンディショニングローシロン）（１
）処　方 成　分 ■酸化亜鉛　１．０　部 ■タルク　１．０　部 ■赤酸化鉄　０．０８部 ■パラフェノールスルホン酸７６ｋ　１．８　ｍ■炭酸
カリウムや敷水今　０．４　部 Ｏプロピレングリコール　６．０　都 ■精製水　９０．７７部 （２）製造法 上記成分の■の一部に成分の■および■を混合溶解し、
この水溶液に予め抽潰混合した成分の■〜■の混合物を
添加して、撹拌Ｆに均一分散させる。次に成分の■の残
部に成分の■を溶解したものを攪拌下にて徐々に加え、
本発明の二層型のフンディシッニングローシヲンヲ調製
した。この二層型コンディショニングローシロンについ
て、前記のごとくその特性を調べた。

まず振盪時の均一混和性を調べた結果、分離していた前
記二層は所要振盪回数６回にて一体的に況和し粉体が均
一に分散した懸濁液を生成した。

この結果から、この二層型コンディシタニングローシコ
／はに盪によって容易に均−懸濁状のコンディショニン
グローションが生成し、かつ適当時間安定に保持し得て
、極めて使用し易いことを認めた。さらに、静置１時間
後に無色透明の水層部と桃色粉体ノ一部の二層に明瞭に
分離した美しい外観を呈した。また、この二層型のコン
ディショニングローションをｖａ記の如く６ケ月間保存
して反榎再規性を調べた結果、６ケ月後における振盪時
の均一混和性（所要振盪回数８回）は製造直後と実質的
に同じであり、また静置後復元した二層構造の水層／粉
体層界面は明瞭で、水層は清澄、透明であり、製造直後
と同様の美麗な外観を呈した。

かつこの二ノυ型のコンディショニングローションは、
使用時、べたつき感がなく、なめらかで肌なじみ良く、
塗布後にはさっばりと・仕上り良好であった。

手続補正書（自発） 昭和５９年４月２を日 昭和５９年特許願第５０７５９号 ２、発明の名称 二層型の振盪ローシダン ３、補正をする者 事件との関係　特許出願人 住所　東京都墨田区墨田五丁目１７番４号〒５３４　大
阪市部島区友淵町１丁目５番９０号鐘紡株式会社特許部 電話（０６）９２１−１２５１ ４、補正により増加する発明の数　な　し６、補正の内
容 （１）　明細書、第４頁第１行に記載のｒ鎮」を「鎖Ｊ
に補正する。

（２）明細書、第１８行に記載の１わるくない。ｊを「
わるくなる。」に補正する。

（３）明細書、第１５頁、第１表の右側第５１ｍ、第４
行に記載のｒＯ，ＯＪをｆＯ，ＩＪに補正する。

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. （１）　主要成分として酸化亜鉛０．１〜５Ｎ量％、バ
   ラフェノールスルホン酸亜鉛０．１〜８重量％、アルカ
   リ金属の炭酸塩０．０２〜０．６重量％および水を配合
   してなる二層型の振盪ローシラン。
2. （２）　アルカリ金属の炭酸塩が、炭酸ナトリウム、炭
   酸カリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素ン。
3. （３）水が、ぢ０〜９３重量％配合される特許請求の範
   囲第（１）項記載の二層型の振盪ローション。
4. （４）　更に、タルク、カオリン、マイカ、セリサイト
   、二酸化チタン、無水ケイ酸マグネシウム、無水ケイ酸
   アルミニウム、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、赤
   酸化欽、黄酸化鉄、黒酸化鉄、含水酸化ケイ素、絹雲母
   、雲母チタンからなる群から選択された顔料の少なくと
   も一つが高々１０重量％配合される、特許請求の範囲第
   （１）項記載の二層型の振盪ローシラン。　′