JP2804683B2 - プリンタの水平方向印字位置調整回路及びその調整方法 - Google Patents

プリンタの水平方向印字位置調整回路及びその調整方法

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JP2804683B2
JP2804683B2 JP4203120A JP20312092A JP2804683B2 JP 2804683 B2 JP2804683 B2 JP 2804683B2 JP 4203120 A JP4203120 A JP 4203120A JP 20312092 A JP20312092 A JP 20312092A JP 2804683 B2 JP2804683 B2 JP 2804683B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数の印字ヘッドなど
の印字部材を水平方向に配設したプリンタにおける各印
字部材の水平方向の印字位置調整回路及びその印字位置
調整方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図8は従来のラインプリンタにおける印
字データ転送回路のブロック図である。同図において、
符号H1,H2,H3は印字部材としての印字ヘッド、
CGはこれら印字ヘッドH1,H2,H3を取り付けて
いるキャリッジである。
【0003】M1,M2,M3は印字データ記憶回路
(RAM)で、それぞれの印字ヘッドH1,H2,H3
によって印字するためのイメージデータが一時記憶され
ている。
【0004】HDC1,HDC2,HDC3は駆動制御
回路としてのヘッドデータコントローラで、キャリッジ
CGの移動タイミングを設定している同期パルスSYN
と、後述する転送パルスTRとを受け、同期パルスSY
Nを開始点として転送パルスTRの所定数毎にアドレス
を作成してそれぞれの印字データ記憶回路M1,M2,
M3からデータを読み出すようになっている。また、転
送パルスTRは、4個でキャリッジCGによってドット
ポジションが1個進むようになっている。
【0005】PC1,PC2,PC3は位相調節回路
で、例えばシフトレジスタよりなり、それぞれ同期パル
スSYNと転送パルスTRとを受け、同期パルスSYN
に対して所定の遅延値を基準位相として、転送パルスT
Rの適宜のパルス数だけ遅延させ、あるいは進めた各同
期パルスSYN1,SYN2,SYN3を各印字ヘッド
データコントローラHDC1,HDC2,HDC3に与
える。
【0006】SW1,SW2,SW3は遅延量指定スイ
ッチで、例えばディップスイッチによって構成され、各
位相調節回路PC1,PC2,PC3の前記基準位相に
対する調節量を適宜のディジタル値によって個々に指定
する。また、この指定により、位相調節回路PC1,P
C2,PC3は、キャリッジ方向信号DIRに応じてそ
のディジタル値だけ遅延され、あるいは進められる。
【0007】DV1,DV2,DV3はヘッド駆動回路
で、各印字データ記憶回路M1,M2,M3から読み出
されたデータに基づいて各印字ヘッドH1,H2,H3
を印字駆動する。各印字ヘッドH1,H2,H3はキャ
リッジCG上に等間隔に配列されていて、1行の印字領
域をそれぞれ1/3ずつ分担し、同期パルスSYNに対
して所定の遅延値を基準位相とした印字タイミングで各
印字ヘッドを駆動させ、キャリッジCGが1/3行分移
動する間に1行印字する。
【0008】図10は、水平方向の印字位置調整を行う
前の印字ずれが生じた場合の説明図である。今、例えば
印字ヘッドH2がキャリッジCGの移動方向に関して、
等間隔位置より距離b1だけ左側にずらして取り付けら
れ、印字ヘッドH3が同様に距離b2だけ右側にずれて
取り付けられているとする。すると、印字の結果は印字
ヘッドH1と印字ヘッドH2との印字領域の境界部に距
離b1の重なりを生じ、印字ヘッドH2と印字ヘッドH
3とによる境界部には距離b1+b2の隙間を生ずるこ
とになる。
【0009】次に、各印字ヘッドH1,H2,H3の取
り付け位置が図10に示す印字領域に対応しているもの
として、図8の回路の動作をこの回路動作のタイミング
チャートを示している図9と共に説明する。なお、図9
の動作タイミングチャートにおいて、図9中の(a)の
グループはキャリッジCGが左から右に移動中のタイミ
ング、(b)のグループは右から左に移動中のタイミン
グをそれぞれ示しているものである。
【0010】そして、各位相調節回路PC1,PC2,
PC3は、入力の同期パルスSYNに対して所定の遅延
値iをこの場合「4」に設定しているとともに、転送パ
ルスTRの4個分すなわちドット間隔だけ遅れた基準位
相を設定しており、位相調節回路PC1の出力の同期パ
ルスSYN1はその基準位相において発生し、このとき
ヘッドデータコントローラHDC1によって最初のアド
レスAが印字データ記憶回路M1に送出され、これに対
応した印字データが読み出される。
【0011】図10を参照して、印字ヘッドH2は正常
位置より距離b1だけ左側にずれているので、この場合
では遅延量指定スイッチSW2を操作して距離b1に相
当する遅延量として、例えば転送パルスTRの1個分の
遅れを指定する。この指定により、キャリッジ方向信号
DIRに応じて、キャリッジCGが左から右に移動中の
ときは図9の(a)を参照し、同期パルスSYN2は基
準位相より転送パルスTRの1個分だけ遅れて発生し、
このときヘッドデータコントローラHDC2によって最
初のアドレスAが印字データ記憶回路M2に送出され、
この印字データが読み出される。よって、この転送パル
スTRの遅れの間にキャリッジCGが1/4ドット間隔
だけ右に移動して正常な印字位置となる。
【0012】これに対して、キャリッジCGが右から左
に移動中の時は図9の(b)を参照し、同期パルスSY
N2は基準位相より転送パルスTRの1個分だけ進んで
発生し、このとき最初のアドレスAが印字データ記憶回
路M2に送出され、この印字データが読み出される。よ
って、キャリッジCGが1/4ドット間隔だけ右側にあ
る時点で印字されるので正常な印字位置となる。
【0013】次に、印字ヘッドH3は正常位置より距離
b2だけ右側にずれているので、遅延スイッチSW3を
操作して距離b2に相当する遅延量として例えば転送パ
ルスTRの2個分の進みを指定する。この指定により、
キャリッジCGが左から右に移動中の時は、同期パルス
SYN3は基準位相より転送パルスTRの2個分だけ進
んで発生し、このとき最初のアドレスAにより印字デー
タ記憶回路M3からこれに対応した印字データが読み出
され、同様に正常な印字位置となる。そして、キャリッ
ジCGが右から左に移動中のときは、同期パルスSYN
3は基準位相より転送パルスTRの2個分だけ遅れて発
生し、このとき同様にこれに対応した印字データが読み
出され、正常な印字位置となる。
【0014】よって、これまでは複数個の印字ヘッドを
搭載したこの種のラインプリンタにおいて各印字ヘッド
H1〜H3を等間隔に取り付ける場合、その取付精度を
±0.07mm程度必要とし、また印字位置調整を手作業
で行う場合には熟練者に頼らなければならないと言う問
題点があったが、この調整方法を用いることによって簡
単にすることができることになる。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、通常、
マルチヘッド式のラインプリンタでは、印字部材として
の印字ヘッドを5〜6個程度搭載し、特にシャトルブロ
ックを水平方向に配列させたシャトル式のラインプリン
タでは、一般に10個以上の印字ヘッドを搭載する構成
となっている。このため、上記構成の印字位置調整回路
及び調整方法では、遅延量指定スイッチ及び位相調節回
路をキャリッジに搭載された印字ヘッドの数だけ設ける
必要があるので、回路が膨大となって製造コストがかさ
むと言う問題点があった。また、ディップスイッチ等に
より構成される遅延量指定スイッチでは、搭載される印
字ヘッドの個数が多くなればなるほど操作性が悪くなる
ので、フィールドで印字ヘッドを交換し水平方向の印字
位置調整を行う際など保守性も極めて悪いと言う問題点
があった。
【0016】本発明は、上記問題点に鑑みてなされたも
のであり、その目的は量産性や操作性及び保守性に優れ
たプリンタの水平方向印字位置調整回路及びその位置調
整方法を提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明に係るプリンタの水平方向印字位置調整回路
は、複数の印字部材がその移動方向に所定間隔で配置さ
れ、各印字部材が互いに印字領域を分担して印字するプ
リンタにおいて、各印字部材の印字位置を調整するため
印字位置調整データを入力及び表示する操作部と、
印字部材によって印字するためのイメージデータを連続
したアドレスに一時記憶するとともに、イメージデータ
を記憶する連続したアドレス以外のアドレスに印字を行
わないダミーデータを記憶する印字データ記憶回路と、
操作部より入力された印字位置調整データに基づき、印
字データ記憶回路に記憶されたダミーデータのアドレス
と、イメージデータのアドレスとを格納する印字ポジシ
ョン変更用メモリと、印字部材の共通の移動タイミング
を設定している同期パルスを各印字部材への対応毎に位
相調整する位相調整回路と、位相調整回路により位相調
整された各同期パルスと同期して各印字部材の基準位置
における印字タイミングを設定し、印字ポジション変更
用メモリに格納されたアドレスを読み出して、そのアド
レスに記憶されるダミーデータ及びイメージデータによ
って印字駆動制御する駆動制御回路とを備えているもの
である。また、本発明のプリンタの水平方向印字位置調
整方法としては、上記の水平方向印字位置調整回路を備
えたプリンタにおいて、各印字部材の印字位置を調整す
るための印字位置調整データを操作部から入力し、その
印字位置調整データの整数部のデータで印字ポジション
変更用メモリへ格納するダミーデータのアドレスの数を
調整し、そのダミーデータを読み出すことによってドッ
ト間隔単位の印字位置補正を行い、小数点以下部のデー
タで各印字部材共通の位相調整回路により所定のドット
間隔の印字位置補正タイミングを設定してセレクタによ
って選択し補正することにより、各印字部材の印字位置
を個々に調整するようにしたものである。
【0018】
【作用】この構成によれば、複数の印字部材によって互
いに印字領域を分担して印字するプリンタであっても、
各印字部材によって印字するためのイメージデータを印
字データ記憶回路に記憶するにあたり、各印字部材間の
位置調整にかかわらず連続したアドレスに記憶するだけ
でよいことになる。しかも、各印字部材間の位置調整に
ついては、操作部より入力された印字位置調整データに
基づき、各印字ヘッド共通の位相調整回路により所定の
ドット間隔の印字位置補正タイミングを設定するととも
に、その印字位置調整データに基づいてダミーデータの
アドレスとイメージデータのアドレスとが印字ポジショ
ン変更用メモリに格納されることから、印字ポジション
変更用メモリに格納されたアドレスを単に読み出してそ
のアドレスに対応するダミーデータやイメージデータを
印字するという簡単な制御で実現できるようになる。
【0019】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を用いて
詳細に説明する。図1は、本発明の一実施例を示す印字
データ転送回路のブロック図である。図1において図8
と同一符号を付したものは図8と同一のものを示してあ
る。したがって、以下の説明では、図8と異なる部分を
主体に説明を進める。
【0020】なお、本実施例では、各印字ヘッドH1〜
Hnの印字位置を、基準位置に対して左方向に4ドット
間隔分、右方向に4ドット間隔分、合計8ドット間隔分
移動調節可能な場合を一例として説明する。そして、O
PはLCD(液晶)表示部を備えた操作部である。この
実施例の場合では、操作部OPで設定される各印字ヘッ
ドの印字位置調整データは、基準位置に対して左方向に
4ドット間隔分移動調節する場合は−4.00、右方向
に4ドット間隔分移動調節する場合は+4.00とし、
また転送パルスTRが4個でドットポジションが1個進
み、転送パルスTRが2個分遅れたディレイ印字タイミ
ングと基本印字タイミングでコントロールするため、
0.5刻みで−4.00〜+4.00までの調整データ
が設定可能となる。
【0021】M1,M2,…Mn,Dは印字データ記憶
回路(RAM)で、それぞれの印字ヘッドH1,H2,
…Hnによって印字するためのイメージデータが一時記
憶されており、また印字データ記憶回路Dには印字を行
わないダミーのデータを記憶している。
【0022】コントロール部CPUは、操作部OPから
の各印字ヘッド(H1,H2,…Hn)の印字位置調整
データを受け、印字ポジション変更用RAM100と印
字データ記憶回路(RAM)M1〜Dとの関係図として
図2に示すように、その印字位置調整データに整数部の
遅延量に対応してダミーデータを加え、あるいは差し引
いた印字データ記憶回路(RAM)用のアドレス値をイ
ニシャル時に印字ポジション変更用RAM100にセッ
トする。
【0023】すると、印字状態では、印字ポジション変
更用RAM100のアドレスに、ポジションカウンタ1
01には、カウントのアップあるいはダウンを決定する
ためのコントロール部CPUからのキャリッジ方向信号
DIR及びカウントアップのための基本印字タイミング
(A)が入力され、基本印字タイミング(A)毎にカウ
ントアップあるいはカウントダウンする。また、ヘッド
カウンタ102には、ディレイ印字タイミング(B)が
入力され、入力されるたびに0〜n−1まで印字ヘッド
個数分のカウントを行い、かつ印字データ記憶回路(R
AM)M1〜Dのリードパルスを各カウントアップ毎に
出力すると共にヘッドデータコントローラHDC1から
HDCnまでのライトパルスを出力する。
【0024】この一連の動作により、印字タイミング毎
に印字ヘッドH1〜Hnまでの印字データが、各ヘッド
データコントローラHDC1〜HDCnにセットされる
ことになる。この時、セットされる印字データは、図3
に示すように、イニシャル時に印字ポジション変更用R
AM100に書き込まれた印字データ記憶回路(RA
M)M1〜Dのアドレスに従って印字データ記憶回路
(RAM)M1〜Dの内容が出力されるため、結果的に
は、ドット列単位で各印字ヘッドH1〜Hnの印字がず
れて行われることになる。
【0025】さらに、PCは位相調節回路で、同期パル
スSYNと転送パルスTRとを印字タイミング発生回路
103を介して受け、1ドット間隔以下の遅延量(ここ
では、0.50ドット間隔)つまり、転送パルスTRの
2個分のパルス数だけ遅延させたあるいは進めたディレ
イ印字タイミングを作成し、セレクタSEに与える。な
お、その遅延量は0.50ドット間隔以外であっても勿
論差し支えないものである。セレクタSEは印字ヘッド
H1〜Hnの数に対応してn個設けられ、操作部OPか
らの各印字ヘッドH1〜Hnの印字位置調整データの小
数点以下部の遅延量データ0.5により、各印字ヘッド
H1〜Hnごとに1ドット以下の遅れがあるかどうかを
判別し、遅れがある場合には印字タイミング発生回路1
03より出力される基本印字タイミング(A)に対して
0.5ドット分だけ印字タイミングをずらしたディレイ
印字タイミング(B)を印字タイミングとしてセレクト
し、同期パルスSYN1,SYN2,…SYNnを設定
しヘッドデータコントローラHDC1,HDC2,…H
DCnに与える。
【0026】こうして得られたディレイ印字タイミング
と印字位置調整データの整数部遅延量データによりアド
レスが変換され、それぞれの印字データ記憶回路M1,
M2,…Mn及びDからデータ読み出し、そのデータに
基づいて各印字ヘッドH1〜Hnのヘッド駆動回路DV
1,DV2,…DVnが各印字ヘッドH1〜Hnを印字
駆動させる。
【0027】図4は、図1の回路の動作タイミングチャ
ートである。そこで、図1に示す各印字ヘッドH1,H
2,H3の3個の取り付け位置が図10に示す印字領域
に対応しているものとして、印字位置調整を行う方法を
図1の回路の動作をキャリッジCGが左から右に移動し
た場合について説明する。そして、印字位置調整データ
が+0.00の場合、印字ヘッドは基準位置に取り付け
られており、入力の同期パルスに対して4ドット間隔分
だけ遅れた基準位相から印字を開始するものとする。つ
まり、同期パルスSYNの位相から4ドット分は、印字
ポジション変更用RAM100によるアドレス変換によ
って、印字を行わないダミーのデータDが読み出され
る。
【0028】図10を参照して、印字ヘッドH1は基準
位置に取り付けられているため、操作部OPで設定され
る印字位置調整データは+0.00であり、前述の通
り、同期パルスSYNの位相から4ドット分遅れた位相
より印字を開始する。
【0029】次に、印字ヘッドH2は、基準取り付け位
置より距離b1、例えば1.5ドットだけ左側にずれて
取り付けられているため、この場合、操作部OPで設定
される印字位置調整データは+1.50であり、小数点
以下部の遅延量データ0.5により、セレクタSEが同
期パルスSYNに対して0.5ドット分(転送パルスに
して2個分)遅れたタイミングの同期パルスSYN2を
発生させヘッドデータコントローラHDC2に与える。
【0030】一方、印字ポジション変更用RAM100
は、印字位置調整データの整数部のデータ+1により、
同期パルスSYN2を基準位相とし4+1=5ドット分
遅れた位相から印字を開始するようにアドレス変換を行
い、ヘッドデータコントローラHDC2が印字データ記
憶回路Dより5個のダミーデータDを読み出した後、最
初に印字を行うアドレスm+1の印字データを印字デー
タ記憶回路M2から読み出す。よって、この遅れの間に
キャリッジCGが1.5ドット間隔だけ右に移動して正
常な印字位置となる。
【0031】同様に、印字ヘッドH3は、基準取り付け
位置より距離b2、例えば2.5ドットだけ右側にずれ
て取り付けられているため、この場合、操作部OPで設
定される印字位置調整データは−2.5であり、小数点
以下部の遅延量データ0.5により、セレクタSEは同
期パルスSYNに対して0.5ドット分遅れたタイミン
グの同期パルスSYN3を発生させヘッドデータコント
ローラHDC3に与える。
【0032】一方、印字ポジション変更用RAM100
は、印字位置調整データの整数部のデータ−2により、
同期パルスSYN3を基準位相とし4+(−2)+(−
1)=1ドット分遅れた位相(遅延量データがマイナス
で小数点以下部0.5のデータを含む場合は−1をさら
に加える)から印字を開始するようにアドレス交換を行
い、ヘッドデータコントローラHDC3が1個のダミー
データDを読み出した後、最初に印字を行うアドレス2
m+1の印字データを印字データ記憶回路M3から読み
出す。これにより、キャリッジCGの位置が従来の印字
位置より2.5ドット左側の位置で印字が開始されるた
め正常な印字位置となる。 また同様に、キャリッジC
Gが右から左に移動する場合には、左から右に移動する
場合と逆のタイミング制御を行うことにより正常な印字
位置とすることが可能となる。
【0033】図5は、キャリッジCGに6個の印字ヘッ
ドを搭載した場合で、印字ヘッド3を基準にして他の印
字ヘッドの印字位置調整を行い、詳述しない手段により
操作部OPから調整結果を出力させた印字サンプルであ
り、本実施例では調整から図5に示す調整結果テスト印
字例で示すように印字して、その結果の確認に至るまで
全て操作部OPで行うことが可能となる。なお、図6は
図5のA部拡大図、図7は図6の拡大図で、2ドットの
間隔は規格値であるところの0.28mmの場合を示した
ものである。
【0034】なお、上記実施例ではマルチヘッドプリン
タにつて説明したが、シャトルブロックを水平方向に複
数個配列させているシャトル式プリンタについても同様
にして適用できるものである。
【0035】
【発明の効果】以上説明したとおり、本発明によれば、
従来の水平方向印字位置調整方法及び回路手段ではキャ
リッジに搭載された印字部材としての印字ヘッドの数だ
け印字位置を調整するための遅延量指定スイッチ及び位
相調節回路を設けなくてはならず回路が膨大となってい
たのに対して、各印字ヘッドのアドレスを印字ポジショ
ン変更用RAMにより変換しダミーデータを読み出すこ
とによってドット間隔単位の印字位置補正を行い、また
各印字ヘッド共通の位相調節回路により所定のドット間
隔の印字位置補正タイミングを設定し、かつ補正するこ
とにより、回路を簡略化し製造コストを大幅に削減する
ことが可能になる。また、各印字ヘッドの印字位置調整
を操作部から入力、設定可能としたことにより、操作
性,保守性が著しく向上し、量産工程や保守時の調整作
業時間の短縮が可能になる等の効果が期待できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す印字データ転送回路の
ブロック図である。
【図2】印字ポジション変更用RAMと印字データ記憶
回路との関係図である。
【図3】印字ポジション変更用RAM内に印字データが
入力されるタイミングを説明する図である。
【図4】図1の回路の動作タイミングチャートである。
【図5】印字位置調整後の調整結果テスト印字例を示す
図である。
【図6】図5のA部拡大図である。
【図7】図6のB部拡大図である。
【図8】従来の印字データ転送回路のブロック図であ
る。
【図9】図8の回路の動作のタイミングチャートであ
る。
【図10】従来の印字ずれの説明図である。
【符号の説明】
100 印字ポジション変更用RAM CG キャリッジ CPU コントロール部 H1〜Hn 印字ヘッド(印字部材) HDC1〜HDCn ヘッドデータコントローラ(駆動
制御回路) M1〜Mn,D 印字データ記憶回路 OP 操作部 PC 位相調節回路(ディレイ回路) SYN 同期パルス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−24460(JP,A) 特開 平1−123771(JP,A) 特開 平4−90369(JP,A) 特開 昭63−315253(JP,A) 特開 昭64−47556(JP,A) 特開 昭60−21254(JP,A) 特開 昭55−164169(JP,A) 特開 昭62−231777(JP,A) 特開 平3−151264(JP,A) 特開 平3−246042(JP,A) 実開 昭57−38263(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B41J 2/515 B41J 2/21 B41J 2/51 B41J 3/54 B41J 19/18

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の印字部材がその移動方向に所定間
    隔で配置され、各印字部材が互いに印字領域を分担して
    印字するプリンタにおいて、 各印字部材の印字位置を調整するための印字位置調整デ
    ータを入力及び表示する操作部と、各印字部材によって印字するためのイメージデータを連
    続したアドレスに一時記憶するとともに、前記イメージ
    データを記憶する連続したアドレス以外のアドレスに印
    字を行わないダミーデータを記憶する 印字データ記憶回
    路と、 前記操作部より入力された印字位置調整データに基づ
    き、前記印字データ記憶回路に記憶されたダミーデータ
    のアドレスと、前記イメージデータのアドレスとを格納
    する印字ポジション変更用メモリと、 印字部材の共通の移動タイミングを設定している同期パ
    ルスを各印字部材への対応毎に位相調整する位相調整回
    路と、 前記位相調整回路により位相調整された各同期パルスと
    同期して各印字部材の基準位置における印字タイミング
    を設定し、前記印字ポジション変更用メモリに格納され
    たアドレスを読み出して、そのアドレスに記憶される前
    記ダミーデータ及び前記イメージデータによって印字駆
    動制御する駆動制御回路とを備えていることを特徴とす
    るプリンタの水平方向印字位置調整回路。
  2. 【請求項2】 複数の印字部材がその移動方向に所定間
    隔で配置され、各印字部材が互いに印字領域を分担して
    印字するプリンタにおいて、 各印字部材の印字位置を調整するための印字位置調整デ
    ータを入力及び表示する操作部と、各印字部材によって印字するためのイメージデータを連
    続したアドレスに一時記憶するとともに、前記イメージ
    データを記憶する連続したアドレス以外のアドレスに印
    字を行わないダミーデータを記憶する 印字データ記憶回
    路と、 前記操作部より入力された印字位置調整データに基づ
    き、前記印字データ記憶回路に記憶されたダミーデータ
    のアドレスと、前記イメージデータのアドレスとを格納
    する印字ポジション変更用メモリと、 印字部材の共通の移動タイミングを設定している同期パ
    ルスを各印字部材への対応毎に位相調整する位相調整回
    路と、 前記位相調整回路により位相調整された各同期パルスと
    同期して各印字部材の基準位置における印字タイミング
    を設定し、前記印字ポジション変更用メモリに格納され
    たアドレスを読み出して、そのアドレスに記憶される前
    記ダミーデータ及び前記イメージデータによって印字駆
    動制御する駆動制御回路とを備えており、 前記各印字部材の印字位置を調整するための印字位置調
    整データを前記操作部から入力し、その印字位置調整デ
    ータの整数部のデータで前記印字ポジション変更用メモ
    リへ格納する前記ダミーデータのアドレスの数を調整
    し、そのダミーデータを読み出すことによってドット間
    隔単位の印字位置補正を行い、小数点以下部のデータで
    前記各印字部材共通の前記位相調整回路により所定のド
    ット間隔の印字位置補正タイミングを設定してセレクタ
    によって選択し補正することにより、前記各印字部材の
    印字位置を個々に調整することを特徴とするプリンタの
    水平方向印字位置調整方法。
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