JPH05268552A - 投写型表示装置の画像補正装置及びその画像補正 方法 - Google Patents

投写型表示装置の画像補正装置及びその画像補正 方法

Info

Publication number
JPH05268552A
JPH05268552A JP6362792A JP6362792A JPH05268552A JP H05268552 A JPH05268552 A JP H05268552A JP 6362792 A JP6362792 A JP 6362792A JP 6362792 A JP6362792 A JP 6362792A JP H05268552 A JPH05268552 A JP H05268552A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
correction
brightness
video
data
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP6362792A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenzo Hasegawa
賢造 長谷川
Masanori Nakamura
昌則 中村
Tsutomu Kai
勉 甲斐
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP6362792A priority Critical patent/JPH05268552A/ja
Publication of JPH05268552A publication Critical patent/JPH05268552A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Liquid Crystal (AREA)
  • Transforming Electric Information Into Light Information (AREA)
  • Liquid Crystal Display Device Control (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】投写型表示装置の画像補正装置及びその画像補
正方法に関し、更に詳しく言えば、投写型LCD表示装
置の画像補正装置及びその画像補正方法の改善を目的と
する。 【構成】光源10A、画像撮像手段10B、画像投写手段10
Cを有する投写型表示装置の画像表示輝度の補正を行う
装置であって、少なくとも、画像投写手段10Cの表示位
置に対して予め設定された画像表示輝度の補正に係る画
像補正情報RDを格納する記憶手段11と、前記画像補正情
報RDを映像同期信号DSや映像モード信号MSに基づいて出
力制御する出力制御手段12とを具備することを含み構成
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、投写型表示装置の画像
補正装置及びその画像補正方法に関し、更に詳しく言え
ば、投写型LCD表示装置の画像補正装置及びその画像
補正方法に関する。
【0002】近年、投写型LCD表示装置は、LCD表
示装置による大画面化が可能であり、表示品質の高いカ
ラーLCD表示装置が望まれている。
【0003】
【従来の技術】以下で、従来例に係る投写型表示装置の
画像補正装置及びその画像補正方法に図を参照しながら
説明する。図9,図10は、従来例に係る投写型表示装置
の画像補正装置及びその画像補正方法の説明図(その
1,その2)である。
【0004】図9(a)は、投写型表示装置の説明図で
ある。当該投写型表示装置によれば、光源101 によって
光が発せられ、コンデンサレンズ102 を介してLCDパ
ネル103 に光が照射される。照射された光は、LCDパ
ネル103 によって透過されたり、遮断されたりすること
によって、画像が生成される。
【0005】こうしてLCDパネル103 を透過した光
は、LCDパネル103 から距離をおいて離れているスク
リーン104 に照射され、該スクリーン104 に画像が映し
出される。
【0006】このような投写型表示装置において、スク
リーン104 の中心部とスクリーン104 の周辺部とを比較
すると、その中心部では光がスクリーン104 面に垂直に
投射され、輝度は殆ど変化しないが、周辺部では光がス
クリーン104 面に垂直には投射されず、斜めに入射し、
又、光源101 からの距離も中心部に比して大きいので、
その部分での輝度が低下する。
【0007】このため、画面の輝度に不均一が生じる。
この輝度の不均一を抑止するために画像の輝度を補正す
る回路が必要である。図9(b)は、従来例に係る投写
型表示装置の画像補正装置の説明図である。
【0008】当該画像補正装置によれば、入力アナログ
映像信号がA/D変換器201 によってディジタル信号に
変換され、該入力アナログ映像信号に対応する輝度を表
す階調データNとして変換ROM群203 に出力される。
また、映像同期信号がカウンタ/エンコーダ202 に出力
され、該カウンタ/エンコーダ202 によってスクリーン
104 の表示位置を指定するアドレスMがカウントされ、
変換ROM群203 に出力される。変換ROM群203 によ
って、階調データNとアドレスMに対応する補正データ
が出力される。
【0009】D/A変換器204 によって該補正データが
アナログ化されてドライバIC205に出力される。ドラ
イバIC205 によってLCDパネル103 が駆動され、補
正された画像が映像される。
【0010】この変換ROM群203 について図10を参照
しながら説明する。図10は従来例に係る変換ROM群20
3 の説明図である。従来例に係る変換ROM群203 には
2通りあり、その一例が図10(a)であり、もう一つの
例が同図(b)である。
【0011】図10(a)に示すような変換ROM群によ
れば、メモリ選択回路203A及び出力データセレクタ203B
に階調データNが入力され、メモリK1〜KNにそれぞ
れアドレスMが入力される。
【0012】メモリ選択回路203AによってメモリK1〜
KNのうち、階調データNに対応するメモリが選択さ
れ、一方、そのメモリに入力されたアドレスMに基づい
てメモリの有するnビット(2n =N)の補正データが
出力データセレクタ203Bに出力され、補正変換データと
して図9(b)に示すD/A変換器204 に出力される。
【0013】また、図10(b)に示すような変換ROM
群によれば、アドレスセレクタ203Cに階調データN,ア
ドレスMが入力され、これらのデータに対応する補正変
換データが図9(b)に示すD/A変換器204 に出力さ
れる。
【0014】さらに、映像モードが複数ある場合、例え
ば映像モードがK個あるような場合は、メモリがK倍必
要になる(図10(c)参照)といったように、メモリ容
量がさらに多く必要になる。なお、この変換ROM群は
図10(b)のタイプである。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】ところで従来例に係る
投写型表示装置の画像補正装置によれば、当該画像表示
の輝度補正をする際に、スクリーン104 の表示位置に対
応するアドレスMごとに入力アナログ映像信号の輝度
(N階調)のデータと1対1に対応するnビット(2n
=N)の補正データを用意し、該補正データを引き出
し、入力アナログ映像信号と加算処理することによって
画像表示輝度の補正をしていた。
【0016】このため、補正データを格納するメモリの
容量が合計でn×M×Nビット必要になり、メモリ容量
が膨大になるといった問題が生じる。また、映像モード
が複数あるときには、さらにメモリ容量が多く必要にな
る。例えば映像モードがK個あるような場合は、さらに
K倍,すなわちn×M×N×Kビットのメモリを用意す
る必要がある。このようにして、メモリ容量が膨大にな
り、回路の縮小化の妨げになるといった問題が生じる。
【0017】本発明は、かかる従来例の問題点に鑑み創
作されたものであり、階調別に用意された補正データ
を、入力映像信号の輝度に基づいて読みだすことなく、
予め、スクリーン104 の表示位置に対応付けした補正デ
ータに基づいて、その輝度補正をし、記憶手段の記憶容
量の縮小化を図ること、及び当該回路の縮小化が可能と
なる投写型表示装置の画像補正装置及びその画像補正方
法の提供を目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】図1は、本発明に係る投
写型表示装置の画像補正装置及びその画像補正方法の原
理図である。本発明に係る投写型表示装置の画像補正装
置は、図1(a)に示すように、光源10A、画像撮像手
段10B、画像投写手段10Cを有する投写型表示装置の画
像表示輝度の補正を行う装置であって、少なくとも、画
像投写手段10Cの表示位置に対して予め設定された画像
表示輝度の補正に係る画像補正情報RDを格納する記憶手
段11と、前記画像補正情報RDを映像同期信号DSや映像モ
ード信号MSに基づいて出力制御する出力制御手段12とを
具備することを特徴とする。
【0019】なお、本発明に係る投写型表示装置の画像
補正装置において、図1(b)に示すように、当該投写
型表示装置が異なる映像モードEM1,EM2 により機能する
場合において、画像表示輝度の補正に係り、前記各映像
モードEM1,EM2 に対応した画像補正情報RDを格納する記
憶手段11を具備することを特徴とする。
【0020】また、本発明に係る投写型表示装置の画像
補正方法は、図1(c)のフローチャートに示すよう
に、光源10A、画像撮像手段10B、画像投写手段10Cを
有する投写型表示装置の画像表示輝度の補正方法におい
て、予め、前記画像投写手段10Cの表示位置に対応した
画像補正情報RDを作成し、前記画像補正情報RD,映像同
期信号DS及び映像モード信号MSに基づいて画像撮像手段
10Bの画像出力輝度を補正することを特徴とし、上記目
的を達成する。
【0021】
【作 用】本発明に係る投写型表示装置の画像補正装置
によれば、図1(a)に示すように、少なくとも、記憶
手段11と、出力制御手段12とを具備している。
【0022】例えば、記憶手段11から画像投写手段10C
の表示位置に対し予め設定された、画像表示輝度の補正
に係る画像補正情報RDが読み出され、映像同期信号DSと
映像モード信号MSとに基づいて出力制御手段12によって
画像補正情報RDの出力制御がされる。
【0023】このため、予め画像投写手段10Cの表示位
置に対応した最適な画像補正情報RDに基づいて画像輝度
補正をすることが出来る。これにより、従来例では、メ
モリがスクリーン104 の表示位置に対応するアドレス
M,入力アナログ映像信号の輝度(N階調)のデータと
1対1に対応するnビットの補正データを格納するため
に、該メモリの容量が合計でn×M×Nビット必要にな
っていた。
【0024】ところが、本発明に係る画像補正装置によ
れば、メモリの容量が合計でn×Mビットだけあれば良
く、従来の装置に比して1/Nの容量で済む。よって、
記憶手段11の記憶容量の縮小化が可能になる。
【0025】なお、本発明に係る投写型表示装置の画像
補正装置において、図1(b)に示すように、当該投写
型表示装置が異なる映像モードEM1,EM2 により機能する
場合において、画像表示輝度の補正に係り、各映像モー
ドEM1,EM2 に対応した画像補正情報RDを格納する記憶手
段11を具備している。
【0026】このため、映像モードが複数ある場合で
も、その各々に対応できる画像補正情報RDを格納してい
るので、各々の映像モードに対応して記憶手段11の記憶
容量を用意する必要がない。
【0027】例えば、従来例では、各映像モードごとに
対応したメモリを設けていたため、映像モードがK個あ
り、入力アナログ映像信号の輝度を示す階調をN,スク
リーン表示位置のアドレスをM,各データのビット数を
nとすると、メモリ容量がM×N×n×Kビット必要で
あった。
【0028】ところが、本実施例によれば輝度の階調N
及び映像モードKを考慮する必要がないので、メモリ容
量がM×nビットだけあればよく、従来の装置に比して
1/KNの容量で済む。よって、記憶手段11の記憶容量
の縮小化が可能になる。
【0029】また、本発明に係る投写型表示装置の画像
補正方法によれば、図1(c)のフローチャートに示す
ように、ステップP1で画像投写手段10Cの表示位置に
対応した画像補正情報RDを作成し、ステップP2で画像
補正情報RD,映像同期信号DS及び映像モード信号MSに基
づいて画像撮像手段10Bの画像出力輝度を補正してい
る。
【0030】このため、画像投写手段10Cの表示位置の
全画素数に対応した最適な補正メモリテーブルを用意す
ればよく、従来例のように入力映像信号の輝度を考慮
し、それに1対1に対応する画像補正情報RDを用意する
必要がなく、画像補正情報RDを格納する記憶手段11の記
憶容量の縮小化が可能になり、ひいては、回路の縮小化
が可能になる。
【0031】
【実施例】次に図を参照しながら本発明の実施例につい
て説明をする。図2〜図8は、本発明の実施例に係る投
写型表示装置の画像補正装置及びその画像補正方法を説
明する図である。
【0032】(1)第1の実施例 図2は、本発明の第1の実施例に係る投写型表示装置の
画像補正装置の構成図である。
【0033】本発明の第1の実施例に係る投写型表示装
置は、図2に示すように、メモリアドレス選択回路701,
補正メモリ702,D/A変換器703,演算回路704,LCD駆
動回路705 及びLCDパネル103 から成るものである。
【0034】メモリアドレス選択回路701 は出力制御手
段12の一実施例であり、映像同期信号及び映像モード信
号に基づいて、補正メモリ702 内における先頭アドレス
を選択している。
【0035】補正メモリ702 は、記憶手段11の一実施例
であり、予めスクリーンの表示位置に対応して設定され
ている補正データを格納しておくものである。なお、該
補正メモリ702 については、図3において詳述する。
【0036】D/A変換器703 は、ディジタルで格納さ
れた補正データをアナログ変換し、演算回路704 に出力
するものである。演算回路704 は、補正データと入力ア
ナログ映像信号とを加算処理し、補正された駆動データ
KDをLCD駆動回路705 に出力するものである。
【0037】LCD駆動回路705 は、駆動データKDに
基づいて駆動制御信号KSをLCDパネル103 に出力す
るものであり、LCDパネル103 は、駆動制御信号KS
に基づいて画像を映像するものである。
【0038】以下で本発明の実施例に係る補正メモリ70
2 について図3を参照しながら説明する。図3(a)は
本発明の各実施例に係る補正メモリ702 の説明図であ
り、同図(b)は、本発明の各実施例に係る、2つの異
なる映像モード1,2を兼ねる補正メモリ702 の構成例
である。なお、映像モード1,2はそれぞれ映像モード
EM1,EM2 の一例である。
【0039】図3(a)に示すように、本発明の各実施
例に係る補正メモリ702 には、アドレス1〜M番地に対
応したnビットのデータが格納されている。この場合、
特に1番地からM番地が映像モード1,すなわち640
×480=307200ドットの表示ドットを有する映
像モードに対応している。ここでMは640×480/
4=76800である。ここで、4ドットずつ同じ補正
データを使用しているのでMは76800になるが、そ
の詳細については、図5で後述する。
【0040】当該補正メモリは、表示位置に対応して画
像輝度の補正データを格納しているので、異なる映像モ
ードがある場合でも、1つの補正メモリで兼ねることが
できる。
【0041】例えば、図3に示すように、640 ×480 ド
ット(映像モード1)と640 ×400ドット(映像モード
2)の2モードがある場合、映像モード1の先頭アドレ
スA1は1番地、最終アドレスAMは76800 番地とな
り、一方、映像モード2の先頭アドレスB1は6400番
地、最終アドレスBLは70400 番地としている。このと
き、映像モード2の補正データの部分であるメモリアド
レス6400番地〜70400 番地は映像モード1の補正データ
と共通の補正データとして使用できるので、1つの補正
メモリで2つの映像モードを兼ねることができる。
【0042】以上説明したように、本発明の第1の実施
例に係る投写型表示装置の画像補正装置によれば、図2
に示すように、少なくとも、補正メモリ702 と、メモリ
アドレス選択回路701 とを具備している。
【0043】例えば、補正メモリ702 からスクリーン10
4 の表示位置に対し予め設定された、画像表示輝度の補
正に係る補正データが読み出され、映像同期信号DSと映
像モード信号MSとに基づいてメモリアドレス選択回路70
1 によって補正データの出力制御がされる。
【0044】このため、予めスクリーン104 の表示位置
に対応した最適な補正データに基づいて画像輝度補正を
することが出来る。これにより、従来の装置では、映像
モード1の場合、スクリーン104 の表示位置に対応する
アドレスが640 ×480 =307200(番地)、入力アナログ
映像信号の輝度の階調が64(階調)、補正データのビッ
ト数を6(ビット)とすると、これらデータを格納する
のに必要なデータのビット数は、307200×64×6=117,
964,800 ビットとなり、膨大なメモリ容量が必要であっ
た。
【0045】ところが、本発明の実施例に係る画像補正
装置によれば、映像モード1の場合、スクリーン104 の
表示位置に対応するアドレスにのみ依存したデータを用
意すればよく、しかも4ドットずつ同じ補正データで補
正した場合は、必要なビット数は、640 ×480 /4(番
地)×6(ビット)=460,800 (ビット)で済み、従来
の装置に比して1/256 のビット数にメモリ容量を縮小
することができ、メモリ容量の大幅な縮小化が可能にな
る。
【0046】なお、本発明に係る投写型表示装置の画像
補正装置において、図1(b)に示すように、当該投写
型表示装置が異なる映像モード1,2により機能する場
合において、画像表示輝度の補正に係り、前記各映像モ
ード1,2に対応した画像補正情報RDを格納する補正メ
モリ702 を具備している。
【0047】このため、映像モードが複数ある場合で
も、その各々に対応できる補正データを格納しているの
で、各々の映像モードに対応して補正メモリ702 のメモ
リ容量を用意する必要がない。
【0048】例えば、映像モード1の場合、従来例で
は、各映像モードごとに対応したメモリを設けていたた
め、映像モードを2(モード)、入力アナログ映像信号
の輝度を示す階調を64(階調),スクリーン表示位置の
アドレスを640 ×480 (番地),各データのビット数を
6(ビット)とすると、メモリ容量が640 ×480 ×64×
6×2=235,929,600 (ビット)必要であった。
【0049】ところが、本実施例によれば輝度の階調64
及び映像モード2を考慮する必要がなく、4ドットずつ
同じ補正データで補正しているので、メモリ容量が640
×480 /4×6=460,800 (ビット)だけあればよく、
従来の装置に比して1/512の容量で済む。よって、メ
モリ容量の大幅な縮小化が可能になる。
【0050】以下で、本発明の実施例に係る投写表示装
置の画像補正方法について当該装置の動作を補足しなが
ら説明する。図4は、本発明の実施例に係る投写表示装
置の画像補正方法を説明するフローチャートであり、図
5,6は本発明の各実施例に係る投写型表示装置の画像
補正装置の動作タイミングチャート(その1,その2)
である。
【0051】ここでは、映像モード1、すなわち表示ド
ットが640 ×480 の場合の映像モードについて説明す
る。まず、図4のステップP1で、スクリーンの表示位
置に対応する補正データを設定する。
【0052】このとき、試験的にLCDパネル103 を駆
動して画像を映像し、スクリーン104 の各表示位置の画
像表示輝度のデータが取得され、それに応じた各表示位
置に対応する補正データが作成される。
【0053】例えば、スクリーン104 の中心部領域は輝
度の低下が非常に少ないので補正データを微小にし、周
辺部領域は、輝度の低下が大きいので補正データを中心
部に比して大きくするというように補正データを作成す
る。ここで作成された補正データを補正メモリ702 に格
納する。
【0054】次に、ステップP2で、映像同期信号と映
像モード信号とに基づいて、スクリーンの表示位置に対
応する補正データを取得する。このとき、メモリアドレ
ス選択回路701 に映像同期信号及び映像モード信号が入
力され、これらの信号に基づいて補正メモリ702 の中で
映像同期信号及び映像モード信号に対応して必要な補正
データの先頭アドレスが選択される。
【0055】この際に、図5に示すように、垂直同期信
号VS及び水平同期信号HSがハイレベルになってから
一定時間後にメモリアドレス(A1,A2…,)が読み
出される。先頭のメモリアドレスA1が読み出されてか
ら、入力アナログ映像信号(a1,a2…,)が順次入
力され、入力アナログ映像信号(a1,a2…,)の入
力開始に同期して補正データ(h1,h2…,)が補正
メモリ702 から順次読み出される。
【0056】この入力アナログ映像信号はそれぞれスク
リーン表示位置に対応している。例えば、入力アナログ
映像信号a1は図7に示すスクリーン表示位置s1に、
a2はs2に、a3はs3に…というようにそれぞれ対
応している。
【0057】次いで、ステップP3で、スクリーンの表
示位置に対応する入力アナログ映像信号と補正データと
を加算処理して画像輝度補正された駆動データKDを作
成する。
【0058】このとき、補正メモリ702 から補正データ
がD/A変換器703 に読み出され、ディジタルで格納さ
れた補正データがアナログ変換され、演算回路704 に入
力される。演算回路704 には入力アナログ信号も入力さ
れており、演算回路704 によって該入力アナログ信号と
補正データが加算処理され、駆動データKDが作成され
る。該駆動データKDは、LCD駆動回路705 に出力さ
れる。
【0059】この際に、図5に示すように、これらの入
力アナログ映像信号,補正データを加算して駆動データ
KDが作成される。例えば、入力アナログ映像信号a1
と補正データh1とを加算したデータa1+h1が作成
され、図2に示すLCD駆動回路705 に出力される。
【0060】このとき、後に図7で述べるように、スク
リーンは4ドットずつの単位で補正されるので、入力ア
ナログ映像信号がa1〜a4の範囲は同じ補正データh
1が出力され、a5〜a8の範囲では同じ補正データh
2が作成される。よって、駆動データKDは順次、a1
+h1,a2+h1,a3+h1,a4+h1,a5+
h2,a6+h2,…というように作成される。なお、
スクリーン補正の詳細については図7で後述する。
【0061】次に、ステップP4で、加算処理した結果
の駆動データKDに基づいてLCDパネルを駆動する。
このとき、LCD駆動回路705 によって、駆動制御信号
KSがLCDパネル103 に出力され、駆動制御信号KS
に基づいて該LCDパネル103 によって輝度補正のなさ
れた画像が映像される。
【0062】この際に、図5に示すように、入力アナロ
グ映像信号および補正データが順次読み出され、両者を
加算処理することにより、駆動データKDが順次作成さ
れ、続々と図2に示すLCD駆動回路705 に出力され、
該駆動データKDに基づいてLCD駆動回路705 によっ
てLCDパネルの駆動がなされる。
【0063】映像モード2(表示ドット640 ×400 ドッ
ト)の場合についても、映像モード1の場合と同様にし
て当該補正が行われる。図3(b)で述べたように、映
像モード2の補正データのメモリアドレスの範囲は、64
00番地〜70400 番地なので、補正データはh6400から始
まっていると言う点が映像モード1の場合と異なるだけ
である。
【0064】こうして、作成された駆動データKDは順
次、b1+h6400,b2+h6400,b3+h6400,b4
+h6400,b5+h6401,b6+h6401,…というよう
に作成される。
【0065】このようにして、映像モード1の場合と同
様に、入力アナログ映像信号および補正データが順次読
み出され、両者を加算処理することにより、駆動データ
KDが順次作成され、続々と図2に示すLCD駆動回路
705 に出力され、該駆動データKDに基づいてLCD駆
動回路705 によってLCDパネルの駆動がなされる。
【0066】以下で本発明の実施例に係るスクリーンの
分割補正について図7を参照しながら説明する。図7は
本発明の各実施例に係るスクリーン表示の補正分割の説
明図である。なお、ここでいうスクリーンとは、図9に
示すような投写型表示装置のスクリーン104 のことであ
る。
【0067】具体的には640×480ドット表示で4
ドットごとに補正しており、水平方向に160(640
/4)分割,垂直方向に480分割,合計76800
(160×480)分割している。これが図 のメモリ
アドレスMに対応している。こうして分割されたアドレ
スにnビットのスクリーン補正データが対応する。
【0068】図7において、s1 〜s307200は表示ドッ
トの番号を示している。図7に示すように、これらの表
示ドットは、4ドットずつの区域に分割されている。こ
の区域に基づいて輝度補正はなされ、この区域内の輝度
補正は4ドット全てが同等になされる。よって、例えば
s1とs4は同じ区域に存在するので、両者の輝度補正
は同等になされる。
【0069】このとき、表示ドット1つ1つが非常に微
小なものであるため、4ドットずつを単位として輝度補
正をしても、1ドットずつ補正する場合と、殆ど差のな
い補正ができる。
【0070】以上説明したように、本発明の第1の実施
例に係る投写型表示装置の画像補正方法によれば、図4
のフローチャートに示すように、ステップP2で映像同
期信号DS及び映像モード信号MSに依り、スクリーン104
の表示位置に対応した補正データを設定し、ステップP
3で該補正データと入力アナログ映像信号を加算処理す
ることにより、LCDパネル103 の画像出力輝度を補正
した駆動データKDを作成している。
【0071】このため、スクリーン104 の表示位置の全
画素数に対応する最適な補正メモリテーブルを用意すれ
ばよく、従来例のように入力アナログ映像信号の輝度を
考慮し、それに1対1に対応する補正データを用意する
必要がなく、補正データを格納する補正メモリ702 のメ
モリ容量の縮小化が可能になり、ひいては、回路の縮小
化が可能になる。 (2)第2の実施例 以下で図8を参照しながら本発明の第2の実施例に係る
投写型表示装置の画像補正装置について説明する。な
お、第1の実施例と重複する部分については説明を省略
する。
【0072】本発明の第2の実施例に係る投写型表示装
置の画像補正装置は、入力映像信号がディジタル信号で
ある場合に対応する装置であって、図8に示すように、
メモリアドレス選択回路701,補正メモリ702,演算回路70
4,LCD駆動回路705 及びLCDパネル103 から成る。
【0073】当該装置の機能は、第1の実施例の画像補
正装置と同様に、メモリアドレス選択回路701 によって
補正メモリ702 内に格納される補正データの先頭アドレ
スが指定され、補正メモリ702 から必要な部分の補正デ
ータが読み出され、ディジタルな信号である入力アナロ
グ信号と読み出された補正データとが演算回路704 によ
って加算処理されることによって画像補正された駆動デ
ータKDを作成している。
【0074】本発明の第2の実施例に係る画像補正装置
によれば、ディジタル信号である入力ディジタル映像信
号に基づいて画像補正をしている。このため、第1の実
施例のように補正データをD/A変換する必要がない。
これにより、図2に示すようなD/A変換器703 が不要
になり、第1の実施例に比して回路の縮小化が可能にな
る。
【0075】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る投写
型表示装置の画像補正装置によれば、記憶手段と、出力
制御手段とが具備され、記憶手段から画像投写手段の表
示位置に対し予め設定された、画像表示輝度の補正に係
る画像補正情報が読み出され、映像同期信号と映像モー
ド信号とに基づいて出力制御手段によって画像補正情報
の出力制御がされる。
【0076】このため、予め画像投写手段の表示位置に
対応した最適な画像補正情報に基づいて画像輝度補正を
することが出来る。また、映像モードが複数ある場合で
も、その各々に対応できる画像補正情報を格納している
ので、各々の映像モードに対応して記憶手段の記憶容量
を用意する必要がない。これにより、記憶手段の記憶容
量の縮小化が可能になる。
【0077】また、本発明に係る投写型表示装置の画像
補正方法によれば、画像投写手段の表示位置に対応した
画像補正情報を作成し、画像補正情報,映像同期信号及
び映像モード信号に基づいて画像撮像手段の画像出力輝
度を補正している。
【0078】このため、画像投写手段の表示位置の全画
素数に対応した最適な補正メモリテーブルを用意すれば
よく、従来例のように入力映像信号の輝度を考慮し、そ
れに1対1に対応する画像補正情報を用意する必要がな
く、画像補正情報を格納する記憶手段の記憶容量の縮小
化が可能になり、ひいては、回路の縮小化が可能にな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る投写型表示装置の画像補正装置及
びその画像補正方法の原理図である。
【図2】本発明の第1の実施例に係る投写型表示装置の
画像補正装置の構成図である。
【図3】本発明の各実施例に係る補正メモリの説明図で
ある。
【図4】本発明の第1の実施例に係る投写表示装置の画
像補正方法を説明するフローチャートである。
【図5】本発明の各実施例に係る投写型表示装置の画像
補正装置の動作タイミングチャート(その1)である。
【図6】本発明の各実施例に係る投写型表示装置の画像
補正装置の動作タイミングチャート(その2)である。
【図7】本発明の各実施例に係るスクリーン表示の分割
補正の説明図である。
【図8】本発明の第2の実施例に係る投写型表示装置の
画像補正装置の構成図である。
【図9】従来例に係る投写型表示装置の画像補正装置の
説明図(その1)である。
【図10】従来例に係る投写型表示装置の画像補正装置の
説明図(その2)である。
【符号の説明】
10A…光源、 10B…画像撮像手段、 10C…画像投写手段、 11…記憶手段、 12…出力制御手段、 DS…映像同期信号、 MS…映像モード信号、 RD…画像補正情報、 EM1,EM2 …映像モード。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光源(10A)、画像撮像手段(10B)、
    画像投写手段(10C)を有する投写型表示装置の画像表
    示輝度の補正を行う装置であって、 少なくとも、画像投写手段(10C)の表示位置に対して
    予め設定された画像表示輝度の補正に係る画像補正情報
    (RD)を格納する記憶手段(11)と、 前記画像補正情報(RD)を映像同期信号(DS)や映像モ
    ード信号(MS)に基づいて出力制御する出力制御手段
    (12)とを具備することを特徴とする投写型表示装置の
    画像補正装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の投写型表示装置の画像補
    正装置であって、 当該投写型表示装置が異なる映像モード(EM1,EM2 )に
    より機能する場合において、画像表示輝度の補正に係
    り、前記各映像モード(EM1,EM2 )に対応した画像補正
    情報(RD)を格納する記憶手段(11)を具備することを
    特徴とする投写型表示装置の画像補正装置。
  3. 【請求項3】 光源(10A)、画像撮像手段(10B)、
    画像投写手段(10C)を有する投写型表示装置の画像表
    示輝度の補正方法において、 予め、前記画像投写手段(10C)の表示位置に対応した
    画像補正情報(RD)を作成し、 前記画像補正情報(RD),映像同期信号(DS)及び映像
    モード信号(MS)に基づいて画像撮像手段(10B)の画
    像出力輝度を補正することを特徴とする投写型表示装置
    の画像補正方法。
JP6362792A 1992-03-19 1992-03-19 投写型表示装置の画像補正装置及びその画像補正 方法 Withdrawn JPH05268552A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6362792A JPH05268552A (ja) 1992-03-19 1992-03-19 投写型表示装置の画像補正装置及びその画像補正 方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6362792A JPH05268552A (ja) 1992-03-19 1992-03-19 投写型表示装置の画像補正装置及びその画像補正 方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05268552A true JPH05268552A (ja) 1993-10-15

Family

ID=13234772

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6362792A Withdrawn JPH05268552A (ja) 1992-03-19 1992-03-19 投写型表示装置の画像補正装置及びその画像補正 方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05268552A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002297111A (ja) * 2001-03-30 2002-10-11 Minolta Co Ltd 液晶表示装置
JP2014003615A (ja) * 2005-04-26 2014-01-09 Imax Corp 電子投影システムおよび方法

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002297111A (ja) * 2001-03-30 2002-10-11 Minolta Co Ltd 液晶表示装置
JP2014003615A (ja) * 2005-04-26 2014-01-09 Imax Corp 電子投影システムおよび方法
JP2014017815A (ja) * 2005-04-26 2014-01-30 Imax Corp 電子投影システムおよび方法
US9165536B2 (en) 2005-04-26 2015-10-20 Imax Corporation Systems and methods for projecting composite images

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5977946A (en) Multi-window apparatus
KR100349273B1 (ko) 멀티 표시를 갖는 표시 장치의 표시 제어 장치, 멀티표시를 갖는 표시 장치의 화상 표시 방법 및 멀티 표시를갖는 정보 처리 장치
US5999160A (en) Method for forming sub image data packet including data of sub image superimposed on main image, recording medium for recording sub image data packet, and image process apparatus
US7969793B2 (en) Register configuration control device, register configuration control method, and program for implementing the method
US5734446A (en) Video signal processing apparatus and picture adjusting method
JPH06141351A (ja) 信号発生装置
US6853354B2 (en) Multi display projector
JPH0876713A (ja) ディスプレイ制御装置
MXPA97003405A (en) Pixel data correction device for use with a mirror provision action
JP2002108298A (ja) デジタル信号処理回路およびその処理方法、並びに表示装置、液晶表示装置および液晶プロジェクタ
JPH05268552A (ja) 投写型表示装置の画像補正装置及びその画像補正 方法
EP0774871A2 (en) Projector equipped with corrector circuit for color phase irregularities and brightness irregularities
JP2005208413A (ja) 画像処理装置及び画像表示装置
JPS6141274A (ja) デイジタル階調変換装置
JP2001075522A (ja) ゲインコントロール回路およびそれを用いた表示装置
JP2000341716A (ja) 階調補正回路および階調補正方法
JPH11220638A (ja) 撮像装置および撮像方法
JP2004184457A (ja) 画像処理装置及び画像表示装置
KR100192948B1 (ko) 투사형 화상표시시스템의 수평왜곡보정장치
KR100497519B1 (ko) 실물화상기의화면표시방법
JPH08190363A (ja) 映像信号処理装置
JP3223279B2 (ja) 液晶プロジェクタ
JP2001075533A (ja) 投射型表示装置
JPH08106266A (ja) 上下分割表示ディスプレイの制御方法および制御装置
JPH05196913A (ja) 液晶プロジェクションテレビ

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19990608