JPH06270488A - ラインプリンタにおける印字動作制御方法 - Google Patents

ラインプリンタにおける印字動作制御方法

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JPH06270488A
JPH06270488A JP9072593A JP9072593A JPH06270488A JP H06270488 A JPH06270488 A JP H06270488A JP 9072593 A JP9072593 A JP 9072593A JP 9072593 A JP9072593 A JP 9072593A JP H06270488 A JPH06270488 A JP H06270488A
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JP9072593A
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Inventor
Hiroshi Okubo
浩 大久保
Hiroyuki Yajima
弘之 矢島
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Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 特に1つの文字を2つの印字ヘッドにより分
けて印字する際の印字文字の印字品位を高め、しかも印
字処理速度の高速化を可能としたラインプリンタにおけ
る印字動作制御方法を提供する。 【構成】 複数個の印字ヘッドをスペーシング方向に配
列しかつ相互に固定し、これを単一のユニットとしてス
ペーシングさせることによって各印字ヘッドで分担して
1行の印字を行うラインプリンタにおいて、受信データ
による印字文字が印字ヘッド間の継ぎ目に位置するかを
算出し(ステップS15)、印字文字が印字ヘッド間の
継ぎ目に位置する場合(ステップS16/S19)、1
行における各印字ヘッドの印字分担の領域を変更する
(ステップS17,S18/ステップS20,S2
1)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ラインプリンタにおけ
る印字動作制御方法に関し、特に複数個の印字ヘッドを
スペーシング方向に配列しかつ相互に固定し、これを単
一のユニットとしてスペーシングさせることによって各
印字ヘッドで分担して1行の印字を行うラインプリンタ
における印字動作制御方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種のラインプリンタの印字動作制御
回路の構成の一例を図10に示す。同図において、メイ
ン制御回路部1は上位装置(図示せず)からのデータを
受信しかつ解析してその印字データを印字ヘッド制御回
路2へ送出する。印字ヘッド制御回路2は、受けた印字
データを各印字ヘッドのピン信号に変換し、その信号を
印字ヘッド駆動回路3へ送出する。印字ヘッド駆動回路
3は、印字ヘッド制御回路2からの各印字ヘッドピン信
号を印字ヘッドの特性に合った波形に整形し、例えば3
個の印字ヘッド41 〜43 に供給する。モータ制御回路
5は、メイン制御回路1または印字ヘッド制御回路2か
らの指示により、モータ駆動回路6を介してスペースモ
ータ7及び改行モータ8の動作制御を行う。モータ駆動
回路6は、モータ制御回路5から受けた各モータの制御
信号をモータの特性に合った波形に整形して各モータ
7,8へ供給する。
【0003】図11は、各印字ヘッドと行の分担印字と
の関係について示している。3個の印字ヘッド41 〜4
3 は、キャリッジ(図示せず)上にスペーシング方向に
等間隔に配置されており、印字ヘッドが3個であること
から1行を3分割し、それぞれの印字ヘッドは、1回の
スペーシングで1行の1/3の部分の印字を行う。具体
例を示すと、1行の横が2448ドットである場合、3
個の印字ヘッドのうちの1個の分担は816ドットとな
り、1回のスペーシングで3個の印字ヘッド41 〜43
は各々816ドット分の印字を行う。また、スペーシン
グの幅は、816ドット分(1/3行分)のみである。
【0004】再び図10において、メイン制御回路1
は、受信したデータコードが格納される受信バッファ9
と、文字データが格納されたROMからなるキャラクタ
ジェネレータ10と、受信バッファ9に格納されたデー
タコードに応じキャラクタジェネレータ10から読み出
された文字データが格納される編集バッファ11とを有
している。印字ヘッド制御回路2は、3個の印字ヘッド
1 〜43 に対応した3個の印字バッファ(#1〜#
3)121 〜123 を有し、各印字バッファ121 〜1
3内には印字データが印字ヘッドピンに対応した形で
格納される。
【0005】図12に、印字バッファ内のデータ形式の
一例を示す。1行を3分割する形で3個の印字バッファ
#1〜#3が設けられていることから、1個の印字バッ
ファの容量は、816ドット列×3バイトとなり、計2
448バイトである。同図(a)は、印字文字と印字バ
ッファ内のデータとの対応関係を示す図であり、同図
(b)は、同図(a)のデータの印字バッファ内の格納
状態を示す図である。また、同図(c)は、印字バッフ
ァ内の任意の1バイトについて説明した図であり、デー
タが“0”であると、印字ヘッドピンがドライブされ
ず、データが“1”であると印字ヘッドピンがドライブ
される。
【0006】図13は、メイン制御回路1において実行
される処理手順を示すフローチャートである。上位装置
からのデータ受信を監視し(ステップS101)、デー
タを受信すると、その受信した1バイトのデータを受信
バッファ9に格納する(ステップS102)。続いて、
受信データの解析を行い(ステップS103)、その受
信データに応じた文字のパターンデータをキャラクタジ
ェネレータ10から読み出し、その読み出したデータを
編集バッファ11に書き込む(ステップS104)。
【0007】次に、1行のデータ受信が成立したか否か
を監視し(ステップS105)、1行のデータ受信が成
立したら、編集バッファ11のデータを印字ヘッド制御
回路2の印字バッファ121 〜123 へ転送する(ステ
ップS106)。続いて、データ転送が完了したか否か
を監視し(ステップS107)、データ転送の完了を確
認すると、印字ヘッド制御回路2へ印字開始指示を発行
する(ステップS108)。しかる後、印字ヘッド制御
回路2からの印字終了応答を監視し(ステップS10
9)、印字終了応答を受けると、モータ制御回路5へ改
行開始指示を発行する(ステップS110)。そして、
モータ制御回路5からの改行終了応答を監視し(ステッ
プS111)、改行終了応答を受けると、1行分の印字
データに関する一連の処理を終了し、次の処理へ移行す
る。
【0008】図14は、印字ヘッド制御回路2において
実行される処理手順を示すフローチャートである。先
ず、メイン制御回路1からの印字開始指示の発行を監視
し(ステップS201)、印字開始指示が発行される
と、プリンタが両方向印字を行う印字モードであるか否
かを判定し(ステップS202)、両方向印字モードで
あれば、これから印字しようとする行の印字方向がフォ
ワード方向であるか否かを判定し(ステップS20
3)、両方向印字モードでなければステップS204へ
移行する。
【0009】キャリッジを左から右へ移動させる間に印
字を行うフォワード方向印字であれば、フォワード方向
印字における印字ヘッド駆動回路3へ送出する各印字バ
ッファ#1〜#3の先頭データのアドレスを設定する
(ステップS204)。すなわち、印字バッファ#1〜
#3の先頭アドレスをそれぞれ、図11に示す各印字バ
ッファ#1〜#3の左側の先頭アドレスF1〜F3と設
定する。一方、キャリッジを右から左へ移動させる間に
印字を行うリバース方向印字であれば、リバース方向印
字における印字ヘッド駆動回路3へ送出する各印字バッ
ファ#1〜#3の先頭データのアドレスを、図11に示
す各印字バッファの右側の先頭アドレスR1〜R3とそ
れぞれ設定する(ステップS205)。
【0010】ステップS204またはS205の処理が
完了すると、設定された各印字バッファの先頭アドレス
から1ドット列分のデータに当たる3バイトを読み出
し、そのデータを印字ヘッド駆動回路3へ送出する(ス
テップS206)。印字ヘッド駆動回路3では、そのデ
ータを受けると、印字ヘッド41 〜43 に信号として伝
えて印字ヘッドのピンをドライブすることにより、1ド
ット列の印字が行われる。次に、各印字バッファ#1〜
#3内の全データを印字したか否かを判定し(ステップ
S207)、全データの印字が完了していると判定した
場合、印字バッファ#1〜#3内の全データの印字が終
了した旨をメイン制御回路1へ通知し(ステップS20
8)、一連の処理を終了する。
【0011】一方、全データの印字が完了していないと
判定した場合は、スペースモータ7を1ドット列分だけ
動かす指示をモータ制御回路5へ発行し、キャリッジの
位置を1ドット列分だけ移動させる(ステップS20
9)。続いて、印字ヘッド駆動回路3へ送出するために
読み出す印字バッファ#1〜#3の各データの読出しア
ドレスを更新する(ステップS210)。すなわち、フ
ォワード方向印字であれば1ドット列分に当たる+3を
加算し、リバース方向印字であれば3を減算する。この
印字バッファ#1〜#3の読出しアドレスの更新処理が
終了すると、ステップS206に戻り、上述と同様の処
理を実行する。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の印字動
作制御方法では、図11に示すように、1行における各
印字ヘッド41 〜43 の印字分担のドット位置を固定に
して印字制御を行っているので、各印字ヘッドの印字分
担エリアの境界部分に1つの文字が位置する状態が生じ
た場合、1つの文字を2つの印字ヘッドで分けて印字す
ることになる。しかしながら、このような場合、印字ヘ
ッド41 〜43 の取付け位置にずれがあったり、キャリ
ッジの移動に伴って用紙の位置にずれが生じたりする
と、1文字中で数ドットのドットずれが発生するため、
2つの印字ヘッドで分けて印字した文字の印字品位が低
下するという問題点があった。
【0013】一方、印字ヘッド41 〜43 の取付け位置
による印字ヘッド間の位置ずれを、各印字ヘッドの印字
タイミングを変更し、各印字ヘッドの印字領域の位置を
調整することによって補正可能としたラインプリンタが
ある。このラインプリンタの印字動作制御回路を構成の
一例を図15に示す。なお、本従来例では、各印字ヘッ
ドの印字領域の位置を、基準位置に対して左方向に4ド
ット間隔分、右方向に4ドット間隔分の合計8ドット間
隔分だけ調整可能な場合について説明する。
【0014】図15において、操作部21はLCD(液
晶)表示部22を備えており、この操作部21におい
て、各印字ヘッドの印字位置調整データが設定される。
この印字位置調整データは、基準位置に対して左方向に
4ドット間隔分だけ移動調整する場合は−4.00、右
方向に4ドット間隔分だけ移動調整する場合は+4.0
0とし、転送パルスTR4個でドットポジションが1個
進み、転送パルスTR2個分遅れたディレイ印字タイミ
ングと基本印字タイミングでコントロールするため、
0.5刻みで−4.00〜+4.00までの調整データ
が設定可能となる。
【0015】RAMからなる印字データ記憶回路(M1
〜Mn)23には、n個の印字ヘッド(H1〜Hn)2
4によって印字するためのイメージデータが一時的に記
憶され、さらに印字を行わないダミーのデータDが記憶
される。CPUからなるコントロール部25は、操作部
21からの各印字ヘッドの印字位置調整データを受け、
印字ポジション変更用RAM26と印字データ記憶回路
23との関係図である図16に示すように、整数部の遅
延量に対応してダミーデータを加え、あるいは差し引い
た印字データ記憶回路23のアドレス値を、イニシャル
時に印字ポジション変更用RAM26にセットする。
【0016】印字状態では、印字ポジション変更用RA
M26のアドレスに、ポジションカウンタ27及びヘッ
ドカウンタ28の各出力が、図17に示すタイミングで
入力される。このとき、ポジションカウンタ27には、
カウントのアップあるいはダウンを決定するキャリッジ
方向信号DIR及びカウント動作のための基本印字タイ
ミング(A)がコントロール部25から入力されること
により、基本印字タイミング(A)毎にカウントアップ
あるいはカウントダウンを行う。また、ヘッドカウンタ
28にはディレイ印字タイミング(B)が入力される。
これにより、ヘッドカウンタ28は、ディレイ印字タイ
ミング(B)が入力されるたびに0〜n−1まで印字ヘ
ッドの個数分のカウントを行い、かつ印字データ記憶回
路23に対してリードパルスを各カウントアップ毎に出
力するとともに、ヘッドデータコントローラ(HDC1
〜HDCn)29の各々にライトパルスを出力する。
【0017】この一連の動作により、印字タイミング毎
に印字ヘッドH1〜Hnまでの印字データが、各ヘッド
データコントローラHDC1〜HDCnにセットされる
ことになる。このとき、セットされる印字データは、図
17に示すように、イニシャル時に印字ポジション変更
用RAM26に書き込まれた印字データ記憶回路23の
アドレスにしたがって印字データ記憶回路23の内容が
出力されるため、結果的には、ドット列単位で各印字ヘ
ッドの印字がずれて行われることになる。さらに、位相
調節回路30は、印字タイミング発生回路31を介して
入力される同期パルスSYNと転送パルスTRとを受
け、1ドット間隔以下の遅延量(本例では、0.50ド
ット間隔)、即ち転送パルスTRの2個分のパルス数だ
け遅延させたり、あるいは進めたディレイ印字タイミン
グ(B)を生成してセレクタ32に与える。
【0018】セレクタ32は、操作部21からの各印字
ヘッドの印字位置調整データの小数点以下部の遅延量デ
ータ0.5により、各印字ヘッド毎に1ドット以下の遅
れがあるか否かを判別し、遅れがある場合には、基本印
字タイミング(A)に対して0.5ドット分だけ印字タ
イミングをずらしたディレイ印字タイミング(B)を印
字タイミングとしてセレクトし、同期パルスSYN1〜
SYNnを設定しヘッドデータコントローラHDC1〜
HDCnに与える。こうして得られたディレイ印字タイ
ミング(B)と印字位置調整データの整数部遅延量デー
タによりアドレスが変換され、それぞれ印字データ記憶
回路(M1〜Mn及びD)23からデータを読み出し、
そのデータに基づいて各印字ヘッドのヘッド駆動回路
(DV1〜DVn)33が各印字ヘッド(H1〜Hn)
24を印字駆動させる。
【0019】図18は、図15の回路の動作タイミング
チャートである。なお、本例では、例えば3個の印字ヘ
ッドH1〜H3の各取付け位置が図19に示す印字領域
に対応しているものとし、図15の回路動作をキャリッ
ジ34が左から右に移動した場合を例にとって説明す
る。印字位置調整データが+0.00の場合、印字ヘッ
ドは基準位置に取り付けられており、入力の同期パルス
SYNに対して4ドット間隔分だけ遅れた基準位相から
印字を開始するものとする。つまり、同期パルスSYN
の位相から4ドット分は、印字ポジション変更用RAM
26によるアドレス変換によって、印字を行わないダミ
ーのデータDが読み出される。
【0020】図19を参照して説明するに、印字ヘッド
H1は基準位置に取り付けられているため、操作部21
で設定される印字位置調整データは+0.00であり、
前述した通り、同期パルスSYNの位相から4ドット分
遅れた位相より印字を開始する。印字ヘッドH2は、基
準取付け位置よりも距離b1、例えば1.5ドットだけ
左側にずれて取り付けられているため、この場合、操作
部21で設定される印字位置調整データは+1.50で
あり、小数点以下部の遅延量データ0.5により、セレ
クタ32が同期パルスSYNに対して0.5ドット分
(転送パルスTRにして2個分)遅れたタイミングの同
期パルスSYN2を発生させてヘッドデータコントロー
ラHDC2に与える。
【0021】一方、ポジション変更用RAM26は、印
字位置調整データの整数部のデータ+1により、同期パ
ルスSYN2を基準位相とし5(=4+1)ドット分遅れた
位相から印字を開始するようにアドレス変換を行い、ヘ
ッドデータコントローラHDC2が5個のダミーデータ
を読み出した後、最初に印字を行うアドレスm+1の印
字データを印字データ記憶回路M2から読み出す。よっ
て、この遅れの間にキャリッジ34が1.5ドット間隔
だけ右に移動して正常な印字位置となる。
【0022】同様に、印字ヘッドH3は、基準取付け位
置よりも距離b2、例えば2.5ドットだけ右側にずれ
て取り付けられているため、この場合、操作部21で設
定される印字位置調整データは−2.5であり、小数点
以下部の遅延量データ0.5により、セレクタ32は同
期パルスSYNに対して0.5ドット分遅れたタイミン
グの同期パルスSYN3を発生させてヘッドデータコン
トローラHDC3に与える。
【0023】一方、ポジション変更用RAM26は、印
字位置調整データの整数部のデータ−2により、同期パ
ルスSYN3を基準位相とし1(=4+(-2)+(-1))ドット
分遅れた位相(遅延量データがマイナスで小数点以下部
0.5のデータを含む場合は−1をさらに加える)から
印字を開始するようにアドレス変換を行い、ヘッドデー
タコントローラHDC3が1個のダミーデータを読み出
した後、最初に印字を行うアドレス2m+1の印字デー
タを印字データ記憶回路M3から読み出す。これによ
り、キャリッジ34の位置が従来の印字位置よりも2.
5ドット左側の位置で印字が開始されるため正常な印字
位置となる。
【0024】また同様に、キャリッジ34が右から左に
移動する場合には、左から右に移動する場合と逆のタイ
ミング制御を行うことにより、正常な印字位置とするこ
とが可能である。コントロール部25は、スペースモー
タ駆動回路35へスペーシング量を示すデータを与え
る。これにより、スペースモータ36が駆動され、スペ
ーシングが行われる。コントロール部25はさらに、改
行モータ駆動回路37へ改行量を示すデータを与える。
これにより、改行モータ38が駆動され、改行動作が行
われる。
【0025】上述したように、各印字ヘッドの印字タイ
ミングを変更することによって各印字ヘッドの印字領域
の位置を調整可能としたことにより、図19に示す印字
ヘッドの取付け位置による印字ヘッド間の位置ずれの補
正が可能となっている。このラインプリンタにおける改
行動作、スペーシング及び印字動作のシーケンスでは、
図20のタイミングチャートに示すように、スペーシン
グ動作が開始され、一定時間が経過した後印字動作が開
始され、この印字動作が終了し一定時間が経過した後ス
ペーシング動作が減速され、ある速度まで減速される
と、改行動作が開始される。改行動作の減速時、ある速
度まで減速されると、次行の印字のためのスペーシング
動作が開始される。以上の動作が繰り返されることによ
り、印字が行われる。
【0026】また、スペーシング動作においては、その
スペーシング速度特性を示す図21から明かなように、
スペーシングが起動されることにより、キャリッジ34
が加速され、その速度がある一定の速度に達すると、そ
の速度が保たれ、その状態で一定量のスペーシングが完
了するとキャリッジ34が減速され、1回のスペーシン
グが完了する。印字動作は、キャリッジ34の速度が一
定に保たれている定速領域内で行われる。印字領域は、
キャリッジ34の速度が加速モードから定速モードに移
行してから、キャリッジ34の速度が定速に安定するの
を待つために、キャリッジ34の速度が定速領域に達し
た時点から時間t経過した位置に設定されている。
【0027】ところで、プリンタの高速処理を実現する
ためには、改行動作及びスペーシングの高速化、並びに
図20における改行動作終了から印字動作開始までの時
間Tを短縮することが必要となる。改行動作の終了後
も、改行機構の動作によって機構部に振動が残り、その
振動がなくなるまでには時間を要する。また、改行機構
に搬送された用紙にも改行後は振動に近い動きが生じ、
改行された位置に安定するまでに時間を要する。機構部
の振動がなくなるまでの時間及び用紙の位置が安定する
までの時間は、図20の時間Aで表される。この時間A
は、改行速度が高速になるほど長くなる。
【0028】図20に示す状態では、時間Aの範囲内で
印字動作が開始されているが、このようなケースでは、
機構部及び用紙が振動している間に印字することにな
り、キャリッジ34を左から右へ移動させて印字した場
合に、図22に示すように、各印字ヘッドの印字分担領
域の左側の印字結果に乱れが生じる場合がある。これを
図15の印字動作制御回路における印字動作制御に当て
はめて考えた場合、各印字ヘッドH1〜H3の印字領域
の分担が固定となっているため、各印字ヘッドH1〜H
3の印字分担領域の境界部分に1つの文字が位置する状
態が生じた場合に、1つの文字を2つの印字ヘッドで分
けて印字することになり、前述の機構部及び用紙の振動
中に印字を行うことにより、文字を構成するドットの位
置が直接影響を受け、印字文字が乱れるという結果とな
ってしまう。
【0029】すなわち、図15の印字動作制御回路にお
ける従来の制御方法では、印字ヘッドの取付け位置によ
る印字ヘッド間の位置ずれについては、各印字ヘッドの
印字タイミングを変更することによって電気的に補正で
きるものの、機構部及び用紙の振動中に印字を行うこと
による印字文字の乱れには対処できなく、各印字ヘッド
の印字分担領域の境界部分に1つの文字が位置する状態
が生じた場合の印字品位が低下するという問題点があっ
た。また、その印字文字の乱れを避けるためには、改行
動作が終了してから印字動作を開始するまでの時間を、
改行動作後機構部及び用紙の振動がなくなる時間以上に
設定すれば良いが、その場合、行毎の印字処理時間が長
くなり、スループットが低下することになる。
【0030】本発明は、上記課題に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、特に1つの文字を2
つの印字ヘッドにより分けて印字する際の印字文字の印
字品位を高め、しかも印字処理速度の高速化を可能とし
たラインプリンタにおける印字動作制御方法を提供する
ことにある。
【0031】
【課題を解決するための手段】本発明による印字動作制
御方法は、複数個の印字ヘッドをスペーシング方向に配
列しかつ相互に固定し、これを単一のユニットとしてス
ペーシングさせることによって各印字ヘッドで分担して
1行の印字を行うラインプリンタにおける印字動作制御
方法であって、受信した印字データによる印字文字が2
つの印字ヘッドによって分けて印字されることを印字前
に検出する検出工程と、この検出工程による検出時にそ
の文字が含まれる行における前記2つの印字ヘッドの印
字分担の領域を変更する工程とからなる。
【0032】本発明による他の印字動作制御方法は、受
信した印字データによる印字文字が2つの印字ヘッドに
よって分けて印字されることを印字前に検出する検出工
程と、この検出工程による検出時にその文字が含まれる
行における印字開始タイミングを変更する工程とからな
る。本発明によるさらに他の印字動作制御方法は、1行
の印字をフォワード/リバースの両方向印字にて行うラ
インプリンタにおける印字動作制御方法であって、受信
した印字データによる印字文字が2つの印字ヘッドによ
って分けて印字されることを印字前に検出する検出工程
と、この検出工程による検出時にその文字が含まれる行
を片方向印字とする工程とからなる。
【0033】
【作用】請求項1記載の印字動作制御方法では、印字文
字が2つの印字ヘッドによって分けて印字される場合、
1行における各印字ヘッドの印字分担の領域を、1つの
文字が2つの印字ヘッドで分けて印字されないように変
更する。請求項2記載の印字動作制御方法では、印字文
字が2つの印字ヘッドによって分けて印字される場合、
その文字が含まれる行の印字開始タイミングを、その文
字の乱れの原因となる改行動作終了後の機構部及び用紙
の振動が発生している時間よりも、印字動作を開始する
時間が遅くなるように変更する。請求項3記載の印字動
作制御方法では、印字文字が2つの印字ヘッドによって
分けて印字される場合、その文字が含まれる行を、片方
向印字制御とし、文字の乱れの原因となる改行動作終了
後の機構部及び用紙の振動が発生している時間内は印字
を行わないようにする。
【0034】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。図1及び図2は、図10の印字動作制御回
路を備えたラインプリンタに適用された本発明の第1実
施例におけるメイン制御回路1での処理手順を示すフロ
ーチャートである。この処理手順につき、図10に基づ
いて説明する。先ず、上位装置からのデータ受信を監視
し(ステップS11)、データを受信すると、その受信
した1バイトのデータを受信バッファ9に格納する(ス
テップS12)。続いて、受信データの解析を行い(ス
テップS13)、その受信データに応じた文字のパター
ンデータをキャラクタジェネレータ10から読み出し、
その読み出したデータを編集バッファ11へ格納する
(ステップS14)。
【0035】次に、受信した文字が、図11に示す如く
ハードウェア上決まっている印字ヘッドの継ぎ目部分に
位置するかを算出し(ステップS15)、続いて受信し
た文字の印字位置が印字ヘッドH1と印字ヘッドH2間
に位置するか否かの判定を行い(ステップS16)、受
信した文字の印字位置が印字ヘッドH1と印字ヘッドH
2間に位置する場合は、1つの文字のデータが2個の印
字バッファに跨がるのではなく、1つの印字バッファ内
に1つの文字の印字データが収まるように、印字バッフ
ァの区切りとなる位置を算出する(ステップS17)。
この印字バッファの区切り位置の算出においては、図1
1に示す印字バッファ#1の右端のドット位置R3と印
字バッファ#2の左端のドット位置F2をそれぞれ、印
字ヘッド間に跨がる文字の最右端のドット位置R3及び
このR3に+1を加算した値F2とする。
【0036】次に、算出した印字バッファ#1と印字バ
ッファ#2の区切り位置がハードウェア上決められてい
る基準位置からずれる量を、最右端のドット位置R3と
基準位置とを比較することによって算出してその値をR
x1とし(ステップS18)、しかる後ステップS19へ
移行する。なお、ステップS16で受信した文字の印字
位置が印字ヘッドH1と印字ヘッドH2間に位置しない
と判定した場合は、直接ステップS19へ移行する。ス
テップS19では、受信した文字の印字位置が印字ヘッ
ドH2と印字ヘッドH3間に位置するか否かの判定を行
い、受信文字が印字ヘッド間に位置する場合は、ステッ
プS17の処理の場合と同様に、印字バッファの区切り
となる位置を算出する(ステップS20)。
【0037】この印字バッファの区切り位置の算出にお
いては、図11に示す印字バッファ#2の右端のドット
位置R2と印字バッファ#3の左端のドット位置F3を
それぞれ、印字ヘッド間に跨がる文字の最右端のドット
位置R2及びこのR2に+1を加算した値F3とする。
次に、算出した印字バッファ#2と印字バッファ#3の
区切り位置がハードウェア上決められている基準位置か
らずれる量を、最右端のドット位置R2と基準位置とを
比較することによって算出してその値をRx2とし(ステ
ップS21)、しかる後ステップS22へ移行する。な
お、ステップS19で受信した文字の印字位置が印字ヘ
ッドH2と印字ヘッドH3間に位置しないと判定した場
合には、直接ステップS22へ移行する。
【0038】ステップS22では1行のデータ受信が成
立したか否かを監視し、1行のデータ受信が成立した
ら、編集バッファ11のデータを印字ヘッド制御回路2
の印字バッファ(#1〜#3)121 〜123 へ転送す
る(ステップS23)。続いて、ステップS23でのデ
ータ転送が完了したか否かを監視し(ステップS2
4)、データ転送の完了を確認すると、ステップS16
とステップS19において、印字ヘッド間の継ぎ目部分
に文字が位置するか判定した履歴の確認をする(ステッ
プS25)。
【0039】そして、印字ヘッド間の継ぎ目部分に位置
する文字がなかった場合は、図12に示す標準の各印字
バッファの先頭アドレス、終了アドレス、総ドット列数
を印字ヘッド制御回路2へ送出する(ステップS2
6)。一方、印字ヘッド間の継ぎ目部分に位置する文字
があった場合は、ステップS26の各印字バッファの標
準の区切り位置ではなく、ステップS17,S18及び
ステップSS20,S21で算出した各印字バッファの
先頭アドレス、終了アドレス、総ドット列数を印字ヘッ
ド制御回路2へ送出する。
【0040】次に、ステップS26またはステップS2
7での情報転送が完了したか否かを監視し(ステップS
28)、転送完了を確認すると、印字ヘッド制御回路2
へ印字開始指示を発行する(ステップS29)。しかる
後、印字ヘッド制御回路2からの印字終了応答を監視し
(ステップS30)、印字終了応答を受けると、モータ
制御回路5へ改行開始の指示を発行する(ステップS3
1)。モータ制御回路5は、その指示を受けると、モー
タ駆動回路6を介して改行モータ8へ駆動信号を供給
し、改行動作を実行する。ステップS32ではモータ制
御回路5からの改行終了応答を監視し、改行終了応答を
受けると、1行分の印字データに関する一連の処理を終
了し、次の処理へ移行する。
【0041】図3及び図4は、本発明の第1実施例にお
ける印字ヘッド制御回路2での処理手順を示すフローチ
ャートである。以下に、この処理手順につき、図10に
基づいて説明する。メイン制御回路1から送られてくる
印字バッファ情報の受信を監視し(ステップS41)、
印字バッファ情報の受信を確認すると、各印字バッファ
の先頭アドレス、終了アドレス、総ドット列数、印字バ
ッファ#1と印字バッファ#2の区切り位置の標準位置
とのずれ量Rx1、印字バッファ#2と印字バッファ#3
の区切り位置の標準位置とのずれ量Rx2を受信する(ス
テップS42)。
【0042】次に、メイン制御回路1から印字開始指示
が発行されたか否かを監視し(ステップS43)、印字
開始の指示を受けると、プリンタが両方向印字を行う印
字モードであるか否かを判定し(ステップS44)、両
方向印字モードであれば、これから印字しようとする行
の印字方向がフォワード方向であるか否かを判定する
(ステップS45)。そして、ステップS44で両方向
印字モードでないと判定した場合、またはステップS4
5でキャリッジを左から右へ移動させる間に印字を行う
フォワード方向印字であると判定した場合は、フォワー
ド方向印字における印字ヘッド駆動回路3へ送出する各
印字バッファ#1〜#3の先頭データの読出しアドレス
を設定する(ステップS46)。すなわち、印字バッフ
ァ#1〜#3の先頭データの読出しアドレスをそれぞ
れ、図11に示す各印字バッファ#1〜#3の左側の先
頭アドレスF1〜F3と設定する。
【0043】一方、ステップS45でキャリッジを右か
ら左へ移動させる間に印字を行うリバース方向印字であ
ると判定した場合は、リバース方向印字における印字ヘ
ッド駆動回路3へ送出する各印字バッファ#1〜#3の
先頭データの読出しアドレスを、図11に示す各印字バ
ッファ#1〜#3の右側の先頭アドレスR1〜R3とそ
れぞれ設定する(ステップS47)。ステップS46ま
たはS47の処理が完了すると、受信中の行の印字開始
位置の標準位置からのずれ量を示すRx1,Rx2と現時点
のキャリッジの位置とを比較し、その差分を算出し、得
られた値分のスペーシング動作を行い、現在受信してい
る行の印字開始位置へキャリッジを移動させる(ステッ
プS48)。
【0044】ところで、従来の印字動作の制御では、各
印字バッファの横方向のドット列は等しかったため、印
字を開始する際には、各印字バッファのデータを同時に
送れば良かったが、本処理では、1つの文字データが複
数の印字バッファに跨がらないように印字バッファの区
切り位置を設定したため、各印字バッファの横方向のド
ット列はそれぞれ異なることがあり、異なっている場合
は、各印字バッファのデータの印字を開始するタイミン
グと終了するタイミングも異なり、それらのタイミング
はキャリッジの位置によって決定される。そこで、現在
のキャリッジの位置と印字バッファ#1の先頭アドレス
を比較することにより、印字バッファ#1のデータを印
字すべきか否かをキャリッジの位置によって判定する
(ステップS49)。
【0045】印字すべきと判定した場合は、印字バッフ
ァ#1の総ドット列数から1を減算し、その値を印字バ
ッファ#1の総ドット数として扱い(ステップS5
0)、次いでその印字バッファ#1の総ドット数が0よ
りも大きいか、即ち印字バッファ#1のデータがまだ残
っているか否かを判定し(ステップS51)、印字バッ
ファ内にデータが残っている場合には、印字バッファ#
1から1ドット列分のデータに当たる3バイトを読み出
し、そのデータを印字ヘッド駆動回路3へ送出する(ス
テップS52)。印字ヘッド駆動回路3は、そのデータ
を受けることにより、印字ヘッドに信号として伝えるこ
とにより、印字ヘッドのピンをドライブし、1ドット列
の印字を実行する。
【0046】ステップS49で印字すべきでないと判定
した場合、ステップS51で印字バッファ内にデータが
残っていないと判定した場合、またはステップS52の
処理が終了すると、バッファカウンタのカウント値Nを
インクリメントし(ステップS53)、次いでそのカウ
ント値Nが印字バッファの数n(本例では、n=3)に
達したか否かを判定し(ステップS54)、N≠3であ
れば、ステップS49に戻って印字バッファ#2,#3
について上述した処理と同様の処理をN=3となるまで
繰り返す。
【0047】次に、各印字バッファ#1〜#3内の全デ
ータを印字したか否かを判定し(ステップS55)、全
データの印字が完了していると判定した場合は、印字完
了時のキャリッジの位置を記憶し(ステップS56)、
続いて印字バッファ#1〜#3内の全データの印字が終
了した旨をメイン制御回路1へ通知し(ステップS5
7)、一連の処理を終了する。一方、全データの印字が
完了していないと判定した場合は、スペースモータ7を
1ドット列分だけ動かす指示をモータ制御回路5へ発行
し、キャリッジの位置を1ドット列分だけ移動させ(ス
テップS58)、次いで現在のキャリッジの位置を管理
するためにキャリッジの位置を移動させた量をカウント
する(ステップS59)。
【0048】続いて、ステップS52で印字ヘッド駆動
回路3へデータを送出するために読み出す各印字バッフ
ァ#1〜#3の各データの読出しアドレスを更新する
(ステップS60)。すなわち、フォワード方向印字で
あれば1ドット列分に当たる+3を加算し、リバース方
向印字であれば3を減算する。この印字バッファの読出
しアドレスの更新処理が終了すると、ステップS49に
戻り、上述と同様の処理を実行する。以上の処理を行う
ことにより、1行における各印字ヘッドの印字領域の分
担を決める各印字バッファの区切り位置を、1つの文字
を分担しないように設定することができるため、結果と
して、1つの文字を2つの印字ヘッドで分割して印字す
ることがなくなる。
【0049】図5は、図15の印字動作制御回路を備え
たラインプリンタに適用された本発明の第2実施例にお
けるコントロール部25での処理手順を示すフローチャ
ートである。先ず、データの受信を監視し(ステップS
71)、データを受信すると、その受信したデータの解
析を行い(ステップS72)、次いで1行における横方
向のドット数を管理しているドットカウンタを更新する
(ステップS73)。このドットカウンタの更新は、現
在までのカウント値に受信した文字の横方向のドット数
を加算することによって行う。ドットカウンタの更新
後、そのカウント値と印字ヘッドの継ぎ目のドット位置
との比較を行う(ステップS74)。
【0050】ステップS74では、受信中の文字の横ド
ット数を加算していないドットカウンタのカウント値A
から印字ヘッド#1と印字ヘッド#2間の継ぎ目のドッ
ト位置H1H2を減算し、その結果、A−H1H2=0
の場合は、受信文字が印字ヘッド#1と印字ヘッド#2
間の継ぎ目上に位置しないと見なし、一連のデータ受信
処理を終了し、次データの受信処理へ移行する。A−H
1H2>0の場合は、受信した印字文字が印字ヘッド#
1と印字ヘッド#2間の継ぎ目よりも右側へ位置すると
見なし、ステップS77へ移行する。また、A−H1H
2<0の場合は、受信した印字文字が印字ヘッド#1と
印字ヘッド#2間の継ぎ目上に位置する可能性があると
見なし、ステップS75へ移行する。
【0051】ステップS75では、受信した印字文字の
横ドット数を加算したドットカウンタのカウント値Bか
ら印字ヘッド#1と印字ヘッド#2間の継ぎ目のドット
位置H1H2を減算し、B−H1H2≦0であれば、受
信文字が印字ヘッド#1と印字ヘッド#2間の継ぎ目よ
りも左側に位置し、継ぎ目上に位置しないと見なし、一
連のデータ受信処理を終了し、次データの受信処理へ移
行する。B−H1H2>0であれば、ステップS74の
判定結果と合わせて、受信した印字文字が印字ヘッド#
1と印字ヘッド#2間の継ぎ目上に位置すると見なし、
ステップS76へ移行する。ステップS76では、スペ
ーシング実行時、定速領域を長くする処理が行われる
が、その具体的な処理については後述する。
【0052】ステップS74でA−H1H2>0、即ち
受信した印字文字が印字ヘッド#1と印字ヘッド#2間
の継ぎ目よりも右側へ位置すると見なした場合、受信し
た印字文字が印字ヘッド#2と印字ヘッド#3間の継ぎ
目上に位置するか否かの判定を行う(ステップS77,
S78)。すなわち、ステップS77では、受信中の文
字の横ドット数を加算していないドットカウンタのカウ
ント値Aから印字ヘッド#2と印字ヘッド#3間の継ぎ
目のドット位置H2H3を減算し、その結果、A−H2
H3≧0であった場合、受信文字が印字ヘッド#2と印
字ヘッド#3間の継ぎ目よりも右側へ位置すると見な
し、一連のデータ受信処理を終了し、次データの受信処
理へ移行する。A−H2H3≧0であった場合は、受信
文字が印字ヘッド#2と印字ヘッド#3間の継ぎ目上に
位置する可能性があると見なし、ステップS78へ移行
する。
【0053】ステップS78では、受信中の文字の横ド
ット数を加算した後のドットカウンタのカウント値Bか
ら印字ヘッド#2と印字ヘッド#3間の継ぎ目のドット
位置H2H3を減算し、B−H2H3≦0であった場
合、受信文字が印字ヘッド#2と印字ヘッド#3間の継
ぎ目よりも左側に位置し、継ぎ目上に位置しないと見な
し、一連のデータ受信処理を終了し、次データの受信処
理へ移行する。B−H1H2>0であった場合、ステッ
プS77の判定結果と合わせて、受信した印字文字が印
字ヘッド#2と印字ヘッド#3間の継ぎ目上に位置する
と見なし、ステップS76へ移行する。
【0054】次に、ステップS76で実行されるキャリ
ッジのスペーシング制御について説明する。従来のスペ
ーシング制御では、図21に示すように、キャリッジの
速度が加速から定速に変化してから時間tだけ待ち、し
かる後印字動作を開始していた。これに対し、本実施例
におけるスペーシング制御では、図6に示すように、時
間tに時間αを加えた時間(t+α)だけ待つようにし
ている。これにより、図7に示すように、改行動作が完
了してから印字動作を開始するまでの時間が長くなる。
【0055】図7において、Aは改行動作後の機構部及
び用紙の振動が発生している時間を示しているが、時間
(t+α)が時間A以上になるように時間αを設定する
ことにより、印字文字が各印字ヘッド間の継ぎ目に位置
した場合に、図5の処理手順によって印字ずれが印字文
字上に発生するのを回避することができる。なお、図5
のフローチャートにおいて、ステップS76を通らなか
った場合には、図20及び図21に示す従来のスペーシ
ング制御が実行される。
【0056】上述したように、データ受信処理の中で受
信文字の印字位置が各印字ヘッド間の継ぎ目部分に位置
するか判定を行い、位置する場合は、その文字の乱れの
原因となる改行動作終了後の機構部及び用紙の振動が発
生している時間よりも印字動作を開始する時間を遅く設
定するように制御することにより、各印字ヘッド間の継
ぎ目上に位置する印字文字の印字品質を保つことができ
る。また、受信文字の印字位置が各印字ヘッド間の継ぎ
目部分に位置しない場合には、改行動作が終了してから
印字動作を開始するまでの時間を、各印字ヘッドの継ぎ
目近くに位置する文字に影響を与えない範囲で機構部及
び用紙が振動している時間内に設定した状態で印字動作
を行うことにより、処理速度を向上できるので、印字文
字が各印字ヘッド間の継ぎ目上に位置することがまれな
印字パターンでの運用を行い場合においては、スループ
ットを向上できる。
【0057】図8は、図15の印字動作制御回路を備え
たラインプリンタに適用された本発明の第3実施例にお
けるコントロール部25での処理手順を示すフローチャ
ートである。先ず、データの受信を監視し(ステップS
81)、データを受信すると、その受信したデータの解
析を行い(ステップS82)、次いで1行における横方
向のドット数を管理しているドットカウンタを更新する
(ステップS83)。このドットカウンタの更新は、現
在までのカウント値に受信した文字の横方向のドット数
を加算することによって行う。ドットカウンタの更新
後、そのカウント値と印字ヘッドの継ぎ目のドット位置
との比較を行う(ステップS84)。
【0058】ステップS84では、受信中の文字の横ド
ット数を加算していないドットカウンタのカウント値A
から印字ヘッド#1と印字ヘッド#2間の継ぎ目のドッ
ト位置H1H2を減算し、その結果、A−H1H2=0
の場合は、受信文字が印字ヘッド#1と印字ヘッド#2
間の継ぎ目上に位置しないと見なし、一連のデータ受信
処理を終了し、次データの受信処理へ移行する。A−H
1H2>0の場合は、受信した印字文字が印字ヘッド#
1と印字ヘッド#2間の継ぎ目よりも右側へ位置すると
見なし、ステップS87へ移行する。また、A−H1H
2<0の場合は、受信した印字文字が印字ヘッド#1と
印字ヘッド#2間の継ぎ目上に位置する可能性があると
見なし、ステップS85へ移行する。
【0059】ステップS85では、受信した印字文字の
横ドット数を加算したドットカウンタのカウント値Bか
ら印字ヘッド#1と印字ヘッド#2間の継ぎ目のドット
位置H1H2を減算し、B−H1H2≦0であれば、受
信文字が印字ヘッド#1と印字ヘッド#2間の継ぎ目よ
りも左側に位置し、継ぎ目上に位置しないと見なし、一
連のデータ受信処理を終了し、次データの受信処理へ移
行する。B−H1H2>0であれば、ステップS84の
判定結果と合わせて、受信した印字文字が印字ヘッド#
1と印字ヘッド#2間の継ぎ目上に位置すると見なし、
ステップS86へ移行する。ステップS86では、受信
中の行を印字する際は片方向印字を行う処理が行われる
が、その具体的な処理については後述する。
【0060】ステップS84でA−H1H2>0、即ち
受信した印字文字が印字ヘッド#1と印字ヘッド#2間
の継ぎ目よりも右側へ位置すると見なした場合、受信し
た印字文字が印字ヘッド#2と印字ヘッド#3間の継ぎ
目上に位置するか否かの判定を行う(ステップS87,
S88)。すなわち、ステップS87では、受信中の文
字の横ドット数を加算していないドットカウンタのカウ
ント値Aから印字ヘッド#2と印字ヘッド#3間の継ぎ
目のドット位置H2H3を減算し、その結果、A−H2
H3≧0であった場合、受信文字が印字ヘッド#2と印
字ヘッド#3間の継ぎ目よりも右側へ位置すると見な
し、一連のデータ受信処理を終了し、次データの受信処
理へ移行する。A−H2H3≧0であった場合は、受信
文字が印字ヘッド#2と印字ヘッド#3間の継ぎ目上に
位置する可能性があると見なし、ステップS88へ移行
する。
【0061】ステップS88では、受信中の文字の横ド
ット数を加算した後のドットカウンタのカウント値Bか
ら印字ヘッド#2と印字ヘッド#3間の継ぎ目のドット
位置H2H3を減算し、B−H2H3≦0であった場
合、受信文字が印字ヘッド#2と印字ヘッド#3間の継
ぎ目よりも左側に位置し、継ぎ目上に位置しないと見な
し、一連のデータ受信処理を終了し、次データの受信処
理へ移行する。B−H1H2>0であった場合、ステッ
プS87の判定結果と合わせて、受信した印字文字が印
字ヘッド#2と印字ヘッド#3間の継ぎ目上に位置する
と見なし、ステップS86へ移行する。
【0062】次に、ステップS86で実行される片方向
印字制御について、図9のタイミングチャートに基づい
て説明する。先ず、フォワード方向にキャリッジを移動
させながら印字動作を行い、この印字動作が完了した後
に改行動作を行い、この改行動作が完了した後にリバー
ス方向にキャリッジを移動させる。ここで、時間tは、
改行動作後の機構部及び用紙の振動が発生している時間
を示しているが、この間は、印字動作を行わないため、
機構部及び用紙の振動が印字文字に影響を及ぼすことは
ない。また、図8のステップS8を通らなかった場合
は、キャリッジをフォワード方向に移動させながら印字
動作を行い、印字動作が完了した後に改行動作を行い、
改行動作が完了した後にキャリッジをリバース方向に移
動させながら印字動作を行うという動作を繰り返し行う
両方向印字制御とする。
【0063】上述したように、データ受信処理の中で受
信文字の印字位置が各印字ヘッドの継ぎ目部分に位置す
るか判定を行い、位置する場合は、片方向印字制御と
し、文字の乱れの原因となる改行動作終了後の機構部及
び用紙の振動が発生している時間内は印字を行わないと
いう制御を行うことにより、1つの文字を2つの印字ヘ
ッドで分けて印字するときの印字文字の文字品質を損な
うことはない。また、データ受信処理の中で受信文字の
印字位置が各印字ヘッドの継ぎ目部分に位置するには、
第2実施例の場合と同様の処理を行うことにより、印字
文字が各印字ヘッド間の継ぎ目に位置することがまれな
印字パターンでの運用を行う場合は、印字文字の品質を
低下させずに、スループットを向上できる。
【0064】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
る請求項1記載の印字動作制御方法によれば、複数個の
印字ヘッドをスペーシング方向に配列しかつ相互に固定
し、これを単一のユニットとしてスペーシングさせるこ
とによって各印字ヘッドで分担して1行の印字を行うラ
インプリンタにおいて、印字文字が印字ヘッド間の継ぎ
目に位置する場合に、1行における各印字ヘッドの印字
分担の領域を変更するようにしたことにより、1つの文
字が2つの印字ヘッドで分けて印字されることがないた
め、印字文字の印字品位の低下を防ぐことができること
になる。
【0065】請求項2記載の印字動作制御方法によれ
ば、データ受信処理の中で受信文字の印字位置が各印字
ヘッド間の継ぎ目部分に位置するか判定を行い、位置す
る場合は、その文字の乱れの原因となる改行動作終了後
の機構部及び用紙の振動が発生している時間よりも印字
動作を開始する時間を遅く設定するようにしたことによ
り、各印字ヘッドの継ぎ目上に位置する印字文字の印字
品質を損なうことがないので、請求項1記載の印字動作
制御回路の場合と同様に、印字品位の低下を防ぐことが
できることになる。受信文字の印字位置が各印字ヘッド
間の継ぎ目部分に位置しない場合は、改行動作が終了し
てから印字動作を開始するまでの時間を各印字ヘッドの
継ぎ目近くに位置する文字に影響を与えない範囲で機構
部及び用紙が振動している時間内に設定した状態で印字
動作を行うようにしたことにより、処理速度を向上でき
るので、印字文字が各印字ヘッド間の継ぎ目上に位置す
ることがまれな印字パターンでの運用を行い場合におい
ては、スループットを向上できることになる。
【0066】請求項3記載の印字動作制御方法によれ
ば、データ受信処理の中で受信文字の印字位置が各印字
ヘッドの継ぎ目部分に位置する場合は、片方向印字制御
とし、文字の乱れの原因となる改行動作終了後の機構部
及び用紙の振動が発生している時間内は印字を行わない
という制御を行うことにより、請求項2記載の印字動作
制御回路の場合と同様に、印字文字の文字品質を維持で
きることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例におけるメイン制御回路の
処理手順を示すフローチャート(その1)である。
【図2】本発明の第1実施例におけるメイン制御回路の
処理手順を示すフローチャート(その2)である。
【図3】本発明の第1実施例における印字ヘッド制御回
路の処理手順を示すフローチャート(その1)である。
【図4】本発明の第1実施例における印字ヘッド制御回
路の処理手順を示すフローチャート(その2)である。
【図5】本発明の第2実施例におけるコントロール部の
処理手順を示すフローチャートである。
【図6】第2実施例におけるスペーシング領域と印字領
域の関係を示す図である。
【図7】第2実施例における改行動作、スペーシング動
作及び印字動作のシーケンスを示すタイミングチャート
である。
【図8】本発明の第3実施例におけるコントロール部の
処理手順を示すフローチャートである。
【図9】第3実施例における片方向印字制御の場合のタ
イミングチャートである。
【図10】ラインプリンタの印字制御系の構成の一例を
示すブロック図である。
【図11】各印字ヘッドと行の分担印字との関係を示す
図である。
【図12】印字バッファ内のデータ形式の一例を示す図
であり、(a)は印字バッファ内の物理イメージを、
(b)は印字バッファ内の格納状態を、(c)は印字バ
ッファ内のデータ例をそれぞれ示している。
【図13】従来例におけるメイン制御回路の処理手順を
示すフローチャートである。
【図14】従来例における印字ヘッド制御回路の処理手
順を示すフローチャートである。
【図15】ラインプリンタの印字制御系の構成の他の例
を示すブロック図である。
【図16】印字ポジション変更用RAMと印字データ記
憶回路との関係を示す図である。
【図17】ポジションカウンタ、ヘッドカウンタによる
ヘッドデータコントローラへのデータ入力のタイミング
チャートである。
【図18】図15の回路動作を説明するためのタイミン
グチャートである。
【図19】印字ずれの説明図である。
【図20】従来例における改行動作、スペーシング動作
及び印字動作のシーケンスを示すタイミングチャートで
ある。
【図21】従来例におけるスペーシング領域と印字領域
の関係を示す図である。
【図22】理論上のイメージに対する印字ずれに伴う印
字結果を示す図である。
【符号の説明】
1 メイン制御回路 2 印字ヘッド制御回路 3 印字ヘッド駆動回路 41 〜43 印字ヘッド(H1 〜H3) 5 モータ制御回路 7,36 スペースモータ 8,38 改行モータ 121 〜123 印字バッファ(#1〜#3) 21 操作部 23 印字データ記憶部 25 コントロール部 26 印字ポジション変更用RAM 29 ヘッドデータコントローラ 31 印字タイミング発生回路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数個の印字ヘッドをスペーシング方向
    に配列しかつ相互に固定し、これを単一のユニットとし
    てスペーシングさせることによって各印字ヘッドで分担
    して1行の印字を行うラインプリンタにおける印字動作
    制御方法であって、 受信した印字データによる印字文字が2つの印字ヘッド
    によって分けて印字されることを印字前に検出する検出
    工程と、 前記検出工程による検出時にその文字が含まれる行にお
    ける前記2つの印字ヘッドの印字分担の領域を変更する
    工程とからなることを特徴とするラインプリンタにおけ
    る印字動作制御方法。
  2. 【請求項2】 複数個の印字ヘッドをスペーシング方向
    に配列しかつ相互に固定し、これを単一のユニットとし
    てスペーシングさせることによって各印字ヘッドで分担
    して1行の印字を行うラインプリンタにおける印字動作
    制御方法であって、 受信した印字データによる印字文字が2つの印字ヘッド
    によって分けて印字されることを印字前に検出する検出
    工程と、 前記検出工程による検出時にその文字が含まれる行にお
    ける印字開始タイミングを変更する工程とからなること
    を特徴とするラインプリンタにおける印字動作制御方
    法。
  3. 【請求項3】 複数個の印字ヘッドをスペーシング方向
    に配列しかつ相互に固定し、これを単一のユニットとし
    てスペーシングさせることによって各印字ヘッドで分担
    して1行の印字をフォワード/リバースの両方向印字に
    て行うラインプリンタにおける印字動作制御方法であっ
    て、 受信した印字データによる印字文字が2つの印字ヘッド
    によって分けて印字されることを印字前に検出する検出
    工程と、 前記検出工程による検出時にその文字が含まれる行を片
    方向印字とする工程とからなることを特徴とするライン
    プリンタにおける印字動作制御方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP0894633A2 (en) 1997-07-28 1999-02-03 CANON BUSINESS MACHINES, Inc. Serial printing system

Cited By (2)

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EP0894633A2 (en) 1997-07-28 1999-02-03 CANON BUSINESS MACHINES, Inc. Serial printing system
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