JP2804377B2 - パチンコゲーム機の管理装置 - Google Patents

パチンコゲーム機の管理装置

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JP2804377B2
JP2804377B2 JP1387591A JP1387591A JP2804377B2 JP 2804377 B2 JP2804377 B2 JP 2804377B2 JP 1387591 A JP1387591 A JP 1387591A JP 1387591 A JP1387591 A JP 1387591A JP 2804377 B2 JP2804377 B2 JP 2804377B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、パチンコゲーム機の管
理を、これから出力されるアウト玉数信号などに基づい
て行うようにしたパチンコゲーム機の管理装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】パチンコホールにおいては、入場者がパ
チンコゲーム機の玉受皿にライター、タバコ箱などを置
くことにより当該パチンコゲーム機での第三者による遊
技を阻止し、以て一人で複数台のパチンコゲーム機を占
有することが多々行われている。このような阻止行為
は、パチンコホールの所謂新装開店時に特に多く見受け
られるものであるが、通常の営業時にも頻繁に行われ
る。
【0003】しかるに、上述のように一人の遊技者によ
り複数のパチンコゲーム機が占有された場合には、パチ
ンコゲーム機の稼働率の低下ひいてはパチンコホール全
体の売上高の低下を招く虞がある。このため、パチンコ
ホールにおいては一人で二以上のパチンコゲーム機を占
有することを禁止しており、パチンコゲーム機の玉受皿
に置かれたライター、タバコ箱などの類いは、これをパ
チンコホール従業員が見つけ次第回収するようにしてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、実際に
は、パチンコゲーム機の玉受皿にある程度の量のパチン
コ玉を置くことによりパチンコゲーム機が不法に占有さ
れることがあり、このような占有が不法なものか否か判
断するためには、従業員による継続監視が必要になるな
ど多くの人手が必要になる。このため、実際にはパチン
コ玉を利用した上述のようなパチンコゲーム機の不法占
有を阻止することは極めて困難であり、結果的に、従来
では一人の遊技者が二以上のパチンコゲーム機を占有す
る事態を確実に防止することができないという問題点が
あった。
【0005】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、その目的は、パチンコゲーム機の玉受皿にパチン
コ玉を置くことによりそのパチンコゲーム機が不法に占
有される事態を多くの人手を要することなく確実に阻止
できるようになり、以てパチンコゲーム機の稼働率向上
を図り得ると共に、パチンコホール内設備の簡素化を図
り得るなどの効果を奏するパチンコゲーム機の管理装置
を提供するにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、パチンコ玉が入賞孔へ入賞するのに応じて
賞球としてのパチンコ玉を放出すると共に対価の支払に
応じて貸出球としてのパチンコ玉を放出する放出機構を
備えたパチンコゲーム機を設けた上で、前記対価の支払
に応じて売上信号を出力する第1の信号発生手段、パチ
ンコゲーム機での遊技に伴う打込パチンコ玉数を示すア
ウト玉数信号を出力する第2の信号発生手段、前記売上
信号が出力された時点から計時動作を開始すると共にそ
の計時動作を前記アウト玉数信号が出力される毎に初期
化するタイマ手段、このタイマ手段の計時動作時間が設
定時間以上となったときに不法占拠の発生と判定する不
法占拠判定手段を設ける構成としたものである。
【0007】また、上記のようなパチンコゲーム機、第
1の信号発生手段、第2の信号発生手段を設けた上で、
前記売上信号が出力された時点から一定時間だけ計時動
作を行うタイマ手段、このタイマ手段の計時動作期間中
だけ前記アウト玉数信号を計数する計数手段、前記タイ
マ手段の計時動作が終了した時点での前記計数手段の計
数内容が設定値以下のときに不法占拠の発生と判定する
不法占拠判定手段を設ける構成としても良いものであ
る。
【0008】
【作用】請求項1に記載の発明において、パチンコゲー
ム機での遊技を行う場合には、パチンコゲーム機を通じ
て対価を支払うことにより、そのパチンコゲーム機の放
出機構を通じてパチンコ玉の貸出を受けるものであり、
このときには、第1の信号発生回路から売上信号が出力
され、これに応じてタイマ手段が計時動作を開始する。
このとき、当該パチンコゲーム機で遊技が行われた場合
には、第2の信号発生手段からアウト玉数信号が反復し
て出力されるようになるため、その出力毎にタイマ手段
の計時動作が初期化される。従って、パチンコゲーム機
で遊技が行われている状態では、タイマ手段の計時動作
時間が設定時間に達することがなく、不法占拠判定手段
が不法占拠の発生と判定することはない。
【0009】これに対して、放出機構を通じて貸出され
たパチンコ玉がパチンコゲーム機の玉受皿に置かれたま
まで遊技が行われなかった場合、つまりパチンコゲーム
機が不法に占有された場合には、当該パチンコゲーム機
からアウト玉数信号が出力されないため、前述同様に開
始されるタイマ手段の計時動作が初期化されることがな
くなる。この結果、タイマ手段の計時動作時間が設定時
間に達するようになって、不法占拠判定手段が不法占拠
の発生と判定するようになるから、その判定結果をもっ
て、パチンコ玉を利用したパチンコゲーム機の不法占有
を多くの人手を必要とせずに確実に見つけ出すことが可
能になる。
【0010】一方、請求項2に記載の発明においては、
第1の信号発生回路から売上信号が出力されたとき、つ
まりパチンコゲーム機の放出機構を通じてパチンコ玉が
貸出されたときには、タイマ手段が一定時間の計時動作
を行うようになると共に、計数手段が、遊技に伴い出力
されるアウト玉数信号を上記タイマ手段の計時動作期間
中だけ計数するようになる。このとき、パチンコゲーム
機で遊技が継続的に行われた場合には、タイマ手段の計
時動作終了時点において計数手段の計数内容が設定値を
越えるようになり、従って、不法占拠判定手段が不法占
拠の発生と判定することはない。
【0011】これに対して、放出機構を通じて貸出され
たパチンコ玉がパチンコゲーム機の玉受皿に置かれたま
まで遊技が行われなかった場合、或はパチンコゲーム機
で所謂試し打ち(パチンコゲーム機の盤面の状態、玉発
射機構の調子などを確かめるために少数のパチンコ玉で
遊技を行うこと)が行った後に玉受皿にパチンコ玉が残
置された場合、つまりパチンコゲーム機が不法に占有さ
れた場合には、前述のようなタイマ手段の計時動作終了
時点において計数手段の計数内容が設定値以下の状態と
なるため、不法占拠判定手段が不法占拠の発生と判定す
るようになる従って、その判定結果をもって、パチン
コ玉を利用したパチンコゲーム機の不法占有を多くの人
手を必要とせずに確実に見つけ出すことが可能になる。
【0012】
【実施例】図1乃至図4には本発明の第1実施例が示さ
れており、以下これについて説明する。
【0013】図2において、パチンコゲーム機1は、そ
の玉受皿として上皿2内のパチンコ玉を電動式の発射機
構3を通じて盤面4へ発射する構成となっている。上記
盤面4には、アウト孔4aの他に3桁の数字列を備えた
ルーレット5、通常の入賞孔6、電気役物7aを備えた
特賞用入賞孔7、スタート用入賞孔8が設けられてい
る。この場合、ルーレット5は、スタート用入賞孔8に
パチンコ玉が入賞するのに応じて動作開始されると共
に、この後に所定時間が経過したときに動作停止される
ものであり、停止時における各桁の数字が特定の組合わ
せとなったときに特賞状態を呈する構成となっており、
斯かる特賞状態では電気役物7aにより特賞用入賞孔7
が例えば所定時間だけ開放されてパチンコゲーム機1の
入賞率が極端に高くなる。尚、通常の入賞孔6、特賞用
入賞孔7へのパチンコ玉の入賞に応じた賞球は例えば1
3個に設定され、スタート用入賞孔8へのパチンコ玉の
入賞に応じた賞球は例えば7個に設定されている。
【0014】パチンコゲーム機1の背面側上部に設けら
れた貯留タンク9は、図示しない玉補給路から補給玉計
数器10を通じて供給されるパチンコ玉を一時的に貯留
すると共に、その貯留パチンコ玉をパチンコゲーム機1
の背面側に設けられた放出機構11に与えるようになっ
ている。
【0015】放出機構11は、貯留タンク9内のパチン
コ玉を上皿2内へ放出するために設けられたもので、駆
動源として例えばステップモータ(図示せず)が利用さ
れており、そのステップモータの回転量を制御すること
によりパチンコ玉放出個数を任意に制御できる構成とな
っている。尚、前記補給玉計数器10は、貯留タンク9
に供給されるパチンコ玉数を計数するものであり、その
計数結果が「10」に達する毎にパルス状の放出玉数信
号Paを出力する構成となっている。従って、この放出
玉数信号Paの出力数を計数すれば、放出機構11によ
る放出パチンコ玉数が分かる。
【0016】パチンコゲーム機1の背面側下部に設けら
れたアウト玉タンク12には、盤面4に打込まれたパチ
ンコ玉が流入するようになっており、そのパチンコ玉は
第2の信号発生手段たるアウト玉計数器13を通じて回
収されるようになっている。尚、アウト玉計数器13
は、上記のような回収パチンコ玉数を計数するものであ
り、その計数結果が「10」に達する毎にパルス状のア
ウト玉数信号Pbを出力する構成となっている。従っ
て、このアウト玉数信号Pbの出力数を計数すれば、打
込パチンコ玉数が分かる。
【0017】パチンコゲーム機1の前面側下部には、カ
ードユニット14が設けられている。このカードユニッ
ト14は、その前面に、プリペイドカード(図示せず)
が挿入される挿入口15、この挿入口15に挿入された
状態のプリペイドカードを取出すときに操作されるイジ
ェクトスイッチ16、上記プリペイドカードに記憶され
た金額情報Mを表示するための残高表示部17、この残
高表示部17に表示された金額情報Mの範囲内のパチン
コ玉を前記放出機構11を通じて放出させるための玉貸
スイッチ18を備え、内部にはカードリーダライタ(図
3に符号19を付して示す)を備えて成る。尚、上記プ
リペイドカードは、磁気カードを利用したもので、所定
のセキュリティコードCXの他に販売価額に応じた金額
情報Mが例えば100円単位で記憶されている。
【0018】パチンコゲーム機1の背面側には、第1の
信号発生手段たる制御回路20が設けられている。この
制御回路20は、マイクロコンピュータにより構成され
たもので、以下、制御回路20の概略的な機能及び周辺
回路構成について図3、図4を参照しながら説明する。
【0019】即ち、図3において、前記入賞孔6に対応
して設けられた入賞検知スイッチ21群、前記特賞用入
賞孔7に対応して設けられた入賞検知スイッチ22、前
記スタート用入賞孔8に対応して設けられた入賞検知ス
イッチ23は、パチンコ玉の入賞に応じて夫々検知パル
スP1 、P2 、P3 を発生するようになっており、それ
らの検知パルスP1 、P2 、P3 は入力回路24を介し
て制御回路20に与えられる。
【0020】このとき、制御回路20は、検知パルスP
1 、P2 、P3 が入力される毎に放出機構11を出力回
路25を通じて駆動するものであり、これにより賞球と
してのパチンコ玉を上皿2へ放出する。尚、この場合、
検知パルスP1 、P2 の各入力時には13個のパチンコ
玉を放出し、検知パルスP3 の入力時には7個のパチン
コ玉を放出する構成となっている。
【0021】前記スロットマシン5は、その停止時にお
ける各桁の数字を示す数値信号S1〜S3 を入力回路2
4を介して制御回路20に与えるようになっている。制
御回路20にあっては、上記数値信号S1 〜S3 により
示される数字が特定の組合わせとなったときに出力回路
25を通じて電気役物7aを動作させ、以てパチンコゲ
ーム機1を前述した特賞状態に切換えると共に、出力回
路25及び送信回路26を通じて特賞信号Sf(ハイレ
ベル信号)を出力するようになっている。
【0022】前記イジェクトスイッチ16及び玉貸スイ
ッチ18は、各オン信号を入力回路24を介して制御回
路20に与え、制御回路20との間でデータの授受を行
うように設けられた前記カードリーダライタ19は、挿
入口15にプリペイドカードが挿入されたときに挿入検
知信号を発生するようになっている。
【0023】しかして、制御回路20にあっては、上記
オン信号及び挿入検知信号並びにプリペイドカードから
の読み出し情報に基づいて、図4に示すような制御を行
う構成となっており、以下その制御内容の概略を説明す
る。
【0024】…プリペイドカードが挿入されたとき
に、そのカードを挿入状態に保持すると共に、当該プリ
ペイドカードの記憶情報を読み出してラッチする(ステ
ップA1〜A3)。
【0025】…上記読み出し情報中のセキュリティコ
ードCXを照合して挿入口15に挿入されたプリペイド
カードが適正なものか否かを判断し、不適正であった場
合には、そのプリペイドカードをカードリーダライタ1
9を通じて返却すると共に、前記ラッチ情報を初期化す
る(ステップA4〜A6)。
【0026】…挿入されたプリペイドカードが適正な
ものであった場合には、そのプリペイドカードに100
円単位で記憶されている金額情報Mを残高表示部17に
表示する(ステップA7)。
【0027】…上記表示金額情報Mが100円未満で
あった場合(実際には表示金額情報Mが零の場合に相
当)、或は後述のようなパチンコ玉の放出に応じて表示
金額情報Mが100円未満になった場合には、プリペイ
ドカードをカードリーダライタ19を通じて返却すると
共に、前記ラッチ情報を初期化する(ステップA8、A
5、A6)。
【0028】…100円以上の金額情報Mが表示され
た状態において玉貸スイッチ18がオンされたときに
は、放出機構11を通じて100円相当個数のパチンコ
玉を貸出球として上皿2へ放出し、プリペイドカードの
記憶金額情報Mをカードリーダライタ19を通じて10
0円分だけ減額するように書き替え、これに応じて残高
表示部17の表示を100円分だけ減少させる(ステッ
プA9〜A12)。
【0029】…このように100円相当個数のパチン
コ玉が放出される毎に、送信回路26を通じてパルス状
の売上信号Pmを出力する(ステップA13)。従っ
て、この売上信号Pmを計数することによって、プリペ
イドカードを介した対価の支払価額が分かる。
【0030】…イジェクトスイッチ16がオンされた
ときには、プリペイドカードをカードリーダライタ19
を通じて返却すると共に、前記ラッチ情報を初期化する
(ステップA14、A16、A17)。但し、イジェク
トスイッチ16のオン時点で前記の金額情報Mの書き
替えが済んでいない場合には、その書き替えが済んだ後
に上記カード返却及び初期化動作を行う(ステップA1
5)。
【0031】また、制御回路20は、後述する管理装置
27(図1参照)からの打止信号Szを受けるようにな
っており、打止信号Szが入力されたときには出力回路
25を通じて発射機構3の電源を遮断してパチンコゲー
ム機1を遊技不能状態に切換える構成となっている。
【0032】さて、図1には、前記管理装置27の電気
的構成のうち、本発明の要旨に関連した部分のみが機能
ブロックの組合わせにより示されている。但し、上記管
理装置27は、実際にはコンピュータにより構成されて
多数台のパチンコゲーム機1を集中的に管理するように
なっているが、図1では説明の便宜上1台のパチンコゲ
ーム機1に関連した機能ブロックのみを示した。
【0033】即ち、管理装置27は、パチンコゲーム機
1から出力される放出玉数信号Pa、アウト玉数信号P
b、売上信号Pm、特賞信号Sfを入力回路28を介し
て受けるようになっている。
【0034】遊技に伴う打込パチンコ玉数を示すアウト
玉数信号Pbを前記入力回路28及びトランスファゲー
ト29を介して受ける玉数カウンタ30は、リセット端
子Rを通じて初期化されるようになっており、入力され
るアウト玉数信号Pbを順次加算してその加算結果を上
記初期化後における打込パチンコ玉数を示す数値信号N
1 として出力する。尚、トランスファゲート29は、そ
のゲート端子にハイレベル信号が与えられた状態でのみ
信号の通過を許容するようになっている。
【0035】放出機構11による放出パチンコ玉数を示
す放出玉数信号Paを入力回路28を介して受ける玉数
カウンタ31は、リセット端子Rを通じて初期化される
ようになっており、入力される放出玉数信号Paを順次
加算してその加算結果を上記初期化後における補給パチ
ンコ玉数(ひいては放出機構11による放出パチンコ玉
の総数)を示す数値信号N2 として出力する。
【0036】カードユニット14及び放出機構11を通
じて100円分のパチンコ玉が貸出される毎に出力され
る売上信号Pmを入力回路28を介して受ける金額カウ
ンタ32は、リセット端子Rを通じて初期化されるよう
になっており、入力される売上信号Pmを順次加算して
その加算結果を上記初期化後におけるパチンコ玉の貸出
高(売上高)を示す数値信号N3 として出力する。ま
た、記憶部33には、100円で貸出される単位パチン
コ玉数(例えば25個)に相当した数値信号N4が記憶
されている。
【0037】換算回路34は、上記数値信号N3 により
示される貸出高及び数値信号N4 により示される単位パ
チンコ玉数を乗算する構成となっており、その乗算結果
を貸出パチンコ玉数を示す数値信号N5 として出力す
る。
【0038】第2の信号発生手段としての補助減算回路
35は、数値信号N2により示される放出機構11によ
る放出パチンコ玉の総数から、数値信号N5 により示さ
れる貸出パチンコ玉の総数を減算し、その減算結果を各
カウンタ30〜32の初期化後における賞球としての放
出パチンコ玉数を示すセーフ玉数信号たる数値信号N6
として出力する。
【0039】減算手段たる減算回路36は、数値信号N
1 により示される打込パチンコ玉数から数値信号N6 に
より示される賞球としての放出パチンコ玉数を減算し、
その減算結果を各カウンタ30〜32の初期化後におけ
るパチンコゲーム機1の差玉数を示す数値信号N7 とし
て出力する。
【0040】記憶部37には、任意に変更可能な打止設
定値Nz(負の値)が記憶されている。打止手段たる比
較回路38は、上記打止設定値Nzと前記減算回路36
からの数値信号N7 とを比較し、Nz≧N7 の関係とな
ったとき、つまりパチンコゲーム機1の差玉数が打止設
定値Nzに達したときにパルス状の打止信号Szを出力
するようになっている。
【0041】信号保持部39は、上記打止信号Szをト
ランスファゲート40を介して受けるようになってお
り、打止信号Szが出力された時点からリセット端子R
を通じて初期化されるまでの期間その打止信号Szの出
力状態を保持するように構成されている。そして、斯か
る信号保持部39から出力される打止信号Szは、出力
回路41を通じてパチンコゲーム機1側の制御回路20
に与えられるようになっており、これにより当該パチン
コゲーム機1が遊技不可能な打止状態に切換えられる。
【0042】尚、トランスファゲート40は、そのゲー
ト端子にハイレベル信号が与えられた状態でのみ信号の
通過を許容するものであり、そのゲート端子には、パチ
ンコゲーム機1からの特賞信号Sf(ハイレベル信号)
が入力回路28、インバータ42を介して与えられるよ
うになっている。従って、パチンコゲーム機1が特賞状
態にある期間には、トランスファゲート40が打止信号
Sfの通過を阻止するようになり、パチンコゲーム機1
の打止状態への切換が上記特賞状態の終了時まで引延ば
される。
【0043】記憶部43には、任意に変更可能な打込設
定値Nyが記憶されており、この実施例では打込設定値
Nyを零としている。打込状態を検出するための比較回
路44は、上記打込設定値Nyと前記減算回路36から
の数値信号N7とを比較し、N7 ≧Ny(=0)の状態
時、つまりパチンコゲーム機1が打込状態(打込パチン
コ玉数が賞球として放出されたパチンコ玉数より多い状
態)となってその差玉数が零以上あるときに、ハイレベ
ル信号より成る打込信号Syを出力した状態を呈し、他
の状態ではローレベル信号を出力した状態を呈するよう
になっている。そして、上記比較回路44の出力は、イ
ンバータ45により反転された後に前記トランスファゲ
ート29のゲート端子に与えられるようになっている。
【0044】従って、減算回路36から出力される数値
信号N7 が零以上ある状態、つまりパチンコゲーム機1
が打込状態にあるときには、比較回路44から打込信号
Sy(ハイレベル信号)が出力されるようになり、その
打込信号Syはインバータ45によりローレベル信号に
反転されてトランスファゲート29のゲート端子に与え
られる。
【0045】このような場合、トランスファゲート29
がアウト玉数信号Pbの通過を阻止するようになり、従
ってパチンコゲーム機1が打込状態にある期間には、パ
チンコゲーム機1からのアウト玉数信号Pbの加算動作
が停止され、これによりパチンコゲーム機1において遊
技者により打込状態となったパチンコ玉数については、
これが減算回路36での差玉数の演算結果に反映されな
いようになる。この結果、パチンコゲーム機1が二以上
の遊技者による遊技を経て打止に至った場合に、遊技者
が獲得するパチンコ玉数が打止設定値Nzより多くなる
事態が防止されるようになり、以てパチンコホ―ル側の
損失が不用意に増大する虞がなくなる。
【0046】尚、開放キー46は、外部操作されたとき
に開放指令信号たるリセットパルスRPを出力するよう
に構成されており、そのリセットパルスRPによって、
玉数カウンタ30、31、金額カウンタ32及び信号保
持部39が各リセット端子Rを介して初期化されるよう
になっている。従って、パチンコゲーム機1の打止状態
の解除は、開放キー46の操作によって行うことができ
る。
【0047】さて、タイマ手段としてのタイマ回路47
は、パチンコゲーム機1からの売上信号Pmをトリガ信
号として受けるようになっており、そのリセット端子R
にはパチンコゲーム機1からのアウト玉数信号Pb及び
開放キー47からのリセットパルスRPをOR回路48
を介して受けるようになっている。このタイマ回路47
は、売上信号Pmが入力された時点から計時動作を開始
すると共に、その計時動作をリセット端子Rにアウト玉
数信号Pbを受ける毎に初期化するように構成されてお
り、その計時動作時間を示す時間値信号Tsをリアルタ
イムで出力するようになっている。
【0048】時間値記憶部49には、予め設定された時
間Ta(例えば3分相当値)が記憶されている。不法占
拠判定手段たる比較回路50は、設定時間Taとタイマ
回路47からの時間値信号Tsとを比較し、Ta≦Ts
の状態となったとき、つまりタイマ回路47の計時動作
時間が設定時間Ta以上となったときに、対応するパチ
ンコゲーム機1において不法占拠が発生したことを示す
警報信号Stを出力する構成となっている。
【0049】信号保持部51は、警報信号Stが出力さ
れた時点から前記リセットパルスRPによりリセット端
子Rを通じて初期化されるまでの期間その警報信号St
の出力状態を保持するように構成されている。尚、斯か
る信号保持部51から警報信号Stが出力された状態で
は、例えば当該パチンコゲーム機1の台番号の表示及び
報知音発生動作を行うことによって、そのパチンコゲー
ム機1が不法占有された旨をパチンコホール従業員に知
らせるようになっている。
【0050】しかして、上記した本実施例の構成によれ
ば、パチンコゲーム機1で遊技を行う場合、遊技者はそ
のパチンコゲーム機1の放出機構11を通じてパチンコ
玉の貸出を受けることになるから、その貸出時にパチン
コゲーム機1側の制御回路20から売上信号Pmが出力
されるようになり、これに応じて管理装置27側のタイ
マ回路47が計時動作を開始する。
【0051】このとき、当該パチンコゲーム機1で遊技
が行われた場合には、そのパチンコゲーム機1からアウ
ト玉数を示すアウト玉数信号Pbが反復して出力される
ようになるため、その出力毎にタイマ回路47の計時動
作が初期化される。従って、パチンコゲーム機1で遊技
が行われている状態では、タイマ回路47からの時間値
信号Tsにより示される計時動作時間が設定時間Taに
達することがなく、比較回路50から警報信号Stが出
力されることはない。
【0052】これに対して、放出機構11を通じて貸出
されたパチンコ玉がパチンコゲーム機1の上皿2に置か
れたままで遊技が行われなかった場合、つまりパチンコ
ゲーム機1が不法に占有された場合には、パチンコゲー
ム機1側からアウト玉数信号Pbが出力されることがな
いため、タイマ回路47の計時動作が初期化されること
がなくなる。
【0053】この結果、その後においてタイマ回路47
の計時動作時間が設定時間Taに達したときには、比較
回路50から警報信号Stが出力されて、信号保持部5
1が警報信号Stの出力状態を保持するようになり、こ
れに応じて当該パチンコゲーム機1の台番号の表示及び
報知音発生動作が行われ、以てそのパチンコゲーム機1
が不法占有された旨がパチンコホール従業員に知らされ
る。これにより、パチンコ玉を利用したパチンコゲーム
機の不法占有を多くの人手を必要とせずに確実に見つけ
出すことが可能になるものである。
【0054】また、本実施例の構成によれば、パチンコ
ゲーム機1が有する放出機構11をパチンコ玉の貸出
用、並びに賞球としてのパチンコ玉放出用に兼用してい
るから、パチンコゲーム機及び玉貸機を別途に設ける場
合のように多くの設備を必要としなくなるものである。
【0055】しかも本実施例では、パチンコゲーム機1
側から管理装置27に対して、放出機構11による放出
パチンコ玉の総数を示す放出玉数信号Pa、遊技に伴う
打込パチンコ玉数を示すアウト玉数信号Pb、及び貸出
高を示す売上信号Pmが与えられているだけで、賞球と
して放出されたパチンコ玉数を示す信号が与えられてい
ないが、上記放出玉数信号Paにより示される放出パチ
ンコ玉数と、売上信号Pmにより示される貸出パチンコ
玉数との差を演算する補助減算回路35において、賞球
としての放出パチンコ玉数を示す数値信号N6 を得るよ
うにしているから、パチンコゲーム機1における差玉数
の演算及びこの演算結果に基づいたパチンコゲーム機1
の打止制御を確実に行い得るようになる。
【0056】図5乃至図9には本発明の第2実施例が示
されており、以下これについて前記第1実施例と異なる
部分のみ説明する。
【0057】図6において、パチンコゲーム機1′は、
第1実施例におけるパチンコゲーム機1と同様の貯留タ
ンク9、放出機構11、アウト玉タンク12などを有
し、また、パチンコゲーム機1′に対応した状態で、放
出玉数信号Paを発生する補給玉計数器10、アウト玉
数信号Pbを発生するアウト玉計数器13が設けられて
いる。
【0058】パチンコゲーム機1′の背面側には、制御
回路52が設けられており、この制御回路52は、図7
に示すように、入賞検知スイッチ21、22、23群か
らの検知パルスP1 、P2 、P3 に基づいた賞球として
のパチンコ玉の放出動作、スロットマシン5からの数値
信号S1 〜S3 に基づいた電気役物7aの動作及び特賞
信号Sfの出力の制御、後述する管理装置27′(図5
参照)からの打止信号Szに基づいた打止動作の各制御
を前記第1実施例における制御回路20と同様に行う構
成となっている。
【0059】特に、この場合において制御回路52は、
管理装置27′から前記打止信号Szと同時に出力され
る貸出停止指令信号Syを受けるようになっており、そ
の入力時には例えば放出機構11の電源を遮断すること
により、放出機構11を通じたパチンコ玉の貸出機能を
停止させた状態に切換える構成となっている。また、制
御回路52は、後述する制御ユニット53から放出指令
信号Sjが与えられたときに、放出機構11を通じて1
00円相当個数のパチンコ玉を貸出球として上皿2へ放
出すると共に、その放出が完了したときに放出完了信号
Skを制御ユニット53へフィードバックするように構
成されている。
【0060】さて、制御ユニット53は、図6に示すよ
うに、パチンコゲーム機1′の上方に1対1で対応する
ように設置されており、その前面に、図示しないプリペ
イドカード(第1実施例におけるものと同じ構成のもの
でセキュリティコードCX、金額情報Mが記憶されてい
る)が挿入される挿入口54、この挿入口54に挿入さ
れた状態のプリペイドカードを取出すときに操作される
イジェクトスイッチ55、上記プリペイドカードに記憶
された金額情報Mを表示するための残高表示部56、こ
の残高表示部56に表示された金額情報Mの範囲内のパ
チンコ玉を前記パチンコゲーム機1′内の放出機構11
を通じて放出させるための玉貸スイッチ57を備え、内
部にはカードリーダライタ(図8に符号58を付して示
す)を備えて成る。
【0061】しかして、図8に示すように、前記イジェ
クトスイッチ55及び玉貸スイッチ57は、各オン信号
を入力回路59を介してマイクロコンピュータより成る
第1の信号発生手段としての制御回路60に与えるよう
になっている。制御回路60との間でデータの授受を行
うように設けられた前記カードリーダライタ58は、挿
入口54にプリペイドカードが挿入されたときに挿入検
知信号を発生するようになっている。また、制御回路6
0には、パチンコゲーム機1′側からの放出完了信号S
kが入力回路59を通じて与えられるようになってい
る。さらに、制御回路60は、残高表示部56及び送信
回路61を出力回路62を介して制御すると共に、前記
放出指令信号Sjを出力回路62を通じて出力するよう
になっている。
【0062】しかして、制御回路60にあっては、上記
のようなオン信号、挿入検知信号、放出完了信号Sk、
プリペイドカードからの読み出し情報に基づいて、図9
に示すような制御を行う構成となっており、以下その制
御内容の概略を説明する。
【0063】…プリペイドカードが挿入されたとき
に、そのカードを挿入状態に保持すると共に、当該プリ
ペイドカードの記憶情報を読み出してラッチする(ステ
ップB1〜B3)。
【0064】…上記読み出し情報中のセキュリティコ
ードCXを照合して挿入口54に挿入されたプリペイド
カードが適正なものか否かを判断し、不適正であった場
合には、そのプリペイドカードをカードリーダライタ5
8を通じて返却すると共に、前記ラッチ情報を初期化す
る(ステップB4〜B6)。
【0065】…挿入されたプリペイドカードが適正な
ものであった場合には、そのプリペイドカードに100
円単位で記憶されている金額情報Mを残高表示部56に
表示する(ステップB7)。
【0066】…上記表示金額情報Mが100円未満で
あった場合(実際には表示金額情報Mが零の場合に相
当)、或は後述のようなパチンコ玉の放出に応じて表示
金額情報Mが100円未満になった場合には、プリペイ
ドカードをカードリーダライタ58を通じて返却すると
共に、前記ラッチ情報を初期化する(ステップB8、B
5、B6)。
【0067】…100円以上の金額情報Mが表示され
た状態において玉貸スイッチ57がオンされたときに
は、出力回路62を介して放出指令信号Sjを出力し、
これにより放出機構11を通じて100円相当個数のパ
チンコ玉を貸出球として上皿2へ放出させる(ステップ
B9、B10)。
【0068】…次いで、パチンコゲーム機1′側から
放出完了信号Skがフィードバックされるまで待機し、
フィードバックされたときには、プリペイドカードの記
憶金額情報Mをカードリーダライタ58を通じて100
円分だけ減額するように書き替え、これに応じて残高表
示部56の表示を100円分だけ減少させる(ステップ
B11〜B13)。
【0069】…このように100円相当個数のパチン
コ玉が放出される毎に、送信回路61を通じてパルス状
の売上高信号Pmを出力する(ステップB14)。
【0070】…イジェクトスイッチ55がオンされた
ときには、プリペイドカードをカードリーダライタ58
を通じて返却すると共に、前記ラッチ情報を初期化する
(ステップB15、B17、B18)。但し、イジェク
トスイッチ55のオン時点で前記の金額情報Mの書き
替えが済んでいない場合には、その書き替えが済んだ後
に上記カード返却及び初期化動作を行う(ステップB1
6)。
【0071】さて、図5において、管理装置27′が有
するタイマ手段たるタイマ回路63は、リトリガタイプ
の単安定マルチバイブレータより成るもので、パチンコ
ゲーム機1′側から入力回路28を介して売上信号Pm
が与えられる毎に一定時間(例えば3分)の計時動作を
行い、その計時動作期間中はハイレベル信号を出力する
構成となっている。
【0072】トランスファゲート64は、ゲート端子に
ハイレベル信号を受けた状態でパチンコゲーム機1′側
からのアウト玉数信号Pbを通過させる構成となってお
り、そのゲート端子にはタイマ回路63の出力が与えら
れるようになっている。
【0073】計数手段たる玉数カウンタ65は、トラン
スファゲート64を通過したアウト玉数信号Pbを計数
するように設けられており、その計数内容を数値信号N
8 として出力する構成となっている。また、タイマ回路
63の出力はインバータ66により反転されるようにな
っており、その反転出力は、遅延回路67を介して前記
玉数カウンタ65のリセット端子Rに与えられると共
に、不法占拠判定手段たる比較回路68のトリガ端子T
に与えられるようになっている。
【0074】従って、玉数カウンタ65にあっては、タ
イマ回路63の計時動作期間中だけアウト玉数信号Pb
を計数すると共に、その計時動作が終了した時点から遅
延回路67に設定された比較的短い時間が経過したとき
に計数内容を初期化するようになる。
【0075】設定値記憶部69には、所定のパチンコ玉
数を示す設定値Nx(例えば20個相当値)が記憶され
ている。前記比較回路68は、そのトリガ端子Tに対す
る入力が立ち上がったタイミング、つまりタイマ回路6
3のタイマ動作が終了したタイミングで数値信号N8 と
設定値Nxとの比較動作を行うものであり、その比較結
果がN8 ≦Nxの状態であったとき、つまりタイマ回路
63の計時動作が終了した時点でのアウト玉数カウンタ
65の計数内容が設定値Nx以下であったときに、対応
するパチンコゲーム機1′で不法占拠が発生したことを
示す警報信号Stを出力する構成となっている。尚、こ
のように出力された警報信号Stは、第1実施例と同様
に信号保持部51によって保持されるようになってい
る。
【0076】従って、上記した本実施例の構成によれ
ば、パチンコゲーム機1′の放出機構11を通じてパチ
ンコ玉が貸出されたときには、制御回路20から売上信
号Pmが出力されるのに応じて管理装置27側のタイマ
回路63が一定時間の計時動作を開始すると共に、玉数
カウンタ65が、上記タイマ回路63の計時動作期間中
だけアウト玉数信号Pbを計数するようになる。
【0077】このとき、パチンコゲーム機1′で遊技が
通常に行われた場合には、タイマ回路63が計時動作を
終了するまでの間(3分間)において設定値Nxに対応
した20個以上のパチンコ玉が発射されることになるか
ら、タイマ回路63の計時動作終了時点においてアウト
玉数カウンタ65の計数内容が設定値Nxを越えるよう
になり、比較回路68から警報信号Stが出力されるこ
とはない。
【0078】これに対して、放出機構11を通じて貸出
されたパチンコ玉がパチンコゲーム機1′の上皿2に置
かれたままで遊技が行われなかった場合、或はパチンコ
ゲーム機1′で盤面4の状態、発射機構3の調子などを
確かめるために少数のパチンコ玉を発射するという所謂
試し打ちが行われた後に上皿2にパチンコ玉が残置され
たままとなった場合、つまりパチンコゲーム機1′が不
法に占有された場合には、前述のようなタイマ回路63
の計時動作終了時点において玉数カウンタ65の計数内
容が設定値Nx以下の状態となるため、比較回路68か
ら警報信号Stが出力されるようになる。
【0079】以上要するに、本実施例においても、上記
警報信号Stをもって、パチンコ玉を利用したパチンコ
ゲーム機の不法占有を多くの人手を必要とせずに確実に
見つけ出すことが可能になる。特に、本実施例によれ
ば、所謂試し打ちが行われた後に上皿2にパチンコ玉が
残置されたままとなった場合でも、これをパチンコゲー
ム機1′の不法占有として確実に見つけ出すことができ
る利点がある。
【0080】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、請求項
1の発明によれば、パチンコ玉が入賞孔へ入賞するのに
応じて賞球としてのパチンコ玉を放出すると共に対価の
支払いに応じて貸出球としてのパチンコ玉を放出する放
出機構を備えたパチンコゲーム機を管理するための装置
において、パチンコゲーム機の玉受皿にパチンコ玉を置
くことによりそのパチンコゲーム機が不法に占有される
事態を多くの人手を要することなく確実に阻止できるよ
うになり、以てパチンコゲーム機の稼働率向上を図り得
ると共に、パチンコホール内設備の簡素化を図り得ると
いう優れた効果を奏するものである。
【0081】また、請求項2の本発明によれば、上記効
果に加えて、所謂試し打ちが行われた状態でのパチンコ
ゲーム機の不法占有をも確実に阻止できるという効果を
奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の電気的構成を示す機能ブ
ロック図
【図2】パチンコゲーム機の正面図
【図3】パチンコゲーム機の電気的構成を示す機能ブロ
ック図
【図4】パチンコゲーム機の主たる機能を示すフローチ
ャート
【図5】本発明の第2実施例における要部の電気的構成
を示す機能ブロック図
【図6】パチンコゲーム機の正面図
【図7】パチンコゲーム機の電気的構成を示す機能ブロ
ック図
【図8】制御ユニットの電気的構成を示す機能ブロック
【図9】制御ユニットの主たる機能を示すフローチャー
【符号の説明】
1はパチンコゲーム機、2は上皿(玉受皿)、3は発射
機構、6、7、8は入賞孔、10は補給玉計数器、11
は放出機構、13はアウト玉計数器(第2の信号発生手
段)、14はカードユニット、15は挿入口、20は制
御回路(第1の信号発生手段)、27、、27′は管理
装置、47はタイマ回路(タイマ手段)、50は比較回
路(不法占拠判定手段)、51は信号保持部、53は制
御ユニット、54は挿入口、60は制御回路(第1の信
号発生手段)、63はタイマ回路(タイマ手段)、65
はアウト玉数カウンタ(計数手段)、68は比較回路
不法占拠判定手段)を示す。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パチンコ玉が入賞孔へ入賞するのに応じ
    て賞球としてのパチンコ玉を放出すると共に対価の支払
    に応じて貸出球としてのパチンコ玉を放出する放出機構
    を備えたパチンコゲーム機を管理するためのものであっ
    て、前記対価の支払に応じて売上信号を出力する第1の
    信号発生手段と、前記パチンコゲーム機での遊技に伴う
    打込パチンコ玉数を示すアウト玉数信号を出力する第2
    の信号発生手段と、前記売上信号が出力された時点から
    計時動作を開始すると共にその計時動作を前記アウト玉
    数信号が出力される毎に初期化するように構成されたタ
    イマ手段と、このタイマ手段の計時動作時間が設定時間
    以上となったときに不法占拠の発生と判定する不法占拠
    判定手段とを備えたことを特徴とするパチンコゲーム機
    の管理装置。
  2. 【請求項2】 パチンコ玉が入賞孔へ入賞するのに応じ
    て賞球としてのパチンコ玉を放出すると共に対価の支払
    に応じて貸出球としてのパチンコ玉を放出する放出機構
    を備えたパチンコゲーム機を管理するためのものであっ
    て、前記対価の支払に応じて売上信号を出力する第1の
    信号発生手段と、前記パチンコゲーム機での遊技に伴う
    打込パチンコ玉数を示すアウト玉数信号を出力する第2
    の信号発生手段と、前記売上信号が出力された時点から
    一定時間だけ計時動作を行うように構成されたタイマ手
    段と、このタイマ手段の計時動作期間中だけ前記アウト
    玉数信号を計数する計数手段と、前記タイマ手段の計時
    動作が終了した時点での前記計数手段の計数内容が設定
    値以下のときに不法占拠の発生と判定する不法占拠判定
    手段とを備えたことを特徴とするパチンコゲーム機の管
    理装置。
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