JP2803023B2 - 畜殺された家禽を処理する装置 - Google Patents

畜殺された家禽を処理する装置

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JP2803023B2 JP7117714A JP11771495A JP2803023B2 JP 2803023 B2 JP2803023 B2 JP 2803023B2 JP 7117714 A JP7117714 A JP 7117714A JP 11771495 A JP11771495 A JP 11771495A JP 2803023 B2 JP2803023 B2 JP 2803023B2
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    • A22BUTCHERING; MEAT TREATMENT; PROCESSING POULTRY OR FISH
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    • A22C21/00Processing poultry
    • A22C21/0069Deboning poultry or parts of poultry

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Wood Science & Technology (AREA)
  • Zoology (AREA)
  • Food Science & Technology (AREA)
  • Processing Of Meat And Fish (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、家禽の体が、胸骨の内
側及びその対称面に対して整列して保持されており、か
つ鎖骨の分岐が、少なくとも内側からその間に挿入可能
な支持要素によって支持されており、肉の取り外しが、
支持要素の側面に沿って動くように制御された掻き取り
手段によって行なわれる、とくに鎖骨の部分で骨格から
肉を取り外すことにより畜殺された家禽の体又は体の一
部を処理する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】このような装置は、例えばドイツ連邦共
和国特許出願公開第3811317号明細書により公知
である。この書類は、首を切り落とした家禽の首の開口
部分を先頭なるようにして処理すべき家禽を支持し、か
つ運搬するためにサドルの形の支持要素を備えた被駆動
コンベヤを有する装置を開示している。鎖骨を自由に掻
き取るため、鎖骨の内側の形に合わされた形を有するブ
ロックが、鎖骨の2つの分岐の間に挿入され、かつこの
ようにして内側から鎖骨を支持するように制御される。
掻き取りナイフがしっかりと保持された鎖骨上で案内さ
れ、それで肉を取り外す。
【0003】しかしながら、この書類において述べられ
ているように、処理される家禽のかなりの部分におい
て、鎖骨が折られ、又は過度に広げられる。このような
損傷は、その自然の位置に配置されるとはいえ、まわり
を囲む軟らかい組織だけによって所定の位置に保持され
るばらばらになった骨のいくつかの破損からなる。この
装置を利用して得られたヒレ肉が鎖骨からなる許容でき
ない量の骨の破片を含むということは、この程度に破損
した又は変形した鎖骨を有する製品によれば、鎖骨が肉
を含まないように完全に掻き取ることができるように、
鎖骨の分岐を配置することが常に可能というわけではな
いということを示している。
【0004】このような骨の破片は不均一な破損表面を
有するので、消費者がこのような骨の破片を予期せずに
噛むと、口に重大な傷を付けることがあり、このタイプ
の品質低下はとくに重大である。このような傷の結果、
消費者は、ヒレ肉製造業者から損害賠償を請求するため
に、法的手段に訴えることになる。このような傷を避け
たいならば、ヒレ肉は、徹底的に検査しなければなら
ず、かつ手入れをしさえすればよいが、このことは、余
分な人員を必要とし、かつコストの上昇につながる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の基本的な目的
は、前記の欠点を軽減することにある。本発明の別の目
的は、従来可能であったものよりずっと破片を含まない
ヒレ肉の製造を可能にするように周知の装置を変形する
ことにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、家禽の体又は
体の一部が、胸骨の内側及びその対称面に対して整列し
て保持されており、かつ鎖骨の分岐が、少なくとも内側
からその間に挿入可能な支持要素によって支持されてお
り、かつ肉の取り外しが、支持要素の側面に沿って動く
ように制御された掻き取り手段によって行なわれる、と
くに鎖骨の範囲において骨格から肉を取り外すことによ
り畜殺された家禽の全体又は一部を処理する装置であ
る。その際、前記掻き取り手段のすぐ上流において動作
するように配置され、鎖骨の分岐を支持要素の側面に押
し付ける押し付け要素とそれぞれの掻き取り手段とが関
連づけられていることを特徴とする。
【0007】このような装置では、ナイフがエッジに骨
の片のような破砕を捕えてヒレ肉内に骨片を差し込んだ
り、骨の破損さえ生じる危険なしに、支持要素側面に沿
って掻き取りナイフを案内できるように、支持要素の側
面の回り又はその中にすでに破砕した鎖骨片又は過度に
広げられた鎖骨の分岐を配置することができる。
【0008】処理すべき家禽は、被駆動コンベヤに接続
されたサドル形の支持要素によって保持されていると有
利である。このような装置において、それぞれの押し付
け要素を、ピボットレバーとして形成し、このピボット
レバーが、進行する家禽の経路内に揺動可能でありかつ
この位置へバネ力によってバイアスをかけられた自由端
を有し、かつこの自由端が、進行する鎖骨の高さのとこ
ろで家禽の体又は体の一部に接触するように押し付け力
を加えられる。
【0009】本発明のその他の及び別の目的は、次の実
施例の説明及び特許請求の範囲から明らかであり、かつ
本発明の有利な実施例及びその基本方式及びこれら基本
方式を適用するために企図された最前のモードと考えら
れるものを概略的に示した添付図面に例示されている。
当該技術分野の専門家が望む場合、本発明から、かつ添
付特許請求の範囲の権利範囲から外れることなく、同じ
又は均等な基本方式を実施する本発明のその他の実施例
を利用することができ、かつ構造上の変更を行なうこと
ができる。
【0010】
【実施例】図1は、家禽ヒレ肉製造機械の一部として鎖
骨を自由に掻き取る処理機械の概略表示を斜視図で示し
ている。図において、処理動作のはっきりした理解を確
実にするために基本的なこれら部品だけが、相互の及び
家禽に対するこれらの位置とともに示されている。共同
動作する部品は、機械が動作する直前のそれらの位置に
おいて示されており、さらに家禽は、装置の機能の理解
を容易にするために、その骨格によって示されている。
もちろん処理される実際の家禽の体又は家禽の片の骨格
は、肉によって覆われており、かつ場合によっては皮に
よって覆われていてもよい。
【0011】本発明によって構成されかつ図面によって
図示された装置は、畜殺された家禽の体から又は図示し
たこの場合においては家禽の胸キャップ1から胸肉を得
るために、機械の図示しないフレームに取り付けられて
いる。装置は、エンドレスコンベヤ10を有し、このエ
ンドレスコンベヤは、図において破線によって簡単に示
されており、かつ適当な様式で機械全体を通して進むよ
うに駆動されている。コンベヤ10は、胸キャップ1を
支持するためにサドルを有する。「胸キャップ」という
用語は、骨格の一部を残して四肢を取り除いた家禽の体
の一部を表し、胸骨2、それぞれ一端に取り付けられた
羽根関節4を有するコラコイド3、羽根関節に取り付け
られたウイッシュボーン又は鎖骨5、及び肋骨6の少な
くとも一部を含んでいる。装置は、さらに胸キャップ1
をサドル上に保持する図示しないガイド部材、鎖骨5の
分岐の間に動くように制御される支持要素11、掻き取
り工具12、及び一対の側方押し付け要素13を含んで
いる。
【0012】支持要素11は、くさび形ブロック14を
有し、その先細端部15は、コンベヤ10の進行方向に
対向する方向に向けられている。このブロックは、詳細
な図示は省略するが、コンベヤ10の経路上のフレーム
に送り面内で湾曲した曲線で示すように揺動するように
取り付けられている。この揺動運動の制御は、図示しな
いカム機構によって行なわれ、かつ胸キャップ1又はコ
ンベヤ10の進行運動及び胸キャップ10を支持するサ
ドルの相応した位置に組み合わされている。ブロック1
4は、鎖骨の分岐5の曲がった形に合わせて凸状に形成
された側面16を有するように形成されている。それぞ
れの側面16は、さらに溝状切り欠き17を有する。こ
の切り欠きは、その間の位置にブロック14が揺動して
下りてきたときに、鎖骨の分岐7がその中に挿入できる
形状であり、かつ、ブロック14の先細になった先端部
15が鎖骨頭部の内側に納まったとき、鎖骨がブロック
の側面の外面と同一面になるように形成されている。
【0013】掻き取り工具12は、ブロックがコンベヤ
経路内で下りてきたときに、ブロック14に隣接する位
置でフレーム上に固定的に配置されている。これは、一
対の掻き取りナイフ18を含み、これら掻き取りナイフ
は、進行するサドルの両側に対称的に配置されている。
切断エッジ19は、コンベヤ10の運動方向に対向する
方向に向けて配置されており、基本的にこの方向に対し
て垂直にかつブロック14の側面16に対して平行に延
びている。掻き取りナイフ18の運動は、図示しないカ
ム機構によってブロック14の制御された揺動運動と結
び付けられて制御される。さらに、ブロックが進行する
胸キャップの運動とともに動かされている間に、切断エ
ッジ19がブロック14の側面16の形に追従するよう
に動かされる。すなわち、切断エッジ19がブロック1
4の先細端部15に到達すると、掻き取りブレードは、
進行する胸キャップ1の経路から外へ揺動される。
【0014】一対の押し付け要素13は、それぞれピボ
ットレバーとして形成されており、これらレバーは、そ
れらの自由端が進行する胸キャップ1の経路内に揺動す
るようバネ力でバイアスされている。それぞれの押し付
け要素13の自由端は、フォーク形に形成されており、
かつ凸状に湾曲した押し付け表面20を形成しており、
この表面は、基本的に掻き取りナイフ18の切断エッジ
19の動作する点の直前における鎖骨5の高さで進行す
胸キャップ1に接触する。わかりやすくするため、押
し付け要素13の一方が、進行する胸キャップによって
基本位置から半分外側へ移動させられた状態での形状が
根本側を除いて示されており、かつその基本位置では先
端のみを部分的に13′として示している。押し付け要
素13の自由端は、図示のように掻き取り工具12のす
ぐ上流側で、鎖骨の分岐を支持要素11の側面16に押
し付けるよう機能する。
【0015】次に装置の動作を説明する。皮をはいだ胸
キャップ1をサドル上においた後に、胸キャップは、上
方を指し示す胸骨2と羽根関節4と一緒に鎖骨5を処理
する前記装置の領域内へ進められる。ブロック14は、
進行する胸キャップ1に向かって鎖骨の分岐7の間に入
るように制御される。胸キャップ1とブロック14の間
の相対運動は、ブロック14の先細端部15が鎖骨の頭
8に到達するまで維持される。この点において鎖骨の分
岐7は、ブロックの側面16における切り欠き17内へ
挿入されるようになり、鎖骨分岐7の外側輪郭がブロッ
ク14の側面と同一面となる。このプロセスは、押し付
け要素13によって促進される。これら押し付け要素
は、胸キャップ1の両側に配置されている。この動作の
間に、これら押し付け要素13は、鎖骨やコラコイド3
に付着している肉を胸キャップ1がその間を通過すると
き外側から押し、ブロック14の切り欠き17内へ鎖骨
分岐7を押しつける。このように押し付け要素で押し付
けるので、鎖骨5が破損していたり又は過度に広げられ
たときでさえ、鎖骨分岐7を切り欠き17内に整列さ
せ、かつその中に挿入させ、これら分岐をブロック側面
16と同一面になるようにすることができる。その際ブ
ロック14は、胸キャップ1と同期して進行するように
運動成分を受け、ブロック14と胸キャップ1は互いに
相対的に停止している。
【0016】この時、掻き取り工具12の掻き取りナイ
フ18は、進行する胸キャップ1の経路内へ動くように
制御される一方、2つの掻き取りナイフ18は、コラコ
イド3の先行端部における羽根関節4がナイフ18の間
に侵入できるように、互いに離れる方へ動くように制御
される。このとき、掻き取りナイフは、その切断エッジ
19がブロック側面16の平面に接するまで、互いに向
かって動くように制御される。それからブロック14と
掻き取りナイフ18との間の相対運動がスタートし、そ
の間に掻き取りナイフ18は、ブロック14の側面16
に追従し、かつ切り欠き17内にある鎖骨分岐7から肉
を取り外す。この動作の間中に、掻き取りナイフ18の
すぐ上流において動作する押し付け要素13は、鎖骨分
岐7をブロック14に定常的に押し付けている。掻き取
りナイフ18が、ブロック14の先細端部15に到達し
た後に、これら掻き取りナイフは、胸キャップの経路か
ら外部上方へ動くように制御され、かつその基本位置に
戻され、新しいサイクルを開始することができる。
【0017】通常のヒレ肉製造プロセスは、この動作に
したがって、実質的に骨残留物を含まないいわゆる「バ
タフライヒレ肉」を最終製品として得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 家禽ヒレ肉製造機械の一部として鎖骨を自
由に掻き取る処理機械の概略表示を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 胸キャップ、2 胸骨、3 コラコイド、4 羽根
関節、5 鎖骨、12掻き取り工具、13 押し付け要
素、14 ブロック、17 切り欠き。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ノアベルト・バージェレ ドイツ連邦共和国 23617 シュトッケ ルスドルフ・ディステルヴェーク・6 (72)発明者 マンフレッド・ブラント ドイツ連邦共和国 23564 リューベッ ク・シャッティンガー ヴェーク・2 (72)発明者 ヘルムート・クーニヒ ドイツ連邦共和国 23611 バド シュ ヴァルタウ ヴィントベルク・21 (56)参考文献 特開 昭61−139334(JP,A) 特開 平2−72823(JP,A) 特開 平3−224433(JP,A) 特開 平4−126033(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A22C 21/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 胸骨(2)の内側及びその対称面に対し
    て整列して保持された家禽体又はその一部を処理して骨
    格から肉を取り出す装置であって、 鎖骨の分岐(7)がそれらの間に挿入可能な支持要素
    (11)によって支持され、前記支持要素(11)には
    鎖骨の分岐(7)の間に挿入される側面(16)を有
    し、それらの側面(16)それぞれには鎖骨の対応する
    分岐を収容する切り欠き(17)が設けられており、肉
    の取り出しが前記支持要素(11)の前記側面に沿って
    動くように制御される掻き取り手段(18)によって行
    われそれらの 掻き取り手段それぞれのすぐ上流にて、前記支
    持要素(11)の前記側面(16)に向けて鎖骨の分岐
    (7)を押し付ける押し付け要素(13)が配設され、
    これらの押し付け要素は、家禽体又はその一部をほぼそ
    の鎖骨(5)の高さにおいて押圧する押し付け表面を有
    していて、鎖骨の分岐(7)を前記切り欠き(17)に
    押し込んで鎖骨の分岐の外側輪郭が前記側面にほぼ一致
    するよう構成されている、 ことを特徴とする骨格から肉を取り出す装置
  2. 【請求項2】 請求項1記載の装置において、家禽体又
    はその一部が、コンベヤ(10)に接続された支持手段
    によって保持され、押し付け手段(13)それぞれがピ
    ボットレバーとして形成され、このピボットレバーが、
    進行してくる家禽体又はその一部の経路内へとバネ力に
    よって揺動可能な自由端を有し、前記押しつけ表面は前
    記自由端に設けられている、ことを特徴とす装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の装置において、それぞれ
    のピボットレバーの前記自由端が、フォーク状に形成さ
    れていることを特徴とす装置。
JP7117714A 1994-04-20 1995-04-20 畜殺された家禽を処理する装置 Expired - Fee Related JP2803023B2 (ja)

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EP (1) EP0678243B1 (ja)
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