JP2528072B2 - 屠殺家禽体から胸肉を機械的に得る方法及び装置 - Google Patents

屠殺家禽体から胸肉を機械的に得る方法及び装置

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JP2528072B2
JP2528072B2 JP5277404A JP27740493A JP2528072B2 JP 2528072 B2 JP2528072 B2 JP 2528072B2 JP 5277404 A JP5277404 A JP 5277404A JP 27740493 A JP27740493 A JP 27740493A JP 2528072 B2 JP2528072 B2 JP 2528072B2
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マッティアス・シュレーダー
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は手足を取り除き、処理す
る骨格部分が実質的に胸骨稜と胸骨板、烏たく骨により
保持された翼関節と叉骨、並びに残存肋骨を含む胸骨か
らなる家禽体を翼関節を前にしてその長手方向に保持し
て移動して屠殺家禽体から胸肉を機械的に得る方法、並
びに胸骨の内面で家禽体を支持するサドル面と家禽体を
固定する制御可能な締付け要素を具備したリセプタクル
ないし支持要素を有するコンベヤーと、そのコンベヤー
通路に沿って配設した処理具と、処理を時間及び空間的
に制御する制御機構を有する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】特許書類EP−B1−0 380 71
4号はこの種の方法とそれを実施する装置を開示してい
る。この方法は所定の順番で適用したとき、家禽体から
肉を内部胸肉を有する又は有しない二重胸肉の形で取得
する一連のステップを特徴としている。これと関連し
て、処理する家禽体を支持するとともに前進運動と同期
して制御される支持要素を備えたコンベヤーの通路長に
沿ってそれぞれ対応した処理を行う処理具を設けてい
る。
【0003】しかしその方法の所定のステップを用いて
実際に適用すると、生産量、外観、及び特に内部胸肉の
確実な付着に関しては満足な結果を達成することが出来
ないことが分かった。その原因を分析すると、内部胸肉
と主胸肉との自然の結合及び肉構造との両方を破損する
不自然な引き裂きによるものであることが分かった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従って本発明の目的は
上記した従来技術の方法と装置の欠点を解決し、胸骨稜
の両側の胸肉を一体として得る、すなわち、バタフライ
型の胸肉を家禽体から得る方法と装置を提供することで
ある。本発明の更なる目的は、視覚的に優れた製品を高
い生産量で達成できる方法と装置を提供することであ
る。本発明の更に重要な目的は、内部胸肉が主胸肉に確
実に付着した製品を得る方法と装置を提供することであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】手足を取り除き、骨格部
分が実質的に稜と胸骨板、烏たく骨により保持された翼
関節と叉骨、残存肋骨を含む胸骨からなり、家禽体を翼
関節を前にしてその長軸方向に保持して移動して屠殺家
禽体から胸肉を機械的に得る方法で、上記の本発明の目
的は、家禽体の両側で対称的に行う以下の順次のステッ
プで達成することができる。 (a) 肋骨の付け根の領域の胸骨板及び残存肋骨から
その上の肉部分を離して浮かせ、 (b) 胸骨板への烏たく骨の付着点と翼関節との間の
領域の烏たく骨からその上の肉部分を、内部胸肉部分を
走っている翼腱を分離することによって離すとともに、
胸骨の稜の近傍までステップ(a)過程を続けること
によって胸骨板上の肉部分をし、 (c) 叉骨の烏たく骨への付着領域の肉部分と骨格部
の間の結合を分離し、 (d) 胸骨領域でステップ(b)の程を続けること
によって前記胸骨板と稜の間の谷状領域において胸骨板
からその上の肉部分を離し、 (e) 叉骨からその上の肉部分を分離し、 (f) 内部胸肉部分と胸骨とを結合している結合皮
を、引っ張られた状態で切断し、 (g) 前記胸骨の稜の正面及びその隣接領域における
胸肉と胸骨との間の結合を分離し、 (h) 胸肉を胸骨の稜から完全に分離する。
【0006】上述のタイプの屠殺家禽体から胸肉を機械
的に得るための、胸骨の内面上の家禽体を支持するサド
ル面と家禽体を固定する制御可能な締付け要素を具備し
た受け部材ないし支持要素を有するコンベヤーと、コン
ベヤーの通路に沿って配設した処理具と処理を時間及び
空間的に制御する制御機構を有する装置で、本発明の目
的は方法ステップ(a)−(h)を行う処理具を具備す
ることで達成することが出来る。
【0007】
【作用】この方法と装置に関した利点は、特に、内部胸
肉部分および外部胸肉部分を、骨格の特定の場所から
離することにより、穏やかな処理、すなわち、内部胸肉
及び外部胸肉間の非常に弱い結合に影響を及ぼさずに骨
格から肉部を分離すること、が可能であるということで
ある。このようにして、それらの結合領域は過度に引っ
張られることはなく、胸肉は全体として得られ、予期し
ない引き裂きが生じてしまうEP−B1−0 380
714号の過程とは対照的に、内部胸肉部分並びに外部
胸肉部分を確実に一体的に含むようになる。
【0008】
【実施例】本発明の装置は機械フレーム(明瞭にするた
め図示しない)に取り付けられており、図1に示すよう
にコンベヤー1の下部行程2に沿って配置したいくつか
の処理具を有する。コンベヤー1はエンドレス被駆動チ
ェーン3(下部行程2だけを示す)からなる。これは垂
直な面内で適切な方法で回転し、処理する家禽体58を
保持する支持要素ないし受け具4を具備している。支持
要素4は各々サドル部分5を有する。そのサドル部分は
締付け部分6と共にフレームに取り付けたカムレール
(図示せず)に沿って制御されるペンチのようなクラン
プを形成している。このクランプは支持要素4が処理具
の領域に入る少し前で、サドル部分5を上げることで閉
じて、図3に示すように配置して方向付けた家禽体58
を保持する。
【0009】第1の処理具7(A)は、支持要素4の通
路の両側に対称的に配設され、各々垂直軸10上に軸回
転可能に取り付けた支持アーム9を含み、その自由端に
指形の掻削り要素11を担持している一対の工具8から
なっている。指形の掻削り要素11の動作部分は、処理
する部分の円弧の形態に対応するように曲線状に形成さ
れており、適切な駆動手段により軸10の回りを回転し
て、家禽体の通路の外側位置から家禽体の通路を横切る
位置へと制御装置(図示せず)による制御のもとで移動
することが出来る。上記制御は、触手要素(図示せず)
を用いて、処理具8の各々の動作が製品の大きさによっ
てもっとも効果的なように製品ごとに行われる。
【0010】第1の処理具7の次には第2の処理具12
(B)がある。第2の処理具12は第1の処理具7と同
様に構成し、また同様に制御可能である。これは軸15
上に軸回転可能に取り付けた支持アーム14を各々有す
る一対の工具13からなる。各々の支持アーム14はそ
の自由端に指形掻削り要素16を備えている。両掻削り
要素16は第1の処理具7の工具8の掻削り要素11の
端部の位置によって決められる共通面上にある。
【0011】第2の処理具12には第3の処理具17
(C)が隣接し、その領域では一対の平行誘導ロッド1
9が、先の工具の配置面に対応する面内で支持要素4の
通路の両側に対称的に配置されている。処理具17は、
フレームに取り付けられた、平行誘導ロッド20として
形成した工具18を含んでいる。それらの誘導ロッド2
0は誘導ロッド19の面よりも支持要素の通路から大き
く離れた面内にある。誘導ロッド20のコンベヤーの移
動方向と反対側の端部は、斜めにカットした端面から形
成した外らせ部21となり、それにより得られる尖端が
各々の誘導ロッド20の内側側面から延びるように形成
されている。各々の誘導ロッド20は更に、外らせ部2
1近くに、誘導ロッド20から横方向に突出している停
止手段22を備えている。
【0012】誘導ロッド20は第1と第2の処理具
(7、12)と同様に構成した第4の処理具23(D)
領域につながっている。制御はコンベヤー1と同期化し
たカム駆動装置(図示せず)により行う。処理具23は
軸26に回転可能に取り付けた支持アーム25を各々有
する一対の工具24からなる。各々の支持アーム25は
その自由端に指形掻削り要素27を担持し、それにより
掻削り要素27は工具8の掻削り要素11と工具13の
掻削り要素16の端部の位置により決められる共通面に
ある。掻削り要素27は支持要素4の通路に垂直に設
け、それに対して弾力的に曲げることができる(例:バ
ネにより)。
【0013】処理具は更に第5の処理具28(E)に続
く。第5処理具28は、取り付け支持要素の通路の一方
側に配置した垂直軸30上に軸回転可能な支持アーム2
9と、その支持アーム29の自由端に取り付けた掻削り
刃31からなる。掻削り刃31は支持アーム29を軸回
転した時に家禽体の通路外側にある位置から家禽体の通
路を横切る位置へと旋回可能な掻削り刃先32を含んで
いる。掻削り刃先32は第3の処理具17の誘導ロッド
20が延長した面に実質的に対応する面に置かれてい
る。
【0014】第5の処理具28の後には第6の処理具3
3(F)が続く。第6の処理具33は一対の工具34か
らなり、その各々は垂直軸35上に取り付けた軸回転可
能な支持アーム36とその自由端に取り付けたナイフ刃
部37からなる。2つのナイフ刃部37は鏡像的に逆さ
にして、その作動位置で互いに挟むか又は切断するよう
に配設している。刃部は実質的に三角形をしており、各
々はお互いの方向を向いた三角尖端38を有し、動作位
置でその領域が重複するように構成している。三角尖端
38とそれへ導く刃先で切断刃先39を形成している。
支持アーム36を旋回すると、ナイフ刃37は家禽体の
通路の外側位置から前述の動作位置へ間回し、ナイフ刃
37は先述の切断位置にくる。工具34は動作位置にバ
ネで付勢されていて、ナイフ刃37は処理具28の動作
面の少し上の面に配置される。
【0015】処理具33に隣接して第7の処理具40
(G)がある。第7の処理具40は、支持要素4の通路
の一方側に配置された垂直軸42に軸回転可能に取り付
け、自由端に固定した停止要素43を有する支持アーム
41からなる。停止要素43は支持アーム41を旋回し
たとき、家禽体58の通路の外側の位置からその通路を
横切る位置へ旋回可能な停止面44からなっている。停
止面44は骨格69の通路上を延びている面に位置して
いる。停止要素43は弾力的に垂直に曲がるように配設
されている。
【0016】最後に第8の処理具45(H)が設けられ
ている。第8の処理具45は、支持要素4の通路を横切
って配設された軸47上で回転可能に駆動する掻削りな
いしはぎ取りローラー46を含んでいる。支持要素の通
路に向けたはぎ取りローラー面の一部は第6の処理具3
3のナイフ刃37の動作面に平行であり、はぎ取りロー
ラー46は家禽体58の移動方向と反対に回転する。誘
導溝48がはぎ取りローラー46に形成されて、コンベ
ヤー1の対称面に位置している。はぎ取りローラー46
と同一向きに回転する転向ローラー49は、その直径方
向の隆起50によりはぎ取りローラー46の誘導溝48
に支持要素4の通路の反対側で係合している。第7と第
8の処理具(各々40、45)の領域には、2つのフレ
ーム固定したガイド51を配置し、それらの間に胸骨5
9の稜60を誘導するスリットを形成させている。この
スリット52ははぎ取りローラー46のほぼ接線方向へ
形成されている。
【0017】次に例を上げて、先述のように準備した家
禽体58が通過する際の装置の機能を説明する。処理す
る家禽体58はコンベヤー1の上部行程の供給領域(図
示せず)を支持要素4が通過した直後に保持される。家
禽体58は胸骨59を上向きにし、翼関節63を前方に
して保持される。支持要素4に到着すると、家禽体58
をそのサドル部分5に乗せて胸骨板61の内側がサドル
部分に乗るようにする。家禽体58は次に締付け部分6
に対して押し付けられる。その締付け部分の後向きに突
出している口ばし状の延長部が胸骨板61に胸骨稜60
の部分で当接する。したがって胸骨板を叉骨64の円弧
の中を通して上から把持する。その間、支持要素4はコ
ンベヤー1の下部行程2への転向付近に近付き、支持要
素4のサドル部分5はカムレール(図示せず)に乗り、
家禽体58はそこで挟み付け点68で挟み付けられる。
確実に保持され、配置された家禽体58はそのようにし
て第1の第1の処理具7(A)の領域に到着する。
【0018】翼関節63の通過直後、第1の処理具7の
工具8を制御して、図2Aのように、掻削り要素11が
残存肋骨上あるいは胸骨板61の最も外側部分に乗り、
その上の肉が離れるよう、工具8を家禽体58の通路に
移動させ、それらの部分の肉が重力により垂れ下がるよ
うにする。
【0019】家禽体58は次に第2の処理具12に到着
し、その処理部分13も翼関節63が通過した直後に作
動して、掻削り要素16は最初の掻削り要素11により
形成された分離切口に貫入して、烏たく骨62そしてそ
の後、胸骨59の稜60近くの胸骨板61に沿って摺動
して、その上の肉部分を持ち上げる(図2B)。
【0020】コンベヤーの連続した下流では、一対の誘
導ロッド19が肉が分離した切口に貫入し、烏たく骨6
2が案内されて支持要素4のサドル部分5に保持され
る。この位置で家禽体58は第3の処理具17に到着
し、その誘導ロッド20はその尖端21aで烏たく骨6
2に隣接した翼関節63の上の肉に貫入する。そうする
ことで外らせ部21は分離した肉部分を停止手段22の
領域に向けて押し、停止手段は肉を保持して家禽体が更
に進行するときに翼関節63の周りの骨格から肉を引き
裂く(図2C)。
【0021】その後、第4の処理具23の掻削り要素2
7を胸骨59の到着直前に家禽体の通路に旋回して、そ
れにより方法ステップ(a)と(b)で始まった胸骨板
61からの肉部分の分離を胸骨59の胸骨板61と胸骨
稜60の間の領域まで続ける(図2D)。
【0022】次に、家禽体58の通路に入り、胸骨59
の到着の少し前に再び出るように制御される第5の処理
具28の掻き削り刃部31により、叉骨64にある肉部
分が持ち上げられる。肉の掻き削りはこの叉骨64を烏
たく骨62に対して押圧している間に行われる。
【0023】内部胸肉部分67を胸骨59に結合してい
る結合皮であって、既に分離して垂れ下がっている胸骨
59の稜60の周りの肉部分を引っ張られた状態で保持
している結合皮を、次に切断する。この切断は、第6の
処理具33のナイフ刃37を家禽体58が到着する前に
コンベヤーの通路に移動させることにより行う。前記
合皮は、ナイフ刃37の切断領域に入いると切断され
る。胸骨59の稜60が切断領域に到着すると、ナイフ
刃37は相互に強制的に分離されるので、その刃先39
は胸骨59の稜60の側面に対してバネで付勢されなが
ら稜に沿って摺動する。家禽体58の通路から外へのナ
イフ刃37の制御された移動は、稜60が切断領域に到
着したしばらく後に行われる(図2E/F)。
【0024】胸骨59の正面及び稜60領域の肉の強い
結合を離すため、第7の処理具40の停止要素43を制
御して、家禽体58が到着する少し前にそれを家禽体5
8の通路に移動させ、胸骨59の稜60の正面部分が通
過してしばらくするまでその位置に保持する。その結
果、肉は簡単に押さえられ、前述の結合は切り離される
(図2G)。
【0025】最後に、骨格69と肉の残りの結合がはぎ
取りローラー46で解かれる。はぎ取りローラー46は
主胸肉66と内部胸肉67からなる肉全体をわずかに引
っ張るだけで胸骨59の稜60からはぎ取る。この過程
は転向ローラー49の支援を得て行われる(図2H)。
この後、支持要素4により加えられていた締付け保持を
緩めて骨格69から離した肉を解き離す。
【0026】行程全体の開始点に、図4に示すものに対
応した皮剥ぎ器具53により行うことの出来る皮はぎス
テップを設けることが出来る。これは一対のローラー5
4の円周面を家禽体58と接触させ、それによりローラ
ーが反対方向に回転して共に締め付けスリットを形成
し、皮を締付けスリットに引っ張り、それにより把持し
て引っ張ることで行うことが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】下から見た本発明実施例装置の単純化した全体
の斜視図である。
【図2】方法ステップ(a)−(h)を各々実行した後
の各々の処理段階で本発明で処理する為に用意した家禽
体の斜視図である。
【図3】サドル上に乗せた家禽体の胸部分の骨格体の斜
視図である。
【図4】下から見た皮はぎ具の単純化した斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 コンベヤー、 4 支持要素、 5 サドル部
分、6 締付け部分、 7 第1の処理具、8 処理
部分、 9 支持アーム、11 掻削り要素、 12
第2の処理具、 13 処理部分、14 支持
アーム、 16 掻削り要素、 17 第3の処理
具、18 処理部分、 19 誘導ロッド、 20
誘導ロッド、21 外らせ部、 22 停止手
段、 23 第4の処理具、24 処理部分、 2
5 支持アーム、 27 掻削り要素、28 第
5の処理具、 29 支持アーム、 31 掻削り
刃、32 掻削り刃先、 33 第6の処理具、
34 処理部分、36 支持アーム、 37 ナ
イフ刃、 38 三角尖端、39 切断刃先、 4
0 第7の処理具、 41 支持アーム、43
停止要素、 44 停止面、 45 第8の処理
具、46 掻削り/はぎ取りローラー、 48 誘
導溝、49 転向ローラー、 50 径方向隆起
部、 51 ガイド52 スリット、 53 皮
剥ぎ器具、 54 ローラー、58 家禽体、 5
9 胸骨、 60 胸骨稜、 61 胸骨板、6
2 烏たく骨、 63 翼関節、 64 叉骨、
65 残存肋骨、 66 主胸肉部分、 67
内側胸肉部分、68 締め付け点、 69 骨格。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ヘルムート・クニヒ ドイツ連邦共和国 23611 バート シ ュヴァルタウ・ヴィントベルク・21 (72)発明者 アンドレアス・ラント ドイツ連邦共和国 23554 リューベッ ク・ツア テールホッフィンゼル・5 (72)発明者 ジーグルト・リヒヤルツ ドイツ連邦共和国 23556 リューベッ ク・シェーンベッケナー シュトラー セ・68ツェー (72)発明者 マッティアス・シュレーダー ドイツ連邦共和国 23611 バート シ ュヴァルタウ・ヴィアヒョウシュトラー セ・15 (56)参考文献 特開 昭61−139334(JP,A) 特開 平2−72823(JP,A) 特開 平3−19645(JP,A) 特開 平3−224433(JP,A) 特開 平4−126033(JP,A)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 手足を取り除き、処理する骨格部分が主
    として胸骨稜(60)と胸骨板(61)、烏たく骨(6
    2)により担持された翼関節(63)と叉骨(64)並
    びに残存肋骨(65)を含む胸骨(59)からなる家禽
    体(58)を、翼関節(63)を前にしてその長手方向
    に保持して移動させ、その屠殺した家禽体から胸肉を、
    結合皮により胸骨(59)に結合している一対の内部胸
    肉とともに機械的に得る方法において、 (a) 肋骨の付け根の領域の胸骨板(61)及び残存
    肋骨(65)からその上の肉部分を離して浮かせ、 (b) 胸骨板(61)への烏たく骨(62)の付着点
    と翼関節(63)との間の領域の烏たく骨(62)から
    その上の肉部分を、内部胸肉部分を走っている翼腱を分
    離することによって離すとともに、胸骨(59)の稜
    (60)の近傍までステップ(a)過程を続けること
    によって胸骨板(61)上の肉部分をし、 (c) 叉骨(64)の烏たく骨(62)への付着領域
    の肉部分と骨格部分(69)の間の結合を分離し、 (d) 胸骨領域でステップ(b)の程を続けること
    によって前記胸骨板(61)と稜(60)の間の谷状領
    域において胸骨板(61)からその上の肉部分を離し、 (e) 叉骨(64)からその上の肉部分を分離し、 (f) 内部胸肉部分(67)と胸骨(59)とを結合
    している結合皮を、引っ張られた状態で切断し、 (g) 前記胸骨の稜の正面及びその隣接領域における
    胸肉と胸骨(59)との間の結合を分離し、 (h) 胸肉を胸骨(59)の稜(60)から完全に分
    離する、 ことを特徴とする屠殺した家禽体から胸肉を機械的に得
    る方法。
  2. 【請求項2】 手足が取り除かれ、皮および肉部が付着
    している、処理する骨格部分が主として胸骨稜(60)
    と胸骨板(61)、烏たく骨(62)により担持された
    翼関節(63)と叉骨(64)、並びに残存肋骨(6
    5)とを含む胸骨(59)からなる屠殺家禽体から胸肉
    を機械的に得る装置であって、肉部には翼腱を有する内
    部胸肉とこの内部胸肉を胸骨に結合させている結合皮と
    が含まれ、 胸骨(59)の内面から家禽体(58)を支持するサド
    ル面を具備した少なくとも1つの支持要素(4)及び家
    禽体(58)を固定する制御可能な締付け要素(5、6
    を備えたコンベヤー(1)と、コンベヤーの路に沿っ
    て配置された処理具を含む、それぞれの処理過程用の処
    理部と、処理具の制御のための制御機構とを備えてお
    り、 前記処理部が、 (a) 肋骨の付け根の領域の胸骨板(61)及び残存
    肋骨(65)からその上の肉部分を離して浮かせる第1
    処理手段と、 (b) 翼関節(63)と胸骨板(61)への烏たく骨
    (62)の付着点の間の領域の烏たく骨(62)から
    その上の肉部分を、内部胸肉部分を走っている翼腱を分
    離することによって離すとともに、胸骨(59)の稜
    (60)の近傍まで前記第1処理手段による過程を続け
    ることによって胸骨板(61)上の肉部分をすように
    する第2処理手段と、 (c) 叉骨(64)の烏たく骨(62)への付着領域
    の肉部分と骨格部分(69)の間の結合を分離する第
    3処理手段と、 (d) 胸骨領域でステップ(b)の程を続けること
    によって前記胸骨板(61)と稜(60)の間の谷状領
    域において胸骨板(61)からその上の肉部分をす第
    4処理手段と、 (e) 叉骨(64)からその上の肉部分を分離する第
    5処理手段と、 (f) 内部胸肉部分(67)と胸骨(59)とを結合
    している結合皮を、引っ張られた状態で切断する第6処
    理手段と、 (g) 前記胸骨の稜の正面及びその隣接領域における
    胸肉と胸骨(59)とを分離する第7処理手段と、 (h) 胸肉を、胸骨(59)の稜(60)から完全に
    分離する第8処理手段とを備えていることを特徴とする
    屠殺家禽体から胸肉を機械的に得る装置。
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