JP2801993B2 - サーマルプリンタ - Google Patents

サーマルプリンタ

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JP2801993B2
JP2801993B2 JP20001692A JP20001692A JP2801993B2 JP 2801993 B2 JP2801993 B2 JP 2801993B2 JP 20001692 A JP20001692 A JP 20001692A JP 20001692 A JP20001692 A JP 20001692A JP 2801993 B2 JP2801993 B2 JP 2801993B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光定着性を有する感熱
記録材料を用いるサーマルプリンタに関し、更に詳しく
は、光定着器の紫外線量を一定に保つようにしたサーマ
ルプリンタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】感熱記録方式のサーマルプリンタでは、
支持体上に感熱発色層を層設した感熱記録材料が用いら
れ、この感熱発色層にサーマルヘッドを押し当てて加熱
し、これを発色させることで熱記録している。サーマル
ヘッドで加熱されない部分は、発色能力を備えているか
ら、保存中に熱が加わると発色してしまう。そこで、感
熱記録材料の熱記録後に、光定着器で紫外線を照射して
発色能力を消失させている。
【0003】また、イエロー感熱発色層,マゼンタ感熱
発色層,シアン感熱発色層を支持体上に順次層設し、3
回の熱記録でカラー画像を記録するカラー感熱記録材料
も知られている(例えば特開昭61−213169
号)。このカラー感熱記録材料では、表面側に層設され
た第1番目の感熱発色層,例えばイエロー感熱発色層の
熱記録後に,第2番目のマゼンタ感熱発色層が熱記録さ
れる。このマゼンタ感熱発色層の熱記録時に、イエロー
感熱発色層も一緒に加熱されるから、その未記録部分が
発色することになる。そこで、イエロー感熱発色層に
は、ほぼ420nmの近紫外線で光分解するジアゾニウ
ム塩化合物が含有されており、イエロー感熱発色層に4
20nmの紫外線を照射して光定着している。また、マ
ゼンタ感熱発色層にはほぼ365nmの紫外線で光分解
するジアゾニウム塩化合物が含有されており、第3番目
のシアン感熱発色層の熱記録の前に、365nmの紫外
線を照射して光定着している。シアン感熱発色層は、最
終記録層であること及び発色温度がかなり高いために、
これに対しては光定着性は与えられていない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、光定着器か
ら放出される紫外線量はランプ温度に依存している。し
たがって、例えばサーマルプリンタに電源を投入した直
後や周囲の気温が低い場合では、光定着器の温度が所定
のレベルに達せず、感熱記録材料に照射される紫外線量
が少なくなって感熱記録材料の定着が不十分になるとい
う問題点があった。また、ランプの温度が高すぎる場合
も、紫外線量が低下することになる。
【0005】本発明は、以上のような課題を解決するた
めになされたもので、光定着器の紫外線量を一定に保つ
ことができるようにしたサーマルプリンタを提供するこ
とを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、発明のサーマルプリンタは、感熱記録材料に画像を
熱記録するサーマルヘッドと、熱記録された感熱記録材
料に紫外線を照射して光定着する光定着器と、前記サー
マルヘッドや光定着器に電力を供給する電源部と、前記
光定着器の温度を計測する温度計測手段と、この計測結
果に基づいて光定着器の温度が所定レベルに達していな
いときに、前記電源部で加熱された温風を光定着器に送
り込む温風送り込み手段とを備えたものである。
【0007】
【実施例】図1において、サーマルプリンタのプラテン
ドラム10は、その回転軸11がパルスモータ(図示せ
ず)によって矢線方向に連続又は間欠回転される。プラ
テンドラム10の外周には、感熱記録材料15が巻き付
けられ、その先端部がクランプ部材16で押え付けられ
ている。プリント位置には、サーマルヘッド17が配置
されている。このサーマルヘッド17は、周知のよう
に、多数の発熱素子が主走査方向にライン状に配列され
ている。各発熱素子は、画素の濃度に応じた熱エネルギ
ーを発生して画像を感熱記録材料15に熱記録する。
【0008】サーマルヘッド17の下流側には、光定着
用に紫外線を放出する紫外線ランプ18,19が配置さ
れている。紫外線ランプ18は発光ピークがほぼ420
nmの棒状をしたイエロー定着用であり、紫外線ランプ
19は発光ピークがほぼ365nmのマゼンタ定着用で
ある。これらの周面の3/4には反射膜が塗布されてお
り、紫外線はプラテンドラム10側に面した1/4の領
域から感熱記録材料15に向けて照射される。
【0009】紫外線ランプ18,19の表面には、これ
らの温度を計測するサーミスタ20,21が各々接触配
置されており、サーミスタ20,21の出力信号はA/
D変換器22でデジタル信号に変換されてからコントロ
ーラ23に取り込まれる。コントローラ23は、紫外線
ランプ18,19が十分な紫外線量を発生可能な温度,
例えば40℃に達してない場合には、ソレノイド24を
作動させ、バルブ25a,25bを開閉させる。
【0010】バルブ25aは電源収納室26との隔壁2
7に設けられ、バルブ25bは外部に面したプリンタ本
体の壁28に設けられている。バルブ25a,25bは
互いに連動しており、常にどちらか一方だけが開いた状
態になる。前記電源収納室26には、交流を直流に変換
してサーマルヘッド17や紫外線ランプ18,19等に
電源を供給するスイッチングレギュレータ29が収納さ
れている。このスイッチングレギュレータ29は、その
動作時に発熱するから、これを冷却するためにファン3
0が設けられている。
【0011】図3は、感熱記録材料の一例を示すもので
ある。支持体31の上に、シアン感熱発色層32,マゼ
ンタ感熱発色層33,イエロー感熱発色層34,保護層
35が順次層設されている。これらの各感熱発色層32
〜34は、熱記録される順番に表面から層設されてい
る。シアン感熱発色層32は、電子供与性染料前駆体と
電子受容性化合物を主成分として含有し、加熱されたと
きにシアンに発色する。
【0012】マゼンタ感熱発色層33としては、最大吸
収波長が約365nmであるジアゾニウム塩化合物と、
これと熱反応してマゼンタに発色するカプラーとを含有
している。このマゼンタ感熱発色層33は、サーマルヘ
ッド17でマゼンタ画像を熱記録した後に、365nm
付近の紫外線を照射するとジアゾニウム塩化合物が光分
解して発色能力が失われる。
【0013】イエロー感熱発色層34は、最大吸収波長
が約420nmであるジアゾニウム塩化合物と、これと
熱反応してイエローに発色するカプラーとを含有してい
る。このイエロー感熱発色層34も、420nm付近の
近紫外線を照射すると光定着して発色能力が失われる。
【0014】このように構成されたサーマルプリンタの
作用を説明する。電源スイッチをONにすると、スイッ
チングレギュレータ29が作動して、商用電源である交
流を所定の電圧値の直流に変換する。得られた直流は、
各部に供給され、例えば紫外線ランプ18が点灯され、
ファン30が駆動される。紫外線ランプ18の温度はサ
ーミスタ20によって計測され、コントローラ23に入
力される。コントローラ23は、紫外線ランプ18の温
度が40℃に達していない場合には、ソレノイド24を
作動させてバルブ25aを開け、バルブ25bを閉じ
る。
【0015】ファン30は、電源スイッチのONによっ
て作動し、電源収納室26内に外気を吸い込む。この外
気はスイッチングレギュレータ29から熱を奪うことで
加熱されて温風となる。この温風はバルブ25aを介し
て紫外線ランプ18に向かって吹きつけられる。この温
風によって紫外線ランプ18の管壁は、急速に40℃ま
で温められ、十分な紫外線を放出することが可能とな
る。紫外線ランプ18の管壁の温度が40℃に達する
と、サーミスタ20によってこれが検知され、バルブ2
5aが閉じられ、バルブ25bが開放される。ファン3
0によって電源収納室26内に吸い込まれた外気はスイ
ッチングレギュレータ29を冷却してバルブ25bから
外部へ排出される。
【0016】また、紫外線ランプ18の管壁の温度が4
0℃に達すると、プリント動作が開始される。感熱記録
材料15の先端が給紙位置でクランプ部材16によって
ニップされた後、プラテンドラム10が矢線方向に回転
される。感熱記録材料15はプラテンドラム10の周面
に巻き付けられながらサーマルヘッド17に対面するプ
リント位置へ移動される。サーマルヘッド17の各発熱
素子はイエロー感熱発色層34の発色特性を考慮した温
度に発熱され、感熱記録材料15にイエロー画像が1ラ
インずつ熱記録される。
【0017】プラテンドラム10の回転によりサーマル
ヘッド17で熱記録された部分が紫外線ランプ18に向
かって移動すると、紫外線ランプ18によりほぼ420
nm付近の近紫外線が照射され、イエロー感熱発色層3
4が光定着される。この際に、紫外線ランプ18は、ほ
ぼ40℃に保たれるから、設計通りの紫外線量を発生す
ることができる。
【0018】プラテンドラム10が1回転すると、イエ
ロー用の紫外線ランプ18は消灯されて代わりにマゼン
タ用の紫外線ランプ19が点灯される。紫外線ランプ1
9の温度がサーミスタ21によって検知され、これが4
0℃に達していない場合には、再びバルブ25aが開放
されてバルブ25bが閉じられ、温風が紫外線ランプ1
9に向かって吹きつけられる。紫外線ランプ19の温度
が40℃に達すると、バルブ25aが閉じられてバルブ
25bが開放される。感熱記録材料15の先端が再び記
録位置に到達すると、サーマルヘッド17によってマゼ
ンタ画像の熱記録が開始される。この熱記録が終わった
部分は、紫外線ランプ19によってほぼ365nm付近
の紫外線が照射され、マゼンタ感熱発色層33が光定着
される。
【0019】さらにプラテンドラム10の回転によって
感熱記録材料15は3度目の記録位置にくると、サーマ
ルヘッド17によってシアン画像が1ラインずつ熱記録
される。このシアン感熱発色層32は、感熱発色するに
必要な熱エネルギーがほぼ80mJ/mm2 以上である
ため、通常の保管状態では発色することはない。シアン
画像が記録された感熱記録材料15は、クランプ部材1
6によるニップが解除され、プラテンドラム10から外
れてトレーに排出される。
【0020】なお、紫外線ランプは温まり過ぎても、紫
外線量が低下したり、寿命が短くなる等の悪影響があ
る。また、紫外線ランプは中央部が高温になるので、冷
風を紫外線ランプの中央部分に当てるように別にダクト
を設け、紫外線ランプの温度分布を平坦にすることが好
ましい。また、気温が低いとき等,特に紫外線ランプが
温まり難い場合には、サーマルヘッドを通電し、このサ
ーマルヘッドの熱でプリンタ本体内を温めておくことが
好ましい。
【0021】上記実施例は、サーマルヘッド又は記録紙
を副走査方向に相対移動して記録するラインプリンタに
ついて説明したが、本発明は二次元に相対移動して記録
するシリアルプリンタに対しても適用することができ
る。このシリアルプリンタでは、発熱素子が主走査方向
に配列され、熱記録時に副走査方向に移動するサーマル
ヘッドが用いられ、そして記録紙は主走査方向に移動す
る。
【0022】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明のサ
ーマルプリンタによれば、光定着器に温度計測手段を設
け、光定着器が所定温度に達していない場合には、電源
部で加熱された温風を光定着器に送り込むようにしたの
で、光定着器の発光量を一定に保つことができ、それに
より安定した定着を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】サーマルプリンタの内部を側面から示す断面図
である。
【図2】サーマルプリンタの内部を上部から示す断面図
である。
【図3】感熱記録材料の層構造を示す説明図である。
【符号の説明】
15 感熱記録材料 17 サーマルヘッド 18,19 紫外線ランプ 20,21 サーミスタ 25a,25b バルブ 29 スイッチングレギュレータ 30 ファン

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 感熱記録材料に画像を熱記録するサーマ
    ルヘッドと、熱記録された感熱記録材料に紫外線を照射
    して光定着する光定着器と、前記サーマルヘッドや光定
    着器に電力を供給する電源部と、前記光定着器の温度を
    計測する温度計測手段と、この計測結果に基づいて光定
    着器の温度が所定レベルに達していないときに、前記電
    源部で加熱された温風を光定着器に送り込む温風送り込
    み手段とを備えたことを特徴とするサーマルプリンタ。
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