JP2801680B2 - 不使用ガス供給管の処理方法及び装置 - Google Patents

不使用ガス供給管の処理方法及び装置

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JP2801680B2 JP1246565A JP24656589A JP2801680B2 JP 2801680 B2 JP2801680 B2 JP 2801680B2 JP 1246565 A JP1246565 A JP 1246565A JP 24656589 A JP24656589 A JP 24656589A JP 2801680 B2 JP2801680 B2 JP 2801680B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は、埋設後不使用となったガス供給管を、撤去
することなく安全に処理する不使用ガス供給管の処理方
法及び装置に関する。
(従来の技術) ガスの本管や支管などより分岐されるガス供給管は、
埋設後に用法の変更、土地利用法の変更などにより、長
期に亘って不使用となってしまうことがある。
不使用となったガス供給管をそのまま放置すると、腐
食しガス洩れを生ずる恐れがある。また、水道工事など
他の土木工事によって誤って掘削され、ガス洩れ事故を
発生する恐れが有る。
そこで、従来は不使用となったガス供給管は、掘削さ
れ、あるいは分岐部を遮断することが行われていた。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、従来の不使用ガス供給管の処理方法に
おいては次の如き問題点があった。
不使用ガス供給管を掘削し撤去する場合には、土地
所有者の許可が得られず掘削不可能となることがある。
また、掘削可能であっても工事が大規模となる。さら
に、掘削許可が得られても埋設された配管上に何らかの
建築物ないし構造物が作られた場合には掘削できず撤去
不可能となることが有る。
分岐部を遮断する場合には、遮断によってガス洩れ
事故の恐れは無くなるが、比較的大径の配管にあっては
腐食によって地盤沈下を生ずる恐れがある。また、小さ
な地盤沈下であっても、その上面に形成された構造物に
ヒビ割れなど被害を与える恐れがある。さらに、他の土
木工事によって掘削された場合、そのガス管が不使用で
あることは不明であるので、ガス会社への問い合せが発
生し、この間当該工事を中断しなければならないなどの
問題が生ずる。
そこで、本発明はこれら問題点を改善し、不使用ガス
供給管を掘削することなく容易、安全、確実に処理する
方法及び装置を提供することを目的とする。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) 上記課題を解決する本発明の不使用ガス供給管の処理
方法は、不使用となったガス供給管のガス供給口を掘削
し、このガス供給管をガス供給管本体から切り離し、切
り離し口に適宜ジョイントを介して液供給管を接続し、
その後、該液供給管内に減圧用細管を挿入し、その先端
を不使用ガス供給管の先端方向に案内し、前記減圧用細
管の一端を減圧用ポンプに接続して前記不使用となった
ガス供給管内を減圧し、前記減圧用細管と前記不使用ガ
ス供給管内の間に液状硬化剤を導入し、不使用ガス供給
管内に硬化剤を充填し硬化させることを特徴とする。
また、上記方法を実施するとき使用する装置として、
可搬式のフレーム内に液状硬化剤を注入するためのロー
トと、前記減圧用細管の一端と接続される減圧用のコン
プレッサとを一体的に組み込んだ処理装置を構成したこ
とを特徴とする。
(作用) 本発明の不使用ガス供給管の処理方法では、不使用ガ
ス供給管を本管ないし分岐管から切断後、この切断部か
ら減圧用細管を挿入し、不使用ガス供給管内を減圧し、
その切断部側から液状硬化剤を送給し、不使用ガス供給
管用に液状硬化剤を充填する。
液状硬化剤は、その後硬化するので不使用ガス供給管
が腐食したとしても地盤沈下の問題は生じない。また、
この不使用ガス供給管を他の土木工事により掘削したと
しても、掘削者はその内部に硬化物が充填されているこ
とから不使用となっていることを確認することができ、
工事を続行することができる。
また、ロート及び減圧用コンプレッサを可搬式フレー
ム内に一体的に組み込むことにより、現場作業に容易に
対処することができる。
(実施例) 以下、添付図面を参照して本発明の実施例を詳細に説
明する。
まず、第2図に示すように、公地1A側から民地1B側へ
地中2にガス供給管3が埋設され、これが不使用となっ
た場合を仮定する。1は公地1A及び民地1Bを合わせた土
地を示す。一般に、ガス供給管3は接続部より先端部の
方が高くなっている。
そこで、本例では、当該不使用ガス供給管3が接続さ
れているガス本管ないし分岐管(本体管)4を掘削し、
作業ピット5を作成し、次いで、不使用ガス供給管3の
接続管6に遮断栓7を施した上で、その接続管6との接
続部を所定間隔lだけ切断する。遮断栓7の施工方式は
従来法による。間隔lは以後の処理に必要な間隔であ
り、10〜30cm程度である。
次に、第3図に示すように、不使用ガス供給管3の切
断部3Aに、ジョイント8を介して径が25A〜50A程度のビ
ニル製の液注入用ホース9を接続する。液注入用ホース
9の端部は、処理装置10に接続されている。処理装置10
の詳細を第4図に示す。
第4図において、処理装置10は、フレーム11内にロー
ト12と、減圧用コンプレッサ13と、減圧用ホース14を巻
回して成るリール15を備えて成る。
前記液入用ホース9の端部は前記ロート12の下口にジ
ョイント16を介して接続されている。
減圧用ホース14は、外径6〜15mm、内径5〜13mm程度
のウレタン製の細管であり、管路内に案内可能であり、
かつ減圧されたとき潰れないよう適宜の柔軟性と剛性を
有している。
さて、そこで、作業者は、リール15に巻回された減圧
用ホース14の先端に直径10〜25mm程度のプラスチック製
の案内球17を固着し、この減圧用ホース14を前記ロート
12の上口から前記液注入用ホース9を介し、第3図に示
した不使用ガス供給管3へ挿通してゆく。プラスチック
案内球17は、管路への挿通を円滑に案内するためのもの
であり、その先端部には減圧のための通気孔が設けられ
ている。
第1図に液充填方式を示した。
作業者は、不使用ガス供給管3の先端まで減圧用ホー
ス14を挿通したのち、その減圧用ホース14の一端部を前
記コンプレッサ13と接続される減圧口13A(第4図参
照)に接続し、前記ロート12へ液状硬化剤18を流し込ん
だ上で、コンプレッサ13を作動させる。
すると、減圧用ホース14の先端から空気が吸入され、
不使用ガス供給管3内が減圧されるので、液状硬化剤18
がガス供給管3内へ充填される。
注入された液状硬化剤は、その後硬化するが、硬化時
間は数時間〜一日程度のものを用いることができる。
液状硬化剤の一例を示すと、スリーボンド社製の低粘
度エポキシ樹脂(粘度700CP)スリーロンジーE115を主
剤として、これに硬化剤スリーロンジーH410(粘度2000
CP)を100:30の割合で配合することにより粘度1000CPの
液状硬化剤が得られる。
この液状硬化剤にて、サイズ25A、長さ8m、上り勾配3
0度の配管に対して充填作業を行ったところ、真空度550
mmHeにて良好な結果が得られる。参考に示すと、充填に
要した作業時間は約5分である。
液状硬化剤18が不使用ガス供給管3内に十分充填され
たか否かは、減圧用ホース14内に液状硬化剤18が引き込
まれたか否かで知ることができる。この確認方式を利用
するためには液状硬化剤の粘度を十分に低くしておくこ
とが必要である。
液状硬化剤としては、エポキシ樹脂の他、アクリル樹
脂、ウレタン樹脂、不飽和ポリエステル樹脂など各種の
樹脂を用いることができる。作業を容易とするためには
粘度は1000CP以下とするのが好ましい。
以上により、不使用ガス供給管3内に液状硬化剤18を
充填し、その後硬化させることができる。
充填された液状硬化剤18が硬化すると、ガス供給管3
が例え腐食したとしても地盤沈下を心配する必要がなく
なる。
また、誤って掘削されても、その内部に硬化物が存在
することから、この管は不使用であることが確認できる
ので、工事を中断したり、大騒ぎになることもない。
本発明は、上記実施例に限定されるものではなく、適
宜の設計的変更を行うことにより、適宜の態様で実施し
得るものである。
[発明の効果] 以上の通り、本発明は、不使用となったガス供給管内
に液状硬化剤を充填させるようにした不使用ガス供給管
の処理方法であるので、不使用となったガス供給管を掘
削すること無く、容易、安全、確実に処理することがで
きる。
また、ロート及び減圧用コンプレッサを可搬式のフレ
ーム内に一体的に組み込む装置を用いるので、現場作業
に容易に対処できる。
【図面の簡単な説明】
図面はいずれも本発明の実施例を示し、第1図は液状硬
化剤の注入方式を示す説明図、第2図は不使用ガス供給
管の埋設状況を示す説明図、第3図は液状硬化剤の充填
準備状況を示す説明図、第4図は処理装置の構成を示す
説明図である。 2……地中、3……不使用ガス供給管 7……本体管、5……作業ピット 9……注入用ホース、10……処理装置 12……ロート、13……コンプレッサ 14……減圧用ホース、15……リール 17……案内球
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F16L 1/02 F16L 1/00

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】不使用となったガス供給管のガス供給口を
    掘削し、このガス供給管をガス供給管本体から切り離
    し、切り離し口に適宜ジョイントを介して液供給管を接
    続し、その後、該液供給管内に減圧用細管を挿入し、そ
    の先端を前記不使用となったガス供給管の先端方向に案
    内し、前記減圧用細管の一端を減圧用ポンプに接続して
    前記不使用ガス供給管内を減圧し、前記減圧用細管と前
    記不使用ガス供給管内の間に液状硬化剤を導入し、不使
    用ガス供給管内に硬化剤を充填し硬化させることを特徴
    とする不使用ガス供給管の処理方法。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の不使用ガス供給管の処理
    方法において、前記減圧用細管は適宜の剛性を有するフ
    レキシブルなホースで形成されると共に、その先端には
    通気孔を備えたプラスチック球が備えられることを特徴
    とする不使用ガス供給管の処理方法。
  3. 【請求項3】請求項1に記載の不使用ガス供給管の処理
    方法において、前記液状硬化剤としては、低粘度エポキ
    シ樹脂を用いることを特徴とする不使用ガス供給管の処
    理方法。
  4. 【請求項4】請求項1に記載の不使用ガス供給管の処理
    方法の実施に用いる処理装置において、可搬式のフレー
    ム内に液状硬化剤を注入するためのロートと、前記減圧
    用細管の一端と接続される減圧用のコンプレッサとを一
    体的に組み込んだことを特徴とする不使用ガス供給管の
    処理装置。
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