JP2800674B2 - エレベータのドア装置及びその調整方法 - Google Patents

エレベータのドア装置及びその調整方法

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JP2800674B2
JP2800674B2 JP6039909A JP3990994A JP2800674B2 JP 2800674 B2 JP2800674 B2 JP 2800674B2 JP 6039909 A JP6039909 A JP 6039909A JP 3990994 A JP3990994 A JP 3990994A JP 2800674 B2 JP2800674 B2 JP 2800674B2
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B66HOISTING; LIFTING; HAULING
    • B66BELEVATORS; ESCALATORS OR MOVING WALKWAYS
    • B66B13/00Doors, gates, or other apparatus controlling access to, or exit from, cages or lift well landings
    • B66B13/02Door or gate operation
    • B66B13/12Arrangements for effecting simultaneous opening or closing of cage and landing doors

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  • Elevator Door Apparatuses (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、エレベータの出入口
を中央から左右に開閉するエレベータのドア装置及びそ
の調整方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図12〜図17は出願人が先に提案した
従来のエレベータのドア装置を示したものである。 図
12はエレベータ装置の要部横断平面図、図13は図1
2のかごドア装置を乗場から見た正面図、図14は図1
2の乗場ドア装置を昇降路から見た正面図、図15は図
13のA部拡大図、図16、図17は図12のB部拡大
図であり、各図中の同一符号は同一又は相当部分を示
す。
【0003】図12及び図13により、かごドア装置の
構成を説明する。図において、1はエレベータのかご、
2はかご1の出入口、3、4は出入口2を左右に開閉す
る左右かご引戸、5、6はかご引戸3、4を吊持するハ
ンガープレート、7、8はハンガープレート5、6にそ
れぞれに軸支されたハンガーローラ、9はレールであ
る。なお、かご引戸3、4はハンガーローラ7、8によ
り出入口方向に動作するように支持されている。また、
10、11はハンガーローラ7、8がレール9から離脱
することを防止するローラで、レール9に下側から接し
た状態で設定される。12は桁で、その下梁13にレー
ル9が固定される。14はドアモータで、ベルト15、
チエーン16及び4連リンク17によりかご引戸3、4
にその駆動力を伝える。18はベルト車、19はチエー
ンプーリ、20はチエーンプーリ19に固定されたクラ
ンク腕、21は駆動腕22とクランク腕20を連結する
連結腕である。23は従動腕で、連結棒24により連結
され、駆動腕22の先端の動作を逆方向に変換してい
る。駆動腕22及び従動腕23の先端には、かごドア装
置の駆動力を乗場ドア装置へ伝達する係合ベーン25、
26が、リンク27、28を介して取り付けられてい
る。この係合ベーン25、26は固定プレート56と可
動プレート57により構成され、乗場駆動戸36の定位
置ローラ52Aと可動ローラ52B及び乗場従動戸37
の第1制振ローラ54Aと第2制振ローラ54Bの相互
間隔よりも狭い狭幅位置に保持され要時拡幅する。2
9、30は桁を支える柱で、桁20側面に固定される。
また、かご引戸3、4の下部にはドアシュー31、32
が固定され、かご1に固定された敷居33に摺動可能に
設けられている。なお、100は昇降路、101はエレ
ベータ乗場である。
【0004】次に、図12及び図14により乗場ドア装
置の構成を説明する。図において、34は昇降路100
の昇降路壁面、35は昇降路壁面34に設けられた出入
口、36はかご引戸4の開閉に伴って駆動される乗場駆
動戸、37は乗場駆動戸36の開閉に伴って駆動される
乗場従動戸であり、乗場駆動戸36と乗場従動戸37は
出入口35を左右に開閉する引戸を構成している。3
8、39は乗場駆動戸36及び乗場従動戸37を吊持す
るハンガープレートで、40、41はハンガープレート
38、39のそれぞれに軸支されたハンガーローラ、4
2はレール、43、44はハンガープレート38、39
がレール42から離脱することを防止するため下側から
レール9に接しているローラである。45はハンガーケ
ースで取付金46により昇降路壁面34に固定される。
乗場従動戸37は乗場駆動戸36はロープ47により連
動される。48、49はローププーリである。50、5
1はインターロックであり、それぞれハンガーケース4
5及びハンガープレート38に固定され、かご1が着床
しない場合に、施錠した状態になるように構成されてい
る。可動ローラ52Bは、かご引戸4の開動作に伴って
固定プレート56と系合し、連結バー53によりインタ
ーロック51を開錠する。定位置ローラ52A及び可動
ローラ52Bは取付板72を介して乗場駆動戸36に固
定され、第1制振ローラ54A及び第2制振ローラ54
Bは取付板75を介して乗場従動戸37に固定されてい
る。55は戸閉方向に乗場駆動戸36及び乗場従動戸3
7に力を与える重りである。
【0005】次に、図15により図13のA部の構成を
説明する。図において、係合ベーン25、26は固定プ
レート56と可動プレート57により構成され、リンク
27、28の先端に設けられたローラ58とプレート5
7に固定されたカム59により、2枚のプレートの間隔
が、リンク27、28の角度によって変位する。60は
2枚のプレート56、57を常に閉じる方向に保持する
ためのばねである。
【0006】次に、図16、図17により上記かごドア
装置と乗場ドア装置の係合について説明する。図16は
ドア装置の全閉状態を、図17はドア装置の開閉途中及
び全開状態を示す。全閉時にはかご引戸3に設けられた
係合ベーン25の固定プレート56と可動プレート57
の間隔は、ローラ58が図15に示すカム59のP1
位置に接しているために可動プレート57は閉じた状態
にあり、乗場駆動戸36の定位置ローラ52Aと可動ロ
ーラ52B相互間隔よりも狭い狭幅位置に保持され、又
かご引戸4に設けられた係合ベーン26の固定プレート
56と可動プレート57の間隔も乗場従動戸37の第1
制振ローラ54Aと第2制振ローラ54Bの相互間隔よ
りも狭い狭幅位置に保持され、互いにある間隔を持って
構成されている。また、戸開方向にかご引戸3、4が移
動するに伴い、図15に示すローラ58はカム59のP
2 の位置へと移動し、2枚のプレート56、57の間隔
は開き、かご引戸3に設けられた係合ベーン25の固定
プレート56と可動プレート57は乗場駆動戸36に設
けられた可動ローラ52Bと定位置ローラ52Aに接す
るようになる。一方、乗場従動戸37に取り付けられた
第1制振ローラ54Aと第2制振ローラ54Bの間隔
は、かご引戸4に取り付けられた係合ベーン26の固定
プレート56と可動プレート57の間隔が最も大きくな
ったときより少し大きく設定してあり、係合ベーン26
の2枚のベーンと第1制振ローラ54A及び第2制振ロ
ーラ54Bの間には僅かな隙間を確保して構成してい
る。
【0007】次に、動作について説明する。ドアモータ
14から発生した駆動力は、ベルト15、チエーン16
及び4連リンク機構17を介してかご引戸3、4に伝達
される。かご引戸3、4の動作に伴い、リンク27、2
8の角度が変化し、係合ベーン25、26の固定プレー
ト56と可動プレート57の間隔が広がる。係合ベーン
25、26は乗場駆動戸36の可動ローラ52Bと係合
し、かご引戸3の駆動力を乗場駆動戸36に伝える。係
合ベーン25が図17に示すように定位置ローラ52A
及び可動ローラ52Bと嵌着し、インターロック50、
51を解錠して乗場駆動戸36を開閉する。一方、乗場
従動戸37側は、係合ベーン26が第1制振ローラ54
Aと第2制振ローラ54Bの両側に僅かな隙間を持って
係合してるので、乗場従動戸37はロープ47により駆
動力を伝導され開閉する。第1制振ローラ54Aと第2
制振ローラ54Bの間隔と係合ベーン26の間の隙間は
かご引戸4と乗場従動戸37の開閉工程の差を吸収する
ように調整されている。従って、高速にて開閉動作を行
う場合、又はかご引戸3、4を反転動作する場合に、乗
場従動戸37の振動を抑制するために係合ベーン26及
び第1制振ローラ54Aと第2制振ローラ54Bは設け
られており、開閉負荷が急変する場合、ロープ47が伸
びて振動が発生するが、第1制振ローラ54Aと第2制
振ローラ54Bの間隔と係合ベーン26の間に生じる隙
間以上にロープ47が伸びたり、乗場従動戸37とかご
引戸4が上記隙間以上の相対運動をすると、係合ベーン
26は第1制振ローラ54A又は第2制振ローラ54B
と接触して乗場従動戸37の振動を抑制するように動作
する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来のエレベータのド
ア装置は以上のように構成されているので、4連リンク
機構で駆動されるかご引戸3、4とかご引戸3により駆
動される乗場駆動戸36及び乗場駆動戸36とロープ4
7を介した連動機構で駆動される乗場従動戸37の開閉
工程に誤差が生じるために、第1制振ローラ54Aと第
2制振ローラ54Bの間隔と係合ベーン26の間に生じ
る隙間関係をかご引戸3、4の開閉全域において調整す
る必要があり、調整に多大な時間を費やすといった問題
があった。更に、かごドア装置が4連リンク機構を有し
ており、かご引戸3、4の左右のストロークの違いが左
右で大きい時には、開閉工程誤差がおおきくなるので、
かご引戸4と乗場従動戸37の開閉工程の差を吸収し、
さらに制振効果を損なわないように隙間を調整すること
が困難となるといった問題があった。
【0009】この発明は上記のような問題点を解決する
ためになされたもので、第1制振ローラ54Aと第2制
振ローラ54Bの間隔と係合ベーン26の間の隙間の調
整が容易なエレベータのドア装置を提供することを目的
としており、さらにこの装置に適した調整方法を提供す
ることを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明に係るエレベー
タのドア装置は、かごの出入口に設けられた第1のかご
引戸と、上記かごに設けられたかご連動手段を介して上
記第1のかご引戸と連結され、上記第1のかご引戸と互
いに反対方向に動作する第2のかご引戸と、上記第1の
かご引戸により駆動され、エレベータの乗場の出入口に
設けられた乗場駆動戸と、上記乗場に設けられた乗場連
動手段を介して上記乗場駆動戸と連結され、上記第2の
かご引戸と対向して動作する乗場従動戸と、上記第2の
かご引戸に上記乗場従動戸と対向して装着され、上記第
2のかご引戸の開閉動作に応じて上記かごの昇降方向と
直角方向に動作する制振係合機構と、上記乗場従動戸に
上記第2のかご引戸と対向して設けられて上記制振係合
機構の両側に隙間を形成する位置にそれぞれ装着された
制振体とを備え、上記制振係合機構の動作により、上記
第2のかご引戸が全閉及び全開位置付近にある場合に
は、上記隙間は上記第2のかご引戸が戸開中央位置付近
にある場合より大きくなるようにしたものである。
【0011】また、この発明に係るエレベータのドア装
置は、第2のかご引戸の開閉変位よるカムとの係合位置
の変化に応じて動作するリンク機構を有し、該リンク機
構による上記制振係合機構の動作により、上記第2のか
ご引戸が全閉及び全開位置付近にある場合には、上記制
振係合機構と制振体との隙間は上記第2のかご引戸が戸
開中央位置付近にある場合より大きくなるようにしたも
のである。
【0012】また、この発明に係るエレベータのドア装
置は、第2のかご引戸の開閉変位より回動するカムと、
上記第2のかご引戸の開閉変位よる上記カムとの係合位
置の変化に応じて動作するリンク機構とを有し、該リン
ク機構による上記制振係合機構の動作により、上記第2
のかご引戸が全閉及び全開位置付近にある場合には、上
記制振係合機構と制振体との隙間は上記第2のかご引戸
が戸開中央位置付近にある場合より大きくなるようにし
たものである。
【0013】また、この発明に係るエレベータのドア装
置は、第2のかご引戸に固定されたカムと、上記第2の
かご引戸の戸開変位を介して生じる上記カムとの係合位
置の変化に応じて動作するリンク機構とを有し、該リン
ク機構による上記制振係合機構の動作により、上記第2
のかご引戸が全閉及び全開位置付近にある場合には、上
記制振係合機構と制振体との隙間は上記第2のかご引戸
が戸開中央位置付近にある場合より大きくなるようにし
たものである。
【0014】また、この発明に係るエレベータのドア装
置は、制振体との隙間が常時大きくなる方向に動作する
重量バランスとしたリンク機構を有する制振係合機構を
備えるようにしたものである。
【0015】また、この発明に係るエレベータのドア装
置は、かごの出入口に設けられた第1のかご引戸と、上
記かごに設けられたかご連動手段を介して上記第1のか
ご引戸と連結され、上記第1のかご引戸と互いに反対方
向に動作する第2のかご引戸と、上記第1のかご引戸に
より駆動され、エレベータの乗場の出入口に設けられた
乗場駆動戸と、上記乗場に設けられた乗場連動手段を介
して上記乗場駆動戸と連結され、上記第2のかご引戸と
対向して動作する乗場従動戸と、上記第2のかご引戸に
上記乗場従動戸との対向面側に装着され、上記第2のか
ご引戸の開閉動作に応じて上記かごの昇降方向と直角方
向に動作する制振係合機構と、上記乗場従動戸に上記第
2のかご引戸と対向面側に設けられて上記制振係合機構
の両側に隙間を形成する位置にそれぞれ装着された制振
体とを備え、上記制振係合機構の動作により、上記第2
のかご引戸が加速及減速する低速走行時には、高速走行
時より上記隙間が大きくなるようにしたものである。
【0016】更に、この発明に係るエレベータのドア装
置の調整方法は、エレベータの乗場の出入口に設けられ
た乗場引戸と、かごの出入口に設けられたかご引戸と、
上記かご引戸に上記乗場引戸との対向面側に設けられ、
上記かご引戸の開閉動作に応じて上記かごの昇降方向と
直角方向に寸法変化する係合機構と、上記乗場引戸に上
記かご引戸との対向面側に、移動可能に取り付けられた
取付板と、上記係合機構との間に所定の係合関係を持っ
て上記取付板に装着された係合体とを設け、上記乗場に
上記エレベータのかごがを対向させ、上記乗場引戸及び
上記かご引戸を半開きとして、上記取付板を移動し、上
記係合体を上記係合機構と所定の係合関係となるように
調整するようにしたものである。
【0017】
【作用】この発明におけるエレベータのドア装置は、制
振係合機構の動作により、第2のかご引戸が全閉及び全
開位置付近にある場合には、制振係合機構と制振体との
隙間は第2のかご引戸が戸開中央位置付近にある場合よ
り大きくなるようにしたので、かご引戸が全閉状態であ
るかごの走行中及び第2のかご引戸が走行速度の遅い全
開位置付近にある場合では、第2のかご引戸が走行速度
の速い戸開中央位置付近にある場合より上記隙間は大き
く設定される。
【0018】また、この発明におけるエレベータのドア
装置は、第2のかご引戸の開閉変位よるカムとの係合位
置の変化に応じて動作するリンク機構を有し、リンク機
構による制振係合機構の動作により、第2のかご引戸が
全閉及び全開位置付近にある場合には、制振係合機構と
制振体との隙間は第2のかご引戸が戸開中央位置付近に
ある場合より大きくなるようにしたので、カムと係合す
るリンク機構の動作により、かご引戸が全閉状態である
かごの走行中及び第2のかご引戸が走行速度の遅い全開
位置付近にある場合では、第2のかご引戸が走行速度の
速い戸開中央位置付近にある場合より上記隙間は大きく
設定される。
【0019】また、この発明におけるエレベータのドア
装置は、第2のかご引戸の開閉変位より回動するカム
と、第2のかご引戸の開閉変位よるカムとの係合位置の
変化に応じて動作するリンク機構とを有し、リンク機構
による制振係合機構の動作により、第2のかご引戸が全
閉及び全開位置付近にある場合には、制振係合機構と制
振体との隙間は第2のかご引戸が戸開中央位置付近にあ
る場合より大きくなるようにしたので、回動するカムと
係合して動作するリンク機構の動作により、かご引戸が
全閉状態であるかごの走行中及び第2のかご引戸が走行
速度の遅い全開位置付近にある場合では、第2のかご引
戸が走行速度の速い戸開中央位置付近にある場合より上
記隙間は大きく設定される。
【0020】また、この発明におけるエレベータのドア
装置は、第2のかご引戸に固定されたカムと、第2のか
ご引戸の戸開変位を介して生じるカムとの係合位置の変
化に応じて動作するリンク機構とを有し、リンク機構に
よる制振係合機構の動作により、第2のかご引戸が全閉
及び全開位置付近にある場合には、制振係合機構と制振
体との隙間は第2のかご引戸が戸開中央位置付近にある
場合より大きくなるようにしたので、かご引戸に固定さ
れたカムとの係合位置の変化により動作するリンク機構
により、かご引戸が全閉状態であるかごの走行中及び第
2のかご引戸が走行速度の遅い全開位置付近にある場合
では、第2のかご引戸が走行速度の速い戸開中央位置付
近にある場合より上記隙間は大きく設定される。
【0021】また、この発明におけるエレベータのドア
装置は、制振体との隙間が常時大きくなる方向に動作す
る重量バランスとしたリンク機構を有する制振係合機構
を備えるようにしたので、制振係合機構と制振体との隙
間は戸閉時には確実に大きく保持される。
【0022】また、この発明におけるエレベータのドア
装置は、制振係合機構の動作により、第2のかご引戸が
加速及減速する低速走行時には、高速走行時より隙間が
大きく設定される。
【0023】更に、この発明に係るエレベータのドア装
置の調整方法は、エレベータの乗場の出入口に設けられ
た乗場引戸と、かごの出入口に設けられたかご引戸と、
かご引戸に乗場引戸との対向面側に設けられ、かご引戸
の開閉動作に応じてかごの昇降方向と直角方向に寸法変
化する係合機構と、乗場引戸にかご引戸との対向面側
に、移動可能に取り付けられた取付板と、係合機構との
間に所定の係合関係を持って取付板に装着された係合体
とを設け、乗場にエレベータのかごがを対向させ、乗場
引戸及びかご引戸を半開きとして、取付板を移動し、係
合体を係合機構と所定の係合関係となるように調整する
ようにしたので、係合体を係合機構と係合状態で調整可
能である。
【0024】
【実施例】
実施例1.以下、この発明の一実施例を図について説明
する。図1はこの発明の一実施例のエレベータのドア装
置の乗場側から見た正面図、図2は図1のC部の拡大図
である。図中、図13と同一符号は同一又は相当部分を
示すので説明は省略する。図において、61はかご引戸
4に固定された制振係合機構である可動形係合べーン、
62は一端を柱30に軸支されたリンク、63はリンク
62の先端に固定されたカムでリンク62の動作に伴い
回転する。可動形係合べーン61は可動プレート64、
65を備え、支点66A、67Aを中心として回動可能
な平行リンク66、67により開閉動作が可能な構造と
なっている。68は平行リンク66の先端に設けられた
ローラで、カム63の回転により可動プレート64、6
5の開閉間隔を変化させる。平行リンク66、67の重
量バランスは平行リンク66、67が常に閉方向に移動
するように設定され、さらにばね69により、常に閉方
向に可動プレート64、65を保持するように付勢して
いる。
【0025】次に、図1、図2に示したこの発明の一実
施例のエレベータのドア装置の動作を図3〜図5により
説明する。図3〜図5はエレベータのドア装置のかご引
戸3、4と乗場駆動戸36及び乗場従動戸37の係合状
態を示す。図は全閉状態、図は開閉途中、図は全
開位置での係合状態を示す。図中、図16と同一符号は
同一又は相当部分を示すので説明は省略する。かご引戸
3、4が全閉時には、図2に示すローラ68はカム63
とP3 点で接し、2枚の可動プレート64、65は閉じ
た状態にあり、図3に示すように、可動形係合ベーン6
1と制振体である第1制振ローラ54A及び第2制振ロ
ーラ54Bの両側の隙間は大きくなっている。かご引戸
3、4が開閉途中には図2に示すローラ68はカム63
のP4 点に移動し2枚の可動プレート64、65は全開
した状態となり、図4に示すように可動形係合ベーン6
1と第1制振ローラ54A及び第2制振ローラ54Bの
両側の隙間は小さくなる。更に、かご引戸3、4が全開
位置では図2のローラ68はカム63のP5 点に移動し
2枚の可動プレート64、65は閉じ始め、図5に示す
ように、可動形係合ベーン61と第1制振ローラ54A
及び第2制振ローラ54Bの両側の隙間は、また拡大す
る。
【0026】従って、高速でかご引戸3、4が走行する
開閉途中で、可動形係合ベーン61と第1制振ローラ5
4A及び第2制振ローラ54Bの両側の隙間は小さくな
るため、かご引戸4の走行速度が早い開閉中央部におけ
る、急激な扉の反転動作及びこの動作に伴う図14に示
すロープ47の伸びによる乗場従動戸37とかご引戸4
の大きな相対運動により、可動形係合ベーン61と第1
制振ローラ54A及び第2制振ローラ54Bは互いに接
触し、乗場従動戸37に対する充分な振動抑制効果が得
られる。また、逆に扉の振動にあまり影響を与えない、
低速走行となる全開付近では可動形係合ベーン61と第
1制振ローラ54A及び第2制振ローラ54Bの間隔が
大きくなり、調整裕度が大きくなる。
【0027】上述のように、可動形係合ベーン61を構
成する可動プレート64、65の両方を平行リンク6
6、67により動作するように構成したので、第1制振
ローラ54A及び第2制振ローラ54Bの両側の間隔が
かご引戸4の開閉位置によって変化し、可動形係合ベー
ン61と第1制振ローラ54A及び第2制振ローラ54
Bの両側の間隔は、かご引戸4の走行速度の速い位置、
すなわち、図4に示す状態となる開閉中央付近の位置を
重点的に調整すればよく、調整作業が非常に容易にな
る。更に、リンクバランス及びばね69による付勢力を
2枚の可動プレート64、65が閉じる方向に作用する
ようにしたので、2枚の可動プレート64、65はかご
1が昇降する時は確実に閉じており、第1制振ローラ5
4A及び第2制振ローラ54Bとの接触を防止できる。
【0028】実施例2.次に、この発明の他の実施例に
ついて説明する。図6はこの発明の他の実施例の制振係
合機構を有するエレベータのドア装置の正面図であり、
図7は図6におけるD部の拡大図である。図中、図1と
同一符号は同一又は相当部分を示すので説明は省略す
る。図7において、70は制振係合機構である係合ベー
ンで、固定プレート57Aと可動プレート56Aを有し
ている。71は固定プレート57Aと可動プレート56
Aの間隔を変化させるカムで、リンク28の回転角が大
きくなると閉じるような形状をしている。なお、駆動腕
22及び従動腕23の軸支位置はリンク28の回転角を
かご引戸4の位置により常に一方向にするように設定さ
れている。
【0029】上述したこの発明の他の実施例の動作につ
いて図3〜図5により説明する。かご引戸3、4が全閉
時には、図7に示すローラ58はカム71のP6 点と接
触し、固定プレート57Aと可動プレート56Aの間隔
は狭くなっており、図3に示すように係合ベーン70の
可動プレート56Aと制振体である第2制振ローラ54
Bの隙間は大きく確保される。かご引戸3、4が開閉途
中では、図7に示すローラ58はカム71のP7 点と接
触し、固定プレート57Aと可動プレート56Aは全開
状態となり、係合ベーン70の可動プレート56Aと第
2制振ローラ54Bの隙間は小さくなる。かご引戸3、
4が全開位置では図7に示すローラ58はカム71のP
8 点と接触し、係合ベーン70の可動プレート56Aは
再び閉じ図5に示すように、係合ベーン70の可動プレ
ート56Aと第2制振ローラ54Bの隙間は大きくな
る。
【0030】次に、かご引戸3、4の開閉位置及び開閉
速度と、制振係合機構と制振体の隙間の関係について図
8により説明する。図8は横軸にかご引戸4が開き始め
てからの経過時間と開閉ドアの位置を示し、この実施例
では縦軸はかご引戸4の開閉速度及び制振係合機構であ
る係合ベーン70の可動プレート56Aと制振体である
第2制振ローラ54Bとの隙間を示し、図6、7に示し
た他の実施例の構成では係合ベーン70と制振体である
第1制振ローラ54A及び第2制振ローラ54Bの両側
の隙間を示す。図8に示すように、かご引戸3、4は開
き始めてから徐々に走行速度を上げ全開状態に近ずくに
つれ走行速度は減少するので、かご引戸4の走行速度が
速い開閉中央位置の付近の係合ベーン70と制振体との
隙間を小さくなるようにし、急激な扉の反転動作及びこ
の動作に伴う図14に示すロープ47の伸びによる乗場
駆動と37とかご引戸4の相対運動により、可動形係合
ベーン61と第1制振ローラ54A及び第2制振ローラ
54Bは互いに接触し、乗場従動戸37に対する充分な
振動抑制効果が得られる。従って、かご引戸4の開閉中
央位置の付近で係合ベーン70と制振体の隙間調整を重
点的にすれば、かご引戸4の走行速度が低い全閉位置付
近での隙間の厳密な調整は不要となる。また、図8では
制振係合機構と制振体の両側の隙間を扉の全閉状態に較
べ全開状態の隙間を小さく設定した例を示しているが、
図2に示すカム63及び図7に示すカム71の形状を変
化することにより、必要に応じて扉の全閉状態と全開状
態の隙間の関係を任意に設定可能である。
【0031】実施例3.次に、この発明のさらに他の実
施例のエレベータのドア装置の調整方法について説明す
る。図9は図4のIX−IX断面を示す断面図、図10は図
4に示す取付板72を昇降路側からみた正面図、図11
は図10のXI−XI断面を示す断面図である。図中、図4
と同一符号は同一又は相当部分を示すので説明は省略す
る。図において、72は第1制振ローラ54A及び第2
制振ローラ54Bを軸支した取付板、73、74は取付
板72を乗場従動戸37に締めつける固定ボルトで、固
定ボルト73、74はかご引戸4及び乗場従動戸37の
隙間から操作できる位置に取り付けられている。取付板
72の固定ボルト73、74を挿通するボルト穴76、
77は長穴形状とし、固定ボルト73、74は図11に
示すように断付軸となっており、仮締め状態で取付板7
2が容易にスライドできるよう構成されている。
【0032】次に、可動形係合ベーン61と第1制振ロ
ーラ54A及び第2制振ローラ54Bの両側の隙間の調
整方法について説明する。かご引戸3、4を開閉中央位
置まで開き、ゲージ等を用いて可動形係合ベーン61と
第1制振ローラ54A及び第2制振ローラ54Bの両側
の隙間を測定する、次に、測定された両側の隙間が同一
となるように、かご引戸4及び乗場従動戸37の隙間か
ら工具を用いて固定ボルト73、74を緩め取付板72
を移動し、再び固定ボルト73、74を締め付ける。上
述の調整方法により、かご引戸4の所要の開閉位置にお
ける隙間の調整を可動形係合ベーン61と第1制振ロー
ラ54A及び第2制振ローラ54Bが係合状態で容易に
行うことができる。従来はかご引戸4に設けられた可動
形係合ベーン61及び乗場従動戸37に設けられた取付
板72を個別に位置決めし、かご引戸4及び乗場従動戸
37の開閉動作を行い両者の係合状態を確かめ、係合状
態が不十分な場合は、かご1を階床間に止めて、かご1
の上に作業者が乗って取付板72の位置調整を行ってい
た。従って上述のような調整方法を実施することによ
り、かご1を乗場に止めてかご引戸4及び乗場従動戸3
7の隙間から可動形係合ベーン61と第1制振ローラ5
4A及び第2制振ローラ54Bの係合状態の確認と取付
板72の移動調整ができるので作業の安全性が向上する
と共に、大幅な作業時間の短縮を図ることが可能とな
る。尚、この実施例では係合機構として可動形係合ベー
ン61を用いた場合について説明したが他の態様の係合
ベーンを用いたものにも採用できる。また、係合体とし
て第1制振ローラ54A及び第2制振ローラ54B装着
した取付板72を用いた場合について説明したが、例え
ば、図14に示す係合体としての定位置ローラ52A及
び可動ローラ52Bを装着した取付板75を移動可能に
して、定位置ローラ52A及び可動ローラ52Bと係合
機構としての係合ベーン25との隙間の調整を同様の方
法で行うことができる。
【0033】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、制振
係合機構の動作により、第2のかご引戸が全閉及び全開
位置付近にある場合には、制振係合機構と制振体との隙
間は第2のかご引戸が戸開中央位置付近にある場合より
大きくなるようにすると、第2のかご引戸が高速走行す
る開閉中央付近で、制振係合機構と制振体との間の隙間
は狭くなるため、高速走行時の急激な扉の反転動作及び
この動作に伴うロープの伸びによって生じる戸の相対運
動により、制振係合機構と制振体は互いに接触し、乗場
従動戸に対する充分な振動抑制効果が得られると共に、
逆に扉の振動にあまり影響を与えない低速走行となる全
閉及び全開位置付近では制振係合機構と制振体との隙間
の調整裕度が大きくなり、隙間の小さい開閉中央付近で
の隙間の調整を重点的に行い、全閉及び全開位置付近で
は厳密な調整が不要となるので、調整が容易なエレベー
タのドア装置が得られる効果がある。
【0034】また、この発明によれば、第2のかご引戸
の開閉変位よるカムとの係合位置の変化に応じて動作す
るリンク機構を有し、リンク機構による制振係合機構の
動作により、第2のかご引戸が全閉及び全開位置付近に
ある場合には、制振係合機構と制振体との隙間は第2の
かご引戸が戸開中央位置付近にある場合より大きくなる
ようにすると、カムと係合するリンク機構により制振係
合機構は確実に動作し、第2のかご引戸が高速走行する
開閉中央付近で、制振係合機構と制振体との間の隙間は
狭くなるため、高速走行時の急激な扉の反転動作及びこ
の動作に伴うロープの伸びによって生じる戸の相対運動
により、制振係合機構と制振体は互いに接触し、乗場従
動戸に対する充分な振動抑制効果が得られると共に、逆
に扉の振動にあまり影響を与えない低速走行となる全閉
及び全開位置付近では制振係合機構と制振体との隙間の
調整裕度が大きくなり、隙間の小さい開閉中央付近での
隙間の調整を重点的に行えばよいので、調整が容易なエ
レベータのドア装置が得られる効果がある。
【0035】また、この発明によれば、第2のかご引戸
の開閉変位より回動するカムと、第2のかご引戸の開閉
変位よるカムとの係合位置の変化に応じて動作するリン
ク機構とを有し、リンク機構による制振係合機構の動作
により、第2のかご引戸が全閉及び全開位置付近にある
場合には、制振係合機構と制振体との隙間は第2のかご
引戸が戸開中央位置付近にある場合より大きくなるよう
にすると、回動するカムと係合して動作するリンク機構
により制振係合機構は確実に動作し、第2のかご引戸が
高速走行する開閉中央付近で、制振係合機構と制振体と
の間の隙間は狭くなるため、高速走行時の急激な扉の反
転動作及びこの動作に伴うロープの伸びによって生じる
戸の相対運動により、制振係合機構と制振体は互いに接
触し、乗場従動戸に対する充分な振動抑制効果が得られ
ると共に、逆に扉の振動にあまり影響を与えない低速走
行となる全閉及び全開位置付近では制振係合機構と制振
体との隙間の調整裕度が大きくなり、隙間の小さい開閉
中央付近での隙間の調整を重点的に行えばよいので、調
整が容易なエレベータのドア装置が得られる効果があ
る。
【0036】また、この発明によれば、第2のかご引戸
に固定されたカムと、第2のかご引戸の戸開変位を介し
て生じるカムとの係合位置の変化に応じて動作するリン
ク機構とを有し、リンク機構による制振係合機構の動作
により、第2のかご引戸が全閉及び全開位置付近にある
場合には、制振係合機構と制振体との隙間は第2のかご
引戸が戸開中央位置付近にある場合より大きくなるよう
にすると、かご引戸に固定されたカムとの係合位置の変
化により動作するリンク機構により制振係合機構は確実
に動作し、第2のかご引戸が高速走行する開閉中央付近
で、制振係合機構と制振体との間の隙間は狭くなるた
め、高速走行時の急激な扉の反転動作及びこの動作に伴
うロープの伸びによって生じる戸の相対運動により、制
振係合機構と制振体は互いに接触し、乗場従動戸に対す
る充分な振動抑制効果が得られると共に、逆に扉の振動
にあまり影響を与えない低速走行となる全閉及び全開位
置付近では制振係合機構と制振体との隙間の調整裕度が
大きくなり、隙間の小さい開閉中央付近での隙間の調整
を重点的に行えばよいので、調整が容易なエレベータの
ドア装置が得られる効果がある。
【0037】また、この発明によれば、制振体との隙間
が常時大きくなる方向に動作する重量バランスとしたリ
ンク機構を有する制振係合機構を備えるようにしたの
で、制振係合機構と制振体との隙間は戸閉時には確実に
大きく保持されるようにすると、制振係合機構と制振体
との隙間は戸閉時には確実に大きく保持されるので、か
ごの昇降時に制振係合機構と制振体とが接触することを
防止できるエレベータのドア装置が得られる効果があ
る。
【0038】また、この発明によれば、制振係合機構の
動作により、第2のかご引戸が加速及減速する低速走行
時には、高速走行時より隙間が大きく設定すると、第2
のかご引戸が高速走行時には、制振係合機構と制振体と
の間の隙間は狭くなるため、高速走行時の急激な扉の反
転動作及びこの動作に伴うロープの伸びによって生じる
戸の相対運動により、制振係合機構と制振体は互いに接
触し、乗場従動戸に対する充分な振動抑制効果が得られ
ると共に、逆に扉の振動にあまり影響を与えない低速走
行時には制振係合機構と制振体との隙間の調整裕度が大
きくなり、隙間の小さい高速走行となる第2のかご引戸
の開閉位置での隙間の調整を重点的に行えばよいので、
調整が容易なエレベータのドア装置が得られる効果があ
る。
【0039】更に、この発明によれば、エレベータの乗
場の出入口に設けられた乗場引戸と、かごの出入口に設
けられたかご引戸と、かご引戸と乗場引戸との対向面側
に設けられ、かご引戸の戸開動作に応じてかごの昇降方
向と直角方向に寸法変化する係合機構と、乗場引戸にか
ご引戸との対向面側に、移動可能に取り付けられた取付
板と、係合機構との間に所定の係合関係を持って取付板
に装着された係合体とを設け、乗場にエレベータのかご
を対向させ、乗場引戸及びかご引戸を半開きとして、取
付板を移動し、係合体を係合機構と所定の係合関係とな
るように調整するようにすると、係合体を係合機構と係
合状態で容易に両者の隙間の調整が可能なエレベータの
ドア装置の調整方法が得られる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例のエレベータのドア装置の
乗場側から見た正面図である。
【図2】図1のC部の拡大図である。
【図3】この発明の一実施例のエレベータのドア装置の
かご引戸と乗場駆動戸及び乗場従動戸の戸閉時の係合状
態を示す説明図である。
【図4】この発明の一実施例のエレベータのドア装置の
かご引戸と乗場駆動戸及び乗場従動戸の戸開中の係合状
態を示す説明図である。
【図5】この発明の一実施例のエレベータのドア装置の
かご引戸と乗場駆動戸及び乗場従動戸の全開時の係合状
態を示す説明図である。
【図6】この発明の一実施例の他の態様の係合ベーンを
有するエレベータのドア装置の正面図である。
【図7】図6におけるD部の拡大図である。
【図8】この発明の一実施例のエレベータのドア装置の
かご引戸の速度及び制振動係合機構と制振体の間隔の変
化を説明する説明図である。
【図9】図4のIX−IX断面を示す断面図である。
【図10】図10は図4に示す取付板を昇降路側からみ
た正面図である。
【図11】図11は図10のXI−XI断面を示す断面図で
ある。
【図12】従来のエレベータ装置の要部横断平面図であ
る。
【図13】図12のかごドア装置を乗場から見た正面図
である。
【図14】図12の乗場ドア装置を昇降路から見た正面
図である。
【図15】図13のA部拡大図である。
【図16】図12のB部拡大図であり、戸閉時の状態を
示す。
【図17】図12のB部拡大図であり、戸開時の状態を
示す。
【符号の説明】
1 かご 2 かご出入口 3、4 かご引戸 28 リンク 35 乗場出入口 36 乗場駆動戸 37 乗場従動戸 54A、54B 制振体である第1制振ローラ及び第2
制振ローラ 61、70 制振動係合機構である係合ベーン 63、71 カム 66、67 平行リンク 72 取付板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B66B 13/12

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 かごの出入口に設けられた第1のかご引
    戸と、上記かごに設けられたかご連動手段を介して上記
    第1のかご引戸と連結され、上記第1のかご引戸と互い
    に反対方向に動作する第2のかご引戸と、上記第1のか
    ご引戸により駆動され、エレベータの乗場の出入口に設
    けられた乗場駆動戸と、上記乗場に設けられた乗場連動
    手段を介して上記乗場駆動戸と連結され、上記第2のか
    ご引戸と対向して動作する乗場従動戸と、上記第2のか
    ご引戸に上記乗場従動戸と対向して装着され、上記第2
    のかご引戸の開閉動作に応じて上記かごの昇降方向と直
    角方向に動作する制振係合機構と、上記乗場従動戸に上
    記第2のかご引戸と対向して設けられて上記制振係合機
    構の両側に隙間を形成する位置にそれぞれ装着された制
    振体とを備え、上記制振係合機構の動作により、上記第
    2のかご引戸が全閉及び全開位置付近にある場合には、
    上記隙間は上記第2のかご引戸が戸開中央位置付近にあ
    る場合より大きくなることを特徴とするエレベータのド
    ア装置。
  2. 【請求項2】 第2のかご引戸の開閉変位よるカムとの
    係合位置の変化に応じて動作するリンク機構を有し、該
    リンク機構による上記制振係合機構の動作により、上記
    第2のかご引戸が全閉及び全開位置付近にある場合に
    は、上記制振係合機構と制振体との隙間は上記第2のか
    ご引戸が戸開中央位置付近にある場合より大きくなるこ
    とを特徴とする請求項第1項に記載のエレベータのドア
    装置。
  3. 【請求項3】 第2のかご引戸の開閉変位より回動する
    カムと、上記第2のかご引戸の開閉変位よる上記カムと
    の係合位置の変化に応じて動作するリンク機構とを有
    し、該リンク機構による上記制振係合機構の動作によ
    り、上記第2のかご引戸が全閉及び全開位置付近にある
    場合には、上記制振係合機構と制振体との隙間は上記第
    2のかご引戸が戸開中央位置付近にある場合より大きく
    なることを特徴とする請求項第1項に記載のエレベータ
    のドア装置。
  4. 【請求項4】 第2のかご引戸に固定されたカムと、上
    記第2のかご引戸の戸開変位を介して生じる上記カムと
    の係合位置の変化に応じて動作するリンク機構とを有
    し、該リンク機構による上記制振係合機構の動作によ
    り、上記第2のかご引戸が全閉及び全開位置付近にある
    場合には、上記制振係合機構と制振体との隙間は上記第
    2のかご引戸が戸開中央位置付近にある場合より大きく
    なることを特徴とする請求項第1項に記載のエレベータ
    のドア装置。
  5. 【請求項5】 制振体との隙間が常時大きくなる方向に
    動作する重量バランスとしたリンク機構を有する制振係
    合機構を備えた請求項第2項から請求項第4項のいずれ
    かに記載のエレベータのドア装置。
  6. 【請求項6】 かごの出入口に設けられた第1のかご引
    戸と、上記かごに設けられたかご連動手段を介して上記
    第1のかご引戸と連結され、上記第1のかご引戸と互い
    に反対方向に動作する第2のかご引戸と、上記第1のか
    ご引戸により駆動され、エレベータの乗場の出入口に設
    けられた乗場駆動戸と、上記乗場に設けられた乗場連動
    手段を介して上記乗場駆動戸と連結され、上記第2のか
    ご引戸と対向して動作する乗場従動戸と、上記第2のか
    ご引戸に上記乗場従動戸との対向面側に装着され、上記
    第2のかご引戸の開閉動作に応じて上記かごの昇降方向
    と直角方向に動作する制振係合機構と、上記乗場従動戸
    に上記第2のかご引戸と対向面側に設けられて上記制振
    係合機構の両側に隙間を形成する位置にそれぞれ装着さ
    れた制振体とを備え、上記制振係合機構の動作により、
    上記第2のかご引戸が加速及減速する低速走行時には、
    高速走行時より上記隙間が大きくなることを特徴とする
    エレベータのドア装置。
  7. 【請求項7】 エレベータの乗場の出入口に設けられた
    乗場引戸と、かごの出入口に設けられたかご引戸と、上
    記かご引戸に上記乗場引戸との対向面側に設けられ、上
    記かご引戸の開閉動作に応じて上記かごの昇降方向と直
    角方向に寸法変化する係合機構と、上記乗場引戸に上記
    かご引戸との対向面側に、移動可能に取り付けられた取
    付板と、上記係合機構との間に所定の係合関係を持って
    上記取付板に装着された係合体とを設け、上記乗場に上
    記エレベータのかごがを対向させ、上記乗場引戸及び上
    記かご引戸を半開きとして、上記取付板を移動し、上記
    係合体を上記係合機構と所定の係合関係となるように調
    整することを特徴とするエレベータのドア装置の調整方
    法。
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