JP2799815B2 - ボイド型高層住宅 - Google Patents

ボイド型高層住宅

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JP2799815B2
JP2799815B2 JP5176713A JP17671393A JP2799815B2 JP 2799815 B2 JP2799815 B2 JP 2799815B2 JP 5176713 A JP5176713 A JP 5176713A JP 17671393 A JP17671393 A JP 17671393A JP 2799815 B2 JP2799815 B2 JP 2799815B2
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JP
Japan
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corridor
void
rise
type high
rise house
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JP5176713A
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JPH0734682A (ja
Inventor
健治 若尾
Original Assignee
三井建設株式会社
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、上下に貫通するボイド
を備えた例えば50階建の高層住宅に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、高層住宅として上下に貫通したボ
イドを設け、その周囲を廊下を挟んで住戸区画に構成し
たものが知られている。該廊下の一側には手摺が設けら
れ、該廊下は該手摺を介してボイドにつながっている。
該ボイド内には立体駐車装置を設備することも提案され
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記ボイド内にさし込
む光線は、国内では夏至の頃でも上層部分の15階分程
度であり、50階の高層住宅の場合、廊下は上層部分の
約15階が自然採光で明るいが、下層部分の12階は暗
く、その中層部分は薄暗い状態になる。そのため、上層
部分以外の廊下には日中から照明を必要とするが、薄暗
いボイドが廊下の側方に見えることは生活環境としては
好ましくない。
【0004】本発明は、このような環境を改善し、快適
に生活しうる高層住宅を提供することを目的とするもの
である。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明では、上下に貫通
するボイドの周囲に廊下を介して住戸区画を配置した高
層住宅に於いて、高層部分の廊下を該ボイドに対して開
放した側面を有する開放廊下に構成し、下層部分の廊下
を該ボイドに対して壁により区画した内部廊下に構成
し、これら高層部分と下層部分の間の中層部分の廊下
ボイド側にスリット等の部分的に該ボイドを覗ける程度
の開口を有する壁を設けて部分開口廊下に構成すること
により、上記の目的を達成するようにした。
【0006】
【作用】該高層部分の廊下は開放廊下であるので、従来
と同様に自然採光が得られて環境が良く、中層部分の廊
下のボイド側は例えばスリットのような部分的な開口を
有する壁が設けられているので、内部廊下的な雰囲気と
なって装飾も可能になり、該開口を介してボイド内を覗
ける楽しみがあり、また下層部分の廊下は完全な内部廊
下になるので、装飾や完全な空調を行なえて快適性が向
上する。
【0007】
【実施例】本発明の実施例を図面に基づき説明すると、
図1及び図2に於いて、符号1は内部に上下に貫通した
ボイド2を設けた50階建てのボイド型高層住宅を示
し、該ボイド2の周囲に廊下3を介して住戸区画4が設
けられる。5はベランダである。
【0008】前記したように、該ボイド2の周囲の廊下
3には、日本国内では夏至の時でも点線で示した高層部
分Aの15階分程までしか直射日光が進入せず、下層部
分Cの12階以下の廊下3は暗部になり、13階〜36
階の中層部分Bの廊下3bは薄暗くなり、これらの暗部
が廊下3を利用するときに異様な感じを与えるので、該
高層部分Aの廊下3aはボイド側に手摺6を設けてボイ
ド2に対して開放された側面を有する開放廊下に構成
し、下層部分Cの廊下3cのボイド側に壁7を設け、該
廊下3cを該壁7と住戸区画4の壁面8とで囲まれた内
部廊下に構成し、これら高層部分Aと下層部分Cの間の
中層部分Bの廊下3bのボイド側にスリットや小孔を形
成して部分的にボイド2を覗ける程度の小さい開口9を
有する壁10を設け、該廊下3bを部分開口廊下に構成
した。尚、手摺6に代え、例えばプランターボックスで
装飾した安全柵等を設けるようにしてもよい。
【0009】中層部分B及び下層部分Cの廊下3b、3
cは灯器により照明されるが、これらの廊下のボイド側
には壁8、10が存在するため、そこに内装を施し反射
光を得ることができ、更には空調を行い、中層部分Bの
廊下3bでは壁10の小さい開口9を介してボイド2内
を覗くこともできる。
【0010】該ボイド2内を利用して立体駐車装置11
や立体駐輪機12を設備することも考えられるが、これ
らの設備の高さを下層部分Cに対応する程度の高さにす
れば、これらの設備の外観が中層部分Bの廊下3bから
見えず、視界の繁雑さがなくなる。尚、図示の例では、
立体駐車装置11の出入口を地階に設け、立体駐輪機1
2の出入口は地上に設ける形式とした。
【0011】
【発明の効果】以上のように本発明によるときは、ボイ
ド型高層住宅の高層部分の廊下をボイド側に開放した開
放廊下に構成し、中層部分の廊下のボイド側にスリット
等の部分的にボイドを覗ける程の開口を有する壁を設け
部分開口廊下とし、下層部分の廊下を内部廊下に構成
したので、高層部分の廊下は日光と通風による爽やかさ
を享受でき、中層部分の廊下は内装を施して明るくし、
開口部分からボイド内を覗け、空調も可能であり、下層
部分の廊下は内装による明るさや空調による快適さを得
られ、高層住宅全体としての生活環境を向上できる等の
効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例の截断側面図
【図2】 図1の2−2線断面図
【図3】 高層部分の廊下の一部拡大斜視図
【図4】 中層部分の廊下の一部拡大斜視図
【図5】 下層部分の廊下の一部拡大斜視図
【符号の説明】
1 高層住宅 2 ボイド 3、3a、3
b、3c 廊下 4 住戸区画 7、10 壁
9 開口 11 立体駐車装置

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上下に貫通するボイドの周囲に廊下を
    介して住戸区画を配置した高層住宅に於いて、高層部分
    の廊下を該ボイドに対して開放した側面を有する開放廊
    下に構成し、下層部分の廊下を該ボイドに対して壁によ
    り区画した内部廊下に構成し、これら高層部分と下層部
    分の間の中層部分の廊下のボイド側にスリット等の部分
    的に該ボイドを覗ける程度の開口を有する壁を設けて
    分開口廊下に構成したことを特徴とするボイド型高層住
    宅。
  2. 【請求項2】 上記ボイドの内部には、上記下層部分に
    対応する高さを有し且つ地下に出入口を有する立体駐車
    装置を設備したことを特徴とする請求項1に記載のボイ
    ド型高層住宅。
JP5176713A 1993-07-16 1993-07-16 ボイド型高層住宅 Expired - Lifetime JP2799815B2 (ja)

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JPH0734682A JPH0734682A (ja) 1995-02-03
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63114763A (ja) * 1986-10-30 1988-05-19 三井建設株式会社 建築物の吹抜け部の構造
JPH07116858B2 (ja) * 1990-04-02 1995-12-18 三井建設株式会社 駐車設備付き建造物

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JPH0734682A (ja) 1995-02-03

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