JP2799782B2 - 紙幣搬送装置 - Google Patents
紙幣搬送装置Info
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- JP2799782B2 JP2799782B2 JP3105933A JP10593391A JP2799782B2 JP 2799782 B2 JP2799782 B2 JP 2799782B2 JP 3105933 A JP3105933 A JP 3105933A JP 10593391 A JP10593391 A JP 10593391A JP 2799782 B2 JP2799782 B2 JP 2799782B2
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、離間して配設された駆
動プーリと従動プーリとに無端ベルトを掛け渡し、無端
ベルトを駆動プーリの回転とともに移動させ、紙幣を搬
送経路上で挾持ローラと無端ベルトとの間に挟んで、無
端ベルトの移動とともに搬送経路内を移動させる紙幣搬
送装置に関する。
動プーリと従動プーリとに無端ベルトを掛け渡し、無端
ベルトを駆動プーリの回転とともに移動させ、紙幣を搬
送経路上で挾持ローラと無端ベルトとの間に挟んで、無
端ベルトの移動とともに搬送経路内を移動させる紙幣搬
送装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来の紙幣搬送装置は、離間して配設さ
れた駆動プーリと従動プーリとに無端ベルトを掛け渡
し、無端ベルトを駆動プーリの回転とともに移動させ、
紙幣を搬送経路上で挾持プーリと無端ベルトとの間に挟
んで、無端ベルトの移動とともに搬送経路内を移動させ
るようになっている。
れた駆動プーリと従動プーリとに無端ベルトを掛け渡
し、無端ベルトを駆動プーリの回転とともに移動させ、
紙幣を搬送経路上で挾持プーリと無端ベルトとの間に挟
んで、無端ベルトの移動とともに搬送経路内を移動させ
るようになっている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の紙幣搬送装置では、紙幣が搬送されるうち
に、次第に傾いてきて、搬送経路から外れた部分がガイ
ド部材に当たってしわくちゃになることがある。このよ
うな紙幣は、搬送経路内でジャムの原因となったり、島
端の紙幣収納部への紙幣の収納がうまくいかなかったり
するという問題点があった。
うな従来の紙幣搬送装置では、紙幣が搬送されるうち
に、次第に傾いてきて、搬送経路から外れた部分がガイ
ド部材に当たってしわくちゃになることがある。このよ
うな紙幣は、搬送経路内でジャムの原因となったり、島
端の紙幣収納部への紙幣の収納がうまくいかなかったり
するという問題点があった。
【０００４】本発明は、このような従来の技術が有する
問題点に着目してなされたもので、搬送過程での紙幣の
損傷に起因するジャムや、紙幣収納部への紙幣の収納困
難化を防止するようにした紙幣搬送装置を提供すること
を目的としている。
問題点に着目してなされたもので、搬送過程での紙幣の
損傷に起因するジャムや、紙幣収納部への紙幣の収納困
難化を防止するようにした紙幣搬送装置を提供すること
を目的としている。
【０００５】
【０００６】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めの要旨とするところは、 １ 離間して配設された駆動プーリと従動プーリとに無
端ベルトを掛け渡し、該無端ベルトを前記駆動プーリの
回転とともに移動させ、紙幣を搬送経路上で挟持ローラ
と前記無端ベルトとの間に挟んで、前記無端ベルトの移
動とともに前記搬送経路内を移動させる紙幣搬送装置に
おいて、前記挟持ローラは、前記無端ベルトを厚さ方向
に挟んで対をなすと共にこれら複数対が紙幣の長さと同
じ間隔ごとに搬送路の幅方向中央に配置され、前記搬送
路を幅方向で挟む両側には、搬送される紙幣を互いに挟
んで前記搬送経路側に寄せるように回転する対の修正ロ
ーラを設けて成り、 各対の修正ローラは、前記搬送路を
厚さ方向で挟む対称の位置にある２つのアイドラであっ
て、前記搬送経路の上流側から下流側にかけて、前記搬
送経路の軸方向の内側から外側へと傾斜した回転軸を有
し、複数対が、挟持ローラとずれた位置で紙幣長さと同
じ間隔ごとに配置されていることを特徴とする紙幣搬送
装置。
めの要旨とするところは、 １ 離間して配設された駆動プーリと従動プーリとに無
端ベルトを掛け渡し、該無端ベルトを前記駆動プーリの
回転とともに移動させ、紙幣を搬送経路上で挟持ローラ
と前記無端ベルトとの間に挟んで、前記無端ベルトの移
動とともに前記搬送経路内を移動させる紙幣搬送装置に
おいて、前記挟持ローラは、前記無端ベルトを厚さ方向
に挟んで対をなすと共にこれら複数対が紙幣の長さと同
じ間隔ごとに搬送路の幅方向中央に配置され、前記搬送
路を幅方向で挟む両側には、搬送される紙幣を互いに挟
んで前記搬送経路側に寄せるように回転する対の修正ロ
ーラを設けて成り、 各対の修正ローラは、前記搬送路を
厚さ方向で挟む対称の位置にある２つのアイドラであっ
て、前記搬送経路の上流側から下流側にかけて、前記搬
送経路の軸方向の内側から外側へと傾斜した回転軸を有
し、複数対が、挟持ローラとずれた位置で紙幣長さと同
じ間隔ごとに配置されていることを特徴とする紙幣搬送
装置。
【０００７】
【０００８】２ 離間して配設された駆動プーリと従動
プーリとに無端ベルトを掛け渡し、該無端ベルトを前記
駆動プーリの回転とともに移動させ、紙幣を搬送経路上
で挟持ローラと前記無端ベルトとの間に挟んで、前記無
端ベルトの移動とともに前記搬送経路内を移動させる紙
幣搬送装置において、 前記挟持ローラは、複数対が紙幣
の長さと同じ間隔ごとに搬送経路の幅方向中央に配置さ
れ、 前記挟持ローラによって前記紙幣が挟まれる前記無
端ベルトの厚さ方向で反対側に、前記無端ベルトの移動
とともに回転する支持ローラを前記搬送経路の幅方向中
央に配置し、 前記支持ローラの回転軸と同軸上に一体的
に設けられて前記搬送経路の幅方向両側に前記支持ロー
ラの径より大径となる対の修正ローラを設け、 前記搬送
経路幅方向の回転軸を有して前記大径の支持ローラと前
記無端ベルトを厚さ方向に挟んで対をなす別の修正ロー
ラを設けて成り、前記別の修正ローラは、前記幅方向の
外側から内側にかけて小径となる傾斜した傾斜面を有す
る円錐摩擦車として構成されることを特徴とする紙幣搬
送装置。
プーリとに無端ベルトを掛け渡し、該無端ベルトを前記
駆動プーリの回転とともに移動させ、紙幣を搬送経路上
で挟持ローラと前記無端ベルトとの間に挟んで、前記無
端ベルトの移動とともに前記搬送経路内を移動させる紙
幣搬送装置において、 前記挟持ローラは、複数対が紙幣
の長さと同じ間隔ごとに搬送経路の幅方向中央に配置さ
れ、 前記挟持ローラによって前記紙幣が挟まれる前記無
端ベルトの厚さ方向で反対側に、前記無端ベルトの移動
とともに回転する支持ローラを前記搬送経路の幅方向中
央に配置し、 前記支持ローラの回転軸と同軸上に一体的
に設けられて前記搬送経路の幅方向両側に前記支持ロー
ラの径より大径となる対の修正ローラを設け、 前記搬送
経路幅方向の回転軸を有して前記大径の支持ローラと前
記無端ベルトを厚さ方向に挟んで対をなす別の修正ロー
ラを設けて成り、前記別の修正ローラは、前記幅方向の
外側から内側にかけて小径となる傾斜した傾斜面を有す
る円錐摩擦車として構成されることを特徴とする紙幣搬
送装置。
【０００９】
【００１０】
【作用】無端ベルトを駆動プーリの回転とともに移動さ
せ、紙幣を搬送経路上で挾持ローラと無端ベルトとの間
に挟んで、無端ベルトの移動とともに搬送経路内を移動
させる。紙幣が搬送経路から外れると、搬送経路の幅方
向外側にある対の修正ローラが、搬送される紙幣を互い
に挟んで前記搬送経路側に寄せるよう回転し、紙幣の搬
送位置を修正する。紙幣が搬送経路の反対側に外れたと
きには、反対側の対の修正ローラが同様にして搬送位置
を修正する。
せ、紙幣を搬送経路上で挾持ローラと無端ベルトとの間
に挟んで、無端ベルトの移動とともに搬送経路内を移動
させる。紙幣が搬送経路から外れると、搬送経路の幅方
向外側にある対の修正ローラが、搬送される紙幣を互い
に挟んで前記搬送経路側に寄せるよう回転し、紙幣の搬
送位置を修正する。紙幣が搬送経路の反対側に外れたと
きには、反対側の対の修正ローラが同様にして搬送位置
を修正する。
【００１１】修正ローラがアイドラの場合には、修正ロ
ーラは、傾斜した回転軸により、紙幣を、搬送経路の上
流側から下流側に搬送するにつれて、搬送経路の幅方向
の外側から内側へと送り、紙幣の搬送位置を修正する。
ーラは、傾斜した回転軸により、紙幣を、搬送経路の上
流側から下流側に搬送するにつれて、搬送経路の幅方向
の外側から内側へと送り、紙幣の搬送位置を修正する。
【００１２】修正ローラの一方が支持ローラと同軸の場
合には、支持ローラが無端ベルトの移動とともに回転す
るとき、支持ローラと同軸の修正ローラは、一体的に回
転する。同軸の修正ローラは、支持ローラより大径のた
め、周面の速度が支持ローラより大きくなっている。こ
のため、対の修正ローラは、無端ベルトに比べて搬送速
度が速くなる。
合には、支持ローラが無端ベルトの移動とともに回転す
るとき、支持ローラと同軸の修正ローラは、一体的に回
転する。同軸の修正ローラは、支持ローラより大径のた
め、周面の速度が支持ローラより大きくなっている。こ
のため、対の修正ローラは、無端ベルトに比べて搬送速
度が速くなる。
【００１３】紙幣は、無端ベルトとともに移動するが、
搬送経路から外れた部分は、対の修正ローラによって無
端ベルトより速く送られ、搬送位置が修正される。
搬送経路から外れた部分は、対の修正ローラによって無
端ベルトより速く送られ、搬送位置が修正される。
【００１４】無端ベルトが平ベルトの場合には、その面
で紙幣を搬送経路の幅方向にわたって押えながら搬送す
るため、紙幣が傾くおそれを小さくすることができるも
のである。
で紙幣を搬送経路の幅方向にわたって押えながら搬送す
るため、紙幣が傾くおそれを小さくすることができるも
のである。
【００１５】
【実施例】以下、図面に基づき本発明の第１実施例を説
明する。図１および図２は本発明の第１実施例を示して
いる。
明する。図１および図２は本発明の第１実施例を示して
いる。
【００１６】図１（Ａ）に示すように、紙幣搬送装置１
０は、駆動プーリ１１と、従動プーリ１２と、無端ベル
ト２０と、修正ローラ３０，３１と、挾持ローラ４０と
を有している。紙幣搬送装置１０は、例えば、遊技場の
遊技機島（図示せず）などで、紙幣１３を遊技機島の両
側に配置された玉貸機から島端に設けられた両替機のス
タッカなどへ搬送するために、用いられるものである。
０は、駆動プーリ１１と、従動プーリ１２と、無端ベル
ト２０と、修正ローラ３０，３１と、挾持ローラ４０と
を有している。紙幣搬送装置１０は、例えば、遊技場の
遊技機島（図示せず）などで、紙幣１３を遊技機島の両
側に配置された玉貸機から島端に設けられた両替機のス
タッカなどへ搬送するために、用いられるものである。
【００１７】駆動プーリ１１は、動力によって回転する
ようになっており、駆動プーリ１１と従動プーリ１２と
は、搬送経路１４の両端部に離間して配設されている。
無端ベルト２０は、平ベルトであって、その面２０ａが
搬送経路１４に沿うよう、駆動プーリ１１と従動プーリ
１２とに掛け渡されて、駆動プーリ１１の回転とともに
移動するようになっている。挾持ローラ４０は、無端ベ
ルト２０を厚さ方向に挟んで両側に設けられて１対をな
し、複数対が、紙幣１３の長さと同じ間隔ごとに、搬送
経路１４の中央部に配置されている。
ようになっており、駆動プーリ１１と従動プーリ１２と
は、搬送経路１４の両端部に離間して配設されている。
無端ベルト２０は、平ベルトであって、その面２０ａが
搬送経路１４に沿うよう、駆動プーリ１１と従動プーリ
１２とに掛け渡されて、駆動プーリ１１の回転とともに
移動するようになっている。挾持ローラ４０は、無端ベ
ルト２０を厚さ方向に挟んで両側に設けられて１対をな
し、複数対が、紙幣１３の長さと同じ間隔ごとに、搬送
経路１４の中央部に配置されている。
【００１８】紙幣搬送装置１０は、このような構成によ
り、紙幣１３を搬送経路１４上で挾持ローラ４０と無端
ベルト２０との間に挟んで、無端ベルト２０の移動とと
もに搬送経路１４内を、図１で矢印ａで示す方向に移動
させるようになっている。
り、紙幣１３を搬送経路１４上で挾持ローラ４０と無端
ベルト２０との間に挟んで、無端ベルト２０の移動とと
もに搬送経路１４内を、図１で矢印ａで示す方向に移動
させるようになっている。
【００１９】修正ローラ３０，３１は、搬送経路１４を
幅方向で挟む両側に設けられて１対をなし、複数対が、
挾持ローラ４０とずれた位置で、紙幣１３の長さと同じ
間隔ごとに配置されている。図２に示すように、各対の
修正ローラ３０，３１は、搬送経路１４を厚さ方向で挟
む対称の位置にある２つのアイドラであって、搬送経路
１４の上流側１５から下流側１６にかけて、搬送経路１
４の幅方向の内側から外側へと傾斜した回転軸３２を有
している。各対の修正ローラ３０，３１は、通常は回転
していないが、紙幣１３が搬送経路１４から外れて接触
すると回転を始め、搬送される紙幣１３を互いに挟んで
搬送経路１４側に寄せるよう回転するものである。
幅方向で挟む両側に設けられて１対をなし、複数対が、
挾持ローラ４０とずれた位置で、紙幣１３の長さと同じ
間隔ごとに配置されている。図２に示すように、各対の
修正ローラ３０，３１は、搬送経路１４を厚さ方向で挟
む対称の位置にある２つのアイドラであって、搬送経路
１４の上流側１５から下流側１６にかけて、搬送経路１
４の幅方向の内側から外側へと傾斜した回転軸３２を有
している。各対の修正ローラ３０，３１は、通常は回転
していないが、紙幣１３が搬送経路１４から外れて接触
すると回転を始め、搬送される紙幣１３を互いに挟んで
搬送経路１４側に寄せるよう回転するものである。
【００２０】次に作用を説明する。図１において、無端
ベルト２０を駆動プーリ１１の回転とともに矢印ａに示
す方向に移動させる。紙幣搬送装置１０は、紙幣１３を
搬送経路１４上で挾持ローラ４０と無端ベルト２０との
間に挟んで、無端ベルト２０の移動とともに搬送経路１
４内を移動させる。
ベルト２０を駆動プーリ１１の回転とともに矢印ａに示
す方向に移動させる。紙幣搬送装置１０は、紙幣１３を
搬送経路１４上で挾持ローラ４０と無端ベルト２０との
間に挟んで、無端ベルト２０の移動とともに搬送経路１
４内を移動させる。
【００２１】紙幣１３が搬送経路１４から例えば、図１
（Ｂ）に示すように外れると、搬送経路１４の幅方向外
側にある対の修正ローラ３０は、その傾斜した回転軸に
より、搬送される紙幣１３を互いに挟んで搬送経路１４
側に寄せるよう回転し、紙幣１３を、搬送経路１４の上
流側１５から下流側１６に搬送するにつれ、搬送経路１
４の幅方向の外側から内側へと送る。これにより、紙幣
１３の搬送位置が図１（Ａ）に示すように修正される。
（Ｂ）に示すように外れると、搬送経路１４の幅方向外
側にある対の修正ローラ３０は、その傾斜した回転軸に
より、搬送される紙幣１３を互いに挟んで搬送経路１４
側に寄せるよう回転し、紙幣１３を、搬送経路１４の上
流側１５から下流側１６に搬送するにつれ、搬送経路１
４の幅方向の外側から内側へと送る。これにより、紙幣
１３の搬送位置が図１（Ａ）に示すように修正される。
【００２２】紙幣１３が搬送経路１４の反対側に外れた
ときには、反対側の対の修正ローラ３１が同様にして搬
送位置を修正する。
ときには、反対側の対の修正ローラ３１が同様にして搬
送位置を修正する。
【００２３】次に、本発明の第２実施例について説明す
る。図３は本発明の第２実施例を示している。なお、第
１実施例と同種の部材には、同一の符号を付し、重複し
た説明を省略する。
る。図３は本発明の第２実施例を示している。なお、第
１実施例と同種の部材には、同一の符号を付し、重複し
た説明を省略する。
【００２４】紙幣搬送装置１０は、第１実施例と同様
に、無端ベルト２０が駆動プーリ１１と従動プーリ１２
とに掛け渡されて、駆動プーリ１１の回転とともに移動
するようになっており、図３に示すように、支持ローラ
５０を有している。
に、無端ベルト２０が駆動プーリ１１と従動プーリ１２
とに掛け渡されて、駆動プーリ１１の回転とともに移動
するようになっており、図３に示すように、支持ローラ
５０を有している。
【００２５】支持ローラ５０は、搬送経路１４の幅方向
の回転軸５１を有し、無端ベルト２０を厚さ方向で搬送
経路１４と挟む反対側で、挾持ローラ４０とずれた位置
に設けられている。支持ローラ５０は、プーリ形状であ
って、無端ベルト２０の移動とともに回転するよう、中
央溝５２で無端ベルト２０の中央突条２１に接して設け
られている。
の回転軸５１を有し、無端ベルト２０を厚さ方向で搬送
経路１４と挟む反対側で、挾持ローラ４０とずれた位置
に設けられている。支持ローラ５０は、プーリ形状であ
って、無端ベルト２０の移動とともに回転するよう、中
央溝５２で無端ベルト２０の中央突条２１に接して設け
られている。
【００２６】各対の修正ローラ３５ａ，３５ｂ，３６
ａ，３６ｂは、搬送経路１４を幅方向で挟む両側に設け
られ、各対の修正ローラ３５ａ，３５ｂ，３６ａ，３６
ｂのうち一方の、無端ベルト２０を厚さ方向で搬送経路
１４と挟む反対側の修正ローラ３５ａ，３６ａは、支持
ローラ５０の回転軸と同軸に一体的に回転するよう設け
られている。図３に示すように、修正ローラ３５ａ，３
６ａは、支持ローラ５０の直径ａより大径の直径ｂを有
している。
ａ，３６ｂは、搬送経路１４を幅方向で挟む両側に設け
られ、各対の修正ローラ３５ａ，３５ｂ，３６ａ，３６
ｂのうち一方の、無端ベルト２０を厚さ方向で搬送経路
１４と挟む反対側の修正ローラ３５ａ，３６ａは、支持
ローラ５０の回転軸と同軸に一体的に回転するよう設け
られている。図３に示すように、修正ローラ３５ａ，３
６ａは、支持ローラ５０の直径ａより大径の直径ｂを有
している。
【００２７】各対の修正ローラ３５ａ，３５ｂ，３６
ａ，３６ｂのうち他方の修正ローラ３５ｂ，３６ｂは、
搬送経路１４の幅方向の回転軸３７を有して大径の支持
ローラ３５ａ，３６ａと無端ベルト２０を厚さ方向に挟
んで対をなし、幅方向の外側から内側にかけて小径とな
る傾斜した傾斜面３８を有する円錐摩擦車である。
ａ，３６ｂのうち他方の修正ローラ３５ｂ，３６ｂは、
搬送経路１４の幅方向の回転軸３７を有して大径の支持
ローラ３５ａ，３６ａと無端ベルト２０を厚さ方向に挟
んで対をなし、幅方向の外側から内側にかけて小径とな
る傾斜した傾斜面３８を有する円錐摩擦車である。
【００２８】次に、第２実施例の作用を説明する。支持
ローラ５０が無端ベルト２０の移動とともに回転すると
き、支持ローラ５０と同軸の修正ローラ３５ａ，３６ａ
は、一体的に回転する。同軸の修正ローラ３５ａ，３６
ａは、支持ローラ５０より大径のため、周面３９の速度
が支持ローラ５０の周面５３の速度より大きくなってい
る。このため、対の修正ローラ３５ｂ，３６ｂは、無端
ベルト２０に比べて搬送速度が速くなる。
ローラ５０が無端ベルト２０の移動とともに回転すると
き、支持ローラ５０と同軸の修正ローラ３５ａ，３６ａ
は、一体的に回転する。同軸の修正ローラ３５ａ，３６
ａは、支持ローラ５０より大径のため、周面３９の速度
が支持ローラ５０の周面５３の速度より大きくなってい
る。このため、対の修正ローラ３５ｂ，３６ｂは、無端
ベルト２０に比べて搬送速度が速くなる。
【００２９】紙幣１３は、無端ベルト２０とともに移動
するが、例えば、図３に示すように搬送経路１４から外
れた部分は、対の修正ローラ３５ａ，３５ｂによって無
端ベルト２０より速く送られ、挾持ローラ４０に挟まれ
る部分を中心として回転し、搬送経路１４内へと搬送位
置が修正される。
するが、例えば、図３に示すように搬送経路１４から外
れた部分は、対の修正ローラ３５ａ，３５ｂによって無
端ベルト２０より速く送られ、挾持ローラ４０に挟まれ
る部分を中心として回転し、搬送経路１４内へと搬送位
置が修正される。
【００３０】紙幣１３が搬送経路１４の反対側に外れた
ときには、反対側の対の修正ローラ３６ａ，３６ｂが同
様にして搬送位置を修正する。
ときには、反対側の対の修正ローラ３６ａ，３６ｂが同
様にして搬送位置を修正する。
【００３１】
【発明の効果】本発明にかかる紙幣搬送装置によれば、
紙幣が搬送経路から外れると、修正ローラが紙幣を搬送
経路側に寄せるよう回転し、紙幣の搬送位置を修正する
ので、搬送過程での紙幣の損傷に起因するジャムや、紙
幣収納部への紙幣の収納困難化を防止することができ
る。
紙幣が搬送経路から外れると、修正ローラが紙幣を搬送
経路側に寄せるよう回転し、紙幣の搬送位置を修正する
ので、搬送過程での紙幣の損傷に起因するジャムや、紙
幣収納部への紙幣の収納困難化を防止することができ
る。
【図１】本発明の第１実施例の紙幣搬送装置の要部を示
す正面図である。
す正面図である。
【図２】本発明の第１実施例の紙幣搬送装置の修正ロー
ラを示す平面図である。
ラを示す平面図である。
【図３】本発明の第２実施例の紙幣搬送装置の要部を示
す側面図である。
す側面図である。
１０…紙幣搬送装置、１１…駆動プーリ、１２…従動プ
ーリ、１４…搬送経路、２０…無端ベルト、３０，３
１，３５ａ，３５ｂ，３６ａ，３６ｂ…修正ローラ、４
０…挾持ローラ、５０…支持ローラ。
ーリ、１４…搬送経路、２０…無端ベルト、３０，３
１，３５ａ，３５ｂ，３６ａ，３６ｂ…修正ローラ、４
０…挾持ローラ、５０…支持ローラ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 伊藤 栄司 岩手県花巻市城内４番３号 株式会社 新興製作所 内 (72)発明者 関本 孝三 宮城県仙台市宮城野区東仙台５ー１ー17 (56)参考文献 実開 昭56−68755（ＪＰ，Ｕ)
Claims (2)
- 【請求項１】離間して配設された駆動プーリと従動プー
リとに無端ベルトを掛け渡し、該無端ベルトを前記駆動
プーリの回転とともに移動させ、紙幣を搬送経路上で挟
持ローラと前記無端ベルトとの間に挟んで、前記無端ベ
ルトの移動とともに前記搬送経路内を移動させる紙幣搬
送装置において、前記挟持ローラは、前記無端ベルトを厚さ方向に挟んで
対をなすと共にこれら複数対が紙幣の長さと同じ間隔ご
とに搬送路の幅方向中央に配置され、 前記搬送路を幅方向で挟む両側には、搬送される紙幣を
互いに挟んで前記搬送経路側に寄せるように回転する対
の修正ローラを設けて成り、 各対の修正ローラは、前記搬送路を厚さ方向で挟む対称
の位置にある２つのアイドラであって、前記搬送経路の
上流側から下流側にかけて、前記搬送経路の軸方向の内
側から外側へと傾斜した回転軸を有し、複数対が、挟持
ローラとずれた位置で紙幣長さと同じ間隔ごとに配置さ
れている ことを特徴とする紙幣搬送装置。 - 【請求項２】離間して配設された駆動プーリと従動プー
リとに無端ベルトを掛け渡し、該無端ベルトを前記駆動
プーリの回転とともに移動させ、紙幣を搬送経路上で挟
持ローラと前記無端ベルトとの間に挟んで、前記無端ベ
ルトの移動とともに前記搬送経路内を移動させる紙幣搬
送装置において、 前記挟持ローラは、複数対が紙幣の長さと同じ間隔ごと
に搬送経路の幅方向中央に配置され、 前記挟持ローラによって前記紙幣が挟まれる 前記無端ベ
ルトの厚さ方向で反対側に、前記無端ベルトの移動とと
もに回転する支持ローラを前記搬送経路の幅方向中央に
配置し、 前記支持ローラの回転軸と同軸上に一体的に設けられて
前記搬送経路の幅方向両側に前記支持ローラの径より大
径となる対 の修正ローラを設け、 前記搬送経路幅方向の回転軸を有して前記大径の支持ロ
ーラと前記無端ベルトを厚さ方向に挟んで対をなす別の
修正ローラを設けて成り、 前記別の修正ローラは、前記幅方向の外側から内側にか
けて小径となる傾斜した傾斜面を有する円錐摩擦車とし
て構成されることを特徴とする紙幣搬送装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3105933A JP2799782B2 (ja) | 1991-05-10 | 1991-05-10 | 紙幣搬送装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3105933A JP2799782B2 (ja) | 1991-05-10 | 1991-05-10 | 紙幣搬送装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0568748A JPH0568748A (ja) | 1993-03-23 |
| JP2799782B2 true JP2799782B2 (ja) | 1998-09-21 |
Family
ID=14420656
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3105933A Expired - Lifetime JP2799782B2 (ja) | 1991-05-10 | 1991-05-10 | 紙幣搬送装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2799782B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP7110710B2 (ja) | 2018-05-11 | 2022-08-02 | ブラザー工業株式会社 | シート搬送装置及び画像形成装置 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5668755U (ja) * | 1979-11-01 | 1981-06-08 |
-
1991
- 1991-05-10 JP JP3105933A patent/JP2799782B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0568748A (ja) | 1993-03-23 |
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Legal Events
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