JP4604155B2 - コイン分離装置 - Google Patents

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    • G07CHECKING-DEVICES
    • G07DHANDLING OF COINS OR VALUABLE PAPERS, e.g. TESTING, SORTING BY DENOMINATIONS, COUNTING, DISPENSING, CHANGING OR DEPOSITING
    • G07D9/00Counting coins; Handling of coins not provided for in the other groups of this subclass
    • G07D9/008Feeding coins from bulk

Description

【0001】
【発明が属する技術分野】
本発明は、散銭で受け入れたコインを一枚ずつ分離するコイン分離装置に関する。
特に、小型のコイン分離装置に関する。
さらに詳しくは、小型であって、かつ、コインの厚みが大幅に異なるコインを一枚ずつ分離するコイン分離装置に関する。
なお、本明細書で使用する「コイン」は、通貨であるコイン、ゲーム機のメダルやトークン等の代用貨幣、及び、それらと類似のものを包含する。
【0002】
【従来の技術】
複数種類のコインを散銭状態で受け入れ、それらの金種判別をする前に積み重なっているコインを分離する装置が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
【特許文献1】
特開2002−99939号(第2―4頁、図5)
【0004】
この技術は、散銭状態のコインを搬送ベルトに載せて送り方向に搬送するベルトと、この搬送ベルトの上方にコイン一枚の厚さよりもやや大きく、コイン二枚分の厚さよりもやや小さい間隔で前記搬送ベルトの搬送方向とは逆方向に回転するローラとを備えている。
二枚のコインが搬送ベルトとローラとの間に挟まれてコイン詰まりが発生した場合、搬送ベルトを前記送り方向とは逆方向へ走行させると共に、前記ローラを搬送ベルトと同方向に移動するよう回転させることにより、コイン詰まりを解消するようにしている。
【0005】
このものは、搬送ベルトとローラという構成のため、小型化出来る利点がある。
また、日本のコインのように、コインの厚み差が二倍以内の場合、有効である。
しかし、イギリスのコインのように、コインの厚み差が二倍以上ある市場も存在する。
この場合、従来技術のように搬送ベルトとローラとの間隔がコイン一枚の厚さよりもやや大きく、コイン二枚分の厚さよりもやや小さい場合、前記間隔はコイン詰まりを防止するため、最大厚みコインを基準に設定せねばならない。
この場合、最小厚みのコインが二枚重なっていても前記ローラに接触しないので、分離されずに通過するという問題がある。
これを解決するため、前記間隔を狭くした場合、最大厚みのコインが二枚重なったときにコインが搬送ベルトと分離ローラ間に詰まったり、コイン1枚であっても最大厚みコインの厚み以下になってコインが通過しなかったりする問題がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の第1の目的は、コインの厚みが大幅に異なっていてもコインの不通過やコイン詰まりを生じることなく一枚ずつ分離出来るコイン分離装置を提供することである。
本発明の第2の目的は、コインの厚みが倍以上異なっていてもコイン詰まりを生じることなくコインを一枚ずつ分離出来るコイン分離装置を提供することである。
本発明の第3の目的は、コインの厚みが大幅に異なっていてもコイン詰まりを生じることなくコインを一枚ずつ分離出来るコイン分離装置を安価に提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明のコイン分離装置は、以下のように構成されている。
ベルトの上面であるコイン載置面に複数のコインを載置し、コインの収納方向に移動可能であると共に前記コイン載置面に対して直交方向に弾性的に撓むことができる所定の弾性を有するベルト、前記ベルトの上方において前記ベルトに対し多くとも最も薄いコイン厚みの二枚以下の間隔で配置され、少なくとも前記コイン載置面が収納方向に移動する場合、相対する周面が逆方向に移動するよう固定軸線回りに回転され、かつ前記ベルトの撓みにより前記コイン載置面との間隔が大きくなるよう相対移動可能である分離ローラ、前記ベルトの下流に配置され、前記コイン載置面の収納方向への移動に連動して前記ベルトよりも高速で同方向に移動する第2コイン載置面を有する第2ベルトを備え、前記コイン載置面上のコインを搬送しつつ重なり合う上側のコインの進行を前記分離ローラによって阻止し、当該コイン載置面に接触するコインのみを通過可能とするコイン分離装置において前記ベルトと前記分離ローラとの間隔は最も薄いコインの厚みの一枚以上二枚以下であって、かつ最も厚いコインの厚み未満に設定され、さらに、前記分離ローラの回転軸回りに回動可能であって、前記分離ローラの上流側に隣接し前記分離ローラの回転軸に対し平行な軸回りに回転自在に配置され、かつ前記コイン載置面に対し接触乃至多くとも最も薄いコインの厚みよりも小さい間隔で位置するサポートローラ、前記コイン載置面に対応する前記ベルトの下側に配置され、前記ベルトの所定量以上の撓みを防止するベルトサポータ、とより構成されるコイン分離装置である。
【0008】
この構成において、複数のコインはバラ積み状態でベルトに載って搬送され、サポータに達する。
コインが一枚の場合、コインはサポータを押し上げてベルトとサポータによって挟まれて分離ローラに達する。
分離ローラは、ベルトに対し多くとも最も薄いコイン厚みの二枚以下の間隔で配置されているので、最も薄いコインが一枚の場合、分離ローラと接触することなく、または接触しても僅かな抵抗を受けるのみである。
【0009】
最薄コイン厚み一枚以下の間隔の場合、ベルト上のコインは、ベルトの移動方向と逆方向に回転する分離ローラと接触し、搬送方向に反する力を受ける。
しかし、ベルトとコインとの接触面積は、コインと分離ローラの接触面積よりも大きいので、コインはベルトによって搬送方向へ搬送される。
コインがベルトと分離ローラの間に位置した場合、ベルトと分離ローラとの間隔がコインの厚み分離れてコインがそれらの間を通過する。
【0010】
最も薄いコインが2枚重なっている場合、上側コインはサポータによって進行を阻止される。
下側コインは、ベルトとの接触面積が大きいのでベルトとともに進行し、サポータを押し上げて分離ローラに達する。
したがって、分離ローラは、ベルトに対し多くとも最も薄いコイン厚みの二枚以下の間隔で配置されているので、下側コインは、分離ローラに接触せずに、または接触して僅かな進行抵抗を受けるのみである
そのため、下側コインは、ベルトとの摩擦によって搬送方向へ搬送される。
しかし、上側コインは、サポータを押し上げて分離ローラに達したとしても、分離ローラによって進行を阻止され、下側コイン上からズリ落とされる。
【0011】
ベルトに面接するコインがサポータとベルトの間を通過した後、その上に載っていたコインはベルト上に落下し、一枚のケースと同様に分離ローラと搬送装置との間を通過する。
最も厚いコインの場合、その厚みはベルトと分離ローラとの間の間隔よりも大きい。
この場合も前述同様、コインはサポータを押し上げる。
換言すれば、コインはサポータの重量によってベルトに押しつけられる。
この状態でコインの先端が分離ローラに達っした場合、逆方向に進行する分離ローラの周面によってコインは進行を阻止される力を受ける。
【0012】
しかし、コインはサポータによってベルトに押しつけられているので、ベルトとの摩擦力が大きい。
これによって、コインはベルトを撓ませて分離ローラとの間に引き込まれる。
ベルトと分離ローラとに挟まれたコインは、分離ローラとの接触によって戻される方向に力を受けるが、それらの間の接触面積よりもベルトとコインの間の接触面積の方が大きいので、コインはベルトと共に進行し、分離ローラとベルトとの間を通過する。
したがって、コインの厚みが大幅に異なっていても、重なっているコインを崩して一枚ずつ確実に分離することができる。
【0013】
また本発明は、前記ベルトがコイン載置面に対して直交方向に弾性的に撓むことができ、前記分離ローラの位置は固定されていることが好ましい。
この構成において、分離ローラは回転するが、位置が固定されているのでその駆動機構は簡単である。
また、ベルトは自身の弾性により撓んでコインが通過する間隙を形成するので、その張力管理によってその機能を達成できる。
したがって、構造が簡単であるので、安価であり、また、故障も少ない。
【0014】
さらに本発明は、前記サポータは、ローラであることが好ましい。
この構成において、サポータはコインをベルトに押しつけつつコインの進行と共に回転する。
このため、サポータがコインに乗り上げる場合、サポータは回転しているのでコインに対し実質的に進行抵抗を与えず、かつ、乗り上げがスムーズに行われるので、コインの重なりの解消をスムーズに行うことができる。
【0015】
本発明は、前記分離ローラの下流に前記ベルトに接触するコインの引き出しを補助するためのローラを配置することが好ましい。
この構成において、分離ローラとベルトの間を通過したコインは、ローラによって牽引される。
これにより、コインはより多く牽引されるため、速やかに分離ローラとベルトとの間から引き出される。
したがって、コインの進行速度が分離ローラとコイン搬送装置との間で減じられないので、コインの重なり解消を高速で行うことができる利点がある。
【0016】
本発明は、前記分離ローラは、前記ベルトの逆方向移動に連動して同方向に回転されることが好ましい。
この構成において、コイン詰まりを解消するため、ベルトが通常と逆方向へ移動された場合、分離ローラは通常と同方向へ回転される。
換言すれば、ベルトはコインを戻す方向へ移動し、分離ローラもコインを戻す方向へ回転する。
これにより、コイン詰まりを解消するためベルトを戻し方向へ移動した場合、分離ローラもコインを戻す方向に回転するため、コインはベルトの戻り運動と共に戻って、ベルトと分離ローラ間のコインジャムを速やかに解消できる。
【0017】
本発明は、前記サポートローラは、前記分離ローラと同軸の回動可能なレバーに回転自在に取り付けられ、所定の力で前記ベルトに近づくよう付勢されていることが好ましい。
この構成において、サポートローラは分離ローラと同軸のレバーに回転自在に取り付けられるので、構造が簡単であり、安価に製造することができる。
【0018】
本発明は、前記サポートローラは前記ベルトと接触して回転駆動されることが好ましい。
この構成において、コインが位置しない場合、サポートローラはコイン載置面と接触して回転している。
そこへ積み重なったコインが到達した場合、自身の回転によってコインに乗り上げるので、コインをサポートローラによってベルトへ押し付けし易い。
換言すれば、コインがベルトとサポートローラとの間に挟まれやすい。
これによって、コインはベルトと共にスムースに進行するので、コイン分離を高速で行うことが出来る。
【0019】
本発明は、前記引き出し補助装置は、前記ベルトの下流に配置し、かつ、前記ベルトの移動速度よりも高速で移動する第2ベルトであることが好ましい。
この構成において、コインはベルトと分離ローラに挟まれている状態で第2ベルトに接触し、第2ベルトとの摩擦接触により、コインの進行速度よりも高速で牽引される。
これにより、コインはベルトと分離ローラ間から積極的に引き出されるので、分離ローラとベルトとの間からコインを積極的に引き出すことができるのでコインの分離処理を高速で行うことができる。
【0020】
本発明は、前記引き出し補助装置は、前記分離ローラの下流に配置し、かつ、前記ベルトに対し多くとも最も薄いコイン厚みの一枚以下の間隔を有するローラであることが好ましい。
この構成において、コインはベルトと分離ローラに挟まれている状態で引き出し補助装置としてのローラと第2ベルトとの間に挟まれる。
これにより、コインはローラによって第2ベルトに押し付けられ、ほとんどスリップなく第2ベルトと同一速度で進行する。
したがって、コインはベルトと分離ローラ間から積極的に引き出されるので、コイン分離を高速で行うことができる。
【0021】
【発明の実施の形態】
図1は、実施例のコイン分離装置を装着したコイン受入装置の正面左側上方からの斜視図である。
図2は、実施例のコイン分離装置を装着したコイン受入装置の平面図である。
図3は、図2におけるX―X線断面図である。
図4は、実施例の分離装置の斜視図である。
図5から図10は、実施例の作用説明図である。
【0022】
コイン分離装置10は、コインの自動入出金機等のコイン受入装置12に使用され、受入口14にばら銭状態で受け入れた複数のコインを一枚ずつ分離して金種判別部16へ送るため使用される。
金種を判別されたコインは、次工程へ送られ、例えば、金種毎の払出部に送られて保留され、払出指令に基づいて払い出される。
【0023】
コイン分離装置10は、コイン搬送装置18、分離ローラ20、サポータ22及び引き出し補助装置24を含んでいる。
しかし、引き出し補助装置24は、必要に応じ配置すればよい。
まずコイン搬送装置18を説明する。
コイン搬送装置18は、一対のプーリ26、28に巻き掛けられたベルト30を含んでいる。
ベルト30は、後述のようにコインCが分離ローラ20との間に挟まれた場合、所定の弾性で撓む機能を有している。
ベルト30は、ポリアミド芯体を有するウレタンゴム製の平ベルトが好ましい。
ベルト30の材質は、ゴム硬度が76HS、ヤング率1000gf/cm幅(10パーセント伸長時)をベルト30の周長において8パーセント伸ばした状態で使用するのが好ましい。
【0024】
具体的には、北辰工業株式会社製新ホピナベルトFを使用するのが好ましい。
しかし、実質的に弾性を有しないベルト30を用い、プーリ26又は28の少なくとも一方を移動可能にしてそれらの軸間距離を弾性的に変更可能にすることによりベルト30が撓むようにしてもよい。
さらにまた、実質的に弾性を有しないベルト30を用い、弾性的に支持されたテンションローラでベルト30を張設することにより、撓むようにしてもよい。
さらに、複数の丸ベルトや狭幅ベルトを並列して実質的に平ベルト状に構成してもよい。
したがって、コイン搬送装置18は、後述する分離ローラ20との間隔がそれらの相対移動により変更可能になっている。
【0025】
ベルト30は、取り扱う金種コインの最大直径よりも僅かに大きな幅を有し、かつ、最小径コインがベルト30の幅方向に2枚並ばない幅を有している。
これにより、コインが並列して分離ローラ20とベルト30との間を通過しないように規制している。
図3に示すように、プーリ26は平行に配置されたフレーム32、34に回転自在に支持された軸36に固定されている。
プーリ28は軸受38を介してフレーム32、34に取り付けられた軸40に回転自在に支持されている。
【0026】
プーリー26はプーリ28よりも上方に配置され、ベルト30は、その進行方向(収納方向)に対し前上がりに配置されている。
このように前上がりに配置することにより、重なったコインが自然落下して重なりを解消することがあるので好ましい。
しかし、ベルト30は水平であってもよい。
ベルト30のプーリ28に近い上方に受入口14の下端開口41が配置され、受け入れたコインCはこの位置でベルト30に載置される。
【0027】
次に分離ローラ20を説明する。
分離ローラ20は、コイン搬送装置18によって搬送されるコインの重なりを解消する機能を有している。
分離ローラ20は、フレーム32と34の間であって、プーリ26の近傍のベルト30のコイン載置面44から所定の間隔で配置されている。
この間隔は、厚みの異なる複数のコインを処理する場合、最も薄いコイン厚みの二枚以下、好ましくはおおよそ一枚以上二枚以下の範囲で設定されることが好ましい。
したがって、最も厚いコインが最も薄いコインの二倍以上ある場合、その間隔は最も厚いコインの厚みより小さい。
換言すれば、最も厚いコインがベルト30と分離ローラ20との間を通過する場合、分離ローラ20の位置は固定されているので、ベルト30が弾性変形して撓む。
しかし、最も薄いコインが通過する際にベルト30が僅かに撓むようにしてもよいい。
【0028】
分離ローラ20は、ウレタンゴム製のリングローラ46が回転軸50に固定されている。
回転軸50は、フレーム32及び42に回転自在に支持されている。
したがって、分離ローラ20は、コイン搬送装置18に対し固定した位置で回転する。
回転軸50のフレーム42から突出した端部にワンウエイクラッチ48を介してギヤ54が固定されている。
【0029】
このワンウエイクラッチ48は、ギヤ54が図1において反時計方向へ回転する場合、一体に回転し、ギヤ54が時計方向へ回転する場合、回転力を回転軸50、したがって、分離ローラ20へ伝達しないようになっている。
このギヤ54は、フレーム42、32に回転自在に支持された回転軸36に固定されたギヤ58に噛み合い、ギヤ58はギヤ60に噛み合っている。
ギヤ60は、コイン分離装置10の下方に配置したモータ62によって減速機を介して回転される。
【0030】
回転軸36には、前記プーリ26が固定されている。
回転軸36のフレーム32の外方に突出した端部にプーリ56が固定され、回転軸50のフレーム32から外方に突出した端部にワンウエイクラッチ(図示せず)を介して取り付けたプーリ57との間にベルト59が巻き掛けられている。
前記ワンウエイクラッチは、プーリ57が図1において反時計方向へ回転される場合一体に回転し、時計方向へ回転される場合回転力を伝達しないようになっている。
換言すれば、プーリ57が反時計方向へ回転される場合、回転軸50は同方向へ回転され、時計方向へ回転する場合、回転軸50はプーリ57から駆動されない。
【0031】
したがって、図3においてプーリ26が反時計方向へ回転する場合、分離ローラ20は反時計方向へ回転する。
換言すれば、ベルト30のコイン載置面44が図3において左方へ進行する場合、分離ローラ20はプーリ56、ベルト59、プーリ57および図示しないワンウエイクラッチを介して反時計方向へ回転され、分離ローラ20のコイン載置面44と相対する面は反対方向である右方へ移動するように設定されている。
また、ベルト30が右方へ進行する場合、ギヤ58、54およびワンウエイクラッチ48および回転軸50を介して分離ローラ20が図3において反時計方向へ回転される。
しかし、このときワンウエイクラッチにより分離ローラ20が回転しないようにしてもよい。
【0032】
実施例の分離ローラ20は、図4に示すように同一サイズに形成された一対のローラ47、49が僅かな間隔で配置されている。
しかし、サポータ22と引き出し補助装置24を実施例と異なる支持構造にした場合、所定の幅を有する一体ローラでもよい。
また、分離ローラ20の外径は、大きい方が好ましいが、装置が大型化するため処理対象コインの直径の最大が約30ミリであれば、約20ミリあればよい。
【0033】
次に、サポータ22を説明する。
サポータ22は、コインが重なっている場合、上側のコインの進行を阻止する機能を少なくとも有している。
しかし、これに加えて分離ローラ20とベルト30とに挟まれたコインCをベルト30に押し付ける機能を有していることが好ましい。
したがって、以下に説明する実施例においてサポータ22はローラであるが、回転しない「おもり」であっても良い。
【0034】
図4に示すように、ローラ47と49の間の回転軸50に回動自在にサポートレバー64が取り付けられ、コイン搬送装置18の搬送方向上流に向かって伸びている。
このレバー64の先端部に回転軸50と平行に固定したシャフト66に一対のサポートローラ68、70がレバー64の両側に回転自在に取り付けられている。
すなわち、一対のローラ47、49に相対してサポートローラ68、70が配置されている。
しかし、ローラ68及び70はどちらか一方であってもよい。
ローラ68、70は、耐摩耗性を有しているウレタンゴムで成型するのがよいが、金属等他の材料で作製することができる。
【0035】
前記レバー64は、シャフト66、ローラ68、70の重量により図3において時計方向のモーメントを有しているが、そのモーメントが不足している場合、スプリング力を付加してもよい。
したがって、サポートローラ68、70は、分離ローラ20に隣接したコイン搬送装置18の上流に位置し、通常、ベルト30のコイン載置面44と接触して回転される。
しかし、サポートローラ68、70はベルト30と接触させずに、僅かな間隔を空けて配置することができる。
この間隔は、最薄コインの厚みよりも小さいことが好ましい。
【0036】
サポートローラ68、70の直径は、分離ローラ20の直径よりも小さく、図3に示すようにほぼ半分程度がよい。
詳細には、ベルト30に面接触するコインCがサポータ22を押し上げできるよう、コインの最大厚みよりもローラ半径が大きく設定されてい。
すなわち、コインCの端部がサポートローラ68、70の下向き弧状面に接触し、楔作用によってサポータ22を押し上げるように設定してある。
サポートローラ68、70がベルト30から離れて配置されている場合、コインによって押し上げられることができればその半径はコインの最大厚みよりも小さくできる。
【0037】
また、ローラ68、70の中心が最厚のコイン厚みの二倍以下の間隔でベルト30のコイン載置面44から離れることができる。
これは、最大厚みのコインによってサポータ22が押し上げられるようにするとともに、重なっている上側のコインがサポータ22を押し上げないようにするためである。
サポータ22が回転しない場合、コインがサポータ22とベルト30との間に進入し易いよう、サポータ22の少なくとも搬送ベルト30の上流側に傾斜面(含む弧面)を形成する必要がある。
【0038】
次に、ベルトサポータ72を説明する。
ベルトサポータ72は、ベルト30が所定量以上に撓まないようにする機能を有している。
ベルトサポータ72は矩形板状であり、コイン搬送装置18の上側と下側のベルト30の間に位置し、図3において右側端部がフレーム32、34に固定された支軸73に回動自在に支持され、他端部74はほぼ分離ローラ20の下方に位置している。
また、そのサポートコイン載置面76は、ベルト30が張設された状態で上側ベルト30の裏面と弾性的に接触し、上側ベルト30をサポートしている。
【0039】
すなわち、ベルト30が所定値を超えて押し下げられた場合、ベルトサポータ72が下方へ所定量移動することができる。
ベルトサポータ72の分離ローラ20下方の端部は、コインの載置面44からベルト30に対し斜めになるよう形成してある。
これにより、ベルト30が搬送方向と逆方向に移動した場合、ベルト30がベルトサポータ72に係止されないようにしている。
ベルトサポータ72は、ベルト30の撓みを抑制する機能を有しているが、ベルト30の強度が充分な場合やベルトの撓みが少ない場合、装着せずともよい。
【0040】
次に引き出し補助装置24を説明する。
引き出し補助装置24は、分離ローラ20とコイン搬送装置18との間に挟まれているコインを速やかにコイン搬送方向へ移動させる機能を有している。
本実施例において、引き出し補助装置24は3タイプを開示しているので、まず第1引き出し補助装置77を説明する。
第1引き出し補助装置77は、分離ローラ20に隣接する下流であって、コイン搬送装置18の上方に配置したローラ78である。
【0041】
図4に示すように、ローラ78は回転軸50に回動自在に支持したレバー80に回転軸50と平行に固定したシャフト82に回転自在にレバー80を挟んで支持した一対のローラ84、86を含んでいる。
ローラ84、86は、分離ローラ20に相対し、レバー80に加わるモーメントによりベルト30のコイン載置面44に接している。
ローラ84、86は、サポートローラ68、70と同一材料で成型され、同一径を有している。
【0042】
次に、第2引き出し補助装置88を説明する。
第2引き出し補助装置88は、コイン搬送装置18の下流に配置した第2コイン搬送装置90である。
図3に示すように、第2コイン搬送装置90は、シャフト92に固定されたプーリ94と回転軸96に固定されたプーリ98との間に巻き掛けられた平ベルトである第2ベルト100である。
しかし、第2コイン搬送装置90は、丸ベルトを複数並列したベルトであってもよい。
【0043】
ベルト100は、コイン載置面44のほぼ延長線上にその第2コイン載置面102が位置するよう傾斜して配置され、ベルト30のコイン載置面44が図3において左方に移動されるとき、その第2コイン載置面102は同方向へ移動され、その移動速度はベルト30よりも二割程度高速である。
したがって、ベルト30に載っているコインが第2ベルト100に接触した場合、第2コイン搬送装置90によって積極的に牽引される。
シャフト92は、モータ93から減速機(図示せず)を介して駆動される。
モータ93は、モータ62がコインを第2コイン搬送装置90側に送る場合、連動して回転されるが、モータ62が逆転される場合、回転しない。
【0044】
次に第3引き出し補助装置104を説明する。
第3引き出し補助装置104は、第2コイン搬送装置90の上側に配置した回転可能なローラ106である。
ローラ106は、レバー80に前記シャフト82と平行に固定されたシャフト108に回転自在に支持され、レバー80を挟んで配置された一対のローラ110、112を含んでいる。
【0045】
これらローラ110、112は、ローラ68、70と同一材質、同一サイズに成型されている。
このように、サポータ22、第1引き出し補助装置77及び第3引き出し補助装置104に同一のローラを使用することによって、安価に製造できる。
なお、前記金銭判別部16は、第2搬送装置90の上側に配置されている。
【0046】
次に本実施例の作用を説明する。
受入口14に投入されたコインは、図示しないセンサによって検知され、モータ62が回転してギヤ60が図1において時計方向へ回転されるので、ギヤ58及び回転軸36は反時計方向へ回転される。
換言すれば、図3においてプーリ26が反時計方向へ回転され、結果としてベルト30のコイン載置面44が左方(第2コイン搬送装置90側)へ移動する。
一方、ギヤ58の回転によってギヤ54は時計方向に回転されるが、ワンウエイクラッチ48によって回転軸50には伝達されない。
【0047】
回転軸36の回転は、図示しないプーリ、ベルト59及びプーリ57に伝達され、図示しないワンウエイクラッチを介して、回転軸50が図3において反時計方向へ回転される。
これにより、分離ローラ20のコイン載置面44に相対する面は、右方へ進行する。
また、サポータ22を構成するローラ68、70及び第1引き出し補助装置77を構成するローラ84、86はベルト30との摩擦接触によって図3において時計方向へ回転される。
【0048】
また、前記モータ62の回転に連動してモータ93が回転し、シャフト92を図3において反時計方向へ回転するので、プーリ94を介して第2ベルト100の第2コイン載置面102が左方へベルト30よりも高速で移動する。
これにより、第3引き出し補助装置104のローラ110、112が第2ベルト100との接触により、図3において時計方向に回転する。
投入されたコインCが重なっていない場合、図5に示すように、ベルト30と共に進行し、サポータ22を押し上げる。
これにより、コインCはサポータ22のモーメントによってベルト30に押し付けられて分離ローラ20に達する。
【0049】
最も薄いコインCの場合、コインCは分離ローラ20と接触することなく、また、接触してもそれらの間の接触圧力は極めて小さいので、ほとんど進行抵抗を受けることなくベルト30とともに進行する。
コインCは、分離ローラ20とベルト30との間にある間に、サポータ22によってベルト30へ押し付けられなくなるが、前記のように進行抵抗をほとんど受けないのでベルト30とともに進行する。
【0050】
分離ローラ20の下方を通過したコインCの先端部は、ローラ84、86を押し上げる。
このとき、コインCの後端部は、まだベルト30と分離ローラ20の間にある。
これにより、コインCは再びベルト30に押し付けられつつベルト30と共に進行する。
次にコインCは、第3引き出し補助装置104のローラ110、112によって第2引き出し補助装置88である第2ベルト100に押し付けられ、第2ベルト100と共に進行して金種判別部16を通過して次の処理装置に送られる。
【0051】
コインCが最も厚い場合、図6に示すようにコインCはサポータ22によってベルト30に押し付けられた後、分離ローラ20に達する。
このとき、ベルト30のコイン載置面44と分離ローラ20の下面との間隔は、最も厚いコインCの厚みよりも小さい。
しかし、コインCはサポータ22によってベルト30に押し付けられているため、ベルト30との間の摩擦力が大きい。
また、コインCは分離ローラ20の回転によってベルト30による搬送方向と逆方向へ進行抵抗を受けるが、分離ローラ20とコインCとの接触面積は小さい。
【0052】
これらにより、コインCはベルト30と共に或いは僅かにスリップしつつ同方向に進行し、ベルト30が撓んで分離ローラ20との間に引きずり込まれる。
すなわち、ベルト30がその弾性によって撓んでコイン載置面44と分離ローラ20はコインCの厚み分離れる。
このとき、ベルトサポータ72もベルト30にならって移動し、支軸73を支点に図3において反時計方向へ僅かに回動される。
コインCは、ベルト30と分離ローラ20に挟まれている場合、分離ローラ20の反時計方向の回転により搬送方向と逆方向へ向かう進行抵抗を受けるが、ベルト30とコインCとの接触面積が大きいため、ベルト30の移動につれて第2コイン搬送装置90側へ搬送される。
【0053】
コインCの先端が第1引き出し補助装置77のローラ84、86によってベルト30に押し付けられた場合、さらに大きな力でベルト30に押し付けられるので、コインCとベルト30との間の摩擦力が増加して、コインCはスムーズにベルト30と分離ローラ20との間を通過する。
コインCはさらに第3引き出し補助装置104のローラ110、112と第2引き出し補助装置88である第2ベルト100の間に挟まれてベルト30よりも高速で引っ張られ、前述のように第2コイン搬送装置90によって搬送される。
大径コインの場合、ローラ84、86によってベルト30に押し付けられると同時に、ローラ110、112によって第2ベルト100に押し付けられる。
【0054】
引き出し補助装置24は、厚いコインがコイン搬送装置18が撓んだ状態で分離ローラ20によって挟まれた場合、その挟まれたコインCを強制的に引き出して速やかにコインを搬送するために有効である。
したがって、第2引き出し補助装置88との接触によってコインCの移動が十分にサポートされる場合、第1引き出し補助装置77及び第3引き出し補助装置104を設けずともよい。
また、第1引き出し補助装置77のみであってもよい。
【0055】
次に図7を参照して最薄のコインCが重なっているケースを説明する。
コインCがサポータ22に到達すると、下側のコインCL及び上側のコインCUはサポータ22によって進行を阻止される。
しかし、下側コインCLはベルト30との摩擦力が大きいので、スリップしつつベルト30と共に移動し、サポータ22の弧状周面による楔作用によってそれを押し上げてベルト30とサポータ22との間に挟まれる(一点鎖線示)。
【0056】
上側のコインCUは、コインCLとの摩擦力が小さいのでサポータ22によって進行を阻止され続ける。
したがって、下側コインCLは、前述のように分離ローラ20とベルト30との間を通過して次の工程へ搬送される。
上側コインCUは、下側コインCLに対してずれて落下される(二点鎖線示)。
そしてベルト30と面接触するようになると、前述の一枚のケースで説明したようにサポータ22を押し上げて次の工程へ送られる。
【0057】
次に図8を参照して最厚のコインCが重なっているケースを説明する。
コインCがサポータ22に到達すると、下側のコインCL及び上側のコインCUはサポータ22によって進行を阻止される。
しかし、下側コインCLはベルト30との摩擦力が大きいので、スリップしつつベルト30と共に移動し、サポータ22の弧状周面と接触して楔作用でそれを押し上げ、ベルト30とサポータ22との間に挟まれる(一点鎖線示)。
【0058】
上側のコインCUは、コインCLとの摩擦力が小さいこと、および、ローラ68、70の直径部がコインCUの周面に接触するため弧状周面による楔作用が生じないことにより、サポータ22によって進行を阻止され続ける。
したがって、下側コインCLは、前述のようにベルト30を撓ませて分離ローラ20とベルト30との間を通過して次の工程へ搬送される。
上側コインCUは、下側コインCLに対してずれて落下される(一点鎖線示)。
そして、ベルト30と面接触するようになると、前述の一枚のケースで説明したようにサポータ22を押し上げ、ベルト30を撓ませて次の工程へ送られる。
【0059】
次に図9を参照して最薄のコインCの一部が重なって楔状にサポータ22に到達したケースを説明する。
サポータ22に到達すると、上側のコインCUはサポータ22によって進行を阻止される。
しかし、上側のコインCUはその周縁の角部がベルト30に接触し、一部が下側のコインCLに支持されているので、ベルト30との間の摩擦力は小さい。
一方、下側コインCLはベルト30と面接触しているので摩擦力が大きいため、ベルト30と共に移動する。
【0060】
これにより、上側コインCUはサポータ22によって進行を阻止され、下側コインCLはベルト30と共に移動する。
結果として、下側コインCLが上側コインCUの下に潜り込み、上側コインCUは下側コインCL上に完全に載る(一点鎖線示)。
この後、下側コインCL及び上側コインCUは図7の例で説明したようにサポート22及び分離ローラ20とベルト30との間を通過し、次工程へ搬送される。
上側コインCUが楔状でサポータ22を押し上げた場合、上側コインCUの先端部は分離ローラ20に接触し、その周面により進行抵抗を受ける。
【0061】
下側コインCLは、ベルト30との接触面積が大きいのでベルト30と共に移動する。
上側コインCUは、サポータ22によって下側コインCLに押し付けられているが、下側コインCLとの接触面積が小さいので、分離ローラ20によって進行を阻止され続ける。したがって、前述のように下側コインCLは上側コインCUの下に潜り込むので、前述同様、下側コインCLのみが分離ローラ20とベルト30との間を通過して次工程へ搬送される。
【0062】
次に図10を参照して最厚のコインCの一部が重なって楔状にサポータ22に到達したケースを説明する。
サポータ22に到達すると、上側のコインCUはサポータ22によって進行を阻止される。
しかし、上側のコインCUはその周縁の角部がベルト30に接触し、一部が下側のコインCLに支持されているので、ベルト30との間の摩擦力は小さく、サポータ22によって進行を阻止される。
【0063】
一方、下側コインCLはベルト30と面接触しているので摩擦力が大きいため、ベルト30と共に移動する。
結果として下側コインCLが上側コインCUの下に潜り込み、上側コインCUは下側コインCL上に完全に載る(一点鎖線示)。
この後、下側コインCL及び上側コインCUは図8の例で説明したようにサポート22及び分離ローラ20とベルト30との間を通過し、次工程へ搬送される。
【0064】
もし上側コインCUがサポータ22によって進行を阻止されずに楔状態でサポータ22を押し上げ、ベルト30と分離ローラ20との間に進入した場合、前述の最薄コインのケースと同様に一枚ずつ分離されて次工程へ送られる。
【0065】
もし上側コインCUが分離ローラ20によって進行を阻止されずに楔状態で分離ローラ20とベルト30との間に進入した場合、ベルト30はそれらが通過するに十分な量撓むことができないため、コインCUおよびCLの噛み込みが生じる。
このため、ベルト30の進行および分離ローラ20の回転は停止する。
この停止によってモータ62の回転が強制的に停止され、オーバーロード状態になる。
【0066】
図示しないセンサがこのオーバーロードを検出し、モータ62の駆動を停止した後、所定時間逆回転させる。
この所定時間は、コインの噛み込みを解消するに十分な時間である。
これにより、ギヤ60は反時計方向へ回転するので、ギヤ58および回転軸36を介してプーリ26が図3において時計方向へ回転する。
これにより、ベルト30は図3において搬送方向と逆方向の右方へ進行する。
ギヤ60によってギヤ58が反時計方向へ回転され、ワンウエイクラッチ48を介して分離ローラ20が反時計方向へ回転される。
【0067】
このとき、回転軸36の回転は、プーリ(図示せず)およびベルト59を介してプーリ57に伝達されるが、プーリ57は、時計方向に回転するため、ワンウエイクラッチ(図示せず)によって回転軸50には伝達されない。
したがって、ベルト30および分離ローラ20とも噛み込んだコインを戻す方向へ移動するので、噛み込みは解消する。
この後、再びモータ62がコイン搬送方向に回転し、前述の分離動作が再度行われる。
【0068】
【発明の効果】
このように、本発明においては、コインの厚みが大幅に異なっていてもサポータと分離ローラとによって重なっているコインを崩して一枚ずつ分離し、コイン搬送装置上に並べることができる効果がある。
また、サポータと分離ローラという簡単な構成であるので、安価である。
【0069】
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、実施例のコイン分離装置を装着したコイン受入装置の正面左側上方からの斜視図である。
【図2】図2は、実施例のコイン分離装置を装着したコイン受入装置の平面図である。
【図3】図3は、図2におけるX―X線断面図である。
【図4】図4は、実施例のコイン分離装置の斜視図である。
【図5】図5は、最も薄いコイン1枚の場合の実施例の作用説明図である。
【図6】図6は、最も厚いコイン1枚の場合の実施例の作用説明図である。
【図7】図7は、最も薄いコインが二枚重なった場合の実施例の作用説明図である。
【図8】図8は、最も厚いコインが二枚重なった場合の実施例の作用説明図である。
【図9】図9は、最も薄いコインが楔状に重なった場合の実施例の作用説明図である。
【図10】図10は、最も厚いコインが楔状に重なった場合の実施例の作用説明図である。
【符号の説明】
18 コイン搬送装置
20 分離ローラ
22 サポータ
24 引き出し補助装置
44 コイン載置面
64 レバー
68、70 サポートローラ
90 第2コイン搬送装置
106 ローラ

Claims (5)

  1. ベルト(30)の上面であるコイン載置面(44)に複数のコインを載置し、コインの収納方向に移動可能であると共に前記コイン載置面(44)に対して直交方向に弾性的に撓むことができる所定の弾性を有するベルト(30)、
    前記ベルト(30)の上方において前記ベルト(30)に対し多くとも最も薄いコイン厚みの二枚以下の間隔で配置され、少なくとも前記コイン載置面(44)が収納方向に移動する場合、相対する周面が逆方向に移動するよう固定軸線回りに回転され、かつ前記ベルト(30)の撓みにより前記コイン載置面(44)との間隔が大きくなるよう相対移動可能である分離ローラ(20)、
    前記ベルト(30)の下流に配置され、前記コイン載置面(44)の収納方向への移動に連動して前記ベルト(30)よりも高速で同方向に移動する第2コイン載置面(102)を有する第2ベルト(100)を備え、
    前記コイン載置面(44)上のコインを搬送しつつ重なり合う上側のコインの進行を前記分離ローラ(20)によって阻止し、当該コイン載置面(44)に接触するコインのみを通過可能とするコイン分離装置において
    前記ベルト(30)と前記分離ローラ(20)との間隔は最も薄いコインの厚みの一枚以上二枚以下であって、かつ最も厚いコインの厚み未満に設定され、
    さらに、
    前記分離ローラ(20)の回転軸(50)回りに回動可能であって、前記分離ローラ(20)の上流側に隣接し前記分離ローラ(20)の回転軸(50)に対し平行な軸回りに回転自在に配置され、かつ前記コイン載置面(44)に対し接触乃至多くとも最も薄いコインの厚みよりも小さい間隔で位置するサポートローラ(68、70)、
    前記コイン載置面(44)に対応する前記ベルト(30)の下側に配置され、前記ベルト(30)の所定量以上の撓みを防止するベルトサポータ(72)、
    とより構成されるコイン分離装置。
  2. 前記分離ローラ(20)の下流に前記ベルト(30)に接触するコインの引き出しを補助するためのローラ(78)を配置した請求項1のコイン分離装置。
  3. 前記分離ローラ(20)は、前記ベルト(30)の逆方向移動に連動して前記コイン載置面(44)に相対する周面が前記コイン載置面(44)と同方向に回転される、請求項1のコイン分離装置。
  4. 前記サポートローラ(68、70)は、前記分離ローラ(20)と同軸の回動可能なレバー(64)に回転自在に取り付けられ、所定の力で前記コイン載置面(44)に近づくよう付勢されている請求項1のコイン分離装置。
  5. 前記サポートローラ(68、70)は、前記ベルト(30)と接触して回転駆動される請求項4のコイン分離装置。
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