JP2799675B2 - 伸縮機構 - Google Patents

伸縮機構

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JP2799675B2
JP2799675B2 JP6133323A JP13332394A JP2799675B2 JP 2799675 B2 JP2799675 B2 JP 2799675B2 JP 6133323 A JP6133323 A JP 6133323A JP 13332394 A JP13332394 A JP 13332394A JP 2799675 B2 JP2799675 B2 JP 2799675B2
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孝男 中野
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成和機工株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、平行リンクを使用した
パンタグラフ式の伸縮機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、屋内および屋外における高所作業
等に使用されるパンタグラフ式の伸縮装置として種々の
形式のものが提案されている。そして、その作動手段と
しては、油圧ジャッキまたは機械式ジャッキ等を備えた
構成としているのが一般的である。例えば、図3におけ
る高所用壁面作業車2は、中心部に伸縮駆動用のジャッ
キ6を設け、さらに、上方と下方への均等な移動のため
に必要な上部中央リンク部材5aおよび下部中央リンク
部材5bを備えたパンタグラフ式の伸縮機構1で構成さ
れている。そして作業時には、車輪3をロックするか、
或いは固定足等を使用して前記壁面作業車2を固定し、
伸縮駆動用のジャッキ6を収縮させて伸縮機構1を伸長
させると、作業台4が上昇して目的の工事個所7の下部
にセットされ、そこで作業員10が諸作業を行う。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし先の例の場合、
図3における8または9の工事個所の作業を行う時に
は、前記高所用壁面作業車2の伸縮駆動用のジャッキ6
を伸長させ伸縮機構1を収縮し、その後、車輪3のロッ
ク或いは固定足等を一旦解除し、目的工事個所の下まで
横移動し、再びロックしなければならない。つまり、伸
縮機構1が昇降動するのみであって、そのままの状態で
横方向への移動ができないのが現状である。
【0004】そこで本発明では、全体を移動することな
く、作業架台を水平状態に保持したまま昇降および水平
移動が行える伸縮機構を提供することを目的とし、開発
したものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明では、伸縮機構を次のように構成したもので
ある。まず、4個のリンク連節部材が2本の連結リンク
部材にて連結され、並列配置されて基台上に固定されて
いる該基台と、該基台と平行に最上部に設けられた4個
のリンク連節部材が2本の連結リンク部材にて連結さ
れ、並列配置されて架台を搭載支持している該架台との
中間に、前記双方と平行に4本の水平リンク部材を設け
て相互に4本の連結リンク部材にて連結し、該4本の連
結リンク部材における外側2本の中心部には、前記基台
上に対向して回動自在に取付けられた2本のシリンダー
(油圧シリンダー等)のピストン先端部のそれぞれを回
動自在に取付るとともに、前記4本の連結リンク部材と
前記架台支持用の2本の連結リンク部材のそれぞれに
は、2本づつの上部平行リンク部材を、前記4本の連結
リンク部材と前記基台固定用の2本の連結リンク部材の
それぞれには、2本づつの下部平行リンク部材を回動自
在に連節させ、垂直・水平移動自在な上下二段の平行リ
ンクからなる複合リンク機構を構成したものである。
【0006】
【作用】本伸縮機構は、基台と架台との中間に4本の水
平リンク部材が平行リンク部材を介して連節している。
そのため、移動動作は各部材間の平行リンク部材が平行
移動を行い、前記4本の水平リンク部材が平行クランク
運動を行う。その結果、架台と基台とは平行状態が保た
れ、前記架台は水平位置を自由に変化させながら移動す
ることになる。
【0007】前述した2本のシリンダー(油圧シリンダ
ー等)は、各平行リンク部材を回動させ平行クランク運
動を起こし、自在に架台の垂直・水平位置を変化させ
る。
【0008】
【実施例】次に、添付図面に基づき、本発明の伸縮機構
を具体的に説明する。図1は、本発明の伸縮機構を使用
した伸縮装置が伸長した状態を示す外観斜視図、図2
は、本発明の伸縮機構が収縮した状態から垂直・水平方
向へ移動した様子を示す正面概略図、図3は、従来型の
伸縮機構を使用した一実施例を示す正面外観図である。
【0009】図1〜図2により、本発明による伸縮機構
の全体構成を説明する。図1は、スライドユニット26
上にターンテーブルユニットを設け、その上に基台11
を取付けたアッセンブリーと駆動用の油圧ユニット24
を搭載した作業車25が停止し、基台11をスライドユ
ニット26およびターンテーブルユニットにより任意の
作業位置に移動させ、固定足12にて固定し、伸縮装置
を伸長させた状態を示している。本伸縮機構は、4個の
リンク連節部材14(基台固定)が2本の連結リンク部
材15にて連結され並列配置されて基台11上に固定さ
れている該基台11と、該基台11と平行に最上部に設
けられた4個のリンク連節部材22(架台固定)が2本
の連結リンク部材23にて連結され並列配置されて架台
27を搭載支持している該架台27との中間に、前記双
方と平行に4本の水平リンク部材16が設けられ、相互
に4本の連結リンク部材17にて連結されている。ま
た、該4本の連結リンク部材17の外側2本の中心部に
は、前記基台11上に対向して回動自在に取付けられ
た、本伸縮機構の駆動源としての2本のシリンダー13
のピストン先端部のそれぞれが回動自在に取付けられ、
前記4本の連結リンク部材17と前記2本の連結リンク
部材23のそれぞれには、2本づつの上部平行リンク部
材(18a,18b,20a,20b)が、前記4本の
連結リンク部材17と前記2本の連結リンク部材15の
それぞれには、2本づつの下部平行リンク部材(19
a,19b,21a,21b)が回動自在に連節されて
いる。なお、4本の固定足12の伸縮棒は、前記4個の
リンク連節部材14(基台固定)へ回動自在に連節して
ある。
【0010】次に、図1に基づき、図2により本伸縮機
構の動作を説明する。本伸縮機構は、垂直移動・水平移
動を自在に行うわけであるが、その駆動および位置調節
制御は、ピストン先端部を前述した連結リンク部材17
の内の端部2本に回動自在に連節した2本のシリンダー
13が受け持ち、各動作をこのピストンの伸縮調整によ
り制御する。つまり、対向する2本のシリンダー13の
ピストンを収縮させると、その作動によって前記連結リ
ンク部材17を介しそれぞれの平行リンク群が回動し、
平行クランク運動を起こしながらそれぞれの水平リンク
部材16の高さおよび水平位置を変化させて伸縮機構全
体を収縮させる。また、前記ピストンを伸長させると、
その作動により伸縮機構は前記動作作用を伴いながら伸
長する。そして、前記2本のピストンの片側を収縮し、
他方側を伸長させると今度は、その作動により前記伸縮
機構は水平移動を行う。これらを繰り返しながら伸縮機
構は自在に動作するわけである。
【0011】また、本伸縮機構の構成において、基台1
1と水平リンク部材16とはリンク連節部材14を介し
下部平行リンク部材19a,19b,21a,21bに
より連節されるとともに、架台27ともリンク連節部材
22を介し上部平行リンク部材18a,18b,20
a,20bにより連節されているので、動作時の平行リ
ンク群の動作は平行移動となる。そのため、基台11と
架台27とは平行状態を保ちつつ、左右位置を自由に変
化させながら動作することになる。こうした伸縮機構の
動作の様子を示すものが図2である。
【0012】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、次のような効果を奏することになる。 《1》基台と架台との間に双方に平行な複数の水平リン
ク部材を設け、それぞれを平行リンク部材で連節した構
成のため、基台に対して架台を平行状態のままで伸縮で
きる。 《2》また、基台に対して架台を平行状態のままで水平
移動できる。 《3》総括的に本発明の伸縮機構を利用すると、多目的
な作業等が簡単で迅速に可能となり、作業効率が飛躍的
に向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の伸縮機構を使用した伸縮装置が伸長し
た状態を示す外観斜視図である。
【図2】本発明の伸縮機構が収縮した状態から垂直・水
平方向へ移動した様子を示す正面概略図である。
【図3】従来型の伸縮機構を使用した一実施例を示す正
面外観図である。
【符号の説明】
1・・・・伸縮機構 2・・・・高所用壁面作業車 3・・・・車輪 4・・・・作業台 5a・・・・上部中央リンク部材 5b・・・・下部中央リンク部材 6・・・・ジャッキ 7,8,9・・・・工事個所 10・・・・作業員 11・・・・基台 12・・・・固定足 13・・・・シリンダー(ピストン伸縮調節自在) 14・・・・リンク連節部材(基台固定) 15・・・・連結リンク部材 16・・・・水平リンク部材 17・・・・連結リンク部材(16相互連結用) 18a,18b,20a,20b・・・上部平行リンク
部材 19a,19b,21a,21b・・・下部平行リンク
部材 22・・・・リンク連節部材(架台固定) 23・・・・連結リンク部材 24・・・・油圧ユニット 25・・・・作業車 26・・・・スライドユニット 27・・・・架台
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B66F 7/06 B66F 7/08 B66F 7/28 B66F 9/06

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 4個のリンク連節部材(14)が2本の
    連結リンク部材(15)にて連結され、並列配置されて
    基台(11)上に固定されている該基台(11)と、該
    基台(11)と平行に最上部に設けられた4個のリンク
    連節部材(22)が2本の連結リンク部材(23)にて
    連結され、並列配置されて架台(27)を搭載支持して
    いる該架台(27)との中間に、前記双方と平行に4本
    の水平リンク部材(16)を設けて相互に4本の連結リ
    ンク部材(17)にて連結し、該4本の連結リンク部材
    (17)における外側2本の中心部には、前記基台(1
    1)上に対向して回動自在に取付けられた2本のシリン
    ダー(13)のピストン先端部のそれぞれを回動自在に
    取付けるとともに、前記4本の連結リンク部材(17)
    と前記2本の連結リンク部材(23)のそれぞれには、
    2本づつの上部平行リンク部材(18a,18b,20
    a,20b)を、前記4本の連結リンク部材(17)と
    前記2本の連結リンク部材(15)のそれぞれには、2
    本づつの下部平行リンク部材(19a,19b,21
    a,21b)を回動自在に連節させ、もって垂直・水平
    移動自在な上下二段の平行リンクからなる複合リンク機
    構を構成したことを特徴とする伸縮機構。
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