JP2758299B2 - 伸縮装置 - Google Patents

伸縮装置

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JP2758299B2 JP29288691A JP29288691A JP2758299B2 JP 2758299 B2 JP2758299 B2 JP 2758299B2 JP 29288691 A JP29288691 A JP 29288691A JP 29288691 A JP29288691 A JP 29288691A JP 2758299 B2 JP2758299 B2 JP 2758299B2
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  • Conveying And Assembling Of Building Elements In Situ (AREA)
  • Forklifts And Lifting Vehicles (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は建築作業時に屋根等の
大重量を正確に揚重するための伸縮装置に関するもので
あり、特に、平行リンクを使用したパンタグラフ式の伸
縮装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、建築作業に使用される伸縮装置は
種々の形式のものが提案されているが、油圧ジャッキ或
いは機械式ジャッキ等を備えている。例えば、図15に
示した高所作業車は、作業台車1にパンタグラフ式の伸
縮装置2を載設し、各リンク間にジャッキ3,3を水平
に取り付けてある。ここで、アウトリガー4,4を床面
に接地して作業台車1を固定し、ジャッキ3,3を収縮
すれば伸縮装置2が伸長して作業台5が上昇する。そし
て、作業台5に乗った作業者6は高所にある工事個所7
の施工を行う。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前述した従来の高所作
業車は伸縮装置2が上下動するのみであるから、高所の
横方向への移動ができない。従って、図15の他の工事
個所8の施工を行う場合は、アウトリガー4,4を床面
から離反して作業台車1を横移動し、作業台5を工事個
所8の真下に移動してから、再びアウトリガー4,4に
て作業台車1を固定し、作業者6が工事個所8の施工を
行っている。
【0004】そこで、高所作業に於いて、作業台車を移
動することなく、水平方向への移動を簡単に行うように
するために解決すべき技術的課題が生じてくるのであ
り、本発明はこの課題を解決することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は上記目的を解
決するために提案されたものであり、ベースリンクと平
行に設けたトップリンクとの間に複数個の中間リンクを
設け、夫々の中間リンクを平行リンクにてベースリンク
及びトップリンクへ枢着したことを特徴とする伸縮装
置、及びベースリンク又はトップリンクと平行リンクと
の間にジャッキを介装したことを特徴とする伸縮装置、
並びに一方の中間リンク一端部と他方の中間リンク他端
部との間にジャッキをクロスして介装したことを特徴と
する伸縮装置を提供するものである。
【0006】
【作用】ベースリンクと中間リンクは平行リンクにて連
結されているので、対向するリンクは夫々平行移動す
る。これと同様に、トップリンクと中間リンクも平行リ
ンクにて連結されているので、対向するリンクは夫々平
行移動する。ベースリンクとトップリンクとの間には複
数個の中間リンクを設けてあり、夫々の中間リンクが平
行クランク運動を行うため、ベースリンクとトップリン
クとは平行状態を保ちつつ、左右位置を自由に変位しな
がら伸縮する。
【0007】一方、ベースリンク又はトップリンクと平
行リンクとの間に介装したジャッキは、平行リンクを回
動させて平行クランク運動が為され、中間リンクの高さ
及び水平位置を変化させる。又、一方の中間リンクの一
端部と他方の中間リンクの他端部との間にクロスして介
装したジャッキも前述と同様の作用を為す。
【0008】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1乃至図14に
従って詳述する。図1及び図2は本発明の伸縮装置11
が収縮した状態を示したものであり、ベースリンク12
と平行に設けたトップリンク13との間に複数個の中間
リンク14,15を設け、本実施例では二つの中間リン
ク14,15を使用しているが、三つ以上の中間リンク
で伸縮装置11を構成してもよい。一方の中間リンク1
4を平行リンク16a,16bにてベースリンク12に
枢着するとともに、平行リンク17a,17bにてトッ
プリンク13に枢着する。又、他方の中間リンク15も
平行リンク18a,18bにてベースリンク12に枢着
し、平行リンク19a,19bにてトップリンク13に
枢着する。各リンクの枢着部位はピン20,20…を嵌
入する。
【0009】ベースリンク12と平行リンク16a又は
16bとの間にジャッキ21を介装し、ベースリンク1
2と平行リンク18a又は18bとの間にジャッキ22
を取り付ける。之等ジャッキ21,22は油圧式ジャッ
キ或いはスクリューねじ等の機械式ジャッキ等何れの形
式のジャッキであってもよい。又、ベースリンク12側
ではなくトップリンク13側にジャッキ21又は22を
設けてもよい。
【0010】図3は一方の中間リンク14を高位置に
し、他方の中間リンク15を低位置になるようにジャッ
キ21及び22を作動させた状態を示している。斯かる
場合には、ベースリンク12に対してトップリンク13
が水平状態を維持したまま平行移動する。而して、図4
に示すように、作業台車23上に前述した伸縮装置11
を載設し、トップリンク13に作業台24を設ける。作
業台25が高所の工事個所26を施工する場合は、ジャ
ッキ21及び22を同一高さ程度に作動すれば双方の中
間リンク14及び15が同じ高さ位置になって、伸縮装
置11は鉛直方向に上昇する。
【0011】ここで、前記工事個所26に近接した工事
個所27を施工する場合は、伸縮装置11のトップリン
ク13の高さを変化させずに、一方の中間リンク14を
高位置にし且つ他方の中間リンク15を低位置にする。
従って、作業台車23のアウトリガー28,28を床面
に接地させた状態のまま平行クランク運動により作業台
24は工事個所27の真下に水平移動する。
【0012】図5は障害物29の向う側に工事個所30
がある場合であり、然るときも、アウトリガー28,2
8を床面へ接地させた状態のまま伸縮装置11を上昇さ
せて水平移動すれば、極めて簡便に障害物29を乗り越
えて工事個所30の施工を行うことができる。図6は一
方の中間リンク14と他方の中間リンク15との間にジ
ャッキをクロスして介装した実施例であり、例えば、一
方の中間リンク14の一端部の下部31Aにジャッキ3
2の基部を枢着し、他方の中間リンク15の他端部の上
部33に該ジャッキ32のロッド先端部を枢着する。
又、前記他方の中間リンク15の一端部の下部31Bに
ジャッキ34の基部を枢着し、前記一方の中間リンク1
4の一端部の上部35に該ジャッキ34のロッド先端部
を枢着する。図6に示した構成であっても、前述したよ
うに伸縮装置11は上下動及び水平移動を行うことがで
きる。
【0013】図7乃至図11は本伸縮装置11を使用し
た建築作業の手順を示し、図7に示すように伸縮装置1
1のトップリンクに仮設屋根36を取り付ける。図7に
示した収縮状態から図8に示すように伸縮装置11を伸
長して仮設屋根36を上昇する。そして、該伸縮装置1
1の両側に生じた仮設屋根36の下部空間に足場37,
37を装着する。
【0014】然るのちに、該伸縮装置11を収縮すれ
ば、図9に示すように仮設屋根36の両端部が足場3
7,37に支持されるので、伸縮装置11のベースリン
ク12の下部に空間部38が生じる。図10に示すよう
に、この空間部38に新たな足場39を設けて伸縮装置
11を支持する。そして、前述した手順を繰り返し、図
11に示すように該伸縮装置11を伸長して、仮設屋根
36の両側の下部に足場40,40を積み重ねる。斯か
る工程を繰り返して、伸縮装置11によって仮設屋根3
6を上昇させながら下階層から上階層へと構築を行って
いく。尚、仮設屋根36のみではなく、本格的に構築し
た屋根部材(図示せず)を使用してもよい。
【0015】図12は本伸縮装置11を横方向へ伸縮自
在に設けた場合を示し、レール41,41間を伸縮装置
11がスライドしながら、図13に示すように伸長して
いけば、開閉式の門扉に使用できる。又、図14に示す
ように、湾曲した個所も平行リンク運動によって本伸縮
装置11は自由に伸縮できる。尚、図示はしないが、本
伸縮装置11は門扉のみならず、工場やスタジアム等の
屋根としても使用可能であり、特に、図14に示したよ
うな曲形の屋根の開閉にも適している。
【0016】尚、この発明は、この発明の精神を逸脱し
ない限り種々の改変を為すことができ、そして、この発
明が該改変されたものに及ぶことは当然である。
【0017】
【発明の効果】この発明は上記一実施例に詳述したよう
に、ベースリンクとトップリンクとの間に複数個の中間
リンクを設けて平行リンクで連結してあるので、ベース
リンクに対してトップリンクを平行状態のまま伸縮で
き、然も、平行状態を維持したままトップリンク又はベ
ースリンクを水平移動することができる。
【0018】斯くして、本伸縮装置を建築施工に使用す
れば、建築資材を自由に運搬できるのみならず、自動式
の構築作業も可能となる等正に諸種の効果を奏する発明
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の伸縮装置の収縮状態を示す正面図。
【図2】伸縮装置の平面図。
【図3】伸縮装置が伸長した状態の正面図。
【図4】伸縮装置を作業台車に取り付けた実施例を示す
正面図。
【図5】伸縮装置を作業台車に取り付けた他の実施例を
示す正面図。
【図6】伸縮装置のジャッキの取付部位の他の実施例を
示す正面図。
【図7】伸縮装置による建設作業の手順を示す解説図。
【図8】伸縮装置による建設作業の手順を示す解説図。
【図9】伸縮装置による建設作業の手順を示す解説図。
【図10】伸縮装置による建設作業の手順を示す解説
図。
【図11】伸縮装置による建設作業の手順を示す解説
図。
【図12】伸縮装置を門扉や屋根等に実施した平面図。
【図13】図12の作動状態を示す平面図。
【図14】湾曲した状態の図12の変形例を示す平面
図。
【図15】従来型の伸縮装置を用いた作業台車を示す正
面図。
【符号の説明】
11 伸縮装置 12 ベースリンク 13 トップリンク 14,15 中間リンク 16a,16b,17a,17b 平行リンク 18a,18b,19a,19b 平行リンク 21,22 ジャッキ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭58−181585(JP,A) 特開 昭60−171997(JP,A) 実開 平3−66993(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B66F 7/06 B66F 9/00 - 11/04

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベースリンクと平行に設けたトップリン
    クとの間に複数個の中間リンクを設け、夫々の中間リン
    クを平行リンクにてベースリンク及びトップリンクへ枢
    着したことを特徴とする伸縮装置。
  2. 【請求項2】 ベースリンク又はトップリンクと平行リ
    ンクとの間にジャッキを介装したことを特徴とする請求
    項1記載の伸縮装置。
  3. 【請求項3】 一方の中間リンク一端部と他方の中間リ
    ンク他端部との間にジャッキをクロスして介装したこと
    を特徴とする請求項1記載の伸縮装置。
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