JP2797009B2 - 越流防止装置 - Google Patents

越流防止装置

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JP2797009B2
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史直 谷冨
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は堤防などに設置される越流防止装置に係り、
殊に現場で極めて簡易迅速に組み立てて設置することが
できる越流防止装置の構造に関する。
(従来の技術) 従来、河川等の堤防においては、洪水時などに越流が
起こるのを未然に防ぐ為に、越流を防止する手段が用い
られていた。かかる越流の防止手段として、例えば実開
昭59−178425号公報に開示されているように、30゜〜60
゜の角度を有する∠形状の支持脚の前部に、パネルを固
着して越流防止装置を構成したものが知られている。
この越流防止装置は、支持脚の角度を設定し、この支
持脚を1個又は2個並設したものの前部にパネルを固着
した後、支持脚の下部を堤防の上面F上に固定して設置
するようになっている。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら上記従来の越流防止装置は、洪水時など
に組み立てて設置するにあたって、パネルを支持脚の前
部に固着し、更にパネル固定具によりパネルの上下端部
を支持脚に固定しなければならなかった為、組み立て設
置作業が甚だ面倒であって、極めて多大な労力と時間を
要し、緊急時に即応できない問題があった。
したがって本発明は、上記のような従来手段の問題点
を解消できる越流防止装置を提供することを目的とす
る。
(課題を解決するための手段) このために本発明は、左右一対の支持脚1,1と、これ
らの支持脚1,1の間に装着されるパネル11とから越流防
止装置を構成し、上記支持脚1にガイド部2b,2bを設
け、上記パネル11の両側部に形成された被ガイド部11b,
11bをこれらのガイド部2b,2bに沿って上下方向に摺動さ
せることにより、このパネル11を上記支持脚1,1の間に
着脱自在に装着するようにしたものである。
(作用) 上記構成において、パネル11の両側部に形成された被
ガイド部11b,11bを、支持脚1,1に設けられたガイド部2
b,2bの内方に上方から挿入し、これらのガイド部2b,2b
に沿って下方に摺動させると、パネル11は支持脚1,1の
間に簡単に装着される。また不要時には、パネル11を上
記ガイド部2b,2bに沿って上方に摺動させると、パネル1
1は支持脚1,1の間から簡単に取りはずれる。
(実施例) 次に、図面を参照しながら本発明の実施例を説明す
る。
第1図は越流防止装置の側面図、第2図は平面図であ
って、この越流防止装置は、河川等の堤防の上面F上
に、堤防の長さ方向に多数個並べて設置される可搬式で
あり、左右一対の支持脚1,1と、これらの支持脚1,1の間
に装着されるパネル11とから構成されている。この支持
脚1は、さらに支持枠2と、この支持枠2の基端上部
に、ボルトナット5によりその上端部を装着された支持
部材3とから構成されている。
支持枠2及び支持部材3は、金属等の十分な強度を有
する素材にて形成されている。支持枠2は、断面L字形
の本体部2aの先端部に、断面略コの字形のガイド部2bを
内側に向って一体的に延設して成形されている。また支
持部材3は、断面L字形に成形されている(第4図も併
せて参照)。第1図に示すように、これら支持枠2、支
持部材3の下端部は各々斜めに切断されており、これら
の切断面には、すべり止めのために、のこ歯状の係止突
起8が複数個設けられている。
第2図において、2cは上記支持枠2の先端下部に、3a
は上記支持部材3の一側下部に各々一体的に突設された
突出片である。20,21はこれら突出片2c,3aに各々開孔さ
れた孔部である。第1図において、19は上面Fの上部に
覆設されたアスファルトである。7はボルトであって、
本装置一台当り4本ずつ用いられる。上記支持脚1は、
これらのボルト7を上記孔部20,21に螺着することによ
り、上記アスファルト19上に固定される。
第1図において、6は上記支持枠2の一側上部に、長
手方向に複数個形成された円孔部である。これら円孔部
6のうち何れかの円孔部を選択し、これに上記ボルトナ
ット5により支持部材3を装着することにより、角度θ
を調節することができる。
第1図及び第3図において、11は上記支持脚1,1の支
持枠2,2の間に装着されるパネルであり、断面略L字形
のパネル部材12を複数段積み重ねて構成されている。こ
のパネル部材12は、例えば金属板等の十分な強度を有す
る素材にて形成されており、止水面部12aと、この止水
面部12aの両側部に形成された被ガイド部12bと、この止
水面部12aの上部から内片に屈曲する屈曲部12cと、この
本体部12aの下端中央部から前方下部へ延出する延出部1
2dとから形成されている(第4図参照)。
このようにパネル11は、支持枠2,2の間に着脱自在に
装着される複数段のパネル部材12から構成されているの
で、簡単に分解自在であり、運搬取り扱いに極めて有利
である。また各パネル部材12は、断面略L字形に成形さ
れているので、倉庫等で保管する場合にはこれらを嵌合
させて積み重ねることができ、したがって小さなスペー
スにて格納することができる(第5図参照)。
これら複数段のパネル部材12から構成されたパネル11
を上記支持枠2,2の間に装着するにあたっては、各パネ
ル部材12の被ガイド部12b,12bを、上記ガイド部2b,2bの
内方に上方から挿入し、これらのガイド部2b,2bに沿っ
て下方へ摺動させて下方から順に積み重ねていく。する
と上段のパネル部材12の延出部12dの内面が、下段のパ
ネル部材12の屈曲部12cの外面に接合する。
この状態でパネル11に水圧が作用すると、上記上段の
パネル部材12の延出部12dの内面が、下段のパネル部材1
2の屈曲部12cの外面を押圧し、上下段のパネル部材12,1
2の接合部分はしっかりとフィットする。その結果パネ
ル11は強固なものになり、しかも接合部分において水も
れが生じる虞れがない。
第1図において、15は防水シートであり、上端部を固
定具25により支持枠2に係止し、また下端部には土嚢26
等を載置して、上記アスファルト19上に組み付けられた
パネル部材12の前面に着脱自在に被着されたものであ
る。この防水シート15は、上下段のパネル部材12,12の
間の隙間、最下段のパネル部材12の下端部とアスファル
ト19の間の隙間、或いはまた隣接した支持枠2,2の間の
隙間から水もれが生じるのを防止することができる。
この越水防止装置は上記のような構成より成り、次に
その取り扱いを説明する。
洪水時などに現場で本装置を組み立てて設置するにあ
たっては、第1図において、上記のようにして支持枠2
に支持部材3を装着して角度θを調節することにより、
支持脚1を組み立てて、これら1,1をアスファルト19上
に固定する。
次いで上記のようにして各パネル部材12を支持枠2,2
の間に複数段装着してパネル11を組み立てる。同様にし
てアスファルト19上にこれらの越流防止装置を堤防の長
さ方向に多数個並べて設置した後、組み付けられたパネ
ル部材12の前面に、上記のようにして防水シート15を被
着する。
また不要時に本装置を上面Fのアスファルト19上から
取りはずすにあたっては、防水シート15を取りはずした
後、各パネル部材12の被ガイド部12b,12bを上記ガイド
部2b,2bに沿って上方に摺動させ、各パネル部材12を支
持枠2,2の間から取りはずす。次いで支持枠2、支持部
材3の下端部からボルト7を取りはずし、支持脚1を支
持枠2と支持部材3に解体した後、これらパネル部材1
2、支持枠2、支持部材3等を倉庫等に格納する。
なお本装置の設置場所は、本実施例のような河川の堤
防の上面F上に限定するものではなく、例えば防潮堤の
上面に設置してもよいものである。
以上のように、本装置においては、各パネル部材12を
支持枠2,2の間に着脱自在に装着するようになっている
ので、急を要する洪水時などにおいて、現場で極めて簡
易迅速に組み立てて設置することができる。また本装置
は、設置時以外にはパネル部材12、支持枠2、支持部材
3等の構成部材単位に解体できるので、運搬及び管理保
管上極めて有利である。更にまた本装置の構造が簡単で
しかも構成部材の種類が少ないので、大量生産に適し、
廉価に製造することができる。
(発明の効果) 以上説明したように本発明は、左右一対の支持脚1,1
と、これらの支持脚1,1の間に装着されるパネル11とか
ら越流防止装置を構成し、上記支持脚1にガイド部2bを
設け、上記パネル11の両側部に形成された被ガイド部11
b,11bをこれらのガイド部2b,2bに沿って上下方向に摺動
させることにより、このパネル11を上記支持脚1,1の間
に着脱自在に装着するようにしているので、殊に急を要
する洪水時などにおいて、現場で極めて簡易迅速に組み
立てて設置することができる。
また上記パネル11が、支持脚1,1の間に着脱自在に装
着される複数段のパネル部材12から構成されているの
で、簡単に分解自在であり、運搬取り扱いに極めて有利
である。
更にまたこのパネル部材12を、止水面部12aと、この
止水面部12aの両側部に形成された被ガイド部12bと、こ
の止水面部12aの上部から内方に屈曲する屈曲部12cと、
この止水面部12aの下端部前方下部へ延出する延出部12d
とから形成し、これらのパネル部材12を上記支持脚1,1
の間に複数段装着した状態において、上段のパネル部材
12の延出部12dの内面が、下段のパネル部材12の外面部
に接合するようにして成るので、パネル11の前部に水圧
が作用すると、上下段のパネル部材12,12の接合部分は
しっかりとフィットし、したがってパネル11を水圧に対
して強固なものにすることができ、かつ上記接合部分に
おける水もれを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
図は本発明の実施例を示すものであって、第1図は越水
防止装置の側面図、第2図は平面図、第3図は正面図、
第4図はパネル部材の着脱状態の部分斜視図、第5図は
パネル部材同士の嵌合状態図である。 1……支持脚 2b……ガイド部 11……パネル 11b……被ガイド部 12……パネル部材 12a……止水面部 12b……被ガイド部 12c……屈曲部 12d……延出部 15……防水シート

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】左右一対の支持脚と、これらの支持脚の間
    に装着されるパネルとから成り、上記支持脚にガイド部
    を設け、上記パネルの両側部に形成された被ガイド部を
    これらのガイド部に沿って上下方向に摺動させることに
    より、このパネルを上記支持脚の間に着脱自在に装着す
    るようにしたことを特徴とする越流防止装置。
  2. 【請求項2】上記パネルが、複数段のパネル部材から成
    り、このパネル部材を、止水面部と、この止水面部の両
    側部に形成された上記被ガイド部と、この止水面部の上
    部から内方に屈曲する屈曲部と、この止水面部の下端部
    から前方下部へ延出する延出部とから形成し、これらの
    パネル部材を上記支持脚の間に複数段装着した状態にお
    いて、上段パネル部材の延出部の内面が、下段のパネル
    部材の屈曲部の外面に接合するようにしたことを特徴と
    する上記特許請求の範囲第1項に記載の越流防止装置。
  3. 【請求項3】支持脚に、パネル部材を分解自在に複数段
    組み付ける可搬式の越流防止装置であって、組み付けら
    れたパネル部材の前面に、防水シートを着脱自在に被着
    するようにしたことを特徴とする越流防止装置。
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