JP2795365B2 - ディジタル閉ループ系制御方法およびシステム、およびそのシステムを用いたディスク型記憶装置 - Google Patents

ディジタル閉ループ系制御方法およびシステム、およびそのシステムを用いたディスク型記憶装置

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JP2795365B2
JP2795365B2 JP4137157A JP13715792A JP2795365B2 JP 2795365 B2 JP2795365 B2 JP 2795365B2 JP 4137157 A JP4137157 A JP 4137157A JP 13715792 A JP13715792 A JP 13715792A JP 2795365 B2 JP2795365 B2 JP 2795365B2
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    • G05BCONTROL OR REGULATING SYSTEMS IN GENERAL; FUNCTIONAL ELEMENTS OF SUCH SYSTEMS; MONITORING OR TESTING ARRANGEMENTS FOR SUCH SYSTEMS OR ELEMENTS
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    • G05B19/02Programme-control systems electric
    • G05B19/18Numerical control [NC], i.e. automatically operating machines, in particular machine tools, e.g. in a manufacturing environment, so as to execute positioning, movement or co-ordinated operations by means of programme data in numerical form
    • G05B19/19Numerical control [NC], i.e. automatically operating machines, in particular machine tools, e.g. in a manufacturing environment, so as to execute positioning, movement or co-ordinated operations by means of programme data in numerical form characterised by positioning or contouring control systems, e.g. to control position from one programmed point to another or to control movement along a programmed continuous path
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    • G05B11/00Automatic controllers
    • G05B11/01Automatic controllers electric
    • G05B11/26Automatic controllers electric in which the output signal is a pulse-train
    • G05B11/28Automatic controllers electric in which the output signal is a pulse-train using pulse-height modulation; using pulse-width modulation

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ディジタル閉ループ系
制御方法およびシステム、およびそのシステムを用いた
ディスク型記憶装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ディスク型記憶装置は、書込/読取ヘッ
ドの位置やディスクを回転するスピン・モータの回転数
などを内蔵のディジタル・マイクロコンピュータにより
ディジタル閉ループ制御している。例として、書込/読
取ヘッドの位置制御について説明する。磁気ディスク装
置の位置決め機構としては、ヘッドの駆動源としてボイ
スコイルモータを用いたものが知られている。ボイスコ
イルモータをパルス制御する従来例としては特開昭64
−89088号に示されるものがある。この従来例に示
されるものはボイスコイルモータを操作するのにパルス
幅変調(PWM)された操作パルスを用いる。しかし、
PWM制御ではパルス変動幅に限界があるので、ボイス
コイルモータ出力特性、ヘッドアームの慣性トルク、ヘ
ッドアームに取り付けたフレキシブルケーブルがヘッド
アームに及ぼす力等のディスク型記憶装置の変動パラメ
ータのいかんにかかわりなく、常に最適な性能を維持す
る適応制御が困難である。また、消費電力の軽減にも限
界がある。以下、従来においてなぜ適応制御が不可能で
あるかを詳しく説明する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】今、書込/読取ヘッド
の運動方程式を離散的時間において考える。すなわち、
時刻n+1でのヘッドの位置をyn+1 とすると、
【0004】
【数1】 yn+1 =a1n +a2n-1 +b1n +b2n-1 +b3n-2 …(1) と表すことができる。ただし、un はボイスコイルに流
す電流である。a1 ,a2 ,b1 ,b2 ,b3 は変動パ
ラメータに依存する係数である。
【0005】この式(1)では、
【0006】
【数2】
【0007】であるとき、時刻n+1のyn+1 を零にす
ることができる。
【0008】次に、yn+1 を零にする安定な入力が存在
するかを考察する。
【0009】式(1)の式をz変換すると(古田勝久著
“ディジタルコントロール”コロナ社刊1989年32
頁参照)、
【0010】
【数3】
【0011】となる。
【0012】ここで、Y=0とおく。すなわち、分子が
0になるzの値(零点)を求める。Y=0とおくと、式
(2)より、
【0013】
【数4】 b12 +b2 z+b3 =0 …(3) となる。
【0014】しかし、式(3)を満足するz、すなわち
零点が複素空間の単位円内にあるとは限らず、変動パラ
メータのいかんにかかわりなく常に最適な制御を行う適
応制御が不可能である(前掲書218頁参照)。
【0015】そこで、本発明の目的は、上記のような問
題点を解決し、適応制御ができるディジタル閉ループ系
制御方法およびシステムを提供することにある。
【0016】本発明の他の目的は、消費電力を軽減する
ことができるとともに、適応制御が可能なディスク型記
憶装置を提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るため、本発明に係るディジタル閉ループ系制御方法
は、所定のタイミングごとに制御量を検出するステップ
と、検出された制御量と目標値とを比較し制御偏差を求
めるステップと、求められた制御偏差に基づき操作量を
求めるステップと、求められた操作量に応じた高さを有
しかつ予め定めた幅を有する操作パルスを制御対象に供
給するステップとを備えたことを特徴とする。
【0018】本発明に係るディジタル閉ループ系制御シ
ステムは、目標値の設定手段と、所定のタイミングごと
に制御量を検出する検出手段と、該検出手段により検出
された制御量と前記目標値とを比較し制御偏差を求める
比較手段と、該比較手段により得られた制御偏差に基づ
き操作量を求める補償手段と、該補償手段により求めら
れた操作量に応じた高さおよび予め定めた幅を有する操
作パルスを制御対象に出力する制御手段とを備えたこと
を特徴とする。
【0019】本発明に係るディスク型記憶装置は、サー
ボ情報をサンプリングするごとにヘッドの位置を検出す
る位置検出手段と、該位置検出手段により検出された位
置と予め定めた位置とを比較し偏差に応じて操作量を算
出する算出手段と、該算出手段により算出された操作量
に応じた高さおよび予め定めた幅を有する操作パルスを
ヘッドを駆動するボイスコイルモータに出力する駆動手
段とを備えたことを特徴とする。
【0020】
【作用】本発明に係るディジタル閉ループ系制御方法で
は、所定のタイミングごとに制御量を検出し、検出され
た制御量と目標値とを比較し制御偏差を求め、求められ
た制御偏差に基づき操作量を求め、求められた操作量に
応じた高さおよび予め定めた幅を有する操作パルスを制
御対象に供給する。
【0021】本発明に係るディジタル閉ループ系制御シ
ステムでは、設定手段により目標値を設定し、所定のタ
イミングごとに制御量を検出手段により検出し、検出手
段により検出された制御量と目標値とを比較手段により
比較し制御偏差を求め、比較手段により得られた制御偏
差に基づき操作量を補償手段により求め、補償手段によ
り求められた操作量に応じた高さおよび予め定めた幅を
有する操作パルスを制御手段により制御対象に出力す
る。
【0022】本発明に係るディスク型記憶装置では、サ
ーボ情報をサンプリングするごとにヘッドの位置を位置
検出手段により検出し、位置検出手段により検出された
位置と予め定めた位置とを比較し偏差に応じて操作量を
算出手段により算出し、算出手段により算出された操作
量に応じた高さおよび予め定めた幅を有する操作パルス
をヘッドを駆動するボイスコイルモータに駆動手段によ
り出力する。
【0023】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して詳細
に説明する。
【0024】図1は本発明に係るディジタル閉ループ系
制御システムの一実施例を示す。
【0025】図1において、1は設定手段としての設定
部であり、目標値を設定するものである。2は検出手段
としての検出部であり、制御対象6からの制御量を検出
するものである。3は比較手段としての比較器であり、
設定部1により設定された目標値と検出部2により検出
された制御量とに基づき制御偏差を求めるものである。
4は補償手段としての補償部であり、比較器3からの制
御偏差に基づき操作量を生成するものである。5は制御
手段としての操作部であり、補償部4からの操作量に基
づきパルスの高さ(操作量)Hを求め、求められた高さ
Hを持ち予め定められた幅Wの操作パルス10を制御対
象6に供給するものである。
【0026】次に、このシステムにおける制御方法を説
明する。
【0027】所定のタイミングごとに検出部2により制
御量を検出し、制御量を検出した後、検出された制御量
と目標値とを比較器3により比較し制御偏差を求める。
ついで、制御偏差を求めた後、求められた制御偏差に基
づき補償部4により操作量を求める。その後、求められ
た操作量に応じた高さHを有しかつ予め定めた幅Wを有
する操作パルス10を操作部5を介して制御対象6に供
給する。
【0028】適応制御の可否は次の例に基づき説明する
ので、ここでは説明しない。
【0029】図2は本発明に係るディスク型記憶装置の
一実施例を示す。これはハードディスクドライブの例で
あって、上述したディジタル閉ループ系制御システムの
具体例である。
【0030】図2において、21はハードディスクであ
り、複数の同心円形のトラックを有し、各トラックは複
数のセクタから成り、個々のセクタにサーボ情報が埋め
込み形成されている。22はボイスコイルモータであ
り、ヘッド23を駆動するためのものである。24はサ
ンプルタイミング検出器であり、ヘッド23からのヘッ
ド信号からサンプルタイミングを検出するものである。
25は位置検出手段としての位置検出器であり、サンプ
ルタイミング検出器24からの信号に基づきヘッド23
からヘッド信号を得、サーボ情報からヘッド位置を検出
するものである。26は算出手段としてのMPUであ
り、位置検出器25により検出されたヘッド位置の目標
位置からの位置偏差に基づき操作パルス20の高さHを
決定する8ビットのディジタル値を発生し、さらにシー
クまたはトラックフォローに応じてそれぞれハイゲイン
またはローゲインのいずれかに切り換えるものである。
【0031】27はパルス幅発生器であり、MPU26
により設定されたゲインに基づき通電時間Wを設定し、
トラックフォロー時にサンプルタイミング検出器24か
らの信号が到達してから所定時間後にローゲインに対応
する予め定めたパルス幅のパルス信号を発生し、シーク
時にはハイゲインに対応する予め定めたパルス幅のパル
ス信号を発生するものである。すなわち、トラックフォ
ロー時は狭いパルス幅を、シーク時には広いパルス幅を
設定する。28はDACであり、MPU26からの操作
量である8ビットのディジタル値をアナログ値に変換し
てPAM変調された操作パルス20を生成するものであ
る。
【0032】29はパワーアンプであり、DAC28か
らのアナログ変換された高さHを持つ操作パルス20を
ボイスコイルモータ22に流すものである。DAC28
とパワーアンプ29により駆動手段を構成する。30は
スイッチであり、パルス幅発生器27からのパルス信号
によりパワーアンプ29の電源をオン/オフし所定幅W
の操作パルス20を作成するものである。
【0033】次に、図3を参照してヘッド位置制御の際
の動作を説明する。
【0034】パルス幅発生器27のゲインすなわちパル
ス信号幅Wを、シークまたはトラックフォローに応じM
PU26によりハイゲインまたはローゲイン、すなわ
ち、シーク時に広い幅Wを、トラックフォロー時は狭い
幅Wのいずれかに切り換える。ついで、セクタの初めに
書かれたサーボ情報がヘッド23からのヘッド信号に基
づきサンプルタイミング検出器24により検出され(図
3(a))、セクタの初めで位置検出器25により位置
情報を得ると、得られた位置情報と目標位置との偏差に
基づきMPU26により操作パルス20の高さHを決定
する8ビットのディジタル値をDAC28に設定する。
セクタの初めが検出されてから時間λT経過直後に、パ
ルス幅発生器27からのパルス信号によりスイッチ30
がオンされ、さらに所定時間のW=αT時間経過した直
後に、スイッチ30がオフされる。スイッチ30のオン
からオフまでの時間はパルス幅発生器27からのパルス
信号のパルス幅に等しい。従って、セクタの初めが検出
されてからλT時間経過した直後に、ボイスコイルモー
タ22に流す電流が発生され、さらにW=αT時間経過
した直後に、ボイスコイルモータ22に流す電流が遮断
される(図3(b))。よって、DAC28からの出力
であるディジタル−アナログ変換されたパルス高Hを有
する信号がパワーアンプ29に入力され、パワーアンプ
29にてPAM変調されることにより、ボイスコイルモ
ータ22に操作パルス20が供給されることになる。な
お、Tはセクタ間の時間であり、サンプルサイクル時間
TごとにPAM変調された操作パルス20が発生され
る。次に、上述した手法が適応制御可能であることを説
明する。
【0035】ボイスコイルモータ22の時点tでの位置
をp(t)、ヘッド23の速度をv(t)、ボイスコイ
ルモータ22のボイスコイルに流れる電流をu(t)と
すると、運動方程式は次の式(4)のように表すことが
できる。
【0036】
【数5】
【0037】となる。
【0038】
【外1】
【0039】t=ntでの値が分かっている場合、t=
nT+TでのXの値は、
【0040】
【数6】
【0041】ここで、入力として図3に示すλが0の場
合を考える。
【0042】電流波形をu(nT)とすると、式(5)
【0043】
【数7】
【0044】となる。
【0045】ついで、この系で入力u(uT)から出力
p(uT)までの零点を求める(“Digital C
ontrol of Dynamics System
s”G.F.Franklin,J.D.Powel
l,Addison−Wesley,1981,pag
e138参照)。
【0046】
【数8】
【0047】
【数9】
【0048】となる。α(0<α<1)とzの関係を図
示すると、図4に示すようになる。図4から分かるよう
に、0<α<1の場合、0<z<−1となり、この系は
単位円内に零点を有する。よって、サンプル・サイクル
時間TごとにPAM変調された所定幅αTの操作パルス
を発生するこの系では適応制御が可能である。
【0049】なお、λ≠0の場合も上述したところと同
様であるので説明を省略する。
【0050】ボイスコイルモータとパワーアンプにより
消費される消費電力は、従来例、すなわちPWM制御の
場合、図5に示すように
【0051】
【数10】ボイスコイルモータでの消費電力 RA2 パワーアンプでの消費電力 (V−RA)A ただし、R:ボイスコイルの抵抗 A:ボイスコイルに流れる電流 である。
【0052】他方、本実施例の場合、図5に示すよう
に、ボイスコイルに、従来例に比してt/TS 時間だけ
通電するとすると、0〜tは(TS /t)Aだけ流し、
t〜TS は0を流す。
【0053】
【数11】ボイスコイルモータでの平均消費電力 (1/TS )R(ATS /t)2 t=(TS /t)RA2 パワーアンプでの平均消費電力 (1/TS )(V−R(TS /t)A)(TS /t)At =VA−R(TS /t)A2 となる。従って、本実施例でのボイスコイルモータおよ
びパワーアンプでの合計の消費電力VAは従来例と変わ
らないが、パワーアンプでの消費電力は本実施例では従
来例に比して軽減された。
【0054】(従来例におけるパワーアンプでの消費電
力)−(本実施例におけるパワーアンプでの消費電力)
は、
【0055】
【数12】 (V−RA)A−{VA−R(TS /t)A2 } =RA2 ((TS /t)−1) となる。ここで、TS >tであるので、
【0056】
【数13】 RA2 ((TS /t)−1)>0 となり、本実施例におけるパワーアンプでの消費電力
は、従来例におけるパワーアンプでの消費電力に比して
軽減された。
【0057】ここで、数値例として、A=1(A)、V
=12(V)、R=5(Ω)、(TS /t)=2とする
と、パワーアンプでの消費電力は、従来例では7Wであ
るが、本実施例では2Wである。
【0058】前述の通り全体としてはこの発明と従来例
では消費電力には変化がない。しかし、この発明ではパ
ワーアンプの消費電力が減り、ボイスコイルモータの消
費電力が増す。パワーアンプはIC回路であるので発熱
の問題が比較的大きなボイスコイルモータよりも深刻で
ある。この発明はパワーアンプのIC回路の選択に有利
である。
【0059】本実施例のDAC28は、シーク時はサン
プルサイクル時間中通電し、トラックフォロー時はサン
プルサイクル時間の一部だけ通電するようにしたので、
シーク時は分解能が低く、かつダイナミックレンジが広
くなり、トラックフォロー時は分解能が高く、かつダイ
ナミックレンジが狭くなり、分解能を変化させることが
できる。
【0060】なお、本実施例では、ハードディスクドラ
イブにおけるヘッドの位置制御の例を説明したが、本発
明はスピンドルモータの速度制御に適用できることは勿
論である。
【0061】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
所定のサンプルタイミングごとに制御量を検出し、検出
された制御量と目標値とを比較し制御偏差を求め、求め
られた制御偏差に基づき操作量を求め、求められた操作
量に応じた高さおよび予め定めた幅を有する操作パルス
を制御対象に供給するようにしたので、適応制御ができ
るという効果がある。
【0062】この発明のパルス高変調(PAM)は、従
来のパルス幅変調(PWM)のような変動幅がサンプル
サイクル時間Tの幅よりも大きくできないという限界が
ない。したがって、閉ループ系の変動パラメータに応じ
ていつも最適な制御が可能である。すなわち、パルス高
の変動幅には理論的な限界がないので、変動パラメータ
に応じた適応制御ができるのである。
【0063】また、本発明によれば、サーボ情報をサン
プリングするごとにヘッドの位置を検出し、検出された
位置と予め定めた位置とを比較し、偏差に応じた電流値
を算出し、電流値に応じた高さおよび予め定めた幅を有
する操作パルスをヘッドを駆動するボイスコイルモータ
に出力するようにしたので、消費電力を軽減することが
できるとともに、適応制御ができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るディジタル閉ループ系制御システ
ムの一実施例を示すブロック図である。
【図2】本発明に係るディスク型記憶装置の一実施例を
示すブロック図である。
【図3】ヘッド位置制御の際のヘッド信号とDAC28
の出力信号のタイミングを示すタイミングチャートであ
る。
【図4】αとzの関係を示すグラフである。
【図5】消費電力算出法を説明するための説明図であ
る。
【符号の説明】
1 設定部 2 検出部 3 比較器 4 補償部 5 操作部 6 制御対象 10,20 操作パルス 21 ディスク 22 ボイスコイルモータ 23 ヘッド 24 サンプルタイミング検出器 25 位置検出器 26 MPU 27 パルス幅発生器 28 DAC 29 パワーアンプ 30 スイッチ

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 サンプル・サイクル時間Tごとに位置、
    速度、加速度等の制御量を検出するステップと、 検出された制御量と目標値とを比較し制御偏差を求める
    ステップと、 求められた制御偏差に基づき操作量を求めるステップ
    と、 求められた操作量に基づき前記サンプル・サイクル時間
    Tごとにパルス高変調され、前記操作量に応じた高さを
    有しかつ所定幅αT(但し、0<α<1)を有する操作
    パルスを制御対象に供給するステップとを備えたことを
    特徴とするディジタル閉ループ系制御方法。
  2. 【請求項2】 目標値の設定手段と、 所定のタイミングごとに位置、速度、加速度等の制御量
    を検出する検出手段と、 該検出手段により検出された制御量と前記目標値とを比
    較し制御偏差を求める比較手段と、 該比較手段により得られた制御偏差に基づき操作量を求
    める補償手段と、 該補償手段により求められた操作量に基づきサンプル・
    サイクル時間Tごとにパルス高変調され、前記操作量に
    応じた高さを有しかつ所定幅αT(但し、0<α<1)
    を有する操作パルスを制御対象に供給する制御手段とを
    備えたことを特徴とするディジタル閉ループ系制御シス
    テム。
  3. 【請求項3】 前記制御対象は、ディスクにデータを書
    込みまたはヘッドの位置決めのためのボイスコイルモー
    タであることを特徴とする請求項2に記載のディジタル
    閉ループ系制御システム。
  4. 【請求項4】 前記制御対象に供給される前記制御パル
    スは、シーク時においては第1の所定幅を有し、トラッ
    クフォロー時においては前記第1の所定幅より狭い第2
    の所定幅を有することを特徴とする請求項3に記載のデ
    ィジタル閉ループ系制御システム。
  5. 【請求項5】 サーボ情報が記憶されたディスクと、 前記サーボ情報をサンプリングするごとにヘッドの位置
    を検出する位置検出手段と、 前記ヘッドを駆動するヘッド駆動モータと、 前記位置検出手段により検出された位置と予め定めた位
    置とを比較し偏差に応じて操作量を算出する算出手段
    と、 前記算出手段により算出された操作量に基づきサンプル
    ・サイクル時間Tごとにパルス高変調され、前記操作量
    に応じた高さを有しかつ所定幅αT(但し、0<α<
    1)を有する操作パルスを前記ヘッド駆動モータに出力
    する駆動手段とを備えたことを特徴とするディスク型記
    憶装置。
  6. 【請求項6】 前記ヘッド駆動手段に供給される前記制
    御パルスは、シーク時において第1の所定幅を有し、ト
    ラックフォロー時においては前記第1の所定幅より狭い
    第2の所定幅を有することを特徴とする請求項5に記載
    のディスク型記憶装置。
JP4137157A 1992-05-28 1992-05-28 ディジタル閉ループ系制御方法およびシステム、およびそのシステムを用いたディスク型記憶装置 Expired - Lifetime JP2795365B2 (ja)

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