JP2794922B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

Info

Publication number
JP2794922B2
JP2794922B2 JP2244945A JP24494590A JP2794922B2 JP 2794922 B2 JP2794922 B2 JP 2794922B2 JP 2244945 A JP2244945 A JP 2244945A JP 24494590 A JP24494590 A JP 24494590A JP 2794922 B2 JP2794922 B2 JP 2794922B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
photosensitive
exposure
light
paper
pressure
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2244945A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH04123036A (ja
Inventor
嘉之 坂
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Brother Industries Ltd filed Critical Brother Industries Ltd
Priority to JP2244945A priority Critical patent/JP2794922B2/ja
Publication of JPH04123036A publication Critical patent/JPH04123036A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2794922B2 publication Critical patent/JP2794922B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B2227/00Photographic printing apparatus
    • G03B2227/32Projection printing apparatus, e.g. enlarging apparatus, copying camera
    • G03B2227/325Microcapsule copiers

Landscapes

  • Laser Beam Printer (AREA)
  • Exposure Or Original Feeding In Electrophotography (AREA)
  • Projection-Type Copiers In General (AREA)
  • Optical Systems Of Projection Type Copiers (AREA)
  • Color Electrophotography (AREA)
  • Dot-Matrix Printers And Others (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、音響光学的光変調手段により強度変調され
たレーザー光を走査手段により走査して感光紙等の感光
記録媒体上に画像を形成する画像形成装置に関し、特
に、熱に対して脆弱な感光記録媒体上に高速に画像を形
成することのできる画像形成装置に関する。
〔従来の技術〕
従来、この種の画像形成装置としては、例えば、Firt
h et alによる「A Continuous−Tone Laser Color Prin
ter(Journal of Imaging Technology,Volume14,Number
3 June 1988)」に記載されているものが知られてい
る。この画像形成装置では、カラー画像を形成する場
合、レーザー光源から得られる3色のレーザー光を1本
の細径なビームに集光させた後、このビームを搬送され
る感光記録媒体上にポリゴンミラー等の1次元的な走査
手段で走査させて所期の画像を形成していた。そして、
画像の形成速度を高速化しようとする場合には、感光紙
の搬送速度及びビームの走査速度の高速化に伴って、レ
ーザー光の強度を大きくしていた。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、上記した従来の画像形成装置では、画
像形成速度を高速化しようとする場合、感光紙上に照射
されるレーザービームの強度が大きくなってしまうた
め、熱に対して脆弱な感光記録媒体では所期の性能を得
られないという問題があり、画像形成速度の高速化を阻
む障害となっていた。
例えば、画像形成装置の感光記録媒体として用いられ
る感光感圧性マイクロカプセル紙は特開昭58−88739号
公報に記載されている如く、光によって硬度の変化する
光硬化性樹脂、光重合開始剤及び染料前駆体を内包した
マイクロカプセルをベース紙上に被着させて構成したも
のであり、照射光による露光量に応じてマイクロカプセ
ルが硬化することにより、マイクロカプセルの硬度分布
により画像(潜像)が形成されるものである。このよう
な感光感圧性マイクロカプセル紙にあっては、その画像
形成を担うマイクロカプセルが熱に対して脆弱であるた
め、走査に伴って感光感圧性マイクロカプセル紙上の微
少範囲に集中的に照射されるレーザービームの強度を大
きくし過ぎると過度の加熱によりマイクロカプセルが脆
くなってしまう。そして、感光感圧性マイクロカプセル
紙上に形成された潜像を顕色紙等に圧接させて画像を転
写現像する際にマイクロカプセルが必要以上に破壊され
易くなって、所期の濃度の画像が得られない。
本発明は上記従来の事情に鑑みなされたもので、照射
光による熱集中を回避して、総じて強度の大きい光を用
いて画像を高速に形成することができる画像形成装置を
提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成する本発明の画像形成装置は、画像デ
ータに基づいて強度変調されたレーザー光を、搬送され
る感光記録媒体上に走査して、当該感光記録媒体を順次
露光させる走査手段を備えた画像形成装置において、前
記感光記録媒体は、複数の感光波長の光により感光され
る感光材を有しており、前記走査手段は、前記複数の感
光波長のレーザー光の夫々を、前記感光記録媒体の搬送
方向に対して夫々異なる露光位置で照射する手段であ
り、前記感光記録媒体上の前記走査手段による露光位置
と異なる位置を露光する他の露光手段を備えたことを特
徴する。
ここで、他の露光手段としては、例えば単に光を照射
して感光記録媒体を露光する形式のものの他、走査手段
と同様にレーザー光を走査して感光記録媒体を露光させ
る形式のものであってもよく、更には、これら両形式の
ものを組み合わせたものであってもよい。
〔作用〕
本発明の画像形成装置においては、走査手段で感光記
録媒体を露光すると共に、当該走査手段による感光記録
媒体上の露光位置と異なる位置を他の露光手段で露光
し、当該感光記録媒体上に照射される光を分散させてい
る。更に、前記走査手段は、前記複数の感光波長のレー
ザー光の夫々を、前記感光記録媒体の搬送方向に対して
夫々異なる露光位置で照射するので、あるレーザー光に
対しては他のレーザー光が前記他の露光手段として機能
することとなり、より一層の光の分散が図られている。
これら照射光は総じれば強度の大きな光となるが、分散
照射することにより照射光による熱集中が回避され、結
果として強度の大きな光を熱に対して脆弱な感光記録媒
体にも照射すること可能とし、画像を高速に形成するこ
とを実現している。
〔実施例〕
本発明の一実施例に係る画像形成装置を図面を参照し
て説明する。
第1図には画像形成装置の全体構成を示す。同図中の
1は画像形成装置の筐体であり、この筐体1内に以下に
説明する各部材が納められて画像形成装置を構成してい
る。カートリッジ2には感光記録媒体としての感光感圧
性マイクロカプセル紙5が納められており、この感光感
圧性マイクロカプセル紙5の先端は巻取ローラ4に巻き
取られる。カートリッジ2から巻取ローラ4への経路に
はカプセル紙送りローラ3a,3b、露光ローラ6、圧力現
像ローラ8a,8b、分離ローラ9が配設されており、これ
ら各ローラに案内されて感光感圧性マイクロカプセル紙
5はカートリッジ2から巻取ローラ4へ送られる。
感光感圧性マイクロカプセル紙5には露光ローラ6の
位置でレーザー露光ユニット100からシリンドリカルミ
ラー118を介してレーザー光124が照射されるようになっ
ている。そして、このレーザー光が後述するように画像
データに基づいて強度変調されると共に露光ローラ6の
軸方向に走査されることによって、感光感圧性マイクロ
カプセル紙5にマイクロカプセルの硬度分布による潜像
が形成される。
また、感光感圧性マイクロカプセル紙5の送り方向に
対してレーザー光124の照射位置より上流側には他の露
光手段の1つとして副露光ユニット400が設けられてい
る。この副露光ユニット400は、第2図に示すように長
尺な半円筒形のミラー401内にハロゲンランプ402を配設
した構成であり、感光感圧性マイクロカプセル紙5の幅
いっぱいに延設されている。
副露光ユニット400はハロゲンランプ402を点灯するこ
とにより感光感圧性マイクロカプセル紙5を副露光レベ
ルEOまで露光するものであり、搬送される感光感圧性マ
イクロカプセル紙5を露光ユニット100による走査露光
に先駆けて露光する。ここに、副露光レベルEOとは感光
感圧性マイクロカプセル紙5の感光特性上の特有な露光
レベルであり、第3図に示すように、副露光レベルEOま
での露光はマイクロカプセルの硬度(すなわち現像濃
度)にほとんど影響を与えない。
再び第1図において、顕色紙カセット16には顕色紙15
が収納されており、顕色紙15は半月ローラ14の回転によ
ってカセット16から1枚づつ取り出される。この取り出
された顕色紙15は顕色紙ガイド19に沿ってローラ13で送
られ、感光感圧性マイクロカプセル紙5に重ねられて圧
力現像ユニット7の圧力現像ローラ8a,8b間を通され
る。
圧力現像ローラ8a,8bは互いに圧接あるいは分離させ
ることができるように構成されており、圧接状態にある
圧力現像ローラ8a,8b間を互いに重ねられた感光感圧性
マイクロカプセル紙5と顕色紙15が通されると、マイク
ロカプセルが破壊されることによって感光感圧性マイク
ロカプセル紙5上の潜像が顕色紙15に転写現像される。
画像が転写された顕色紙15は分離ローラ9の位置で感
光感圧性マイクロカプセル紙5と分離されて熱定着ユニ
ット11へ送られる。熱定着ユニット11は電熱コイルの他
に分離ローラ9から顕色紙15を案内するガイド10及び顕
色紙15を排紙トレイ18へ搬送する搬送ベルト12を備えて
おり、分離ローラ9から搬送されてきた顕色紙15の画像
を定着させて、この顕色紙15を出力紙17として排紙トレ
イ18へ排出する。
前記したレーザー露光ユニット100を第4図に基づい
て説明する。
第4図(a)はレーザー露光ユニット100の全体構成
図である。本実施例のレーザー露光ユニット100はレー
ザー発振器101としてホロー陰極型He−Cdレーザーを備
えており、レーザー発振器101は波長が442nm(青)、53
4nm(緑)、636nm(赤)の3色のレーザー光120を発振
する。レーザー光120は順次ダイクロイックミラー102R,
102G,102Bに入射され、ダイクロイックミラー102R,102
G,102Bで順次レーザー光120の赤色成分、緑色成分、青
色成分が取り出され、それぞれ赤色レーザー光121、緑
色レーザー光122、青色レーザー光123としてレンズ103
R,103G,103Bに入射される。
赤色レーザー光121はレンズ103Rからレンズ104Rへ入
射されてそのビーム径が細く整形された後、音響光学的
光変調手段としての音響光学変調器105Rに入射される。
音響光学変調器105Rは一定の振動数の音波で励起されて
おり、外部コンピュータ等から入力される画像データに
従ってその音波をAM変調することにより、赤色レーザー
光121から1次回折光として取り出されるレーザー光の
強度を変調する。
音響光学変調器105Rで強度変調された赤色レーザー光
121は半波長板106Rに入射される。この半波長板106Rは
例えば雲母や水晶から成っており、赤色レーザー光121
の偏光面を光軸回りに回転させることができるよう、そ
の光軸回りに回転できるように設けられている。半波長
板106Rを通された赤色レーザー光121はカルサイト等の
複屈折性をもつ物質から成る偏光ビームスプリッター10
7Rに入射される。そして、半波長板106Rで偏光面を変更
された赤色レーザー光121は偏光ビームスプリッター107
Rでその特定方向の偏光成分のみが取り出されてハーフ
ミラー108Rに入射される。すなわち、調整を図る場合に
は半波長板106Rをその光軸回りに回転させることによ
り、ハーフミラー108Rに入射する赤色レーザー光121の
光量をコントロールすることができる。
ハーフミラー108Rでは入射した赤色レーザー光121の
一部を反射させて光量センサー109Rに入射させており、
この光量センサー109Rは入射光の強度を検出して音響光
学変調器105Rを駆動するAOMドライバ(後述)に入力す
る。すなわち、音響光学変調器105Rからの射出強度に応
じてAOMドライバが音響光学変調器105Rの変調度を決定
できるように構成されている。
一方、ハーフミラー108Rを透過した赤色レーザー光12
1はリレーレンズ110R、ミラー111に導かれ、ダイクロイ
ックミラーで構成されたビームコンバイナー113に入射
される。
前記した緑色レーザー光122も、赤色レーザー光121と
同様に、レンズ103Gからレンズ104G、音響光学変調器10
5G、半波長板106G、偏光ビームスプリッター107G、ハー
フミラー108G、リレーレンズ110G及び光量センサー109G
に順次導かれた所期の作用が施された後、ビームコンバ
イナー113に入射される。そして、緑色レーザー光122と
赤色レーザー光121とはビームコンバイナー113でその射
出方向が互いに一致させられてダイクロイックミラーで
構成されたビームコンバイナー114に入射される。
また、前記した青色レーザー光123も、赤色レーザー
光121と同様に、レンズ103Bからレンズ104B、音響光学
変調器105B、半波長板106B、偏光ビームスプリッター10
7B、ハーフミラー108B、リレーレンズ110B及び光量セン
サー109Bに順次導かれて所期の作用が施された後、ミラ
ー112を介してビームコンバイナー114に入射される。そ
して、青色レーザー光123は緑色レーザー光122及び赤色
レーザー光121とビームコンバイナー114でその射出方向
が互いに略一致させられて3色のレーザー光121,122,12
3を含むレーザー光124が形成される。
ここで、3色のレーザー光121,122,123の一致の程度
は、感光感圧性マイクロカプセル紙5の送り方向では第
4図(b)に示すように各レーザー光121,122,123が感
光感圧性マイクロカプセル紙5上で等間隔となり、且
つ、その間隔が形成画像の走査線の整数倍となるように
してある。尚、本実施例では、感光感圧性マイクロカプ
セル紙5の送り方向上流側より赤色レーザー光121、緑
色レーザー光122、青色レーザー光123の順に設定されて
いる。
各色のレーザー光121,122,123からなるレーザー光124
は集束レンズ115に入射され、レーザー光124による画像
が露光ローラ6上の感光感圧性マイクロカプセル紙5上
に結像するように集束される。集束レンズ115から射出
されたレーザー光124は、更に、シリンドリカルレンズ1
16によってポリゴンミラー117の回転軸方向にのみ集束
されて、ポリゴンミラー117に入射される。ポリゴンミ
ラー117はモータにより回転してレーザー光124を露光ロ
ーラ6の軸方向へ走査するものであり、第4図(b)及
び(c)に示すように、ポリゴンミラー117で反射され
たレーザー光124はシリンドリカルミラー118で直角に反
射されて露光ローラ6上の感光感圧性マイクロカプセル
紙5上に照射される。
ここで、前述したように、レーザー光124に含まれる
各色のレーザー光121,122,123は互いに間隔をもってい
るため、上記の走査露光は各色のレーザー光121,122,12
3が分散照射された状態でなされる。すなわち、これら
各色のレーザー光の内に或るレーザー光に対して他のレ
ーザー光は感光感圧性マイクロカプセル紙5上異なる位
置を走査露光しており、この他のレーザー光を照射させ
ている露光ユニット100の光学系は副露光ユニット400と
は別な他の露光手段をも構成している。
尚、レーザー光124は感光感圧性マイクロカプセル紙
5上でビーム径変化が少ないようにリレーレンズ110R,1
10G,110B、集束レンズ115、シリンドリカルレンズ116、
シリンドリカルミラー118によってビームウエストが形
成されている。このウエストサイズは走行方向(露光ロ
ーラ6の軸方向)では画像の分散能を落とさない程度に
十分小さくなるように、且つ、レーザー光124に含まれ
る各色のレーザー光間でそのサイズが異ならないように
リレーレンズ110R,110G,110Bの焦点距離及び位置が調整
されている。さらに、走査方向に直角な方向では隣合う
走査線間でビームが重なり過ぎず、且つ、走査線間の間
隔が開いて画像に走査線が目だたないようにシリンドリ
カルレンズ116及びシリンドリカルミラー118の焦点距離
及び位置が調整されている。また、シリンドリカルレン
ズ116及びシリンドリカルミラー118はポリゴンミラー11
7の隣接する反射面間での倒れ角の差の補正も行うよう
選択されている。
第4図(b)及び(c)に示すように、走査線の延長
線上(露光ローラ6の側部)には光検出ユニット200が
設けられており、レーザー光124が入射されるとこれを
検出して検出信号を出力するようになっている。この光
検出ユニット200は、第5図に示すように、仕切りによ
って3室に分割された筐体205を有し、この筐体205の各
室内に赤色、緑色、青色の各々の光に感光感度を有する
フォトトランジスター203R,203G,203Bを納めたものであ
る。そして、筐体205の上面には各フォトトランジスタ
ー203R,203G,203Bに対応したスリット201R,201G,201Bが
形成されている。また、これらスリット201R,201G,201B
とフォトトランジスター203R,203G,203Bとの間には赤色
成分のみ透過させる赤色フィルター202R、緑色成分のみ
透過させる緑色フィルター202G、青色成分のみ透過させ
る青色フィルター202Bがそれぞれ設けられている。ここ
で、上記スリット201R,201G,201Bの間隔はレーザー光12
4に含まれるレーザー光121,122,123の間隔に等しく設定
されている。
この光検出ユニット200は露光ローラ6の側部におい
て上面から照射されるレーザー光124が同図中の手前か
ら向こう側へ走査されるように配設されており、レーザ
ー光124が照射されると、各スリット201R,201G,201Bで
それぞれレーザー光121,122,123のビームを整形して透
過させ、各フィルター202R,202G,202Bを透過した各色の
光を各フォトトランジスター203R,203G,203Bが受光して
検出する。これらフォトトランジスター203R,203G,203B
による検出信号は走査開始タイミングを得るためのもの
であり、後述する画像形成装置のコントロール部に入力
されて画像形成の制御に供せられる。
第6図には中央演算処理装置(CPU)を中心とした画
像形成装置のコントロール部の構成を示す。
コントロール部は外部コンピュータと外部インターフ
ェイスバス305で結ばれたインターフェイス回路301を有
している。そして、コントロール部を構成するCPU302、
赤色データメモリ304R、緑色データメモリ304G、青色デ
ータメモリ304Bはインターフェイス回路301と内部バス3
03で結ばれている。各データメモリ304R,304G,304Bには
外部コンピュータから入力される画像データに基づいて
それぞれ赤色、緑色、青色の色データが記憶される。そ
して、CPU302による制御及びフォトトランジスター203
R,203G,203Bからの信号入力を読出コントローラ320が受
けることにより、各データメモリ304R,304G,304Bの色デ
ータが読出コントローラ320で順次読み出されてAOMドラ
イバ340に入力される。そして、AOMドライバ340は入力
された色データ及び光量センサー109R,109G,109Bからの
信号入力に基づいて音響光学変調器105R,105G,105Bをそ
れぞれ駆動する。
尚、CPU302は機構制御回路306にも接続されており、
ポリゴンミラー117を駆動するポリゴンミラーモータ、
巻取ローラ4を駆動するモータ、半月ローラ14を駆動す
るモータ、熱定着ユニット11等といった画像形成装置を
構成する種々の機構系の制御も行っている。
上記した読出コントローラ320をその回路構成を示す
第7図及びその動作を示す第8図を参照して更に詳しく
説明する。
第7図に示すように、読出コントローラ320はフォト
トランジスター203R,203G,203Bからの信号入力を波形整
形する整形回路321、整形回路321からの出力信号に所定
の遅延を与える可変遅延回路322、可変遅延回路322によ
る遅延量を制御する遅延量コントロール回路323、CPU30
2による制御の下に整形回路321からの出力信号及びポリ
ゴンミラーモータからの信号を受けて所定の読出シーク
エンスを発生する読出シークエンス発生回路324、読出
シークエンス発生回路324に制御クロックを入力するク
ロック回路325、読出シークエンスに基づいてデータメ
モリ304R,304G,304Bから読み出された色データを保持す
るラッチ回路326、ラッチ回路326から入力される色デー
タ及び読出シークエンス発生回路324からの制御信号に
基づいてAOMドライバ340へ駆動信号を出力するD/Aコン
バータ327を有している。
上記構成の読出コントローラ320によれば、走査開始
時にポリゴンミラーモータから発せられるパルス信号
(第8図(a))が入力されると、この信号入力と同時
に読出シークエンス発生回路324が指令を出してD/Aコン
バータ327に最大値(第8図(e))を出力させ、AOMド
ライバ340を介して音響光学変調器105R,105G,105Bから
射出されるレーザー光強度を最大にさせる。そして、微
少時間の後、ポリゴンミラー117の回転によりレーザー
光124がフォトトランジスター203R,203G,203Bに入射
し、フォトトランジスター203R,203G,203Bから検出信号
が発せられると、この検出信号は波形整形されて(第8
図(c))読出シークエンス発生回路324に入力され
る。この検出信号が入力されると同時に、読出シークエ
ンス発生回路324が指令を出してD/Aコンバータ327に最
小値(第8図(e))を出力させ、AOMドライバ340を介
して音響光学変調器105R,105G,105Bから射出されるレー
ザー光強度を最小にさせる。一方、波形整形された検出
パルス信号は可変遅延回路322にも入力され、この検出
パルス信号は遅延量コントロール回路323で決定される
所定の遅延量tdだけ遅れて(第8図(d))読出シーク
エンス発生回路324に入力される。この遅延信号の入力
と同時に、読出シークエンス発生回路324はデータメモ
リ304R,304G,304Bの色データをクロック回路325からの
クロックに従って順次読み出させ、色データをラッチ回
路326を介してD/Aコンバータ327に入力させる。この色
データの出力時間をtrとすると、第8図(e)に示すよ
うに、画像データに基づく色データに応じた出力値がD/
Aコンバータ327から得られる。
前記したAOMドライバ340をその回路構成を示す第9図
を参照して更に詳しく説明する。
AOMドライバ340は読出コントローラ320からの出力信
号と光量センサー109R,109G,109Bからの出力信号とが入
力される差動アンプ341、差動アンプ341から出力される
変調信号が入力されるフィルタ342、フィルタ342からの
出力が入力される乗算器344、乗算器344に搬送波を出力
する発振器343、乗算器344からの出力に応じて音響光学
変調器105R,105G,105Bを駆動するドライバ回路345を有
している。
上記構成のAOMドライバ340によれば、読出コントロー
ラ320の出力信号は、差動アンプ341で光量センサ109R,1
09G,109Bの出力信号値を減算された後、フィルタ342で
補償されて乗算器344に変調信号として入力される。そ
して、この変調信号により乗算器344において発振器343
から入力される搬送波が変調され、AM変調波がドライバ
回路345に入力される。このAM変調波はドライバ回路345
で増幅され、音響光学変調器105R,105G,105Bの圧電素子
を駆動する。すなわち、圧電素子の駆動により音響光学
変調器105R,105G,105Bの音響光学媒体(テルライトガラ
ス等)にAM変調波信号に応じた屈折率分布が発生し、こ
の音響光学媒体を透過するレーザー光121,122,123を回
折させる。前述のように、この回折光の内の1次回折光
を画像形成用に用いており、この画像形成用の回折光12
4の強度はフィルタ342から出力される変調信号(すなわ
ち、画像データに応じて読出コントローラ320から入力
される色データ信号)にほぼ比例したものとなり、感光
感圧性マイクロカプセル紙5上に所期の潜像が形成され
る。
尚、本実施例では、音響光学変調器105R,105G,105Bか
らの射出光強度を光量センサ109R,109G,109Bで検出し、
その検出強度をフィードバックしてAOMドライバ340への
入力信号と比較し、これらの差で音響光学変調器105R,1
05G,105Bを駆動する負帰還を構成しているので、音響光
学変調器105R,105G,105Bに入射されるレーザー光にノイ
ズが含まれていても、このノイズが露光レーザー光124
に現れてしまう事態を防止している。
次に、上述した画像形成装置の全体の動作を説明す
る。
外部コンピュータからの指令に従ってCPU302は画像デ
ータを各色毎の色データとしてそれぞれ赤色データメモ
リ304R、緑色データメモリ304G、青色データメモリ304B
に記憶させる。そして、外部コンピュータから出力指令
が入力されると、CPU302は画像形成装置の各部に指令を
出して第10図に示すフローチャートに沿った動作をさせ
る。
まず、CPU302は機構制御回路306に指令を出して、感
光感圧性マイクロカプセル紙5をカートリッジ2から巻
取ローラ4へ一定速度で送らせる(ステップS1)。
次いで、CPU302は副露光ユニット400のハロゲンラン
プ402を点灯させて(ステップS2)、露光ローラ6上へ
送られる感光感圧性マイクロカプセル紙5を副露光レベ
ルEOまで露光させる。
次いで、感光感圧性マイクロカプセル紙5の送り方向
に対する各色のレーザー光121,122,123の並びに従っ
て、CPU302は読出コントローラ320に指令を出して、赤
色データメモリ304Rに記憶されているデータをAOMドラ
イバ340へ読み出させる。そして、この色データに応じ
て音響光学変調器105Rにより強度変調された赤色レーザ
ー光121をポリゴンミラー117で走査して、露光ローラ6
上の感光感圧性マイクロカプセル紙5に1ライン分の露
光を行わせる(ステップS3)。そして、赤色レーザー光
121によるライン走査を続け、緑色レーザー光122との間
隔分の露光がなされたところから(ステップS4)、緑色
データメモリ304Gに記憶されているデータをAOMドライ
バ340へ読み出させ、上記と同様に緑色レーザー光122に
よるライン走査露光を開始させる(ステップS5)。さら
に、赤色レーザー光121と緑色レーザー光122とのライン
走査露光を続けさせ、上記と同様なタイミングで青色レ
ーザー光123によるライン走査露光も開始させる(ステ
ップS6,S7)。そして、画像の縦横比が正しくなる速度
で感光感圧性マイクロカプセル紙5が送られている状態
で、1画面分の露光を感光感圧性マイクロカプセル紙5
上に行わせる(ステップS8)。尚、各色レーザー光121,
122,123の間隔を走査線間隔の整数倍に設定してあるた
め、形成画像に色ずれは生じない。
ここで、この走査露光に際して、既に感光感圧性マイ
クロカプセル紙5は副露光ユニット400により副露光レ
ベルEOまで露光されているため、走査レービー光124(1
21,122,123)の強度を小さく抑えることができ、感光感
圧性マイクロカプセル紙5への熱集中を回避することが
できる。また更に、走査露光は各色のレーザー光121,12
2,123の位置をずらせて行っているため、これによって
も感光感圧性マイクロカプセル紙5への熱集中を回避す
ることができる。
上記の走査露光によって感光感圧性マイクロカプセル
紙5上の光が照射された部分のマイクロカプセルは露光
量に応じて硬化し、光が照射されない部分のマイクロカ
プセルは未硬化のままとなり、マイクロカプセル紙5上
にマイクロカプセルの硬度分布によるカラー画像の潜像
が形成される。
次いで、CPU302は送りローラ3a,3b及び巻取ローラ4
を駆動して感光感圧性マイクロカプセル紙5を更に送
り、形成された潜像の先端が圧力現像ローラ8a,8bの手
前の所定位置に達したときに、送りローラ13及び半月ロ
ーラ14を駆動して顕色紙15を前記所定位置に送る(ステ
ップS9)。そして、顕色紙15を感光感圧性マイクロカプ
セル紙5の潜像上に徐々に重ねさせると共に、圧力現像
ローラ8a,8bを互いに圧接させ、重なり合った感光感圧
性マイクロカプセル紙5と顕色紙15とを1画像分送り、
圧力現像ローラ8a,8b間を通過させる(ステップS10)。
これにより、感光感圧性マイクロカプセル紙5の露光面
と顕色紙15の顕色剤塗布面とが圧接され、硬化したマイ
クロカプセルは破壊されず、未硬化のマイクロカプセル
は破壊されて顕色剤と反応し、顕色紙15上に感光感圧性
マイクロカプセル紙5からカラー画像が転写現像され
る。
次いで、CPU302は送りローラ3a,3b及び巻取ローラ4
を停止させて感光感圧性マイクロカプセル紙5の送りを
停止させると共に、圧力現像ローラ8a,8bを互いに離隔
させる(ステップS11)。
次いで、CPU302はガイド10により送られてきた顕色紙
15を搬送ベルト12で熱定着ユニット11内に搬入し、顕色
紙15に転写されたカラー画像を熱圧着させた後に出力紙
17として排紙トレイ18に排出する(ステップS12)。
ここで、上記したレーザー光124の走査において3色
のレーザー光の間隔や走査開始位置にずれが生じてしま
って、画像が劣化してしまっている場合には、次のよう
にして調整することができる。まず、遅延量コントロー
ル回路323の設定値をほぼ中央値に設定して可変遅延回
路322の遅延量を可変量の中央値に設定する。つぎに、
3色のレーザー光121,122,123をすべてオンとして、こ
れら3色のレーザー光が感光感圧性マイクロカプセル紙
5上で所定の間隔をもって集束するように露光ユニット
100を構成する光学系を調整することにより、3色のレ
ーザー光の間隔を補正する。更に、遅延量コントロール
回路323により可変遅延回路322の遅延量を調整して走査
開始位置を補正する。
尚、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、
種々の応用が可能であり、例えば、感光感圧性マイクロ
カプセル紙の代わりに銀塩フィルムを用いてこれに直接
画像を形成させる状態としたり、或いはレーザーディス
プレイ装置に応用することもできる。また、光検出ユニ
ット200には光ファイバーを用いてレーザー光をフォト
トランジスタに導いてもよい。さらに、露光ユニット10
0にはポリゴンミラーを3種類設けて各色のレーザー光
を別々に走査するようにしてもよい。その場合、各波長
に応じたfθレンズを用いて、走査の直線性および走査
効率の向上を図ることが好ましい。
〔発明の効果〕
本発明の画像形成装置によれば、感光体上に光を分散
させて照射させる露光手段を設けると共に、複数の感光
波長のレーザー光の夫々を、感光体の搬送方向に対して
夫々異なる露光位置で照射する走査手段を設けたため、
照射光による感光体の熱集中を回避することができ、熱
に対して脆弱な感光体を用いても、総じて強度の大きい
光により画像を高速に形成することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例に係る画像形成装置の全体構
成図、第2図は副露光ユニットの斜視図、第3図は感光
感圧性マイクロカプセル紙の感光特性図、第4図(a)
は露光ユニットの全体構成図、第4図(b)は露光ユニ
ットと露光ローラ部分を示す側面図、第4図(c)は露
光ユニットと露光ローラ部分を示す正面図、第5図は光
検出ユニットを示す断面図、第6図はコントロール部の
構成を示すブロック図、第7図は読出コントローラの構
成を示すブロック図、第8図は読出コントローラの動作
波形図、第9図はAOMドライバの構成を示すブロック
図、第10図は画像形成装置の動作を説明するフローチャ
ートである。 5……感光感圧性マイクロカプセル紙、 117……ポリゴンミラー、 100……レーザー光露光ユニット、 400……副露光ユニット。
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G03B 27/32 G03B 27/50 G03B 27/52

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】画像データに基づいて強度変調されたレー
    ザー光を、搬送される感光記録媒体上に走査して、当該
    感光記録媒体を順次露光させる走査手段を備えた画像形
    成装置において、 前記感光記録媒体は、複数の感光波長の光により感光さ
    れる感光材を有しており、 前記走査手段は、前記複数の感光波長のレーザー光の夫
    々を、前記感光記録媒体の搬送方向に対して夫々異なる
    露光位置で照射する手段であり、 前記感光記録媒体上の前記走査手段による露光位置と異
    なる位置を露光する他の露光手段を備えた、 ことを特徴する画像形成装置。
JP2244945A 1990-09-14 1990-09-14 画像形成装置 Expired - Lifetime JP2794922B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2244945A JP2794922B2 (ja) 1990-09-14 1990-09-14 画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2244945A JP2794922B2 (ja) 1990-09-14 1990-09-14 画像形成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04123036A JPH04123036A (ja) 1992-04-23
JP2794922B2 true JP2794922B2 (ja) 1998-09-10

Family

ID=17126300

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2244945A Expired - Lifetime JP2794922B2 (ja) 1990-09-14 1990-09-14 画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2794922B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4623350B2 (ja) * 2001-05-28 2011-02-02 ノーリツ鋼機株式会社 露光装置

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5730855A (en) * 1980-07-31 1982-02-19 Fujitsu Ltd Exposure correcting system
JPH02100247A (ja) * 1988-10-07 1990-04-12 Matsushita Electric Ind Co Ltd 画像表示装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH04123036A (ja) 1992-04-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5014075A (en) Multibeam recorder using mirror reflected parallel scan lines
US5151714A (en) Color image recording apparatus
US5398052A (en) Image forming apparatus using overlapping light beams
JP2794922B2 (ja) 画像形成装置
US5126756A (en) Image forming device
US5274398A (en) Image forming device
JP2006058677A (ja) 走査露光装置
JPH04123034A (ja) 画像形成装置
JPH04123035A (ja) 画像形成装置
JPH04123038A (ja) 画像形成装置
JPH0245169A (ja) レーザ走査装置
JP2002006246A (ja) 画像露光装置及び画像露光装置を備えた写真処理装置
JP2006053438A (ja) 走査露光装置
JPH0527187A (ja) 露光走査装置
JPH04123037A (ja) 画像形成装置
JP3519155B2 (ja) 露光装置
JPS6313467A (ja) レ−ザ走査型画像形成装置
JP2008209687A (ja) レーザ出力調整方法
JP2003195203A (ja) 半導体レーザ光学系
JPS62128277A (ja) 熱転写式レ−ザビ−ムプリンタ
JP3033241B2 (ja) 画像記録装置
JP2516176Y2 (ja) カラー走査露光装置
JPH01114835A (ja) 露光装置
JPH11170609A (ja) 画像記録装置
JP2002311370A (ja) 走査光学装置およびこれを備えた写真処理装置