JP3519155B2 - 露光装置 - Google Patents

露光装置

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JP3519155B2
JP3519155B2 JP03120795A JP3120795A JP3519155B2 JP 3519155 B2 JP3519155 B2 JP 3519155B2 JP 03120795 A JP03120795 A JP 03120795A JP 3120795 A JP3120795 A JP 3120795A JP 3519155 B2 JP3519155 B2 JP 3519155B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、露光装置に係り、より
詳しくは、光源から発せられた光ビームを主走査し、前
記光ビームと露光される感光材料とを相対的に移動させ
て副走査して感光材料を露光する露光装置に関する。 【0002】 【従来の技術】ポリゴンミラー等の回転する偏向器を用
いて感光材料を走査露光する露光装置では、記録する情
報や画像に対応するように光源である半導体レーザの発
光時間及び発光強度を制御し、半導体レーザから発生し
た光ビームをポリゴンミラーで主走査方向に偏向させな
がら、感光材料を露光させて、情報の記録や画像の形成
を行っている。 【0003】このような露光装置の内の例えば、フルカ
ラーデジタルプリンタ等においては、色ずれによる画質
低下防止の観点から、各色の副走査方向に沿った光ビー
ムのスポット位置を一致させていたが、これに伴い、ポ
リゴンミラーの面倒れ等によって生じる副走査方向のピ
ッチむらである副走査ピッチむらの視認性が高くなり、
感光材料上に出力される画像の画質が低下するという欠
点があった。 【0004】また、これに伴って、露光装置の副走査ピ
ッチずれの仕様を厳しくしなければならず、結果とし
て、露光装置の製造コストが増大していた。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記事実に
鑑み成されたもので、副走査ピッチむらの視認性を下げ
て出力される画像の画質を向上し、さらには装置の低コ
スト化を図り得る露光装置を提供することを目的とす
る。 【0006】 【課題を解決するための手段】請求項1記載の露光装置
は、複数の光源からそれぞれ発せられた光ビームを複数
の反射面を有する偏向器で反射させてそれぞれ偏向し、
主走査方向に沿って感光材料上へ走査させると共に、主
走査方向と直交する副走査方向に沿って、前記感光材料
を移動させて、前記感光材料上に画像を形成する露光装
置であって、前記偏向器の同一の前記反射面で反射され
前記複数の光源からの光ビームの前記感光材料上への
照射位置が、副走査方向に沿って各光ビーム間で相互に
異なり、光ビームの副走査間隔をLとし、偏向器の反射
面の面数をnp とし、mを自然数としたときに、相互に
異なる前記光源から同時に照射される各光ビーム相互間
の副走査方向に沿った前記感光材料上への照射位置間隔
dが、 m・L≦d≦m・(np −1)・L の式で求められる範囲であり、前記光ビーム毎に前記偏
向器の異なる前記反射面で偏向された複数の前記光ビー
ムのビームスポット位置を同一とし、副走査ピッチむら
の空間周波数を高くしたことを特徴とする。 【0007】 【作用】請求項1記載の露光装置の作用を以下に説明す
る。 【0008】複数の光源によりそれぞれ発生された光ビ
ームは、それぞれ偏向器で偏向されて、主走査方向に沿
って走査させつつ感光材料側に送られる。これに伴って
感光材料に対して複数の光源からの光ビームがそれぞれ
主走査方向と直交する副走査方向に相対的に移動され、
感光材料上に画像が形成される。 【0009】この際、主走査方向と直交する方向となる
副走査方向に沿って、各光源からの光ビームの照射位置
が、各光ビーム間で相互に異なり、相互に異なる光源か
ら同時に照射される光ビーム相互間の副走査方向に沿っ
た感光材料上への照射位置間隔dが、m・L≦d≦m・
(np −1)・Lの範囲とされる。 【0010】但し、光ビームの副走査間隔をLとし、偏
向器の反射面の面数をnp とし、mを自然数とする。 【0011】従って、感光材料上への照射位置間隔d
が、m・L以上であってm・(np −1)・L以下の範
囲の値を採り、副走査ピッチむらの空間周波数が、各光
源からの光ビームの照射位置が揃っている場合に対して
高くなる。各光源ごとに異なる反射面で反射された複数
の光ビームが同一のビームスポット位置を照射するの
で、走査線ごとの副走査ピッチむらの空間周波数が高く
なることにより、副走査ピッチむらの視認性が下がり、
感光材料上に出力される画像の画質が向上する。 【0012】また、これに伴って、露光装置の副走査ピ
ッチずれの仕様を緩和することができ、露光装置のコス
トダウンを図ることができる。 【0013】 【実施例】本発明の実施例に用いられる感光材料をまず
詳細に説明する。 【0014】本発明の露光装置おいて使用することので
きる感光材料としては、像様露光して得られた潜像を所
定の顕像化処理を行って可視像を得ることができるもの
であればどの様なものであっても良い。 【0015】例えば、従来型のカラー写真感光材料(ネ
ガフィルム、リバーサルフィルム、カラー印画紙等)、
カラー拡散転写感光材料、カラー熱現像感光材料あるい
はカラー感光感圧性材料等が挙げられる。 【0016】原画としてポジ原稿を用いポジ画像を記録
する場合には、上記各々の感光材料につき所謂ポジ−ポ
ジタイプの感光材料を用い、ネガ原稿を用いポジ画像を
記録する場合には、所謂ネガ−ポジタイプの感光材料を
用いることができる。 【0017】ポジ−ポジタイプの感光材料としては、直
接ポジ乳剤を用いたカラー感光材料として、例えば特開
昭63−106656号、カラーリバーサルフィルムと
して、例えば特開平4−366836号、カラー拡散転
写感光材料として、例えば特開平5−323550号、
カラー熱現像感光材料として、例えば特開平5−939
94号、特開平6−161070号、特開平6−289
555号、カラー感光感圧性材料として、例えば特開昭
61−278849号、等に各々記載されたものを用い
ることができる。 【0018】ネガ−ポジタイプの感光材料としては、カ
ラー熱現像感光材料として、例えば、特開平5−181
246号、特開平6−242546号、等に記載された
ものを用いることができる。 【0019】以下、本発明の実施例を図面を参照して詳
細に説明する。図1には、本実施例の露光装置38が内
蔵された画像記録装置10の概略全体構成図が示されて
いる。また図2には、この画像記録装置10の外観図が
示されている。 【0020】画像記録装置10は、図2に示すように、
全体として箱型に構成されており、機台12には、前面
扉13、側面扉15が取り付けられている。各扉を開放
することにより機台12内を露出状態とすることができ
る。 【0021】図1に示される如く、画像記録装置10の
機台12内には感材マガジン14が配置されており、熱
現像感光材料16がロール状に巻取られて収納されてい
る。この熱現像感光材料16は、感光(露光)面が装置
の下方へ向いて巻き取られている。 【0022】尚、この熱現像感光材料は、基本的には支
持体上に感光性ハロゲン化銀、還元剤、バインダー、お
よび色素供与性化合物(還元剤が兼ねる場合もある)を
有するものであり、更に必要に応じて有機金属塩酸化剤
などを含有させることができる。 【0023】上記、熱現像感光材料は露光に対してネガ
の画像を与えるものでも、ポジの画像を与えるものでも
よい。ポジの画像を与える方式にはハロゲン化銀乳剤と
して直接ポジ乳剤(造核剤を用いる方式、光かぶらせ方
式の2種がある)を用いる方式、ポジ状に拡散性の色素
像を放出する色素供与性化合物を用いる方式のいずれも
が採用できる。 【0024】ポジの画像を与える方式の熱現像感光材料
としては、例えば、特開平6−161070号、特開平
6−289555号等に記載されたものが、また、ネガ
の画像を与える方式の熱現像感光材料としては、例え
ば、特開平5−181246号、特開平6−24254
6号等に記載されたものを用いることができる。 【0025】感材マガジン14の感光材料取出し口近傍
には、ニツプローラ18およびカッタ20が配置されて
おり、感材マガジン14から熱現像感光材料16を所定
長さ引き出した後に切断することができる。 【0026】カッタ20の側方には、複数の搬送ローラ
19、21、23、24、26、及びガイド板27が配
置されており、所定長さに切断された熱現像感光材料1
6を露光部22へ搬送することができる。 【0027】露光部22は搬送ローラ23と搬送ローラ
24との間に位置しており、これらの搬送ローラ間が露
光部(露光点)とされて熱現像感光材料16が通過する
ようになっている。この為、これら搬送ローラ23及び
搬送ローラ24によって熱現像感光材料16が副走査方
向に沿って搬送されることになる。 【0028】露光部22の直上には露光装置38が設け
られている。図3及び図4に示される如く、露光装置3
8には、シアン発色用の光源としての半導体レーザ25
8C(発光波長750nm)、マゼンタ発色用の光源とし
ての半導体レーザ258M(発光波長680nm)及び、
イエロー発色用の光源としての半導体レーザ258Y
(発光波長810nm)が、それぞれ配設されている。 【0029】これら半導体レーザ258C、258M、
258Yの射出側近傍には、各半導体レーザ258C、
258M、258Yから照射された光ビームを平行光線
とするコリメータレンズ260がそれぞれ設けられてい
る。コリメータレンズ260で平行光線となった各光ビ
ームは、シリンドリカルレンズ263を介して反射ミラ
ー262に入射し、反射ミラー262で反射され、各光
ビームが合成されて、偏向器としての多面鏡であるポリ
ゴンミラー264へ入射されるようになっている。な
お、シリンドリカルレンズ263は、ポリゴンミラー2
64の各反射面268の面倒れを補正する役割を有す
る。 【0030】また、ポリゴンミー264は、反射面26
8を6面有すると共に、軸266を中心に図示しないモ
ータで高速回転されており、各反射面268への光ビー
ムの入射角を連続的に変化させ偏向する役目を有してい
る。つまり、ポリゴンミラー264は、光ビームをそれ
ぞれ偏向して主走査方向に沿って走査させつつ熱現像感
光材料16側に送るようになっている。なお、本実施例
では、ポリゴンミラー264の回転数を毎秒125回転
としている。 【0031】ポリゴンミラー264によって主走査され
た光ビームは、凹平レンズ275、平凸レンズ276及
び凹凸レンズ277で構成されたFθレンズを含む結像
手段としての結像光学系270を介して、反射ミラー2
72、274で反射され、前記露光部22へ至るように
なっている。なお、反射ミラー274は、反射ミラー2
72で反射された光ビームが鉛直下向きに反射するよう
に、所定の角度で傾いている。 【0032】以上より、露光部22では、熱現像感光材
料16が搬送ローラ23、24により副走査されなが
ら、光ビームの主走査が繰り返され、1画像分の記録が
なされることになる。 【0033】すなわち、ポリゴンミラー264は毎秒1
25回転の高速回転で回転して光ビームが主走査され、
副走査間隔Lが例えば15.875μmとなるように、
熱現像感光材料16が搬送ローラ23、24により副走
査される。 【0034】各半導体レーザ258C、258M、25
8Yから照射された光ビームは、熱現像感光材料16上
に照射されるが、熱現像感光材料16上において、図5
に示すように、マゼンタを発色させるための光ビームM
とシアンを発色させるための光ビームCとの間のビーム
スポット間隔は、副走査方向に沿って相互に副走査間隔
Lの2倍の31.75μm離れている。また、シアンを
発色させるための光ビームCとイエローを発色させるた
めの光ビームYとの間のビームスポット間隔は、副走査
方向に沿って相互に31.75μm離れている。この
為、マゼンタを発色させるための光ビームMとイエロー
を発色させるための光ビームYとの間のビームスポット
間隔は、副走査方向に沿って相互に63.5μm離れて
いる。 【0035】つまり、主走査方向と直交する方向となる
副走査方向に沿って、各半導体レーザ258C、258
M、258Yからの光ビームの照射位置であるビームス
ポット位置が、各光ビーム間で相互に異なっている。そ
して、3つの半導体レーザ258C、258M、258
Yから同時に照射される光ビーム相互間の副走査方向に
沿った照射位置間隔dが、m・L≦d≦m・(np −
1)・Lの式に、本実施例の仕様を代入した、1×1
5.875≦d≦1×5×15.875の範囲に合致す
るようにされている。 【0036】但し、光ビームの副走査間隔をLとし、ポ
リゴンミラー264の反射面268の面数をnp とし、
mを自然数とする。そしてこの場合、np =6、m=1
とする。 【0037】以上より、照射位置間隔dは、15.87
5μm以上であって79.375μm以下の範囲とな
り、上記のビームスポット間隔の値に合致することにな
る。 【0038】一方、露光量の制御は、各半導体レーザ2
58C、258M、258Yから出力されるパルス信号
のパルス幅をパルス幅変調して変えることによって行っ
ている。 【0039】すなわち、予め1主走査分の画素数に合わ
せて半導体レーザ258C、258M、258Yからの
出力を所定の周波数(f0 )としておき、その1パルス
づつを各画素に対応させる。この1パルス毎にパルス幅
を変更することによって、各画素毎の露光量を制御する
ことができる。この露光量は、図8に示すような制御装
置206に入力される画像信号に基づいて演算される。 【0040】他方、図1に示される如く、露光部22の
側方にはスイッチバック部40が設けられており、ま
た、露光部22の下方には水塗布部62が設けられてい
る。感材マガジン14の側方を上昇し露光部22にて露
光された熱現像感光材料16は、一旦スイッチバック部
40へ送り込まれた後に、搬送ローラ26の逆回転によ
って、露光部22の下方に設けられた搬送経路を経て水
塗布部62へ送り込まれる構成である。水塗布部62に
は複数のパイプが連結されて水を供給できるようになっ
ている。水塗布部62の側方には熱現像転写部104が
配置されており、水塗布された熱現像感光材料16が送
り込まれるようになっている。 【0041】尚、この水はいわゆる純水に限らず、広く
慣習的に使われている意味での水を含む。また、純水と
メタノール、DMF、アセトン、ジイソブチルケトンな
どの低沸点溶媒との混合溶媒でもよい。 【0042】さらに、画像形成促進剤、カブリ防止剤、
現像停止剤、親水性熱溶剤等を含有させた溶液でもよ
い。 【0043】一方、感材マガジン14の側方の機台12
には受材マガジン106が配置されており、受像材料1
08がロール状に巻取られて収納されている。受像材料
108の画像形成面には媒染剤を有する色素固定材料が
塗布されており、この画像形成面が装置の上方へ向いて
巻き取られている。 【0044】受材マガジン106は、感材マガジン14
と同様に、胴部とこの胴部の両端部に固定された一対の
側枠部から構成されており、機台12の前面側(図1紙
面手前側すなわち巻取られた受像材料108の幅方向)
へ引出し可能となっている。 【0045】受材マガジン106の受像材料取出し口近
傍には、ニップローラ110が配置されており、受材マ
ガジン106から受像材料108を引き出すと共にその
ニップを解除することができる。ニップローラ110の
側方にはカッタ112が配置されている。 【0046】カッタ112の側方には、感材マガジン1
4の側方に位置する受像材料搬送部180が設けられて
いる。受像材料搬送部180には、搬送ローラ186、
190、114、及びガイド板182が配置されてお
り、所定長さに切断された受像材料108を熱現像転写
部104へ搬送できる。 【0047】熱現像転写部104へ搬送される熱現像感
光材料16は、貼り合わせローラ120と加熱ドラム1
16との間に送り込まれ、また、受像材料108は熱現
像感光材料16の搬送に同期し、熱現像感光材料16が
所定長さ先行した状態で貼り合わせローラ120と加熱
ドラム116との間に送り込まれて重ね合わせられるよ
うになっている。 加熱ドラム116の内部には、一対
のハロゲンランプ132A、132Bが配置され、加熱
ドラム116の表面を昇温できるようになっている。 【0048】無端圧接ベルト118は、5本の巻き掛け
ローラ134、、135、136、138、140に巻
き掛けられており、巻き掛けローラ134と巻き掛けロ
ーラ140との間の無端状外側が加熱ドラム116の外
周に圧接されている。 【0049】無端圧接ベルト118の材料供給方向下流
側の加熱ドラム116下部には、屈曲案内ローラ142
が配置されている。屈曲案内ローラ142の材料供給方
向下流側の加熱ドラム116下部には、剥離爪154が
軸によって回動可能に軸支されている。 【0050】剥離爪154によって剥離された熱現像感
光材料16は、屈曲案内ローラ142に巻き掛けられ、
廃棄感光材料収容箱178へ集積される。 【0051】屈曲案内ローラ142の側方の加熱ドラム
116近傍には、剥離ローラ174及び剥離爪176が
配置されている。剥離ローラ174および剥離爪176
の下方には受材ガイド170が配置されると共に、受材
排出ローラ172、173、175が配置されており、
剥離ローラ174および剥離爪176によって加熱ドラ
ム116から剥離された受像材料108を案内搬送する
ことができる。 【0052】剥離爪176によって加熱ドラム116の
外周から剥された受像材料108は、受材ガイド170
及び受材排出ローラ172、173、175によって搬
送されてトレイ177へ排出される構成である。 【0053】図8に示される如く、制御装置206は、
マイクロコンピュータ240を含んで構成されており、
マイクロコンピュータ240は、CPU242、RAM
244、ROM246、入出力ポート248及びこれを
接続するデータバスやコントロールバス等のバス250
で構成されている。 【0054】入出力ポート248には、記録される画像
の基となる画像信号S(例えば、ビデオ信号等)が入力
されるようになっている。また、この入出力ポート24
8には、感光材料搬送系、受像材料搬送系への信号線2
52、254が接続され、各駆動部の駆動を制御すると
共に感光材料又は受像材料の搬送を制御している。 【0055】さらに、入出力ポート248には、半導体
レーザ258Y、258M、258Cの発光時期及び発
光強度を制御する電流制御部257Y、257M、25
7Cが接続されている。 【0056】次に本実施例の作用を説明する。まず、感
材マガジン14がセットされた状態で、ニツプローラ1
8が作動され、熱現像感光材料16がニツプローラ18
によって引き出される。熱現像感光材料16が所定長さ
引き出されると、カッタ20が作動し、熱現像感光材料
16が所定長さに切断される。 【0057】カッタ20の作動後は、熱現像感光材料1
6は、反転されてその感光(露光)面を上方へ向けた状
態で露光部22へ搬送される。この熱現像感光材料16
の搬送と同時に露光装置38が作動し、露光部22に位
置する熱現像感光材料16へ走査露光される。 【0058】すなわち、半導体レーザ258Y、258
M、258Cが発光して射出された各光ビームはそれぞ
れコリメータレンズ260に入射する。コリメータレン
ズ260から平行光線となった光ビームは、シリンドリ
カルレンズ263によって、ポリゴンミラー264の面
倒れの補正が行なわれる。そして、各光ビームの光軸が
ポリゴンミラー264で集束しており、各光ビームは、
ポリゴンミラー264の各反射面268に入射される。 【0059】ポリゴンミラー264は反射面268を6
面備え、ポリゴンミラー264には、光ビームが毎秒7
50回入射される。この為、ポリゴンミラー264の各
反射面268毎に毎秒125回づつ光ビームが入射され
ることになる。 【0060】ポリゴンミラー264の回転によって光ビ
ームは、主走査方向に偏向される。主走査方向に偏向さ
れながら光ビームは、凹平レンズ275、平凸レンズ2
76及び凹凸レンズ277で構成された所定の結像関係
を有するFθレンズに入射し、反射ミラー272で、上
向きに反射され、反射ミラー274で鉛直下向きに反射
されて、熱現像感光材料16に結像して熱現像感光材料
16を露光する。 【0061】この際、図5に示すように、同一の反射面
268により反射される光ビームの熱現像感光材料16
上のビームスポット位置が31.75μmづつずれてい
る。 【0062】従って、ポリゴンミラー264の軸266
の傾きなどによって生じることになる面倒れ等で副走査
ピッチむらの位相が、各光ビーム間で31.75μmづ
つずれることになり、副走査ピッチむらの空間周波数が
高くなって、露光位置が揃っているときの副走査ピッチ
むらの数である10.499Lp/mm(1ミリメートル当
たりの数)から、31.496Lp/mmに増加する。 【0063】つまり、3つの半導体レーザ258C、2
58M、258Yによる各光ビームのビームスポット位
置を同一とした場合であって、副走査間隔Lを15.8
75μmとし、ポリゴンミラー264の反射面268が
6面とすれば、同一の反射面268で走査される光ビー
ムの間隔、すなわち副走査ピッチむらの周期は、15.
875μm×6=95.25μmの式から、図6(b)
に示すポリゴンミラー264の1回転の範囲に対応する
95.25μmとなる。この結果、同一の反射面268
で走査される光ビームの1ミリメートル当たりの数、す
なわち副走査ピッチむらの数は、1000μm÷95.
25μm=10.499(本)となる。 【0064】これに対して、本実施例では、同一の反射
面268で走査される光ビームの間隔が31.75μm
づつずれているので、副走査ピッチむらの数は、100
0μm÷31.75μm=31.496(本)となる。 【0065】従って、副走査ピッチむらの周期が、図6
(a)に示すように、ポリゴンミラー264の1回転の
1/3となり、副走査ピッチむらの空間周波数が高くな
ることで、副走査ピッチむらの視認性が減少し、むらの
無い良質な画質を得ることができる。 【0066】さらに、これに伴って、濃度むらが色むら
に移行することで、むらの視認性が一層減少し、むらの
無い良質な画質をより一層得易くすることができる。 【0067】つまり、図7に示すように、縦軸を相対コ
ントラスト感度とし、横軸を空間周波数及び映像周波数
とし、黄−青の色度を実線で表し、赤−緑の色度を一点
鎖線で表し、明暗の特性を破線で表したとき、明暗及び
色度も空間周波数特性はバンドパス型となるが、色度の
最高感度の周波数は明暗の場合の数分の1となるという
実験結果が、得られていることが知られている。 【0068】以上より、高周波領域おいて、色度のむら
である色むらは明暗のむらである濃度むらより視認され
にくくなることが判り、光ビームの照射位置を副走査方
向に沿って各光ビーム間で相互に異ならせた効果が顕著
となることが、明確となる。 【0069】また、むらの無い良質な画質を容易に得る
ことができるのに伴って、面倒れ補正の為の光学系の仕
様を緩和でき、露光装置38のコストダウンを図ること
ができる。 【0070】そして、制御装置206に入力された画像
信号に基づいて演算された露光量となるように、各半導
体レーザ258C、258M、258Yから出力される
パルス信号のパルス幅を変えて、熱現像感光材料16を
主走査しながら、熱現像感光材料16を露光する。この
ように、露光部22では、前記熱現像感光材料16が副
走査されながら、光ビームの主走査が繰り返され、熱現
像感光材料16が露光されて1画像分の記録がなされ
る。 【0071】露光が開始された後は、露光後の熱現像感
光材料16が一旦スイッチバック部40へ送り込まれた
後に、搬送ローラ26の逆回転によって水塗布部62へ
送り込まれる。 【0072】水塗布部62では、熱現像感光材料16に
水が塗布され、さらに、スクイズローラ68によって余
分な水が除去されながら水塗布部62を通過する。 【0073】水塗布部62において画像形成用溶媒とし
ての水が塗布された熱現像感光材料16は、スクイズロ
ーラ68によって熱現像転写部104へ送り込まれる。 【0074】一方、熱現像感光材料16への走査露光が
開始されるに伴って、受像材料108も受材マガジン1
06からニツプローラ110によって引き出されて搬送
される。受像材料108が所定長さ引き出されると、カ
ッタ112が作動して受像材料108が所定長さに切断
される。 【0075】カッタ112の作動後は、ガイド板182
によって案内されながら搬送ローラ190、186、1
14によって搬送され、熱現像転写部104の直前で待
機状態となる。 【0076】熱現像転写部104では、熱現像感光材料
16がスクイズローラ68によって加熱ドラム116外
周と貼り合わせローラ120との間へ送り込まれたこと
が検出されると、受像材料108の搬送が再開されて貼
り合わせローラ120へ送り込まれると共に、加熱ドラ
ム116が作動される。 【0077】この場合、この貼り合わせローラ120と
水塗布部62のスクイズローラ68との間にはガイド板
122が配置されており、スクイズローラ68から送ら
れる熱現像感光材料16は確実に貼り合わせローラ12
0へ案内される。 【0078】貼り合わせローラ120によって重ね合わ
された熱現像感光材料16と受像材料108とは、重ね
合わせた状態のままで加熱ドラム116と無端圧接ベル
ト118との間で挟持され、加熱ドラム116のほぼ2
/3周(巻き掛けローラ134と巻き掛けローラ140
の間)に渡って搬送される。これにより熱現像感光材料
16と受像材料108が加熱され、可動性の色素を放出
し、同時にこの色素が受像材料108の色素固定層に転
写されて画像が得られる。 【0079】その後、熱現像感光材料16と受像材料1
08とが挟持搬送され加熱ドラム116の下部に達する
と、カム130によって剥離爪154が移動され、受像
材料108よりも所定長さ先行して搬送される熱現像感
光材料16の先端部に剥離爪154が係合して熱現像感
光材料16の先端部を加熱ドラム116の外周から剥離
させる。さらに、剥離爪154の復帰移動によってピン
チローラ157が熱現像感光材料16を押圧し、これに
より、熱現像感光材料16はピンチローラ157によっ
て押圧されながら屈曲案内ローラ142に巻き掛けら
れ、下方へ移動され廃棄感光材料収容箱178内に集積
される。 【0080】一方、熱現像感光材料16と分離し加熱ド
ラム116に密着されたままの状態で移動する受像材料
108は、剥離ローラ174へ送られ剥離される。 【0081】剥離爪176によって加熱ドラム116の
外周から剥離された受像材料108は、さらに剥離ロー
ラ174に巻き掛けられながら下方へ移動され、受材ガ
イド170に案内されながら受材排出ローラ172、1
73、175によって搬送されてトレイ177へ排出さ
れる。 【0082】尚、本実施例において、m=1としたが、
他の自然数である2、或いは3以上であってもよく、ま
た、ポリゴンミラーの反射面数を6以外の面数としても
良い。さらに、本実施例では、画像記録装置10に採用
された露光装置として説明したが、他の装置にも適用で
きることはいうまでもない。 【0083】 【発明の効果】以上説明したように本発明の露光装置
は、副走査ピッチむらの視認性を下げて出力される画像
の画質が向上し、さらには装置の低コスト化が図れると
いう効果を有する。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の露光装置を内蔵した画像記録装置の概
略全体構成図である。 【図2】本実施例の画像記録装置の外観を示す斜視図で
ある。 【図3】露光装置の概略斜視図である。 【図4】露光装置を鉛直上側から見た概略図である。 【図5】露光装置により感光材料上に光ビームが走査さ
れる状態を表す説明図である。 【図6】露光装置により感光材料上に走査され際の濃度
むらの状態を表すグラフを示す図であって、(a)は本
実施例によるものであり、(b)は従来技術によるもの
である。 【図7】相対コントラスト感度と空間周波数との関係を
表すグラフを示す図である。 【図8】制御ブロック図である。 【符号の説明】 10 画像記録装置 16 熱現像感光材料(画像感光材料) 38 露光装置 258Y 半導体レーザ(光源) 258M 半導体レーザ(光源) 258C 半導体レーザ(光源) 264 ポリゴンミラー(偏向器)

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 複数の光源からそれぞれ発せられた光ビ
    ームを複数の反射面を有する偏向器で反射させてそれぞ
    れ偏向し、主走査方向に沿って感光材料上へ走査させる
    と共に、主走査方向と直交する副走査方向に沿って、前
    記感光材料を移動させて、前記感光材料上に画像を形成
    する露光装置であって、前記偏向器の同一の前記反射面で反射された 前記複数の
    光源からの光ビームの前記感光材料上への照射位置が、
    副走査方向に沿って各光ビーム間で相互に異なり、光ビ
    ームの副走査間隔をLとし、偏向器の反射面の面数をn
    p とし、mを自然数としたときに、 相互に異なる前記光源から同時に照射される各光ビーム
    相互間の副走査方向に沿った前記感光材料上への照射位
    置間隔dが、 m・L≦d≦m・(np −1)・L の式で求められる範囲であり、 前記光ビーム毎に前記偏向器の異なる前記反射面で偏向
    された複数の前記光ビームのビームスポット位置を同一
    とし、副走査ピッチむらの空間周波数を高くした ことを
    特徴とする露光装置。
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