JP2794664B2 - 記録装置 - Google Patents
記録装置Info
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Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、間欠的な記録を行うようにした記録装置に
関し、例えば監視用VTR等に用いて好適なものである。 〔発明の概要〕 本発明は、入力手段により間欠記録開始が指示されて
も、テープカセットが記録可能状態にあることと、入力
手段による間欠記録開始の指示の直前における記録装置
の停止が異常を検出したゝめでないことと、テープの張
力が所定の大きさになっていくこととをそれぞれ検出し
てから、テープの移動を一時停止させてこの一時停止中
のテープに回転軸方向の所定の段差を以って配された２
つの回転ヘッドにより信号を所定時間記録するように構
成し、さらに、入力手段による間欠記録開始の指示の直
前にキャプスタンおよび２つの回転ヘッドが停止してい
ることを検出したときには、予め、テープを第１の所定
速度で移動させるとともに、２つの回転ヘッドを第２の
所定速度で回転させるように構成することによって、１
フレームの情報を有するスチル再生画面を簡単に得るこ
とができ、また、情報の記録が不可能な状態にしてある
テープカセットについて不必要に間欠記録動作が行われ
たり、テープの切断などの異常が生じているテープカセ
ットについて間欠記録動作が行われて記録装置に二次的
な異常を発生させたりするおそれがなく、さらに、入力
手段による間欠記録開始の指示の直前にキャプスタンお
よび２つの回転ヘッドが停止していると否とにかゝわら
ず、常に良好な間欠記録再生を行うことができるように
したものである。 〔従来の技術〕 タイムラプスVTRと呼ばれる監視用VTRにおいては、間
欠記録（コマ撮り）を行うようにしている。従来の監視
用VTRは、２つの回転ヘッドが設けられ、これらの回転
ヘッドは、略180゜間隔で同一円周上（同一平面上）に
配されている。即ち、２つの回転ヘッドは回転軸に対し
て段差の無い状態で配されている。このため記録時に
は、磁気テープを走行させながら２つの回転ヘッドによ
り夫々１フィールドづつのビデオ信号をテープの長手方
向に対して斜めに形成されるトラックに記録するように
している。そして再生時には、テープを目標地点まで送
り、目標地点まで来るとテープを停止させてその地点の
画面をスチル再生する。このスチル再生時には、テープ
が停止しているので、２つの回転ヘッドの回転軌跡が記
録トラックとずれることになる。このため再生画に用い
られる信号は一方の回転ヘッドにより記録されたトラッ
クの１フィールドの信号のみが用いられる。 〔発明が解決しようとする問題点〕 上述したように従来の間欠記録を行うようにした監視
用VTRでは、スチル再生時に１フィールドのスチル画面
しか得られないので、良好な画質を得ることができなか
ったものである。 〔問題点を解決するための手段〕 本発明による記録装置は、回転軸方向に所定の段差を
以って配された２つの回転ヘッドと、間欠記録開始を指
示する入力手段と、テープカセットが記録可能状態にあ
ることを検出する第１の検出手段と、上記入力手段によ
る間欠記録開始の指示の直前における記録装置の停止が
異常を検出したゝめでないことを検出する第２の検出手
段と、上記入力手段による間欠記録開始の指示の直前に
キャップスタンおよび２つの回転ヘッドが停止していた
ことを検出する第３の検出手段と、上記入力手段による
間欠記録開始の上記指示の直前に上記キャプスタンおよ
び上記２つの回転ヘッドが停止していたことが上記第３
の検出手段により検出されたときに、上記キャプスタン
を駆動して上記テープカセット内のテープを第１の所定
速度で移動させるとともに、上記２つの回転ヘッドを第
２の所定速度で回転させることができる手段と、上記移
動中の上記テープの張力が所定の大きさになっているこ
とを検出する第４の検出手段と、上記テープの上記移動
を一時停止させる手段と、上記テープに上記２つの回転
ヘッドにより信号を記録する手段とを備え、間欠記録開
始が上記入力手段により指示されたときに、上記テープ
カセットが記録可能状態にあることが上記第１の検出手
段により検出され、また、上記記録装置の上記停止が異
常を検出したゝめでないことが上記第２の検出手段によ
り検出されるとともに、上記移動中の上記テープの張力
が所定の大きさになっていることが上記第４の検出手段
により検出されることによって、上記一時停止手段が上
記テープの上記移動を一時停止させてから、上記記録手
段がこの一時停止中の上記テープに上記２つの回転ヘッ
ドにより信号を所定時間記録するように構成したもので
ある。 〔作用〕 「本発明によれば、回転軸方向に所定の段差を以って配
された２つの回転ヘッドを用いて一時停止中のテープに
信号が所定時間記録される。また、入力手段により間欠
記録開始が指示されても、テープカセットが記録可能状
態にあることと、入力手段による間欠記録開始の指示の
直前における記録装置の停止が異常を検出したゝめでな
いことと、テープの張力が所定の大きさになっているこ
ととをそれぞれ検出してから、テープの移動が一時停止
されてこの一時停止中のテープに２つの回転ヘッドによ
り信号が所定時間記録される。さらに、入力手段による
間欠記録開始の指示の直前にキャプスタンおよび２つの
回転ヘッドが停止していることが検出されたときには、
予め、テープが第１の所定速度で移動させられるととも
に、２つの回転ヘッドが第２の所定速度で回転させられ
る。」 〔実施例〕 第２図は本発明による記録装置を用いて間欠記録を行
う場合の動作を示す。 この記録装置においては、２個の回転ヘッドは略180
゜間隔で配され且つ回転軸に対して互いに所定の段差を
以って配されたものが用いられている。 第２図において、ストップモードではキャプスタン及
び回転ヘッドが設けられたドラムは停止している。この
ストップモードにおいてt1時点で間欠記録モードが設定
されると、キャプスタンが回転してテープが所定速度で
走行すると共に、ドラムが回転して２つの回転ヘッドが
所定速度で回転する。そしてt2時点においてテープのた
るみの除去や後述するその他の条件が満足されたときキ
ャプスタンが一旦停止されてポーズ状態（一時停止状
態）となり、直ちに２つの回転ヘッドにより、夫々１フ
ィールドのビデオ信号がテープ上の２本のトラックに記
録され、t3時点まで記録が行われる。t3時点ではキャプ
スタンが再び回転してテープが走行し、所定時間が経過
したt4時点で再びテープが一旦停止して１フレームの信
号がt5時点まで記録される。t5時点以降はt3〜t4時点の
動作が繰り返される。従って、t2時点以降は、間欠記録
モードが解除されて再びストップモードとなるまでドラ
ムは回転を続け、キャプスタンのみ間欠的に動作され
る。 第１図は上述した動作のうちt1〜t3時点の動作を行わ
せるためのマイクロコンピュータを含むシステムコント
ローラのフローチャートを示す。 第１図において、ステップ（１）で間欠記録モードに
関するルーチンがスタートする。先ず上記ストップモー
ドにおいてステップ（２）において記録釦が押されるの
を待つ。記録釦が押されないときはステップ（３）のメ
インルーチンに進んで間欠記録モード以外の作業が実行
される。 上記t1時点においてステップ（２）で記録釦が押され
たことが判断されると、先ずステップ（４）によりテー
プが記録可能な状態にあるか否かが調べられる。例えば
テープカセットの誤消去防止爪の有無等が調べられる。
誤消去防止爪が無く、記録不可能であることが判断され
たときはステップ（５）でカセット排出等のエジェクト
処理が成される。 上記ステップ（４）で誤消去防止爪が有って記録可能
と判断されたときはステップ（６）に進む。ここでは記
録釦が押される直前の停止状態が、テープエンドが検出
されたことによるものであるか否かが調べられる。そし
てテープエンドによる停止であればステップ（３）のメ
インルーチンに進み、テープエンドによる停止でないと
きはステップ（７）に進む。ここでは記録釦が押される
直前の停止状態が、例えばテープの切断等の異常を検出
したことによる緊急停止であるか否かが調べられる。緊
急停止である場合はステップ（３）に進み、緊急停止で
ない場合はステップ（８）に進んで、ノーマルストップ
であるか否かが調べられる。即ち、記録釦が押される直
前の停止状態が、第２図におけるt1時点より前のキャプ
スタン及びドラムが停止しているストップモードである
か否かが調べられる。そしてノーマルストップでない場
合はステップ（３）に進み、ノーマルストップであれば
ステップ（９）に進んでフォワードモードであるか否か
が判断される。 最初は正常な動作が行われていればフォワードモード
となっていないので、ステップ（９′）に進み、ここで
フォワードモードコマンド信号を送った後にステップ
（３）に進む。そしてステップ（３）のメインルーチン
によりキャプスタンモータ、ドラムモータ等が駆動され
てフォワードモードになると、再びステップ（１）〜
（９）の判断処理が行われる。そしてステップ（９）で
はフォワードモードとなったことが判断されるので、ス
テップ（10）に進む。このステップ（10）ではドラムの
回転が立上って所定の速度に達したか否かが判断され
る。ドラムが所定速度に達していなければステップ
（３）でドラムが所定速度に達するまでさらに駆動さ
れ、所定速度に達したらステップ（11）に進む。 このステップ（11）ではテンション検出レバーで検出
されたテープテンションが調べられ、テープテンション
が所定の大きさになったとき、テープのたるみが除去さ
れたものと判断してステップ（12）に進む。テープテン
ションが所定の大きさにならないときはステップ（３）
によりフォワードモードが続けられる。 上記ステップ（12）ではドラムサーボ回路及びキャプ
スタンサーボ回路がそれぞれ所定の動作を行っていてド
ラム及びキャプスタンが所定速度で回転しているか否か
が調べられる。 サーボ回路の動作が正常に達していない場合はステッ
プ（３）でさらに制御が行われ、サーボ回路の動作が正
常になれば、ステップ（13）に進んで、ポーズモードで
あるか否かが調べられる。t1〜t2時点まではポーズモー
ドではないからステップ（14）に進んでポーズコマンド
信号が送られ、これによってステップ（３）でポーズ状
態が設定される。ポーズ状態になるとステップ（２）〜
（13）が繰り返された後、ステップ（13）からステップ
（15）に進む。 ステップ（15）は間欠記録動作を行う記録ルーチンで
あり、ステップ（13）でポーズと判断されると、前記t2
時点から間欠記録動作が開始される。最初の記録はt3時
点まで行われ、以後のt3〜t4時点までのテープ送り及び
t4〜t5時点までの記録の動作が繰り返しこのステップ
（15）において行われる。即ち、このステップ（15）で
はt2時点以降の間欠記録動作が間欠記録モードが解除さ
れるまで繰り返し行われる。従ってこのステップ（15）
は回路構成によりハード的に強制的に行われ、この間マ
イクロコンピュータはステップ（13）においてポーズモ
ードと判断している。 以上によれば、段差を有する２つの回転ヘッドにより
ポーズ状態においてテープが停止したまま記録を行う間
欠記録が可能となる。従って、スチル再生を行うときの
２つの回転ヘッドの軌跡と記録トラックとが一致するの
で、再生画面には２つの回転ヘッドからの再生信号を利
用することができ、これによって１フレームの情報を有
するスチル画面を得ることができる。 〔発明の効果〕 本発明によれば、回転軸方向に所定の段差を以って配
された２つの回転ヘッドを持いて一時停止中のテープに
信号を所定時間記録する間欠記録動作が可能であるか
ら、１フレームの情報を有するスチル再生画面を簡単に
得ることができる。 また、入力手段により間欠記録開始が指示されても、
テープカセットが記録可能状態にあることと、入力手段
による間欠記録開始の指示の直前における記録装置の停
止が異常を検出したゝめでないことと、テープの張力が
所定の大きさになっていることとをそれぞれ検出してか
ら、テープの移動を一時停止させてこの一時停止中のテ
ープに２つの回転ヘッドにより信号を所定時間記録する
ように構成し、さらに、入力手段による間欠記録開始の
指示の直前にキャプスタンおよび２つの回転ヘッドが停
止していることを検出したときには、予め、テープを第
１の所定速度で移動させるとともに、２つの回転ヘッド
を第２の所定速度で回転させるように構成した。したが
って、情報の記録が不可能な状態にしてあるテープカセ
ットについて不必要な間欠記録動作が行われたり、ま
た、テープの切断などの異常が生じているテープカセッ
トについて間欠記録動作が行われて記録装置に二次的な
異常を発生させたりするおそれがなく、さらに、入力手
段による間欠記録開始の指示の直前にキャプスタンおよ
び２つの回転ヘッドが停止していると否とにかゝわら
ず、常に良好な間欠記録再生を行うことができる。
関し、例えば監視用VTR等に用いて好適なものである。 〔発明の概要〕 本発明は、入力手段により間欠記録開始が指示されて
も、テープカセットが記録可能状態にあることと、入力
手段による間欠記録開始の指示の直前における記録装置
の停止が異常を検出したゝめでないことと、テープの張
力が所定の大きさになっていくこととをそれぞれ検出し
てから、テープの移動を一時停止させてこの一時停止中
のテープに回転軸方向の所定の段差を以って配された２
つの回転ヘッドにより信号を所定時間記録するように構
成し、さらに、入力手段による間欠記録開始の指示の直
前にキャプスタンおよび２つの回転ヘッドが停止してい
ることを検出したときには、予め、テープを第１の所定
速度で移動させるとともに、２つの回転ヘッドを第２の
所定速度で回転させるように構成することによって、１
フレームの情報を有するスチル再生画面を簡単に得るこ
とができ、また、情報の記録が不可能な状態にしてある
テープカセットについて不必要に間欠記録動作が行われ
たり、テープの切断などの異常が生じているテープカセ
ットについて間欠記録動作が行われて記録装置に二次的
な異常を発生させたりするおそれがなく、さらに、入力
手段による間欠記録開始の指示の直前にキャプスタンお
よび２つの回転ヘッドが停止していると否とにかゝわら
ず、常に良好な間欠記録再生を行うことができるように
したものである。 〔従来の技術〕 タイムラプスVTRと呼ばれる監視用VTRにおいては、間
欠記録（コマ撮り）を行うようにしている。従来の監視
用VTRは、２つの回転ヘッドが設けられ、これらの回転
ヘッドは、略180゜間隔で同一円周上（同一平面上）に
配されている。即ち、２つの回転ヘッドは回転軸に対し
て段差の無い状態で配されている。このため記録時に
は、磁気テープを走行させながら２つの回転ヘッドによ
り夫々１フィールドづつのビデオ信号をテープの長手方
向に対して斜めに形成されるトラックに記録するように
している。そして再生時には、テープを目標地点まで送
り、目標地点まで来るとテープを停止させてその地点の
画面をスチル再生する。このスチル再生時には、テープ
が停止しているので、２つの回転ヘッドの回転軌跡が記
録トラックとずれることになる。このため再生画に用い
られる信号は一方の回転ヘッドにより記録されたトラッ
クの１フィールドの信号のみが用いられる。 〔発明が解決しようとする問題点〕 上述したように従来の間欠記録を行うようにした監視
用VTRでは、スチル再生時に１フィールドのスチル画面
しか得られないので、良好な画質を得ることができなか
ったものである。 〔問題点を解決するための手段〕 本発明による記録装置は、回転軸方向に所定の段差を
以って配された２つの回転ヘッドと、間欠記録開始を指
示する入力手段と、テープカセットが記録可能状態にあ
ることを検出する第１の検出手段と、上記入力手段によ
る間欠記録開始の指示の直前における記録装置の停止が
異常を検出したゝめでないことを検出する第２の検出手
段と、上記入力手段による間欠記録開始の指示の直前に
キャップスタンおよび２つの回転ヘッドが停止していた
ことを検出する第３の検出手段と、上記入力手段による
間欠記録開始の上記指示の直前に上記キャプスタンおよ
び上記２つの回転ヘッドが停止していたことが上記第３
の検出手段により検出されたときに、上記キャプスタン
を駆動して上記テープカセット内のテープを第１の所定
速度で移動させるとともに、上記２つの回転ヘッドを第
２の所定速度で回転させることができる手段と、上記移
動中の上記テープの張力が所定の大きさになっているこ
とを検出する第４の検出手段と、上記テープの上記移動
を一時停止させる手段と、上記テープに上記２つの回転
ヘッドにより信号を記録する手段とを備え、間欠記録開
始が上記入力手段により指示されたときに、上記テープ
カセットが記録可能状態にあることが上記第１の検出手
段により検出され、また、上記記録装置の上記停止が異
常を検出したゝめでないことが上記第２の検出手段によ
り検出されるとともに、上記移動中の上記テープの張力
が所定の大きさになっていることが上記第４の検出手段
により検出されることによって、上記一時停止手段が上
記テープの上記移動を一時停止させてから、上記記録手
段がこの一時停止中の上記テープに上記２つの回転ヘッ
ドにより信号を所定時間記録するように構成したもので
ある。 〔作用〕 「本発明によれば、回転軸方向に所定の段差を以って配
された２つの回転ヘッドを用いて一時停止中のテープに
信号が所定時間記録される。また、入力手段により間欠
記録開始が指示されても、テープカセットが記録可能状
態にあることと、入力手段による間欠記録開始の指示の
直前における記録装置の停止が異常を検出したゝめでな
いことと、テープの張力が所定の大きさになっているこ
ととをそれぞれ検出してから、テープの移動が一時停止
されてこの一時停止中のテープに２つの回転ヘッドによ
り信号が所定時間記録される。さらに、入力手段による
間欠記録開始の指示の直前にキャプスタンおよび２つの
回転ヘッドが停止していることが検出されたときには、
予め、テープが第１の所定速度で移動させられるととも
に、２つの回転ヘッドが第２の所定速度で回転させられ
る。」 〔実施例〕 第２図は本発明による記録装置を用いて間欠記録を行
う場合の動作を示す。 この記録装置においては、２個の回転ヘッドは略180
゜間隔で配され且つ回転軸に対して互いに所定の段差を
以って配されたものが用いられている。 第２図において、ストップモードではキャプスタン及
び回転ヘッドが設けられたドラムは停止している。この
ストップモードにおいてt1時点で間欠記録モードが設定
されると、キャプスタンが回転してテープが所定速度で
走行すると共に、ドラムが回転して２つの回転ヘッドが
所定速度で回転する。そしてt2時点においてテープのた
るみの除去や後述するその他の条件が満足されたときキ
ャプスタンが一旦停止されてポーズ状態（一時停止状
態）となり、直ちに２つの回転ヘッドにより、夫々１フ
ィールドのビデオ信号がテープ上の２本のトラックに記
録され、t3時点まで記録が行われる。t3時点ではキャプ
スタンが再び回転してテープが走行し、所定時間が経過
したt4時点で再びテープが一旦停止して１フレームの信
号がt5時点まで記録される。t5時点以降はt3〜t4時点の
動作が繰り返される。従って、t2時点以降は、間欠記録
モードが解除されて再びストップモードとなるまでドラ
ムは回転を続け、キャプスタンのみ間欠的に動作され
る。 第１図は上述した動作のうちt1〜t3時点の動作を行わ
せるためのマイクロコンピュータを含むシステムコント
ローラのフローチャートを示す。 第１図において、ステップ（１）で間欠記録モードに
関するルーチンがスタートする。先ず上記ストップモー
ドにおいてステップ（２）において記録釦が押されるの
を待つ。記録釦が押されないときはステップ（３）のメ
インルーチンに進んで間欠記録モード以外の作業が実行
される。 上記t1時点においてステップ（２）で記録釦が押され
たことが判断されると、先ずステップ（４）によりテー
プが記録可能な状態にあるか否かが調べられる。例えば
テープカセットの誤消去防止爪の有無等が調べられる。
誤消去防止爪が無く、記録不可能であることが判断され
たときはステップ（５）でカセット排出等のエジェクト
処理が成される。 上記ステップ（４）で誤消去防止爪が有って記録可能
と判断されたときはステップ（６）に進む。ここでは記
録釦が押される直前の停止状態が、テープエンドが検出
されたことによるものであるか否かが調べられる。そし
てテープエンドによる停止であればステップ（３）のメ
インルーチンに進み、テープエンドによる停止でないと
きはステップ（７）に進む。ここでは記録釦が押される
直前の停止状態が、例えばテープの切断等の異常を検出
したことによる緊急停止であるか否かが調べられる。緊
急停止である場合はステップ（３）に進み、緊急停止で
ない場合はステップ（８）に進んで、ノーマルストップ
であるか否かが調べられる。即ち、記録釦が押される直
前の停止状態が、第２図におけるt1時点より前のキャプ
スタン及びドラムが停止しているストップモードである
か否かが調べられる。そしてノーマルストップでない場
合はステップ（３）に進み、ノーマルストップであれば
ステップ（９）に進んでフォワードモードであるか否か
が判断される。 最初は正常な動作が行われていればフォワードモード
となっていないので、ステップ（９′）に進み、ここで
フォワードモードコマンド信号を送った後にステップ
（３）に進む。そしてステップ（３）のメインルーチン
によりキャプスタンモータ、ドラムモータ等が駆動され
てフォワードモードになると、再びステップ（１）〜
（９）の判断処理が行われる。そしてステップ（９）で
はフォワードモードとなったことが判断されるので、ス
テップ（10）に進む。このステップ（10）ではドラムの
回転が立上って所定の速度に達したか否かが判断され
る。ドラムが所定速度に達していなければステップ
（３）でドラムが所定速度に達するまでさらに駆動さ
れ、所定速度に達したらステップ（11）に進む。 このステップ（11）ではテンション検出レバーで検出
されたテープテンションが調べられ、テープテンション
が所定の大きさになったとき、テープのたるみが除去さ
れたものと判断してステップ（12）に進む。テープテン
ションが所定の大きさにならないときはステップ（３）
によりフォワードモードが続けられる。 上記ステップ（12）ではドラムサーボ回路及びキャプ
スタンサーボ回路がそれぞれ所定の動作を行っていてド
ラム及びキャプスタンが所定速度で回転しているか否か
が調べられる。 サーボ回路の動作が正常に達していない場合はステッ
プ（３）でさらに制御が行われ、サーボ回路の動作が正
常になれば、ステップ（13）に進んで、ポーズモードで
あるか否かが調べられる。t1〜t2時点まではポーズモー
ドではないからステップ（14）に進んでポーズコマンド
信号が送られ、これによってステップ（３）でポーズ状
態が設定される。ポーズ状態になるとステップ（２）〜
（13）が繰り返された後、ステップ（13）からステップ
（15）に進む。 ステップ（15）は間欠記録動作を行う記録ルーチンで
あり、ステップ（13）でポーズと判断されると、前記t2
時点から間欠記録動作が開始される。最初の記録はt3時
点まで行われ、以後のt3〜t4時点までのテープ送り及び
t4〜t5時点までの記録の動作が繰り返しこのステップ
（15）において行われる。即ち、このステップ（15）で
はt2時点以降の間欠記録動作が間欠記録モードが解除さ
れるまで繰り返し行われる。従ってこのステップ（15）
は回路構成によりハード的に強制的に行われ、この間マ
イクロコンピュータはステップ（13）においてポーズモ
ードと判断している。 以上によれば、段差を有する２つの回転ヘッドにより
ポーズ状態においてテープが停止したまま記録を行う間
欠記録が可能となる。従って、スチル再生を行うときの
２つの回転ヘッドの軌跡と記録トラックとが一致するの
で、再生画面には２つの回転ヘッドからの再生信号を利
用することができ、これによって１フレームの情報を有
するスチル画面を得ることができる。 〔発明の効果〕 本発明によれば、回転軸方向に所定の段差を以って配
された２つの回転ヘッドを持いて一時停止中のテープに
信号を所定時間記録する間欠記録動作が可能であるか
ら、１フレームの情報を有するスチル再生画面を簡単に
得ることができる。 また、入力手段により間欠記録開始が指示されても、
テープカセットが記録可能状態にあることと、入力手段
による間欠記録開始の指示の直前における記録装置の停
止が異常を検出したゝめでないことと、テープの張力が
所定の大きさになっていることとをそれぞれ検出してか
ら、テープの移動を一時停止させてこの一時停止中のテ
ープに２つの回転ヘッドにより信号を所定時間記録する
ように構成し、さらに、入力手段による間欠記録開始の
指示の直前にキャプスタンおよび２つの回転ヘッドが停
止していることを検出したときには、予め、テープを第
１の所定速度で移動させるとともに、２つの回転ヘッド
を第２の所定速度で回転させるように構成した。したが
って、情報の記録が不可能な状態にしてあるテープカセ
ットについて不必要な間欠記録動作が行われたり、ま
た、テープの切断などの異常が生じているテープカセッ
トについて間欠記録動作が行われて記録装置に二次的な
異常を発生させたりするおそれがなく、さらに、入力手
段による間欠記録開始の指示の直前にキャプスタンおよ
び２つの回転ヘッドが停止していると否とにかゝわら
ず、常に良好な間欠記録再生を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
第１図は本発明の実施例を示すマイクロコンピュータの
フローチャート、第２図は本発明の動作を示すタイミン
グチャートである。 なお図面に用いた符号において、 （４）（10）（11）（14）（15）……マイクロコンピュ
ータの動作ステップ である。
フローチャート、第２図は本発明の動作を示すタイミン
グチャートである。 なお図面に用いた符号において、 （４）（10）（11）（14）（15）……マイクロコンピュ
ータの動作ステップ である。
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 １．回転軸方向に所定の段差を以って配された２つの回
転ヘッドと、 間欠記録開始を指示する入力手段と、 テープカセットが記録可能状態にあることを検出する第
１の検出手段と、 上記入力手段による間欠記録開始の指示の直前における
記録装置の停止が異常を検出したゝめでないことを検出
する第２の検出手段と、 上記入力手段による間欠記録開始の指示の直前にキャッ
プスタンおよび上記２つの回転ヘッドが停止していたこ
とを検出する第３の検出手段と、 上記入力手段による間欠記録開始の上記指示の直前に上
記キャプスタンおよび上記２つの回転ヘッドが停止して
いたことが上記第３の検出手段により検出されたとき
に、上記キャプスタンを駆動して上記テープカセット内
のテープを第１の所定速度で移動させるとともに、上記
２つの回転ヘッドを第２の所定速度で回転させることが
できる手段と、 上記移動中の上記テープの張力が所定の大きさになって
いることを検出する第４の検出手段と、 上記テープの上記移動を一時停止させる手段と、 上記テープに上記２つの回転ヘッドにより信号を記録す
る手段とを備え、 間欠記録開始が上記入力手段により指示されたときに、
上記テープカセットが記録可能状態にあることが上記第
１の検出手段により検出され、また、上記記録装置の上
記停止が異常を検出したゝめでないことが上記第２の検
出手段により検出されるとともに、上記移動中の上記テ
ープの張力が所定の大きさになっていることが上記第４
の検出手段により検出されることによって、上記一時停
止手段が上記テープの上記移動を一時停止させてから、
上記記録手段がこの一時停止中の上記テープに上記２つ
の回転ヘッドにより信号を所定時間記録するように構成
した記録装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62221083A JP2794664B2 (ja) | 1987-09-03 | 1987-09-03 | 記録装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62221083A JP2794664B2 (ja) | 1987-09-03 | 1987-09-03 | 記録装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6464158A JPS6464158A (en) | 1989-03-10 |
| JP2794664B2 true JP2794664B2 (ja) | 1998-09-10 |
Family
ID=16761222
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP62221083A Expired - Fee Related JP2794664B2 (ja) | 1987-09-03 | 1987-09-03 | 記録装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2794664B2 (ja) |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6265225A (ja) * | 1985-09-17 | 1987-03-24 | Mitsubishi Electric Corp | 磁気記録再生装置 |
-
1987
- 1987-09-03 JP JP62221083A patent/JP2794664B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6464158A (en) | 1989-03-10 |
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