JPH0922514A - 磁気記録再生装置 - Google Patents

磁気記録再生装置

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JPH0922514A
JPH0922514A JP19105695A JP19105695A JPH0922514A JP H0922514 A JPH0922514 A JP H0922514A JP 19105695 A JP19105695 A JP 19105695A JP 19105695 A JP19105695 A JP 19105695A JP H0922514 A JPH0922514 A JP H0922514A
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JP
Japan
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time
recording
cleaning
magnetic
system control
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JP19105695A
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English (en)
Inventor
Masami Ishii
正美 石井
Mitsutoshi Magai
光俊 真貝
Kenichiro Aritome
憲一郎 有留
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】例えばカメラ一体型ビデオテープレコーダに適
用して、使用状況に則して適切に磁気ヘッドをクリーニ
ングすることができる磁気記録再生装置を提案する。 【構成】磁気テープ3を巻き付けて回転ドラム8が回転
する時間を基準にして、記録時は一時停止状態で、再生
時は再生開始直前のタイミングで事前に磁気ヘッドをク
リーニングする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁気記録再生装置
に関し、例えばカメラ一体型ビデオテープレコーダに適
用して、磁気テープを巻き付けて回転ドラムが回転する
時間を基準にして、記録時は一時停止状態で、再生時は
再生開始直前のタイミングで事前に磁気ヘッドをクリー
ニングすることにより、使用状況に則して適切にクリー
ニングすることができるようにする。
【0002】
【従来の技術】従来、カメラ一体型ビデオテープレコー
ダ等の磁気記録再生装置においては、高速度で回転する
回転ドラムに磁気ヘッドを搭載し、この磁気ヘッドによ
り磁気テープに順次斜めに記録トラックを形成して映像
信号を記録するようになされている。このためこの種の
磁気記録再生装置にあっては、長時間使用すると、磁気
ヘッドのギャップに磁性粉等が付着していわゆるヘッド
クロッグの現象が発生し、所望の特性で映像信号を記録
再生できなくなる欠点がある。このため従来のビデオテ
ープレコーダにおいては、磁気ヘッドを清浄に保持する
ように、種々の手法が提案されるようになされている。
【0003】すなわちこれらの手法のうち、例えば特開
平6−349032号公報に開示の手法においては、ロ
ーディング機構と連動するクリーニング機構によりクリ
ーニング材を回転ドラムに接触させ、これによりローデ
ィング及びアンローディング毎に磁気ヘッドをクリーニ
ングするようになされている。
【0004】また特開平3−97111号公報、特開平
3−84718号公報に開示の手法においては、再生結
果を基準にしてクリーニングが必要な時期を判定し、こ
の判定結果よりクリーニング材を回転ドラムに接触させ
て磁気ヘッドをクリーニングするようになされていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところがこのように再
生結果を基準にして磁気ヘッドをクリーニングする場
合、結局クリーニング直前の一定期間の間は、特性の劣
化した電磁変換系により映像信号を記録することにな
り、実用上未だ不十分な問題がある。
【0006】特にカメラ一体型ビデオテープレコーダに
おいては、取材現場にて使用される場合があり、この場
合に再生結果を待って磁気ヘッドをクリーニングしたの
では、貴重な撮影機会を鮮明に記録できない場合が発生
する。
【0007】これに対してローディング及びアンローデ
ィング毎に磁気ヘッドをクリーニングする場合、事前に
クリーニングされた磁気ヘッドで記録再生できることに
より、特性劣化した状態により映像信号を記録するよう
な状況は、ある程度、回避することができる。
【0008】ところがカメラ一体型ビデオテープレコー
ダにおいては、撮影現場にて短時間記録した後、この記
録時間に比して比較的長時間、一時停止の状態に保持さ
れる場合があり、ローディング及びアンローディング毎
に磁気ヘッドをクリーニングしたのでは、結局、このよ
うな使用においては、クリーニングする時間間隔が長く
なり、実情にそぐわなくなる問題がある。
【0009】これに対して一時停止毎にクリーニングす
る方法も考えられるが、この方法では一時停止を頻繁に
繰り返すと過度に磁気ヘッドをクリーニングする問題が
あり、またクリーニング材の寿命も短くなる問題があ
る。
【0010】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、使用状況に則して適切にクリーニングすることがで
きる磁気記録再生装置を提案しようとするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め本発明においては、回転ドラムに巻き付けられて規定
の走行速度で走行する磁気テープに順次斜めに記録トラ
ックを形成し、この記録トラックに映像信号を記録する
磁気記録再生装置に適用する。この磁気記録再生装置に
おいて、先の回転ドラムにクリーニング材を接触させ
て、この回転ドラムに搭載された磁気ヘッドをクリーニ
ングするクリーニング機構と、このクリーニング機構を
駆動する制御手段とを有し、この制御手段が、磁気テー
プを巻き付けて先の回転ドラムが回転する時間を積算
し、該積算の時間が規定時間になる毎に、記録の動作を
一時停止している期間で、クリーニング機構を駆動す
る。
【0012】また回転ドラムに巻き付けられて規定の走
行速度で走行する磁気テープより、この磁気テープに記
録された映像信号を再生する磁気記録再生装置に適用す
る。この磁気記録再生装置において、先の回転ドラムに
クリーニング材を接触させて、この回転ドラムに搭載さ
れた磁気ヘッドをクリーニングするクリーニング機構
と、このクリーニング機構を駆動する制御手段とを有
し、先の制御手段が、磁気テープを巻き付けて先の回転
ドラムが回転する時間を積算し、該積算の時間が規定時
間になる毎に、映像信号を記録した速度に対して規定の
範囲の再生速度で映像信号の再生を開始する直前で、ク
リーニング機構を駆動する。
【0013】すなわち、磁気テープを巻き付けて先の回
転ドラムが回転する時間を積算すれば、記録、一時停止
を繰り返す場合でも、クリーニングの必要なタイミング
を予測することができる。これにより該積算の時間が規
定時間になる毎に、記録の動作を一時停止している期間
で、クリーニング機構を駆動すれば、記録の処理に影響
を与えないタイミングで、事前に磁気ヘッドをクリーニ
ングすることができる。
【0014】また再生時にあっては、該積算の時間が規
定時間になる毎に、映像信号を記録した速度に対して規
定の範囲の再生速度で映像信号の再生を開始する直前
で、クリーニング機構を駆動すれば、鮮明な画像を所望
するときに、事前に磁気ヘッドをクリーニングすること
ができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、適宜図面を参照しながら本
発明の実施の形態を詳述する。
【0016】図1は、本発明の実施の形態に係るカメラ
一体型ビデオテープレコーダを示すブロック図である。
このカメラ一体型ビデオテープレコーダ1は、図示しな
いカメラ部より得られるビデオ信号SVを信号処理回路
2にて処理して磁気テープ3に記録し、またこの磁気テ
ープ3に記録したビデオ信号SVを再生して規定の表示
装置に表示する。
【0017】ここで磁気テープ3は、リール4及び5に
巻き取られて規定のテープカセット7に収納されて保持
され、このテープカセット7がカメラ一体型ビデオテー
プレコーダ1に装填されて規定の操作子が操作される
と、このカメラ一体型ビデオテープレコーダ1のローデ
イング機構によりテープカセット7から引き出されて、
回転ドラム8に規定角度で巻き付けられて保持されるよ
うになされている。このように回転ドラム8に巻き付け
られた状態で、さらに磁気テープ3は、記録、再生の動
作が開始されると、規定の走行速度で走行するようにな
されている。回転ドラム8は、複数対の磁気ヘッドを登
載して規定の回転速度で回転する。
【0018】サーボ回路10は、システム制御回路11
により制御されて動作を立ち上げ、回転ドラム8を規定
の回転速度で回転駆動する。さらにサーボ回路10は、
記録時、このカメラ一体型ビデオテープレコーダ1で生
成される規定の基準信号を基準にしてキャプスタンモー
タ12の回転速度を制御することにより、磁気テープ3
を規定の走行速度で走行させ、これによりフォーマット
で規定されたトラックピッチで磁気テープ3に順次斜め
に磁気ヘッドの走査軌跡を形成する。さらにサーボ回路
10は、再生時、磁気テープ3に記録された基準信号
(例えばCTL信号でなる)を基準にして、キャプスタ
ンモータ12の回転速度を制御し、これによりサーボル
ープを形成して磁気テープ3を規定の走行速度で走行さ
せると共にトラッキング制御する。
【0019】信号処理回路2は、記録時、カメラ部より
出力されるビデオ信号SVをこのカメラ一体型ビデオテ
ープレコーダ1のフォーマットに従って信号処理し、そ
の信号処理結果により磁気ヘッドを駆動する。これによ
りカメラ一体型ビデオテープレコーダ1では、順次斜め
に記録トラックを形成してビデオ信号SVを磁気テープ
3に記録する。さらに信号処理回路2は、再生時、磁気
ヘッドより得られる再生信号を処理してビデオ信号SV
を生成し、このビデオ信号SVをビューファインダーに
表示し、また必要に応じて外部のモニタ機器に出力す
る。
【0020】このようにしてビデオ信号SVを記録再生
するにつき、カメラ一体型ビデオテープレコーダ1で
は、システム制御回路11により規定のタイミングでク
リーニング機構14を駆動して磁気ヘッドを清浄に保持
する。
【0021】ここで図2に断面を取って示すように、ク
リーニング機構14は、シャーシに固定された板材15
により回転ドラム8に近接して配置され、この板材15
に固定されたプランジャ16と、このプランジャ16に
より矢印Aで示すように回転ドラム8の側面に押し付け
られるクリーニング材17により形成されるようになさ
れている。このクリーニング材17は、例えばウレタン
製のスポンジをローラー状に加工して形成され、回転自
在にプランジャ16に保持され、これにより回転ドラム
8に押し付けられると、回転ドラム8の回転力により回
転しながら磁気ヘッドの摺接面に接触して、この摺接面
をクリーニングするようになされている。これに対して
プランジャ16は、システム制御回路11より出力され
る駆動信号により動作し、クリーニング材17を可動す
るようになされている。
【0022】タイマ18は、システム制御回路11によ
り制御されて動作を立ち上げ、規定時間経過毎に、シス
テム制御回路11に時間経過を通知する。メモリ19
は、システム制御回路11のワークエリアを形成し、ま
たシステム制御回路11により制御されて規定の時間情
報を記録する。
【0023】システム制御回路11は、規定の処理手順
を実行するマイクロコンピュータで形成され、カメラマ
ンの操作に応動してこのカメラ一体型ビデオテープレコ
ーダ1の動作モードを切り換える。すなわちシステム制
御回路11は、カメラマンがこのカメラ一体型ビデオテ
ープレコーダ1の動作モードを記録モードに設定する
と、タイマ18を起動した後、ローディング機構を駆動
して磁気テープ3を回転ドラム8に巻き付け、一時停止
の状態に保持する。
【0024】さらにシステム制御回路11は、この状態
でカメラマンがスタート/ストップの操作子を押圧操作
すると、この押圧操作に応動してこのカメラ一体型ビデ
オテープレコーダ1の動作を切り換え、これにより一時
停止の状態でスタート/ストップの操作子が押圧操作さ
れると磁気テープ3の走行を開始してビデオ信号SVの
記録を開始し、またこのビデオ信号SVの記録中にスタ
ート/ストップの操作子が押圧操作されると磁気テープ
3の走行を停止して一時停止の状態を形成する。
【0025】このような記録モードにおける一連の処理
において、システム制御回路11は、タイマ18より経
過時間が通知されると、図3に示す処理手順を実行し、
これにより必要に応じてクリーニング機構14を駆動す
る。すなわちシステム制御回路11は、タイマ18より
経過時間が通知されると、ステップSP1からステップ
SP2に移り、ここでメモリ19に格納された時間情報
を更新する。
【0026】ここで記録モードにおいて、この時間情報
は、前回のクリーニングから記録モードに保持されてい
る時間、すなわち前回のクリーニングから磁気テープ3
が巻き付けられた状態で回転ドラム8が回転している時
間(映像信号SVを記録した時間と一時停止の時間との
累積時間になる)を表し、システム制御回路11は、こ
の累積時間を更新してステップSP3に移る。
【0027】ここでシステム制御回路11は、この累積
時間が規定時間を越えたか否か判断し、否定結果が得ら
れると、ステップSP4に移り、この処理手順を終了す
る。これに対してこの処理を何度か繰り返して累積時間
が規定時間を越えるようになると、ステップSP3にお
いて肯定結果が得られることにより、システム制御回路
11は、ステップSP5に移り、一時停止の状態か否か
判断する。
【0028】すなわちこの種のカメラ一体型ビデオテー
プレコーダ1においては、撮影現場にて一旦記録モード
に設定されると、短時間の記録、一時停止の動作が繰り
返される場合があり、この場合この実施の形態のように
記録及び一時停止の累積時間を計測すれば、クリーニン
グが必要とされる時間を予測することができる。従って
この累積時間を基準にして磁気ヘッドをクリーニングす
れば、ヘッドクロッグを事前に予防することができる。
【0029】ところがこのような場合にあっては、記録
中にこの規定の時間が経過する場合もある。この場合ク
リーニングにおいては、上述したようにクリーニング材
17を回転ドラム8に押し付けることにより、異音の発
生を避け得ず、記録中にクリーニングするとこの異音が
録音される恐れがある。このためこの実施の形態におい
ては、ステップSP5において一時停止か否か判断し、
記録中の場合、このステップSP5を繰り返す。これに
よりシステム制御回路11は、一時停止の状態を待って
ステップSP6に移り、クリーニング機構14を駆動す
る。
【0030】これによりカメラ一体型ビデオテープレコ
ーダ1においては、累積時間を基準にして磁気ヘッドを
事前にクリーニングして清浄な状態に保持する。また一
時停止のタイミングでこのクリーニングを実施すること
により、記録、一時停止を繰り返すような場合でも、こ
の記録の処理に何ら影響を与えることの無いように、必
要最低限の範囲でクリーニングし、これにより使用状況
に則して適切なタイミングでクリーニングするようにな
されている。
【0031】かくしてシステム制御回路11は、このよ
うにしてクリーニング機構14を駆動すると、メモリ1
9に記録した累積時間をクリヤし、続いてステップSP
4に移ってこの処理手順を終了する。
【0032】これに対してカメラマンがこのカメラ一体
型ビデオテープレコーダ1の動作モードを再生モードに
設定すると、システム制御回路11は、同様にタイマ1
8を起動した後、ローディング機構を駆動して磁気テー
プ3を回転ドラム8に巻き付け、ビデオ信号SVの再生
を開始する。
【0033】さらにシステム制御回路11は、この状態
でカメラマンが規定の操作子を押圧操作すると、この押
圧操作に応動してこのカメラ一体型ビデオテープレコー
ダ1の動作を切り換え、これによりこのビデオ信号SV
の再生中に一時停止の操作子が押圧操作されると磁気テ
ープ3の走行を停止して一時停止の状態を形成し、また
一時停止の状態で再生開始の操作子が押圧操作されると
磁気テープ3の走行を開始してビデオ信号SVの再生を
開始する。さらにシステム制御回路11は、この一時停
止の状態で、また再生中に、カメラマンが早送り、巻き
戻しの操作子を押圧操作すると、これら操作子を押圧操
作している期間の間、磁気テープ3を早送り又は巻き戻
しする。
【0034】このような再生モードにおける一連の処理
において、システム制御回路11は、タイマ18より経
過時間が通知されると、図4に示す処理手順を実行し、
これにより必要に応じてクリーニング機構14を駆動す
る。すなわちシステム制御回路11は、タイマ18より
経過時間が通知されると、ステップSP10からステッ
プSP11に移り、ここでメモリ19に格納された時間
情報を更新する。
【0035】ここで再生モードにおいて、この時間情報
は、前回のクリーニングから再生モードに保持されてい
る時間、すなわち前回のクリーニングから磁気テープ3
が巻き付けられた状態で回転ドラム8が回転している累
積時間が記録されるようになされ、その結果再生、一時
停止、早送り、巻き戻しの累積時間が記録される。
【0036】システム制御回路11は、この累積時間を
更新してステップSP12に移り、規定時間を越えたか
否か判断し、ここで否定結果が得られると、ステップS
P13に移ってこの処理手順を終了する。これに対して
この処理を何度か繰り返して累積時間が規定時間を越え
るようになると、ステップSP12において肯定結果が
得られることにより、システム制御回路11は、ステッ
プSP14に移り、規定の再生速度で再生を開始するタ
イミングか否か判断する。
【0037】すなわちこの種のカメラ一体型ビデオテー
プレコーダ1が再生モードに設定される場合は、撮影現
場にて撮影結果を確認するような場合が多く、このよう
な確認時においては、記録時の再生速度でビデオ信号S
Vを再生することになり、またこの確認時は、鮮明な画
像が求められることになる。これに対して早送り、巻き
戻しの場合にあっては、このような確認作業の頭出し等
に使用されることにより、それ程鮮明な画像が求められ
ない特徴がある。
【0038】これによりカメラ一体型ビデオテープレコ
ーダ1においては、このような確認開始の直前で磁気ヘ
ッドをクリーニングして、撮影結果を正しく判断できる
ようになされ、これによっても使用状況に則して適切に
クリーニングするようになされている。
【0039】なお記録モードにおいても、記録を開始す
る直前でクリーニングすれば、この実施の形態に比して
清浄な状態でビデオ信号SVを記録でき、またクリーニ
ングの頻度も低減できると考えられる。ところがこの場
合、貴重な撮影の機会が到来して記録を開始した場合も
考えられ、この場合クリーニングを待って記録を開始し
たのでは、この貴重な撮影の機会を失う恐れがある。こ
れによりこの実施の形態では、再生時においては、再生
開始の直前で、この種の機会損失の恐れのある記録時に
おいては、一時停止の状態で、磁気ヘッドをクリーニン
グする。
【0040】かくしてシステム制御回路11は、このス
テップSP14において記録時の磁気テープ走行速度に
よる再生開始か否か判断し、ここで否定結果が得られる
とステップSP14を繰り返す。これに対してシステム
制御回路11は、ステップSP14において、肯定結果
が得られると、ステップSP15に移り、クリーニング
機構14を駆動した後、再生動作を開始し、これにより
サーボ回路10がサーボロックの状態を形成する前にク
リーニングを完了する。さらにシステム制御回路11
は、このステップSP15において、続いてメモリ19
の累積時間をクリヤした後、ステップSP13に移って
この処理手順を完了する。
【0041】以上の構成において、カメラマンがこのカ
メラ一体型ビデオテープレコーダ1の動作モードを記録
モードに設定すると、テープカセット7より磁気テープ
3が引き出されて回転ドラム8に巻き付けられ、この状
態で一時停止の状態が形成される。さらにカメラマンが
スタート/ストップの操作子の操作すると、これに応動
して、記録、一時停止の動作が繰り返され、カメラマン
の所望するシーンが磁気テープ3に記録される。
【0042】このようにして記録、一時停止の処理を実
行している際に、カメラ一体型ビデオテープレコーダ1
おいては、タイマ18により一定時間経過する毎にシス
テム制御回路11に時間経過が通知され、これに応動し
てシステム制御回路11によりメモリ19の累積時間が
更新され、これにより磁気テープ3を巻き付けた状態で
回転ドラム8が回転している時間が計測される。
【0043】このカメラ一体型ビデオテープレコーダ1
では、累積時間が規定時間になる毎に、一時停止の状態
を待って、システム制御回路11によりクリーニング機
構14が駆動されて磁気ヘッドがクリーニングされ、こ
れにより事前にクリーニングされた状態でビデオ信号S
Vが記録される。
【0044】これに対してカメラマンがこのカメラ一体
型ビデオテープレコーダ1の動作モードを再生モードに
設定すると、テープカセット7より磁気テープ3が引き
出されて回転ドラム8に巻き付けられ、ビデオ信号SV
の再生が開始される。この状態でカメラマンが、一時停
止、早送り、巻戻し等の操作子を押圧操作すると、各操
作子の操作に応動して磁気テープ3の走行速度等が切り
換えられる。
【0045】このようにして再生モードの処理を実行し
ている際に、カメラ一体型ビデオテープレコーダ1にお
いては、タイマ18により一定時間経過する毎にシステ
ム制御回路11に時間経過が通知され、これに応動して
システム制御回路11によりメモリ19の累積時間が更
新され、磁気テープ3を巻き付けた状態で回転ドラム8
が回転している時間が記録モードの場合と同様に計測さ
れる。
【0046】さらにこの累積時間が規定時間になる毎
に、記録時の磁気テープ走行速度による再生開始を待っ
て、システム制御回路11によりクリーニング機構14
が駆動され、これにより磁気ヘッドがクリーニングされ
て、鮮明な画像により撮影結果を確認することができ
る。
【0047】以上の構成によれば、磁気テープが巻き付
けられた状態で回転ドラムが回転する時間を計測し、こ
の時間が規定時間になると、記録モードにおいては、一
時停止を待って、再生時は、記録時の速度による再生開
始を待って、磁気ヘッドをクリーニングすることによ
り、使用状況に応じた適切なタイミングで磁気ヘッドを
クリーニングすることができる。
【0048】すなわち事前にクリーニングした磁気ヘッ
ドにより、貴重な撮影機会を鮮明に記録することがで
き、また記録、一時停止が繰り返される場合でも、記録
の処理に影響を与えることなくクリーニングすることが
でき、また不必要なクリーニングを有効に回避してクリ
ーニング材の寿命も延長することができる。また再生時
にあっては、鮮明な画像により撮像結果を確認すること
ができる。
【0049】なお上述の実施の形態においては、本発明
をカメラ一体型ビデオテープレコーダに適用した場合に
ついて述べたが、本発明はこれに限らず、据え置き型の
ビデオテープレコーダ等、種々の磁気記録再生装置に広
く適用することができる。なおこれらの磁気記録再生装
置においては、編集用に使用されるものもあり、この場
合は記録時の速度により再生する直前でクリーニングす
る場合に限らず、例えばコマ送り再生する場合のよう
に、記録時の速度に比して規定範囲の再生速度で再生を
開始するタイミングで磁気ヘッドをクリーニングすれば
よい。
【0050】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、磁気テー
プを巻き付けて回転ドラムが回転する時間を基準にし
て、記録時は一時停止状態で、再生時は再生開始直前の
タイミングで磁気ヘッドをクリーニングすることによ
り、使用状況に則して適切かつ事前に磁気ヘッドをクリ
ーニングすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るカメラ一体型ビデオ
テープレコーダを示すブロック図である。
【図2】図1のカメラ一体型ビデオテープレコーダのク
リーニング機構を示す断面図である。
【図3】図1のカメラ一体型ビデオテープレコーダのシ
ステム制御回路の記録モードにおける動作の説明に供す
るフローチャートである。
【図4】図1のカメラ一体型ビデオテープレコーダのシ
ステム制御回路の再生モードにおける動作の説明に供す
るフローチャートである。
【符号の説明】
1 カメラ一体型ビデオテープレコ
ーダ 3 磁気テープ 8 回転ドラム 11 システム制御回路 14 クリーニング機構 18 タイマ 19 メモリ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転ドラムに巻き付けられて規定の走行
    速度で走行する磁気テープに順次斜めに記録トラックを
    形成し、前記記録トラックに映像信号を記録する磁気記
    録再生装置において、 前記回転ドラムにクリーニング材を接触させて、前記回
    転ドラムに搭載された磁気ヘッドをクリーニングするク
    リーニング機構と、 前記クリーニング機構を駆動する制御手段とを有し、 前記制御手段は、 前記磁気テープを巻き付けて前記回転ドラムが回転する
    時間を積算し、該積算の時間が規定時間になる毎に、記
    録の動作を一時停止している期間で、前記クリーニング
    機構を駆動することを特徴とする磁気記録再生装置。
  2. 【請求項2】 回転ドラムに巻き付けられて規定の走行
    速度で走行する磁気テープより、前記磁気テープに記録
    された映像信号を再生する磁気記録再生装置において、 前記回転ドラムにクリーニング材を接触させて、前記回
    転ドラムに搭載された磁気ヘッドをクリーニングするク
    リーニング機構と、 前記クリーニング機構を駆動する制御手段とを有し、 前記制御手段は、 前記磁気テープを巻き付けて前記回転ドラムが回転する
    時間を積算し、該積算の時間が規定時間になる毎に、前
    記映像信号を記録した速度に対して規定の範囲の再生速
    度で前記映像信号の再生を開始する直前で、前記クリー
    ニング機構を駆動することを特徴とする磁気記録再生装
    置。
JP19105695A 1995-07-05 1995-07-05 磁気記録再生装置 Pending JPH0922514A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19105695A JPH0922514A (ja) 1995-07-05 1995-07-05 磁気記録再生装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19105695A JPH0922514A (ja) 1995-07-05 1995-07-05 磁気記録再生装置

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JPH0922514A true JPH0922514A (ja) 1997-01-21

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JP19105695A Pending JPH0922514A (ja) 1995-07-05 1995-07-05 磁気記録再生装置

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JP (1) JPH0922514A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6654194B1 (en) 2000-08-04 2003-11-25 Hitachi, Ltd. High reliability magneto-resistive head cleaning system
KR100819107B1 (ko) * 2004-11-15 2008-04-03 레디언트 옵토-일렉트로닉스 코포레이션 직접 배면광 모듈에 사용되는 확산기
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