JP2794159B2 - 車両搭載型交通誘導ロボット - Google Patents

車両搭載型交通誘導ロボット

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JP2794159B2
JP2794159B2 JP6076993A JP7699394A JP2794159B2 JP 2794159 B2 JP2794159 B2 JP 2794159B2 JP 6076993 A JP6076993 A JP 6076993A JP 7699394 A JP7699394 A JP 7699394A JP 2794159 B2 JP2794159 B2 JP 2794159B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は車両搭載型交通誘導ロ
ボットに関し、特に、車両の荷台に搭載され、任意の作
業現場に移動可能であって、道路片側車線で車両を片側
交互通行させるための誘導を行なうような車両搭載型交
通誘導ロボットに関する。
【0002】
【従来の技術】社会資本の充実を図り、生活大国を目指
す我が国では、道路を掘削して、地中に電線,水道管,
ガス管,下水管などを埋設する工事がますます多くな
り、自動車を安全に誘導するガードマンの必要性は一層
高まりつつある。
【0003】現状では、一方の片側車線で工事を行なっ
ているとき、他方の片側車線で交互に自動車を円滑に走
行させるために、二人のガードマンが一方の片側車線と
他方の片側車線上で、手旗と口頭で自動車の誘導を行な
い、未然に事故の発生の防止にあたっている、しかしな
がら、多数の車の中には、前方不注意,飲酒運転,居眠
り運転などでガードマンに衝突する事故が全国各地で発
生している。一方、ガードマン自身も高齢化しているた
め、夜間における事故は今後ますます増加するものと予
想される。
【0004】このような状況に鑑み、ロボットを用いて
車両の進行および停止を誘導するためのロボット型交通
誘導機が実開平5−12999号公報において提案され
ている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
提案されたロボット型交通誘導機は、作業現場で据置く
据置き型であり、しかも重量が比較的重く、他の作業現
場へ移動するときには、クレーンなどで吊り上げてトラ
ックの荷台に搭載する必要があり、他の作業現場でも同
様にしてクレーンで吊り上げて設置する必要があり、設
置作業が煩雑になるという欠点がある。
【0006】それゆえに、この発明の主たる目的は、任
意の作業現場に移動可能であって、しかもクレーンなど
を用いることなく人手で据え付けを容易に行なうことの
できるような車両搭載型交通誘導ロボットを提供するこ
とである。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
車両の荷台に搭載され、道路の作業現場に移動可能であ
って、道路片側車線で車両を片側交互通行させるための
誘導を行なう車両搭載型交通誘導ロボットであって、車
両の荷台上に設けられかつ後部側で下方に折り曲げられ
た一対の平行なレールと、回動可能な左腕および右腕を
有する等身大のロボット本体と、ロボット本体の背面側
に設けられ、車両の荷台に搭載したとき、ロボット本体
を平行なレールに沿って水平状態に寝かせ、引出したと
きロボット本体を下方に折り曲げられたレールに沿って
垂直に直立させるための引出し機構と、直進と停止とを
指令するための指令手段と、ロボット本体が直立してい
るときに指令手段からの指令に応じて、ロボット本体の
左腕および右腕を回動させるための駆動手段を備えて構
成される。
【0008】請求項2に係る発明では、さらに車両の荷
台に設けられ、直進,停止を表示するための電光表示盤
を含む。
【0009】請求項3に係る発明では、請求項1の引出
し機構は、ロボット本体の背面に設けられるL字型のフ
レームと、フレームの両側に設けられ、レール上を回転
する車輪とを含む。
【0010】
【作用】この発明に係る車両搭載型交通誘導ロボット
は、ロボット本体の背面側に設けられた引出し機構によ
り、ロボット本体を車両の荷台に搭載したとき、ロボッ
ト本体を平行なレールに沿って水平状態に寝かせ、引出
したときロボット本体を下方に折り曲げられたレールに
沿って垂直に直立させ、指令手段からの指令に応じて、
ロボット本体の左腕および右腕を回動させて、車両を片
側交互通行させる。
【0011】
【実施例】図1はこの発明の一実施例の側面図であり、
図2は同じく平面図であり、図3は背面図である。
【0012】この実施例では、交通誘導するための等身
大の人形の形をしたロボット本体1がトラック2の荷台
3上に搭載されて移動が容易にされている。すなわち、
ロボット本体1は、左右の腕21,22を回動させて車
両の直進,停止を指示するものであり、移動時には荷台
3上に寝かされ、設置時には単に人手で引出すだけで垂
直に直立するように設置される。このため、荷台3上に
は1対の平行なレール4,5が設置されており、レール
4,5の後端側は下方に直角に折り曲げられている。こ
のレール4,5上をロボット本体1が水平に移動し、引
出したときにはロボット本体1が垂直に直立させるため
の引出し機構6が設けられる。この引出し機構6はロボ
ット本体1の背面に取付けられるL字状のパイプフレー
ム61,62と、パイプフレーム61,62の長手方向
先端に直交するように取付けられるパイプ63と、パイ
プフレーム61,62の中央部に直交するように取付け
られるパイプ64と、パイプ64内に挿入されるパイプ
65とを含む。パイプ63の両端にはレール4,5上を
回転する車輪8,8が取付けられており、パイプ65の
両端にも同様にして車輪9,9が取付けられている。レ
ール4,5の下方に直角に折り曲げられた先端部には、
U字状に折り曲げられたレール10が挿入されていて、
その挿入部付近にストッパ11が設けられている。
【0013】ロボット本体1を直立させるときには、レ
ール4,5の後端側にレール10を挿入し、パイプフレ
ーム61,62の短手部分を手で握り、後方に引っ張る
と車輪8,9がレール4,5上を回転し、ロボット本体
1が後方に移動する。レール4,5の後端は下方に折り
曲げられているため、車輪9がレール4,5の後端に到
達したときにパイプフレーム61,62の短手部分を下
方に押し下げると、ロボット本体1が下方に折り曲げら
れたレール4,5に沿って下方に移動し、先端の車輪8
がレール4,5から離れ、ロボット本体1の腰の付近を
中心として回動し、ロボット本体1が垂直に直立する。
車輪9はストッパ11によって係止され、それよりも下
側に移動しない。パイプフレーム61,62の中央部に
取付けられたパイプ64はパイプ65に沿って左右に移
動できるので、ロボット本体1を横方向に移動できる。
【0014】ロボット本体1を移動させるときには、パ
イプフレーム61,62の短手部分を手に持って押し上
げると、車輪9がレール4,5の下方に折り曲げられた
部分から水平な部分に移動し、さらに押し上げるとパイ
プフレーム61,62の先端の車輪7がレール4,5に
当接する。そして、パイプフレーム61,62の短手部
分を前部に押すと、車輪8,9はレール4,5上を回転
し、ロボット本体1が水平状態となって、荷台3上に寝
かされた状態で搭載される。
【0015】また、荷台3上には電光表示盤20とフー
ド23とが設けられており、電光表示盤20に「進
め」,「停止」の表示が行なわれる。また、電光表示盤
20の下部には、誘導すべき車両の進む方向を示す矢印
表示器24,25と、工事中であることを示す表示器2
6とが設けられている。さらに、表示器24,25,2
6の背面、すなわち車両2の前方側にはロボット本体1
および電光表示盤20を制御するための制御部30が収
納されている。
【0016】図4は制御部の一例を示すブロック図であ
る。図4において、リモコン31は「直進」,「停止」
を指令するものであって、コントローラ32に有線で接
続されるが、これに限ることなく赤外発光ダイオードを
点滅させてもよい。コントローラ32には左腕サーボモ
ータ33と右腕サーボモータ34とアンプ35とが接続
される。左腕サーボモータ33、右腕サーボモータ34
はそれぞれロボット本体1に内蔵され、左腕21と右腕
22とを個別的に回動させる。アンプ35はスピーカ3
6に接続され、スピーカ36はロボット本体1の内部に
取付けられ、ドライバに対して直進,停止を音声によっ
て案内する。電光表示盤20はコントローラ32の制御
によって、直進,停止を表示する。
【0017】図5はこの発明の一実施例の動作を説明す
るためのフローチャートであり、図6および図7はロボ
ット本体1による直進,停止を示す左腕,右腕の動作を
示す図である。
【0018】次に、図4〜図7を参照して、交通誘導ロ
ボットによる直進,停止の動作について説明する。図6
に示すようにロボット本体1に向かって左側に自動車を
誘導する場合、リモコン31から進み指令が与えられる
と、コントローラ32が左腕サーボモータ33と右腕サ
ーボモータ34に駆動信号を与え、右腕22を左足に沿
うところまで90度下げつつかつ左腕21を頭上から約
180度旋回させ、左足前の所まで降ろしてきて、約9
0度の角度で左右へ繰り返し振らせる。その後、コント
ローラ32は電光表示盤20に制御信号を与えて、「進
め」の表示を点灯させる。さらに、コントローラ32は
アンプ35を介してスピーカ36から「どうぞお進み下
さい」の音声をアナウンスさせる。
【0019】リモコン31から停止指令を与えると、コ
ントローラ32は左腕サーボモータ33と右腕サーボモ
ータ34に駆動信号を与え、右腕22を水平に上げ、左
腕21を頭上で左右に振らせる。そして、電光表示盤2
0に制御信号を与え、「止まれ」を表示させ、さらにア
ンプ35を介してスピーカ36から「止まって下さい」
の音声をアナウンスさせる。
【0020】なお、図6に示した例では、ロボット本体
1の右腕22に旗27を持たせ、左腕21に懐中電灯2
8を持たせるようにしている。しかし、旗27と懐中電
灯28とを左右逆に持たせることもできる。すなわち、
図6に示した例では、図6に向かって左側で車両を誘導
させているが、図7に示すように、図7において右側に
車を誘導させる場合には、右腕22に懐中電灯28を持
たせ、左腕21に旗27を持たせるようにすればよい。
【0021】なお、一方の片側車線で作業していると
き、他方の片側車線で車を相互に片側通行させる必要が
あるが、作業現場の両側にこの発明の一実施例の車両搭
載型交通誘導ロボットを配置しておき、一方で進めの誘
導を行ない、他方で停止の誘導を行なうようにすればよ
い。このとき、1人のガードマンが2台の車両搭載型交
通誘導ロボットのリモコンを操作するようにすれば省力
化に寄与できる。
【0022】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、車両
の荷台に一対の平行なレールを設け、ロボット本体を搭
載するときには、平行なレール上に沿ってロボット本体
を水平状態に寝かせ、設置するときには引出し機構を引
出してロボット本体を下方に折り曲げられたレールに沿
って垂直に直立させるだけでよく、従来のようにクレー
ンなどを用いることなく、人手による簡単な操作でロボ
ット本体を容易に車両に搭載したり、設置したりするこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例の側面図である。
【図2】この発明の一実施例の平面図である。
【図3】この発明の一実施例の背面図である。
【図4】この発明の一実施例のブロック図である。
【図5】この発明の一実施例の具体的な動作を説明する
ためのフローチャートである。
【図6】ロボット本体の右側に車両を誘導させるときの
直進,停止を示す左腕,右腕の動作を示す図である。
【図7】ロボット本体の左側に車両を誘導させるときの
直進,停止を示す左腕,右腕の動作を示す図である。
【符号の説明】
1 ロボット本体 2 車両 3 荷台 4,5 レール 6 引出し機構 8,9 車輪 10 レール 11 ストッパ 20 電光表示盤 30 制御部 31 リモコン 32 コントローラ 33 左腕サーボモータ 34 右腕サーボモータ 35 アンプ 36 スピーカ 61,62 パイプフレーム 63,64,65 パイプ

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の荷台に搭載され、道路の作業現場
    に移動可能であって、道路片側車線で車両を片側交互通
    行させるための誘導を行なう車両搭載型交通誘導ロボッ
    トであって、 前記車両の荷台上に設けられ、かつ後部側で下方に折り
    曲げられた一対の平行なレール、 回動可能な左腕および右腕を有する等身大のロボット本
    体、 前記ロボット本体の背面側に設けられ、前記車両の荷台
    に搭載したとき、前記ロボット本体を前記平行なレール
    に沿って水平状態に寝かせ、引出したとき前記ロボット
    本体を前記下方に折り曲げられたレールに沿って垂直に
    直立させるための引出し機構、 直進と停止とを指令するための指令手段、および前記ロ
    ボット本体が直立しているときに前記指令手段からの指
    令に応じて、前記ロボット本体の左腕および右腕を回動
    させるための駆動手段を備えた、車両搭載型交通誘導ロ
    ボット。
  2. 【請求項2】 前記車両の荷台に設けられ、直進,停止
    を表示するための電光表示盤を含む、請求項1の車両搭
    載型交通誘導ロボット。
  3. 【請求項3】 前記引出し機構は、 前記ロボット本体の背面に設けられるL字型のフレーム
    と、 前記フレームの両側に設けられ、前記レール上を回転す
    る車輪とを含む、請求項1の車両搭載型交通誘導ロボッ
    ト。
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